JP4196499B2 - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍室の上方に少なくとも1つの冷蔵室を配置した冷気強制循環型の冷凍冷蔵庫に関し、特に、各室へ分配される冷気風量の制御方法の簡易化、更に省エネ化に有効な通風構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図28および図29は、冷凍室の上方に冷蔵室が配置されている従来の冷気強制循環型の冷凍冷蔵庫の一例を示し、図28はこのような従来の冷凍冷蔵庫の要部を簡略化して示す断面図、図29は図28の冷凍冷蔵庫の冷気循環を説明する図である。このような冷凍冷蔵庫は、例えば特開平9−159341号公報に開示されいる。
冷凍冷蔵庫の外箱51と内箱52との間に断熱層53を充填し、圧縮機54、凝縮器55、冷却器56等からなる冷凍サイクルと、冷凍室57や冷凍室より温度が高い野菜室などの冷蔵室58といった貯蔵室などより構成されている。57aは冷凍室上段ケース、57bは冷凍室下段ケース、59は冷凍室扉、59aは冷凍室上段扉、59bは冷凍室下段扉である。1は冷却器56と冷凍室57の間で冷却器56側に配置された第1の仕切板、2は第1の仕切板1と間隙を有して冷凍室57側に配置され吐出グリル8を有する第2の仕切板であり、これら第1と第2の仕切板1と2によって冷凍室57に冷気を導くための冷気ダクトを形成している。3は冷却器56の上方に配置されたファン、7は配送ダクトであり、冷凍室57の上方にある冷蔵室58へ冷気を送るための冷蔵ダクト60につながっている。50は冷気案内板であり、第1と第2の仕切板1と2に亘って配置されている。
【0003】
ファン3による冷気は、図29に矢印で示すように、その大部分が各冷凍室57a,57bへ、残りが冷気案内板50により配送ダクト7から冷蔵ダクト60に分配される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように構成された従来の冷凍冷蔵庫においては、ファン3よりも上方位置にある冷蔵室ダクト60へ分配される冷気量は主にファン3下方の冷凍室57への冷気通路の断面積に支配され、ファン3の能力を変更しないで冷凍室57よりも上方にある冷蔵室58の容積を増大したり冷蔵室内に温度の低い部屋を設けたりする場合には、前記ファン3下方の冷凍室57への冷気通路の断面積を狭めるか、あるいは冷蔵ダクト60へ冷気を誘導する冷気案内板50をファン3の周囲にまで伸ばさなければならない。
しかしながら、冷凍室57への冷気通路の断面積を狭めることは、通風抵抗を増大させることによって冷凍室57への風量を低下させて冷蔵ダクト60へ分配される冷気量を増やすものであり、通風抵抗の増大により冷凍室57、冷蔵室58への冷気量総和も低下する。これは、冷蔵庫の各部屋温度がある設定温度以下になると運転を休止し、また設定温度を超えると運転を再開させている現在のシステムにおいては、各部屋の温度低下速度が遅くなり、運転期間が長くなるために電力量の増大へと結び付く。
また、冷気案内板50を伸ばすことはファン3下方の冷凍室57への冷気通路の一部を塞ぐことになり、冷気通路がファン3に対して配送ダクト7とは逆側へ偏るため、冷凍室57内に冷却ムラが生じる。これは、冷凍室57内での最高温度部がある設定温度以下となるように動作設定している冷凍冷蔵庫のシステムにおいては、過冷却域が発生するために前記通風抵抗の増大の場合と同様に消費電力量の増大につながる。
【0005】
本発明は、上記のような従来のものの問題点を解決するためになされたもので、冷凍室上方に設置された冷蔵室へ分配される冷気風量と冷凍室へ分配される冷気風量との分配率を、冷凍室への冷気の偏りおよび風路抵抗を抑えつつ制御することができる冷凍冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の構成に係る冷凍冷蔵庫は、冷凍室、冷凍室の上方に配置された少なくとも1つの冷蔵室、冷凍室の背面に配置された第1の仕切板とこれと間隙を有して冷凍室側に配置され吐出グリルを有する第2の仕切板とによって形成され、冷凍室に冷却器からの冷気を導くための冷気ダクト、第1の仕切板の背面であって冷却器の上方に配置され、冷気ダクトの上部へ冷却器からの冷気を送る軸流ファン、冷気ダクトの上部でかつ軸流ファンの側方に、冷蔵室へ冷気を送るための配送ダクト、および第1および第2の仕切板に亘って軸流ファンの下方から配送ダクトの方へ延びる部分と軸流ファンの下方から配送ダクトの反対の方へ延びる部分とを有する冷気分配量制御板を備え、吐出グリルは、冷気分配量制御板の下方に設けられ、冷気分配量制御板は、軸流ファンの下方に冷気分配量制御板の一部を切り欠く切欠きまたは冷気分配量制御板を少なくとも2つに分断する分断部を有するとともに端部、切欠きまたは分断部に下方へ延びる分岐制御板を有するものである。
【0007】
本発明の第2の構成に係る冷凍冷蔵庫は、切欠きは、第1の仕切板側または第2の仕切板側に設けられているものである。
【0008】
本発明の第3の構成に係る冷凍冷蔵庫は、冷気分配量制御板と分岐制御板との間は、埋められている形状であるものである。
【0009】
本発明の第4の構成に係る冷凍冷蔵庫は、吐出グリルは、冷気分配量制御板の下方に設けられた第一の吐出グリルと第一の吐出グリルの下方に設けられた第二の吐出グリルとを有し、切欠きは、第2の仕切板側に設けられ、分岐制御板は、第2の仕切板に面するように切欠きに設けられているものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による冷凍冷蔵庫の要部を示す断面図、図2は本発明の実施の形態1による冷凍冷蔵庫の要部を切り出して示す斜視図、図3は図2の正面図、図4は図2を上から見た平面図、図5は図3の要部をさらに拡大して示し、冷気分配量制御板に沿って流れる冷気の様子を示す説明図、図6は図2を平面Aで切断した断面図である。
本実施の形態による冷凍冷蔵庫は、外箱51と内箱52との間に断熱層53を充填し、圧縮機54、凝縮器55、冷却器56等からなる冷凍サイクルと、冷凍室57や冷蔵室(図示せず)といった貯蔵室などより構成されている。また、本実施の形態では冷却器56は冷凍室57の背面に配置されている。なお、本発明で冷蔵室とは、冷凍室57より温度が高い部屋であり、一般に冷蔵室と呼ばれている部屋や、野菜室、チルド室などのことである。本実施の形態ではこれらの3部屋がすべて冷凍室57の上方に設けられている場合について説明するが、これらの部屋のうちの少なくとも1つが冷凍室57の上方に設けられている場合でも本発明を適用することができる。これは以下の各実施の形態においても同様である。
【0011】
57aは冷凍室上段ケース、57bは冷凍室下段ケース、57cは冷凍室上段ケース57aのさらに上に設けられた冷凍室最上段ケースである。59は冷凍室扉であり、59a、59b、59cはそれぞれのケース57a、57b、57cの扉である。1は冷凍室57の背面すなわち冷却器56と冷凍室57の間で冷却器56側に配置された第1の仕切板、2は第1の仕切板1と間隙を有して冷凍室57側に配置され吐出グリル8を有する第2の仕切板であり、これら第1と第2の仕切板1と2によって冷凍室57に冷気を導くための冷気ダクトを冷却器56前方に形成している。8aは冷凍室上段ケース57aへの吐出グリル、8bは冷凍室下段ケース57bへの吐出グリル、8cは冷凍室最上段ケース57cへの吐出グリルである。なお、図3ではファン3や冷気分配制御板5と重なるため冷凍室最上段ケース57cへの吐出グリル8cを省略して示しており、図4においても同様に冷凍室最上段ケース57cへの吐出グリル8cを省略して示している。以下の各実施の形態においても、特に断らないで冷凍室最上段ケース57cへの吐出グリル8cを省略して示す場合がある。
【0012】
9は吸い込みグリルである。3は冷気ダクトの上部へ冷却器56からの冷風を送るファンであり、本実施の形態では冷却器56の上方に配置されている。7は冷凍室57の上方にある冷蔵室へ冷気を送るための配送ダクトであり、冷気ダクトの上部でかつファン3の側方に配置されている。5は冷気分配量制御板であり、ファン3の下方から配送ダクト7の方へ延びる部分(以下、配送ダクト側冷気分配量制御板と称す)5aとファン3の下方から配送ダクト7と反対の方へ延びる部分(以下、反配送ダクト側冷気分配量制御板と称す)5bとを有しており、第1と第2の仕切板1と2に亘って配置されている。また、反配送ダクト側冷気分配量制御板5bには第2の仕切板2側に切欠き5cが設けられている。101は冷凍室57の上方にある冷蔵室への冷気の流れを示す矢印、102は上段の冷凍室57aへの冷気の流れを示す矢印、103は下段の冷凍室57bへの冷気の流れを示す矢印、104はファン3の回転方向を示す矢印、105は冷気ベクトルを示す矢印、107は最上段の冷凍室57cへの冷気の流れを示す矢印である。
【0013】
このように構成されたものにおいて、ファン3によって冷却器56から第1と第2の仕切板1と2によって形成された冷気ダクトへ送り込まれる冷気は、その一部が矢印102,103,107に示すように冷凍室57へ、残りは冷気分配量制御板5に沿って配送ダクト7へと導かれるが、反配送ダクト側冷気分配量制御板5bには切欠き5cが設けられているので、切欠き5cを通る冷気が切欠き5cより下方にある冷凍室上段ケース57aおよび冷凍室下段ケース57bへと流れることができ、冷凍室上段ケース57aおよび冷凍室下段ケース57bへの冷気通路を塞いでしまうことなしに、冷気分配量制御板5をファン3周囲に沿って長く設けることが可能であり、配送ダクト7へ導く冷気量を増大させることができる。
すなわち、反配送ダクト側冷気分配量制御板5bに切欠き5cを設けることで切欠き5cから冷気を冷凍室上段ケース57aおよび冷凍室下段ケース57b側へ分流することができる他、ファン3まわりの旋回成分をもつ冷気を自身に沿わせて配送ダクト側冷気分配量制御板5aへと誘導させることで配送ダクト7へと導く冷気量を増大させることができる。なお、このとき反配送ダクト側冷気分配量制御板5bはファン3まわりの冷気ベクトルに対し並行形状により近くとることが反配送ダクト側冷気分配量制御板5bの風路抵抗を押さえるために必要であり、図5に示すように冷気ベクトル106と反配送ダクト側冷気分配量制御板5bのなす角θを例えば60度以下とするとよい。
【0014】
このように、切欠き5cを設けて風路を残すことによって、冷気分配量制御板5の下方にある冷凍室57すなわち冷凍室上段ケース57aおよび冷凍室下段ケース57bへの冷気通路が確保されており、冷凍室57の上方にある冷蔵室と、冷気分配量制御板5の下方にある冷凍室上段ケース57aおよび冷凍室下段ケース57bと、冷気分配量制御板5の上方にある冷凍室最上段ケース57cとのそれぞれへの冷気の分配量は冷気分配量制御板5の位置すなわち長さや設置角度等のほか、切欠き5cの位置や大きさによって自由にかつ簡易に調節できる。
なお、切欠き5cを配送ダクト側冷気分配量制御板5aにも設けてもよいのは言うまでもなく、これは以下の各実施の形態においても同様である。
【0015】
なお、図2、図4および図6では切欠き5cを第2の仕切板2側に設けた場合について図示したが、図7に示すように第1の仕切板1側に設けてもよい。
【0016】
なお、上記実施の形態では冷凍室57には冷凍ケースが3段設けられており、冷凍室最上段ケース57cが冷気分配量制御板5の上方にある場合について示したが、冷凍ケースは少なくとも1段設けられていればよく、冷気分配量制御板5を冷凍ケースより上方に配置し、冷気分配量制御板5の位置や切欠き5cの位置および大きさを調節することにより、冷凍室上方に設置された冷蔵室へ分配される冷気風量と冷凍室57へ分配される冷気風量との分配率を、冷凍室57への冷気の偏りおよび風路抵抗を抑えつつ制御することができる。これは、以下の各実施の形態においても同様である。
【0017】
実施の形態2.
図8は本発明の実施の形態2による冷凍冷蔵庫の要部を拡大して示す斜視図、図9は本発明の実施の形態2による冷凍冷蔵庫の要部を上から見た平面図である。本実施の形態では切欠き5cの形状のみが実施の形態1と異なり、他の部分は実施の形態1と同様である。
ファン3の中心軸直下近傍では、冷気ベクトルはファン3の回転方向成分のほかに反配送ダクト側冷気分配量制御板5bによっても水平方向に規制されているため冷気分配量制御板5より下にある冷凍室57すなわち冷凍室上段ケース57aおよび冷凍室下段ケース57bへ流れる冷気量が低下する。そこで、このファン3の中心軸直下近傍部分を大きく切り欠くことで風路抵抗を低下させ局所的に冷凍室上段ケース57aおよび冷凍室下段ケース57b側に冷気を誘因し、冷気通路の幅方向(図9に矢印Wで示す方向)の風量を均一化させることができる。なお、図8および図9では第2の仕切板2との間に切欠き5cを設けた場合について示したが、図10および図11に示すように第1の仕切板1との間に切欠き5cを設けてもよく、この場合にも同様の効果が得られる。図10は冷凍冷蔵庫の要部を拡大して示す斜視図、図11は冷凍冷蔵庫の要部を上から見た平面図である。
【0018】
実施の形態3.
図12は本発明の実施の形態3による冷凍冷蔵庫の要部を切り出して示す斜視図、図13は図12の正面図、図14は図12を上から見た平面図である。他の部分の構成は実施の形態1と同様である。なお、図12〜図14では最上段の冷凍ケースへの吹き出しグリルは図示していない。
図において、5dは冷気分配量制御板5に設けた分断部切欠きであり、この分断部切欠き5dによって冷気分配量制御板5はファン3の下方で配送ダクト側冷気分配量制御板5aと反配送ダクト側冷気分配量制御板5bの2つに分断されている。
【0019】
このように構成されたものにおいては、配送ダクト側冷気分配量制御板5aと反配送ダクト側冷気分配量制御板5bを分断しても、反配送ダクト側冷気分配量制御板5bによってファン3まわりの冷気は配送ダクト側冷気分配量制御板5aへと方向づけられるため、冷凍室57の上方に配置された冷蔵室へつながる配送ダクト7へと導く冷気量を増大させることができるほか、実施の形態2の場合と同様に、分断部切欠き5dを設けることにより配送ダクト側冷気分配量制御板5aの真下の冷気ダクトへの冷気量を補い、冷凍室上段ケース57aおよび冷凍室下段ケース57b内へ吹き出す幅W方向の風量を均一化させることができる。また、例えば冷凍庫内に40℃というような高い温度の冷凍保存したい材料が投入され、冷気分配量制御板5に水滴が付着するような場合があっても、分断箇所から水滴を落下させることができるので、水滴が氷結して冷気分配量制御板5の表面形状が変化するのを防止することができる。さらに、冷気分配量制御板5を分断することで第1と第2の仕切板1と2を組み合わせる工程の作業性も向上できる。
なお、分断部切欠き5dは必ずしもファン3の回転軸の真下に設けなくてもよく、ファン3の下方に設けられていればよい。また、その数も1つに限るものではない。
【0020】
なお、図12および図14では第1の仕切板1との間に切欠き5cを設けた場合について示したが、切欠き5cは第2の仕切板2との間に設けてもよく、この場合にも同様の効果が得られる。
さらに、図15〜図18に示すように、ファン3の下方に分断部切欠き5dを設けると共に、切欠き5cの形状をファン3の中心軸直下近傍を大きく切欠いた形状としてもよく、同様の効果が得られる。
なお、図15および図16は切欠き5cを第2の仕切板2の方に設けた場合、図17および図18は切欠き5cを第1の仕切板1の方に設けた場合をそれぞれ示し、図15および図17は要部を拡大して示す斜視図、図16および図18は要部を上から見た平面図である。
【0021】
実施の形態4.
図19は本発明の実施の形態4による冷凍冷蔵庫の要部を切り出して示す正面図である。図において、10は冷気分配量制御板5の端部に設けられ下方へ延びる分岐制御板すなわちリブであり、この図では反配送ダクト側冷気分配量制御板5bの配送ダクト7から遠い方の端部から下方へ向かって形成されている。
このように冷気分配量制御板5の端部にリブ10を形成することによって、冷気流をリブ10の方向へと偏向することができる。すなわち、リブ10の取付け角度によって冷気分配量制御板5より下にある吐出グリル8a,8bへ冷気を送る風路の幅方向での冷気風量を制御することができ、冷凍室上段ケース57aおよび冷凍室下段ケース57bへ吹き出す幅方向での冷気風量を制御することができる。これによって冷凍ケース内の温度分布を均一に制御することが可能であり、冷凍ケース内の温度分布の均一性は、冷凍ケース内のすべての点での温度がある一定温度以下となるように制御している現在のシステムにおいては、過冷却部分による電力ロスがなくなるために消費電力量を低減することができる。
さらに、リブ10を設けることによりリブ10を設けた部分近傍の反配送ダクト側冷気分配量制御板5bの真下に渦流が発生するのを抑制して冷気流の乱れを抑制することができる。
【0022】
なお、リブ10の形状は直線、曲線など自由に選択でき、さらに、図20に要部正面図で示すようにリブと冷気分配量制御板5の間が埋るような形状であれば、リブ10と冷気分配量制御板5で囲まれた空間に生じる渦気流の発生を抑制して冷気流の乱れを抑制することができるという効果を有する。
【0023】
実施の形態5.
図21は本発明の実施の形態5による冷凍冷蔵庫の要部を切り出して示す正面図である。上記実施の形態4ではリブ10を冷気分配量制御板5の端部に設けた場合について示したが、図21に示すように、リブ10を冷気分配量制御板5の分断部切欠き5dに設けてもよい。このように構成した場合にも、リブ10の取付け角度によって冷気分配量制御板5より下にある吐出グリル8a,8bへ冷気を送る風路の幅方向での冷気風量を制御することができ、上記実施の形態4と同様の効果が得られる。
なお、リブ10の形状は直線、曲線など自由に選択でき、さらに、図22に要部正面図で示すようにリブ10と冷気分配量制御板5の間が埋るような形状であれば、リブ10と冷気分配量制御板5で囲まれた空間に生じる渦気流の発生を抑制して冷気流の乱れをより抑制することができるという効果を有する。
なお、図21および図22ではリブ10を反配送ダクト側冷気分配量制御板5bに設けた場合について示したが、配送ダクト側冷気分配量制御板5aに設けてもよく、同様の効果が得られる。
【0024】
実施の形態6.
図23は本発明の実施の形態6による冷凍冷蔵庫の要部を切り出して示す正面図であり、図24は図23のB−B線断面図である。本実施の形態ではリブ10を切欠き5cに設けている。このように構成した場合には、リブ10の取付け角度によって冷気分配量制御板5より下にある吐出グリル8a,8bへ冷気を送る風路の奥行き方向での冷気風量を制御することができ、各吐出グリル8aと8bへの冷気の分配量を制御できる。
なお、リブ10の形状は直線、曲線など自由に選択でき、さらに、図25に要部断面図で示すようにリブ10と冷気分配量制御板5の間が埋るような形状であれば、リブ10と冷気分配量制御板5で囲まれた空間に生じる渦気流の発生を抑制して冷気流の乱れをより抑制することができるという効果を有する。
【0025】
なお、実施の形態4〜6で示した実施形態の幾つかを同時に実施してもよい。
【0026】
実施の形態7.
なお、冷気分配量制御板5に設ける切欠き5cの形状は上記各実施の形態で示したものに限るものではなく、例えば図26で示したような楕円形や、図27で示したような三角形であってもよい。図26および図27は冷凍冷蔵庫の要部を上から見た平面図である。
【0027】
また、上記各実施の形態では冷気分配量制御板5は、ファン3の下方から配送ダクト7の方へ延びる配送ダクト側冷気分配量制御板5aと、ファン3の下方から配送ダクト7と反対の方へ延びる反配送ダクト側冷気分配量制御板5bとを有している場合について示したが、少なくとも配送ダクト側冷気分配量制御板5aを有しており、これに切欠き5cが設けられていてもよく、この場合にも切欠き5cの位置および大きさを調節することにより冷凍室上方に設置された冷蔵室へ分配される冷気風量と冷凍室へ分配される冷気風量との分配率を、冷凍室への冷気の偏りおよび風路抵抗を抑えつつ制御することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、本発明の第1の構成によれば、冷凍室上方に設置された冷蔵室へ分配される冷気風量と冷凍室へ分配される冷気風量との分配率を、冷凍室への冷気の偏りおよび風路抵抗を抑えつつ制御することができる。また、冷気分配量制御板より下にある吐出グリルへ冷気を送る風路の幅方向または奥行き方向での冷気風量を制御することができる。さらに、渦流が発生するのを抑制して冷気流の乱れを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による冷凍冷蔵庫の要部を示す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1による冷凍冷蔵庫の要部を切り出して示す斜視図である。
【図3】 図2の正面図である。
【図4】 図2を上から見た平面図である。
【図5】 図3の要部をさらに拡大して示し、冷気分配量制御板に沿って流れる冷気の様子を示す説明図である。
【図6】 図2を平面Aで切断した断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態1による冷凍冷蔵庫の別の例を示す要部断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態2による冷凍冷蔵庫の要部を拡大して示す斜視図である。
【図9】 本発明の実施の形態2による冷凍冷蔵庫の要部を上から見た平面図である。
【図10】 本発明の実施の形態2による冷凍冷蔵庫の別の例の要部を拡大して示す斜視図である。
【図11】 本発明の実施の形態2による冷凍冷蔵庫の別の例の要部を上から見た平面図である。
【図12】 本発明の実施の形態3による冷凍冷蔵庫の要部を切り出して示す斜視図である。
【図13】 図12の正面図である。
【図14】 図12を上から見た平面図である。
【図15】 本発明の実施の形態3による冷凍冷蔵庫の別の例の要部を示す斜視図である。
【図16】 本発明の実施の形態3による冷凍冷蔵庫の別の例の要部を上から見た平面図である。
【図17】 本発明の実施の形態3による冷凍冷蔵庫の別の例の要部を示す斜視図である。
【図18】 本発明の実施の形態3による冷凍冷蔵庫の別の例の要部を上から見た平面図である。
【図19】 本発明の実施の形態4による冷凍冷蔵庫の要部を切り出して示す正面図である。
【図20】 本発明の実施の形態4による冷凍冷蔵庫の別の例の要部を切り出して示す正面図である。
【図21】 本発明の実施の形態5による冷凍冷蔵庫の要部を切り出して示す正面図である。
【図22】 本発明の実施の形態5による冷凍冷蔵庫の別の例の要部を切り出して示す正面図である。
【図23】 本発明の実施の形態6による冷凍冷蔵庫の要部を切り出して示す正面図である。
【図24】 図23のB−B線断面図である。
【図25】 本発明の実施の形態6による冷凍冷蔵庫の別の例の要部を切り出して示す断面図である。
【図26】 本発明の実施の形態7による冷凍冷蔵庫の要部を上から見た平面図である。
【図27】 本発明の実施の形態7による冷凍冷蔵庫の別の例の要部を上から見た平面図である。
【図28】 従来の冷凍冷蔵庫の要部を示す断面図である。
【図29】 従来の冷凍冷蔵庫の要部を切り出して示す正面図である。
【符号の説明】
1 第1の仕切板、 2 第2の仕切板、 3 ファン、 5 冷気分配量制御板、 5a 配送ダクト側冷気分配量制御板、 5b 反配送ダクト側冷気分配量制御板、 7 配送ダクト、 8,8a,8b,8c 吐出グリル、 9 吸い込みグリル、 10 リブ、 51 外箱、 52 内箱、 53 断熱層、 54 圧縮機、 55 凝縮器、 56 冷却器、 57 冷凍室、 57a,57b,57c 冷凍ケース、58 冷蔵室、 59,59a,59b,59c 冷凍室扉、 60 冷蔵室ダクト。
Claims (4)
- 冷凍室、
上記冷凍室の上方に配置された少なくとも1つの冷蔵室、
上記冷凍室の背面に配置された第1の仕切板とこれと間隙を有して冷凍室側に配置され吐出グリルを有する第2の仕切板とによって形成され、上記冷凍室に冷却器からの冷気を導くための冷気ダクト、
上記第1の仕切板の背面であって上記冷却器の上方に配置され、上記冷気ダクトの上部へ上記冷却器からの冷気を送る軸流ファン、
上記冷気ダクトの上部でかつ上記軸流ファンの側方に、上記冷蔵室へ冷気を送るための配送ダクト、
および上記第1および第2の仕切板に亘って上記軸流ファンの下方から上記配送ダクトの方へ延びる部分と上記軸流ファンの下方から上記配送ダクトの反対の方へ延びる部分とを有する冷気分配量制御板を備え、
上記吐出グリルは、上記冷気分配量制御板の下方に設けられ、
上記冷気分配量制御板は、上記軸流ファンの下方に上記冷気分配量制御板の一部を切り欠く切欠きまたは上記冷気分配量制御板を少なくとも2つに分断する分断部を有するとともに端部、上記切欠きまたは上記分断部に下方へ延びる分岐制御板を有することを特徴とする冷凍冷蔵庫。 - 上記切欠きは、上記第1の仕切板側または上記第2の仕切板側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の冷凍冷蔵庫。
- 上記冷気分配量制御板と上記分岐制御板との間は、埋められている形状であることを特徴とする請求項1に記載の冷凍冷蔵庫。
- 上記吐出グリルは、上記冷気分配量制御板の下方に設けられた第一の吐出グリルと上記第一の吐出グリルの下方に設けられた第二の吐出グリルとを有し、
上記切欠きは、上記第2の仕切板側に設けられ、
上記分岐制御板は、上記第2の仕切板に面するように上記切欠きに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の冷凍冷蔵庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30536799A JP4196499B2 (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | 冷凍冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
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