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JP4196860B2 - 時刻データ受信装置及びプログラム - Google Patents
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JP4196860B2 - 時刻データ受信装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は時刻データ受信装置に関し、例えば腕装着型の電波時計に適用して好適なものである。
現在我が国(日本)では、時刻データ即ちタイムコード入りの40kHz及び60kHzの標準電波が、2つの送信所(福島県及び佐賀県)より送出されている。近年では、このようなタイムコード入り標準電波を受信して、これにより時刻計数回路の時刻データを修正する、いわゆる電波時計が実用化されている。電波時計は、内蔵しているアンテナを介して標準電波を受信し、増幅変調してタイムコードを解読することにより、現在時刻を修正している。
ところで、この種の電波時計は通常室内に設置されるが、例えば鉄骨住宅内の中央部等、電波が届きにくく標準電波を恒常的には受信し難い場所に設置され、標準電波の受信可否が安定しない状況が長期間に亘って継続する場合が考えられる。この場合、電波時計が標準電波を長期間に亘って受信していないため、当該電波時計の表示時刻に相当の誤差が含まれていると考えられるのは当然である。しかし、時刻修正が適正に行われているか否かについての情報が提供されない場合は、たとえ実際には時刻修正が適正に行われていたとしても、使用者は電波時計の表示時刻を信頼してよいのかを判断できず、これでは信頼できないのと同然である。
そこで、時刻修正が適正に行われているか否か、及びどの程度の期間に亘って時刻修正が行われていないか等を使用者に認識させる技術として、標準電波の受信による時刻修正が適正に実行できなくなってからの経過日数を表示する電波時計が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、時刻修正の運用が適正に行われない間は秒針の運びを停止する電波時計が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭57−19689号公報 特開2002−107467号公報
しかしながら、かかる構成の電波時計においては、時刻修正が滞っている旨、或いは時刻修正が滞っている状態での経過期間を表示するのみで、表示時刻がどの程度正しいか(信頼性)についての判断に寄与する情報が少なく、使用者にとって表示時刻を信頼できる程度が把握し難いという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、使用者がより直感的に表示時刻の信頼性を把握し得る時刻データ受信装置を実現することを目的としている。
かかる課題を解決するため請求項1に記載の時刻データ受信装置(例えば、図1の電波時計1)においては
現在時刻情報を計数する時刻計数手段(例えば、図2の計時回路部23)と、
時刻データを含む電波を受信する受信手段(例えば、図2の受信回路部24)と、
この受信手段で受信した電波に含まれる時刻データに基づいて前記時刻計数手段が計数する現在時刻情報を修正する時刻修正手段(例えば、図2のCPU20;図3のステップS14〜S18、図8のステップS44〜S48)と、
前記時刻計数手段が計数する現在時刻情報を複数桁にて表示する時刻表示手段(例えば、図1の時刻表示部131)と、
前記時刻計数手段の計数の精度に基づいて前回の時刻修正以後に生じる誤差を算出する誤差算出手段(例えば、図2のCPU20;図4のステップS32、図9のステップS72)と、
前記誤差に応じて、前記時刻表示手段に表示される複数桁のうち不正確の可能性のある桁の表示を特別制御することで明示する表示制御手段(例えば、図2のCPU20;図4のステップS38、図9のステップS78)と、
を備えることを特徴としている。
また、請求項4に記載のプログラム(例えば、図2の第1の時刻修正処理プログラム211、図6の第2の時刻修正処理プログラム211b)においては、
時刻データを含む電波を受信する受信手段(例えば、図2の受信回路部24)と、現在時刻情報を複数桁で表示する時刻表示手段(例えば、図1の時刻表示部131)とを備えたコンピュータに、
現在時刻情報を計数する時刻計数機能と、
前記受信手段により受信された電波に含まれる時刻データに基づいて前記時刻計数機能により計数される現在時刻情報を修正する時刻修正機能(例えば、図3のステップS14〜S18、図8のステップS44〜S48)と、
前記時刻計数機能の計数の精度に基づいて前回の時刻修正以降に生じる誤差を算出する誤差算出機能(例えば、図4のステップS32、図9のステップS72)と、
前記誤差に応じて、前記時刻表示手段に表示される複数桁のうち不正確の可能性のある桁の表示を特別制御することで明示する表示制御機能(例えば、図4のステップS38、図9のステップS78)と、
を実現させるようにした。
従って、この請求項1に記載の時刻データ受信装置及び請求項4に記載のプログラムによれば、時刻計数手段の計数の精度に基づいて前回の時刻修正以後に生じる誤差を算出し、時刻表示手段に表示される複数桁のうち不正確の可能性のある桁の表示を特別制御することで明示するようにしたことにより、使用者は表示時刻の信頼性を表示時刻自体によって把握し得る等、より直感的に表示時刻の信頼性を把握し得る。
また、請求項2に記載の時刻データ受信装置は、請求項1に記載の時刻データ受信装置において、
前記誤差算出手段は、前記時刻計数手段の計数の月差精度と、前記時刻修正手段による前回の時刻修正から現在までの経過期間とに基づいて誤差を算出する月差基準誤差算出手段(例えば、図2のCPU20;図4のステップS32)を有する
ことを特徴としている。
従って、この請求項2に記載の時刻データ受信装置によれば、時刻計数手段の計数の月差精度と、時刻修正手段による前回の時刻修正から現在までの経過期間とに基づいて誤差を算出するようにしたことにより、使用者に表示時刻の信頼性をより直感的に把握させ得るだけでなく、現時点の計時に含まれる誤差量を簡易な構成で効率良くかつ充分正確に算出し得る。
また、請求項3に記載の時刻データ受信装置は、請求項1に記載の時刻データ受信装置において、
前記誤差算出手段は、前記時刻修正手段による前々回の時刻修正から前回の時刻修正までの経過期間及び前回の時刻修正量と、前回の時刻修正から現在までの経過期間とに基づいて誤差を算出する修正量基準誤差算出手段(例えば、図2のCPU20;図9のステップS72)を有する
ことを特徴としている。
従って、この請求項3に記載の時刻データ受信装置によれば、時刻修正手段による前々回の時刻修正から前回の時刻修正までの経過期間及び前回の時刻修正量と、前回の時刻修正から現在までの経過期間とに基づいて誤差を算出するようにしたことにより、使用者に表示時刻の信頼性をより直感的に把握させ得るだけでなく、現時点の計時に含まれる誤差量を、請求項2に記載の時刻データ受信装置と比しても更に一層正確に算出し得る。
本発明によれば、時刻計数手段の計数の精度に基づいて前回の時刻修正以後に生じる誤差を算出し、時刻表示手段に表示される複数桁のうち不正確の可能性のある桁の表示を特別制御することで明示するようにしたことにより、使用者がより直感的に表示時刻の信頼性を把握し得る時刻データ受信装置を実現できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。以下においては、本発明を腕装着型の電波時計に適用した場合について説明するが、本発明を適用可能な形態がこれに限定されるものではない。
〔第1の実施の形態〕
図1は本実施の形態における腕装着型の電波時計1の概略平面図である。
電波時計1は、時刻修正に係る標準電波を受信するための受信アンテナ11と、当該受信アンテナ11及び時計モジュール等を内蔵するケース体としてのケース12と、時刻等を表示する表示部13と、電波時計1を腕に装着するためケース12の12時方向及び6時方向(本実施の形態における電波時計1はアナログ時計ではないが、簡明のため12時方向及び6時方向と呼ぶことにする。)の端部それぞれにバンド取付部14を介して取り付けられたバンド15と、複数個の押下式スイッチでなるスイッチ部16とを備えて構成され、これを一の腕に装着した使用者が、他の腕の手でスイッチ部16を押下操作して様々な機能を利用し得るようになされている。
この電波時計1の表示部13は、電波時計1が計時する現在時刻を秒単位に24時間表記でデジタル表示する時刻表示部131と、電波時計1の計時(時刻表示部131における表示時刻)がどの程度正しいか(以下、信頼性と呼ぶ。)の目安をグラフ表示するインジケータ132とを備えて構成されている。
この時刻表示部131は、時刻の1秒、10秒、1分、・・・の位をそれぞれ7セグメント型液晶にて表示する、秒表示桁(下)1311、秒表示桁(上)1312、分表示桁(下)1313、・・・を備えて構成されている。
また、インジケータ132は複数個の液晶セルにて構成され、電波時計1の計時の信頼性の目安を、点灯状態の液晶セルの個数によって表示するようになされている。例えば本実施の形態の場合、インジケータ132は10個の液晶セルで構成され、時刻修正を3日間失敗する毎に液晶セル1個が消灯状態となるように表示制御されることにより、使用者はインジケータ132において点灯状態の液晶セルの個数を信頼性の目安とすることができる。
図2は本実施の形態における電波時計1の内部構成を示すブロック図を示し、制御部(コンピュータ)としてのCPU(Central Processing Unit )20にROM(Read Only Memory)21、RAM(Random Access Memory)22、計時回路部23、受信回路部24、スイッチ部16及び表示部13が接続されて構成されている。
CPU20は、所定のタイミング或いはスイッチ部16から入力された操作信号に応じて、ROM21内に格納された各種プログラムを読み出してRAM22内に展開し、当該プログラムに基づいて各機能部への指示やデータの転送等を行う。
ROM21は、各種初期設定値や初期プログラムの他、電波時計1が有する各機能を実現するためのプログラムやデータ等を格納するための領域であり、特に本実施の形態を実現するためのプログラムとして第1の時刻修正処理プログラム211及び第1の表示処理プログラム212が格納される。
計時回路部23は、発振回路231、分周回路232及び計時計数回路233を備え、時計としての主たる機能である計時を行う回路群である。本実施の形態においては、電波時計1における計時の全てがこの計時回路部23にて行われており、計時の信頼性や誤差量は、この計時回路部23による計時そのものの信頼性や誤差量を指すものとする。
発振回路231は、例えば水晶発振器等にて構成され、常時一定周波数のクロック信号を分周回路232へ出力する回路である。分周回路232は、発振回路231から入力されるクロック信号を計数して、計数値が1分に対応する値になる度に、1分信号を計時計数回路233へ出力する回路である。計時計数回路233は、分周回路232から入力される1分信号に基づいて、当該日の日付や現在の時分秒等の現在時刻データを計数する回路である。これにより、計時回路部23は現在の年月日時分秒の日付時刻を計時し得、この日付時刻データをCPU20に出力するようになされている。そしてこの日付時刻データに基づき、CPU20が表示部13を制御し、時刻表示部131に現在時刻を表示するようになされている。また、時刻修正処理として後述するように、この計時計数回路233において計数される現在時刻データを、CPU20が標準タイムコードに基づいて適宜修正する。
受信回路部24は、受信アンテナ11で受信した標準電波の不要な周波数成分をカットして該当する周波数信号を取り出し、この周波数信号を検波し、標準時刻コード、積算日コード及び曜日コード等の時刻修正機能に必要なデータを抽出して、CPU20に出力する。
かくして電波時計1においては、例えば所定時刻になると、CPU20が受信回路部24を制御して標準電波の受信処理を実行することにより時刻修正に必要なデータを抽出し、当該データ中の標準タイムコードに基づいて計時回路部23で計数される現在時刻データを修正するといった時刻修正処理や、当該修正された、或いは計時回路部23において計時される現在時刻データに基づいて表示部13における表示時刻を更新する表示処理等の各種制御を行うようになされている。
かかる構成に加えて本実施の形態における電波時計1の場合、ROM21は、電波時計1の計時の精度としての月差値を保有する月差値保有部213を備えて構成されている。ここに、電波時計1の月差値とは、電波受信による時刻修正を行わない状態(以下、不受信状態と呼ぶ。)で1ヶ月間運用した場合に正しい(真の)現在時刻と計時回路部23が計時する現在時刻との間に生じる誤差の大きさ(絶対値)であり、正しい現在時刻と計時回路部23が計時する現在時刻との間に生じる相違の大きさがこの月差値以内にほぼ収まることを、統計的根拠に従って保証するといった意味を持つ値である。
例えば不受信状態で1ヶ月間運用した電波時計1に生じる計時の誤差(正しい現在時刻との相違)が−15秒〜+15秒の範囲に収まると見込まれる場合の月差値は「15秒」となる。本実施の形態においてはこの種の月差値として、電波時計1についての仕様として製造者や供給者が公表する月差値、いわゆる公称月差を採用し、これを月差値保有部213に保有するものとする。
また、本実施の形態における電波時計1の場合、RAM22は、不受信状態の継続日数(以下、不受信日数と呼ぶ。)を勘定及び記憶する不受信日数記憶部221と、電波時計1が計時する現在時刻に含まれると見積もられる誤差量(以下、予測誤差と呼ぶ。)を記憶する予測誤差記憶部222とを備えて構成されている。
本実施の形態における時刻修正処理(第1の時刻修正処理)において、CPU20は、不受信状態が継続中であると、上記の不受信日数記憶部221の不受信日数の値を日々インクリメント勘定(不受信日数←不受信日数+1)するようになされている。ここに、本実施の形態においては、毎日1回定刻に時刻修正処理を行い、その時刻修正処理の中で上記のインクリメント勘定を行うようしており、従って当該インクリメント勘定が1日1回に限り行われる。
また、本実施の形態における表示処理(第1の表示処理)において、CPU20は、不受信日数の値と月差値とから予測誤差を計算し、この予測誤差を上記の予測誤差記憶部222に格納するようになされている。ここに当該予測誤差として、例えば本実施の形態においては、予測誤差=月差値×不受信日数÷30にて、すなわち月差値を1日当りの誤差値に等分し、それを不受信日数分加えたものとして与える。これにより、現時点の計時に含まれる誤差量を、簡易な構成で効率良く、かつ充分正確に算出するようになされている。なお、この予測誤差を月差値及び不受信日数により与える計算式については適宜選択し得るものであり、上述の等式に限らない。
そして、第1の表示処理においてCPU20は、表示部13のインジケータ132の表示を予測誤差の値に応じて更新するようになされている。すなわち、インジケータ132が10個の液晶セルで構成され、消灯状態のセル1個が3日分の予測誤差を表すように構成された本実施の形態の場合、不受信日数がnであると(10−Ceil(n/3))個の液晶セルを点灯させるべく、また、不受信日数が28以上であると液晶セルを全く点灯させないよう、CPU20がインジケータ132の表示を制御する。ここに、Ceil(x)はxを下回らない最小の整数、特にxが正値の場合、xの小数部を切り上げた値を表すものとする。
例えば、時刻修正が適正に行われ不受信が0日である場合、CPU20はインジケータ132の10個全ての液晶セルを、不受信が2日間継続している場合は9個の液晶セルを、不受信が22日間継続している場合は2個の液晶セルを、それぞれ点灯させるよう表示制御し、また、不受信が28日間以上継続している場合は液晶セルを全く点灯させないよう表示制御する。
かくして電波時計1は、計時に含まれる誤差量である予測誤差の値をグラフ表示にて明示し、これが表示時刻の信頼性の目安として使用者に認識され得るようになされている。
そして更に、同じく第1の表示処理において、CPU20は当該予測誤差に応じ付加的に、特別な表示制御を行うことにより、計時に含まれる誤差の具体的な大きさを表示時刻に含めて表現するようになされている。
すなわち、CPU20は表示部13を制御して、時刻表示部131を構成する各時刻桁のうち正確でない可能性の生じているものを通常とは異なる表示状態、例えば消灯状態にすることにより、不正確桁として明示し、一方、充分信頼できる時刻桁のみを通常通りに表示して、計時の信頼性を表示時刻の中に表現するようになされている。
ここに、正確でない可能性が生じている時刻桁とは、表示されている数字が誤っている可能性がある時刻桁であり、具体的には当該時刻桁で識別される最小時間(例えば秒表示桁(下)1311、秒表示桁(上)1312及び分表示桁(下)1313について、それぞれ1秒、10秒及び1分)が予測誤差より劣っているもの、例えば予測誤差が1.5秒である場合の秒表示桁(下)1311等である。
本実施の形態においては、そのような時刻桁それぞれに対する処理として、予測誤差が1秒より大きくなった場合は秒表示桁(下)1311を消灯させ、予測誤差が10秒より大きくなった場合は(秒表示桁(下)1311に加えて)秒表示桁(上)1312を消灯させるように、CPU20が表示部13を制御するようになされている。そして予測誤差が1分より大きくなり分表示桁(下)1313を不正確桁として明示する場合(、秒表示桁(下)1311及び秒表示桁(上)1312を消灯させるものの)、分表示桁(下)1313を消灯すれば不便に過ぎ非実用的であるため、CPU20は分表示桁(下)1313を点滅表示させるよう表示部13を制御するようになされている。
かくして電波時計1は、計時回路部23の計数の精度に基づいて予測誤差を算出し、また、これに従って時刻修正の滞り具合をグラフ表示して計時の信頼性の目安を示し、さらに、予測誤差の具体的な大きさ(程度)を表示時刻に含めて明示するよう構成されている。
実際上、電波時計1のCPU20は、電波時計1の電源が投入された際、ROM21に予め記憶されている第1の時刻修正処理プログラム211及び第1の表示処理プログラム212を読み出し、RAM22に展開し、第1の時刻修正処理プログラム211を実行することにより第1の時刻修正処理を開始し、また当該第1の時刻修正処理の必要に応じて第1の表示処理プログラム212を実行することにより、第1の時刻修正処理に従属する第1の表示処理を行うようになされている。そしてそれ以降、電波時計1の電源切断までの間、当該第1の時刻修正処理及び第1の表示処理として図3及び図4に示す処理を常駐的に実行している。
以下これについて詳細に説明する。
図3に示すように、第1の時刻修正処理において、まずCPU20は、計時回路部23から出力される現在時刻データによって午前3時であるか否かを判別し(ステップS12)、午前3時であれば(ステップS12:Yes)ステップS14へ移行して時刻修正に係る標準電波の受信(電波受信処理)を開始する。一方、午前3時でなければ(ステップS12:No)ステップS24へ移行する。
午前3時である場合(ステップS12:Yes)、CPU20は受信回路部24を制御することにより、電波受信処理を開始し、時刻データの復調を行う(ステップS14)。
ここで、受信回路部24によるステップS14の電波受信処理に失敗している場合(ステップS16:No)、CPU20は、RAM22を制御することにより不受信日数記憶部221の不受信日数の値をインクリメント(不受信日数←不受信日数+1)し(ステップS22)、ステップS24へ移行する。
一方、受信回路部24によるステップS14の電波受信処理が成功している場合(ステップS16:Yes)、CPU20は、ステップS14にて復調した時刻データに従って、計時回路部23において計数されている現在時刻データを修正する(ステップS18)。
次いでCPU20は、RAM22を制御することにより不受信日数記憶部221の不受信日数の値を0に設定し(ステップS16)、ステップS24へ移行する。
このように、第1の時刻修正処理においては、電波時計1の不受信状態が継続する日数を勘定し、また、不受信状態が解消されれば当該日数を0にリセットするようになされている。
ステップS24に移行するとCPU20は、スイッチ部16(図1)からの入力に応じた所定の処理としてのスイッチ処理を実行する(ステップS24)。
次いでCPU20は、第1の表示処理(図4)として後に詳述する所定の処理を実行し(ステップS26)、この第1の表示処理までが終わると、CPU20はステップS12に戻り、以降、上述のステップS12〜S26の処理を繰り返す。
なお、本実施の形態におけるCPU20は、午前3時に一連の処理(ステップS14〜S22)を実行する以外の状態においては、スイッチ処理と第1の表示処理とを繰り返し、スイッチ部16からの入力を監視するような状態で待ち受けている。
ここで、第1の時刻修正処理中の第1の表示処理について、図4を用いて以下に詳述する。
図4に示すように、当該第1の表示処理において電波時計1のCPU20はまず、ROM21の月差値保有部213から月差値を、RAM22の不受信日数記憶部221から不受信日数の値を、それぞれ読み出し、予測誤差=月差値×不受信日数÷30にて与えられる予測誤差の値を計算し、予測誤差記憶部222に格納する(ステップS32)。
次いでCPU20は、表示部13を制御し、インジケータ132の表示を予測誤差の値に応じて更新する(ステップS34)。
次いでCPU20は、計時回路部23を制御して現在時刻データを得、当該現在時刻データを用いて表示部13を制御し、時刻表示部131に表示される現在時刻を更新する(ステップS36)。
次いでCPU20は、表示部13を制御して、時刻表示部131を構成する各時刻桁のうち正確でない可能性の生じているものを通常とは異なる表示状態にして、不正確桁として明示し(ステップS38)、第1の時刻修正処理(図3)に戻りステップS26以降を実行する。
このように、第1の表示処理においては、計時回路部23の計数の精度に基づいて予測誤差を算出し、また、電波時計1の計時の信頼性の目安をインジケータ132にグラフ表示し、さらに、時刻表示の際、表示する各時刻桁のうち正確でない可能性の生じているものを特別な制御により明示するようになされている。
以上の構成において、まず、電波時計1は通常、標準電波受信による時刻修正を毎日午前3時に実行している。このとき不受信日数として0が設定され、予測誤差の値が0となるから、第1の表示処理においては、インジケータ132の全液晶セルが点灯状態を保ち、また、時刻表示部131の時刻表示は全ての時刻桁とも通常通りの(点滅状態や消灯状態等でない)表示を保つ。
ここで、電波時計1が不受信状態となると、不受信状態で迎える各日の午前3時に不受信日数の勘定が1つ増加し、予測誤差の値が増加し、これに伴い、インジケータ132上の点灯液晶セルの個数が減少していき、また、時刻表示部131においては不正確と疑われるに至った時刻桁が消灯又は点滅表示へと移行していく。
すなわち、不受信状態が継続すると、不受信状態の継続に連れて不受信日数が1、2、3、・・・、と増加し、予測誤差の値が、当初0であったものが0.5秒、1秒、1.5秒、・・・、と増加していく。インジケータ132においては、予測誤差の増加につれ、点灯状態の液晶セルの個数が減少していく。すなわち当初10個点灯していたものが、不受信状態が1日、4日、7日、・・・、と継続するにつれ9個、8個、7個、・・・、とその数を減らしていく。また、時刻表示部131においては不正確と疑われるに至った時刻桁が消灯或いは点滅表示となる。
そのようにして例えば、不受信状態が継続して3日に至ると、図5(a)に示すように、インジケータ132上で当初10個点灯していた液晶セルは9個に減っており、また、予測誤差の値が1.5秒となった(1秒を超えた)ことにより不正確と疑われるに至った秒表示桁(下)1311が、まず消灯表示の状態に移行する。
そしてまた、不受信状態が継続して21日に至ると、図5(b)に示すように、インジケータ132上で点灯状態の液晶セルは3個に減っており、また、予測誤差の値が10.5秒となった(10秒を超えた)ことにより新たに不正確と疑われるに至った秒表示桁(上)1312が、既に消灯表示である秒表示桁(下)1311に加え、消灯表示の状態に移行する。
そしてさらに、不受信状態が継続して121日に至ると、図5(c)に示すように、既にインジケータ132上の全液晶セルが消灯しており、また、予測誤差の値が60.5秒となった(1分を超えた)ことにより新たに不正確と疑われるに至った分表示桁(下)1313が、(既に消灯表示である秒表示桁(下)1311及び秒表示桁(上)1312に加え)点滅表示の状態に移行する。
そしてこのような、インジケータ132及び時刻表示部131における特別な表示状態は、標準電波受信による時刻修正が適正に行われるまで持続するが、時刻修正が適正に行われた際に回復し、時刻表示部131の各時刻桁は通常表示に、インジケータ132の全液晶セルは点灯状態に戻る。
かくして使用者は、インジケータ132により電波時計1の計時の信頼性の目安を、時刻表示の特別な表示により計時に含まれる誤差の具体的な大きさを把握し得る。
従って、本実施の形態における電波時計1は、計時回路部23の計数の精度に基づいて(算出時点において前回の時刻修正以後に生じる誤差を表す)予測誤差を算出し、時刻表示部131を構成する各時刻桁のうち正確でない可能性の生じているものを通常とは異なる表示状態、例えば消灯状態にすることにより不正確桁として明示することで、計時に含まれる誤差の具体的な大きさを表示時刻自体に含めて明示するようにしたことにより、使用者は、表示時刻の信頼性を表示時刻自体によって把握し得る等、より直感的に表示時刻の信頼性を把握し得る。
また、不受信日数の値と月差値とを用いて予測誤差を算出するようにしたことにより、現時点の計時に含まれる誤差量を簡易な構成で効率良くかつ充分正確に算出し得る。
〔第2の実施の形態〕
本実施の形態における電波時計1は、第1の実施の形態における電波時計1と同様に、図1に示す外観的構成及び図2に示す内部構成を有し、例えば所定時刻になると、CPU20が受信回路部24を制御して標準電波を受信し、計時回路部23で計数される現在時刻データを修正するといった時刻修正処理や、当該修正された、或いは計時回路部23において計時される現在時刻データに基づいて時刻を表示する表示処理等の各種制御を行うようになされている。
以下、本実施の形態における電波時計1に特徴的な構成について詳述する。
本実施の形態における電波時計1の場合、第1の実施の形態におけるROM21に代えて、図6に示すようなROM21bを用いる。このROM21bは第1の実施の形態と同様、各種初期設定値や初期プログラム等を格納するための領域であり、特に本実施の形態を実現するためのプログラムとして、第2の時刻修正処理プログラム211b及び第2の表示処理プログラム212bが格納される。
また、第1の実施の形態におけるRAM22に代えて、図7に示すようなRAM22bを用いる。このRAM22bは、第1の実施の形態における不受信日数記憶部221及び予測誤差記憶部222と同様の不受信日数記憶部221b及び予測誤差記憶部222bに加え、前回修正量記憶部223b及び前回不受信日数記憶部224bを更に備えて構成される。
そして本実施の形態における時刻修正処理(第2の時刻修正処理)においてCPU20は、電波受信による時刻修正に失敗すると、第1の実施の形態同様、不受信日数記憶部221bにおいて不受信日数をインクリメント勘定するが、本実施の形態においては更に、電波受信による時刻修正が成功すると、このときの修正時間量を前回修正量として前回修正量記憶部223bに、前回修正時からの経過日数を前回不受信日数として前回不受信日数記憶部224bに、それぞれ記憶するようになされている。
この場合、修正時間量とは、電波受信による時刻修正が成功した際、正しい時刻との相違として計時回路部23に施される時刻修正の量を表し、例えば電波受信に成功し時刻修正を行う直前に、CPU20は計時回路部23が計時する現在時刻と正しい時刻との相違の大きさを求め、これを前回修正量として前回修正量記憶部223bに記憶する。
また、前回不受信日数は、時刻修正成功の際の不受信日数記憶部221bの不受信日数の値(前回修正時から時刻修正成功前日までの経過日数)に1(時刻修正成功当日分)を加えた値としてCPU20が計算し、前回不受信日数記憶部224bに記憶する。
さらに、本実施の形態における表示処理(第2の表示処理)においてCPU20は、不受信日数に加え、上記の前回修正量及び前回不受信日数を新たに用いて、予測誤差=前回修正量÷前回不受信日数×不受信日数によって予測誤差を計算し、この予測誤差をRAM22bの予測誤差記憶部222bに格納するようになされている。
すなわち、第1の実施の形態と同様、不受信日数と1日当りの誤差値とから予測誤差を計算するが、本実施の形態においては、この1日当りの誤差値として、前回修正量と前回不受信日数とから得られる、いわば前回実績に基づく1日当りの誤差値を用いるようになされている。
そしてこの予測誤差の値に応じて、第1の実施の形態と同様、第2の表示処理においてCPU20は、表示部13のインジケータ132のグラフ表示を更新し、また、時刻表示部131を構成する各時刻桁のうち正確でない可能性の生じているものを通常とは異なる表示状態、例えば消灯状態や点滅状態にして、不正確桁として明示するようになされている。
かくして電波時計1は、第1の実施の形態と同様、時刻修正の滞り具合をグラフ表示して計時の信頼性の目安を示すのみならず、計時に含まれる誤差の具体的な大きさを表示時刻に含めて明示するよう構成されている。
実際上、電波時計1のCPU20は、電波時計1の電源が投入された際、ROM21bに予め記憶されている第2の時刻修正処理プログラム211b及び第2の表示処理プログラム212bを読み出し、RAM22bに展開し、第2の時刻修正処理プログラム211bを実行することにより第2の時刻修正処理を開始し、また当該第2の時刻修正処理の必要に応じて第2の表示処理プログラム212bを実行することにより、第2の時刻修正処理に従属する第2の表示処理を行うようになされている。そしてそれ以降、電波時計1の電源切断までの間、当該第2の時刻修正処理及び第2の表示処理として図8及び図9に示す処理を常駐的に実行している。
以下これについて詳細に説明する。
図8に示すように、第2の時刻修正処理において、まずCPU20は、計時回路部23から出力される現在時刻データによって午前3時であるか否かを判別し(ステップS42)、午前3時であれば(ステップS42:Yes)ステップS44へ移行して電波受信処理を開始する。一方、午前3時でなければ(ステップS42:No)ステップS58へ移行する。
午前3時である場合(ステップS42:Yes)、CPU20は受信回路部24を制御することにより、標準電波の受信を開始し、時刻データの復調を行う(ステップS44)。
ここで、受信回路部24によるステップS44の電波受信処理に失敗している場合(ステップS46:No)、CPU20は、RAM22bを制御することにより不受信日数記憶部221bの不受信日数の値をインクリメント(不受信日数←不受信日数+1)し(ステップS56)、ステップS58へ移行する。
一方、受信回路部24によるステップS44の電波受信処理が成功している場合(ステップS46:Yes)、CPU20は、ステップS44にて復調した時刻データに従って、計時回路部23において計数されている現在時刻データを修正する(ステップS48)。
次いでCPU20は、このステップS48における時刻修正量を、前回修正量としてRAM22bの前回修正量記憶部223bに記憶する(ステップS50)。
次いでCPU20は、RAM22bの不受信日数記憶部221bから不受信日数の値を読み出し、当該不受信日数に1を加えた値を前回修正からの日数として、前回不受信日数記憶部224bに前回不受信日数として記憶する(ステップS52)。
次いでCPU20は、RAM22bを制御することにより不受信日数記憶部221bの不受信日数の値を0に設定し(ステップS54)、ステップS58へ移行する。
このように、第2の時刻修正処理においては、電波時計1の不受信日数を勘定し、また、時刻修正に成功した際は時刻修正量及び前回の修正からの日数を記憶した上で不受信日数を0にリセットするようになされている。
ステップS58に移行するとCPU20は、スイッチ部16(図1)からの入力に応じた所定の処理としてのスイッチ処理を実行する(ステップS58)。
次いでCPU20は、第2の表示処理(図9)として後に詳述する所定の処理を実行し(ステップS60)、この第2の表示処理までが終わると、CPU20はステップS42に戻り、以降、上述のステップS42〜S60の処理を繰り返す。
なお、本実施の形態におけるCPU20は、午前3時に一連の処理(ステップS44〜S56)を実行する以外の状態においては、スイッチ処理と第2の表示処理とを繰り返し、スイッチ部16からの入力を監視するような状態で待ち受けている。
ここで、上記の第2の時刻修正処理中の第2の表示処理について、図9を用いて以下に詳述する。
図9に示すように、当該第2の表示処理において電波時計1のCPU20は、まず、RAM22bの不受信日数記憶部221b、前回修正量記憶部223b及び前回不受信日数記憶部224bからそれぞれ不受信日数、前回修正量及び前回不受信日数を読み出し、予測誤差=前回修正量÷前回不受信日数×不受信日数にて予測誤差の値を計算し、予測誤差記憶部222bに格納する(ステップS72)。
次いでCPU20は、表示部13を制御し、インジケータ132の表示を予測誤差の値に応じて更新する(ステップS74)。
次いでCPU20は、計時回路部23を制御して現在時刻データを得、当該現在時刻データを用いて表示部13を制御し、時刻表示部131に表示される現在時刻を更新する(ステップS76)。
次いでCPU20は、表示部13を更に制御して、時刻表示部131を構成する各時刻桁のうち正確でない可能性の生じているものを通常とは異なる表示状態にして、不正確桁として明示し(ステップS78)、第2の時刻修正処理(図8)に戻りステップS58以降を実行する。
このように、第2の表示処理においても第1の実施の形態と同様、電波時計1の計時の信頼性の目安をインジケータ132にグラフ表示し、また、時刻表示の際、表示する各時刻桁のうち正確でない可能性の生じているものを特別な制御により明示するようになされている。
従って、本実施の形態による構成によれば、第1の実施の形態と同様、計時に含まれる誤差の具体的な大きさを表示時刻自体に含めて明示するようにしたことにより、使用者は、表示時刻の信頼性を表示時刻自体によって把握し得る等、より直感的に表示時刻の信頼性を把握し得る。
ところで本実施の形態の構成によれば、予測誤差を求める際、製品群に対する統計的評価である公称月差等によってではなく、直近の時刻修正の際の実績(時刻修正量及び前回不受信期間)によって1日当りの誤差値を求めるようにしたことにより、電波時計1の製品間の個体差や使用環境(周辺の機器や温度)やバッテリー特性等、実情に応じたより正確な予測誤差を見積り得る。
従って本実施の形態における電波時計1は、(算出時において前回の時刻修正から現在までの経過期間を表す)不受信日数と、(算出時において前回の時刻修正量を表す)時刻修正量と、(算出時において前々回の時刻修正から前回の時刻修正までの経過期間を表す)前回不受信期間とに基づいて予測誤差を算出するようにしたことにより、現時点の計時に含まれる誤差量を、第1の実施の形態における電波時計1と比較しても一層正確に算出し得る。
本発明を適用した時刻データ受信装置の一部省略平面図である。 電波時計1の回路構成を示すブロック図である。 第1の時刻修正処理の処理フローを示す図である。 第1の表示処理の処理フローを示す図である。 表示部における表示の例を示す略線図である 第2の実施の形態におけるROMの構成を示す図である。 第2の実施の形態におけるRAMの構成を示す図である。 第2の時刻修正処理の処理フローを示す図である。 第2の表示処理の処理フローを示す図である。
符号の説明
1 電波時計
131 時刻表示部
1311 秒表示桁(下)
1312 秒表示桁(上)
1313 分表示桁(下)
20 CPU
211 第1の時刻修正処理プログラム
211b 第2の時刻修正処理プログラム
212 第1の表示処理プログラム
212b 第2の表示処理プログラム
213 月差値保有部
221、221b 不受信日数記憶部
222、222b 予測誤差記憶部
223b 前回修正量記憶部
224b 前回不受信日数記憶部
23 計時回路部
24 受信回路部

Claims (4)

  1. 現在時刻情報を計数する時刻計数手段と、
    時刻データを含む電波を受信する受信手段と、
    この受信手段で受信した電波に含まれる時刻データに基づいて前記時刻計数手段が計数する現在時刻情報を修正する時刻修正手段と、
    前記時刻計数手段が計数する現在時刻情報を複数桁にて表示する時刻表示手段と、
    前記時刻計数手段の計数の精度に基づいて前回の時刻修正以後に生じる誤差を算出する誤差算出手段と、
    前記誤差に応じて、前記時刻表示手段に表示される複数桁のうち不正確の可能性のある桁の表示を特別制御することで明示する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする時刻データ受信装置。
  2. 前記誤差算出手段は、前記時刻計数手段の計数の月差精度と、前記時刻修正手段による前回の時刻修正から現在までの経過期間とに基づいて誤差を算出する月差基準誤差算出手段を有することを特徴とする請求項1に記載の時刻データ受信装置。
  3. 前記誤差算出手段は、前記時刻修正手段による前々回の時刻修正から前回の時刻修正までの経過期間及び前回の時刻修正量と、前回の時刻修正から現在までの経過期間とに基づいて誤差を算出する修正量基準誤差算出手段を有することを特徴とする請求項1に記載の時刻データ受信装置。
  4. 時刻データを含む電波を受信する受信手段と、現在時刻情報を複数桁で表示する時刻表示手段とを備えたコンピュータに、
    現在時刻情報を計数する時刻計数機能と、
    前記受信手段により受信された電波に含まれる時刻データに基づいて前記時刻計数機能により計数される現在時刻情報を修正する時刻修正機能と、
    前記時刻計数機能の計数の精度に基づいて前回の時刻修正以降に生じる誤差を算出する誤差算出機能と、
    前記誤差に応じて、前記時刻表示手段に表示される複数桁のうち不正確の可能性のある桁の表示を特別制御することで明示する表示制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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