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JP4198564B2 - 押ボタンスイッチ - Google Patents
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Description

本発明は、押ボタンスイッチに係り、特に、頻繁に操作される自動復帰型の押ボタンスイッチのプッシュ動作を円滑にする機構に関するものである。
従来の自動復帰型の押ボタンスイッチは、繊維強化PBT等からなるケースに直接ポリアセタール等のプランジャを摺動させるような構造となっている。
なし
上記したように、滑り特性の良いポリアセタール等のプランジャを使っても、ガラス繊維の入った樹脂からなるケースと擦り合わせるため、比喩すれば、紙ヤスリ(ガラス繊維のケース)の上でプランジャを滑らせているのと同様であり、ガサガサ、シブシブ感を惹起することになる。また、プランジャのガタつきが生じる。特に、頻繁に操作される押ボタンスイッチにおいては、そのプッシュ動作時の不快な感触が問題となってきている。
本発明は、上記状況に鑑みて、操作時のガサガサ、シブシブ感及びプランジャのガタつきを抑え、押ボタンスイッチのプッシュ動作を円滑かつ快適にすることができる押ボタンスイッチを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕押ボタンスイッチにおいて、ケースの内壁の縦方向に半円形状の第1の係合溝と、プランジャの外壁の縦方向に半円形状の第2の係合溝を形成し、前記第1の係合溝と前記第2の係合溝とが対向して形成される円形状の係合溝の径よりは小さい径を有する丸ピンを前記円形状の係合溝に遊嵌するように配設し、前記丸ピンをレールとして前記ケースに対する前記プランジャの移動をガイドさせ、滑らかな操作感を生み出すことを特徴とする。
〕上記〔〕記載の押ボタンスイッチにおいて、前記係合溝を前記ケースの内壁の高さ全てに形成し、前記丸ピンの長さを前記内壁の高さより僅かに短い寸法とすることを特徴とする。
〕上記〔1〕又は〔〕記載の押ボタンスイッチにおいて、前記丸ピンは、金属又はナノコンポジットナイロンからなることを特徴とする。
〕上記〔1〕、〔2〕又は〔〕記載の押ボタンスイッチにおいて、前記ケースとプランジャは、水平方向の断面が四角形状であり、前記丸ピンを前記四角形状のケースとプランジャの四隅又はその近傍にそれぞれ配置することを特徴とする。
本発明によれば、押ボタンスイッチにおいて、最も重視される操作性を向上させ、操作時のガサガサ、シブシブ感及びプランジャのガタつきを抑え、押ボタンスイッチのプッシュ動作を円滑かつ快適にすることができる。
丸ピンはケースの内壁及びプランジャの外壁にそれぞれ形成される係合溝に係合させることができ、機械的強度が大で、摩擦係数が小の部材、例えば、ステンレス等の金属又はナノコンポジットナイロンを用いることにより、長寿命で円滑な動作を行わせることができる。
丸ピンの配置は、ケースとプランジャの水平方向の断面が四角形状である場合には、各部品のソリ・歪みの影響が出にくい四隅又はその近傍に配置するのが望ましい。また、丸ピンの形状を有することで、摺動接触面積を小さくし、かつ嵌合寸法もゼロ近くまで抑えることができ、更に、プランジャのガタつきも小さく抑えることができる。
操作者の指でボタンが押されて、ディフューザーの下端面がカバーの上端面に当接するまで、プランジャが下降することにより、スイッチが動作される。操作者の指がボタンをはなれると、復帰用のコイルバネにより、プランジャは上方に復帰する。そのプランジャの下方への移動時には、プランジャは丸ピンをレールとして、円滑に下方へガイドされるため、操作時のガサガサ、シブシブ感がなく、しかも、ケースとプランジャとの間のギャップによるプランジャのガタつきが抑えられる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施例を示す押ボタンスイッチの分解斜視図、図2はその押ボタンスイッチの上面図、図3はその押ボタンスイッチの正面図、図4はその押ボタンスイッチの側面図、図5はその押ボタンスイッチの底面図、図6はその押ボタンスイッチのプランジャ、丸ピン、ケースの組み合わせ途中を示す要部斜視図、図7は図2のA−A′断面図、図8は図2のB−B′断面図、図9は図2のC−C′断面図、図10はプランジャ、丸ピン、ケースを組み合わせた状態を上方から見た時の配置を示す図である。
これらの図において、1は四角形状のケース(以下、ケースという)、1Aはそのケース1の中央部に形成される四角形状筒部であり、この四角形状筒部1Aには照光用発光ダイオード(図示なし)などが収容されるように構成されている。また、1Bは後述するカバーの垂下片が嵌合される凹部、1Cはその凹部1Bに突設される突起である。
2はケース1の内壁面、2Aはその内壁面2の縦方向に形成される丸ピン3が遊嵌される半円形状の係合溝、4はプランジャ復帰用のコイルバネ、5はケース1内に配置されるスイッチ素子、6は四角筒状のプランジャ、6Aは後述するネジリコイルバネが装着されるプランジャ6の凹部、7はプランジャ6の外壁面、7Aはその外壁面7の縦方向に形成される、半円形状の丸ピン3が遊嵌される係合溝、8はケース1とプランジャ6間に架設され、スイッチのクリック感を奏するためのネジリコイルバネ、9はケース1の上端部に嵌合されるカバー、9Aは垂下片、9Bはその垂下片9Aに形成される開口、10はプランジャ6の上端部に嵌合されるディフューザー、11はディフューザーに嵌合されるボタンである。
このように、ケース1とプランジャ6との間に丸ピン3を配置し、この丸ピン3をレールとしてケース1に対するプランジャ6の移動をガイドさせ、滑らかな操作感を生み出すようにしている。
以下、その具体的構成を詳細に説明する。
要部斜視図を示す図6、図2のA−A′断面図である図7及び図2のC−C′断面図である図9に示すように、四角形状のケース1の内壁面2に半円形状の丸ピン3の係合溝2Aが形成されており、一方、プランジャ6の外壁面7には丸ピン3の係合溝7Aが形成されている。したがって、プランジャ6が押し下げられると、プランジャ6は丸ピン3をレールとしてケース1に対してガイドされるため、ガサガサ、シブシブ感がなく、さらにプランジャのガタつきも抑えられて、滑らかな操作感を得ることができる。プランジャ6の凹部6Aにはネジリコイルバネ8(図1参照)が装着される。このネジリコイルバネ8はスイッチの操作時にクリック機構を構成するものであり、このネジリコイルバネ8の有無によりクリック感の有無の押ボタンスイッチを容易に得られるものである。
カバー9は対向する2辺に垂下片9Aが設けられ、その垂下片9Aの下端部近傍には開口9Bが形成されており、カバー9がケース1に組み付けられると、その開口9Bは、ケース1の対向する2辺に形成された凹部1Bに突設された突起1Cに嵌合される。更に、プランジャ6の上部にはディフューザー10と次いでボタン11が組み付けられる。
また、操作者の指でボタン11が押されて、ディフューザー10の下端面がカバー9の上端面に当接するまでプランジャ6が下降することにより、スイッチが動作される。操作者の指がボタン11をはなれると、復帰用のコイルバネ4によりプランジャ6は上方に復帰する(図8参照)。そのプランジャ6の下方への移動時には、プランジャ6は丸ピン3をレールとして、下方にガイドされ(図7及び図9参照)、ガサガサ、シブシブ感がなく、しかも、ケース1とプランジャ6との間のギャップによるプランジャのガタつきが抑えられる。
ここで、丸ピン3は係合溝2Aと7Aに遊嵌するとともに、丸ピン3の長さは、ケース1の内壁の高さよりは若干短くすることにより、丸ピン3は長さ方向にも遊びgがあるように配置している。
このように、丸ピン3はケース1とプランジャ6との間に遊嵌するようにしたので、丸ピン3は回転方向及び軸方向への動くことができ、それにより丸ピン3は片減りせず、全面がバランスよく磨耗されることにより長寿命化を図ることができる。
また、図10に示すように、四角形状のケース1とプランジャ6の四隅の近傍に丸ピン3を配置するようにしたので、プランジャ6のバランスのとれた移動が可能であり、滑らかな動作を促すことができる。なお、丸ピン3を四角形状のケース1とプランジャ6の四隅に配置するようにしても、同様の効果を奏することができる。
図11は本発明の他の実施例を示す照光型の押ボタンスイッチの分解斜視図であり、この実施例では、ケース1の四角形状筒部1A内にLEDホルダー12とそのLEDホルダー12に保持されるLED13を配置している。その他は図1〜図10に示した押ボタンスイッチと同様であり、符号を同じにして示されている。
図12は本発明の更なる他の実施例を示す丸形の押ボタンスイッチのケースとプランジャを示す要部斜視図、図13はその水平方向の要部断面図である。
この図において、21は丸型のケース、22はそのケースの内壁面、22Aはその内壁面22の縦方向に形成される丸ピン23の係合溝、24は丸型のプランジャ、25は丸型のプランジャ24の外壁面、25Aはその外壁面25の縦方向に形成される丸ピン23の係合溝であり、この実施例では、係合溝22A,25Aは円周方向に3等分された位置(0度、120度、240度の位置)に縦方向に形成され、そこに丸ピン23が縦方向に配置され、丸ピン23の数は、合計3本配置するようにしている。
図示しないが、これに代えて、係合溝を円周方向に4等分された位置(0度、90度、180度、270度の位置)の縦方向にそれぞれ形成し、丸ピンは合計4本を配置するようにしてもよい。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の押ボタンスイッチは、特に、頻繁に操作され、円滑かつ快適性が求められる自動復帰型の押ボタンスイッチに適している。
本発明の実施例を示す押ボタンスイッチの分解斜視図である。 本発明の実施例を示す押ボタンスイッチの上面図である。 本発明の実施例を示す押ボタンスイッチの正面図である。 本発明の実施例を示す押ボタンスイッチの側面図である。 本発明の実施例を示す押ボタンスイッチの底面図である。 本発明の実施例を示す押ボタンスイッチのプランジャ、丸ピン、ケースの組み合わせ途中を示す要部斜視図である。 図2のA−A′断面図である。 図2のB−B′断面図である。 図2のC−C′断面図である。 本発明の実施例を示す押ボタンスイッチのプランジャ、丸ピン、ケースを組み合わせた状態を上方から見た時の配置を示す図である。 本発明の他の実施例を示す照光型の押ボタンスイッチの分解斜視図である。 本発明の更なる他の実施例を示す丸形の押ボタンスイッチのケースとプランジャを示す要部斜視図である。 本発明の更なる他の実施例を示す丸形の押ボタンスイッチのケースとプランジャを示す水平方向の要部断面図である。
符号の説明
1 四角形状のケース
1A 四角形状筒部
1B 凹部
1C 突起
2 四角形状のケースの内壁面
2A,7A 半円形状の係合溝
3,23 丸ピン
4 プランジャ復帰用のコイルバネ
5 ケース内に配置されるスイッチ素子
6 四角筒状のプランジャ
6A ネジリコイルバネが装着される凹部
7 プランジャの外壁面
8 ネジリコイルバネ
9 ケースの上端部に嵌合されるカバー
9A 垂下片
9B 開口
10 ディフューザー
11 ボタン
12 LEDホルダー
13 LED
g 遊び
21 丸型のケース
22 丸型のケースの内壁面
22A 丸型のケースの内壁面の係合溝
24 丸型のプランジャ
25 丸型のプランジャの外壁面
25A 丸型のプランジャの外壁面の係合溝

Claims (4)

  1. ケースの内壁の縦方向に半円形状の第1の係合溝と、プランジャの外壁の縦方向に半円形状の第2の係合溝を形成し、前記第1の係合溝と前記第2の係合溝とが対向して形成される円形状の係合溝の径よりは小さい径を有する丸ピンを前記円形状の係合溝に遊嵌するように配設し、前記丸ピンをレールとして前記ケースに対する前記プランジャの移動をガイドさせ、滑らかな操作感を生み出すことを特徴とする押ボタンスイッチ。
  2. 請求項記載の押ボタンスイッチにおいて、前記係合溝を前記ケースの内壁の高さ全てに形成し、前記丸ピンの長さを前記内壁の高さより僅かに短い寸法とすることを特徴とする押ボタンスイッチ。
  3. 請求項1又記載の押ボタンスイッチにおいて、前記丸ピンは、金属又はナノコンポジットナイロンからなることを特徴とする押ボタンスイッチ。
  4. 請求項1、2又記載の押ボタンスイッチにおいて、前記ケースとプランジャは、水平方向の断面が四角形状であり、前記丸ピンを前記四角形状のケースとプランジャの四隅又はその近傍にそれぞれ配置することを特徴とする押ボタンスイッチ。
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