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JP4200260B2 - スタッカー付き紙幣識別機 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、投入された紙幣を重ねて貯えるスタッカー部を備えたスタッカー付き紙幣識別機に関し、詳しくは、重ねた紙幣の取り出しを容易にしようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙幣識別装置とスタッカー部を備えたスタッカー付き紙幣識別機においては、例えば、パチンコやゲーム機等の遊技機間の台間機として使用されるものであり、幅約40mmの紙幣識別装置では紙幣の収納ができる充分な容量のスタッカー部を構成することができなく、したがって、スタッカー部に貯えられた紙幣の取り出し回数も多くなり、又、スタッカー部の開口部(紙幣取り出し口)が小さく紙幣を取り出しにくく、紙幣の収納枚数が多いとスタッカー部の開き動作に、一層、力を要して開きにくくなることが想定されていた。
【0003】
ところで、スタッカー付き紙幣識別機を台間機とする場合に、台間機に搭載された特定部分を操作して台間機本体全体を手前に引き出し、台間機の側面を露出させるか、又は、台間機の隣り(対象台間機の右側)にあるゲーム機を開けて台間機の側面を露出させて操作するため、台間機の操作対象部分のみの露出は不可となっていた。そのため、遊技者が遊技中の場合、遊技の中断が必要であった。(一般的に台間機には紙幣識別装置、カードR/W、電源、玉搬送機、制御ボ−ドなどが設置されている)
そこで、幅約90mmの台間機に幅約85mmのスタッカー付き紙幣識別装置を設置する場合には、紙幣の回収は、台間機の前面扉を開け、紙幣識別装置のスタッカー部に手を入れ、紙幣を取り出しておこなうものであった。この場合、手が充分に入る幅(85mm)を確保することができるため容易であるが、幅約40mmの台間機に厚み約35mmのスタッカー部付き紙幣識別装置を設定する場合は、容易に手が入るものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、スタッカー部において重ねて貯えた紙幣の回収を容易におこなうことができ、例えば、遊技機間の台間機としても有用なスタッカー付き紙幣識別機を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1においては、投入される紙幣を識別する紙幣識別装置1と投入された紙幣を立ち姿勢のまま重ねてて貯えるスタッカー部2を備えたスタッカー付き紙幣識別機であって、外部ケース3に対してスタッカー部2を摺動させて引き出し及び格納自在に設け、スタッカー部2の引き出しに伴ってスタッカー部2を摺動方向に対して回動させて開き、スタッカー部2の格納に伴って開き姿勢のスタッカー部2を摺動方向に沿う閉じ姿勢に変更させて格納をおこなう開閉手段4を設けてあることを特徴とするものである。このような構成によれば、外部ケース3に対してスタッカー部2を摺動させて引き出すのに伴って、開閉手段4によって、スタッカー部2を摺動方向に対して回動させて向きを変えて開くことができるのであり、摺動方向に対して向きを変えたスタッカー部2よりスタッカー部2に貯えられた紙幣を容易に取り出すことができる。
【0006】
しかも、開閉手段4によって、スタッカー部2の向きの変更はスタッカー部2の引き出しに伴っておこなうことができるのであり、又、向きを変えたスタッカー部2を格納するのに伴ってスタッカー部2の向きを格納摺動方向に戻すのであり、スタッカー部2の向きを変えて紙幣イを容易に取り出すことができながら、スタッカー部2の出退の操作性を損なうことがない。
【0007】
本発明を台間機に実施する場合には、狭い幅(約32mm)に手を入れて回収する必要がなく、紙幣の回収を容易におこなうことができ、幅狭な箇所に手を突っ込むことによる怪我などの減少を図ることができ、かつ、遊技を中止することもないものである。
【0008】
請求項2においては、開閉手段4は、外部ケース3とスタッカー部2の一方に設けたスライドガイド溝5と他方に設けてスライドガイド溝5に挿入されるガイドピン6とにより構成したスライドガイド手段7と、スタッカー部2の引き出し方向の終端部においてスライドガイド溝5に一連に円弧溝8を形成してスタッカー部2をスイング回動させる回動ガイド手段9を備えていることを特徴とするものである。このような構成によれば、スライドガイド溝5とガイドピン6とによるスライドガイド手段7において外部ケース3に対してスタッカー部2を摺動移動させながら、スライドガイド溝5の終端部の円弧溝8にガイドピン6を導入することでスタッカー部2を摺動方向に対してスイング回動させることができ、スタッカー部2の回動構成を簡素化することができる。
【0009】
請求項4においては、スタッカー部2は重ねられた紙幣イを保持することができる前半体11と後半体12とに分割し、後半体12に対して前半体11を紙幣イを湾曲させる方向にスイング回動可能に構成してあることを特徴とするものである。このような構成によれば、後半体12に対して前半体11を回動することで、前半体11の向きを変えて紙幣イを湾曲させて、一層、取り出しやすくすることができる。
【0010】
この場合、スタッカー部2の開口部10を前方に向けてあることが好ましく、又、スタッカー部2は人手で引き出し及び格納可能に構成することが好ましいものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1はスタッカー部を引き出した状態の概略側断面図である。図3(a)(b)(c)は同上のスタッカー部の動作を示す概略断面図である。
【0012】
スタッカー付き紙幣識別機Aは、例えば、パチンコやパチスロ等の遊技機(図示せず)間に装着されるものであり、例えば、幅が約40mm程度のボックス型のものであり、例えば、幅が約35mmのスタッカー部2を備えた紙幣識別装置1を搭載している。このようなスタッカー付き紙幣識別機Aにおいては、遊技者が遊技を中断することなくスタッカー部2の紙幣を容易に回収することができるようにしている。以下、詳述する。
【0013】
前方が開放された外部ケース3に対してスタッカー部2を備えた移動体13を摺動移動自在に挿入している。外部ケース3の前方開口部の近くの上下面には前ストッパー14、14を取付け、移動体13の後端部の上下面には当たり15、15を取付け、当たり15が前ストッパー14に当接することで、スタッカー部2を備えた移動体13の引き出し位置を位置決めしている。又、外部ケース3の後端部の上下面には後ストッパー16、16を設けていて当たり15が後ストッパー16に当接することで、移動体13の格納位置を位置決めしている。
【0014】
外部ケース3の上下面には板材17、17がビスにて取付けられ、板材17の後端部を折り返して後ストッパー16を形成している。下面側の板材17には直線状のスライドガイド溝5が形成されている。移動体13の下部にはガイドピン6を垂下してガイドピン6をスライドガイド溝5に挿入して移動体13を外部ケース3に対して直線的に摺動移動させるようにしている。必要ならば、上の板材17にスライドガイド溝5を、移動体13の上面にガイドピン6を形成することで、移動体13の移動を、一層、安定化させるようにしてもよい。
【0015】
移動体13には開口部10を前方に向けて移動体13の投入口25に対向させてスタッカー部2を設けてあり、スタッカー部2には紙幣保持片18が形成され、立ち姿勢の紙幣イが投入されて重ねられた紙幣イ…を保持することができるようにしている。
【0016】
スタッカー部2は前半体11と後半体12とに分割され、後半体12に対して前半体11をピン19にて回動自在に枢支連結している。前半体11は縦長の連結板24が取付けられ、連結板24の上下には回動板27、27が取付けられ、下の回動板27には上記ガイドピン6が取付けられている。連結板24には指挿入口26を形成している。スライドガイド溝5の前端部に一連に円弧溝8を形成している。
【0017】
移動体13の前部下端部には錠20を設けてあり、鍵(図示せず)を挿入して例えば、回転してロック片21をロック受け22より外すことで、移動体13の引き出しがおこなえるようにしている。符号23はフレキシブルプリント基板であり、各種信号を伝達する。
【0018】
このような構成によれば、スライドガイド溝5とガイドピン6とによるスライドガイド手段7において外部ケース3に対してスタッカー部2とともに移動体13を摺動移動させて引き出すのであり、スライドガイド溝5に続く円弧溝8にガイドピン6が導入されることで、図3(c)、図4及び図5に示すように、スタッカー部2の前半体11を後半体12に対してピン19の回りに回動させ、前半体11を摺動方向に対してスイング回動させるのである。
【0019】
このように、スタッカー部2の引き出しに伴ってスタッカー部2の前半体11を摺動方向に対してスイング回動させて開き、スタッカー部2の格納に伴って開き姿勢のスタッカー部2の前半体11を摺動方向に沿う閉じ姿勢に変更させて格納をおこなう構成を開閉手段4と総称する。又、スライドガイド溝5とスライドガイド溝5に挿入されるガイドピン6とにより移動体13を直線的にガイド移動させる構成をスライドガイド手段7と総称する。更に、スタッカー部2の引き出し方向の終端部においてスライドガイド溝5に一連に円弧溝8を形成してスタッカー部2の前半体11をスイング回動させる構成を回動ガイド手段9と総称する。このような開閉手段4、スライドガイド手段7及び回動ガイド手段9の構成は種々設計変更可能である。又、スタッカー部2を前半体11と後半体12とに分け、ピン19にて前半体11を回動させてスタッカー部2を開くように構成したが、スタッカー部2の構成及びスタッカー部2を開く構成は変更することができる。
【0020】
このような構成によれば、外部ケース3に対してスタッカー部2を摺動させて引き出すのに伴って、開閉手段4によって、スタッカー部2を摺動方向に対してスイング回動させて横向きにして開くことができるのであり、摺動方向に対して向きを変えたスタッカー部2よりスタッカー部2に貯えられた紙幣イを容易に取り出すことができるのである。この場合、指を指挿入口26及び紙幣保持片18、18間に入れることで、紙幣イの取出しを、一層、容易におこなうことができるものである。
【0021】
しかも、開閉手段4によって、スタッカー部2の開きはスタッカー部2の引き出しに伴っておこなうことができるのであり、又、向きを変えたスタッカー部2を格納するのに伴ってスタッカー部2の向きを格納摺動方向に戻すのであり、スタッカー部2の向きを変えて紙幣イを容易に取り出すことができながら、スタッカー部2の出退の操作性を損なうことがないものである。
【0022】
しかして、本発明のスタッカー付き紙幣識別機Aを台間機に実施する場合には、狭い幅(約32mm)に手を入れて回収する必要がなく、紙幣イの回収を容易におこなうことができ、幅狭な箇所に手を突っ込むことによる怪我などの減少を図ることができ、かつ、遊技を中止することもないものである。
【0023】
更に、スライドガイド溝5とガイドピン6とによるスライドガイド手段7において外部ケース3に対してスタッカー部2を摺動移動させながら、スライドガイド溝5の終端部に円弧溝8を形成することから、円弧溝8にガイドピン6を導入することでスタッカー部2の前半体11を摺動方向に対してスイング回動させることができ、スタッカー部2の回動構成を簡素化することができるものである。
【0024】
しかも、スタッカー部2においては、後半体12に対して前半体11を回動することで、前半体11の向きを変えて紙幣イを湾曲させて、一層、取り出しやすくすることができるのである。
【0025】
ところで、スタッカー部2は人手で引き出し及び格納可能に構成することが好ましいが、駆動手段にて駆動移動させてもよいものである。
【0026】
又、実施の形態においては、スタッカー部2を摺動方向に対してスイング回動させて開くようにしたが、スタッカー部2の開き方向は変更することができる。
【0027】
【発明の効果】
請求項1においては、投入される紙幣を識別する紙幣識別装置と投入された紙幣を立ち姿勢のまま重ねてて貯えるスタッカー部を備えたスタッカー付き紙幣識別機であって、外部ケースに対してスタッカー部を摺動させて引き出し及び格納自在に設け、スタッカー部の引き出しに伴ってスタッカー部を摺動方向に対してスイング回動させて開き、スタッカー部の格納に伴って開き姿勢のスタッカー部を摺動方向に沿う閉じ姿勢に変更させて格納をおこなう開閉手段を設けてあるから、外部ケースに対してスタッカー部を摺動させて引き出すのに伴って、開閉手段によって、スタッカー部を摺動方向に対して回動させて向きを変えて開くことができるのであり、摺動方向に対して向きを変えたスタッカー部よりスタッカー部に貯えられた紙幣を容易に取り出すことができるという利点がある。
【0028】
しかも、開閉手段によって、スタッカー部の向きの変更はスタッカー部の引き出しに伴っておこなうことができるのであり、又、向きを変えたスタッカー部を格納するのに伴ってスタッカー部の向きを格納摺動方向に戻すのであり、スタッカー部の向きを変えて紙幣を容易に取り出すことができながら、スタッカー部の出退の操作性を損なうことがないものである。
【0029】
請求項2においては、請求項1の構成に加えて、開閉手段は、外部ケースとスタッカー部の一方に設けたスライドガイド溝と他方に設けてスライドガイド溝に挿入されるガイドピンとにより構成したスライドガイド手段と、スタッカー部の引き出し方向の終端部においてスライドガイド溝に一連に円弧溝を形成してスタッカー部をスイング回動させる回動ガイド手段を備えているから、請求項1の効果に加えて、スライドガイド溝とガイドピンとによるスライドガイド手段において外部ケースに対してスタッカー部を摺動移動させながら、スライドガイド溝の終端部に円弧溝を形成することから、円弧溝にガイドピンを導入することでスタッカー部を摺動方向に対してスイング回動させることができ、スタッカー部の回動構成を簡素化することができるという利点がある。
【0030】
請求項4においては、請求項1の構成に加えて、スタッカー部は重ねられた紙幣を保持することができる前半体と後半体とに分割し、後半体に対して前半体を紙幣を湾曲させる方向にスイング回動可能に構成してあるから、請求項1の効果に加えて、後半体に対して前半体を回動することで、前半体の向きを変えて紙幣を湾曲させて、一層、取り出しやすくすることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示し、スタッカー部を引き出した状態の概略側断面図である。
【図2】(a)は同上のスタッカー部を格納した概略側断面図、(b)は正面図、(c)は背面図である。
【図3】(a)(b)(c)は同上のスタッカー部の動作を示し、底面側から見た概略断面図である。
【図4】(a)は同上の紙幣を湾曲させる作用を示す説明図、(b)は紙幣を支持する状態を示す概略断面図である。
【図5】同上の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 紙幣識別装置
2 スタッカー部
3 外部ケース
4 開閉手段
5 スライドガイド溝
6 ガイドピン
7 スライドガイド手段
8 円弧溝
9 回動ガイド手段
10 開口部
11 前半体
12 後半体

Claims (5)

  1. 投入される紙幣を識別する紙幣識別装置と投入された紙幣を立ち姿勢のまま重ねて貯えるスタッカー部を備えたスタッカー付き紙幣識別機であって、外部ケースに対してスタッカー部を摺動させて引き出し及び格納自在に設け、スタッカー部の引き出しに伴ってスタッカー部を摺動方向に対して回動させて開き、スタッカー部の格納に伴って開き姿勢のスタッカー部を摺動方向に沿う閉じ姿勢に変更させて格納をおこなう開閉手段を設けて成ることを特徴とするスタッカー付き紙幣識別機。
  2. 開閉手段は、外部ケースとスタッカー部の一方に設けたスライドガイド溝と他方に設けてスライドガイド溝に挿入されるガイドピンとにより構成したスライドガイド手段と、スタッカー部の引き出し方向の終端部においてスライドガイド溝に一連に円弧溝を形成してスタッカー部をスイング回動させる回動ガイド手段を備えて成ることを特徴とする請求項1記載のスタッカー付き紙幣識別機。
  3. スタッカー部の開口部を前方に向けて成ることを特徴とする請求項1記載のスタッカー付き紙幣識別機。
  4. スタッカー部は重ねられた紙幣を保持することができる前半体と後半体とに分割し、後半体に対して前半体を紙幣を湾曲させる方向にスイング回動可能に構成して成ることを特徴とする請求項1記載のスタッカー付き紙幣識別機。
  5. スタッカー部は人手で引き出し及び格納可能に構成して成ることを特徴とする請求項1記載のスタッカー付き紙幣識別機。
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