Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP4200517B2 - ユニット式金属製地下構造物 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP4200517B2 - ユニット式金属製地下構造物 - Google Patents

ユニット式金属製地下構造物 Download PDF

Info

Publication number
JP4200517B2
JP4200517B2 JP2002383397A JP2002383397A JP4200517B2 JP 4200517 B2 JP4200517 B2 JP 4200517B2 JP 2002383397 A JP2002383397 A JP 2002383397A JP 2002383397 A JP2002383397 A JP 2002383397A JP 4200517 B2 JP4200517 B2 JP 4200517B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
underground
metal
units
divided
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002383397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004197543A (ja
Inventor
光政 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002383397A priority Critical patent/JP4200517B2/ja
Publication of JP2004197543A publication Critical patent/JP2004197543A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4200517B2 publication Critical patent/JP4200517B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄骨を芯材とし、その外側に鋼板等の金属製外板が固定された壁、天井及び床の各構造体により構成される金属製地下ユニットを工場製作し、この金属製地下ユニットの複数個を建設現場に搬入して全体もしくは一部が地中に埋め込まれる状態に設置し、かつ、相互に接合することにより構築される地下ガレージ、あるいは、金属製地下ユニットの複数個を住宅建物の床下相当箇所や庭あるいはカーポート下等の地中に全体もしくは一部が埋め込まれる状態に設置し、かつ、相互に接合することにより居住空間の拡張や各種物品の収納保管空間を確保するように構築される地下室等のユニット式金属製地下構造物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のユニット式金属製地下構造物として、本発明者は、複数の芯材鉄骨の外側に金属製外板が固定された壁構造体、天井構造体及び床構造体の組立てにより短辺方向に□型ラーメン構造に構成されるところの金属製地下ユニットをその壁構造体の上下方向中間部の水平面に沿って分断して工場製作の段階では略コ字型ラーメン構造に構成された上下二つの分割ユニットを一組とし、その複数組をユニット分離状態で建設現場に搬入して、各組それぞれにおいて二つの分割ユニット同士を建設現場の掘削穴底部に形成されたコンクリート基礎上で両分割ユニットの水平面に沿う分断面端部の突き合わせ状態で固定接合することにより、短辺方向に□型ラーメン構造の複数個の金属製地下ユニットを列状に組立て、それら組立てられた複数個の金属製地下ユニットの隣接ユニット同士を相互に接合することにより、長辺方向に所定長さの耐震壁構造の地下室(地下構造物の一例)を構築可能とした技術を既に提案している(特願2002−50505号)。
【0003】
また、本発明者は、複数の芯材鉄骨の外側に金属製外板が固定された壁構造体、天井構造体及び床構造体の組立てにより短辺方向に□型ラーメン構造に構成されるところの金属製地下ユニットをその壁構造体の上下方向中間部の水平面及びその天井構造体及び床構造体の幅方向中間部の垂直面に沿ってそれぞれ分断して工場製作の段階では略L字型ラーメン構造に構成された上下及び左右それぞれ二つで計四つの分割ユニットを一組とし、その複数組をユニット分離状態で建設現場に搬入して、各組それぞれにおいて四つの分割ユニット同士を建設現場の掘削穴底部に形成されたコンクリート基礎上で各分割ユニットの水平面及び水平面に沿う分断面端部の突き合わせ状態で固定接合することにより、短辺方向に□型ラーメン構造の複数個の金属製地下ユニットを列状に組立て、それら組立てられた複数個の金属製地下ユニットの隣接ユニット同士を相互に接合することにより、長辺方向に所定長さの耐震壁構造の地下室(地下構造物の一例)を構築可能とした技術も既に提案している(特願2002−242694号)。
【0004】
上記のような構成を持つ本発明者による既提案のユニット式金属製地下構造物はいずれも、地下構造物の完成品となる□型ラーメン構造のボックス型地下ユニットを単体として工場で製作し、このボックス型地下ユニット単体の複数個をそのままの形でトラック等で建設現場に搬入し、クレーン等を使って荷降ろしして地下に据付け施工するという旧来一般的なユニット式地下構造物に比べて、工場製作される分割ユニットの小型化、軽量化が図れるとともに、工場から建設現場までの運搬時の嵩の縮小化も図れて、小型トラックによる安全かつ経済的な運搬及び小型クレーンによる容易、安全かつ経済的な荷降ろし、据付け施工が可能になるといった具合に、工場製作から運搬、建設現場での構築完了までの全工程に亘って一貫してボックス型地下ユニット単体を取り扱う場合に比して、建設現場での接合工数増加に伴う工費の上昇を補って余り有る経済効果及び施工効率の向上効果が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したような本発明者による既提案のユニット式金属製地下構造物では、鉄骨や鋼板等の金属製素材の使用に伴って重要不可欠となる防錆、防食対策として、金属製外板の外表面全域に厚膜型の半永久防錆防食塗装を施す手段が採用されていたために、非常に高価な特殊塗材を多量に使用しなければならないだけでなく、各分割ユニットの外面全域にむらなく均一厚さの塗膜を形成するための塗装工事に高度な技術及び多大な時間を費やし、工場での分割ユニット製作費用の上昇原因の一つとなっており、このことが分割ユニット方式の導入に伴う構築費用低減効果の促進に制限を与えているという問題が残されていた。
【0006】
本発明は上記のような知見に基づいてなされたもので、厚膜型の半永久防錆防食塗装を不要にするとともに、現場での工事も極く簡単なものにして総合構築費用の著しい低減を図りつつ、優れた防錆、防食性能を確保して耐久性の大幅な向上を達成することができるユニット式金属製地下構造物を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るユニット式金属製地下構造物は、複数の芯材鉄骨の外側に金属製外板が固定された壁構造体、天井構造体及び床構造体の組立てにより短辺方向に□型ラーメン構造に構成されるところの金属製地下ユニットをその壁構造体の高さ寸法の2分の1に相当する上下方向中間部の水平面もしくは天井構造体及び床構造体の幅方向中間部の垂直面に沿って分断して工場製作の段階では略コ字型ラーメン構造に構成された上下二つの分割ユニット、または、前記水平面と天井構造体及び床構造体の幅寸法の2分の1よりも幅方向の一方側に偏した位置の垂直面に沿って分断して工場製作の段 階では略L字型ラーメン構造に構成された上下及び左右それぞれ二つで計四つの分割ユニットを一組とし、その複数組をユニット分離状態で建設現場に搬入して各組それぞれにおける複数の分割ユニット同士を掘削穴底部に形成されたコンクリート基礎上で各分割ユニットの水平面もしくは水平・垂直両面に沿う分断面端部の突き合わせ状態で固定接合することにより、短辺方向に□型ラーメン構造の複数個の金属製地下ユニットの単体が列状に組立てられ、これら組立てられた複数個の金属製地下ユニットの隣接ユニット同士を相互に接合することにより、長辺方向に所定長さの耐震壁構造に構築されているユニット式金属製地下構造物であって、各分割ユニットにおける壁構造体の外側には、建設現場でのコンクリート打設により該壁構造体の外面に防錆防食用のコンクリート被覆部を形成可能なコンクリート打設用金属板が工場製作段階で予め固定支持されていることを特徴とするものである。
【0008】
上記構成の本発明によれば、構築完成状態で短辺方向には□型ラーメン構造で、かつ、長辺方向には所定長さの耐震壁構造に構築される地下ユニットをその壁構造体の高さ寸法の2分の1に相当する上下方向中間部の水平面もしくはその天井構造体及び床構造体の幅方向中間部の垂直面に沿って分断して工場製作の段階では略コの字型ラーメン構造の上下二つの分割ユニットに、または、前記水平面と天井構造体及び床構造体の幅寸法の2分の1よりも幅方向の一方側に偏した位置の垂直面に沿って分断して工場製作の段階では略L字型ラーメン構造の上下及び左右それぞれ二つで計四つの分割ユニットに構成するものであるから、ユニット単体の小型、軽量化が図れるとともに、工場から建設現場までの運搬時の嵩の縮小化も図れて、小型トラックによる安全かつ経済的な運搬及び小型クレーンによる容易、安全かつ経済的な荷降ろし、据付け施工が可能であり、工場製作から運搬、建設現場での構築完了までの全工程に亘って一貫して□型ラーメン構造のボックス型ユニット単体をそのまま取り扱う場合に比して、総合的な経済効果及び施工効率の向上効果が得られる。
【0009】
加えて、構築後は、各分割ユニットにおける壁構造体の外側に工場製作の段階で予め固定支持されているコンクリート打設用金属板と壁構造体の外面との間にコンクリートを打設するという極く簡単な現場工事を行なうだけで、壁構造体の外面に防錆防食性能に優れたコンクリート被覆部を形成させることが可能であり、そのため、分割ユニットを工場製作する際に各分割ユニットにおける壁構造体の金属製外板の外表面全域に、高価な材料の使用を要し、かつ、高度な技術及び多大な時間を費やす厚膜型半永久防錆防食のための塗装工事を省略することが可能で、ユニット製作費の著しい低減が図れる。
【0010】
また、壁構造体の外面に防錆防食用のコンクリート被覆部を形成するにあたって、構築予定箇所の周囲に予め土留め用金属板を含む土留め工を施工し、その土留め用金属板と構築後の地下ユニットにおける壁構造の外面との間にコンクリートを打設して所定のコンクリート被覆部を形成することも考えられるが、この場合は、例えば関東地域に多くみられるローム層などのように掘削に伴う土砂崩落等の心配がない地質を持つ地域や敷地面積に十分な余裕のある箇所に地下構造物を構築する際、オープンカットで十分に対応できるにもかかわらず、コンクリート被覆部を形成するためにわざわざ現場工事費の上昇を招く土留め工を施工しなければならない。これに対して、本発明では、各分割ユニットにおける壁構造体の外側に予めコンクリート打設用金属板を固定支持させているので、例えば関東地域のローム層のような地質を持つ地域や敷地面積に十分な余裕があって、単なるオープンカット方式で対応できる状況にある箇所への構築にあたっては、土留め工の施工を省略して現場工事費の削減を図りつつ、防錆防食用のコンクリート被覆を確実かつ簡単に形成することができ、上述したユニット製作費の低減と相俟って総合構築費用の低減を一層促進することが可能である。
【0011】
本発明が対象とする地下構造物としては、請求項2に記載のように、全体もしくは一部が地中に埋め込まれる状態で構築される地下ガレージ、あるいは、請求項3の記載のように、全体もしくは一部が地中に埋め込まれる状態で構築される地下室のいずれであってもよい。ここで、地下室を対象とする場合は、居住性や収納物品の長期保存性を高める意味から、各金属製地下ユニットを構成する複数の分割ユニットにおける壁構造体及び天井構造体の金属製外板と芯材鉄骨の内側に取り付けられる内板との間の空間にそれぞれ断熱層を形成することが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るユニット式金属製地下構造物の一例となる金属製地下ガレジの構築完成状態を示す概略側面図、図2はその平面図、図3は図1のX−X線に沿った縦断正面図であり、工場において寸法や形状などを標準化して同一仕様、同一構造に製作され、かつ、建設現場において短辺方向に□型ラーメン構造に組立構成される任意複数個の金属製(鋼製)地下ユニット1…をそれらの短辺方向が連続するように地下掘削穴底部に形成されたコンクリートベタ基礎13上で一列状に設置固定するとともに、隣接する鋼製地下ユニット1,1…同士を水密状態で相互に接合し、また、列方向一端部の鋼製型地下ユニット1の開口端には妻壁11を固定接合し、かつ、列方向他端部の鋼製型地下ユニット1の開口端は開口させたままにして傾斜路面SRに連なる車出入口Eを構成することにより、所定の奥行寸法Dを持ちその奥行方向(長手方向)に耐震壁構造の鋼製地下ガレージUGが構築されている。
【0013】
このような鋼製地下ガレージUGを構成するところの複数個の鋼製地下ユニット1…はそれぞれ、図1及び図3に示すように、壁構造体2Wの高さ寸法Hの2分の1に相当する中間部高さh(=H/2)の水平面に沿ったラインL1で上下二等分に分断されて工場製作の段階で略コ字型ラーメン構造の上下二つの分割ユニット1U,1Dに構成されている。そのうち、上部の分割ユニット1Uは、図3に示されているように、対向する二つの分断壁構造体2Wu,2Wuとこれらを結ぶ一つの天井構造体2Cとからなり、下部の分割ユニット1Dは、対向する二つの分断壁構造体2Wd,2Wdとこれらを結ぶ一つの床構造体2Fとからなり、このような構成の上下二つの分割ユニット1U,1D同士を建設現場において水平面に沿う分断面端部の突き合わせ状態で固定接合することにより、短辺方向に□型ラーメン構造の鋼製地下ユニット1…の単体が組立構成されている。
【0014】
上下二つの分割ユニット1U,1Dにおける分断壁構造体2Wu,2Wd、天井構造体2C及び床構造体2Fはそれぞれ、図4に明示するように、チャンネル鋼あるいはH型鋼などの適当ピッチに配置された芯材鉄骨3…の外側アランジ部3a…に鋼板等の金属製外板4を固定してなり、かつ、上下二つの分割ユニット1U,1Dにおける分断壁構造体2Wu,2Wdの芯材鉄骨3,3のユニット開口側端部には、それぞれ金属製の接合用板部材8u,8dが溶接等により固定されており、図5に示すように、これら板部材8u,8dを両者間に防水シール材9を挟んでボルト・ナット10で締付けることで、上下二つの分割ユニット1U,1Dをそれらの分断壁構造体2Wu,2Wdの端部突き合わせ状態で固定接合可能に構成されている。
【0015】
また、上記の上下二つの分割ユニット1U,1Dにおける分断壁構造体2Wu,2Wdの外側には、図6に示すように、鉄筋あるいはアングル鋼材等の繋ぎ部材5,5を介してそれら分断壁構造体2Wu,2Wdと同一大きさの鉄板等のコンクリート打設用金属板6,6が工場製作の段階で分断壁構造体2Wu,2Wdと平行姿勢に予め固定支持されており、図1〜図3のように、短辺方向に□型ラーメン構造で長手方向に耐震壁構造の地下ガレージUGを構築した後に、各地下ユニット1…の上下分割ユニット1U,1Dにおける分断壁構造体2Wu,2Wdとこれに対向するコンクリート打設用金属板6,6との間にコンクリートを打設することにより、各分断壁構造体2Wu,2Wdの外面に防錆防食用のコンクリート被覆部7,7が形成されている。
【0016】
なお、妻壁11も、チャンネル鋼等の芯材鉄骨の外側に鋼板等の金属製外板を固定して構成されている。この妻壁11の外側にも分割ユニット1U,1Dと同様にコンクリート打設用金属板6aが繋ぎ部材5aを介して予め固定支持されており、地下ガレージUGの構築後におけるコンクリート打設により、その外面に防錆防食用のコンクリート被覆部7aが形成されている。
【0017】
上記したように工場製作段階では、各分割ユニット1U,1Dが略コ字型ラーメン構造であって、分割ユニット単体の小型、軽量化が可能であるとともに、建設現場への運搬時には、例えば図7に示すように、各分割ユニット同士をそれらの壁構造体及び天井構造体、床構造体の厚み分だけずらして重ね合わせることにより、単一のボックス型ユニットの場合に比して全体の嵩(高さ及び横幅)を小さくして、小型トラックでの運搬を可能とするとともに、道路運搬上の限界高さや狭小幅道路運搬時の困難性及び安全性の問題も克服することも可能である。また、建設現場でトラックから荷降ろしする時も建て方工事する時も小型のクレーンを使用することが可能であり、クレーンによって吊り上げられたユニットが電線等の現場周辺に存在する障害物に干渉したり、あるいは、風等の影響を受けて振れたりことがなくなり、荷降ろし乃至建て方工事を容易かつ安全に行うことが可能である。
【0018】
一方、地下ユニット1…の構築後は、各分割ユニット1U,1Dにおける壁構造体2Wu,2Wdの外側に工場製作の段階で予め固定支持されているコンクリート打設用金属板6,6と壁構造体2Wu,2Wdの外面との間にコンクリートを打設するという極く簡単な現場工事を行なうだけで、壁構造体2Wu,2Wdの外面に防錆防食性能に優れたコンクリート被覆部7,7を形成させることが可能であり、そのため、上下の分割ユニット1U,1Dを工場製作する際に各分割ユニットにおける壁構造体2Wu,2Wdの金属製外板4,4の外表面全域に、高価な材料の使用を要し、かつ、高度な技術及び多大な時間を費やす厚膜型半永久防錆防食のための塗装工事を省略することが可能で、ユニット製作費の著しい低減が図れる。
【0019】
また、例えば関東地域に多くみられるローム層のように掘削に伴う土砂崩落等の心配がない地質を持つ地域や敷地面積に十分な余裕のある箇所では、構築予定箇所の周囲に土留め用金属板を建て込むなどの土留め工事を省略し、単にオープンカットして地下ガレージUGを構築するという手段が採用されるが、このようなオープンカットによる構築手段の場合でも、上下分割ユニット1U,1Dにおける壁構造体2Wu,2Wdの外側に予め固定支持させているコンクリート打設用金属板6,6と壁構造体2Wu,2Wdの外面との間にコンクリートを打設するだけで、所定の防錆防食用コンクリート被覆部7,7を確実かつ簡単に形成でき、土留め工事の省略による現場工事費の削減と上述したユニット製作費の低減と相俟って、総合構築費用の著しい低減を達成することが可能である。
【0020】
なお、上記実施の形態では、壁構造体2Wの高さ寸法Hの2分の1に相当する中間部高さhの水平面に沿ったラインL1で分断して工場製作された上下二つの略コ字型ラーメン構造の分割ユニット1U,1Dを接合することにより地下ユニット1の単体が組立構成されるものについて説明したが、これに代えて、例えば図8に示すように、上記水平面に沿ったラインL1及び天井構造体2C及び床構造体2Fの幅寸法Wの2分の1よりも幅方向の一方側に偏した位置の垂直面に沿ったラインL2で分断して上下及び左右二つづつ計四つの略L字型ラーメン構造の分割ユニット1UL,1UR,1DL,1DRを工場製作し、これら四つの分割ユニット1UL,1UR,1DL,1DRを接合することにより地下ユニット1の単体が組立構成されるものに適用してもよく、また、図示省略するが、天井構造体2C及び床構造体2Fの幅方向中間部の垂直面に沿ったラインL2のみで分断して工場製作された左右二つの略コ字型ラーメン構造の分割ユニットを接合することにより地下ユニット1の単体が組立構成されるものに適用してもよい。
【0021】
また、上記実施の形態では、地下ガレージを構築対象としたが、居住空間の拡張や各種物品の収納保管空間の確保、拡張を目的とする地下室を構築対象としてもよい。この場合は、壁構造体2W(2Wu,2Wd)及び天井構造体2Cの金属製外板4と芯材鉄骨3の内側に取り付けられる内板(図示省略)との間の空間に居住性や収納物品の長期保存性を高めるべく、それぞれ断熱層を形成することが望ましい。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、工場製作の段階では略コの字型又は略L字型ラーメン構造の複数の分割ユニットに構成することにより、ユニット単体の小型、軽量化が図れるとともに、運搬時の嵩の縮小化も図れて、小型トラックによる安全かつ経済的な運搬及び小型クレーンによる容易、安全かつ経済的な荷降ろし、据付けが可能であり、工場製作から運搬、建設現場での構築完了までの全工程に亘って一貫してボックス型ユニット単体をそのまま取り扱う場合に比して、総合的な経済効果及び施工効率の向上効果が得られる。
【0023】
その上、地下ユニットの構築後は、各分割ユニットにおける壁構造体の外側に工場製作の段階で予め固定支持されているコンクリート打設用金属板と壁構造体の外面との間にコンクリートを打設するという極く簡単な現場工事を行なうだけで、壁構造体の外面に防錆防食性能に優れたコンクリート被覆部を形成させることができるため、各分割ユニットの製作時にその壁構造体の金属製外板の外表面全域に対する厚膜型半永久防錆防食のための塗装工事を省略して、ユニット製作費の著しい低減を図ることができる。特に、関東地域のローム層のような地質を持つ地域や敷地面積に十分な余裕があって、単なるオープンカット方式で対応できる状況にある箇所への構築に際しては、土留め工の施工を省略して現場工事費の削減を図りつつ、防錆防食用のコンクリート被覆を確実かつ簡単に形成することができ、上述したユニット製作費の低減と相俟って総合構築費用の著しい低減を達成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るユニット式金属製地下構造物の一例となる金属製地下ガレジの構築完成状態を示す概略側面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 図1のX−X線に沿った縦断正面図である。
【図4】 分割ユニットにおける壁、天井及び床構造体の構成を示す要部の拡大縦断面図である。
【図5】 上下二つの分割ユニットの接合部構造を示す要部の拡大縦断面図である。
【図6】 工場製作された段階の分割ユニットの構成を示す正面図である。
【図7】 上下二つの分割ユニットの運搬時における重ね合わせ状態を説明する概略正面図である。
【図8】 地下ユニットを四つに分割した別の実施形態の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
1 地下ユニット
1U,1UL,1UR 上部の分割ユニット
1D,1DL,1DR 下部の分割ユニット
2W 壁構造体
2Wu,2Wd 分割壁構造体
2C 天井構造体
2F 床構造体
3 芯材鉄骨
4 金属製外板
6 コンクリート打設用金属板
7 コンクリート被覆部
13 コンクリートベタ基礎
UG 地下ガレージ(地下構造物の一例)

Claims (3)

  1. 複数の芯材鉄骨の外側に金属製外板が固定された壁構造体、天井構造体及び床構造体の組立てにより短辺方向に□型ラーメン構造に構成されるところの金属製地下ユニットをその壁構造体の高さ寸法の2分の1に相当する上下方向中間部の水平面もしくは天井構造体及び床構造体の幅方向中間部の垂直面に沿って分断して工場製作の段階では略コ字型ラーメン構造に構成された上下二つの分割ユニット、または、前記水平面と天井構造体及び床構造体の幅寸法の2分の1よりも幅方向の一方側に偏した位置の垂直面に沿って分断して工場製作の段階では略L字型ラーメン構造に構成された上下及び左右それぞれ二つで計四つの分割ユニットを一組とし、その複数組をユニット分離状態で建設現場に搬入して各組それぞれにおける複数の分割ユニット同士を掘削穴底部に形成されたコンクリート基礎上で各分割ユニットの水平面もしくは水平・垂直両面に沿う分断面端部の突き合わせ状態で固定接合することにより、短辺方向に□型ラーメン構造の複数個の金属製地下ユニットの単体が列状に組立てられ、これら組立てられた複数個の金属製地下ユニットの隣接ユニット同士を相互に接合することにより、長辺方向に所定長さの耐震壁構造に構築されているユニット式金属製地下構造物であって、
    各分割ユニットにおける壁構造体の外側には、建設現場でのコンクリート打設により該壁構造体の外面に防錆防食用のコンクリート被覆部を形成可能なコンクリート打設用金属板が工場製作段階で予め固定支持されていることを特徴とするユニット式金属製地下構造物。
  2. 対象とする地下構造物は、全体もしくは一部が地中に埋め込まれる状態で構築される地下ガレージである請求項1に記載のユニット式金属製地下構造物。
  3. 対象とする地下構造物は、全体もしくは一部が地中に埋め込まれる状態で構築される地下室であり、各金属製地下ユニットを構成する複数の分割ユニットにおける壁構造体及び天井構造体の金属製外板と芯材鉄骨の内側に取り付けられる内板との間の空間にはそれぞれ断熱層が形成されている請求項1に記載のユニット式金属製地下構造物。
JP2002383397A 2002-12-17 2002-12-17 ユニット式金属製地下構造物 Expired - Fee Related JP4200517B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002383397A JP4200517B2 (ja) 2002-12-17 2002-12-17 ユニット式金属製地下構造物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002383397A JP4200517B2 (ja) 2002-12-17 2002-12-17 ユニット式金属製地下構造物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004197543A JP2004197543A (ja) 2004-07-15
JP4200517B2 true JP4200517B2 (ja) 2008-12-24

Family

ID=32767139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002383397A Expired - Fee Related JP4200517B2 (ja) 2002-12-17 2002-12-17 ユニット式金属製地下構造物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4200517B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6838988B2 (ja) * 2017-02-16 2021-03-03 日本コンベヤ株式会社 搬送装置および回転構造体の組立方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004197543A (ja) 2004-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0587612B1 (en) Sheet metal structural member, construction panel and method of construction
KR101420203B1 (ko) 건축용 기둥과 보의 연결구조물
JP5053016B2 (ja) 波形鋼板ウエブを用いた桁構造
US5067289A (en) Foundation system for manufactured housing
CN105926674A (zh) 高强度城市地下综合管廊
CN210164056U (zh) 一种装配式钢混组合结构建筑系统
US20060096236A1 (en) Structural wall apparatuses, systems, and methods
US20050055922A1 (en) Prefabricated cage system for reinforcing concrete members
US5040921A (en) Segmented tunnel system
JP4200517B2 (ja) ユニット式金属製地下構造物
KR200469319Y1 (ko) 철골 또는 철골철근콘크리트 기둥과 철근콘크리트로 보강된 단부를 갖는 철골 보의 접합구조
JPH08135221A (ja) 大型デッキプレートを使用した可変寸法の建造物
JP3603449B2 (ja) 地中壁体構築用鋼製パネル
JP2006183286A (ja) 波形鋼板ウエブuコンポ橋における波形鋼板ウエブの接合構造
CN106759950B (zh) 一种预制装配式板墙工字钢焊接节点施工工艺
CN212153398U (zh) 一种大跨度的基坑土层临时支撑系统
KR100296723B1 (ko) 콘크리트주택등의건축공법
JPH08246480A (ja) デッキプレート形鋼直交型サンドイッチ構造
JP2004162501A (ja) 金属製ユニット型地下室の構造
US20210140136A1 (en) Modified jersey barrier foundation system
JP4200521B2 (ja) ユニット式ボックス形地下室
KR100977279B1 (ko) 지하주차장 모듈러 시스템
JP2003306952A (ja) ユニット型金属製地下構造物
JP2004052518A (ja) 金属製ユニット型地下室の構造
KR102464866B1 (ko) 방음벽 기초의 시공방법 및 그에 의해 시공된 방음벽 기초

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051217

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20061011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080909

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees