JP4200824B2 - カラー画像出力装置、画像データ制御プログラム及びそのプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部から単色のデータファイルを複数種類受け取り、前記画像出力単位であるジョブ毎に所定種類の色版のデータファイルを一つのカラーデータファイルとして纏め、纏めたカラーデータファイル(画像データ)を基に、所望のカラー画像を出力するカラー画像出力装置、コンピュータに単色のデータファイルを処理させる画像データ制御プログラム及びそのプログラムを記憶した記憶媒体に関する。特に、外部から受ける名称等の識別情報がバラバラな、かつ多数種類の色版のデータファイルから所望のものを一つのカラーデータファイルとして纏めて処理するための技術に係る。
【0002】
【従来の技術】
従来より、一般に、単色の画像データである単色のデータファイル(ビットマップ2値データ、又は1bit TIFF データもしくは8bit TIFFデータ等がある。)が使用されており、例えば、所定の画像出力装置で画像出力単位(以下、「ジョブ」という。)で使用され、そのジョブにあった単色のデータファイル(以下「データファイル」という。)であって、かつ要求される色の種類(例えば、C:シアン、M:マゼンダ、Y:イエロー、K:ブラック)の違うデータファイル(以下、「色版」ということもある。)を揃えて一つのカラーデータファイルとして纏めて画像出力制御に送るようにしていた。この処理をコンピュータを有する制御装置で行っていた。例えば、図7におけるコンピュータを有する制御装置7が、ネットワークを介して送られてくる名称がバラバラな、かつ各種の色版を受けて、やはりネットワークを介して接続されている画像出力装置6に、ジョブ毎に色版を纏めて送る必要があった。ここで、制御装置及び画像出力装置6が、カラー画像出力装置(或いはシステム)を形成している。
【0003】
しかしながら、制御装置7は、多数のデータファイルを受けて多くの画像出力装置を制御するので、多くの種類のデータファイルを扱うことと、また多くの異なるシステムが作成するデータファイルを扱うので、データファイルはその名称等の識別情報がバラバラであり、それを選択して上記のジョブ名毎に色版を纏める処理が非効率的であった。
【0004】
従来より、上記の処理を、自動で複数の単色画像データファイルを一つの画像データファイルにまとめ、カラー画像データとして出力する方法は考えられていた。
【0005】
従来技術としては、例えば、制御装置7(コンピュータ)内の所定のフォルダ(以下、「ホットフォルダ」という。)にデータファイルが入力された場合、そのファイル名称から同一のジョブを判別し、一つの画像データファイルにまとめる手法を採っているが、「ジョブ名、色版名」の構成により表される名称(例えば「XXXX.Cyan」)のファイルだけを対象としているものがあった(特許文献1を参照)。
【0006】
ところが、上記したように、データファイル1は数多く存在し、かつそれらのデータファイル1のファイル名称が異なり、またファイル名称の構成は上記外部の異なるシステムの任意であるうえに、C、M、Y、Kに加え、特色も含めた場合には、ほぼ全てのシステムが作成するデータファイルのファイル名称の構成は異なるため(その例を図6の「名称」の欄に参考に示す。)、上記従来技術では、対応しきれなかった。
【0007】
また、供給されてくるデータファイルのデータ内部には、たいていの場合ジョブ情報や色版情報を有していない。
【0008】
従って、ファイル名称(或いはデータ)から各ファイルのジョブ名、色版種別を判別することが効率化にとって必要がある。
【0009】
つまり、上記従来技術では、固定のフィイル規則(固定のジョブ名.色版名)以外で構成された名称のファイルについては自動出力が行なえないという問題がある。
【0010】
そこで、「ジョブ名.色版名」以外で構成された名称のファイルを自動出力する運用としては次の2通りが考えられるが、いずれも完全な解決策ではない。
a)「ジョブ名.色版名」以外のいくつかのファイル名称の構成についてジョブ名、色版情報の判別機構をプログラムに追加で組み込む方法。
この場合、組み込んでいないファイル名称のジョブを出力する際には事前に組み込んだファイル名称にリネームする必要があり、やはり自動出力が行なえないという問題がある。既存のファイル名称の構成を予めプログラムに組み込んでおくことは可能であるが、未来に作成されるファイル名称までを予測し、事前に組み込むことは不可能である。
【0011】
b)ホットフォルダ内のファイルを時間順または名前順でソートして、設定した色数分を同ジョブとする方法。
ホットフォルダに「色数」「入力順」(C、M、Y、Kの順序)「ソート順(時間順又は前順)」を設定し、以下の手順で、同じジョブ、色版を判別する方式がある。
▲1▼ホットフォルダ内のデータを「ソート順(時間順or名前順)」の設定に従ってソート。
▲2▼上から「色数」で設定した色版数分を一つのジョブとする。
▲3▼上から「入力順」で設定した順番に色版を割り当てる。
【0012】
【特許文献1】
特開平10−143647号公報([0030]、[0031])
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記の問題点としては、
▲1▼「時間順」でソートした場合、複数の外部のシステムで作成した単色画像データが混在した場合に全く異なるジョブが一つのジョブとして認識される場合がある。
【0014】
▲2▼「名前順」でソートした場合、色版名以外は全て等しいジョブには有効であるが、次の場合、全く異なるジョブが一つのジョブとして認識される場合がある。・色版ごとに先頭の数字が異なるファイル名称のジョブで、複数のジョブが存在する場合。
・上書き時に数字がインクリメントされるファイル名称のジョブで、通常の名称のジョブと上書きによる上書名称のジョブが存在する場合。
・特色を含むファイルでは特色(C、M、Y、Kの基本色に重ねる他の色)の名称がファイル名称に含まれることが多く、その場合使用する特色ごとに「入力順」を設定する必要がある。
【0015】
本発明は、可能な限りジョブの識別情報(名称)及び色版の種類を自動的に判別することによって、所要のジョブの所要の複数の色版のデータファイルを、一つのカラーデータファイルに纏め、これをカラー画像データとして画像出力装置へ出力可能とするカラー画像出力装置、その画像データ制御プログラム及びそのプログラムを記憶した記憶媒体を提供するものである。
【0016】
また、上記の異なるシステムによっては、単色画像データを新規に作成する時と既に同ジョブが存在する時とで、ファイル名称の構成が異なる場合がある。その場合、一つのホットフォルダでは、新規または上書き時のジョブの何れかが出力できないという問題がある為、ふたつのホットフォルダを作成する必要があり、運用が煩雑になる。
【0017】
本発明では、上記の場合においても、一つのホットフォルダで新規、上書き時のジョブの何れも出力可能とし、運用を簡便にすることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、 外部から単色のデータファイルを複数種類を受け取り、前記画像出力単位であるジョブ毎に所定種類の色版のデータファイルを一つのカラーデータファイルとして纏め、纏めたカラーデータファイルを基に、所望のカラー画像を出力させるカラー画像出力装置において、少なくともジョブ名を定義するための文字列変数と色版を定義するための文字列変数とを含む文字列式を生成する定義規約生成手段と、前記複数種類の色版のデータファイルを受けて、それらに含まれている識別情報を前記文字列式で定義する定義手段と、前記定義手段で定義された同一ジョブ名であって所定種類の色版のデータファイルを判別して一つに纏めて前記カラーデータファイルとする判別手段とを備えた。
【0019】
請求項2記載の発明は、前記定義手段は、各文字列変数で前記識別情報を定義するにあたって、前記ジョブ名の文字列変数を最後に定義する構成とした。
【0020】
請求項3に記載の発明は、前記文字列変数を入力するための入力手段を備えた。
【0021】
請求項4に記載の発明は、前記入力手段は、前記文字列変数とともに固定の文字列を含めた文字列式を指定でき、前記定義手段は、前記文字列変数及び固定の文字列を基に前記定義を行う構成とした。
【0022】
請求項5に記載の発明は、外部から単色のデータファイルを複数種類を受け取り、前記画像出力単位であるジョブ毎に所定種類の色版のデータファイルを一つのカラーデータファイルとして纏め、纏めたカラーデータファイルを基に、所望のカラー画像を出力させるカラー画像出力装置において、少なくともジョブ名を定義するための文字列変数と色版を定義するための文字列変数とを含む第1の文字列式及びそれと文字列変数を異にする第2の文字列式を生成する定義規約生成手段と、前記複数種類の色版のデータファイルを受けて、それらに含まれている識別情報を前記第1の文字列式で定義し、定義できない場合は第2の文字列式で定義して出力する定義手段と、前記定義手段からの出力を受けて、定義された同一ジョブ名であって所定種類の色版のデータファイルを判別して一つに纏めて前記カラーデータファイルとする判別手段とを備えた。
【0023】
請求項6に記載の発明は、前記第1の文字列式、第2の文字列式のぞれぞれを構成する文字列変数を入力するための入力手段を備えた。
【0024】
請求項7に記載の発明は、外部から単色のデータファイルを複数種類受け取り、前記画像出力単位であるジョブ毎に所定種類の色版のデータファイルを一つのカラーデータファイルとして纏め、纏めたカラーデータファイルを基に、所望のカラー画像を出力させるカラー画像出力装置において、前記複数種類の色版のデータファイルを受けて、それらの色版のデータファイル内の情報から、少なくともジョブを識別するジョブ情報及び色版を識別するため色版情報を取得する情報取得手段と、所望の色版の種類を指定するための入力手段と、前記情報取得手段で取得されたジョブ情報及び色版情報から同一ジョブ名のものであって、指定された種類の色版のデータファイルを判別して一つに纏めて前記カラーデータファイルとする判別手段とを備えた。
【0025】
請求項8に記載の発明は、画像を出力するカラー画像出力装置に用いられるコンピュータに対して、外部から単色のカラーデータファイルを複数種類受け取らせ、前記画像出力単位であるジョブ毎に所定種類の色版のデータファイルを一つのカラーデータファイルとして纏め、纏めたカラーデータファイルを基に、所望のカラー画像を出力させる画像データ制御プログラムにおいて、少なくともジョブ名を定義するための文字列変数と色版を定義するための文字列変数とを含む文字列式を生成させ、前記複数種類の色版のデータファイルを受けて、それらに含まれている識別情報を前記文字列式で定義させ、前記定義された同一ジョブ名であって所定種類の色版のデータファイルを判別して一つの前記カラーデータファイルとして纏めさせる構成とした。
【0026】
請求項9に記載の発明は、請求項8記載の画像データ制御プログラムを記憶した記憶媒体とした。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の機能ブロックを説明するための図、図2は、図1の動作のフローを示す図である。図3は、入力設定画面を説明する図、図4は、文字列変数を説明するための図、図5は定義を説明するための図である。図6は、ジョブ名の種類を説明するための図である。図7は、本発明及び従来のハード構成を説明するための図である。
【0028】
先ず、本発明の概要は、図1における画像データ制御装置5が、多くの種類の名称及び色版で識別されるデータファイル1を受けて、効率良く、各画像出力装置6に必要なデータファイル1を判別して一つに纏めて送ることである。そのための手法は、文字列変数からなる文字列式で示される定義規約を生成して、多くのデータファイル1の名称、又はそのファイルに含まれるデータ(情報)を前記文字列式で定義することによって行うものである。
【0029】
図1は、本発明の機能ブロックであるが、その中の画像データ制御装置5とそれにネットワークで接続される画像出力装置6で、本発明のカラー画像出力装置(システム)を構成している。また、画像データ制御装置5と画像出力装置6とは一体で形成されていてもよい。つまり、本発明の要部、機能を画像データ制御装置5又は画像出力装置6が単独でもっていてもよいし、一緒に分担して持っていても、本発明の範囲である。画像データ制御装置5と図7の制御装置7とは、ハード構成では同じであるが、機能ブロックが異なり、その機能ブロックを生み出すコンピュータで動作するプログラムにおいて異にする(従来の制御装置の機能ブロックは不図示。)。以下、その機能ブロックを中心に本発明を説明する。
【0030】
図1において、データファイル1(以下、単色のデータファイルを「データファイル」と言う。)は、従来技術で説明したものと同様であり、図6の「名称」欄に示す名称を有した各種のものがある。また、これらは、ネットワークで外部のシステム(装置)で作成されて送られてくることが多いが、そのタイミングも必ずしも一定せず、欲しい種類の色版の組合せが同時であることも、バラバラであることもある。なお、外部のシステムの外部は、本発明の構成の外側を意味している。したがって、本発明を搭載した実製品が、外部のシステムの構成を含む場合であっても、含まないで外部のシステムが別製品であったとしても、本発明の範疇である。
【0031】
画像データ制御装置5は、ホットフォルダ2、転送手段3及び入力手段4で構成される。ホットフォルダ2は、文字列変数記憶手段を有して文字列式を出力する定義規約生成手段2c、文字列式を基に入力されるデータファイル1のジョブ名を定義する定義手段2a、定義された情報から所望のジョブ名の、所望の色種類の色版を判別する判別手段2dを備えている。
【0032】
定義規約生成手段2cが有する文字列変数記憶手段は、図4の「変数」の欄に示されるものを有している。これは、図6に示した、過去の各データファイルの名称(図6の「名称」欄を参照)等の文字列構造を分析して作成した文字列変数であって、経験的に図4の6個の変数があれば、データファイル1の名称を定義できる。図4は、[ ]で示されるものが変数で、「内容」欄に示しているのは、[ ]内の符号で示される意義、内容或いは対象とする文字列を示す。「規定」の欄は、変数の属性を規定している。なお、図6における「名称」欄の名称は、新規に生成して付された名称を表し、「上書名称」欄の名称は、新規に付された名称のものと同じジョブのものが既に存在しているような場合(つまり、同一ジョブのものが2つの名称が付されている場合)の名称を表す。
【0033】
ここで、「文字列変数」とは、図4の「規定」欄で定義された属性の範囲において、変化し得る文字列(記号、スペー等を含む)の変数をいう。これに対して変化しない(つまり定数の属性を有する)文字列を、ここでは固定文字列という。文字列式は、これら文字列変数及び固定文字列の組合せで決定される、いわば定義式である。
【0034】
このように、文字列変数扱いにすると、その属性の範囲であれば、文字列そのものが変っても認識できるので便利である。つまり、将来、色版の種類がCMYKの基本色以外の特色と言われる色版が増える傾向にあり、それも定義できる可能性がある。
【0035】
例えば、図5を例に示すと、図5の4つのデータファイル名称を文字列に分解してみると、「ジョブ名」、「色版名」、及び「同じ番号」に分解できる。これらの文字列をそれぞれ、[JOB]、[COLOR]及び[SAME NUM]という文字列変数で扱うことができる。つまり、[JOB].[COLOR][SAME NUM].tif という名称規約で定義できることになる。
【0036】
したがって、図1の定義規約生成手段2cは、文字列変数記憶手段に記憶されている文字列変数を選択的に、入力手段4から図3の設定画面で入力設定される、各文字列変数を基に、名称規約(文字列式)を生成して、定義手段2aへ送る。例えば、図3において変数入力の「ジョブ名」をクリックすると、文字列変数[JOB]を文字列変数記憶手段から読み出し、同様に「色版名」及び「同じ番号」をクリックすると[COLOR]及び[SAME NUM]を記憶手段から読み出して、文字列式を生成する。文字列式は設定画面の「名称」の項に表示される。なお、入力手段4で、上記変数の全ての文字列を入力手段4のキー等で手動で入力してもよい。
【0037】
図6の「ファイル名称規約」欄の「名称」の表記の直下に記載されている文字列式は、いずれも、同じようにして、図6を「名称」欄の中の各段の名称に対して作成した例である。
【0038】
定義手段2aは、定義規約生成手段2cから受けた文字列式で定義するが、各文字列変数単位で、入力されるデータファイル1を分析、定義していく。例えば、図6の各段のデータファイルが送られているとき、同じ図6のニ段目、登録名欄が「System2」となっているケースであれば、文字列式は、「[DIFF NUM][JOB][COLOR][SAME NUM].tif 」であるので、先ず、受けたデータファイル1から文字列変数「DIFF NUM」を用いて、該当するものをリストアップする。
【0039】
次にその中で、文字列変数「SAME NUM」で、該当するものをリストアップする。そのリストアップの中から、さらに、文字列変数[COLOR]で、該当するものをリストアップしていく、そして、データファイル1の中で残った文字列を文字列変数「JOB」に該当するものとし、これら文字列変数で構成される文字列式の形式でリストアップしておく。上記のように文字列変数をサーチする場合は、文字列式の記述の順序と異なってもよい。このように最後に、文字変数「JOB」を定義するのは、ジョブ名称が任意の文字列であっても対応できるようにするためである。
【0040】
なお、図6のファイル名称規約において、文字列変数間に1文字行スペースあるもの、或いはスペース無しのもの、或いはドットがあるもの等があるが、これも定義規約の条件の一つ(つまり、文字列の変数或いは定数の一つとなる。)である。したがって、例えば、名称が「JOB.pl.1A.C.tif」とあり、ファイル名称の定義規約(文字列式)が、「[JOB].[COLOR].tif」とすれば、「JOB.pl.1A.C.tif」のうち変数[COLOR]は、「C」を該当する文字列と認識するので、変数[JOB]は、「JOB.pl.1A」が該当することになり、これがジョブ名称と定義される。したがって、他のジョブ名称と区別することができる。図6の「名称」の欄の各段に共通に入っている「JOB」という用語だけを変数「JOB」に該当するようにしているわけではない。そのようにすると、ジョブ名称の区別がつかなくなるからである。
【0041】
図1の判別手段2bは、定義手段2aが出力するリストから、定義された同一ジョブ名であって、入力手段4から図3の設定画面の「色版名設定」項目にしたがって入力された色版の種類を判別する。色版が揃っていない場合は、揃うまでデータフォルダ2dに記憶して待機する。そして定義手段2aが定義する時間にもよるが、所定時間毎に例えば、10秒間隔で定義手段2aの出力を見に行き、色版の種類が揃った段階で、同一ジョブ名称の揃った単色の色版のデータファイルを纏めて一つのカラーデータファイル(ここで、カラー画像のデータとなる。)とする。
【0042】
転送手段3は、画像出力装置6のインタフェースに合わせて、判別手段2bが出力するデータファイルを該当する画像出力装置6に送って画像出力をさせる。
【0043】
入力手段4は、表示手段、キー等の操作手段を有し、図3のような選択的に入力設定可能な画面情報を記憶して、動作開始時は、その画面情報を表示手段に表示させ、それを見てクリック等による入力設定がされたことを受け付け、ホットフォルダ2等へ情報を送る。特に、ファイルに関する登録名称、文字列変数、文字列式、色版の種類等を入力設定可能にしている。特に、文字列変数は、文字列変数記憶手段に記憶しているものと同じものを画面から選択可能にされている。例えば、図4において、表示画面上の「変数入力」の項において、「ジョブ名」「色版名」…・・「同じ文字」「違う文字」というように、図4の変数欄の変数に該当する名称がボックス内に表示されており、そのボックスにカーソルを置くことによって選択すると、その選択されたボックス内の名称に相当する変数が、図3の表示画面の「名称」(▲2▼)に入力される。また、図3の表示画面の名称(▲2▼)のところへ、入力手段4により直接書きこむことにより、文字列変数記憶手段に新しい文字列変数を入力することも可能である。
【0044】
なお、図3において、「名称」の項にはデータファイル1の新規生成時の名称に対する文字列式(定義式でもある)を入力し、「上書名称」には後で、同一ジョブ名で新規生成時と異なる名称が付された場合の名称に対する文字列式を入力する。この場合は、定義手段2aは、「名称」の文字列式で定義し、それで定義できない場合は、「上書名称」の文字列式で定義する。
【0045】
なお、予め、いつも使用する所望の文字列変数及び文字列式が決まっている場合は、必ずしも上記のような入力手段4による必要はなく、例えば、記憶手段等に記憶させておいて、それを用いるようにしてもよい。ただ、データファイル1がどんどん増えて行く事態に対して、新たな文字列式を作るような場合、新たな色版の種類の組合せがでるような場合には、入力手段4で入力できることが便利である。
【0046】
次に図2を基に、動作フローを説明する。
ステップS1:図1の入力手段4は、予め図3の入力設定画面を表示する(なお、下記説明と図3の画面中の表記とは必ずしも一致しない。)。
【0047】
ステップS2:操作者が、所望のデータファイル1の情報については既知であるから、入力設定画面をみながら、登録名称、文字列変数、文字列式、色版の種類等を入力する。例えば、「名称」のテキストボックス内にカーソルを置いて1クリックし、次にカーソルを「変数入力」の項の「ジョブ名」においてクリックすると、テキストボックス内に「JOB」の変数が入力される。なお、ドット、スペース等は、キーボード等から入力可能にされている。
【0048】
ここでは、例えば、次の条件が入力されたとする。
・「名称」の文字列変数:[DIFF NUM][JOB][COLOR][SAME NUM].tif
・色版の種類:Yellow、Cyan、Magenta、Black
・なお、「上書名称」の文字列変数も入力しておくとよいが、この例では省く。
【0049】
ステップ3:定義規約生成手段2は、入力手段4からの文字列変数を基に、入力された並びの順に文字列変数を配列した文字列式([DIFF NUM][JOB][COLOR][SAME NUM].tif )を生成して、テキストボックス内に表示させるとともに、定義手段2aに送る。
【0050】
ステップ4、5、6、7:定義手段2aは、今受けたデータファイル1の名称が、例えば、「JOB.pl.1A.C.tif」である場合、文字列式「[DIFF NUM][JOB][COLOR][SAME NUM].tif 」を基に定義する(S4)。しかし、文字列変数「DIFF NUM」、「SAME NUM」、[COLOR]の順に該当する文字列を検索する(S4)が、受けたデータファイル1には該当するものがないので、結局、この文字列式で定義できないと判断する(S5−NO)。
【0051】
ここで定義手段2aは、「上書名称」の文字列式を入力手段4から受けているかどうか判断して(S6)して、受けて未定義の文字列式があれば(S6−YES)、「上書名称」の文字列式で定義することを試みる(S7)。
【0052】
それでも、定義できないと判断された場合(S5―NO)は、未定義の「上書名称」の文字列があるかどうかを判断する(S6)。この場合は、既に定義を試みているので(S6−NO)ので、別なデータファイル1について「名称」の文字列式で定義することを開始する(S4)。例えば、次のデータファイル1としてデータファイル名「2JOBM00.tif」及び「1JOBC00.tif」を受けて上記文字列色で定義を開始する。やはり、文字列変数「DIFF NUM」、「SAME NUM」、[COLOR]の順に該当する文字列を検索すると、それぞれ、(2,1)、(0,0)、(M,C)を検出できる。つまり、それぞれの文字列変数の属性にあったものが検出される。そして残りの文字(JOB)をジョブ名とする。定義手段2aは、これら定義できたものと判断し(S5−YES)、定義したジョブ名を該当するデータファイル1とともに出力する。
なお、ステップ6で「上書き名称」が入力されている場合(ステップS6−YES)は、その上書き名称で文字列で定義する。定義の仕方はステップ4と同じである。
【0053】
ステップS8、9:判別手段2bは、予め入力手段4から必要な色版の種類を受けているので、定義手段2aの出力から、同一ジョブ名で色版、Yellow、Cyan、Magenta、Blackのものを判別する(S8)が、同一の名称「JOB」のデータファイル1では、未だ、色版が、M(Magenta)とC(Cyan)の色版のものしか見つからないため、これらをフォルダ2dに保管して、次に定義手段2aからの出力を待つ。判別手段2bは、約10秒おきに定義手段2aの出力を見に行き、判別を試みる。このようにして、さらに、同一ジョブ名で、Yellow、Blackの色版のデータファイル1が判別(S8)できた時点で、これら4つのファイルを一つのカラーデータファイルとして纏めて出力する(S9)。
【0054】
ステップS10:判別手段2bで纏められた一つのファイルを対応する画像出力装置6へ転送する。
【0055】
これまでの実施例は、主として、データファイル1の名称を対象として定義することによって、ジョブ名及び色版の各情報を取得することを説明してきたが、データファイル1のデータ内に含まれる識別情報からジョブ名及び色版の識別情報を取得できる場合は、その取得した情報を以って決定してもよい。
【0056】
また、上記の画像出力装置6は、カラーデータファイルを用いて露光して用紙、或いはPS版等の媒体に画像として出力する装置、プリンター等のいずれであってもよいし、或いは、液晶表示手段やCRTでカラー画像を映すモニタであってもよい。
【0057】
画像データ制御装置5は、上記のような動作を行う機能ブロックを有するが、先にも述べたが、ハード構成は、図7の制御装置7と同じである。したがって、本発明は、メモリ(記憶媒体)に記憶可能なプログラムをコンピュータに実行させることで上記機能を達成している。プログラム構造としては、主として表示手段及び操作手段を含む入力手段4の機能を達成するためマンーマシン関係のものと、主として上記ホットフォルダ2の機能関係のものを含む。そしていずれのプログラムも、図2に示すようなステップをコンピュータに実行させる。なお、このプログラムを記憶したメモリ、つまり、記憶媒体としては半導体メモリ、FD(登録商標)、メモリカード(磁気、集積回路含む)、光ディスクのいずれでもあってもよい。
【0058】
本発明は、上記実施例に限られることなく、技術思想の利用・均等の範囲は本発明に属する。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、多くの種類の名称を有するデータファイルを受けて、ジョブの識別情報(名称)及び色版の種類を自動的に判別できる構成としたので、所要のジョブの所要の複数の色版のデータファイルを、一つのカラーデータファイルに纏めて出力できるので、間違いなく、さらに効率よくできる効果がある。
【0060】
また、文字列変数を使った式で定義することから、変数名称の追加、特色の増加による色版の増加にも対応して、上記の出力を自動でできる効果がある。
【0061】
また、カラーデータファイルを新規に作成する時と既に同ジョブが存在する時とで、ファイル名称の構成が異なる場合であっても、新規または上書き時のジョブの何れかが出力できないという問題も一つのホットフォルダで解決して作成できる効果がある。
【0062】
上記のことから、画像データ制御装置及び画像出力装置を含むカラー画像出力システム(装置)としての運用効率も良くなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機能ブロックを説明するための図である。
【図2】図1の動作のフローを示す図である。
【図3】入力設定画面を説明する図である。
【図4】文字列変数を説明するための図である。
【図5】定義を説明するための図である。
【図6】ジョブ名の種類を説明するための図である。
【図7】本発明及び従来のハード構成を説明するための図である。
【符号の説明】
1 データファイル(単色のデータファイル)
2 ホットフォルダ
2a 定義手段
2b 判別手段
2c 定義規約生成手段
2d フォルダ
3 転送手段
4 入力手段(表示手段・操作手段)
5 カラー画像制御装置
6 画像出力装置
7 制御装置
Claims (9)
- 外部から単色のデータファイルを複数種類を受け取り、前記画像出力単位であるジョブ毎に所定種類の色版のデータファイルを一つのカラーデータファイルとして纏め、纏めたカラーデータファイルを基に、所望のカラー画像を出力させるカラー画像出力装置において、
少なくともジョブ名を定義するための文字列変数と色版を定義するための文字列変数とを含む文字列式を生成する定義規約生成手段と、
前記複数種類の色版のデータファイルを受けて、それらに含まれている識別情報を前記文字列式で定義する定義手段と、
前記定義手段で定義された同一ジョブ名であって所定種類の色版のデータファイルを判別して一つに纏めて前記カラーデータファイルとする判別手段と
を備えたことを特徴とするカラー画像出力装置。 - 前記定義手段は、各文字列変数で前記識別情報を定義するにあたって、前記ジョブ名の文字列変数を最後に定義することを特徴とする請求項1記載のカラー画像出力装置。
- 前記所文字列変数を入力するための入力手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のカラー画像出力装置。
- 前記入力手段は、前記文字列変数とともに固定の文字列を含めた文字列式を指定でき、前記定義手段は、前記文字列変数及び固定の文字列を基に前記定義を行うことを特徴とする請求項3記載のカラー画像出力装置。
- 外部から単色のデータファイルを複数種類を受け取り、前記画像出力単位であるジョブ毎に所定種類の色版のデータファイルを一つのカラーデータファイルとして纏め、纏めたカラーデータファイルを基に、所望のカラー画像を出力させるカラー画像出力装置において、
少なくともジョブ名を定義するための文字列変数と色版を定義するための文字列変数とを含む第1の文字列式及びそれと文字列変数を異にする第2の文字列式を生成する定義規約生成手段と、
前記複数種類の色版のデータファイルを受けて、それらに含まれている識別情報を前記第1の文字列式で定義し、定義できない場合は第2の文字列式で定義して出力する定義手段と、
前記定義手段からの出力を受けて、定義された同一ジョブ名であって所定種類の色版のデータファイルを判別して一つに纏めて前記カラーデータファイルとする判別手段と
を備えたことを特徴とするカラー画像出力装置。 - 前記第1の文字列式、第2の文字列式のそれぞれを構成する文字列変数を入力するための入力手段を備えた請求項5記載のカラー画像出力装置。
- 外部から単色のデータファイルを複数種類受け取り、前記画像出力単位であるジョブ毎に所定種類の色版のデータファイルを一つのカラーデータファイルとして纏め、纏めたカラーデータファイルを基に、所望のカラー画像を出力させるカラー画像出力装置において、
前記複数種類の色版のデータファイルを受けて、それらの色版のデータファイル内の情報から、少なくともジョブを識別するジョブ情報及び色版を識別するため色版情報を取得する情報取得手段と、
所望の色版の種類を指定するための入力手段と、
前記情報取得手段で取得されたジョブ情報及び色版情報から同一ジョブ名のものであって、指定された種類の色版のデータファイルを判別して一つに纏めて前記カラーデータファイルとする判別手段と
を備えたことを特徴とするカラー画像出力装置。 - 画像を出力するカラー画像出力装置に用いられるコンピュータに対して、外部から単色のデータファイルを複数種類受け取らせ、前記画像出力単位であるジョブ毎に所定種類の色版のデータファイルを一つのカラーデータファイルとして纏め、纏めたカラーデータファイルを基に、所望のカラー画像を出力させる画像データ制御プログラムにおいて、
少なくともジョブ名を定義するための文字列変数と色版を定義するための文字列変数とを含む文字列式を生成させ、
前記複数種類の色版のデータファイルを受けて、それらに含まれている識別情報を前記文字列式で定義させ、
前記定義された同一ジョブ名であって所定種類の色版のデータファイルを判別して一つの前記カラーデータファイルとして纏めさせる
ことを特徴とする画像データ制御プログラム。 - 請求項8記載の画像データ制御プログラムを記憶した記憶媒体。
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