JP4201230B2 - 位置決め装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば蓋などの可動部材を開閉したときの可動部材の位置決め装置に係り、特に、構成を簡略化かつ小型化する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
図24は従来の位置決め装置の一例を示す図である。この位置決め装置は、図25(A),(B)に示すように、基台1に軸2を回転自在に支持し、軸2に、蓋3の両端部から突出したアーム4,4を固定して概略構成されている。ここで、アーム4の先端部には、軸2を中心とする円周上に3つの孔4a,…が約45度づつ離間して形成され、孔4a,…の一つに、基台1から進退自在に突出したピン5が嵌合させられている。ピン5は、基台1に取り付けられたコイルばね6によってアーム4側へ付勢され、基台1に設けられたカム機構(図示略)を駆動することで引っ込められるようになっている。このような位置決め装置において蓋3の位置を変更するには、図25(C)に示すように、カム機構を駆動してピン5を孔4aから抜き出す。次いで、蓋3を所望の位置まで回動させ、カム機構によるピン5の拘束を解除することでピン5をコイルばね6の力で突出させ、図25(D)に示すように、ピン5を孔4aに嵌合させて蓋3の位置決めを行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の位置決め装置では、アーム4の先端部に孔4a,…を形成しなければならないため、その部分が大型化するとともに場合によっては別部品で構成しなければならず、しかも、その回動を妨げないようにスペースを確保する必要がある。また、ピン5を進退させるためのカム機構を基台1内部に設けなければならないから、基台1が大型化する。このように、従来の位置決め装置では装置が大型化し、しかもカム機構のような複雑な機構が必要になるという問題があった。
【0004】
よって、本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、簡単な構成で蓋などの可動部材を位置決めすることができ、位置決めのための機構を小型化することができる位置決め装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の位置決め装置は、ケーシングと、このケーシングに一端部が回転自在に支持されたアームと、このアームの他端部に設けられた可動部材と、アームを第1の回動方向へ付勢する弾性部材と、アームの第1の回動方向を向く面あるいはアームの第1の回動方向とは反対方向を向く面に、アームの長手方向に沿って設けられた複数の段部と、上記アームの段部が設けられた面側でアームに対して接近離間自在に設けられるとともにロックバーを有するストッパ手段とを備え、ロックバーの端部は、所定の回動位置にあるアームの段部のいずれかと係合することにより、アームの第1の回動方向への回動を阻止して、可動部材の位置決めを行うことを特徴としている。
【0006】
上記構成の位置決め装置にあっては、アームを所定の位置まで回動させ、ストッパをアーム側へ移動させて段部と係合させる。これにより、アームの第1の回動方向への回動が阻止されるとともに、その逆方向への回動も弾性部材の付勢力によって規制され、可動部材の位置決めが完了する。また、ストッパを後退させて段部から離脱させることにより、アームは、弾性部材の付勢力により第1の回動方向へ回動し、可動部材が元の位置に戻る。このように、本発明では、ストッパ手段をアームに設けた段部に係合させる構成であるから、アームの回動軌跡以外にストッパと係合する部分のスペースを必要としない。また、ストッパ手段をアームの第1の回動方向側に設け、アームに対して接近させることで段部と係合させる構成であるから、ストッパ手段をアームの回動方向と直交する方向(幅方向)へ移動させる従来技術のように、ストッパ手段で幅方向の空間が無駄にされることがない。このように、本発明では、ストッパ手段とこれに係合する段部を効率良く配置しているため、無駄な空間が少なく装置を小型化することができる。
【0007】
ここで、アームは、可動部材をケーシングに対して平行移動させるように可動部材の側部に一対づつ回転自在に設けるのが望ましく、これにより、可動部材の姿勢が一定になる。また、ストッパ手段に対向するアームには、段部をアームの長手方向に沿って複数設けることが望ましい。これにより、可動部材の複数位置での位置決めを簡単かつスペースを取らない構成で達成することができる。
【0008】
ストッパ手段はケーシングに設けることができる。その場合には、アームの第1の回動方向を向く面に段部が設けられ、ストッパ手段は、ケーシングに設けられるとともに他の弾性部材によってアーム側へ付勢されており、さらにロックバーをアームから離間させるためのレバーを備え、ロックバーは、ケーシングに摺動自在に支持されていることが望ましい。これにより、アームが回動して段部がロックバーの前方に来ると両者が自動的に係合するから、位置決めの操作が簡便となる。また、レバーを操作してロックバーを段部から離脱させるだけでアームが第1の回動方向へ回動するから、可動部材の復帰のための操作も簡便となる。そして、このような可動部材の位置決めおよび復帰の動作を、上記のような簡単な構成で達成することができる。
【0009】
ここで、ストッパ手段は可動部材に設けることも可能であり、その場合には、アームの第1の回動方向とは反対方向を向く面に段部が設けられ、上記したロックバーは可動部材の側板に摺動自在に支持される。また、ストッパ手段を可動部材に設ける他の例として次のような構成も好適である。すなわち、ストッパ手段は、可動部材の中央部でロックバーの摺動方向と同一方向へ摺動自在に支持された駆動部材と、中間部が可動部材に回転自在に支持され一端部が駆動部材の一端部に回転自在に連結された一対のリンク部材と、駆動部材をリンク部材側へ付勢する他の弾性部材とを備えることができる。この場合、ロックバーの基端部は、リンク部材の他端部に回転自在に連結され、レバーは、その中間部が可動部材に回転自在に支持されるとともに一端部が駆動部材の他端部に回転自在に連結される。
【0010】
上記構成の位置決め装置にあっては、他の弾性部材による付勢力が駆動部材およびリンク部材を介してロックバーに伝達され、ロックバーはアーム側へ付勢される。したがって、前述の位置決め装置と同様に、アームが回動して段部がロックバーの前方に来ると両者が自動的に係合する。また、レバーを回動させて駆動部材をアーム側へ移動させると、ロックバーがアームから離間して段部から離脱する。なお、このような構成はケーシングに設けることも可能である。
【0011】
ところで、本発明は位置決め装置に関するものであるが、可動部材の形態を適宜選定することにより、各種収納ボックスや自動車用コンソールボックスなど任意の装置に適用することができる。たとえば、アームの第1の回動方向が下側になるように配置して本発明を縦型の収納ボックスに適用することができる。すなわち、可動部材の表面に取っ手を設け、可動部材の下縁部に、複数の板状体の縁部どうしをヒンジ結合してなる受け部材の一縁部を固定し、この受け部材の他縁部をケーシングの底板に沿って上方へ向けて延在させる。これにより、可動部材をケーシングから離間させたときに、受け部材がケーシングに掛け渡されて可動部材とケーシングとの間の底部を受け部材が遮蔽するから、種々の物品を収納することができる。また、可動部材を収納箱として構成することができ、その場合には、閉じた状態で可動部材がケーシングに収容されるようにすると好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】
1.第1実施形態
A.位置決め装置の構成
以下、図1〜図5を参照して本発明の第1実施形態について説明する。なお、以下の説明においては、図1の上側を先端側(前)、下側を後端側(後)とする。図1はケーシングの先端部と後端部を平面で切って見た一部破断断面図である。図1以下に示すように、第1実施形態の位置決め装置は、ケーシング10と、ケーシング10の表面に設けられた開口部を開閉する蓋(可動部材)20と、蓋20の開閉動作を規定するアーム25と、アーム25の位置を固定するロック機構(ストッパ手段)30とから概略構成されている。
【0013】
ケーシング10は、底板11、先端側板12、後端側板13、先端板14、後端板15、先端表板16および後端表板17を組み合わせて矩形の箱状体とされ、先端表板16および後端表板17の間に、蓋20によって開閉される開口部18が設けられている(図3参照)。そして、この開口部18は、蓋20によって開閉されるようになっている。図5に示すように、蓋20は矩形状をなし、その4つの角には左右方向へ突出する軸21が形成されている。各軸21にはアーム25の一端部が回転自在に連結されている。アーム25の他端部は、ケーシング10の側板12から左右方向へ突出させられた軸19a,19bに取り付けられている。先端側の軸19aは側板12と一体的に形成され、アーム25は軸19aに回転自在に支持されている。一方、後端側の軸19bは、側板12に回転自在に支持され、アーム25は軸19bに固定されている。
【0014】
アーム25,…の軸間距離は全て同一とされており、蓋20は、開口部18に対して接近離間するように平行移動することができる。また、先端側の2本のアーム25,25には、図3に示すように、先端側板12側の壁部が切り欠かれてなる段部26,27,28が形成されている。段部26〜28の隅はほぼ直角とされ、図3(A)に示す状態では段部26の直角をなす一方の面が水平となっている。また、段部28は、その両隅が直角とされている。
【0015】
次に、図1に示すように、ケーシング10の後端部には、軸19bが貫通したコイルばね29が取り付けられている。コイルばね29の一端部29aはケーシングに取り付けられ、他端部29bは軸19bに取り付けられている。コイルばね29は、蓋20が閉まる方向へ軸19bを付勢している。
【0016】
次に、ロック機構30の構成について説明する。図1において符号31はロックバーである。ロックバー31は平面視コ字状をなし、その前後方向に延在する両端部は、図1および図4に示すように、後端側板13に形成された溝13aと先端側板12に形成された溝12aにより、前後方向へ摺動自在に支持されている。このロックバー31は、段部26〜28に収容される断面形状とされている。また、ロックバー31の中間部の裏面にはピン32が突出させられ、表面中央にはレバー33が突出させられている。レバー33は、図3(A)に示すように、先端表板16に形成された開口16aを貫通しており、ケーシングに設けた仕切10aと開口16aの先端側壁部によって前後方向の移動が制限されている。
【0017】
一方、ケーシング10の先端部には、コイルばね34が取り付けられている。コイルばね34の一端部はピン32を後端側へ押圧している。この構成のもとに、ロックバー31は後端側へ付勢され、レバー33をコイルばね34の弾性力に抗して先端側へ引くことで、ロックバー31は先端側へ摺動する。
【0018】
B.位置決め装置の動作
次に、上記構成の位置決め装置の動作について説明する。図3(A)に示す状態から蓋20を開けると、アーム25が図中反時計方向(第1の方向)へ回動する。そして、ロックバー31の端部は、段部26,27の間の凸部を乗り越えて段部27と係合する。この状態で、アーム25は、開く方向には回動可能であるが、段部27にロックバー31が係合しているため、コイルばね29によって付勢された閉じる方向へは回動できない。したがって、蓋20は中間の位置で位置決めされる。
【0019】
次に、蓋20をさらに開けると、ロックバー31の端部は、図3(B)に示すように、段部27,28の間の凸部を乗り越えて段部28に嵌合する。したがって、この状態では、アーム25は開閉いずれの方向へも回動不能であり、蓋20は最終の位置で位置決めされる。次に、レバー33を先端側へ引いてロックバー31を段部28から離脱させると、アーム25は、コイルばね29の弾性力によって時計方向へ回動し、図3(A)に示す位置まで戻る。その際、レバー33の移動距離を手加減してロックバー31を段部27に係合させることにより、蓋20を中間の位置で位置決めすることもできる。
【0020】
上記構成の位置決め装置にあっては、アーム25の回動軌跡以外にロックバー31と係合する部分のスペースを必要としない。また、ロックバー31をアーム25の回動方向側に設け、アーム25に対して接近させることで段部26〜28と係合させる構成であるから、ストッパ(ピン)をアームの回動方向と直交する方向へ移動させる従来技術のように、ストッパおよびその駆動機構で幅方向の空間が無駄にされることがない。このように、上記構成の位置決め装置では、ロックバー31とこれに係合する段部26〜28を効率良く配置しているため、無駄な空間が少なく装置を小型化することができる。
【0021】
特に、上記第1実施形態では、2対のアーム25で蓋20を支持しているので、蓋20の姿勢が一定になる。また、アーム25に複数の段部26〜28を設けているので、蓋20の複数位置での位置決めを上記のような簡単な構成で達成することができる。さらに、上記第1実施形態では、ロックバー31をアーム25から離間させるためのレバー33と、ロックバー31をアーム25側へ付勢するコイルばね34を設けているので、アーム25が回動して段部27,28がロックバー31の前方に来ると両者が自動的に係合する。したがって、位置決めの操作が簡便となる。また、レバー33を操作してロックバー31を段部27,28から離脱させるだけで、蓋20が閉まる方向へアーム25が回動するから、蓋20を閉める際の操作も簡便となる。そして、このような蓋20の開閉動作を、上記のような簡単な構成で達成することができる。
【0022】
2.第2実施形態
A.第2実施形態の構成
次に、図6〜図8を参照して本発明の第2実施形態を説明する。なお、以下の説明において前記第1実施形態と同等の構成要素には同符号を付してその説明を省略する。第2実施形態は、本発明を自動車用コンソールボックスに適用した例である。図において符号40は蓋(可動部材)である。蓋40には、アーム25,…の一端部が軸41a,41bによって回転自在に支持され、アーム25,…の他端部は、軸42によってケーシング10に回転自在に支持されている。
【0023】
一方の軸41bは蓋40と一体的に形成され、アーム25を回転自在に支持しているが、他方の軸41aはアーム25と固定されている。そして、軸41aにはコイルばね43が取り付けられ、アーム25はコイルばね43によって図7において時計回りの方向、つまり、蓋40が閉まる方向へ付勢されている。
【0024】
蓋40の中央部には、前後方向へ向けて延在するガイド44が形成され、ガイド44には、駆動プレート(駆動部材)45が前後方向に摺動自在に収容されている。駆動プレート45の長手方向中間部には、ストッパ45aが形成され、このストッパ45aと蓋40の仕切板40aの間には、圧縮コイルばね46が配置されている。一方、蓋40の先端部には、L字状をなすレバー47が軸48によって回動自在に支持されている。レバー47の一端部は、駆動プレート45の先端部に軸49によって回転自在に連結されている。なお、図中符号50はレバーを回動させるときに指を挿入するための切欠である。
【0025】
次に、駆動プレート45の後端部には、リンクプレート(リンク部材)51の一端部が軸52によって回転自在に連結されている。リンクプレート51の中間部は、軸53によって蓋40に回転自在に支持され、リンクプレート51の他端部は、ロックバー54の後端部に軸55によって回転自在に連結されている。
ロックバー54は、蓋40に形成した溝40bとアーム25によって前後方向へ摺動自在に支持され、その先端部は、アーム25の段部26〜27に係合するようになっている。なお、リンクプレートと軸52,55とは、長穴によって連結されており、左右方向の相対移動が可能となっている。
【0026】
B.第2実施形態の動作
次に、上記構成のコンソールボックスの動作について説明する。図7(A)に示す状態から蓋40を持ち上げると、アーム25が図中反時計方向(第1の方向)へ回動する。そして、ロックバー54の端部は、段部26,27の間の凸部を乗り越えて段部27と係合する。この状態で、アーム25は、開く方向には回動可能であるが、段部27にロックバー54の先端部が係合しているため、コイルばね43によって付勢された閉じる方向へは回動できない。したがって、蓋40は中間の位置で位置決めされる。次に、蓋40をさらに上昇させると、ロックバー54の先端部は、段部27,28の間の凸部を乗り越えて段部28に嵌合する。なお、以上の操作の際において、コイルばね46はその弾性力によって順次伸びてゆき、駆動プレート45がリンクプレート51を回動させてロックバー54を先端側へ移動させる。また、駆動プレート45の移動に伴ってレバー47が時計方向へ回動し、図7(B)に示すように、そのL字状に屈曲した上端部が先端側へ移動する。
【0027】
図7(B)に示すように、ロックバー54の先端部は段部28に嵌合しているから、この状態で、アーム25は開閉いずれの方向へも回動不能である。したがって、蓋40は最終の位置で位置決めされる。次に、レバー47の上端部を持ち上げて反時計方向へ回動させると、駆動プレート45が先端側へ移動し、この動作がリンクプレート51を介してロックバー54に伝達され、ロックバー54が後端側へ移動してその先端部が段部28から離脱する。これにより、アーム25は、コイルばね43の弾性力によって時計方向へ回動し、図7(A)に示す位置まで戻る。その際、レバー47の回動量を手加減してロックバー54を段部27に係合させることにより、蓋40を中間の位置で位置決めすることもできる。
【0028】
上記構成のコンソールボックスにあっては、前記第1実施形態と同等の作用効果を得ることは勿論のこと、蓋40を肘掛けとして使用することができるという利点がある。しかも、蓋40の高さを2段階に調節することができるとともに、蓋40を開けた状態ではレバー47を回動させない限り蓋40は下降しないから、肘を使用者の好みの高さに安定して乗せることができる。また、レバー47が蓋40の先端部に設けられているので、レバー47を指で操作しながら片手で蓋40の位置決めを行うことができ操作性が良好である。
【0029】
3.変更例
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく種々の変更が可能であり、また、種々の用途に用いることができる。図9〜図16は上記第1実施形態を収納ボックスに適用した例を示すもので、第1実施例と同等の構成要素には同符号を付してある。図1に示すように、この収納ボックスは縦にして用いられる。図中符号60は取っ手であり、取っ手60は蓋20の上部に固定されている。また、蓋20の下端部には、ケーシング10側へ向けて伸びる第1プレート(板状体)61が形成されている。この第1プレート61の縁部には、第2プレート(板状体)62がヒンジ65によって結合され、第2プレート62の縁部には第3プレート(板状体)63がヒンジ65によって結合されている。
【0030】
図13(A)に示す蓋20を閉めた状態では、第2プレート62および第3プレート63は、ケーシング10の底板11に沿って上方へ向けて延在している。ここで、取っ手60を持って蓋20を開けると、図13(B)に示すように、ロックバー31がアーム25の段部27に係合し、蓋20が位置決めされる。その際、第1プレート61がケーシング10から離間するに従って第2、第3プレート62,63が引きずられ、これらが蓋20とケーシング10で構成される収納スペースの底を遮蔽する受け部材を構成する。したがって、この収納ボックスを例えば自動車に設置すれば、蓋20およびケーシング10で構成される収納スペースに、例えばサングラス、煙草、ライターといった小物を収納することができる。また、収納する小物の量が増えた場合には、図15および図16に示すように、蓋20をさらに開けることで収納スペースを拡大することができ便利である。なお、この変更例では板状体としてプレートを用いたが、枠の中に布等のシートや網を設けたものであっても良い。
【0031】
次に、図17〜図23は収納ボックスの他の例を示すもので、この収納ボックスも縦にして用いられる。この変更例では、上記実施形態の蓋の代わりに箱(可動部材)70が設けられている。箱70の内部は、仕切71,71によって3つの収納スペース72,…に区切られている。また、箱70は、閉じた状態でケーシング10内に全体が収容されるような大きさとされている。この収納ボックスを使用する際には、取っ手60を持って箱70を引き出す。すると、図21(B)に示すように、ロックバー31がアーム25の段部27に係合し、箱70が位置決めされる。この状態では、手前の2つの収納スペース72,72がケーシング10から突出して使用可能となっている。したがって、この収納ボックスを例えば自動車に設置すれば、収納スペース72,72にCDやカセットテープなどの小物を収納することができる。また、箱70には複数の収納スペース72,…が設けられているので、収納する小物を種類によって仕分けすることができ便利である。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、段部を有するアームが弾性部材により回動させられる方向に、段部と係合するストッパ手段を配置しているので、無駄な空間が少なく装置を簡略化かつ小型化することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の位置決め装置を示す一部破断断面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 (A)は図1のIII−III線断面図であり、(B)は(A)の状態から蓋を開けた状態を示す図である。
【図4】 図3(A)のIV−IV線断面図である。
【図5】 (A)は蓋の裏面図であり、(B)は(A)の矢印B矢視である。
【図6】 本発明の第2実施形態のコンソールボックスを示す一部破断断面図である。
【図7】 (A)は図6のVII−VII線断面図であり、(B)は(A)の状態から蓋を開けた状態を示す図である。
【図8】 (A)は図7の矢印VIIIA矢視、(B)は図7の矢印VIIIB矢視である。
【図9】 図1に示す第1実施形態の変更例の収納ボックスを示す平面図である。
【図10】 図9の矢印X矢視である。
【図11】 図9の一部破断断面図である。
【図12】 図11のXII−XII線断面図である。
【図13】 (A)は図11のXIII−XIII線断面図であり、(B)は(A)の状態から蓋を開けた状態を示す図である。
【図14】 図13の矢印XIV矢視である。
【図15】 図13(B)に示す状態からさらに蓋を開けた状態を示す図である。
【図16】 図15の矢印XVI矢視である。
【図17】 図1に示す第1実施形態の他の変更例の収納ボックスを示す平面図である。
【図18】 図17の矢印XVIII矢視である。
【図19】 図17の一部破断断面図である。
【図20】 (A)は図19のXX−XX線断面図であり、(B)は(A)の状態から箱を開けた状態を示す図である。
【図21】 図20(B)の矢印XXI矢視である。
【図22】 図20(B)の状態からさらに箱を開けた状態を示す図である。
【図23】 図22の矢印XXIII矢視である。
【図24】 (A)は従来の位置決め装置の正面図、(B)は(A)のB−B線断面図、(C)は(A)に示す状態からピンを引っ込めた状態を示す図、(D)は(C)に示す状態から蓋を開けた状態を示す図である。
【符号の説明】
10…ケーシング、12…側板、20…蓋(可動部材)、
25…アーム、26,27,28…段部、29…コイルばね(弾性部材)、
30…ロック機構(ストッパ手段)、31…ロックバー、33…レバー、
34…コイルばね(弾性部材)、40…蓋(可動部材)、
43…コイルばね(弾性部材)、45…駆動プレート(駆動部材)、
47…レバー、51…リンクプレート(リンク部材)、54…ロックバー、
60…取っ手、61,62,63…第1、第2、第3プレート(板状体)、
70…箱(可動部材)。
Claims (6)
- ケーシングと、このケーシングに一端部が回転自在に支持されたアームと、このアームの他端部に設けられた可動部材と、上記アームを第1の回動方向へ付勢する弾性部材と、上記アームの上記第1の回動方向を向く面あるいは上記アームの上記第1の回動方向とは反対方向を向く面に、上記アームの長手方向に沿って設けられた複数の段部と、上記アームの上記段部が設けられた面側で上記アームに対して接近離間自在に設けられるとともにロックバーを有するストッパ手段とを備え、
上記ロックバーの端部は、所定の回動位置にある上記アームの上記段部のいずれかと係合することにより、上記アームの上記第1の回動方向への回動を阻止して、上記可動部材の位置決めを行うことを特徴とする位置決め装置。 - 前記アームは、上記可動部材を前記ケーシングに対して平行移動させるように可動部材の側部に一対づつ回転自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
- 前記アームの前記第1の回動方向を向く面に前記段部が設けられる場合、前記ストッパ手段は、前記ケーシングに設けられるとともに他の弾性部材によって前記アーム側へ付勢されており、さらに前記ロックバーを上記アームから離間させるためのレバーを備え、
前記ロックバーは、前記ケーシングに摺動自在に支持されていることを特徴とする請求項2に記載の位置決め装置。 - 前記アームの前記第1の回動方向とは反対方向を向く面に前記段部が設けられる場合、前記ストッパ手段は、前記可動部材に設けられており、さらに、前記ロックバーを上記アームから離間させるためのレバーと、前記可動部材の中央部で上記ロックバーの摺動方向と同一方向へ摺動自在に支持された駆動部材と、中間部が上記可動部材に回転自在に支持され一端部が上記駆動部材の一端部に回転自在に連結された一対のリンク部材と、上記駆動部材を上記リンク部材側へ付勢する他の弾性部材とを備え、
上記ロックバーの基端部は、上記リンク部材の他端部に回転自在に連結され、上記レバーは、その中間部が上記可動部材に回転自在に支持されるとともに一端部が上記駆動部材の他端部に回転自在に連結されていることを特徴とする請求項2に記載の位置決め装置。 - 前記第1の回動方向が下側になるように配置される位置決め装置であって、前記可動部材の表面には取っ手が設けられ、上記可動部材の下縁部には、複数の板状体の縁部どうしをヒンジ結合してなる受け部材の一縁部が固定され、この受け部材の他縁部が前記ケーシングの底板に沿って上方へ向けて延在することにより、上記可動部材を上記ケーシングから離間させたときに、上記受け部材が上記ケーシングに掛け渡されて可動部材とケーシングとの間の底部を遮蔽するようにしたことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の位置決め装置。
- 前記可動部材を、同可動部材を閉じた状態で前記ケーシングに収容される収納箱として構成したことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の位置決め装置。
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