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JP4201866B2 - メダル回収コンベア - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットマシンなどの遊技装置に用いるメダルを搬送するメダル回収コンベアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技装置である例えばスロットマシン1は、一般的に、図5に示すように多数台を並べた所謂スロット島と称する装置集合群で設置する。この例の場合には、スロットマシン1は、メダル貸出機3と交互に並べてある。スロット島には、メダル回収ボックス5を設けてある。この回収ボックス5には、個々のスロットマシン1からのメダルがメダル回収コンベア7によって搬送されるようになっている。個々のスロットマシン1には、不図示の貯留タンクが備えられ所定量のメダルが貯留されるようになっているが、メダル貯留量が所定量を超えた場合には、回収コンベア7にオーバーフローして、スロット島に設けた回収ボックス5へ回収されるようになっている。
【0003】
ところで、スロットマシン1の遊技媒体であるメダルには、メダル同士の接触、或いはメダルと装置との接触などにより発生した粉塵や、手による油脂などが付着する。これら粉塵や油脂は、長期間メダルが使用されることで、容易に除去することのできない汚れとしてメダルの表面に固着する。従来、このような汚れを除去するには、専用の研磨機を用い、メダル貯留量が所定量となった回収ボックス5を、定期的に他の場所に設置した研磨機にセットし、メダル表面の汚れを研磨により擦り落としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、メダルを清浄な状態に保持するには、固着した汚れを定期的に除去する研磨機が用いられていた。この研磨機としては、例えばナイロンの微小円筒状の研磨材(ペレットと称される)とメダルとを一緒にし、スパイラル状の攪拌機により回転させながら、メダルに固着した汚れをペレットで擦り落とすものや、湯を用いてメダルに固着した汚れを洗浄するものなどがあった。
しかしながら、これらの研磨機は、メダル表面に固着した頑固な汚れを落とすためのものであり、大規模であるとともに、高価なものとなった。
また、メダル貯留量が所定量となる都度、重い回収ボックスを研磨機まで運ぶ必要があり、定期的に手間のかかる作業が発生することになった。このような運搬作業をなくすために、スロット島に自動研磨機を設置すれば、大きな設置スペースが必要になるとともに、設備コストも増大した。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、大規模で高価な研磨機を用いずに、メダルを常に清浄な状態に維持でき、且つ研磨のためのメダル運搬作業もなくすことのできるメダル回収コンベアの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る請求項1のメダル回収コンベアは、複数の遊技装置からオーバーフローしたメダルを回収ボックスへ搬送するメダル回収コンベアにおいて、コンベアの搬送路に近接させてメダル表面に付着した粉塵及び油脂を除去する浄化手段を設けるとともに、前記浄化手段は、回転駆動されて前記コンベアで搬送中の前記メダルに接触する回転ブラシと、前記回転ブラシのメダル搬送方向前後に配されて前記コンベア上の搬送空間を小空間に仕切るとともに、当該コンベア上の重なったメダルを平らに均す働きを有する可撓仕切り板と、前記可撓仕切り板で仕切られた小空間内の空気を吸引して当該小空間内の前記回転ブラシが前記メダルから分離した前記粉塵及び油脂を集塵する集塵装置とからなることを特徴とする。
【0008】
このメダル回収コンベアでは、粉塵や油脂の付着したメダルがコンベアによって搬送されて、浄化手段の回転ブラシを通過すると、表面に付着した粉塵や油脂が分離され、清浄化される。分離された粉塵や油脂は、小空間内の空気と共に、集塵装置によって吸引され、捕集される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るメダル回収コンベアの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は第一実施形態のメダル回収コンベアの要部を示す概念図である。
遊技装置であるスロットマシンを多数台並べた不図示のスロット島にはコンベア11を装備してあり、コンベア11は複数のスロットマシンからオーバーフローしたメダルを不図示の回収ボックスへ搬送するようになっている。
【0014】
コンベア11の終端部近傍には、浄化手段13を設けてある。浄化手段13は、可撓仕切り板15と、回転ブラシ17と、集塵装置19とからなる。
【0015】
可撓仕切り板15は、可撓性を有する例えばゴム板などにより形成することができ、コンベア11上のメダル搬送空間を小空間21に仕切るとともに、コンベア11によって搬送されるメダル12に当たることで、重なったメダル12を平らに均す働きを有する。
【0016】
小空間21には回転ブラシ17を配置してあり、回転ブラシ17は例えばコンベア11の駆動モータ25から不図示のギヤ群などを介して取り出した駆動力により回転するようになっている。回転ブラシ17の回転軸には多数のブラシ17aが植設してあり、ブラシ17aは回転することにより、コンベア11に載せられて移動するメダル12の表面に先端を接触させる。ブラシ17aは、回転状態でメダル12に接触した際に、メダル12を撥ね飛ばさない程度の剛性で太さ、材質を設定してある。
【0017】
可撓仕切り板15で仕切られた小空間21には、不図示のファンを内蔵した集塵装置19を接続してある。集塵装置19は、吸引口19aを小空間21に開口させ、小空間21から吸引した空気をフィルター19bを介して排気するようになっている。
【0018】
このように構成したメダル回収コンベア27では、粉塵や油脂の付着したメダル12がコンベア11によって搬送されて、浄化手段13に到達すると、先ず、重なったメダル12の山が、可撓仕切り板15によって一枚ずつに均される。一枚ずつに均されたメダル12は、回転ブラシ17を通過することで、表面に付着した粉塵や油脂が分離され、清浄化される。分離された粉塵や油脂は、小空間21内の空気と共に、集塵装置19によって吸引され、フィルター19bによって捕集される。
【0019】
清浄化されたメダル12は、不図示の回収ボックスへ貯留された後、直接的に、或いはメダル貸出機を経由するなどしてスロットマシンに投入されることで、再びオーバーフローしたものが浄化手段13によって清浄化され、これを繰り返すこととなる。
【0020】
従って、メダル12に付着した粉塵や油脂は、コンベア11で搬送される度に自動的に除去され、長期間付着したままとならず、頑固にメダル12へ固着する前に除去されることになる。これにより、メダル12は、常に清浄な状態に保持され、定期的に研磨機を使用して、固着した汚れを除去する必要がなくなる。
【0021】
このように、上述のメダル回収コンベア27によれば、大規模で高価な研磨機を用いずに、メダルを常に清浄な状態に保持することができる。
また、コンベア11に浄化手段13を設けたので、メダル搬送過程で浄化が行え、研磨機を別途設置した場合に必要であったメダル清浄化のための煩雑な運搬作業も廃止することができる。
更に、この実施形態によるメダル回収コンベア27によれば、コンベア11に近接して浄化手段13を設け、コンベア11上のメダル12を直接浄化するようにしたので、メダル回収コンベア27をコンパクトに構成することができる。
【0022】
次に、本発明に係る第二実施形態のメダル回収コンベアを説明する。図2は第二実施形態のメダル回収コンベアの要部を示す概念図である。
この実施形態では、コンベア11の終端部と回収ボックス29との間に、浄化手段31を設けてある。浄化手段31は、落下管33と、固定ブラシ35と、上述同様の集塵装置19とからなる。
【0023】
落下管33は、上下端が開口した鉛直方向の管体で、上部開口をコンベア11の終端部下方に配置している。従って、コンベア11の終端に到達して、コンベア11の終端から落下したメダル12は、落下管33内を通過するようになっている。
【0024】
落下管33内には固定ブラシ35を植設してあり、固定ブラシ35は、落下するメダル12に接触する長さとなっている。つまり、メダル12は、複数の固定ブラシ35に接触しながら落下管33を通過するようになっている。固定ブラシ35は、メダル12と接触した際、可撓してメダル12を通過させる程度の剛性で太さ、材質を設定してある。
【0025】
落下管33には不図示のファンを内蔵した上述同様の集塵装置19を接続してあり、集塵装置19は、吸引口19aを落下管33内に開口させ、落下管33内から吸引した空気をフィルター19bを介して排気するようになっている。
【0026】
また、落下管33の下部開口には、傾斜コンベア37の下端を接続してある。傾斜コンベア37は、落下管33から落下したメダル12を下端で受け、メダル12を下端から上端の終端部へ搬送して、終端部から回収ボックス29へ投下するようになっている。
【0027】
このように構成したメダル回収コンベア41では、粉塵や油脂の付着したメダル12がコンベア11によって搬送されて、コンベア11の終端部に到達すると、メダル12は、終端部から落下して浄化手段31の落下管33を通過する。メダル12は、落下管33を通過することで、表面に付着した粉塵や油脂が分離され、清浄化される。分離された粉塵や油脂は、落下管33内の空気と共に、集塵装置19によって吸引され、フィルター19bによって捕集される。
【0028】
清浄化されたメダル12は、傾斜コンベア37の下端に投下された後、この傾斜コンベア37の上端へ搬送され、回収ボックス29へ投下される。以下、上述の実施形態と同様に、メダル12は、回収ボックス29へ貯留された後、直接的に、或いはメダル貸出機を経由するなどしてスロットマシンに投入されることで、再びオーバーフローしたものが浄化手段31によって清浄化され、これを繰り返すこととなる。
【0029】
従って、メダル12に付着した粉塵や油脂は、長期間付着したままとならず、頑固にメダル12へ固着する前に除去されることとなる。これにより、メダル12は、常に清浄な状態に保持され、研磨機を使用して固着した汚れを除去する必要がなくなる。
【0030】
このように、上述のメダル回収コンベア41によれば、大規模で高価な研磨機を用いずに、メダルを常に清浄な状態に保持することができる。
また、コンベア11に浄化手段31を設けたので、メダル搬送過程で浄化が行え、研磨機を別途設置した場合に必要であったメダル清浄化のための煩雑な運搬作業も廃止することができる。
更に、この実施形態によるメダル回収コンベア41によれば、コンベア11の終端部から落下するメダル12に固定ブラシ35を接触させて粉塵や油脂を除去するので、ブラシを回転させるなどの駆動力を必要とせずに、メダル12の自重のみを利用してメダル12を清浄化することができる。
【0031】
なお、この実施形態では、落下管33を通過したメダル12を傾斜コンベア37で一旦受け、この傾斜コンベア37を介してメダル12を回収ボックス29へ回収する場合を例に説明したが、メダル回収コンベア41は、傾斜コンベア37を省略して、落下管33の下方に回収ボックス29を配置し、落下管33からメダル12を直接回収ボックス29へ投下させるものであってもよい。
【0032】
次に、本発明に係る第三実施形態のメダル回収コンベアを説明する。図3は第三実施形態のメダル回収コンベアの要部を示す概念図、図4は図3に示した浄化板の拡大斜視図である。
この実施形態では、コンベア11の終端部と回収ボックス29との間に、浄化手段43を設けてある。浄化手段43は、レール搬送手段45と、浄化板47とからなる。
【0033】
コンベア11の終端部下方にはホッパー49を接続してあり、ホッパー49はコンベア11から投下されたメダル12をレール搬送手段45へ一枚ずつ押し出す機構を有している。
【0034】
レール搬送手段45は、断面コ字形の一対のレール45aからなり、メダル12の直径方向両端部をメダル表裏面方向から保持して、メダル12を同一平面上で一列に整列させて搬送するようになっている。この例では、レール搬送手段45が鉛直方向に配置され、上述のホッパー49によりメダル12がレール搬送手段45の下端に押し出されることで、メダル12は一列に整列して上方へ押し上げられて搬送されるようになっている。
【0035】
浄化板47は、図4に示すように、薄肉のヒンジ47aを介して一体に形成され一対の基板47bと、この基板47bの内側対向面に設けた一対の繊維体である布状シート(キャンバス、帆布など)47cと、一方の基板47bのヒンジ47aと反対側の側縁に設けられて他方の基板47bの側縁に解除可能に係止する弾性係止爪47dとからなる。浄化板47は、弾性係止爪47dを係止することで、一対の基板47bでレール搬送手段45を挟持して装着され、基板47bに設けた一対の布状シート47cを搬送中のメダル12の表裏面に接触させる。
【0036】
レール搬送手段45の上端には、傾斜管51の上端を接続してあり、傾斜管51はレール搬送手段45の上端から排出されるメダル12を回収ボックス29へ投下するようになっている。
【0037】
このように構成したメダル回収コンベア53では、粉塵や油脂の付着したメダル12がコンベア11によって搬送されて、コンベア11の終端部に到達すると、メダル12は、終端部から落下してホッパー49へ投入される。ホッパー49は、メダル12を一枚ずつレール搬送手段45へ押出す。レール搬送手段45に押し出されたメダル12は、直径方向両端部を一対のレール45aに保持され、中央部表裏面を露出させて搬送される。
【0038】
この状態でメダル12が、浄化板47を通過すると、露出した表裏面が浄化板47の布状シート47cに接触し、表面に付着した粉塵や油脂が布状シート47cによって拭き取られて清浄化される。
【0039】
清浄化されたメダル12は、傾斜管51を介して回収ボックス29へ投下される。以下、上述の実施形態と同様に、回収ボックス29に貯留されたメダル12は、直接的に、或いはメダル貸出機を経由するなどしてスロットマシンに投入されることで、再びオーバーフローしたものが浄化手段43によって清浄化され、これを繰り返すこととなる。
【0040】
従って、メダル12に付着した粉塵や油脂は、長期間付着したままとならず、頑固にメダル12へ固着する前に除去されることとなる。これにより、メダル12は、常に清浄な状態に保持され、研磨機を使用して固着した汚れを除去する必要がなくなる。
【0041】
このように、上述のメダル回収コンベア53によれば、大規模で高価な研磨機を用いずに、メダルを常に清浄な状態に保持することができる。
また、コンベア11に浄化手段43を設けたので、メダル搬送過程で浄化が行え、研磨機を別途設置した場合に必要であったメダル清浄化のための煩雑な運搬作業も廃止することができる。
更に、この実施形態によるメダル回収コンベア53によれば、メダル12をレール搬送手段45により表裏露出状態で搬送し、メダル12を浄化する浄化板47をレール搬送手段45に着脱自在に取り付けたので、汚れた浄化板47を容易に交換することができ、浄化能力を常に一定に保つことができる。
【0042】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る請求項1のメダル回収コンベアによれば、大規模で高価な研磨機を用いずに、メダルを常に清浄な状態に保持することができる。また、メダル搬送過程で浄化が行えるので、別途設置した研磨機へ回収ボックスを運搬する煩雑な作業も廃止することができる。
【0043】
さらに、請求項1のメダル回収コンベアによれば、浄化手段を、可撓仕切り板と、回転ブラシと、集塵装置とで構成し、コンベア上のメダルに直接浄化するようにしたので、メダル回収コンベアをコンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態のメダル回収コンベアの要部を示す概念図である。
【図2】第二実施形態のメダル回収コンベアの要部を示す概念図である。
【図3】第三実施形態のメダル回収コンベアの要部を示す概念図である。
【図4】図3に示した浄化板の拡大斜視図である。
【図5】
【符号の説明】
1…スロットマシン(遊技装置)、11…コンベア、12…メダル、13、31、43…浄化手段、15…可撓仕切り板、17…回転ブラシ、19…集塵装置、21…小空間、27、41、53…メダル回収コンベア、29…回収ボックス、33…落下管、35…固定ブラシ、45…レール搬送手段、47…浄化板、47a…ヒンジ、47b…基板、47c…繊維体

Claims (1)

  1. 複数の遊技装置からオーバーフローしたメダルを回収ボックスへ搬送するメダル回収コンベアにおいて、
    コンベアの搬送路に近接させてメダル表面に付着した粉塵及び油脂を除去する浄化手段を設けるとともに、
    前記浄化手段は、
    回転駆動されて前記コンベアで搬送中の前記メダルに接触する回転ブラシと、
    前記回転ブラシのメダル搬送方向前後に配されて前記コンベア上の搬送空間を小空間に仕切るとともに、当該コンベア上の重なったメダルを平らに均す働きを有する可撓仕切り板と、
    前記可撓仕切り板で仕切られた小空間内の空気を吸引して当該小空間内の前記回転ブラシが前記メダルから分離した前記粉塵及び油脂を集塵する集塵装置と
    からなることを特徴とするメダル回収コンベア。
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