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JP4213041B2 - 物理層回路およびインタフェース回路 - Google Patents
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JP4213041B2 - 物理層回路およびインタフェース回路 - Google Patents

物理層回路およびインタフェース回路 Download PDF

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Description

本発明は第1の通信バスに通じるインタフェース回路のための物理層回路およびインタフェース回路に関する。
発明の背景
IEEE1394バスはホームシステムの分野で重要な通信バスとなっている。IEEE1394バスは既に国際的に標準化されており、端子間のデータ交換に対してコンシューマエレクトロニクス分野できわめて広汎に受け入れられている。IEEE規格の正式名称はIEEE standard for high performance serial bus, (IEEE)STD1394-1995, IEEE New York, August 1996である。2000年にはIEEE1394a-2000という改訂版が登場している。
IEEE1394バスは有線バスであり、最大で63個のステーションがバス線路を介した通信に参加できるように構成されている。63個のステーションは1棟のアパートメントまたは1戸の家に分配される。2つのステーションのあいだの最大距離は4.5mであるが、こうした距離制限を克服する解決手段も存在している。
全ての有線バスにつきものの問題点として、バスケーブルをバスステーションを配置しようとする全ての部屋に配設しなければならないことが挙げられる。この問題はIEEE1394規格を無線分野へ拡張したいという要望によって発生してきたものである。スタンドアロン型のデバイスまたはデバイスクラスタが無線リンクまたは無線ブリッジを介して第1のクラスタと通信する。
こんにち無線通信システムは既に無線リンク/無線ブリッジに用いられている。刊行物"Broadband Radio Access Networks(BLAN); Hiperlan2; Packet Based Convergence Layer; Part 3: IEEE1394 Service Specification Convergence Sublayer(SSCS)"にはETSI BRAN Hiperlan2の上方のIEEEリンク層をエミュレートする下位層が定義されている。これらは有線の1394バス内、またはスタンドアロン型の無線デバイスのあいだに存在しているブリッジデバイス内に存在している。
それぞれ異なるバスIDを有する種々のバスのインタコネクションはIEEE1394ブリッジを含んでおり、これは現行ではIEEE1394.1ワーキンググループによって定義されている。種々のバスIDを使用するため、ブリッジ上で動作するアプリケーションはブリッジを意識していなければならない。
クラスタの1394バスケーブルと無線ブリッジとを接続するボックスは標準のコンフォーム1394インタフェースを有する必要があるが、他方ではネットワークのセルフコンフィグレーションフェーズに対応する付加的な機能も有していなければならない。1394バスは通電した状態のままデバイスを挿入可能であり、デバイスが付加されたり取り外されたりするたびにバスリセットが行われる。バスリセットが行われると各バスノードはセルフIDパケットをバスへ送出し、これにより当該のバス上の他の全てのステーションが当該のバス上に幾つステーションが存在しているかを認識する。ID番号は6bitの数であり、64個までのデバイスを区別することができる。1394規格にはID番号をステーションに割り当てる専用プロセスが存在する。これについては後に詳述する。
ここではこのプロセスが無線ブリッジを介して接続された2つのクラスタごとに個別に行われることを理解してもらえれば充分である。なぜなら無線ブリッジが2つのクラスタのあいだのバスリセット分離を行うからである。このことは問題である。カスタマはバスステーションのコントロールに対して、家庭内に2つ以上の1394クラスが存在することによる制御の制限を受け入れない。カスタマはネットワークトポロジが1つのクラスタのかたちでディスプレイされ、種々の位置から種々のデバイスを簡単に制御できることを望んでいる。したがってネットワーク内の全ステーションが1つの1394バスに属するものとしてコンフィグレーションされる。これは2つのクラスタにおいてブリッジ回路を介して協調的に実行されるべき修正セルフコンフィグレーションフェーズと称される。
第2のクラスタのデバイスは2つのクラスタが1つの無線ブリッジを介してネットワークに接続されていることを意識しない。トランスペアレントな動作を達成するために、無線ボックスは2つのバス上のトポロジを反映したセルフIDパケットを形成しなければならない。
この問題の解決手段は本出願人の欧州出願第01250155.7号明細書に既に記載されている。これによれば無線ブリッジの各ボックスに対する1394インタフェース回路の物理層回路が付加的なバッファメモリを有し、無線ボックスが接続されていないクラスタのバスステーションのセルフIDパケットがバッファリングされる。すなわちこれはバスステーションのセルフIDパケットを無線リンクを介してバスリセット後にブリッジの他方のクラスタへ移し替えるプロセスである。
この手段の欠点は異なる物理層回路が無線リンクのボックスで使用され、2つのクラスタの他の全てのバスステーションでは使用できないということである。
こんにちの生産ラインでの需要を鑑みて、各バスステーションにおいて無線リンクの一部であるか否かに関わらず同じ物理層回路を使用できると有利である。
本発明の概要
本発明の課題は、1つの通信バスに対して2つのタイプのバスステーション、すなわちブリッジポータルボックスとそれ以外のバスステーションとの双方に用いることのできる1つの物理層回路を提供することである。
この課題は、物理層回路がブリッジ機能に必要なバッファメモリのほかコンフィグレーション手段をも有しており、このコンフィグレーション手段は、当該の物理層回路を、セルフIDパケットのバッファメモリへのバッファリングを許可することによりブリッジ機能をサポートするブリッジポータル物理層回路としてコンフィグレーションするか、またはセルフIDパケットのバッファリングを禁止することによりブリッジ機能をサポートしない標準物理層回路としてコンフィグレーションすることにより解決される。この解決手段は1つのタイプの物理層回路を種々のタイプのバスステーション、すなわちブリッジポータルバスステーションまたは非ブリッジポータルバスステーションに使用することができるという利点を有している。
従属請求項に記載された手段によれば物理層回路の別の発展形態も可能である。前記コンフィグレーション手段は物理層回路内にコンフィグレーションレジスタを有しており、このコンフィグレーションレジスタはセルフIDパケットのバッファリングの許可または禁止に対応する1つまたは複数のレジスタ位置を有する。この手段はコンフィグレーションをソフトウェア手段によって簡単に実行することができ、組み立てラインにおけるインストールプロセス中のコンフィグレーションレジスタへの書き込みアクセスが容易になるという利点を有する。
物理層回路はコンフィグレーションレジスタに接続されたピンを有する。この場合、パワーオン後に自動的に物理層回路をコンフィグレーションすることができる。もちろん相応のハイまたはローのポテンシャルをピンに印加しなければならない。しかしこのようにすればソフトウェア手段によるコンフィグレーションは必要ない。
有利には当該のピンは、ブリッジ機能をサポートしない標準物理層回路での給電ピンすなわちグラウンドピンまたは給電電圧ピンの位置に配置されている。つまりこの手段によれば、コンフィグレーションピンが標準バスステーションのインタフェース回路内のロー/ハイポテンシャルへ引かれる。ロー値またはハイ値はコンフィグレーションレジスタ内へコピーされ、読み出しの際にブリッジ機能のスイッチオフが解釈されなければならない。典型的には通信バス用の物理層回路は複数のグラウンドピンまたは給電電圧ピンを有しているので、これらのピンの1つを取りのけておくことは回路設計にとってさほどの問題にはならない。
典型的にはIEEE1394インタフェースに対する物理層チップはバスケーブルへ接続するための1つ以上のポートを有している。この場合こうした物理層回路を含むインタフェースデバイス内にこれらのポートのうち1つを未使用のまま残しておくと有利である。つまりポートをバスケーブル用の相応のソケットへ接続しないでおく。こうすることによりネットワーク全体のセルフコンフィグレーションフェーズ中の問題を回避できる。この手段を採用しないとバストポロジを正確に再現できなくなる。なぜなら唯一のクラスタのバストポロジしかセルフコンフィグレーションフェーズ中に反映されないからである。
図面
本発明の実施例を図示し、以下に詳細に説明する。図1には無線ブリッジを介して相互に接続された2つの1394クラスタが示されている。図2には1394バスインタフェース回路のブロック図が示されている。図3にはセルフIDパケットのフォーマットが示されている。図4にはブリッジ機能を有さない標準バスステーションのブロック図が示されている。図5にはブリッジ機能を有するバスステーションである無線リンクの無線ボックスが示されている。図6には回路装置にしたがった物理層回路のピン割り当てが示されている。
本発明の実施例
図1には1394バスステーションおよび無線ブリッジを有する2つの1394バスが示されている。第1の1394バスには参照番号7が付されている。第1の1394デバイスには参照番号1が付されており、第2の1394デバイスには参照番号2が付されている。デバイスは例えばTVセット、VCR、カムコーダ、セットトップボックス、DVDプレーヤなどのコンシューマエレクトロニクス機器、またはPC、ノートPCなどのコンピュータ機器である。各機器は標準コンフォーム1394デバイスであり、相応の1394インタフェース10を有している。
無線リンク9に対する第1のトランシーバボックスが参照番号3で示されている。このボックスも1394バス7に接続されているため、1394インタフェースを必要とする。相応のインタフェースには図1では参照番号11が付されているが、これはデバイス1,2の1394インタフェースとは異なる。当該の1394インタフェース11は本発明の付加機能を有するインタフェースである。トランシーバボックス3はさらに無線伝送用の別のインタフェース12も有している。ここでは高速通信をサポートする既存の無線プロトコルが用いられる。Hiperlanシステムの例は前述の通りであり、"Broadband Radio Access Networks(BLAN); Hiperlan/2; Packet based convergence layer; Part 3: IEEE1394 Service Specific Convergence Sublayer(SSCS)"にはETSI BRAN Hiperlan2無線ネットワークを介してIEEE1394リンク層をエミュレートするサブレイヤが定義されている。無線リンクの通信プロトコルの他の例としてIEEE802.11システム、Bluetoothシステム、DECTシステムなども挙げられる。
本明細書で用いている“ブリッジ”という語はブリッジを形成する2つの無線ボックス3,6を表している。これは図1では参照番号9で表されている。“ブリッジポータル”という語はブリッジポータルを形成する一方の無線ボックス3または6を表している(図1を参照)。ただし特定の無線ボックスを例として取り上げる場合や、ポータルがボックスの一部となっている場合にはこれらの語は別の意味で用いられることもある。特許請求の範囲で用いられる“ブリッジ”および“ブリッジポータル”という語は一切限定されないことを強調しておく。
図1には1394バス8を有する1394デバイスの別のクラスタが示されている。ここにも標準1394インタフェース10を有する2つの1394デバイス4,5が存在する。無線ブリッジ9に対する第2のボックス6も前述の場合と同様にバス8に接続されている。本発明のコンセプトでは、無線トランシーバボックス3,6を含む2つのクラスタのバスステーションは全て合わせて63個以下である。これは無線ブリッジにより2つのクラスタが統合され、異なるクラスタのデバイス間のデータ通信も1394デバイスの観点からは1つのクラスタ内の各デバイスの通信となんら変わらなくなるからである。ただし1394クラスタ内のバスノードの許容最大数は63個である。無線ブリッジのトランシーバボックスがルーティングデバイスとなった箇所のバスはリモートバスとして定義される。2つのバスで無線ブリッジの一方のトランシーバボックスがルーティングデバイスとなれば、例えばダイスゲームで決定を行わなければならない。
リモートクラスタ内に唯一の1394デバイスしか存在しないシナリオについては欧州出願第00402901.3号明細書において説明されている。リモートクラスタ内に2つ以上の1394デバイスが存在するシナリオについては欧州出願第01400826.2号明細書において説明されている。
図2には1394インタフェース10,11の基本構造が示されている。1394インタフェースは2つの部分、すなわち物理層セクション21とデータリンク層セクション20とに分割される。これらは1つのチップに集積されていてもよいし、2つの個別のチップになっていてもよい。基本的にはデータリンク層セクションはパワフルマイクロコントローラ上で動作するソフトウェアとしてインプリメントされる。また修正1394インタフェース11も同様の基本構造を有する。修正箇所は物理層セクションおよびそのマネジメント手段内の専用バッファメモリ22に関する。これについては欧州出願第01250155.7号明細書において説明されている。したがってこの明細書の内容も本発明の開示内容に関連する。
物理層チップの修正箇所の理解を助けるために、まずバスリセットの場合にどのように動作するかを説明する。バスリセットは1394デバイスのプラグオフ(接続切り離し)またはプラグイン(接続)のたびに行われる。1394バス規格では通電した状態のままデバイスをバスへ挿入できる。バスステーションの挿入または取り外しには特定の電圧変化がともない、これはバスリセットを行うエレクトロニクス手段によって検出される。バスリセット後、ネットワークに対してセルフコンフィグレーションが行われる。セルフコンフィグレーションフェーズ中、各バスステーションは自身のセルフIDパケットをバスへ送信し、ネットワーク内の他のステーションに自身の存在を報知する。
セルフIDパケットのフォーマットが図3に示されている。このフォーマットは64bitから成り、そのうち後方の32bitは前方の32bitの逆値である。もちろんセルフIDパケットの全てのビットが1394規格そのものにおいて説明されているが、幾つかの点をここで強調しておきたい。セルフIDパケットの開始部にはバスステーションの物理ID番号が存在する。このフィールドは6bitの長さであり、番号0〜63に相応する。セルフIDパケットの終了部には2bitのフィールドが存在しており、これはバスステーションのポートP0〜P2を表す。この2bitでバスステーションでのポートの存在が表されるだけでなく、そのポートがアクティブであるか否か、バストポロジの親バスまたは子バスのいずれに接続されているかも表される。IEEE1394バス規格によればバスステーションには16個のポートが設けられている。バスステーションが3つ以上のポートを有する場合、そのステータスは第2のセルフIDパケットまたは第2のセルフIDパケットによって報知される。セルフIDパケットの最終ビットmは第2のセルフIDパケットまたは第3のセルフIDパケットが送信されるか否かを表す機能を有している。これらのセルフIDパケットで1394デバイスのポートのステータスが報知される。
1394バスではハーフデュプレクス動作のデータ通信も可能である。したがって1つのステーションのみがデータをバスへ送信し、残りのステーションはこれを聴取することもできる。バスは所定の方式でバストポロジに応じて(特にバスステーションが枝ステーションであるか葉ステーションであるかに依存して)バスステーションに対応する。0から始まる物理ID番号がバスステーションに割り当てられている。データパケットのアドレシングの際には物理ID番号(ノードID)が使用されるだけでなく、各バスの有するバスIDもアドレシング中に考慮される。
図1のバス構造の場合、バスリセット後のセルフコンフィグレーション中に幾つかの問題が発生しうる。デバイスは自身が無線リンクを介してネットワークへ接続されていることを意識しない。ブリッジがバスリセット分離を行う。セルフIDパケットは1つのクラスタから他のクラスタへ無線リンクを介してフォワーディングされる。
次にバスリセットがクラスタバス7内で行われる場合について考察する。リセットはクラスタ内の全てのステーション1〜3で検出される。バスリセット後、各ステーションは自身のセルフIDパケットを次々に送信する。クラスタ内の各ステーションは上位のソフトウェア層、例えばトランザクション層の相応の情報を収集して、後に用いる正しいアドレスが形成されるようにする。トランシーバボックス3のインタフェース11も同様にそれぞれのセルフIDパケットを受信し、これらを無線リンクを介して第2のトランシーバボックス6へフォワーディングする。またボックス3は別のセルフIDパケット形成してこれを1394バス7へ送信する。第1の試行では無線トランシーバボックス3はレガシーモードで動作し、ブリッジが1394ケーブルで置換されている場合を考慮せずにセルフIDパケットを形成する。ブリッジが1394ケーブルで置換されている場合には当該のボックスは異なる物理ID番号を有する。
全てのセルフIDパケットがクラスタバスから収集された後、ボックス3はソフトウェア手段を介してクラスタバスでのバスリセットを開始する。再びセルフIDパケットがバスを介して送信される。相違点はボックス3が自身のセルフIDパケットを送信する順番が来たとき、自身のセルフIDパケットのみでなくリモートクラスタ内のステーションの全てのセルフIDパケットを形成するということである。ここでボックス3はトポロジを考慮してセルフIDパケットを形成するので、無線リンクが1394ケーブルへ置換されている場合にはそれが反映される。以下、ボックス3によって形成されかつクラスタバス内のステーションを表すセルフIDパケットをアーティフィシャルセルフIDパケットと称する。
次にバスリセットはボックス6のソフトウェア手段を介して同様にリモートバス8でも開始される。ボックス6はクラスタバスから全てのセルフIDパケットを収集し、相応のアーティフィシャルセルフIDパケットをこのフェーズ中に形成する。このフェーズが終了するとセルフコンフィグレーションは終了し、通常のデータ通信を続行することができる。
トランスペアレントな動作を達成するには、上述したように、無線トランシーバボックス3,6のインタフェース11内の物理層チップによって2つのバスのトポロジを反映したセルフIDパケットが形成されることが必要である。
このために物理層回路によって自動的に形成されたアーティフィシャルセルフIDパケットの内容が物理層回路内の専用バッファメモリ22に自動的に記憶される。専用バッファメモリはレジスタバンクまたはRAMであってよい。セルフIDパケットのフォーマットを考慮に入れたうえで、各セルフIDパケットの第1のクァドレットの情報のみを当該のレジスタバンクに記憶する。第2のクァドレットはその場で物理層回路自身によって(第1のクァドレットの論理逆値として)形成される。
ノードごとのセルフIDパケットの数はノードごとにインプリメントされたポートの数に依存している。IEEE1394a−2000によればノードごとのセルフIDパケットの最大数は3であり、IEEE1394−1995によれば4である。旧バージョンとの互換性を得るためにバッファメモリの最小サイズを
16byte*62ノード=992byte
とする。無線リンクのマイクロコントローラはアーティフィシャルセルフIDパケットの情報を形成する。この情報は物理層回路のバッファメモリに記憶される。
図4にはハードディスクドライブのブロック図が示されている。ハードディスクドライブの3つの主要部としてハードディスクドライブ15、マイクロコントローラ14およびIEEE1394インタフェース10が示されている。これらのコンポーネントのうちインタフェース10のみ大きくより詳細に示されている。図にはさらにインタフェース回路10の2つの主要部として物理層回路21とデータリンク層回路20とが示されている。物理層回路21内には3つの1394ポート23とバッファメモリ22とコンフィグレーションレジスタ24とが個別に示されている。ハードディスクドライブは標準1394バスステーションとしてコンフィグレーションされている。この場合コンフィグレーションレジスタ24へのエントリは0であり、これは物理層回路21がブリッジ機能をサポートしておらず、したがってバッファメモリ22はリモートバスから無線ブリッジ9を介して受信したセルフIDパケットのバッファリングには用いられない。このとき3つのポート23の全てがハードディスクドライブ1のケーシング内の相応の1394ソケットに接続されている。物理層回路21およびコンフィグレーションレジスタ24のコンフィグレーションは物理層回路21が付加的なブリッジ機能を有さないようになっている。これは特にバッファメモリ22がセルフIDパケットの記憶に用いられないことを意味する。
図5には無線リンク9の無線ボックスのブロック図が示されている。このボックスも3つの主要部を有している。参照番号13でマイクロコントローラが示されており、参照番号11で1394バスインタフェースが示されており、参照番号12でHiperlan2インタフェースが示されている。Hiperlan2インタフェースは図5の送受信アンテナに接続されている。前述の場合と同様に1394バスインタフェース11のみ大きくより詳細に示されている。このインタフェース回路11は2つの主要部、すなわち物理層回路21およびデータリンク層回路22を有している。ここではコンフィグレーションレジスタ24へのエントリは1であり、これは物理層回路21がブリッジ機能を有しており、したがってバッファメモリ22がリモートバスから無線ブリッジを介して受信されたセルフIDパケットをバッファリングするのに用いられることを意味する。また同様に3つのポート23のうち2つのみが無線ボックス3のケーシング内の相応のソケットに接続されている。3つのポート23のうち1つはオープンのまま残され、このポートを介した物理的なデータ交換は生じない。
ただし占有されているポートは無線ボックス6の対応部分への通信が生じている仮想ポートと見なされる。無線ボックス6への通信は物理的には非占有のポートを介しては行われない。このボックスへ転送すべきデータおよびこのボックスから受信すべきデータは上位の層、例えばアプリケーション層において再フォーマットしなければならない。アプリケーション層はHiperlan2インタフェース12へシフトされ、他方側と専用のHiperlan2プロトコルで通信する。また仮想ポートは、物理層回路21がバスリセット後に無線ブリッジの背後に仮想ポートを介して1394バスに接続されたデバイスがあることを考慮に入れて正しいセルフIDパケットを形成するために必要である。
図6には本発明の物理層回路のピン割り当てが示されている。このピン割り当ては既存のTexas Instruments社のTSB41LV03Aの物理層ICと1つのピンを除いて同一である。修正されているピンは参照番号36のピンである。従来のTexas Instruments社のICではこのピンはその上方の4つのピンと同様にAGNDという名称のグラウンドピンである。本発明の物理層回路ではこの場所にいわゆるコンフィグレーションピンCONが設けられている。したがってこのピンはICのアナロググラウンドには接続されていない。その代わりにこのピンは読み出し/書き込みレジスタ24に接続されている。このピンは読み出し/書き込みレジスタ24の唯一のレジスタ位置に接続されていれば充分である。
図6に示されている他の全てのピン割り当ては上述のTexas Instruments社のIEEE1394ICのデータシートに記載されている。したがって本発明の内容はこのデータシートにも関連している。3つのIEEE1394バスポート23と新たなチップの付加部分であるバッファメモリ22とが個別に示されている。このバッファメモリはTexas Instruments社のTSB41LV03Aには含まれていない。図6の実施例では、読み出し/書き込みレジスタ24にはチップのイニシャライズフェーズ中にピン36に引かれるポテンシャルに相応する値がロードされる。イニシャライズフェーズ後、ソフトウェアはこの読み出し/書き込みレジスタ24を読み出し、(例えばバッファマネジメント用のステータスマシンをプログラミングすることにより)必要なチップのコンフィグレーションを行う。
アーティフィシャルセルフIDパケットをどのようにバッファメモリ22へ移し替えるかは欧州出願第01250155.7号明細書において説明されている。ここでまとめると、アーティフィシャルセルフIDパケットがHiperlan2インタフェース12を介して上位の層から受信された場合、書き込みアクセスが物理層回路内のコンフィグレーションおよびステータスレジスタブロックの専用レジスタに対して行われる。この書き込みアクセスはアーティフィシャルセルフIDパケットが相応に到来したこととして解釈され、データワードはバッファメモリ22へ移し替えられる。これに応じてバッファメモリ22のアドレスカウンタがインクリメントされる。したがって物理層回路内のこの付加的なブリッジ機能については付加的なピンは必要ない。
本発明は前述の実施例のみに限定されない。本発明の特許請求の範囲内で種々の修正が可能である。物理層回路のコンフィグレーションピンは標準1394バスインタフェース内に集積されている物理層回路がブリッジ機能を有さない場合にはエキストラピンとなっていてもよい。
バスケーブルのポートの数は接続されるソケットの数に対応していなくてもよい。1394デバイスの適用分野によってはより多くのポートが相応のソケットに接続されることもある。
コンフィグレーションレジスタ24への書き込みは物理層回路のパワーオン後にハードウェアによって非同期式で自動的に行うことができる。種々のハードウェアインプッリメンテーションをこのために使用可能である。
ブリッジは必ずしも無線ブリッジでなくともよく、またHiperlan2ブリッジである必要もない。同様に通信バスも必ずしもIEEE1394バスでなくてよい。
相互に接続された2つの1394クラスタを示す図である。
1394バスインタフェース回路のブロック図である。
セルフIDパケットのフォーマットを示す図である。
ブリッジ機能を有さない標準バスステーションのブロック図である。
ブリッジ機能を有するバスステーションである無線リンクの無線ボックスを示す図である。
物理層回路のピン割り当てを示す図である。

Claims (8)

  1. 第1の通信バスに通じるインタフェース回路のための物理層回路において、
    当該の物理層回路は、ブリッジ回路を介して第2の通信バスから受信したセルフIDパケットをバッファリングするバッファメモリしており、
    さらに当該の物理層回路はコンフィグレーション手段有しており、
    該コンフィグレーション手段は、当該の物理層回路を、セルフIDパケットのバッファメモリへのバッファリングを許可することによりブリッジ機能をサポートするブリッジポータル物理層回路としてコンフィグレーションするか、またはセルフIDパケットのバッファリングを禁止することによりブリッジ機能をサポートしない標準物理層回路としてコンフィグレーションする
    ことを特徴とする物理層回路。
  2. 前記コンフィグレーション手段コンフィグレーションレジスタを有しており、該コンフィグレーションレジスタはセルフIDパケットのバッファリングの許可または禁止に用いられる1つまたは複数のレジスタ位置を有する、請求項1記載の回路。
  3. 前記コンフィグレーションレジスタは読み出し/書き込みレジスタである、請求項2記載の回路。
  4. 当該の物理層回路所定のピンはセルフIDパケットのバッファリングの許可または禁止に用いられるレジスタ位置に接続されている、請求項2または3記載の回路。
  5. 当該の物理層回路の前記所定のピンブリッジ機能をサポートしていない標準物理層回路での給電ピンすなわちグラウンドピンたは給電電圧ピン位置に配置されている、請求項4記載の回路。
  6. 前記第1の通信バスおよび前記第2の通信バスはIEEE1394バスであり、前記ブリッジ回路はHiperlan2規格に準拠した無線通信を行う無線ブリッジである、請求項1から5までのいずれか1項記載の回路。
  7. 前記第1の通信バスに対して複数のn個のポート有し、ここでn∈[2,3,...]である、請求項1から6までのいずれか1項記載の回路。
  8. 請求項7記載の物理層回路有している、
    第1の通信バスに通じるインタフェースデバイスにおいて、
    当該の物理層回路はセルフIDパケットのバッファリングを許可するブリッジポータル物理層回路としてコンフィグレーションされており、
    第1の通信バス通じるポートうち最大でn−1個のポートがバスケーブルのプラグ挿入用の相応のソケットに接続されている
    ことを特徴とするインタフェースデバイス。
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