JP4224066B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
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Description
エンジン回転数検出手段は、エンジンの回転数を検出する。トルクコンバータ速度比検出手段は、トルクコンバータの入出力回転数の比であるトルクコンバータ速度比を検出する。ストール発進検出手段は、エンジン回転数およびトルクコンバータ速度比に基づいて車両のストール発進状態を検出する。エンジン出力低減手段は、車両のストール発進状態が検出された場合に、エンジンの出力を低減している(例えば、特許文献1参照)。
ストールトルク発進領域判定手段は、ストールトルクが発生する運転領域であるか否かを判定する。トルクコンバータトルク増幅作用低減手段は、ストールトルク発進領域判定手段の出力に基づいて、ストールトルクが発生すると判定された場合に、ロックアップクラッチを介して自動変速機の入力側に伝達されるトルクと、トルクコンバータを介して自動変速機の入力側に伝達されるトルクとに応じて決定される変速機入力トルクが許容値以下になるまで、トルクコンバータの入出力要素間の相対回転を減少させ、トルクコンバータによるトルク増幅作用を確保するとともに低減している(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、これらは微細な速度調整を必要とする車両の発進を考慮していない。
そのため、運転者は、アクセルを操作してこの走行抵抗に打ち勝つトルクを発生させる必要がある。
また、勾配や突起物を越えた後には、走行抵抗の増大分がなくなり急激なトルク超過となるため、必要以上のトルクを出力させると、車両の飛び出しが発生する恐れがある。
しかし、ここで微細な速度調節を必要とする車両の発進が考慮されていないので、必要以上にトルクが低減され、上記の走行抵抗に打ち勝つトルクを得ることができないという問題点があった。
図1は、この発明の実施の形態1に係る自動変速機の制御装置を周辺装置とともに示すブロック図である。
図1において、車両のエンジン1(原動機)には、エンジン1が発生する動力を変速して出力軸2に出力する自動変速機3が連結されている。自動変速機3には、摩擦式のロックアップクラッチ4を含んだトルクコンバータ5が設けられている。
ここで、エンジン制御装置9と変速機制御装置10とは、互いに接続されている。
変速機制御装置10は、車速検出手段12と、スリップ回転数検出手段13と、アクセル操作量検出手段14と、高負荷微速発進要求状態判定手段15と、トルク変動低減手段16とを有している。
アクセル操作量検出手段14は、車両に設けられたアクセル17を運転者が操作した際に、アクセル操作量センサ18で検出されたアクセル開度信号TV(s)からアクセル操作量TVを検出する。
ここで、発生トルクが増加するにつれてトルク低減要求量を増加させることにより、トルクの変動を防止する。
ここで、アクセル操作量TVとアクセル操作量しきい値TV1とを比較することにより、整備行程で実施されるストールテストと区別され、ストールテストへの影響を回避することができる。
また、アクセル操作量しきい値TV1は、車両が発進するのに十分な値であり、エンジン1の発生トルクの低下によるエンストを防止するためのアクセル下限値TVMIN(第2の所定操作量)よりも十分に大きな値に設定されている。
ここで、車速Vと車速しきい値V1とを比較することにより、運転者が所定値よりも微速で車両の発進を要求しているか否かが判定される。
継続時間計測用カウンタは、例えば高負荷微速発進要求状態判定手段15内部に設けられたレジスタである。
継続時間判定しきい値T1は、例えば上記のような車両が急発進した場合を除くことを目的として、上記の場合に車速Vが車速しきい値V1よりも大きくなるために必要かつ十分な時間に設定される。
ステップS31において、高負荷微速発進要求状態が成立している(すなわち、Yes)と判定された場合には、スリップ回転数SLがスリップ回転数基準しきい値NSL2以上であるか否かが判定される(ステップS32)。
また、スリップ回転数基準しきい値NSL2は、必要とする増幅トルクに応じてスリップ回転数下限しきい値NSL1よりも大きな値に設定される。
また、スリップ直結デューティ率DTiは、アクセル操作量TVが大きく変化しない状況下で用いられる値であるため、フィードバック等の複雑な演算を伴う値ではなく、テーブルデータとして記憶されている。
ステップS41において、高負荷微速発進要求状態が成立している(すなわち、Yes)と判定された場合には、エンジン回転数Neに応じて設定されたテーブルデータであるトルク低減率TQiをトルク低減要求量Tdwに設定し(ステップS42)、図4の処理を終了する。
そのため、ステップS42で設定されたトルク低減要求量Tdwを用いてトルク低減要求を実行することにより、アクセル操作量TVに対するエンジン1の発生トルクの増加率が低減されて、トルクの変動が低減される。
一方、高負荷微速発進要求状態が成立している場合であっても、トルク低減要求を実行しない領域においては、トルク低減率TQiを「0」に設定することによって対応することができる。
ステップS51において、車速Vがしきい値V2以上である(すなわち、Yes)と判定された場合には、高負荷微速発進要求状態が不成立であると判定し(ステップS52)、図5の処理を終了する。
ここで、アクセル操作変化量ΔTVは、車両が高負荷微速発進要求状態であると判定された際のアクセル操作量からの変化量を示し、図2のステップS28で記憶したアクセル操作量TV0と、現在のアクセル操作量TVNOWとを用いて、次式(1)で表される。
そのため、アクセル操作変化量ΔTVがアクセル操作変化量しきい値TV2よりも大きくなった場合に、高負荷微速発進要求状態が不成立であると判定される。
そのため、高負荷微速発進要求状態が不成立であると判定され、ロックアップクラッチ4のスリップ直結制御が解除されることにより、エンストを防止することができる。
そのため、運転者がすでに微速での車両の発進を要求していないと判定し、高負荷微速発進要求状態が不成立であると判定され、ロックアップクラッチ4のスリップ直結制御が解除されることにより、トルクコンバータ5の増幅トルクを有効に利用することができる。
ステップS54において、アクセル操作量TVがアクセル下限値TVMINよりも小さい(すなわち、Yes)と判定された場合には、高負荷微速発進要求状態が不成立であると判定し(ステップS52)、図5の処理を終了する。
ステップS55において、エンジン回転数Neがエンジン回転数しきい値Ne0よりも小さい(すなわち、Yes)と判定された場合には、高負荷微速発進要求状態が不成立であると判定し(ステップS52)、図5の処理を終了する。
一方、ステップS55において、エンジン回転数Neがエンジン回転数しきい値Ne0よりも大きいと判定された場合には、そのまま図5の処理を終了する。
そのため、エンジン1で発生して自動変速機3に伝達されるトルクの変動が低減され、アクセル17の操作性を向上させることができる。
ここで、発生トルクが増加するにつれてトルク低減要求量を増加させることにより、エンジン1で発生して自動変速機3に伝達されるトルクの変動が低減され、アクセル17の操作性をさらに向上させることができる。
Claims (4)
- 車両の原動機に接続され、ロックアップクラッチを含んだトルクコンバータを有する自動変速機の制御装置であって、
前記自動変速機の入力側と出力側との回転数の差を示すスリップ回転数を検出するスリップ回転数検出手段と、
前記車両の車速を検出する車速検出手段と、
前記車両に設けられたアクセルを前記車両の運転者が操作した際のアクセル操作量を検出するアクセル操作量検出手段と、
前記車両にかかる負荷が所定値よりも高い高負荷状態であり、かつ前記運転者が所定値よりも微速で前記車両の発進を要求しているか否かを判定する高負荷微速発進要求状態判定手段と、
前記原動機で発生して前記自動変速機に伝達されるトルクの変動を低減するトルク変動低減手段と
を備え、
前記高負荷微速発進要求状態判定手段は、前記スリップ回転数、前記車速、前記アクセル操作量、および前記原動機の制御装置から入力される前記原動機の回転数の少なくとも一つに基づいて、前記車両が高負荷微速発進要求状態であるか否かを判定し、
前記トルク変動低減手段は、前記車両が高負荷微速発進要求状態であって、かつ前記スリップ回転数が第2の所定回転数以上である場合に、前記ロックアップクラッチのスリップ直結制御により、前記スリップ回転数に応じた前記トルクコンバータの増幅トルクを抑制し、トルクの変動を低減することを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 前記高負荷微速発進要求状態判定手段は、前記アクセル操作量が第1の所定操作量未満、かつ前記車速が第1の所定車速未満、かつ前記スリップ回転数が第1の所定回転数以上である状態が所定時間継続した場合に、前記車両が高負荷微速発進要求状態であると判定することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
- 前記高負荷微速発進要求状態判定手段は、前記車速が第2の所定車速以上、前記原動機の回転数が所定原動機回転数未満、前記アクセル操作量が第2の所定操作量未満、および前記車両が高負荷微速発進要求状態であると判定された際の前記アクセルの操作量からの変化量を示すアクセル操作変化量が所定変化量以上の何れかの条件が成立した場合に、前記車両が高負荷微速発進要求状態でないと判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動変速機の制御装置。
- 前記トルク変動低減手段は、前記原動機の制御装置に対してトルク低減要求を行うことにより、トルクの変動を低減することを特徴とする請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の自動変速機の制御装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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