JP4226145B2 - 通信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、放送と双方向性を持つ地上回線から構成される通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は例えば特開平9−139702号公報に示された従来の衛星通信システムの回線制御装置を示す構成図であり、図において、1は通信衛星、2は送信局、3はシステム制御局、4は受信局である。
また、送信局2において、2aは送信要求を送信する送信要求送信手段、2bは自送信局が回線を割り当てられた場合にその回線を介して不特定多数の受信局4に主情報を送信する主情報送信手段である。また、システム制御局3において、3aは送信要求送信手段2aからの送信要求に応じて回線割り当てを行う回線割当手段、3bは回線の割り当てが行われている送信局2のリストを各受信局4に送信する送信局リスト送信手段、3cは受信要求に応じて、要求のあった受信局に被選択送信局の回線を通知する回線通知手段である。さらに、受信局4において、4aは送信局リスト送信手段3bから送られた送信局リストを基に特定の送信局を選択して、システム制御局3にその送信局の受信要求を送信する受信要求送信手段、4bは自受信局に回線通知手段3cから回線が通知された場合にその回線に従い、主情報送信手段2bからの主情報を受信する主情報受信手段である。
【0003】
次に動作について説明する。
送信局2は、送信要求送信手段2aにより回線f2を使用して送信要求をシステム制御局3に送信する。その送信要求を受信したシステム制御局3は、回線割当手段3aによりその送信局2に回線割り当てを行う。また、送信局リスト送信手段3bにより、回線割り当てが行われている送信局リストを作成して、回線f3を使用して、各受信局4に送信する。送信局2は、主情報送信手段2bにより、その割り当てられた回線を介して不特定多数の受信局4に主情報を送信する。受信局4は、回線f3を使用して受信した送信局リストを基に、受信要求送信手段4aにより、特定の送信局を選択して、システム制御局3に回線f2を使用してその送信局2の受信要求を送信する。システム制御局3は、受信要求に応じてその要求のあった受信局4に被選択送信局の回線を通知する。主情報受信手段4bは、通知された回線に従い、対応送信局2の主情報送信手段2bからの送信主情報を受信する。
【0004】
また、この従来の技術によれば、送信局リストに回線割り当て情報を含ませ、送信局リスト送信手段3bによって、回線f3を使用し、不特定多数の受信局4に送信する。受信局4は、送信局リストを基に、特定の送信局2に割り当てられている回線を使用し、主情報受信手段4bによって、対応送信局2の主情報送信手段2bからの送信主情報を受信する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の衛星通信システムの回線制御装置は以上のように構成されているので、全ての送信局2、システム制御局3、および受信局4において、いずれかの局要求がその局から発呼された時に気象条件などの回線障害が発生した場合に、システム制御局3に到達しない場合があり、逆にシステム制御局3からの送信局リストの配信も同様に回線障害により要求発呼元に到着しない可能性があるなどの課題があった。
また、全ての回線制御をシステム制御局3により行っており、システム制御局3がダウンした時に、全てのシステムが停止するなどの課題があった。
さらに、システム制御局3への送信要求や受信要求に特定の専用回線を用いる必要が有り、また、逆にシステム制御局3からの送信局リストの配信にも同様に特定の専用回線を用いる必要が有り、各送信局2、各受信局4ともシステム制御局3との送受信に使用される特定の回線を確保しなければならないなどという課題があった。
さらに、受信局4において受信する時に、システム制御局3に相手送信局2の識別コードを入れて問い合わせなければ受信できないため、どの送信局2がどのような内容を送信するかという通信内容の識別を別な手段で認知しなければならないという課題があった。
【0006】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、1つの放送チャネルを複数の送信局で時分割に共有し、また、制御情報の送受信のために専用放送チャネルを割り当てずに放送チャネルを有効利用する通信システムを得ることを目的とする。
また、この発明は1つの放送チャネルだけでなく、複数の放送チャネルも同様に複数の送信局で時分割に共有することにより複数放送チャネルの有効利用をする通信システムを得ることを目的とする。
さらに、この発明は送信権制御情報の送受信の際の一時的回線障害を回避する通信システムを得ることを目的とする。
さらに、この発明は受信する送信権制御情報のデータ正当性を確認できる通信システムを得ることを目的とする。
さらに、この発明は送信権割り当て制御がダウンしても全通信システムが停止しない通信システムを得ることを目的とする。
さらに、この発明は受信の利用状況によって送信権割り当てを最適にする通信システムを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る通信システムは、各送信局が送信権相対表の割り当てを行い、送信権相対表を制御できるのが現在送信権を割り当てられている送信局であることを識別する送信権制御手段と、主データ蓄積制御手段に保持された内容情報に対して、送信権相対表の送信局識別子に応じて内容情報識別子を一意に割り当て放送情報として生成する放送情報制御手段と、放送チャネル毎の主データに同一の送信権相対表と放送情報を所定周期によって周期的に多重化して送信する制御情報多重手段と、送信権相対表により送信権を割り当てられたことを識別し、その送信権相対表により割り当てられた時間に、制御情報多重手段から送られてくるデータを、割り当てられた放送チャネルで送信するデータ送信制御手段と、データ受信制御手段により受信したデータから主データと送信権相対表と放送情報を分離する受信データ分離手段とを備え、送信権制御手段は、受信データ分離手段から送信権相対表を抽出保持し、送信権制御あるいは送信権相対表の更新に用いるようにしたものである。
【0008】
この発明に係る通信システムは、データ受信制御手段により受信した受信データから受信データ分離手段によって送信権相対表を抽出し、自送信局で保持する送信権相対表との差分を抽出して、自送信局で保持する送信権相対表に、差分を追加し更新する送信権制御手段を備えたものである。
【0009】
この発明に係る通信システムは、受信データ分離手段によって放送情報を抽出し、自送信局で保持する放送情報との差分を抽出して、自送信局で保持する放送情報に、差分を追加し更新する放送情報制御手段を備えたものである。
【0010】
この発明に係る通信システムは、受信データ分離手段によって抽出した主データを地上回線網に送信する端末データ送信手段と、端末データ送信手段から地上回線網を通じて送信される主データを取得する端末受信処理手段とを備えたものである。
【0011】
この発明に係る通信システムは、端末データ送信手段から地上回線網を通じて送信される放送情報を取得する放送情報取得手段と、放送情報から所望データと割り当てられた受信端末識別子に応じて所望データ送信要求を生成して受信局に送信し、その受信局から所望の応答データを取得する所望データ取得手段とを備えたものである。
【0012】
この発明に係る通信システムは、送信局から送られてきたデータを一定時間保持する受信データ保持制御手段と、受信端末からの所望データ送信要求を受信し、所望データが受信データ保持制御手段に存在する時、その受信データ保持制御手段から抽出後、要求元の受信端末に転送する端末データ送信手段とを備えたものである。
【0013】
この発明に係る通信システムは、所望のデータ送信要求が受信データ保持制御手段にない場合に、所定の送信局に対しその所望のデータ送信要求を転送する端末データ送信手段と、送信権制御手段によって抽出した送信権保持送信局に対し、前記端末データ送信手段からの所望データ送信要求を転送するデータ送信要求転送手段と、送信権保持送信局が所望データ送信要求を受信し、内容情報識別子と共に送信局識別子を取り出し、主データを保持する送信局に対し、地上回線網によって主データ送信要求を発呼し、主データを受信後に制御情報多重手段に対して送信する主データ蓄積制御手段とを備えたものである。
【0014】
この発明に係る通信システムは、所定の一定時間内に到着した所望のデータ送信要求を発呼した受信端末識別子と所望データの放送チャネル識別子、放送情報の内容情報識別子、要求数からなる受信局要求計測データを生成する受信局要求計測制御手段と、受信局要求計測制御手段により生成された受信局要求計測データに応じて送信頻度の高い情報を所定一定時間以上保持する受信データ保持制御手段とを備えたものである。
【0015】
この発明に係る通信システムは、受信局要求計測データと自受信局識別子を付加して受信局計測データを生成し、地上回線網により接続された1局の送信局に対し、受信局計測データを所定の時間間隔で周期的に送信する受信局要求計測制御手段と、複数の受信局から送られてくる受信局毎の受信局計測データを受信し、放送チャネル毎の受信局計測データに送信局識別子を付加させて送信局計測データを生成し、各放送チャネル毎の送信権保持送信局に対し、送信局計測データを所定の時間間隔で周期的に送信する送信局計測制御手段と、現在送信権を持つ各放送チャネル毎の送信権保持送信局を抽出すると共に、各放送チャネル毎の各送信権保持送信局が各送信局の送信局計測データを受信し、送信局計測データから内容情報識別子と要求数を抽出し、数値から要求頻度の高い主データを持つ送信局に優先的に送信権を割り当てるように送信権相対表制御を行う送信権制御手段とを備えたものである。
【0016】
この発明に係る通信システムは、複数の受信局から各受信局計測データを受信し、各計測データの内容識別子が他の計測データの内容識別子と同一で、かつ受信局識別子が異なる内容識別子に対し、同報性があると判断して、送信局計測データの各内容識別子に対し、同報性識別子を付加して、送信局計測データを生成する送信局計測制御手段と、送信局計測データに応じて各内容識別子に同報性識別があるものに対し、その内容識別子からデータを保持する送信局識別子を抽出して、その送信局に対し優先的に送信権割り当てを行う送信権制御手段とを備えたものである。
【0017】
この発明に係る通信システムは、送信権保持送信局の場合に、送信権相対表の各放送チャネル識別子に対し、1つのマスター送信局識別子と1つのスレーブ送信局識別子を割り当てる送信権制御手段と、受信データ分離手段により受信データから送信権相対表を分離し、送信権相対表のマスター送信局識別子が自送信局の送信局識別子であることを抽出し、マスター送信局として、割り当てられた時間と放送チャネルによって送信制御を行うと共に、送信権相対表のスレーブ送信局識別子が自送信局の送信局識別子であることを抽出し、スレーブ送信局として送信待機状態を保ち、データ受信制御手段によりマスター送信局が送信異常である場合に割り当てられた時間と放送チャネルで送信制御を行うデータ送信制御手段を備えたものである。
【0018】
この発明に係る通信システムは、スレーブ送信局である場合に、マスター送信局から所定一定時間以上に放送データを受信できず、他の送信権を持たない1局以上の送信局に対し、地上回線網により受信確認要求を送信し、受信確認要求に対する応答を受信し、その応答のうち受信不可状態の応答が所定数以上存在する場合にマスター送信局または放送チャネル異常と判断し、逆に受信不可状態応答が所定数以下の存在の場合に自スレーブ局が異常であると判断するデータ送信制御手段と、送信権を持たない送信局である場合に、受信確認要求を受信し、放送チャネルを受信できているかどうかを判断し応答する受信データ分離手段とを備えたものである。
【0019】
この発明に係る通信システムは、スレーブ送信局の場合に、データ送信手段によって自スレーブ局異常と判断した場合に、マスター送信局に対し、スレーブ送信権放棄要求を通知するデータ送信制御手段と、マスター送信局の場合に、スレーブ送信権放棄要求を受信し、送信権のない他の送信局からスレーブ送信権を割り当て、送信権相対表を更新し、変更通知を行う送信権制御手段と、送信権制御手段によって更新された送信権相対表を主データと多重して送信する制御情報多重手段とを備えたものである。
【0020】
この発明に係る通信システムは、マスター送信局の場合に、所定一定周期でスレーブ送信局および任意の1局以上の送信局に対し放送データを受信できているかどうかを確認応答要求を送信して受信確認応答を受信し受信不可状態応答が所定数以上であった場合に自マスター送信局が異常であると判断して送信を停止してスレーブ送信局に対しマスター送信権放棄を通知し、スレーブ送信局の場合に、マスター送信権放棄要求を受信し自スレーブ送信局が送信を開始するデータ送信制御手段と、スレーブ送信局または送信権を持たない送信局の場合に、受信確認応答要求を受信し、放送データを受信しているかどうかチェックし応答する受信データ分離手段と、自スレーブ送信局がマスター送信局として動作し、任意の送信権を持たない送信局から1局の送信局にスレーブ送信権を割り当て、送信権相対表を更新し、制御情報多重手段に対し送信権相対表更新を通知する送信権制御手段とを備えたものである。
【0021】
この発明に係る通信システムは、マスター送信局またはスレーブ送信局であった場合に、スレーブ送信権放棄要求またはマスター送信権放棄要求を発呼した送信局を、送信権の割り当てる送信局候補から除外し、除外送信局リセット要求を外部入力によって受信するまで送信権割り当て送信局候補から除外する送信権制御手段を備えたものである。
【0022】
この発明に係る通信システムは、送信権保持送信局である場合に、各送信権無し送信局から送信される送信局計測データが所定時間以上受信されない時、送信局異常と判断し、送信権割り当て送信局リストの候補から削除する送信権制御手段を備えたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による通信システムを示す構成図であり、図において、10は複数の放送チャネルを持つ通信衛星である。
20は指定時刻に指定放送チャネルを用いて、送信内容を示す放送情報および時刻や放送チャネル、送信局を割り当てた送信権相対表を周期的に主データと共に時分割多重送信し、また、指定放送チャネル以外の放送チャネルを受信して送信権相対表および放送情報に統合化し、統合化以後、その統合化した送信権相対表および放送情報を多重化送信する送信権保持送信局(送信局)である。
30は送信権保持送信局20が送信した多重化送信データを受信し、分離し、送信権相対表および放送情報を取り出し、現在時刻において送信権を割り当てられていない送信権無し送信局(送信局)である。
40は複数の送信権保持送信局20から各放送チャネル毎に多重化送信データを受信し、分離し、送信権相対表および放送情報、主データを取り出し、送信権相対表および放送情報を常時更新および保持し、主データは所定一定時間保持または、要求頻度によって、所定一定時間以上保持し、また、地上回線網で接続された複数受信端末からの要求に従って、放送データの転送および蓄積したデータを送信し、また、受信端末の要求により放送情報を送信する受信局である。
50は受信局40と地上回線網により接続され、放送情報または所望主データ送信要求を受信局40に送信し、受信局40から放送情報または所望主データを受信し、表示する受信端末である。
6は送信権保持送信局20からの送信に使用されると共に、受信局40においての受信に使用される所定の送信帯域を持つ放送回線である放送チャネル、7は受信局40と複数の受信端末50を双方向接続する地上回線網、8は送信権保持送信局20または送信権無し送信局30への外部入力インタフェース、9は受信端末50への外部入力インタフェースである。
【0024】
また、送信権保持送信局20、送信権無し送信局30、および受信局40において、21は複数の送信権保持送信局20から送信された多重化送信データを複数の放送チャネル6から受信するデータ受信制御手段、22はデータ受信制御手段21から出力された多重化受信データを送信権相対表および放送情報、主データに分離する受信データ分離手段である。
また、送信権保持送信局20、および送信権無し送信局30において、23は後述する主データ蓄積制御手段24から主データの内容情報を抽出し、また、送信局識別子から一意に決められる内容情報識別子を生成し、また、その内容情報から放送情報を生成し、後述する制御情報多重手段26に送信し、また、受信データ分離手段22により分離した他放送チャネルの放送情報を取り出し、生成した放送情報と統合化して制御情報多重手段26に送信する放送情報制御手段である。24は外部入力インタフェース8により入力された主データおよび内容情報を蓄積し、所定の時間に制御情報多重手段26に送信する主データ蓄積制御手段である。
25は送信権相対表の割り当て時間、および割り当て放送チャネルによって、制御情報多重手段26から送られてくる多重化データを変調し、送信するデータ送信制御手段、26は放送情報制御手段23から取り出した放送情報と、後述する送信権制御手段27から取り出した送信権相対表を周期的に主データ蓄積制御手段24から取り出した主データに時分割多重する制御情報多重手段、27は複数の送信局のうちの1つの送信局に対し、1つの放送チャネル、および送信時間を割り当て、これらを複数局に割り当てる送信権制御手段である。
【0025】
さらに、受信局40において、41は受信端末50と地上回線網7により接続され、受信端末50からの要求を受信処理し、応答する端末データ送信手段、42は受信データ分離手段22により分離された放送情報を保持し、端末データ送信手段41によって適宜取り出される放送情報保持制御手段である。43は受信データ分離手段22により分離された送信権相対表を保持し、端末データ送信手段41によって適宜取り出される送信権相対表保持手段、44は受信データ分離手段22により分離された主データを所定の一定時間保持し、また、後述する受信局要求計測制御手段46によって生成された要求頻度を取り出し、その数値から所定時間以上主データを保持する受信データ保持制御手段である。45は受信局40と地上回線網7により接続されている全ての受信端末50の一意の識別子を保持し、端末データ送信手段41によって適宜取り出される受信端末識別保持手段、46は端末データ送信手段41によって受信した所望の主データ送信要求を受け取り、また、受信端末識別保持手段45から所望の主データ送信要求を送信した受信端末50の受信端末識別子が存在するかどうかを調べ、また、所望の主データ送信要求から主データを識別する内容情報識別子を抽出し、内容情報識別子毎に要求数をカウントし、受信端末識別子を付けた受信局計測データを作成して保持し、受信データ保持制御手段44に適宜、リストを送信する受信局要求計測制御手段である。
【0026】
さらに、受信端末50において、51は受信局40から放送情報を取得し、その放送情報から所望の主データの内容情報識別子と受信端末識別子を付けて、受信局40に所望のデータ送信要求を送信し、所望の主データを受信する端末受信処理手段である。
【0027】
図2はこの発明の実施の形態1による送信権保持送信局および送信権無し送信局の詳細な構成を示すブロック図であり、図において、21は図1に示したデータ受信制御手段であり、211は送信権保持送信局20が送信した各チャネルに周波数を合わせるチューナーを持ち、その放送チャネル6nを受信し、その受信した信号を送信する放送波受信制御部、212は放送波受信制御部211により受信した放送チャネル信号を復調して多重送信データを生成して送信するデータ出力制御部、213は送信権制御手段27によって抽出された各放送チャネル設定要求を受信し、放送波受信制御部211に対し受信する放送チャネルを設定する制御要求処理部である。
また、22は図1に示した受信データ分離手段であり、221はデータ出力制御部212から送信された多重送信データを受信し、送信権相対表、放送情報、主データを分離して送信する選択的情報分離部、222は選択的情報分離された送信権相対表を一時的に蓄積する送信権相対表用バッファ部、223は選択的情報分離された放送情報を一時的に蓄積する放送情報用バッファ部、224は選択的情報分離された主データを一時的に蓄積する主データ用バッファ部である。
さらに、23は図1に示した放送情報制御手段であり、231は主データ蓄積制御手段24から主データの内容情報を抽出して、その内容情報と送信局識別子から一意に割り当てられる内容情報識別子を生成し、送信権制御手段27から自送信局に割り当てられた時間を抽出し、その内容情報と内容情報識別子、割り当て時間、内容情報に指定された送信時間から放送情報を生成し、また、受信データ分離手段22の放送情報用バッファ部223から放送情報を取り出した自送信局に割り当てられた放送チャネル以外の放送情報と生成した放送情報とを統合化して全体の放送情報を生成するデータ生成部、232はデータ生成部231により生成された全体の放送情報を一時的に蓄積するデータバッファ部、233は制御情報多重手段26に所定時間周期で送信するデータ出力部である。
【0028】
さらに、24は図1に示した主データ蓄積制御手段であり、241は外部からの送信主データと内容情報を入力するデータ入力部、242はデータ入力部241から受け取った情報を蓄積するデータ蓄積部、243は外部入力された内容情報に指定された送信時間と送信権制御部27から自送信局に割り当てられた時間を抽出し、その時間から出力制御を行うデータ出力部である。
さらに、25は図1に示したデータ送信制御手段であり、251は送信権制御手段27から送られてくる送信制御要求を受信し、その要求から送信開始/停止時間を抽出して送信すると共に、その要求から割り当てられた放送チャネルを抽出して送信する制御要求処理部、252は制御要求処理部251により指定された送信開始時間、および停止時間に送信開始指示、および送信停止指示を行う時間制御部、253は時間制御部252からの送信開始指示により、制御情報多重手段26から送信される多重送信データを入力し、変調し、生成した信号を送信し、また、時間制御部252からの送信停止指示により制御情報多重手段26からの入力および信号の送信を停止するデータ入力制御部、254はデータ入力制御部253からの入力信号を制御要求処理部251により指定された放送チャネルに出力周波数をあわせて送信する放送波送信制御部である。
【0029】
さらに、26は図1に示した制御情報多重手段であり、261は主データ蓄積制御手段24のデータ出力部243から送られてきた主データを多重処理するまで一時的に蓄積しておく主データ用バッファ部、262は放送情報制御手段23のデータ出力部233から送られてきた放送情報を多重処理するまで一時的に蓄積しておく放送情報用バッファ部、263は送信権制御手段27のデータ出力部277から送られてきた送信権相対表を多重処理するまで一時的に蓄積する送信権相対表用バッファ部、264は放送情報用バッファ部262により蓄積された放送情報、および送信権相対表用バッファ部263により蓄積された送信権相対表を、主データ用バッファ部261により蓄積された主データと時分割多重する時分割多重部である。
さらに、27は図1に示した送信権制御手段であり、271は受信データ分離手段22から送られてきた送信権相対表を受信する制御要求受信制御部、272は一意に割り当てられた全ての送信局の識別である送信局識別子を保持する送信局管理部、273は一意に割り当てられた全ての放送チャネルの周波数、帯域、放送チャネル識別子からなる放送チャネルリストを保持する放送チャネル管理部、274は送信局管理部272の送信局識別子毎に所定の時間を割り当てるタイムテーブル管理部、275は制御要求受信処理部271から受け取った要求に対し、送信局管理部272、放送チャネル管理部273、タイムテーブル管理部274に保持された送信局識別子、放送チャネルリスト、およびタイムテーブルに基づいて送信権相対表を生成したり、主データ蓄積制御手段24のデータ出力部243または放送情報制御手段23のデータ生成部231にデータ送信/停止要求を送信するデータ生成部、276はデータ生成部275により生成された送信権相対表を一時的に蓄積するデータバッファ部、277はデータバッファ部276に蓄積された送信権相対表を抽出し、所定の時間周期で制御情報多重手段26の送信権相対表用バッファ部263に送信するデータ出力部である。
【0030】
図3はこの発明の実施の形態1による受信局の詳細な構成を示すブロック図であり、図において、データ受信制御手段21、および受信データ分離手段22は図2と同じであるが、データ受信制御手段21の制御要求処理部213のみ放送チャネル6nの指示が受信データ保持制御手段44の要求処理部443から送られてくるところだけ異なる。
また、41は図1に示した端末データ送信手段であり、411は地上回線網7により接続された受信端末50からの要求を受信し、受信端末識別保持手段45から受信端末識別子の存在有無を確認し、データ取得要求処理部412に送信し、その要求に対する応答を受信して、受信端末50に送信し、また、受信局要求計測制御手段46のデータ生成部461に要求を転送する要求受信処理部、412は要求受信処理部411から受け取った要求に従って、受信データ保持制御手段44の要求処理部443および放送情報保持手段42の要求処理部423、送信権相対表保持手段43の要求処理部433に対しデータ要求を行い、応答されたデータを要求受信処理部411に送信するデータ取得要求処理部である。
さらに、42は図1に示した放送情報保持制御手段であり、421は受信データ分離手段22の放送情報用バッファ部223から放送情報を取り出し、放送情報蓄積部422の蓄積データと比較して差分が存在したら、更新要求と放送情報を送信し、放送情報蓄積部422に蓄積データを更新させる放送情報更新制御部、422は放送情報更新制御部421からの更新要求によって放送情報を一時的に蓄積する放送情報蓄積部、423はデータ取得要求処理部412からの要求に従って、放送情報蓄積部422から放送情報を取り出し、データ取得要求処理部412に応答する要求処理部である。
さらに、43は図1に示した送信権相対表保持手段であり、431は受信データ分離手段22の送信権相対表用バッファ部222の送信権相対表を取り出し、送信権相対表蓄積部432の蓄積データを比較して、差分が存在すれば、送信権相対表更新要求と送信権相対表を送信する送信権相対表更新制御部、432は送信権相対表更新制御部431からの送信される送信権相対表を一時蓄積する送信権相対表蓄積部、433は受信局要求計測制御手段46のデータ管理部462からの要求、また、端末データ送信手段41のデータ取得要求処理部412からの要求、受信データ保持制御手段44の要求処理部443からの要求に従って、送信権相対表蓄積部432からデータを取り出し応答送信する要求処理部である。
【0031】
さらに、44は図1に示した受信データ保持制御手段であり、441は受信データ分離手段22の主データ用バッファ部224にデータが存在したら取り出して受信データ蓄積部442に蓄積させる受信データ更新制御部、442は受信データ更新制御部441から送られてくる主データを蓄積し、また、蓄積データ管理部444の指示に従って削除する受信データ蓄積部、443はデータ取得要求処理部412からの主データ取得要求の内容情報識別子を、受信データ蓄積部442に蓄積されたデータから捜索し、存在したら取り出してデータ取得要求処理部412に応答送信し、存在しなければ、内容情報識別子から送信局識別子を取り出し、送信権相対表保持手段43から送信権相対表を抽出し、その送信局識別子を持つ送信権保持送信局の割り当てられている放送チャネルを抽出して、データ受信制御手段21の制御要求処理部213に放送チャネル設定要求を送信し、また、放送情報保持手段42の要求処理部423に放送情報の内容情報識別子と内容情報を要求し、取得したら、蓄積データ管理部444に転送する要求処理部、444は受信データ蓄積部442に蓄積されたデータの蓄積された時間が所定時間を超えた場合に削除指示し、また、要求処理部443から受け取った内容情報識別子、および内容情報を管理し、受信局要求計測制御手段46から計測データを取り出し、要求カウント数と内部カウント数から所定閾値を超えた場合、さらに超えた時間から所定時間分保持し、内部カウントを0に戻す蓄積データ管理部である。
さらに、45は図1に示した受信端末識別保持手段であり、451は受信局40に地上回線網7により接続されている全ての受信端末50の受信端末識別子を保持するデータ管理部である。
さらに、46は図1に示した受信局要求計測制御手段であり、461は要求受信処理部411から送られてくる所望の主データ要求から内容情報識別子と受信端末識別子を取り出し、リストを作成して送信するデータ生成部、462はデータ生成部461から送られてくる計測データを受信し、送信権相対表保持手段43から送信局識別子、割り当て時間、および割り当て放送チャネルを取り出し、これらを基準にデータ生成部461からの計測データのリストを作成管理し、また同一内容情報識別子が送られてきた場合に要求数をカウントし、リストに加えるデータ管理部である。
【0032】
図4はこの発明の実施の形態1の受信端末の詳細な構成を示すブロック図であり、図において、51は図1に示した端末受信処理手段であり、511は自受信端末識別子を保持し、送信する受信端末設定部、512は放送情報取得要求を生成し、受信端末設定部511より自受信端末の受信端末識別子を付加して、受信局40に対しその要求を送信して、受信局40よりの応答で放送情報を取得する放送情報取得部、513は所望のデータ要求を生成し、受信端末設定部511より自受信端末の受信端末識別子を付加して受信局40に対してその要求を送信し、受信局40よりの応答データを取得する所望データ取得部である。
【0033】
次に動作について説明する。
まず、送信権保持送信局20および送信権無し送信局30の動作について説明する。
最初に通信システムを動作させた時に、最初に送信権を保持する1局の送信権保持送信局20には、送信する主データと内容情報を送信前に外部入力インタフェース8によりデータ入力部241に入力し、データ入力部241はデータ蓄積部242に順次蓄積する。一方、最初に予め1送信局の送信権保持時間と制御データの多重周期、および最初の送信開始時間をタイムテーブル管理部274のタイムテーブルに、また、全ての各送信局に一意に割り当てられた送信局識別子を送信局管理部272に、全ての放送チャネル識別子と使用周波数、帯域を放送チャネル管理部273にセットしておく。また、送信局各局にはそれぞれ一意に決められた送信局識別子を送信権制御手段27の送信局管理部272に、最初に受信する1つの放送チャネル識別子と放送チャネル周波数を放送チャネル管理部273にセットしておく。
【0034】
送信開始手順は、タイムテーブル管理部274では時刻管理をしており、送信権を割り当てられた時刻に到達すると、送信開始要求をデータ生成部275に通知する。そのデータ生成部275では、送信局管理部272から自送信局識別子を取り出し、放送チャネル管理部273から自送信局識別子と送信開始時間から送信権を与えられた放送チャネル識別子を抽出し、放送チャネルの周波数、および帯域を通知する。また、送信開始要求に加えてタイムテーブル管理部274にセットされた制御データの多重周期を取り出しこれを付加し、時分割多重部264に通知する。また、タイムテーブル管理部274から送信局に割り当てられた一定時間と送信局管理部272に設定されている全ての送信局識別子、放送チャネル管理部273に設定されている全ての放送チャネル識別子および放送チャネル周波数、帯域から、各送信局識別子に対し1つの送信開始時刻/終了時刻、1つの放送チャネル識別子および放送チャネル周波数、帯域を一意に割り当て、送信権相対表として生成し、データバッファ部276にセットし、送信開始時刻に達すると、データ出力部277から送信権相対表用バッファ部263に周期的にセットされる。
【0035】
一方、データ生成部275は、送信終了時刻、放送チャネル周波数を含む送信開始要求をデータ出力部277に送信し、データ出力部277から制御要求処理部251に通知する。制御要求処理部251は送信開始要求を受信すると、その要求から終了時刻を取り出し、終了時刻を含む送信開始要求を時間制御部252に通知する。また、制御要求処理部251はその要求から放送チャネル周波数、帯域を取り出し、放送波送信制御部254に使用放送チャネルを通知する。終了時刻を含む送信開始要求を受信した時間制御部252は送信開始指示をデータ入力制御部253に通知し、制御情報多重手段26からデータが入力されるのを待つ。また、時間制御部252は終了時刻を送信停止指示を出すタイマにセットする。使用放送チャネルを受け取った放送波送信制御部254は、使用周波数をセットして、データ入力制御部253からのデータを待つ。
【0036】
一方、データ生成部275は、送信開始要求に加えて自送信局識別子を付加し、放送情報制御手段23のデータ生成部231と主データ蓄積制御手段24のデータ出力部243に対しても通知する。送信開始要求を受信したデータ生成部231は、主データ蓄積制御手段24のデータ出力部243から送信する主データの送信する全ての内容情報を取り出し、送信開始要求に含まれる自送信局識別子に加えて個々の内容情報に対し一意に識別子を付けて、内容情報識別子を生成し、1つの内容情報識別子と内容情報とあわせて1つの放送情報を生成し、全ての放送情報を結合し、さらに送信終了時間を付け加えて、放送情報を生成し、その放送情報をデータバッファ部232に蓄積し、データ出力部233から制御情報多重手段26の放送情報用バッファ部262に周期的にセットする。また、送信開始要求を受信した主データ蓄積制御手段24のデータ出力部243は、既に蓄積されているデータ蓄積部242からデータを取り出して、制御情報多重手段26の主データ用バッファ部261に順次設定する。
【0037】
これらによって時分割多重部264は、主データ用バッファ部261にセットされた主データを順次取り出し、また、設定された制御情報の多重周期で放送情報用バッファ部262と送信権相対表用バッファ部263から取り出した放送情報および送信権相対表を時分割多重する。この時、各バッファ部からデータを取り出すとバッファ内部のデータは消去される。
時分割多重部264は、多重データをデータの到達を待つデータ入力制御部253に送信し、放送波送信制御部254により、放送チャネル60で送信する。 送信停止動作はデータ送信制御手段25を除いて、送信開始手順と同じである。データ送信制御手段25は、送信開始手順で時間制御部252に送信終了時刻がセットされており、送信終了時刻に到達すると、データ入力制御部253に停止指示を出し、データ入力を停止させる。また、時間制御部252は制御要求処理部251に対しても停止指示を送信し、そこから放送波送信制御部254に停止指示を出し、放送波送信制御を停止させる。
【0038】
一方、最初の1局以外の送信権無し送信局30は、通信システム起動と共に、送信権制御手段27に予め設定された放送チャネル識別子および放送チャネル周波数、帯域を放送チャネル管理部273から取り出し、データ出力部277を経由して受信要求をデータ受信制御手段21の制御要求処理部213に送信する。制御要求処理部213はその要求を基に、放送波受信制御部211に受信放送チャネル60の周波数を設定する。放送波受信制御部211は、送信権保持送信局20の出力した放送信号を受信し、データ出力制御部212に渡す。データ出力制御部212は、復調を行った後、多重送信データを生成し、選択的情報分離部221に渡す。選択的情報分離部221は、初めに送信権相対表情報だけ取り出し、送信権相対表用バッファ部222に一時蓄積し、送信権制御手段27の制御要求受信制御部271に送信権相対表を渡す。制御要求受信制御部271は、受信した送信権相対表をデータ生成部275に渡し、全ての送信局識別子を取り出し、送信局管理部272にセットする。また、送信権相対表から全ての放送チャネル識別子と放送チャネル周波数、帯域を取り出し、放送チャネル管理部273にセットする。さらに、送信権相対表から各放送局に割り当てられている送信時刻と送信局識別子からなるリストを取り出し、タイムテーブル管理部274にセットする。
タイムテーブル管理部274は、自送信局識別子を送信局管理部272から取り出し、自送信局に割り当てられている時間を取り出し、割り当て時刻に到達するまで待機する。割り当て時刻に到達すると、送信権保持局20と同様の動作手順を踏む。但し、送信権相対表の生成は自送信局に割り当てられている放送チャネルについてのみの生成を行い、他放送チャネルについては、データ受信制御手段21および受信データ分離手段22によって取得した送信権相対表を用い、それを受信データ分離手段22から受信して統合化して送信する。
【0039】
一方、通信システムの初期動作時の1局の送信権保持送信局20は、データ受信制御手段21により他放送チャネルのデータを受信すると、受信した他放送チャネルの送信権相対表の項目の送信を停止し、自送信局に割り当てられた放送チャネルのみの送信権相対表および受信した送信権相対表を統合化して生成し送信を行う。
また、各送信権保持局は、自送信局以外に割り当てられた放送チャネルを受信し、選択的情報分離部221に入力された多重送信データから放送情報を分離して、一時的に放送情報用バッファ部223に蓄積し、放送情報制御手段23のデータ生成部231に送信する。そのデータ生成部231は、自送信局により生成した放送情報に加え、受信した各放送チャネル毎の放送情報を統合化して、放送情報を生成し、データバッファ部232に一時蓄積し、データ出力部233により周期的に制御情報多重手段26の放送情報用バッファ部262にセットし、送信する。
【0040】
次に受信局40および受信端末50の動作について説明する。
まず、通信システムの初期動作の前に送信権無し送信局30と同様に、予め最初に受信する1つの放送チャネル識別子と放送チャネル周波数、帯域をデータ受信制御手段21の制御要求処理部213に、受信端末識別保持手段45のデータ管理部451に地上回線網7により接続されている全ての一意に割り当てられた受信端末50の受信端末識別子をセットしておく。また、受信端末50は、受信端末設定部511に自受信端末の受信端末識別子をセットしておく。受信局40が起動されると、制御要求処理部213はセットされた放送チャネル周波数、帯域を放送波受信制御部211にセットし、放送チャネル60を受信し、データ出力制御部212に受信信号を渡す。データ出力制御部212は、渡された受信信号を復調後、多重送信データとして生成し送信する。選択的情報分離部221では、まず、送信権相対表を分離し、一時的に送信権相対表用バッファ部222に蓄積する。一方、送信権相対表保持制御手段43の送信権相対表更新制御部431は、送信権相対表用バッファ部222にデータがあることを認識し、データを取り出し、送信権相対表蓄積部432に蓄積する。また、選択的情報分離部221により放送情報を分離し、一時的に放送情報用バッファ部223にデータを蓄積する。一方、放送情報保持制御手段42の放送情報更新制御部421は、放送情報用バッファ部223にデータがあることを認識し、放送情報蓄積部422に蓄積する。これら送信権相対表と放送情報は、各送信権相対表蓄積部432、および放送情報蓄積部422の蓄積情報と、各送信権相対表用バッファ部222、および放送情報用バッファ部223とが異なる場合、各送信権相対表用更新制御部431、および放送情報更新制御部421によって随時、各送信権相対表蓄積部432、および放送情報蓄積部422が更新される。
【0041】
一方、地上回線網7により接続された受信端末50は、起動されると放送情報取得部512が受信端末設定部511から自受信端末の受信端末識別子を取り出し、受信端末識別子から放送情報要求を生成し、受信局40の端末データ送信手段41の要求受信処理部411に通知する。放送情報要求を受信した端末データ送信手段41は、その要求に付加されている受信端末識別子を取り出し、受信端末識別保持手段45のデータ管理部451に端末識別子があるかどうかを調べ、存在したら、データ取得要求処理部412に放送情報要求を通知する。データ取得要求処理部412は、放送情報保持制御手段42の要求処理部423に放送情報を要求し、要求処理部423が放送情報蓄積部422から放送情報を取り出し、放送情報を渡す。データ取得要求処理部412は、放送情報を取得すると、要求受信処理部411に渡し、要求受信処理部411は受信端末識別子を付加して、地上回線網7に送信する。
【0042】
受信端末50は、放送情報を受信すると、その放送情報から所望の主データの内容情報識別子を取り出し、その内容情報識別子と自受信端末識別子をセットし、所望の主データ受信要求を所望データ取得部513により生成して、受信局40の要求受信処理部411に通知する。これを受信した要求受信処理部411は、放送情報要求受信時と同様に、要求元受信端末識別子および送信先受信端末識別子が受信端末識別保持手段45のデータ管理部451に存在するかどうか調べ、存在したら、データ取得要求処理部412に所望データ要求を通知する。データ取得要求処理部412は、所望データ要求に含まれる内容情報識別子を取り出し、受信データ保持制御手段44の要求処理部443に通知する。要求処理部443は蓄積データ管理部444に通知し、受信データ蓄積部442に内容情報識別子に対応する主データが存在すれば抽出させ、要求処理部443に主データを渡す。内容情報識別子に対応する主データが存在しない場合、存在しない通知を要求処理部443は受け取り、内容情報識別子から送信局識別子を取り出し、送信権相対表保持手段43の要求処理部433に抽出した送信局識別子を通知し、送信権相対表蓄積部432から放送チャネルの周波数、帯域を抽出させ、その放送チャネル周波数、帯域をデータ受信制御手段21の制御要求処理部213に通知する。一方、要求処理部443は、主データを受け取った場合には、データ取得要求処理部412に主データを渡し、データ取得要求処理部412は、主データを取得すると、要求受信処理部411に渡し、受信端末識別子を付加して、地上回線網7に送信する。また、要求処理部443が主データを受け取れなかった場合には、現在、所望データを受信処理中であることをデータ取得要求処理部412に通知し、それを要求受信処理部411に渡し、受信端末識別子を付加して、地上回線網7に送信する。所望の主データ要求を発呼した受信端末50は、応答を所望データ取得部513により受信する。
【0043】
また、制御要求処理部213は、要求処理部443から放送チャネル周波数、帯域を受信し、放送波受信制御部211に設定して、データ出力制御部212に渡す。データ出力制御部212は、前記処理を行い、選択的情報分離部221に多重送信データを渡す。選択的情報分離部221は、主データを分離し主データ用バッファ部224に一時蓄積する。受信データ更新制御部441は、受信データ蓄積部442に存在しないデータが主データ用バッファ部224に存在することを確認し、データを取り出して、受信データ蓄積部442に蓄積し、要求処理部443に通知して、データ取得要求処理部412に主データを渡す。主データを受け取ったデータ取得要求処理部412は、その主データを要求受信処理部411に渡し、まず、所望の主データ送信要求のあった受信端末50に対し、主データを所望するかどうか確認し、所望するのであれば、主データを送信する。また、所望しないのであれば、受信した主データを廃棄する。
一方、所望の主データ送信要求を受信した要求受信処理部411は、その所望の主データ要求を受信局要求計測制御手段46のデータ生成部461にも送信し、そこで、内容情報識別子と受信端末識別子を抽出し、データ管理部462によってリストとして保存される。このデータ管理部462に対し、受信データ保持制御手段44の蓄積データ管理部444がアクセスし、その要求数によって、受信データ蓄積部442に蓄積しているデータを所定時間以上保存するかどうかを判断し、保存しない場合には、受信データ蓄積部442に削除指示する。また、内部カウンタをリセットさせる。
【0044】
以上のように、この実施の形態1によれば、送信局および受信局の制御データとして用いる送信権相対表および放送情報を周期的に主データと時分割多重しているので、気象条件などの外部要因によって受信障害が一時的に発生しても受信することができ、また、周期的に受信し比較をしているので、受信情報の信頼確認ができる。
また、送信権制御を割り当てられた時間に送信権を持つ送信局が行うので、いずれかの送信局が故障しても、その割り当て時間以外の時間は正常に送受信動作することができる。
さらに、放送情報を周期的に送信しているので、受信局が受信をするための制御回線が必要ないので、周波数を有効利用することができる。
さらに、各放送チャネル毎の送信権相対表や放送情報、各放送チャネルを持つ送信権保持局が他放送チャネルを受信して取り出し、自送信局の送信権相対表および放送情報と統合化するようにしているので、受信局が1つの放送チャネルを受信しても、全放送チャネルの放送情報や送信権相対表を受信でき、容易に他の放送チャネルの受信制御ができる。
さらに、各受信局と地上回線網で複数の受信端末と接続し、受信端末が必要に応じて受信局に情報を要求して所望情報を抽出、受信しているので、受信端末に受信をするための設備を必要とせず、また、予め持つ情報保持手段を最小限にすることができ、低コストで受信端末を構成することができる。
【0045】
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2の通信システムを示す構成図であり、図において、28は受信端末50が送信した所望のデータ送信要求を受信局40の端末データ送信手段41が受け取り、受信データ保持制御手段44にデータが存在するかどうか調べ、なければ地上回線網7aにより接続されている送信権保持送信局20または送信権無し送信局30に転送し、所望のデータ送信要求を受信した送信権保持送信局20または送信権無し送信局30が送信権制御手段27から現在送信権を保持する送信局を取り出し、送信権保持送信局20に対して転送するデータ送信要求転送手段である。29は受信局40の受信局要求計測制御手段46が所定の時間間隔に計測した内容情報識別子、受信端末識別子、要求数、受信局識別子からなるデータを送信するので、その地上回線網7aにより接続された送信局が各受信局のその計測情報を受信し、その計測データから、各受信局識別子と要求数、内容情報識別子と要求数、異なる受信局計測データで内容情報識別子が同一のものに対し、同報性があると判断し同報性識別子を付けたリストに生成し直し、送信局識別子を付けて送信権保持送信局20に送信する送信局計測制御手段である。また、7bは送信権保持送信局20と送信権無し送信局30とを接続する地上回線網である。
その他の構成は、図1と同一であるので重複する説明を省略する。
【0046】
図6はこの発明の実施の形態2による送信権保持送信局および送信権無し送信局の詳細な構成を示すブロック図であり、図において、主データ蓄積制御手段24のデータ出力部243は、地上回線網7aに接続され、データ送信要求転送手段28から転送されてきた所望のデータ送信要求を受信し、データ蓄積部242から主データを取り出し、さらに現在送信中の送信帯域を送信権制御手段27に問い合わせ、放送チャネル管理部273から抽出して、送信帯域に空き帯域があれば制御情報多重手段26に送信し、なければ要求送信元に拒否通知を行うことを図2に示した構成に加えたものである。
また、送信権制御手段27の制御要求受信制御部271は、送信局計測制御手段29からの要求を受信することを図2に示した構成に加えたものである。送信権制御手段27の送信局管理部272は、送信局計測データを受信し、内容情報識別子から送信局識別子を取り出し、それに対する受信端末の要求数、同報性識別子を抽出してリストを作成し、周期的に受信する送信局計測データによって、前記処理を行い、送信局割り当て時間リストを生成し、リストを更新することを図2に示した構成に加えたものである。送信権制御手段27のタイムテーブル管理部274は、そのリストから各送信局に割り当てる送信権の割り当て時間を決定し、送信局識別子を設定する送信局割り当て時間リストを生成し、周期的に前記処理を行い、送信局割り当て時間リストを更新することを図2に示した構成に加えたものである。
【0047】
28は図5に示したデータ送信要求転送手段であり、281は地上回線網7aにより接続された受信局40から送られてくる所望のデータ送信要求を受信し、送信権制御手段27から現在割り当てられている送信権保持送信局20を抽出し、送信権保持送信局20に転送する送信権保持送信局転送部である。
29は図5に示した送信局計測制御手段であり、291は地上回線網7aにより接続されている複数の受信局50から送られてくる受信局計測データを所定の時間間隔で受信し、内容情報識別子、要求数、異なる受信局計測データで内容情報識別子が同じものに対し同報性があると判断し、同報性識別子を付けるリストを生成し、自送信局識別子を付加して、送信局計測データを生成し、また、送信権制御手段27から現在割り当てられている送信権保持送信局20を抽出し、送信権保持送信局20にその送信局計測データを送信する計測データ処理部である。その他の構成は、図2と同一であるので重複する説明を省略する。
【0048】
次に動作について説明する。
基本動作は実施の形態1と同様であるので、送信局の異なる動作について説明する。
まず、受信局40の受信局要求計測制御手段46のデータ管理部462と端末データ送信手段41のデータ取得要求処理部412は、地上回線網7aによって、所定の送信権保持送信局20または送信権無し送信局30と接続されている。受信局40の受信局要求計測制御手段46のデータ管理部462は、受信端末50からの所望データ送信要求によって計測して生成した、内容情報識別子、要求数、自受信局識別子からなる受信局計測データを所定の時間間隔で送信権保持送信局20または送信権無し送信局30の送信局計測制御手段29の計測データ処理部291に送られる。
計測データ処理部291は、複数の受信局40から受信局計測データを受信し、内容情報識別子と要求数を取り出し、また異なる受信局識別子を含む受信局計測データでかつ同一内容情報識別子を含む場合に、その内容情報識別子を持つ主データは同報性があると判断し、内容情報識別子と要求数、同報性識別子から計測リストを生成し、また、送信権制御手段27の送信局管理部272から現在送信権を保持する送信権保持送信局20の送信局識別子と自送信局識別子を取り出し、計測リストに自送信局識別子を付け、送信局計測データを生成して送信権保持送信局20に送信する。
【0049】
その送信局計測データを受信した送信権保持送信局20の計測データ処理部291は、送信権制御手段27の制御要求受信制御部271に転送する。送信局計測データを受信した制御要求受信制御部271は、データ生成部275を経由して、送信局管理部272に送信する。送信局管理部272は、送信局計測データから内容情報識別子を取り出し、そこからその内容を保持する送信局識別子を抽出し、送信局識別子毎に要求数、同報性識別からなる送信局要求リストを生成し、タイムテーブル管理部274に送信する。その送信局要求リストを受信したタイムテーブル管理部274は、同報性識別と要求数から各送信局識別子に割り当てる時間を決定し、タイムテーブルを作成し、データ生成部275にタイムテーブルが変更されたことを通知する。データ生成部275は、その変更通知を受け、放送チャネル管理部273から自送信局に割り当てられている放送チャネルとタイムテーブルから送信権相対表を生成し、データバッファ部276に一時蓄積する。一方、データ出力部277は一定周期でデータバッファ部276から送信権相対表を取り出し、送信権相対表用バッファ部263に設定するので、更新と同時に新しい送信権相対表が送信される。
【0050】
また、受信端末50から送られてきた所望データ送信要求は、端末データ送信手段41のデータ取得要求処理部412により、受信データ保持制御手段44の蓄積データ管理部444に問い合わせ、存在しない場合、地上回線網7aにより接続されている送信権保持送信局20または送信権無し送信局30に送信される。その所望のデータ送信要求をデータ送信要求転送手段28の送信権保持送信局転送部281により受信した送信権保持送信局20または送信権無し送信局30は、自送信局が送信権がない場合に、送信権制御手段27の送信局管理部272からデータ生成部275、データ出力部277を経由して、現在の送信権保持送信局識別子と自送信局識別子を取り出し、所望のデータ送信要求に自送信局識別子を付け、送信権保持送信局20に所望のデータ送信要求を送信する。
送信権保持送信局20は、所望のデータ送信要求を主データ蓄積制御手段24のデータ出力部243により受信し、送信権制御手段27の放送チャネル管理部273に自送信局に割り当てられている放送チャネルの帯域を問い合わせ、データ生成部275を経由して、帯域を取り出す。現在、主データを送信している帯域に空き領域があれば、所望のデータ送信要求から内容情報識別子を取り出して、それに対応する主データをデータ蓄積部242から抽出し、制御情報多重手段26の主データ用バッファ部261に出力する。また、空き帯域がなければ、所望のデータ送信要求を拒否し、その要求元送信局を経由して、要求元受信局40のデータ取得要求処理部412に送信する。データ取得要求処理部412は、データ受信制御手段21、受信データ分離手段22、受信データ保持制御手段44を経由して、所望の主データを受信したら、その主データを要求受信処理部411を経由して、要求元受信端末50に送信する。また、地上回線網7aから所望のデータ送信要求拒否を受け取った場合には、その拒否応答を要求受信処理部411を経由して、要求元受信端末50に送信する。
【0051】
以上のように、この実施の形態2によれば、各受信局、各送信局で内容情報と要求数、各局識別子、同報性識別からなる計測データを生成するので、送信局に割り当てる送信権保持の時間を最適に割り振ることができる。
また、受信端末からの所望の主データ送信要求を送信権保持送信局20に転送し、送信権保持送信局20内の送信権制御手段27から割り当てられた帯域を抽出し、空き帯域を調べることにより、放送チャネルの帯域を有効に利用することができる。
【0052】
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3による通信システムを示す構成図であり、図において、12は割り当てられた各放送チャネル毎の送信権保持送信局20を2つの送信局に割り当て、そのうちの1局の送信局であり、主送信を行うマスター送信局(送信局)、13はもう一方の1局の送信局であり、マスター送信局12が異常である場合に送信を開始し、また、マスター送信局12が正常動作しているかどうかを監視するスレーブ送信局(送信局)である。
その他の構成は、図1および図5と同一であるので重複する説明を省略する。
【0053】
図8はこの発明の実施の形態3によるマスター送信局、スレーブ送信局、および送信権無し送信局の詳細な構成を示すブロック図であり、図において、22は図7に示した受信データ分離手段であり、225はマスター送信局12またはスレーブ送信局13から受信確認応答を要求され、送信権相対表用バッファ部222、放送情報用バッファ部223、および主データ用バッファ部224にデータが受信されているかどうか確認し、応答するデータ受信監視部である。
25は図7に示したデータ送信制御手段であり、255は自送信局がスレーブ送信局13である場合に、受信データ分離手段22のデータ受信監視部225に対し、正常受信しているかどうか確認し、受信していなければ、送信権制御手段27から任意の送信権無し送信局30を取り出し、受信確認応答を要求し、その応答が正常受信していれば自送信局が異常であると判断しマスター送信局12に対しスレーブ送信権放棄要求を送信し、また、その受信確認応答が受信異常であれば、マスター送信局12が異常であると判断し、マスター送信局12に対し送信停止命令を送信し、送信停止、およびマスター送信権放棄を受信したら、送信権制御手段27、制御要求処理部251、時分割多重部264に対し送信開始指示を、さらに送信権制御手段27には送信権相対表更新を指示するスレーブ動作監視部、256は自送信局がマスター送信局12である場合に、送信権制御手段27からスレーブ送信局13と任意の送信権無し送信局30を抽出し、受信確認応答を要求し、その応答が受信異常であれば自送信局が異常であると判断しスレーブ送信局13に対しマスター送信権放棄要求を送信し、また、制御要求処理部251を経由して、放送波送信制御部254およびデータ入力制御部253、送信権制御手段27、および放送情報制御手段23、主データ蓄積制御手段24に対し、送信停止を通知し、送信を停止させるマスター動作監視部である。
その他の構成は、図2および図6と同一であるので重複する説明を省略する。
【0054】
次に動作について説明する。
基本動作は実施の形態1および実施の形態2と同様であるので、送信局の異なる動作について説明する。
まず、送信権制御手段27の送信局管理部272が各送信局識別子に送信権割り当てを行う時に、2つの識別子に対し、同じ時間を割り当て、1つをマスター送信権、もう1つをスレーブ送信権として設定する。タイムテーブル管理部274は、そのマスター送信権とスレーブ送信権を割り当てられた2つの送信局に対し、1つの時間割り当てを行う。マスター送信権を割り当てられた送信局は、割り当てられた時間に達すると送信開始/停止を行い送信権を制御する。スレーブ送信権を割り当てられた送信局は、割り当てられた時間に達すると送信準備のみ行い待機し、終了時刻と共に待機状態を解除し、送信終了とする。
【0055】
送信局がマスター送信局12である場合に、 データ送信制御手段25のマスター動作監視部256は、送信権制御手段27の制御要求受信制御部271にスレーブ送信局13と送信権無し送信局30の送信局識別子の抽出要求を送信し、制御要求受信制御部271がデータ生成部275を経由して、送信局管理部272からその2つの送信局識別子を取り出し、マスター動作監視部256に送信する。マスター動作監視部256はその識別子を用いてその受信確認応答要求を生成し、制御要求処理部251を経由して、地上回線網7aに接続されている2つの各送信局に所定の時間周期で定期的に送信する。スレーブ送信局13および送信権無し送信局30は、受信確認応答要求を受信データ分離手段22のデータ受信監視部225により受信し、送信権相対表用バッファ部222、放送情報用バッファ部223、および主データ用バッファ部224に受信データが逐次書き込まれているかどうか確認し、書き込まれていれば受信しており、書き込まれていなければ受信されていないと判断して、マスター送信局12のデータ送信制御手段25の制御要求処理部251に受信確認応答をする。受信確認応答を受信した制御要求処理部251はその応答をマスター動作監視部256に送る。マスター動作監視部256は、受信確認応答が両方とも受信異常である場合には、自送信局が異常であると判断し、マスター送信権放棄要求をスレーブ送信局13の送信権制御手段27の制御要求受信制御部271に対して送信する。それと同時に自送信局の送信権制御手段27の制御要求受信処理部271、制御情報多重手段26の時分割多重部264に停止指示を行う。制御要求受信制御部271は、データ生成部275を経由して、送信権制御手段27のデータ出力部277、放送情報制御手段23のデータ生成部231経由によりデータ出力部233、主データ蓄積制御手段24のデータ出力部243に対して、送信停止指示を行う。各データ出力部は送信を停止する。また、データ送信制御手段25の制御要求処理部251を経由して、放送波送信制御部254、時間制御部252に経由してデータ入力制御部253に送信停止を指示し、送信を停止させる。
【0056】
一方、スレーブ送信局13は、マスター送信権放棄要求を制御要求受信制御部271により受信し、データ生成部275に対して、マスター送信権放棄指示と送信開始指示を行う。データ生成部275は、送信局管理部272に対し、マスター送信局識別子に対し、送信権割り当て送信局候補から除外する。また、送信局識別子リスト、送信局計測データを送信局管理部272、タイムテーブルをタイムテーブル管理部274、放送チャネル識別子および周波数、帯域から成る放送チャネルリストを放送チャネル管理部273から取り出して、各送信権送信局識別子に対し、割り当て送信時間、放送チャネル識別子、放送チャネル周波数、帯域からなる送信権相対表を生成して、データバッファ部276に一時蓄積する。また、データ出力部277は、周期的にデータバッファ部276から取り出し、さらに送信権相対表用バッファ部263に逐次送信する。
【0057】
また、送信局がスレーブ送信局13である場合に、データ送信制御手段25のスレーブ動作監視部255は、制御要求処理部251を経由して、自送信局の受信データ分離手段22のデータ受信監視部225に受信確認要求を所定の時間間隔で定期的に送信する。そのデータ受信監視部225は送信権相対表用バッファ部222、放送情報用バッファ部223、主データ用バッファ部224に対し、選択的情報分離部221から受信データの書き込みが発生しているかどうか調べ、書き込まれていれば受信中と判断し、所定時間以上書き込まれていなければ受信異常と判断し、自送信局のデータ送信制御手段25の制御要求処理部251を経由して、スレーブ動作監視部255に前記要求に対しての受信確認応答を送信する。スレーブ動作監視部255は、その受信確認応答が受信異常であれば、送信権制御手段27の制御要求受信制御部271に任意の複数の送信権無し送信局30または受信局40を抽出要求を送信する。送信権制御手段27の制御要求受信制御部271は前記抽出要求を受信すると、データ生成部275を経由して送信局管理部272から任意の複数の送信権無し送信局30または受信局40の送信局識別子または受信局識別子を取り出し、自送信局のデータ送信制御手段25のスレーブ動作監視部255に対し送信する。任意の複数の送信権無し送信局30または受信局40の送信局識別子または受信局識別子を受信したスレーブ動作監視部255は、その局識別子に従って制御要求処理部251を経由して地上回線網7aに接続された送信権無し送信局30、または受信局識別子の接続されている送信局を経由して受信局40に対し、受信確認要求を送信する。そして、送信権無し送信局30または受信局40は、自局の受信データ分離手段22のデータ受信監視部225により、前記受信確認要求を受信し、スレーブ送信局13と同様、送信権相対表用バッファ部222、放送情報用バッファ部223、主データ用バッファ部224に対し、選択的情報分離部221から受信データの書き込みが発生しているかどうか調べ、書き込まれていれば受信中と判断し、所定時間以上書き込まれていなければ受信異常と判断し、受信確認要求のあったスレーブ送信局13に対し、受信確認応答を送信する。受信確認応答を受信したスレーブ送信局13は、データ送信制御手段25の制御要求処理部251を経由して、スレーブ動作監視部255により受信し、全ての受信確認応答が受信異常であった場合マスター送信局12が送信異常であると判断し、正常受信であった場合には、自スレーブ送信局13が異常であると判断する。
【0058】
マスター送信局12が送信異常であると判断した場合には、送信権制御手段27の制御要求受信制御部271、データ生成部275を経由して送信局管理部272に対し、現在のマスター送信局12の送信局識別子を抽出する要求を送信し、その抽出された送信局識別子を用いて、マスター送信局送信異常停止命令をマスター送信局12に地上回線網7aを用いて送信する。マスター送信局12では、そのマスター送信局送信異常停止命令をデータ送信制御手段25の制御要求処理部251を経由してマスター動作監視部256により受信する。マスター送信局送信異常停止命令を受信したマスター動作監視部256は、制御要求処理部251を経由して、放送波送信制御部254に送信停止指示を行い、また、時間制御部252を経由して、データ入力制御部253にデータ入力停止指示を行い、さらに制御情報多重手段26の時分割多重部264に対して、多重停止指示を行う。そして、マスター動作監視部256は、送信権制御手段27の制御要求受信制御部271を経由してデータ生成部275に対し、データ送信停止指示を行う。データ送信停止指示を受信したデータ生成部275は、データ出力部277に対し送信停止指示を行い、放送情報制御手段23のデータ生成部231に対して、また主データ蓄積制御手段24のデータ出力部243に対して、送信停止指示を行う。また、送信権制御手段27のデータ生成部275は送信権相対表の生成も停止し、また同様に放送情報制御手段23のデータ生成部231も放送情報の生成を停止する。そして、マスター動作監視部256は、マスター送信権放棄要求をスレーブ送信局13に対して送信する。そして、その要求を受信したスレーブ動作監視部255は、制御要求処理部251を経由して放送波送信制御部254、時間制御部252、自送信局の送信権制御手段27の制御要求受信制御部271に送信開始指示を、制御要求処理部251、時間制御部252を経由して、データ入力制御部253、放送波送信制御部254に送信開始指示を、制御情報多重手段26の時分割多重部264に対し多重開始指示を行う。
【0059】
一方、スレーブ動作監視部255により、送信権無し送信局30または受信局40から受信した受信確認応答が正常受信であった場合、スレーブ動作監視部255は自送信局の送信権制御手段27の制御要求受信制御部271、データ生成部275を経由して、送信局管理部272からマスター送信局識別子を抽出し、その識別子を用いて、制御要求処理部251を経由して、マスター送信局12に対し、スレーブ送信権放棄要求を送信する。また、スレーブ動作監視部255は、動作が待機中である、放送波送信制御部254、データ入力制御部253に制御要求処理部251を経由して、停止指示し、さらに制御情報多重手段26の時分割多重部264、送信権制御手段27の制御要求受信制御部271を経由してデータ生成部275に対し、停止指示を行う。送信権制御手段27のデータ生成部275は停止指示を受信すると、送信権相対表生成を停止し、データ出力部277に出力停止を指示する。さらにデータ生成部275は、主データ蓄積制御手段24のデータ出力部243、放送情報制御手段23のデータ生成部231に対し、停止指示を行う。放送情報制御手段23のデータ生成部233は、停止指示を受信すると、放送情報の生成を停止し、データ出力部223にデータ出力停止指示を行う。さらに、マスター送信局12のデータ送信制御手段25の制御要求処理部251を経由して、マスター動作監視部256により、スレーブ送信権放棄要求を受信すると、そのマスター送信局12の送信権制御手段27の制御要求受信制御部271およびデータ生成部275を経由して、送信局管理部272に対し、スレーブ送信権放棄要求を転送する。送信局管理部272は、要求を受信すると、送信権無し送信局30から任意の1局の送信局を取り出し、スレーブ送信権を与え、さらに、スレーブ送信権放棄要求を送信したスレーブ送信局13の送信局識別子を取り出して、送信権割り当て送信局候補から除外する。また、タイムテーブル管理部274に指定送信局除外指示を行い、タイムテーブル管理部274は指定送信局除外指示に含まれる送信局識別子を取り出し、既に生成したタイムテーブルから指定送信局識別子を含むリストを全て削除する。
このようにして更新された各情報を元に、データ生成部275は送信権相対表を新たに生成して、データバッファ部276に対し設定する。
【0060】
以上のように、この実施の形態3によれば、マスター送信局12とスレーブ送信局13を設けたので、送信局異常に対して、データ送信が停止されることがなくなり、放送チャネルを効率的に利用することができる。
また、スレーブ動作監視部255、マスター動作監視部256、およびデータ受信監視部225を設けたので、送信局異常を検出できると共に、送信権割り当てに対し、異常送信局を割り当てることがなくなり、放送チャネルを効率的に利用することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、各送信局が送信権相対表の割り当てを行い、送信権相対表を制御できるのが現在送信権を割り当てられている送信局であることを識別する送信権制御手段と、主データ蓄積制御手段に保持された内容情報に対して、送信権相対表の送信局識別子に応じて内容情報識別子を一意に割り当て放送情報として生成する放送情報制御手段と、放送チャネル毎の主データに同一の送信権相対表と放送情報を所定周期によって周期的に多重化して送信する制御情報多重手段と、送信権相対表により送信権を割り当てられたことを識別し、その送信権相対表により割り当てられた時間に、制御情報多重手段から送られてくるデータを、割り当てられた放送チャネルで送信するデータ送信制御手段と、データ受信制御手段により受信したデータから主データと送信権相対表と放送情報を分離する受信データ分離手段とを備え、送信権制御手段は、受信データ分離手段から送信権相対表を抽出保持し、送信権制御あるいは送信権相対表の更新に用いるように構成したので、送信局および受信局の制御データとして用いる送信権相対表および放送情報を周期的に主データと多重しているため気象条件などの外部要因によって受信障害が一時的に発生しても受信することができ、また、周期的に受信し比較をしているので、受信情報の信頼確認ができる。また、送信権制御を割り当てられた時間に送信権を持つ送信局が行うので、いずれかの送信局が故障しても、その割り当て時間以外の時間は正常に送受信動作することができる。さらに、放送情報を周期的に送信しているので、受信局が受信をするための制御回線が必要ないので、周波数を有効利用することができる効果が得られる。
【0062】
また、この発明によれば、データ受信制御手段により受信した受信データから受信データ分離手段によって送信権相対表を抽出し、自送信局で保持する送信権相対表との差分を抽出して、自送信局で保持する送信権相対表に、差分を追加し更新する送信権制御手段を備えるように構成したので、受信局が1つの放送チャネルを受信しても、全放送チャネルの送信権相対表を受信でき、容易に他の放送チャネルの受信制御ができる効果が得られる。
【0063】
さらに、この発明によれば、受信データ分離手段によって放送情報を抽出し、自送信局で保持する放送情報との差分を抽出して、自送信局で保持する放送情報に、差分を追加し更新する放送情報制御手段を備えるように構成したので、受信局が1つの放送チャネルを受信しても、全放送チャネルの放送情報を受信でき、容易に他の放送チャネルの受信制御ができる効果が得られる。
【0064】
さらに、この発明によれば、受信データ分離手段によって抽出した主データを地上回線網に送信する端末データ送信手段と、端末データ送信手段から地上回線網を通じて送信される主データを取得する端末受信処理手段とを備えるように構成したので、受信端末に受信をするための設備を必要とせず、また、予め持つ情報保持手段を最小限にすることができ、低コストで受信端末を構成することができる効果が得られる。
【0065】
さらに、この発明によれば、端末データ送信手段から地上回線網を通じて送信される放送情報を取得する放送情報取得手段と、放送情報から所望データと割り当てられた受信端末識別子に応じて所望データ送信要求を生成して受信局に送信し、その受信局から所望の応答データを取得する所望データ取得手段とを備えるように構成したので、受信端末において所望の応答データを取得することができる効果が得られる。
【0066】
さらに、この発明によれば、送信局から送られてきたデータを一定時間保持する受信データ保持制御手段と、受信端末からの所望データ送信要求を受信し、所望データが受信データ保持制御手段に存在する時、その受信データ保持制御手段から抽出後、要求元の受信端末に転送する端末データ送信手段とを備えるように構成したので、受信データ保持制御手段に所望のデータが存在すれば、受信端末において所望の応答データを取得することができる効果が得られる。
【0067】
さらに、この発明によれば、所望のデータ送信要求が受信データ保持制御手段にない場合に、所定の送信局に対しその所望のデータ送信要求を転送する端末データ送信手段と、送信権制御手段によって抽出した送信権保持送信局に対し、端末データ送信手段からの所望データ送信要求を転送するデータ送信要求転送手段と、送信権保持送信局が所望データ送信要求を受信し、内容情報識別子と共に送信局識別子を取り出し、主データを保持する送信局に対し、地上回線網によって主データ送信要求を発呼し、主データを受信後に制御情報多重手段に対して送信する主データ蓄積制御手段とを備えるように構成したので、受信データ保持制御手段において所望のデータが存在しない場合でも主データを保持する送信局から所望のデータを取得することができる効果が得られる。
【0068】
さらに、この発明によれば、所定の一定時間内に到着した所望のデータ送信要求を発呼した受信端末識別子と所望データの放送チャネル識別子、放送情報の内容情報識別子、要求数からなる受信局要求計測データを生成する受信局要求計測制御手段と、受信局要求計測制御手段により生成された受信局要求計測データに応じて送信頻度の高い情報を所定一定時間以上保持する受信データ保持制御手段とを備えるように構成したので、送信局に割り当てる送信権保持の時間を最適に割り振ることができる効果が得られる。
また、送信頻度の高い情報を保持することができるので、所望のデータがなくなることが少なくなる効果が得られる。
【0069】
さらに、この発明によれば、受信局要求計測データと自受信局識別子を付加して受信局計測データを生成し、地上回線網により接続された1局の送信局に対し、受信局計測データを所定の時間間隔で周期的に送信する受信局要求計測制御手段と、複数の受信局から送られてくる受信局毎の受信局計測データを受信し、放送チャネル毎の受信局計測データに送信局識別子を付加させて送信局計測データを生成し、各放送チャネル毎の送信権保持送信局に対し、送信局計測データを所定の時間間隔で周期的に送信する送信局計測制御手段と、現在送信権を持つ各放送チャネル毎の送信権保持送信局を抽出すると共に、各放送チャネル毎の各送信権保持送信局が各送信局の送信局計測データを受信し、送信局計測データから内容情報識別子と要求数を抽出し、数値から要求頻度の高い主データを持つ送信局に優先的に送信権を割り当てるように送信権相対表制御を行う送信権制御手段とを備えるように構成したので、受信端末からの所望の主データ送信要求を送信権保持送信局に転送し、送信権保持送信局内の送信権制御手段から割り当てられた帯域を抽出し、空き帯域を調べることにより、放送チャネルの帯域を有効に利用することができる効果が得られる。
【0070】
さらに、この発明によれば、複数の受信局から各受信局計測データを受信し、各計測データの内容識別子が他の計測データの内容識別子が同一で、かつ受信局識別子が異なる内容識別子に対し、同報性があると判断して、送信局計測データの各内容識別子に対し、同報性識別子を付加して、送信局計測データを生成する送信局計測制御手段と、送信局計測データに応じて各内容識別子に同報性識別があるものに対し、その内容識別子からデータを保持する送信局識別子を抽出して、その送信局に対し優先的に送信権割り当てを行う送信権制御手段とを備えるように構成したので、送信局に割り当てる送信権保持の時間を最適に割り振ることができる効果が得られる。
【0071】
さらに、この発明によれば、送信権保持送信局の場合に、送信権相対表の各放送チャネル識別子に対し、1つのマスター送信局識別子と1つのスレーブ送信局識別子を割り当てる送信権制御手段と、受信データ分離手段により受信データから送信権相対表を分離し、送信権相対表のマスター送信局識別子が自送信局の送信局識別子であることを抽出し、マスター送信局として、割り当てられた時間と放送チャネルによって送信制御を行うと共に、送信権相対表のスレーブ送信局識別子が自送信局の送信局識別子であることを抽出し、スレーブ送信局として送信待機状態を保ち、データ受信制御手段によりマスター送信局が送信異常である場合に割り当てられた時間と放送チャネルで送信制御を行うデータ送信制御手段を備えるように構成したので、マスター送信局とスレーブ送信局を設けたので、送信局異常に対して、データ送信が停止されることがなくなり、放送チャネルを効率的に利用することができる効果が得られる。
【0072】
さらに、この発明によれば、スレーブ送信局である場合に、マスター送信局から所定一定時間以上に放送データを受信できず、他の送信権を持たない1局以上の送信局に対し、地上回線網により受信確認要求を送信し、受信確認要求に対する応答を受信し、その応答のうち受信不可状態の応答が所定数以上存在する場合にマスター送信局または放送チャネル異常と判断し、逆に受信不可状態応答が所定数以下の存在の場合に自スレーブ局が異常であると判断するデータ送信制御手段と、送信権を持たない送信局である場合に、受信確認要求を受信し、放送チャネルを受信できているかどうかを判断し応答する受信データ分離手段とを備えるように構成したので、マスター送信局とスレーブ送信局を設けたので、送信局異常に対して、データ送信が停止されることがなくなり、放送チャネルを効率的に利用することができる効果が得られる。
【0073】
さらに、この発明によれば、スレーブ送信局の場合に、データ送信手段によって自スレーブ局異常と判断した場合に、マスター送信局に対し、スレーブ送信権放棄要求を通知するデータ送信制御手段と、マスター送信局の場合に、スレーブ送信権放棄要求を受信し、送信権のない他の送信局からスレーブ送信権を割り当て、送信権相対表を更新し、変更通知を行う送信権制御手段と、送信権制御手段によって更新された送信権相対表を主データと多重して送信する制御情報多重手段とを備えるように構成したので、送信権割り当てに対し、異常送信局を割り当てることがなくなり、放送チャネルを効率的に利用することができる効果が得られる。
【0074】
さらに、この発明によれば、マスター送信局の場合に、所定一定周期でスレーブ送信局および任意の1局以上の送信局に対し放送データを受信できているかどうかを確認応答要求を送信して受信確認応答を受信し受信不可状態応答が所定数以上であった場合に自マスター送信局が異常であると判断して送信を停止してスレーブ送信局に対しマスター送信権放棄を通知し、スレーブ送信局の場合に、マスター送信権放棄要求を受信し自スレーブ送信局が送信を開始するデータ送信制御手段と、スレーブ送信局または送信権を持たない送信局の場合に、受信確認応答要求を受信し、放送データを受信しているかどうかチェックし応答する受信データ分離手段と、自スレーブ送信局がマスター送信局として動作し、任意の送信権を持たない送信局から1局の送信局にスレーブ送信権を割り当て、送信権相対表を更新し、制御情報多重手段に対し送信権相対表更新を通知する送信権制御手段とを備えるように構成したので、送信権割り当てに対し、異常送信局を割り当てることがなくなり、放送チャネルを効率的に利用することができる効果が得られる。
【0075】
さらに、この発明によれば、マスター送信局またはスレーブ送信局であった場合に、スレーブ送信権放棄要求またはマスター送信権放棄要求を発呼した送信局を、送信権の割り当てる送信局候補から除外し、除外送信局リセット要求を外部入力によって受信するまで送信権割り当て送信局候補から除外する送信権制御手段を備えるように構成したので、送信権割り当てに対し、異常送信局を割り当てることがなくなり、放送チャネルを効率的に利用することができる効果が得られる。
【0076】
さらに、この発明によれば、送信権保持送信局である場合に、各送信権無し送信局から送信される送信局計測データが所定時間以上受信されない時、送信局異常と判断し、送信権割り当て送信局リストの候補から削除する送信権制御手段を備えるように構成したので、送信権割り当てに対し、異常送信局を割り当てることがなくなり、放送チャネルを効率的に利用することができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による通信システムを示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による送信権保持送信局および送信権無し送信局の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による受信局の詳細な構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の受信端末の詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態2の通信システムを示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による送信権保持送信局および送信権無し送信局の詳細な構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による通信システムを示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態3によるマスター送信局、スレーブ送信局、および送信権無し送信局の詳細な構成を示すブロック図である。
【図9】 従来の衛星通信システムの回線制御装置を示す構成図である。
【符号の説明】
7,7a,7b 地上回線網、8 外部入力インタフェース、12 マスター送信局(送信局)、13 スレーブ送信局(送信局)、20 送信権保持送信局(送信局)、30 送信権無し送信局(送信局)、21 データ受信制御手段、22 受信データ分離手段、23 放送情報制御手段、24 主データ蓄積制御手段、25 データ送信制御手段、26 制御情報多重手段、27 送信権制御手段、28 データ送信要求転送手段、29 送信局計測制御手段、40 受信局、41 端末データ送信手段、44 受信データ保持制御手段、46 受信局要求計測制御手段、50 受信端末、51 端末受信処理手段、512 放送情報取得部(放送情報取得手段)、513 所望データ取得部(所望データ取得手段)。
Claims (16)
- 複数の送信局と複数の受信局からなり、それら各送信局からその受信局の方向、またはそれら各送信局から他の送信局の方向に、1つの放送チャネルまたは複数の放送チャネルにより片方向に接続された通信システムにおいて、前記各送信局に設けられ、それら複数の送信局が一意に割り当てられた送信局識別子を持ち、それら各送信局が各局送信局識別子、各送信局の送信時間、各放送チャネル識別子からなり、予め外部入力により設定、あるいは受信局からの送信要求により計測した要求数および同報性により設定、あるいは送信異常を起こした送信局を割り当て対象としないことにより生成する送信権相対表の割り当てを行い、その送信権相対表を制御できるのが現在送信権を割り当てられている送信局であることを識別する送信権制御手段と、外部入力インタフェースを通じて入力された主データおよびその主データのデータ内容を表現した内容情報を保持する主データ蓄積制御手段と、前記主データ蓄積制御手段に保持された内容情報に対して、上記送信局識別子に応じて内容情報識別子を一意に割り当て放送情報として生成する放送情報制御手段と、前記放送チャネル毎の主データにそれぞれ同一の前記送信権相対表と前記放送情報を所定周期によって周期的に多重化して送信する制御情報多重手段と、前記送信権相対表により送信権を割り当てられたことを識別し、その送信権相対表により割り当てられた時間に、前記制御情報多重手段から送られてくるデータを、割り当てられた放送チャネルで送信するデータ送信制御手段と、前記各受信局および前記各送信局に設けられ、任意の放送チャネルを受信するデータ受信制御手段と、前記データ受信制御手段により受信したデータから前記主データと前記送信権相対表と前記放送情報を分離する受信データ分離手段とを備え、前記送信権制御手段は、前記受信データ分離手段から送信権相対表を抽出保持し、送信権制御あるいは送信権相対表の更新に用いることを特徴とする通信システム。
- 各送信局に設けられ、複数の放送チャネルを受信するデータ受信制御手段と、前記データ受信制御手段により受信した受信データから受信データ分離手段によって送信権相対表を抽出し、自送信局で保持する送信権相対表との差分を抽出して、自送信局で保持する送信権相対表に、前記差分を追加し更新する送信権制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の通信システム。
- 各送信局に設けられ、受信データ分離手段によって放送情報を抽出し、自送信局で保持する放送情報との差分を抽出して、自送信局で保持する放送情報に、前記差分を追加し更新する放送情報制御手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の通信システム。
- 各受信局と放送チャネル受信設備を持たない複数の受信端末とが地上回線網により接続された通信システムにおいて、前記受信局に設けられ、受信データ分離手段によって抽出した主データを前記地上回線網に送信する端末データ送信手段と、前記受信端末に設けられ、前記端末データ送信手段から前記地上回線網を通じて送信される主データを取得する端末受信処理手段とを備えたことを特徴とする請求項1または請求項3記載の通信システム。
- 各受信局と放送チャネル受信設備を持たない複数の受信端末とが地上回線網により接続し、各受信端末に一意に受信端末識別子を割り当てた通信システムにおいて、前記受信端末に設けられ、前記端末データ送信手段から前記地上回線網を通じて送信される放送情報を取得する放送情報取得手段と、前記放送情報から所望データと割り当てられた受信端末識別子に応じて所望データ送信要求を生成して前記受信局に送信し、その受信局から所望の応答データを取得する所望データ取得手段とを備えたことを特徴とする請求項4記載の通信システム。
- 受信局に設けられ、送信局から送られてきたデータを一定時間保持する受信データ保持制御手段と、受信端末からの所望データ送信要求を受信し、所望データが前記受信データ保持制御手段に存在する時、その受信データ保持制御手段から抽出後、前記要求元の受信端末に転送する端末データ送信手段とを備えたことを特徴とする請求項5記載の通信システム。
- 各送信局と複数の受信局が地上回線網により接続され、それら受信局に一意に割り当てられた受信局識別子を持ち、かつそれら各送信局を地上回線網により接続した通信システムにおいて、前記各受信局に設けられ、前記受信端末の発呼した所望のデータ送信要求が前記受信データ保持制御手段にない場合に、所定の送信局に対しその所望のデータ送信要求を転送する端末データ送信手段と、前記各送信局に設けられ、送信権制御手段によって抽出した送信権保持送信局に対し、前記端末データ送信手段からの所望データ送信要求を転送するデータ送信要求転送手段と、前記送信権保持送信局が前記所望データ送信要求を受信し、内容情報識別子と共に送信局識別子を取り出し、主データを保持する送信局に対し、地上回線網によって主データ送信要求を発呼し、主データを受信後に制御情報多重手段に対して送信する主データ蓄積制御手段とを備えたことを特徴とする請求項6記載の通信システム。
- 受信局に設けられ、所定の一定時間内に到着した所望のデータ送信要求を発呼した受信端末識別子と所望データの放送チャネル識別子、放送情報の内容情報識別子、要求数からなる受信局要求計測データを生成する受信局要求計測制御手段と、前記受信局要求計測制御手段により生成された受信局要求計測データに応じて送信頻度の高い情報を所定一定時間以上保持する受信データ保持制御手段とを備えたことを特徴とする請求項6または請求項7記載の通信システム。
- 受信局に設けられ、受信局要求計測データと自受信局識別子を付加して受信局計測データを生成し、地上回線網により接続された1局の送信局に対し、受信局計測データを所定の時間間隔で周期的に送信する受信局要求計測制御手段と、各送信局に設けられ、前記複数の受信局から送られてくる受信局毎の受信局計測データを受信し、これら放送チャネル毎の受信局計測データに送信局識別子を付加させて送信局計測データを生成し、各放送チャネル毎の送信権保持送信局に対し、送信局計測データを所定の時間間隔で周期的に送信する送信局計測制御手段と、現在送信権を持つ各放送チャネル毎の送信権保持送信局を抽出すると共に、前記各放送チャネル毎の各送信権保持送信局が前記各送信局の前記送信局計測データを受信し、前記送信局計測データから内容情報識別子と要求数を抽出し、前記数値から要求頻度の高い主データを持つ送信局に優先的に送信権を割り当てるように送信権相対表制御を行う送信権制御手段とを備えたことを特徴とする請求項8記載の通信システム。
- 送信局に設けられ、複数の受信局から各受信局計測データを受信し、各計測データの内容識別子が他の計測データの内容識別子と同一で、かつ受信局識別子が異なる内容識別子に対し、同報性があると判断して、送信局計測データの各内容識別子に対し、同報性識別子を付加して、送信局計測データを生成する送信局計測制御手段と、前記送信局計測制御手段から送信局計測データを受信し、各内容識別子に同報性識別があるものに対し、その内容識別子からデータを保持する送信局識別子を抽出して、その送信局に対し優先的に送信権割り当てを行う送信権制御手段とを備えたことを特徴とする請求項9記載の通信システム。
- 各送信局に設けられ、送信権保持送信局の場合に、送信権相対表の各放送チャネル識別子に対し、1つのマスター送信局識別子と1つのスレーブ送信局識別子を割り当てる送信権制御手段と、受信データ分離手段により受信データから送信権相対表を分離し、送信権相対表のマスター送信局識別子が自送信局の送信局識別子であることを抽出し、マスター送信局として、割り当てられた時間と放送チャネルによって送信制御を行うと共に、前記送信権相対表のスレーブ送信局識別子が自送信局の送信局識別子であることを抽出し、スレーブ送信局として送信待機状態を保ち、データ受信制御手段によりマスター送信局が送信異常である場合に割り当てられた時間と放送チャネルで送信制御を行うデータ送信制御手段を備えたことを特徴とする請求項9または請求項10記載の通信システム。
- 各送信局に設けられ、スレーブ送信局である場合に、マスター送信局から所定一定時間以上の間に放送データを受信できず、他の送信権を持たない1局以上の送信局に対し、地上回線網により受信確認要求を送信し、受信確認要求に対する応答を受信し、その応答のうち受信不可状態の応答が所定数以上存在する場合にマスター送信局または放送チャネル異常と判断し、逆に受信不可状態応答が所定数以下の存在の場合に自スレーブ局が異常であると判断するデータ送信制御手段と、送信権を持たない送信局である場合に、受信確認要求を受信し、放送チャネルを受信できているかどうかを判断し応答する受信データ分離手段とを備えたことを特徴とする請求項11記載の通信システム。
- 各送信局に設けられ、スレーブ送信局の場合に、データ送信手段によって自スレーブ局異常と判断した場合に、マスター送信局に対し、スレーブ送信権放棄要求を通知するデータ送信制御手段と、マスター送信局の場合に、スレーブ送信権放棄要求を受信し、送信権のない他の送信局からスレーブ送信権を割り当て、送信権相対表を更新し、変更通知を行う送信権制御手段と、前記送信権制御手段によって更新された送信権相対表を主データと多重して送信する制御情報多重手段とを備えたことを特徴とする請求項12記載の通信システム。
- 各送信局に設けられ、マスター送信局の場合に、所定一定周期でスレーブ送信局および任意の1局以上の送信局に対し、放送データを受信できているか否かを確認応答要求を送信して受信確認応答を受信して判断し、受信不可状態応答が所定数以上であった場合に自マスター送信局が異常であると判断して送信を停止してスレーブ送信局に対しマスター送信権放棄を通知し、スレーブ送信局の場合に、マスター送信権放棄要求を受信し自スレーブ送信局が送信を開始するデータ送信制御手段と、前記スレーブ送信局または送信権を持たない送信局の場合に、受信確認応答要求を受信し、放送データを受信しているかどうかチェックし応答する受信データ分離手段と、自スレーブ送信局がマスター送信局として動作し、任意の送信権を持たない送信局から1局の送信局にスレーブ送信権を割り当て、送信権相対表を更新し、制御情報多重手段に対し送信権相対表更新を通知する送信権制御手段とを備えたことを特徴とする請求項11から請求項13のうちのいずれか1項記載の通信システム。
- 各送信局に設けられ、マスター送信局またはスレーブ送信局であった場合に、スレーブ送信権放棄要求またはマスター送信権放棄要求を発呼した送信局を、送信権の割り当てる送信局候補から除外し、除外送信局リセット要求を外部入力によって受信するまで送信権割り当て送信局候補から除外する送信権制御手段を備えたことを特徴とする請求項13または請求項14記載の通信システム。
- 各送信局に設けられ、送信権保持送信局である場合に、各送信権無し送信局から送信される送信局計測データが所定時間以上受信されない時、送信局異常と判断し、送信権割り当て送信局リストの候補から削除する送信権制御手段を備えたことを特徴とする請求項11から請求項15のうちのいずれか1項記載の通信システム。
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