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JP4226538B2 - ベースカップ付き被覆容器 - Google Patents
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Description

本発明は、内容物を充填する容器本体と、この容器本体の底部に装着され当該容器本体を自立保持するベースカップと、これら容器本体及びベースカップを被覆する被覆体とを備えるベースカップ付き被覆容器に関するものである。
果汁等を含んだ内容物を充填する場合、その容器全体に熱湯を流して加熱殺菌を行う必要があるが、容器本体の底部にベースカップを装着したベースカップ付き容器においては、ベースカップの内部に水分が残留すると腐食等の原因になるため、ベースカップの底壁に内外に通じる貫通孔を形成して容器本体とベースカップとの間の通気性(排水性)を確保しておくのが通常である(例えば、特許文献1参照。)。
実開平5−22336号公報
一方、内容物には、太陽光や蛍光灯等(紫外線や可視光線等)による影響を受けてその性質が変わってしまうものがあるが、こうした光による影響は、容器本体に直接光が当たらないようにすれば、ある程度は軽減できると考えられる。そこで、ベースカップ付き容器の容器本体をラベルやフィルム等の被覆体で覆ってベースカップ付きの被覆容器とすれば、容器本体を覆う被覆体とベースカップとにより、太陽光の影響はある程度で軽減できると考えられる。
しかしながら、ラベルやフィルム等の被覆体で、底部を含む容器本体全体を覆うことは難しい。また、ベースカップにおいては、上述の如く、その底壁に水抜き用の貫通孔が形成されている。この場合、網棚に陳列される等、容器の保管状態によっては、ベースカップの底壁に形成された水抜き用の貫通孔から蛍光灯による照明等の光が容器本体に直接当たってしまうことになる。このため、従来のベースカップ付き容器においてその容器本体を被覆体で覆うのみでは、遮光性について改良の余地があり、内容物の品質を長期にわたって保証するために別途新たな対策を施す必要がある。
解決しようとする問題点は、上述した事実認識に基づいてなされたものであり、容器本体の底部に直接光が当たることなく、ベースカップとの間における通気性(排水性)を確保することができるベースカップ付き被覆容器を提供することにある。
本発明は、内容物を充填する容器本体と、この容器本体の底部に装着され当該容器本体を自立保持するベースカップと、これら容器本体及びベースカップを被覆する被覆体とを備えるベースカップ付き被覆容器であって、前記ベースカップは、内外に通じる少なくとも1つの貫通孔を有する底壁と、この底壁の端縁に繋がり前記容器本体の底部を嵌合させる開口を有する周壁からなり、前記底壁に前記貫通孔に繋がる溝を形成し、前記被覆体は、前記底壁の貫通孔を覆い隠す被覆端を有し、この被覆端と前記溝とにより前記ベースカップの内外を通じさせる開口を形成してなることを特徴とするものである。
また、本発明は、内容物を充填する容器本体と、この容器本体の底部に装着され当該容器本体を自立保持するベースカップと、これら容器本体及びベースカップを被覆する被覆体とを備えるベースカップ付き被覆容器であって、前記ベースカップは、末端が接地する脚部と、この脚部に繋がり当該脚部の外側に内外に通じる少なくとも1つの貫通孔を有する底壁と、この底壁の端縁に繋がり前記容器本体の底部を嵌合させる開口を有する周壁とからなり、前記底壁に前記貫通孔に繋がる溝を形成すると共に、前記脚部の一部を切り取って当該溝に繋がる切欠部を形成し、前記被覆体は、前記底壁の貫通孔を覆い隠す被覆端を有し、この被覆端と前記溝とにより前記ベースカップの内外を通じさせる開口を形成してなることを特徴とするものである。
更に、本発明は、内容物を充填する容器本体と、この容器本体の底部に装着され当該容器本体を自立保持するベースカップと、これら容器本体及びベースカップを被覆する被覆体とを備えるベースカップ付き被覆容器であって、前記ベースカップは、末端が接地する脚部と、この脚部に繋がり当該脚部の外側に内外に通じる少なくとも1つの貫通孔を有する底壁と、この底壁の端縁に繋がり前記容器本体の底部を嵌合させる開口を有する周壁とからなり、前記底壁に前記貫通孔に繋がる溝を形成すると共に、前記脚部に当該溝に繋がる溝を形成し、前記被覆体は、前記底壁の貫通孔を覆い隠す被覆端を有し、この被覆端と前記溝とにより前記ベースカップの内外を通じさせる開口を形成してなることを特徴とするものである。
本発明のベースカップ付き被覆容器にあっては先ず、ベースカップの底壁に設けた貫通孔を被覆体の被覆端で覆い隠したことにより、容器本体の底部に直接光が当たることがない。しかも、本発明にあっては、容器本体及びベースカップを被覆する被覆体の被覆端と、ベースカップの底壁に形成した溝とにより前記ベースカップの内外を通じさせる開口を形成したため、容器本体とベースカップとの間の通気性(排水性)も確保することができる。従って、本発明のベースカップ付き被覆容器によれば、容器本体の底部に直接光が当たることなく、ベースカップとの間における通気性(排水性)を確保することができるため、例えば、加熱殺菌を要して光の影響を受けやすい内容物を充填する容器として優れた効果を奏する。
以下、図面を参照して、本発明の一形態であるベースカップ付き被覆容器を詳細に説明する。
図1は、本発明の第一の形態であるベースカップ付き被覆ボトル100を示す要部断面図であり、図2は、その要部拡大断面図である。
図1に示す如く、ベースカップ付き被覆ボトル100は、内容物を充填するボトル本体(容器本体)110、この容器本体110の底部111に装着され当該容器本体110を自立保持するベースカップ120と、これらボトル本体110及びベースカップ120を被覆するフィルムシート(被覆体)130とを備える。
ボトル本体110は、PET樹脂からなり、その底部111は、図2に示す如く、胴部112に対してΔφ(=φ1−φ2)だけ小径である。また、底部111は、胴部112との段差から垂下する筒状部111aと、この筒状部111aに繋がり当該筒状部111aからボトル軸線Оに向かって伸びる環状の傾斜部111bと、この傾斜部111bの末端111cに繋がり当該末端111cからボトル軸線Oに向かってボトル内側に隆起するドーム部111dとからなる。かかる形状によれば、加熱殺菌工程の熱水シャワー等で、ベースカップ120内のボトル110の表面に付着した水分等は、底部111の末端111cに向かって流下する。
ベースカップ120は、PP(ポリプロピレン)樹脂やPE(ポリエチレン)樹脂を主成分としてなり、平坦な底壁121と、この底壁121の端縁122に繋がりボトル 本体110の底部111を嵌合させる開口120aを有する周壁123からなり、その開口120aがボトル110における底部111と胴部112との段差を保持して位置決めする。なお、本形態において、周壁123は更に、ボトル底部110の傾斜部111bが接着剤Bを介して固定される傾斜部123aと、この傾斜部123aに繋がりボトル底部110の筒状部111aと内部嵌合する筒状部123aとなるが、単なる圧入嵌合としてもよい。
ここで、図3は、図2の要部を更に拡大した断面図である。この図3(a),(b)に示す如く、ベースカップ120は、その底壁121と周壁123とを繋げる端縁122に、内外に通じる少なくとも1つの貫通孔1が形成されており、また、底壁121の接地面121fには、貫通孔1に繋がってボトル軸線Oに向かって伸びる溝2が形成されている。更に、フィルムシート130は、ベースカップ120の底壁121に形成された貫通孔1を覆い隠す被覆端130eを有し、この被覆端130eとベースカップ120の底壁121における溝2の残部とによりベースカップ120の内外を通じさせる開口3を形成してなる。
かかる構成にあっては先ず、ベースカップ120の底壁121に設けた貫通孔1をフィルムシート130の被覆端130eで覆い隠したことにより、ボトル本体110の底部111に直接光が当たることがない。しかも、かかる構成にあっては、ボトル本体110及びベースカップ120を被覆するフィルムシート130の被覆端130eと、ベースカップ120の底壁121に形成した溝2とによりベースカップ120の内外を通じさせる開口3を形成したため、ボトル本体110とベースカップ120との間の通気性(排水性)も確保することができる。従って、本形態容器100によれば、ボトル本体110の底部111に直接光が当たることなく、ベースカップ120との間における通気性(排水性)を確保することができるため、例えば、加熱殺菌を要して光の影響を受けやすい内容物を充填する容器として優れた効果を奏する。
なお、この貫通孔1は、底壁1のみの領域であってもよいが、ベースカップ120の最下端位置を含む領域、即ち、本形態の如く、周壁123から流れ落ちた水分が溜まる端縁122に貫通孔1を設ければ、効率的な排水が期待できる。加えて、貫通孔1が、本形態の如く、ボトル本体110の末端111cのほぼ真下に整列する位置に形成されれば、より効率的な排水が期待できる。また、溝2は、貫通孔1の径よりも横幅の狭いものに限らず、図3(c)の如く、底壁121の接地面121fにおいて溝2の領域を大きく取って、その内側に貫通孔1が形成されたものであってもよい。更に、ベースカップ120は、底壁121がボトル軸線Oに向かってボトル内側に隆起したドーム形状部分を有していてもよい。この場合、ベースカップ120内の排水性が向上する。
図4(a),(b)はそれぞれ、本発明の第三の形態をベースカップ120の底壁121から示す要部斜視図及びその要部断面図である。なお、本形態において、図1〜3と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
本形態にかかるベースカップ120は、図4に示す如く、環状に立設した筒状脚部124の末端をその接地面120eとする一方、この筒状脚部124を底壁121,126に一体に繋げたものであり、同図4に示すごとく、筒状脚部124の外側にある底壁121に少なくとも1つの貫通孔1を形成すると共に、貫通孔1に繋がる溝2を形成し、筒状脚部124の一部を切り取った切欠部124cを溝2に繋がるように形成している。
かかる構成によれば、底壁121に筒状脚部124を設けてその末端120eを接地面としたベースカップであっても、フィルムシート130の被覆端130eで底壁121の貫通孔1を覆い隠すと、フィルムシートの被覆端130eと溝2とによりベースカップ120の内外を通じさせる開口3が形成されることになり、図1〜3にて説明の第一の形態と同様の作用効果が得られる。なお、本形態において、フィルムシート130の被覆端130eは、貫通孔1を覆い隠すものであるが、この被覆端130eは、底壁121と筒状脚部124との相互間に形成される接続周縁125まで延長させることもできる。
また、本形態にあっては、筒状脚部124の一部を切り取って隙間Cを形成してなるため、筒状脚部124が通気(排水)の妨げにならずに効率的な通気(排水)が期待できる。更にこの場合、筒状脚部124の上部に連設する底壁126の外表面126fは、筒状脚部124の外側にある底壁121の外表面121fと同一面上であってもよいが、本形態の如く、筒状脚部124の上部に連設する底壁126の外表面126fが溝2の溝底と整列するように構成すれば、更に効率的な通気(排水)が期待できる。
なお、本形態において、筒状脚部124の一部を切り取ってなる切欠部124cの横幅C1は、底壁121の外表面121fに形成された溝2の横幅C2に対して狭く構成されているが、かかる構成は、筒状脚部124の強度を主眼においているための構成であって、通常用いられる強度を確保できるのであれば、横幅C1,C2の大小関係は適宜変更することができる。
また、本形態におけるベースカップ120は、筒状脚部124と共に底壁126を底壁121に一体に成形しているが、ベースカップ120を成形する際の型抜き易さを考慮して、底壁126、或いは、底壁126と筒状脚部(脚部)124の一体成形物を別体として組み付けても良い。底壁126のみを別体として組み付ける場合、具体的には、ベースカップ120が、筒状脚部124を含めたその周辺を開口させたもの、即ち、底壁121の筒状脚部124から外側にある底壁121の一部と、筒状脚部124を切り取った一部と、この筒状脚部124の内側全体とを開口させたものとし、ベースカップ120の内側から別体として設けた底壁126を組み付けて、底壁121側の一部のみが開口した状態になるようにする。かかる構成によっても、結果として、底壁126にて覆い隠されない開口部分が底壁121の筒状脚部124から外側に形成される貫通孔1を形成し、また、底壁126の外表面126fが溝底となって貫通孔1に繋がる溝2を形成する。
図5(a)〜(c)はそれぞれ、本発明の第四の形態の要部拡大断面図、そのD1方向正面図及びD2方向正面図である。なお、本形態においても、図1〜4と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
本形態は、図5に示す如く、前述した第三の形態と同様、筒状脚部124の一部を切り取った切欠部124cを貫通孔1に繋がる溝2に連続するように形成しているものであるが、特に、本形態にあっては、筒状脚部124の上部に連設された底壁127は、ボトル軸線Oに向かって当該ボトル内側に隆起する隆起部127pを有する。かかる構成によれば、隆起部127pの表面が貫通孔1に向かって傾斜することによりボトル軸線O側に滴下した水分を効率的に貫通孔1に流すことができるため、更に効率的な排水が期待できる。
なお、第三及び第四の形態にあっては、筒状脚部124を切り取った切欠部124cを溝2に連続するように溝2を形成していたが、この筒状脚部124を切り取ることなく、その筒状脚部124の外表面に溝を形成することにより、筒状脚部124の末端120eから底壁121に形成された溝2を通じて貫通孔1に繋がる溝を形成してもよい。また、脚部124は、第三及び第四の形態の如く、底壁121から環状に垂下させた筒状のものに限らず、底壁121から同心円状を間欠させて垂下した複数の脚等であってもよい。
上述したところは、本発明の好適な形態を例示したに過ぎず、当業者によれば、請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、被覆体は、フィルムシート等のシート材に限らず、シュリンクラベル等のラベルであってもよい。また、ボトル本体110、ベースカップ120に使用される材質には、限定を付さないが、ベースカップ120、フィルムシート130を、太陽光や特定の波長の光を遮ることができる遮光性を有する材料を含有する合成樹脂から成形すれば、遮光効果が格段に向上して内容物の品質保障期間を飛躍的に伸ばすことができる。また、第一〜第四の各形態の構成は、用途に応じて様々に組み合わせることができる。
本発明の第一の形態であるベースカップ付き被覆ボトルを示す要部断面図である。 図1の要部拡大断面図である。 (a)は、図2の要部拡大断面図、(b)は、そのD1方向正面図であって、(c)は、本発明の第二の形態であるベースカップ付き被覆ボトルの一部をD1方向から示す拡大図である。 (a),(b)はそれぞれ、本発明の第三の形態をベースカップの底壁から示す要部斜視図及びその要部断面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ、本発明の第四の形態の要部拡大断面図、そのD1方向正面図及びD2方向正面図である。
符号の説明
1 貫通孔
2 溝
3 開口
100 ベースカップ付き被覆容器
110 ボトル本体(容器本体)
120 ベースカップ
121 底壁
121f 底壁の接地面(外表面)
124 筒状脚部(脚部)
126,127 底壁
130 フィルムシート(被覆体)
130e 被覆端

Claims (3)

  1. 内容物を充填する容器本体と、この容器本体の底部に装着され当該容器本体を自立保持するベースカップと、これら容器本体及びベースカップを被覆する被覆体とを備えるベースカップ付き被覆容器であって、
    前記ベースカップは、内外に通じる少なくとも1つの貫通孔を有する底壁と、この底壁の端縁に繋がり前記容器本体の底部を嵌合させる開口を有する周壁からなり、前記底壁に前記貫通孔に繋がる溝を形成し、
    前記被覆体は、前記底壁の貫通孔を覆い隠す被覆端を有し、この被覆端と前記溝とにより前記ベースカップの内外を通じさせる開口を形成してなることを特徴とするベースカップ付き被覆容器。
  2. 内容物を充填する容器本体と、この容器本体の底部に装着され当該容器本体を自立保持するベースカップと、これら容器本体及びベースカップを被覆する被覆体とを備えるベースカップ付き被覆容器であって、
    前記ベースカップは、末端が接地する脚部と、この脚部に繋がり当該脚部の外側に内外に通じる少なくとも1つの貫通孔を有する底壁と、この底壁の端縁に繋がり前記容器本体の底部を嵌合させる開口を有する周壁とからなり、前記底壁に前記貫通孔に繋がる溝を形成すると共に、前記脚部の一部を切り取って当該溝に繋がる切欠部を形成し、
    前記被覆体は、前記底壁の貫通孔を覆い隠す被覆端を有し、この被覆端と前記溝とにより前記ベースカップの内外を通じさせる開口を形成してなることを特徴とするベースカップ付き被覆容器。
  3. 内容物を充填する容器本体と、この容器本体の底部に装着され当該容器本体を自立保持するベースカップと、これら容器本体及びベースカップを被覆する被覆体とを備えるベースカップ付き被覆容器であって、
    前記ベースカップは、末端が接地する脚部と、この脚部に繋がり当該脚部の外側に内外に通じる少なくとも1つの貫通孔を有する底壁と、この底壁の端縁に繋がり前記容器本体の底部を嵌合させる開口を有する周壁とからなり、前記底壁に前記貫通孔に繋がる溝を形成すると共に、前記脚部に当該溝に繋がる溝を形成し、
    前記被覆体は、前記底壁の貫通孔を覆い隠す被覆端を有し、この被覆端と前記溝とにより前記ベースカップの内外を通じさせる開口を形成してなることを特徴とするベースカップ付き被覆容器。


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