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JP4228754B2 - 記録及び/又は再生装置 - Google Patents
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JP4228754B2 - 記録及び/又は再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体に光ビームを照射させることにより情報信号の記録及び/又は再生を行う記録及び/又は再生装置に関し、特に光ビームを照射する対物レンズのレンズクリーナーを備えた記録及び/又は再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、記録媒体が内蔵された記録媒体カートリッジが収納され、記録媒体に対して情報信号の記録又は再生を行う記録及び/又は再生装置が用いられている。この種の記録及び/又は再生装置は、記録媒体に対して情報信号の記録又は再生を行うローディングポジションまで記録媒体カートリッジを搬送するローディング機構と、記録媒体を回転駆動する回転駆動機構と、記録媒体に対して情報信号の記録又は再生を行う光ピックアップ機構とを備える。
【0003】
光ピックアップ機構は、記録媒体の信号記録面に光ビームを照射する対物レンズと、この対物レンズをフォーカシング方向及びトラッキング方向に駆動するアクチュエータ等を備える。
【0004】
また、この種の記録及び/又は再生装置においては、対物レンズに塵埃等が付着すると、情報信号の記録又は再生エラーの原因となることから、対物レンズ上に堆積した塵埃を除去するレンズクリーナーを備えるものがある。この種のレンズクリーナーを備えた記録及び/又は再生装置は、例えば、対物レンズを備えた光ピックアップベース上に、対物レンズを保護する透明なレンズカバーと共に、このレンズカバー上に堆積された塵埃等を除去するクリーナーを備えている(特許文献1参照)。クリーナーは、レンズカバーと常時摺接され、光ピックアップベースの移動に伴ってレンズカバーが回動されることにより、レンズカバー上の塵埃等を払拭する。
【0005】
また、この種の記録及び/又は再生装置においては、光ピックアップベース上に往復運動可能に形成されたレンズクリーナーを備えるものがある(特許文献2参照)。この記録及び/又は再生装置の光ピックアップベースは、対物レンズと、対物レンズ上に形成され、ラックピニオン等の駆動系を用いて駆動されるレンズクリーナーとを備える。そして、この記録及び/又は再生装置では、クリーニング時には、先ず、フォーカシングコイルに電流を流し、対物レンズを上方に移動させ、レンズクリーナーの細毛に当接させる。次いで、トラッキングモータ及びピニオンの回転モータに正弦波状の駆動電流を流すことで、対物レンズ及びレンズクリーナーを往復駆動させる。
【0006】
このように運動させることにより、対物レンズ上に付着した塵埃がレンズクリーナーの細毛により掻き落とされる。クリーニングが終了した後、対物レンズが初期の定位置に静止するように、フォーカシングコイルに電流を流し位置調整を施す。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−144058号公報
【特許文献2】
特開平6−131982号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の光ディスク装置や光磁気ディスク装置においては、光学ディスクに形成されたピッチを幅0.5μmとし、対物レンズの開口数NAを0.45とし、且つ照射されるレーザ光の波長を780nmとするものが用いられていた。このような光ディスク装置等においては、情報信号の記録又は再生時において、光学ディスクと対物レンズを保持するアクチュエータの可動部との合焦時におけるワーキングディスタンスを、光学ディスクや対物レンズ等が駆動される際に生じる誤差を考慮して大きくとることが可能であった。
【0009】
近年、光学ディスクは、高記録密度化を図るためにピッチが狭小化されているため、対物レンズの開口数NAも大きく(例えば0.85)、且つ照射されるレーザ光の波長も短くなっている(例えば405nmの青紫色レーザ)。このため、光ディスク装置等は、光学ディスクと対物レンズを保持するアクチュエータの可動部との合焦時におけるワーキングディスタンスが短くなり、例えば0.13mmとされる。従って、対物レンズ上の塵埃等を除去するレンズクリーナーがピックアップベース上に搭載された場合、ローディングポジションに降下された記録媒体又は記録媒体カートリッジと対物レンズとのワーキングディスタンスを確保することができなくなる。
【0010】
また、クリーニングディスクを使用する場合、クリーニングディスクを別部材として購入する必要があり、また定期的なクリーニングを施すことは困難である。
【0011】
また、レンズクリーナーの駆動系に電流を流すことによりクリーニングを施す場合には、レンズクリーナーの駆動機構を必要とするのみならず、省電力化、装置全体の小型化、軽量化の観点より不利となる。
【0012】
さらに、光ピックアップ上にレンズクリーナーを搭載する場合、光学ブロックの重量増となり、より高精度なサーボ制御が求められる高密度化された記録媒体の記録及び/又は再生装置においては採用することが困難である。
【0013】
そこで、本発明は、高密度化された記録媒体を用いた記録媒体カートリッジの記録及び/又は再生装置に使用されて好適なレンズクリーナーを備えた記録及び/又は再生装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明に係る記録及び/又は再生装置は、ピックアップベースと、上記ピックアップベースに設けられ、記録媒体の信号記録面と対峙される対物レンズとを備え、上記記録媒体に光ビームを照射する光ピックアップ機構と、上記記録媒体を保持するホルダを備え、上記記録媒体を保持した上記ホルダを装置本体内に引き込むと共に、上記対物レンズと近接又は離間させる方向に搬送するローディング機構と、上記ピックアップベースの移動方向の一端側となるホルダ背面の長手方向と平行に支持された回動軸に回動自在に支持された回動部材と、上記回動部材に取り付けられ、上記ピックアップベース側に垂下されるクリーニング位置と、上記ピックアップベースの搬送方向と略平行とされ上記ピックアップベースの移動領域上より退避される退避位置とに亘って回動され、上記対物レンズの塵埃等を払拭するクリーニング部材とを有するレンズクリーナーと、上記ホルダを搬送可能に支持すると共に、上記ホルダの上記背面と対峙する一端側側壁に、上記回動部材と当接することにより上記回動軸を支軸として上記回動部材を回動させ上記クリーニング部材を上記退避位置へ回動させるプレートが設けられたシャーシとを備える。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された記録及び/又は再生装置について図面を参照しながら詳細に説明する。この記録及び/又は再生装置(以下、「記録再生装置」という。)1は、図1に示すように、略矩形状に形成された装置本体2内に、記録媒体カートリッジを搬送する搬送機構3と、記録媒体に対して情報信号の記録又は再生を行う光ピックアップ機構4と、記録媒体を回転駆動する回転駆動機構5とを備える。
【0016】
先ず、記録再生装置1に使用される記録媒体カートリッジ8について説明する。この記録媒体カートリッジ8は、記録媒体として光ディスク9が用いられている。この光ディスク9は、例えば、従来より用いられている光ディスクと同じディスク直径120mmに形成される一方、トラックピッチが0.32nmと狭小化され、後述する光ピックアップ機構4のピックアップベース6に搭載された対物レンズ7より波長405nmの青紫色レーザが照射されることにより信号が書き込まれるものが用いられる。このため、記録再生装置1は、光ディスク9と対物レンズ7を保持するアクチュエータの可動部との合焦時におけるワーキングディスタンスが短く、例えば0.13mmとされる。
【0017】
この光ディスク9を回転可能に収納する記録媒体カートリッジ8は、上下一対のハーフが突き合わせ結合されたカートリッジ本体10を備える。カートリッジ本体10は、下面部に光ディスク9の信号記録面を径方向に亘って光ピックアップ機構4及び回転駆動機構5と対峙させる記録再生用開口部11が形成されている。この記録再生用開口部11は、記録媒体カートリッジ8の不使用時においては、装置本体2内に回動自在に収納されているシャッタ部材12により閉塞され、記録媒体カートリッジ8が装置本体2内に挿入されると、装置本体2内に設けられた詳細を省略するシャッタ開閉機構によって開放される。
【0018】
このような記録媒体カートリッジ8を搬送する搬送機構3は、図2に示すように、装置本体2内に配設されたシャーシ15内に設けられ、カートリッジ本体10が挿入、保持されるカートリッジホルダ16と、カートリッジホルダ16を移動させる図示しない移動機構とを有する。
【0019】
記録媒体カートリッジ8を保持するカートリッジホルダ16は、板金等が折り曲げ形成されてなり、記録媒体カートリッジ8の挿入方向と平行な両側面部16a,16bが断面略コ字状に形成されている。そして、カートリッジホルダ16は、記録媒体カートリッジ8が挿入されると、カートリッジ本体10の両側面部を支持することにより、記録媒体カートリッジ8の記録再生用開口部11を光ピックアップ機構4及び回転駆動機構5に臨ませながらカートリッジ本体10を保持する。
【0020】
このカートリッジホルダ16は、移動機構によってシャーシ15の前面部15aから背面部15bに亘って水平方向に搬送されると共に、光ディスク9をシャーシ15の下方に配設された光ピックアップ機構4の対物レンズ7と近接させるローディング位置と、光ディスク9を対物レンズ7と離間させるアンローディング位置とに亘って昇降される。
【0021】
このような搬送機構3は、記録媒体カートリッジ8が挿入される前においては、カートリッジホルダ16をシャーシ15の前面部15a側に搬送し、装置本体2の前面部2aに形成された記録媒体カートリッジ8の挿脱口19と連続させている。そして、搬送機構3は、記録媒体カートリッジ8の挿入が検出されると、移動機構によってカートリッジホルダ16をシャーシ15の背面部15b側のスタンバイ位置に搬送する。このとき、搬送機構3は、シャッタ開閉機構によって記録媒体カートリッジ8のシャッタ部材12を開放し、光ディスク9の信号記録面を外部に臨ませる。その後、搬送機構3は、移動機構によりカートリッジホルダ16を光ディスク9と光ピックアップ機構4の対物レンズ7と近接させるローディング位置に下降させる。
【0022】
また、記録媒体カートリッジ8がローディング位置に搬送されると、光ディスク9は、回転駆動機構5のディスクテーブルに回転可能に係合されると共に、光ピックアップ機構4の対物レンズ7と対峙される。このとき、光ディスク9と対物レンズ7とのワーキングディスクタンスは、上述したように、0.13mm程度とされる。
【0023】
光ディスク9に対する情報信号の記録又は再生が終了し、記録媒体カートリッジ8の排出が指示されると、搬送機構3は、移動機構によりカートリッジホルダ16を光ディスク9と対物レンズ7とを離間させるスタンバイ位置に上昇させるとともに、シャーシ15の前面部15a側へ水平に搬送する。このとき、搬送機構3は、シャッタ開閉機構によって記録媒体カートリッジ8のシャッタ部材12を閉塞し、光ディスク9が外部に曝された状態で排出されることを防止する。
【0024】
また、カートリッジホルダ16は、背面部16cに対物レンズ7のクリーニングを行うレンズクリーナー20が設けられている。レンズクリーナー20は、図3に示すように、対物レンズ7表面をクリーニングするクリーナー本体21と、クリーナー本体21を回動させる回動部材22と、回動部材22を支持する回動支持部材23とを備える。そして、レンズクリーナー20は、シャーシ15に設けられたプレート17と当接することにより、クリーナー本体21がカートリッジホルダ16の主面部と平行な方向に回動され、対物レンズ7上より退避されるものである。
【0025】
即ち、上述したように、高記録密度化された光ディスク9においては、光ディスク9と対物レンズ7とのワーキングディスタンスが極めて短くなっているため、レンズクリーナーをピックアップベース上に対物レンズと共に搭載すると、光ディスクをローディングした際に、相当の高さを有するレンズクリーナーが障害となり、必要なワーキングディスタンスを確保することができない。
【0026】
この点、レンズクリーナー20は、カートリッジホルダ16の背面部16cに設けられ、記録媒体カートリッジ8のローディング位置への搬送と連動して対物レンズ7上より退避されるものであるため、光ディスク9と対物レンズ7とのワーキングディスタンスを確実に確保することができる。
【0027】
レンズクリーナー20のクリーナー本体21は、対物レンズ7表面を摺動してレンズ表面に堆積された塵埃等を払拭する細毛25と、細毛25が植毛されている基体部26とを有する。細毛25は、対物レンズ7側に垂下されたとき、対物レンズ7表面を摺接可能な長さに形成されている。このクリーナー本体21は、基体部26が回動部材22に接続されることにより、細毛25が対物レンズ7側に垂下されるクリーニング位置と、細毛25がシャーシ15の背面部15b側に回動される退避位置とに亘って回動される。
【0028】
回動部材22は、クリーナー本体21が取り付けられている取付部28と、回動支持部材23に回動可能に接続される接続部29と、シャーシ15のプレート17と当接される当接部30とが形成されている。
【0029】
クリーナー本体21が取り付けられる取付部28は、クリーナー本体21の基体部26よりもやや広い大きさを有する板状体からなり、長手方向の一側面より接続部29が形成され、幅方向の一側面より当接部30が形成されている。
【0030】
回動支持部材23と接続される接続部29は、断面略L字状の板状体からなり、回動支持部材23側に面する立壁29aに回動部材22を回動可能に支持する回動軸32が挿通される挿通孔33が穿設されている。接続部29は、回動軸32が挿通されることにより、挿通孔33を回転中心として回転される。
【0031】
シャーシ15のプレート17と当接される当接部30は、取付部28の一側面より下方に湾曲し、略半円筒状に形成されている。この当接部30は、この下方に湾曲する外周面をシャーシ15の背面部15b側に向けて配設され、シャーシ15の背面部15bに形成されたプレート17と対峙されている。そして、当接部30は、カートリッジホルダ16がシャーシ15の背面部15b側に水平移動されると、プレート17に当接され、外周面30aに沿ってプレート17が摺動するため、プレート17の上方に回動されていく。そして、カートリッジホルダ16が光ディスク9と対物レンズ7とが近接されるローディング位置に下降されると、当接部30は、外周面30aに沿って摺動するプレート17によって、さらに回動される。これにより、レンズクリーナー20は、クリーナー本体21が対物レンズ7上より退避される。
【0032】
このような回動部材22が回動自在に接続される回動支持部材23は、カートリッジホルダ16の上面部16d上に接続される接続部35と、接続部35の側面部より折り曲げ形成され、回動部材22の立壁29aと隣接される支持壁36とを有する。接続部35は、カートリッジホルダ16の上面部16dから背面部16cに沿って折り曲げ形成されてなり、カートリッジホルダ16の上面部16dにビス等により取り付けられている。そして、接続部35は、カートリッジホルダ16の背面部16cに沿った面よりシャーシ15の背面部15b側に向けて支持壁36が形成されている。この支持壁36は、回動部材22の立壁29aと同様に、回動軸32が挿通される挿通孔37,37が形成されている。そして、支持壁36は、立壁29aの挿通孔33と挿通孔37,37とが連続され、回動軸32が挿通されることにより、回動部材22が回動可能に接続される。
【0033】
一方、回動部材22の当接部30と当接されるプレート17は、シャーシ15の背面部15bに当接部30と対峙する位置に設けられている。プレート17は、シャーシ15の背面部15dよりやや前面部15側に張り出すことにより、回動部材22の当接部30の外周面30aを摺動して、回動部材22を回動させる。
【0034】
また、プレート17が取り付けられているシャーシ15は、板金等を略矩形状に折り曲げ形成されてなり、装置本体2内に組み付けられている。シャーシ15は、下面側が開放され、装置本体2内に配設された光ピックアップ機構4及び回転駆動機構5がシャーシ内部に臨まされている。また、シャーシ15は、カートリッジホルダ16が移動自在に組み付けられ、搬送機構3によってカートリッジホルダ16が前面部15aから背面部15bに亘って搬送されると共に、光ピックアップ機構4及び回転駆動機構5側に降下される。
【0035】
また、シャーシ15は、背面部15bがプレート17を取り付け可能に下方に折り曲げられている。この背面部15bは、カートリッジホルダ16がローディング位置に下降されたとき、背面部15bの下側をレンズクリーナー20のクリーナー本体21及び回動部材22が回動する。
【0036】
このようなレンズクリーナー20は、カートリッジホルダ16内に記録媒体カートリッジ8が挿入されていない状態においては、カートリッジホルダ16がシャーシ15の背面部15dのスタンバイ位置に搬送され、回転駆動機構5のディスクテーブル近傍の内周側で待機している光ピックアップ機構4のピックアップベース6とは離間した位置に待機される。このとき、図4に示すように、レンズクリーナー20は、回動部材22の当接部30とシャーシ15の背面部15bに設けられたプレート17とは当接されておらず、クリーナー本体21は、細毛25が下方に垂下された状態とされている。
【0037】
この状態で、対物レンズ7のクリーニングが指示されると、光ピックアップ機構4のピックアップベース6がガイド軸に沿って内周側から外周側へ移動し、また外周側から内周側へ移動される。細毛25は、下方に垂下された状態においては、対物レンズ7と摺動される長さに形成されている。従って、レンズクリーナー20は、図5に示すように、ピックアップベース6に設けられた対物レンズ7が、下方に垂下されたレンズクリーナー20の細毛25に摺接され、レンズ表面に堆積された塵埃等を払拭する。
【0038】
また、カートリッジホルダ16に記録媒体カートリッジ8が挿入され、カートリッジホルダ16がシャーシ15の背面部15b側に搬送されると、レンズクリーナー20は、回動部材22の当接部30が、シャーシ15のプレート17に当接され、当接部30の外周面30aに沿ってプレート17が摺動される。これにより、レンズクリーナー20は、回動部材22が回動軸32に支持されて挿通孔33を中心に図3中矢印R方向に回転される。従って、回動部材22に取り付けられたクリーナー本体21は、回動部材22と同様に図3中矢印R方向に回動され、細毛25がシャーシ15の背面部15b側に回動される。また、クリーナー本体21は、図6に示すように、カートリッジホルダ16が光ディスク9と対物レンズ7とが近接するローディング位置に下降されると、回動部材22及びクリーナー本体21がさらにプレート17によってシャーシ15の背面部15bの下側を通りカートリッジホルダ16の背面部16c外へ回動され、対物レンズ7の移動領域上より退避される。
【0039】
これにより、対物レンズ7と光ディスク9との間の領域からレンズクリーナー20が退避されるため、レンズクリーナー20がローディングの障害となることなく、光ディスク9を対物レンズ7と近接させるローディング位置に確実に搬送することができる。
【0040】
その後、光ディスク9に対する情報信号の記録又は再生が終了し、記録媒体カートリッジ8が装置本体2外へ排出するため、カートリッジホルダ16が光ディスク9と対物レンズ7とが離間するスタンバイ位置へ上昇されると共に、シャーシ15の前面部15a側へ搬送されると、レンズクリーナー20は、回動部材22とプレート17との当接が解かれるため、回動部材22及びクリーナー本体21が図3中反矢印R方向に回動される。これにより、レンズクリーナー20は、クリーナー本体21に設けられた細毛25が対物レンズ7側に垂下した状態で待機される。また、対物レンズ7が設けられたピックアップベース6は、回転駆動機構5のディスクテーブル近傍の内周側で待機し、対物レンズ7とレンズクリーナー20とが離間した状態とされる。
【0041】
このようなレンズクリーナー20によれば、記録媒体カートリッジ8のローディング位置への搬送と連動して、クリーナー本体21が対物レンズ7の移動領域上より退避されるため、光ディスク9と対物レンズ7とのワーキングディスタンスを確実に確保することができる。
【0042】
また、レンズクリーナー20は、記録媒体カートリッジ8が挿入されていないスタンバイ状態において、クリーニングの指示を受けたときに、ピックアップベース6が往復移動され、対物レンズ7のクリーニングが行われるものであるため、クリーニングの回数を必要最小限にとどめることができ、対物レンズ7表面の保護を図ると共に、レンズ傾き精度への影響を最小に抑えることができる。
【0043】
さらに、レンズクリーナー20では、ピックアップベース6のシーク動作を利用して一定の速度で対物レンズ7が摺動されるため、安定したクリーニング効果を得ることができる。また、レンズクリーナー20は、カートリッジホルダ16の搬送動作を利用して対物レンズ7上よりクリーナー本体21が退避されるため、クリーナー本体21の退避用の駆動系及び電力を必要とせず、部品点数の削減及び省電力化に資することができる。
【0044】
ローディング位置に搬送された光ディスク9に対して情報信号の記録又は再生を行う光ピックアップ機構4は、略矩形の筐体からなるピックアップベース6を備え、このピックアップベース6に、少なくとも、半導体レーザなどの図示しない光源と、この光源から照射した光ビームを光ディスク9の信号記録面に収束させて照射する対物レンズ7と、光ディスク9の記録面から反射の戻り光を検出する図示しない光検出器と、対物レンズ7を光ディスク9のフォーカシング方向及びトラッキング方向に駆動させる駆動系が配設されている。
【0045】
ピックアップベース6は、長手方向の両端側6a,6bにピックアップベース6の移動をガイドする一対のガイド軸が挿通される挿通孔43,44が形成されている。また、ピックアップベース6は、ガイド軸に隣接してガイド軸と平行に光ディスク9の径方向に亘って配設されているリードスクリューが係合されている。
【0046】
ガイド軸は、光ディスク9の径方向に亘って平行に設けられ、ピックアップベース6の両端部6a,6bに挿通されることにより、ピックアップベース6の移動をガイドする。
【0047】
リードスクリューは、ガイド軸と平行に設けられるとともに、ピックアップベース6の一側縁部に係合されている。このリードスクリューは、一端にリードスクリューを回転駆動する送りモータが取り付けられ、他端において軸受けに回転自在に支持されている。リードスクリューの軸部には、ネジ溝が形成され、ピックアップベース6がこのネジ溝を摺動可能に係合されている。そして、リードスクリューは、送りモータに回転駆動されることにより、ピックアップベース6を光ディスク9の径方向に亘って移動させることができる。
【0048】
シャーシ15の下方に設けられ、ローディング位置に搬送された記録媒体カートリッジ8の光ディスク9を回転駆動する回転駆動機構5は、光ディスク9をクランプするディスクテーブル46と、先端にディスクテーブル46が設けられたスピンドル軸を備えるスピンドルモータとを有する。
【0049】
そして、回転駆動機構5は、カートリッジホルダ16がローディング位置まで搬送され、光ディスク9がディスクテーブル46にクランプされると、スピンドルモータを駆動することによってディスクテーブル46を回転させ、光ディスク9をCLV(Constant Linear Velocity)、CAV(Constant Angular Velocity)又はこれらの組み合わせで回転する。
【0050】
以上、光ディスクを収納したディスクカートリッジの記録再生装置を例に説明したが、本発明は、上述した光ディスクカートリッジの記録再生装置に限定されて適用されるものではなく、単体で取り扱われるその他の情報記録媒体を収納したディスクカートリッジや、カートリッジに収納されずに用いられる各種情報記録媒体の記録及び/又は再生装置に適用できる。
【0051】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明にかかる記録及び/又は再生装置によれば、記録媒体のローディング操作と連動して、クリーニング部材が対物レンズの移動領域上より退避されるため、記録媒体と対物レンズとのワーキングディスタンスが短くされた場合にも、確実に記録媒体と対物レンズとのワーキングディスタンスを確保することができる。
【0052】
また、本発明にかかる記録及び/又は再生装置は、レンズクリーナーが対物レンズ側に垂下された状態において、クリーニングの指示を受けたピックアップベースが移動されることにより、クリーニング部材に対物レンズが摺動されることから、クリーニングの回数を必要最小限に留めることができ、対物レンズの表面の保護を図ると共に、レンズ傾き精度への影響を最小に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された記録再生装置を示す分解斜視図である。
【図2】上記記録再生装置のカートリッジホルダ、シャーシ及びピックアップベースを示す斜視図である。
【図3】レンズクリーナーを示す分解斜視図である。
【図4】スタンバイ状態におけるレンズクリーナー及び光ピックアップ機構を示す側面図である。
【図5】クリーニング作業中のレンズクリーナー及び光ピックアップ機構を示す側面図である。
【図6】シャーシの背面部側に回動されたレンズクリーナーを示す側面図である。
【符号の説明】
1 記録再生装置、2 装置本体、3 搬送機構、4 光ピックアップ機構、5回転駆動機構、6 ピックアップベース、7 対物レンズ、8 記録媒体カートリッジ、9 光ディスク、10 カートリッジ本体、15 シャーシ、16 カートリッジホルダ、17 プレート、20 レンズクリーナー、21 クリーナー本体、22 回動部材、23 回動支持部材、25 細毛、28 取付部、29 接続部、30 当接部、30a 外周面、32 回動軸、33 挿通孔、35 接続部、43 挿通孔、44 挿通孔

Claims (3)

  1. ピックアップベースと、上記ピックアップベースに設けられ、記録媒体の信号記録面と対峙される対物レンズとを備え、上記記録媒体に光ビームを照射する光ピックアップ機構と、
    上記記録媒体を保持するホルダを備え、上記記録媒体を保持した上記ホルダを装置本体内に引き込むと共に、上記対物レンズと近接又は離間させる方向に搬送するローディング機構と、
    上記ピックアップベースの移動方向の一端側となるホルダ背面の長手方向と平行に支持された回動軸に回動自在に支持された回動部材と、上記回動部材に取り付けられ、上記ピックアップベース側に垂下されるクリーニング位置と、上記ピックアップベースの搬送方向と略平行とされ上記ピックアップベースの移動領域上より退避される退避位置とに亘って回動され、上記対物レンズの塵埃等を払拭するクリーニング部材とを有するレンズクリーナーと、
    上記ホルダを搬送可能に支持すると共に、上記ホルダの上記背面と対峙する一端側側壁に、上記回動部材と当接することにより上記回動軸を支軸として上記回動部材を回動させ上記クリーニング部材を上記退避位置へ回動させるプレートが設けられたシャーシとを備える記録及び/又は再生装置。
  2. 上記クリーニング部材は、上記対物レンズと摺動可能な位置に垂下され
    上記対物レンズは、クリーニングの指示を受けて上記ピックアップベースが移動されることにより、上記クリーニング部材と摺動されることを特徴とする請求項1記載の記録及び/又は再生装置。
  3. 上記回動部材は、略半円筒状に形成され、上記ホルダが上記対物レンズと近接する方向に下降されると、外周面が上記プレートに沿って摺動することにより回動される請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の記録及び/又は再生装置。
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