1.遊技機の機械的構成および電気的構成の説明
パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前端面には前枠2が左側辺部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。この前枠2の前面には下端部に位置して横長な長方形状の下皿板3が固定されており、下皿板3の前面には上面が開口する下皿4が固定されている。この下皿板3の上方には上皿板5が配置されている。この上皿板5は前枠2に装着されたものであり、上皿板5の前面には上面が開口する上皿6が固定されている。
下皿板3の前面には右端部に位置してハンドル台7が固定されている。このハンドル台7には発射ハンドル8が回動可能に装着されており、発射ハンドル8の後方には発射モータ9が固定されている。この発射モータ9は交流電源周波数に同期して駆動する同期モータからなるものであり、発射モータ9には発射ハンドル8が回動操作されることに基いて交流の島電源が供給される。この発射モータ9の回転軸には打球槌10が連結されており、発射ハンドル8が回動操作されたときには打球槌10が発射モータ9を駆動源として打球動作を繰返すことに基づいて上皿6内のパチンコ球を上皿6内から弾き出す。
前枠2の前面には矩形状の窓枠11が装着されている。この窓枠11は円形孔状の窓部12を有するものであり、窓部12の内周面には透明なガラス窓13が固定されている。この窓枠11の後面には左上隅部および右上隅部に位置してスピーカ14が固定されており、各スピーカ14の前方には網状のスピーカカバー15が配置されている。これら各スピーカカバー15は窓枠11に固定されたものであり、各スピーカ14が再生する遊技音は前方のスピーカカバー15を通して放出される。
窓枠11には両スピーカ14間に位置してランプカバー16が固定されており、ランプカバー16の後方には複数の電飾LED17が配置されている。これら各電飾LED17は窓枠11に固定されたものであり、ランプカバー16は電飾LED17が発光することに基いて後方から照明される。
前枠2の後面には、図3に示すように、正方形状の遊技盤18が装着されており、遊技盤18の前面には外レール19および内レール20が固定されている。これら外レール19および内レール20間には左側部に位置して発射通路21が形成されており、打球槌10が弾いたパチンコ球は発射通路21内を通って上昇する。
遊技盤18には遊技領域22が形成されており、遊技領域22内には複数の障害釘23が打込まれている。この遊技領域22は外レール19および内レール20によって囲まれた円形領域(発射通路21の残余領域)を称するものであり、発射通路21内を上昇するパチンコ球は発射通路21の出口24から遊技領域22内に放出され、障害釘23に当りながら遊技領域22内を落下する。この遊技領域22は発射通路21の出口24から放出されたパチンコ球が転動可能な最大範囲である転動領域に相当するものであり、窓枠11のガラス窓13を通して前方から視覚的に認識可能にされている。
遊技領域22内には2個の第1始動口25が固定されている。これら各第1始動口25は上面が開口するポケット状をなすものであり、各第1始動口25内には第1始動口センサ26(図2参照)が固定されている。これら各第1始動口センサ26は近接スイッチからなるものであり、第1始動口25内にパチンコ球が入賞したことを検出して第1始動信号を出力する。尚、第1始動口25は始動口に相当するものである。
遊技領域22内には、図3に示すように、始動口台板27が固定されている。この始動口台板27は第1始動口25相互間に配置されたものであり、始動口台板27の上端部には作動口28が固定されている。この作動口28は上面が開口するポケット状をなすものであり、作動口28内には作動口センサ29(図2参照)が固定されている。この作動口センサ29は近接スイッチからなるものであり、作動口28内にパチンコ球が入賞したことを検出して作動信号を出力する。
始動口台板27には、図4に示すように、作動口28の下方に位置して第2始動口30が固定されている。この第2始動口30は上面が開口するポケット状をなすものであり、第2始動口30内には第2始動口センサ31が固定されている。この第2始動口センサ31は近接スイッチからなるものであり、第2始動口30内にパチンコ球が入賞したことを検出して第2始動信号を出力する。
第2始動口30には可動部材に相当する2枚の羽根板32が装着されている。これら両羽根板32は垂直な閉鎖状態(図4参照)と略水平な開放状態(図5参照)との間で軸33を中心に回動可能にされたものであり、両羽根板32の開放状態では、図5に示すように、第2始動口30の左右両側部を落下するパチンコ球が羽根板32によって捕捉されることに基いて第2始動口30内に入賞し、両羽根板32の閉鎖状態では、図4に示すように、両羽根板32間にパチンコ球の直径寸法程度の球通路が形成されることに基いて第2始動口30に対するパチンコ球の入賞経路が球通路に制限される。この球通路の入口には作動口28が配置されており、両羽根板32の閉鎖状態では球通路の入口が作動口28によって閉鎖されることに基いて第2始動口30に対する入賞経路が廃止される。即ち、第2始動口30は両羽根板32が開放状態に回動することに基いて開放されるものであり、両羽根板32の閉鎖状態で閉鎖される。尚、第2始動口30は拡大状態および縮小状態に変化可能な可変始動口に相当するものである。
両羽根板32は羽根板ソレノイド34のプランジャに機械的に連結されている。この羽根板ソレノイド34は始動口台板27の後面に固定されたものであり、両羽根板32は羽根板ソレノイド34が通断電されることに基いて拡大状態に相当する開放状態および縮小状態に相当する閉鎖状態に回動操作される。
遊技領域22内には、図3に示すように、始動口台板27の上方に位置して中央役物40が装着されている。この中央役物40は第1の大入賞口装置に相当するものであり、次のように構成されている。
遊技領域22内には、図6に示すように、中央役物台板41が固定されている。この中央役物台板41は、図7に示すように、遊技盤18の貫通孔42内に嵌合されたものであり、中央役物台板41の前面には、図6に示すように、上端部に位置して上板43が固定されている。この上板43は、図7に示すように、遊技盤18の前面に対して前方へ突出する庇状をなすものであり、上板43の下方には中板44が配置されている。この中板44は中央役物台板41に固定されたものであり、上板43および中板44間には、図6に示すように、左側面および右側面が開口する中央可変入賞口45が形成されている。この中央可変入賞口45は第1の大入賞口に相当するものであり、左側面および右側面を入口とする部屋状をなしている。
中央役物台板41の後面には、図8に示すように、複数のステー46が固定されており、複数のステー46の後端部には平板状の役物ベース47が固定されている。この役物ベース47の後面には、図7に示すように、役物ソレノイド48が固定されており、役物ソレノイド48の断電時には役物ソレノイド48のプランジャ49がスプリング力で下方の退避位置に保持され、役物ソレノイド48の通電時には役物ソレノイド48のプランジャ49がスプリング力に抗して上方の突出位置に移動する。役物ベース47には複数のスペーサ50が形成されている。これら複数のスペーサ50の後面には平板状のソレノイドカバー51が固定されており、ソレノイドカバー51は役物ソレノイド48を後方から覆っている。
中央役物台板41の前面には、図6に示すように、左右両側部に位置して羽根板52が軸53を中心に回動可能に装着されている。これら両羽根板52は中央役物ソレノイド48のプランジャ49に開閉機構を介して機械的に連結されており、中央役物ソレノイド48の断電時には両羽根板52が垂直な閉鎖状態(実線参照)に保持されることに基づいて中央可変入賞口45の両入口が閉鎖され、中央役物ソレノイド48の通電時には両羽根板52が傾斜した開放状態(二点鎖線参照)に回動する。これら両羽根板52の開放状態では上板43と羽根板52との間にパチンコ球の直径寸法より大きな隙間が形成され、パチンコ球が中央可変入賞口45内に両入口を通して入賞することが許容される。即ち、役物ソレノイド48は中央可変入賞口45を開閉する電気的な駆動源に相当するものである。
中板44の左側部および右側部には、図7に示すように、球通路54が形成されており、中央可変入賞口45内に入賞したパチンコ球は左側部の球通路54および右側部の球通路54のいずれかを通って中板44の下方に落下する。これら各球通路54内には近接スイッチからなる中央役物センサ55(図2参照)が固定されており、各中央役物センサ55は球通路54内を落下するパチンコ球を検出することに基づいて中央役物入賞信号を出力する。
中央役物台板41の前面には、図7に示すように、中板44の下方に位置して第1のステージ56が固定されており、各球通路54内を通過するパチンコ球は第1のステージ56上の前端部に落下する。この第1のステージ56は後方へ向うに従って下降する傾斜板状をなすものであり、第1のステージ56の前端部に落下したパチンコ球は第1のステージ56の傾斜に沿って後方へ転がる。
中央役物台板41の後面には筒状のケース57が固定されている。このケース57は内部空間が入賞室75として機能するものであり、ケース57の上部には第1の役物モータ58が固定されている。また、ケース57には第1の役物モータ58の前方に位置して第1のシャフト59が回転可能に装着されており、第1のシャフト59は減速用の第1のギア機構を介して第1の役物モータ58の回転軸に連結されている。
第1のシャフト59の下端部には第1の振分け部材60が固定されている。この第1の振分け部材60は円板61に複数のピン62を固定してなるものであり、第1の役物モータ58の駆動時には第1の役物モータ58の回転力が第1のギア機構を介して第1のシャフト59に伝達され、第1の振分け部材60の複数のピン62が第1のシャフト59を中心に円周方向へ移動する。この第1の振分け部材60のピン62相互間にはパチンコ球の直径寸法より大きな隙間が形成されており、第1のステージ56上のパチンコ球は第1の振分け部材60のピン62に当りながら向きを変え、ピン62間の隙間を通って後方へ転がる。
第1のステージ56の後端部とケース57との間には球通路63が形成されており、複数のピン62を通過したパチンコ球は球通路63を通して第1のステージ56の下方へ落下する。また、ケース57には後端部に位置して第2の役物モータ64が固定され、第2の役物モータ64の前方に位置して第2のシャフト65が回転可能に装着されており、第2のシャフト65は減速用の第2のギア機構を介して第2の役物モータ64の回転軸に機械的に連結されている。
第2のシャフト65の上端部には入賞室75内に位置して第2のステージ66が固定されている。この第2のステージ66は前方へ向うに従って下降する円板状をなすものであり、第2のステージ66には複数のピン67が固定されている。これら複数のピン67は第2のステージ66と共に第2の振分け部材68を構成するものであり、第2の役物モータ64の駆動時には第2の役物モータ64の回転力が第2のギア機構を介して第2のシャフト65に伝達され、第2の振分け部材68の複数のピン67が第2のシャフト65を中心に円周方向へ移動する。この第2の振分け部材68のピン67相互間にはパチンコ球の直径寸法より大きな隙間が形成されており、第2のステージ66上のパチンコ球は第2の振分け部材68のピン67に当りながら向きを変え、ピン67間の隙間を通って前方へ転がる。
中央役物台板41の前面には、図8に示すように、下板69が固定されており、下板69の左右両側部には入賞室75内に位置して通常領域70が形成され、下板69の左右方向中央部には入賞室75内に位置して特定領域71が形成されている。これら両通常領域70および特定領域71は上面が入賞室75内に開口する通路状をなすものであり、第2のステージ66上を前方へ転がるパチンコ球は左方の通常領域70と中央の特定領域71と右方の通常領域70のいずれかに入賞する。このうち中央の特定領域71内には近接スイッチからなる特定領域センサ72(図2参照)が固定されており、特定領域センサ72はパチンコ球が特定領域71内に入賞したことを検出して特定領域信号を出力する。
中央役物台板41の前面には、図6に示すように、保留球表示器73が装着されている。この保留球表示器73は普通図柄遊技の保留回数を表示するものであり、中央役物台板41の左側部に固定された5個の保留球LED74と中央役物台板41の右側部に固定された同数の保留球LED74とから構成されている。中央役物40は以上のように構成されている。
遊技領域22内には、図3に示すように、始動口台板27の下方に位置して下役物80が装着されている。この下役物80は第2の大入賞口装置に相当するものであり、次のように構成されている。
遊技領域22内には下役物台板81が固定されており、下役物台板81には、図9に示すように、下可変入賞口82が形成されている。この下可変入賞口82は第2の大入賞口に相当するものであり、前面が開口する四角筒状をなしている。
下役物台板81には扉83が下端部の水平な軸84を中心に回動可能に装着されている。この扉83は下役物ソレノイド85のプランジャに機械的に連結されており、下役物ソレノイド85は扉83を垂直状態に回動操作することに基づいて下可変入賞口82の前面を閉鎖し、扉83を前方へ倒れた水平状態に回動操作することに基づいて下可変入賞口82の前面を開放する。即ち、下役物ソレノイド85は下可変入賞口82を開閉する電気的な駆動源に相当するものである。
下可変入賞口82内には近接スイッチからなる下役物センサ86(図2参照)が固定されており、下役物センサ86はパチンコ球が下可変入賞口82内に入賞したことを検出して下役物入賞信号を出力する。下役物80は以上のように構成されている。
遊技領域22内には、図3に示すように、貫通孔状のアウト口91が形成されている。このアウト口91は遊技領域22内の最低部に内レール20に沿って配置されたものであり、両第1始動口25・作動口28・第2始動口30・中央可変入賞口45・下可変入賞口82のいずれにも入賞しなかったパチンコ球は内レール20に沿ってアウト口91内に転がり込む。
遊技領域22内には、図3に示すように、始動口台板27と中央役物台板41との間に位置して表示台板92が固定されており、表示台板92には第1の図柄表示器に相当する普通図柄表示器93が固定されている。この普通図柄表示器93は横一列に並ぶ3個の図柄表示部を有するものであり、各図柄表示部は7セグメント形のLED表示器から構成されている。これら各図柄表示部は「1」〜「8」の数字図柄が表示されるものであり、遊技者には3列の数字図柄の組合せに応じて当りおよび外れが報知される。即ち、3列の数字図柄は遊技者に当りおよび外れを報知する識別図柄および普通図柄に相当し、各列の数字図柄は識別図柄および普通図柄の図柄要素に相当する。
表示台板92には普通図柄表示器93の上方に位置してラウンド表示器94が固定されている。このラウンド表示器94は1個の図柄表示部を有するものであり、図柄表示部は7セグメント形のLED表示器から構成されている。この図柄表示部は識別図柄に相当する「2」・「5」・「7」・「15」のいずれかの数字図柄がラウンド図柄として表示されるものであり、遊技者にはラウンド図柄の種類に応じて当りの内容が報知される。尚、ラウンド図柄表示器94は第2の図柄表示器に相当するものである。
メイン制御回路100はゲーム内容を制御する最上位の制御手段であり、図2に示すように、CPU101とROM102とRAM103を有している。このメイン制御回路100のROM102には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU101はRAM103をワークエリアとしてROM102の制御プログラムおよび制御データに基いて制御動作を実行する。尚、メイン制御回路100は当り判定手段,入賞無効化手段,ラウンド数判定手段,大当り判定手段,役物連続作動装置制御手段,第1の大当り遊技制御手段,条件装置制御手段,第2の大当り遊技制御手段に相当するものである。
入力回路104は両第1始動口センサ26からの第1始動信号・作動口センサ29からの作動信号・第2始動口センサ31からの第2始動信号・両中央役物センサ55からの中央役物入賞信号・特定領域センサ72からの特定領域信号・下役物センサ86からの下役物入賞信号を波形成形してメイン制御回路100に出力するものであり、メイン制御回路100は入力回路104からの第1始動信号・作動信号・第2始動信号のいずれかを検出したときには賞球データ「5」を設定し、中央役物入賞信号を検出したときには賞球データ「10」を設定し、下役物入賞信号を検出したときには賞球データ「15」を設定する。
タイマ回路105はメイン制御回路100に定期的(具体的には4msec毎)にパルス信号を出力するものであり、メイン制御回路100はタイマ回路105からのパルス信号を検出することに基いてメインプログラムを実行位置で停止する。そして、タイマ割込みプログラムを先頭から起動し、タイマ割込みプログラムの終了時にはメインプログラムを停止位置から再開する。
ソレノイド回路106は始動口ソレノイド34を通断電するものであり、メイン制御回路100はソレノイド回路106を駆動制御することに基いて両羽根板32を回動操作し、第2始動口30を開閉操作する。ソレノイド回路107は中央役物ソレノイド48を通断電するものであり、メイン制御回路100はソレノイド回路107を駆動制御することに基いて中央役物40の両羽根板52を回動操作し、中央可変入賞口45を開閉操作する。ソレノイド回路108は下役物ソレノイド85を通断電するものであり、メイン制御回路100はソレノイド回路108を駆動制御することに基いて扉83を回動操作し、下可変入賞口82を開閉操作する。
モータ回路109およびモータ回路110は第1の役物モータ58および第2の役物モータ64を一定方向へ一定速度で継続的に駆動するものであり、メイン制御回路100はモータ回路109およびモータ回路110に駆動指令を出力することに基いて第1の役物モータ58および第2の役物モータ64を一定方向へ一定速度で継続的に駆動し、第1の振分け部材60および第2の振分け部材68の双方を一定方向へ一定速度で継続的に回転させる。
LED回路111は保留球表示器73の保留球LED74を点灯および消灯するものであり、メイン制御回路100はLED回路111を駆動制御することに基いて保留球LED74の点灯個数を制御する。LED回路112は普通図柄表示器93に普通図柄を表示するものであり、メイン制御回路100はLED回路112を駆動制御することに基いて普通図柄表示器93の表示内容を制御する。LED回路113はラウンド表示器94にラウンド図柄を表示するものであり、メイン制御回路100はLED回路112を駆動制御することに基いてラウンド表示器94の表示内容を制御する。
払出制御回路120は賞品球の払出動作を制御するものであり、CPU121とROM122とRAM123を有している。この払出制御回路120のROM122には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU121はRAM123をワークエリアとしてROM122の制御プログラムおよび制御データに基いて払出制御動作を実行する。この払出制御回路120はメイン制御回路100から賞球データが送信されるものであり、賞球データを検出することに基いて賞球データに応じた駆動信号を設定する。
モータ回路124は払出制御回路120から駆動信号の設定結果が与えられるものであり、払出制御回路120からの駆動信号に応じたパルス信号をステッピングモータ125に与える。このステッピングモータ125はパチンコ球を上皿6内に賞品球として払出す賞球払出装置の駆動源として機能するものであり、上皿6内にはステッピングモータ125が駆動することに基いて賞球データに応じた個数の賞品球が払出される。即ち、パチンコ球が第1始動口25・作動口28・第2始動口30のいずれかに入賞したときには少数個(具体的には「5個」)の賞品球が払出され、パチンコ球が中央可変入賞口45に入賞したときには中数個(具体的には「10個」)の賞品球が払出され、パチンコ球が下可変入賞口82に入賞したときには多数個(具体的には「15個」)の賞品球が払出される。
音制御回路130はメイン制御回路100から音コマンドが送信されるものであり、CPU131・ROM132・RAM133を有している。この音制御回路130のCPU131はメイン制御回路100からの音コマンドに基いて音的な演出内容を設定し、演出内容の設定結果に応じた音データをROM132から検出し、音データの検出結果に基いて音信号を生成してスピーカ回路134に送信するものであり、スピーカ回路134は音信号に応じた音を両スピーカ14から出力する。このCPU131の動作はROM132に記録された制御プログラムおよび制御データに基いて行われるものであり、RAM133はCPU131のワークメモリとして機能する。
電飾制御回路140はメイン制御回路100から電飾コマンドが送信されるものであり、CPU141・ROM142・RAM143を有している。この電飾制御回路140のCPU141はメイン制御回路100からの電飾コマンドに基いて電飾的な演出内容を設定し、演出内容の設定結果に応じた電飾データをROM142から検出し、電飾データの検出結果に基いて電飾信号を生成してLED回路144に送信するものであり、LED回路144は複数の電飾LED17を電飾信号に応じた内容で発光させる。このCPU141の動作はROM142に記録された制御プログラムおよび制御データに基いて行われるものであり、RAM143はCPU141のワークメモリとして機能する。
メイン制御回路100は、図10に示すように、メイン基板150に搭載されたものである。このメイン基板150は前枠2の後面側に固定されたものであり、メイン基板150には第1始動情報端子151および第2始動情報端子152が搭載されている。これら第1始動情報端子151および第2始動情報端子152はメイン制御回路100の出力端子OUT1および出力端子OUT2にメイン基板150の配線パターンを介して接続されたものであり、メイン制御回路100のCPU101はパチンコ球が第1始動口25内および第2始動口30内に入賞したことを検出することに基いて出力端子OUT1および出力端子OUT2から第1始動情報端子151および第2始動情報端子152に第1始動信号および第2始動信号を出力する。
メイン基板150には第1の中央役物ラウンド情報端子153および第2の中央役物ラウンド情報端子154が搭載されている。これら第1の中央役物ラウンド情報端子153および第2の中央役物ラウンド情報端子154はメイン制御回路100の出力端子OUT3および出力端子OUT4にメイン基板150の配線パターンを介して接続されたものであり、メイン制御回路100のCPU101は大当りラウンド数として「7」および「15」を設定したときには出力端子OUT3および出力端子OUT4から第1の中央役物ラウンド情報端子153および第2の中央役物ラウンド情報端子154に第1の中央役物ラウンド信号および第2の中央役物ラウンド信号を出力する。
メイン基板150には第1の下役物ラウンド情報端子155および第2の下役物ラウンド情報端子156が搭載されている。これら第1の下役物ラウンド情報端子155および第2の下役物ラウンド情報端子156はメイン制御回路100の出力端子OUT5および出力端子OUT6にメイン基板150の配線パターンを介して接続されたものであり、メイン制御回路100のCPU101は大当りラウンド数として「2」および「5」を設定したときには出力端子OUT5および出力端子OUT6から第1の下役物ラウンド情報端子155および第2の下役物ラウンド情報端子156に第1の下役物ラウンド信号および第2の下役物ラウンド信号を出力する。
前枠2の後面側には情報端子基板160が固定されており、情報端子基板160には第1始動情報中継端子161・第2始動情報中継端子162・第1の中央役物ラウンド情報中継端子163・第2の中央役物ラウンド情報中継端子164・第1の下役物ラウンド情報中継端子165・第2の下役物ラウンド情報中継端子166が搭載されている。これら第1始動情報中継端子161〜第2の下役物ラウンド情報中継端子166はハーネスを介してメイン基板150の第1始動情報端子151〜第2の下役物ラウンド情報端子156に接続されており、第1始動信号〜第2の下役物ラウンド信号はハーネスを通して第1始動情報中継端子161〜第2の下役物ラウンド情報中継端子166に送信される。
情報端子基板160には第1始動情報出力端子171・第2始動情報出力端子172・第1の中央役物ラウンド情報出力端子173・第2の中央役物ラウンド情報出力端子174・第1の下役物ラウンド情報出力端子175・第2の下役物ラウンド情報出力端子176が搭載されており、第1始動情報中継端子161〜第2の下役物ラウンド情報中継端子166は情報端子基板160の配線パターンを介して第1始動情報出力端子171〜第2の下役物ラウンド情報出力端子176に接続されている。これら第1始動情報出力端子171〜第2の下役物ラウンド情報出力端子176はハーネスを介して外部のホールコンピュータに接続されるものであり、ホールコンピュータには第1始動情報出力端子171〜第2の下役物ラウンド情報出力端子176からハーネスを通して第1始動信号〜第2の下役物ラウンド信号が出力される。
尚、第1始動情報出力端子171および第2始動情報出力端子172は始動情報出力手段および可変始動情報出力手段に相当し、第1の中央役物ラウンド情報出力端子173および第2の中央役物ラウンド情報出力端子174は第1の大当り情報出力手段に相当し、第1の下役物ラウンド情報出力端子175および第2の下役物ラウンド情報出力端子176は第2の大当り情報出力手段に相当する。
2.遊技機能の説明
2−1.普通図柄遊技機能
遊技者が上皿6内にパチンコ球を投入して発射ハンドル8を時計回り方向へ回動操作すると、遊技領域22内にパチンコ球が発射され、障害釘23に当りながら落下する。このパチンコ球が作動口28内に入賞すると、普通図柄遊技が開始される。この普通図柄遊技は普通図柄表示器93に普通図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示し、普通図柄の変動停止状態での組合せによって遊技者に当りおよび外れを報知するものであり、普通図柄遊技の詳細は次の通りである。
普通図柄表示器93の左列の図柄表示部・中列の図柄表示部・右列の図柄表示部には左列の図柄要素・中列の図柄要素・右列の図柄要素として「1」〜「8」のいずれかの数字図柄が静止状態で表示されており、パチンコ球が作動口28内に有効に入賞すると、各列の図柄要素が変動開始する。この変動とは各列の図柄要素が移動しながら変化することを称するものであり、各列の図柄要素の移動方向は上から下に設定され、各列の図柄要素の変化順序は「1」→「2」→「3」…→「7」→「8」→「1」…のループ状に設定されている。
3列の図柄要素は(1)左列・(2)右列・(3)中列の順序で変動停止するものであり、遊技者には3列の変動停止状態での組合せによって当りおよび外れが報知される。これら当りおよび外れはパチンコ球が作動口28内に有効に入賞したことを条件にメイン制御回路100が当り乱数値の取得結果に基いて無作為に判定するものであり、3列の変動開始から変動停止に至る所要時間を変動表示時間(可変表示時間)と称する。
当り図柄とは遊技者に当りを報知する3列の組合せ図柄を称するものであり、具体的には左列・中列・右列の3列が同一の組合せ図柄である。外れリーチ図柄とはリーチは発生するものの大当りとならない3列の組合せ図柄を称するものであり、具体的には左列および右列が同一で中列が相違するものである。また、完全外れ図柄とはリーチすら発生しない3列の組合せ図柄を称するものであり、具体的には左列および右列が相違する3列の組合せ図柄を称する。
2−2.第2始動口遊技機能
普通図柄表示器93に当り図柄が停止表示されたときには第2始動口30の両羽根板32が設定時間(具体的には「0.5sec」)の開放を2回行い、第2始動口30が2回開放される。この第2始動口30の開放時にパチンコ球が第2始動口30に入賞すると、中央役物40の両羽根板52が設定時間(具体的には「0.5sec」)の開放を2回行い、中央可変入賞口45が2回開放される。この中央可変入賞口45はパチンコ球が第1始動口25内に入賞した場合にも開放されるものであり、パチンコ球が第1始動口25内に入賞したときには中央可変入賞口45が設定時間(具体的には「0.5sec」)の開放を1回行う。
2−3.中央役物遊技機能
中央可変入賞口45の開放時にパチンコ球が中央可変入賞口45内に入賞すると、球通路54を通して第1のステージ56に供給され、第1のステージ56の傾斜に沿って第1の振分け部材60に供給される。すると、パチンコ球が第1の振分け部材60のピン62に当ることに基いて向きを変えながら後方へ転がり、球通路63を通して第2のステージ66に供給される。この状態ではパチンコ球が第2の振分け部材68のピン67に当ることに基いて向きを変えながら前方へ転がり、左方の通常領域70と中央の特定領域71と右方の通常領域70のいずれかに入賞する。
2−4.ラウンド図柄遊技機能
パチンコ球が中央役物40の特定領域71内に入賞したときにはラウンド図柄遊技が開始される。このラウンド図柄遊技はラウンド表示器94にラウンド図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示し、ラウンド図柄の変動停止状態での種類によって遊技者に大当りの内容を報知するものであり、ラウンド図柄遊技の詳細は次の通りである。
ラウンド表示器94にはラウンド図柄として「2」・「5」・「7」・「15」のいずれかの数字図柄が静止状態で表示されており、パチンコ球が特定領域71内に有効に入賞すると、ラウンド図柄が変動開始する。この変動とはラウンド図柄が移動しながら変化することを称するものであり、ラウンド図柄の移動方向は上から下に設定され、ラウンド図柄の変化順序は「2」→「5」→「7」→「15」→「2」→「5」…のループ状に設定されている。このラウンド図柄は変動開始から固定的な変動表示時間が経過することに基いて変動停止するものであり、ラウンド図柄が「7」および「15」のいずれかで変動停止したときには第1の大当り遊技に相当する中央役物当り遊技が開始され、ラウンド図柄が「2」および「5」のいずれかで変動停止したときには第2の大当り遊技に相当する下役物当り遊技が開始される。これら中央役物当り遊技中および下役物当り遊技中にはスピーカ14から遊技音が出力され、電飾LED17が点滅することに基いて中央役物遊技および下役物遊技が演出される。
2−5.下役物当り遊技機能
下役物当り遊技は下可変入賞口82を開放し、下可変入賞口82内にパチンコ球が入賞すること許容する遊技者有利の状態を発生させるものであり、下可変入賞口82は上限個(具体的には「10個」)のパチンコ球が入賞する個数条件または開放時間が上限値(具体的には「30sec」)に達する時間条件が満足されるまで開放状態に保持される。この下可変入賞口82の個数条件および時間条件を基準とする開閉動作は下役物ラウンドと称されるものである。この下役物ラウンドは第2の大当りラウンドに相当するものであり、上限回に至るまで無条件に繰返される。即ち、ラウンド図柄「2」および「5」は下役役物当り遊技の当選を遊技者に報知する機能に加え、下役物ラウンド回数の抽選結果を遊技者に報知する機能を有しており、ラウンド図柄「2」および「5」が停止表示されたときには下役物ラウンドが「2回」および「5回」だけ無条件に繰返される。
2−6.中央役物当り遊技機能
中央役物当り遊技は中央可変入賞口45を開閉し、中央可変入賞口45内にパチンコ球が入賞すること許容する遊技者有利の状態を発生させるものである。この中央可変入賞口45の開閉動作は第1の大当りラウンドおよび中央役物ラウンドに相当するものであり、中央可変入賞口45に対するパチンコ球の入賞個数が上限値に到達する個数条件・中央可変入賞口45の開放回数が上限値に到達する回数条件・特定領域71内にパチンコ球が入賞する特定入賞条件のいずれかが成立することに基いて終了する。
中央役物ラウンドは特定入賞条件が成立することに基いて停止し、直ちに再開されるものであり、特定入賞条件が成立することなく個数条件および回数条件のいずれかが成立したときには中央役物当り遊技が終了する。この中央役物ラウンドの繰返し回数には上限値が設定されており、中央役物ラウンドの繰返し回数が上限値に達したときにはパチンコ球が特定領域71内に侵入しても無関係に中央役物ラウンドが再開されず、中央役物遊技が終了する。ラウンド図柄「7」および「15」は中央役物当り遊技の当選を遊技者に報知する機能に加え、中央役物ラウンド回数の抽選結果を遊技者に報知する機能を有しており、ラウンド図柄「7」および「15」が停止表示されたときには中央役物ラウンドの限度回数が「7回」および「15回」に設定される。
2−7.普通図柄遊技保留機能
普通図柄遊技を即座に開始できない普通図柄遊技中・ラウンド図柄遊技中・中央役物遊技中・中央役物当り遊技中・下役物当り遊技中にパチンコ球が作動口28内に有効に入賞したときには普通図柄遊技が保留される。この普通図柄遊技の保留回数には上限値が設定されており、保留回数が上限値に到達した状態でパチンコ球が作動口28内に入賞したときには普通図柄遊技が保留されない。この普通図柄遊技が保留されないパチンコ球の入賞を無効な入賞と称し、普通図柄遊技が保留される入賞を有効な入賞と称する。保留球表示器73は普通図柄遊技の保留回数を保留球LED74の点灯個数で報知するものであり、パチンコ球が作動口28内に有効に入賞したときには保留球LED74の点灯個数が増えることに基いて保留回数の増加が報知され、普通図柄遊技が開始されたときには保留球LED74の点灯個数が減ることに基いて保留回数の減少が報知される。
3.メイン制御回路100の内部処理の説明
3−1.メイン処理
メイン制御回路100のCPU101は主電源が投入されると、図11のステップS1でランダムカウンタR1〜R5の計測値,カウンタN1〜N7の計測値,タイマT1〜T8の計測値,各種フラグの設定結果,当りの判定結果,外れリーチの判定結果,普通図柄の設定結果,ラウンド図柄の設定結果等のRAM103の全データを初期設定する。そして、ステップS2でモータ回路109に駆動指令を出力することに基いて中央役物40の第1の振分け部材60を駆動し、ステップS3でモータ回路110に駆動指令を出力することに基いて中央役物40の第2の振分け部材68を駆動する。次に、ステップS4へ移行し、ステップS4〜S8をループ状に繰返す。
CPU101はステップS4へ移行すると、ランダムカウンタR5の現在の計測値に「1」を加算する。このランダムカウンタR5は普通図柄の左列の図柄要素,中列の図柄要素,右列の図柄要素を「1〜8」の図柄要素群の中から選択するものであり、完全外れおよび外れリーチの判定時にのみ活用される。このランダムカウンタR5は3桁のカウンタからなるものであり、1桁目は、図12に示すように、「0」から「7」に加算された後に「0」に戻して循環的に加算される。この1桁目の加算処理はメインプログラムの1ループ毎に「1」ずつ行われるものであり、2桁目は1桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」ずつ加算され、3桁目は2桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」ずつ加算される。
CPU101は図11のステップS4でランダムカウンタR5を更新すると、ステップS5でランダムカウンタR5の更新結果の1桁目と3桁目とを比較する。ここで両者が相違していることを検出すると、ステップS6でランダムカウンタR5の更新結果をRAM103の完全外れ図柄エリアに格納する。即ち、完全外れ図柄エリアは、図12に示すように、左列および右列が相違する完全外れ図柄の基礎データが格納されるものであり、完全外れ図柄エリアの格納データはメインプログラムがループすることに基いて更新される。
CPU101は図11のステップS5でランダムカウンタR5の1桁目と3桁目とが同一であることを検出すると、ステップS7でランダムカウンタR5の1桁目と2桁目とを比較する。ここで両者が相違していることを検出すると、ステップS8でランダムカウンタR5の更新結果をRAM103の外れリーチ図柄エリアに格納する。即ち、外れリーチ図柄エリアは、図12に示すように、左列および右列が同一で中列が相違する外れリーチ図柄の基礎データが格納されるものであり、外れリーチ図柄エリアの格納データはメインプログラムがループすることに基いて更新される。
3−2.タイマ割込み処理
CPU101はタイマ回路105からのパルス信号を検出すると、図11のメインプログラムを途中位置で停止してタイマ割込みプログラムを起動する。このタイマ割込みプログラムは、図13に示すように、ステップS11のカウンタ更新処理〜ステップS20の中央役物当り遊技処理を当該順序で行うものであり、CPU101はタイマ割込みプログラムを終えたときにはメインプログラムを停止位置から再開する。以下、タイマ割込みプログラムについて詳述する。
3−2−1.カウンタ更新処理
CPU101は図13のステップS11へ移行すると、ランダムカウンタR1〜R4の現在の計測値を更新する。ランダムカウンタR1は、図14の(a)に示すように、普通図柄遊技の当りの発生の有無を抽選する当り乱数値に相当するものである。このランダムカウンタR1はタイマ割込みプログラムの起動毎に「1」ずつ加算されるものであり、初期値「0」から上限値「19」に加算された後に「0」に戻して循環的に加算される。ランダムカウンタR2は外れの判定時に判定結果を完全外れおよび外れリーチに振分ける外れリーチ乱数値に相当するものである。このランダムカウンタR2はタイマ割込みプログラムの起動毎に「1」ずつ加算されるものであり、初期値「0」から上限値「49」に加算された後に「0」に戻して循環的に加算される。
ランダムカウンタR3は当り図柄を当り図柄群「1〜8」の中から選択する当り図柄乱数値に相当するものである。このランダムカウンタR3はタイマ割込みプログラムの起動毎に「1」ずつ加算されるものであり、初期値「0」から上限値「7」に加算された後に「0」に戻して循環的に加算される。ランダムカウンタR4はラウンド数(ラウンド図柄)を「2,5,7,15」の中から選択するラウンド数乱数値に相当するものである。このランダムカウンタR4はタイマ割込みプログラムの起動毎に「1」ずつ加算されるものであり、初期値「0」から上限値「20」に加算された後に「0」に戻して循環的に加算される。
3−2−2.作動信号処理
CPU101は図13のステップS11のカウンタ更新処理を終えると、図15のステップS21で作動口センサ29からの作動信号の有無を判断する。ここで作動信号を検出したときにはステップS22へ移行し、払出制御回路120に賞球データPsを送信する。すると、払出制御回路120は賞球データPsを検出することに基いて駆動信号Dsを設定し、払出モータ125を駆動信号Dsに応じた量だけ駆動することに基いて少数個(具体的には「5個」)の賞品球を上皿6内に払出す。
CPU101はステップS22で賞球データPsを送信すると、ステップS23でカウンタN1の現在の計測値をROM102に予め記録された上限値(具体的には10)と比較する。このカウンタN1は普通図柄遊技の保留回数を計測するものであり、CPU101はステップS23で「N1<上限値」を検出したときには普通図柄遊技の保留回数が上限値に到達していないと判断する。そして、ステップS24へ移行し、ランダムカウンタR1〜R3の現在の計測値を取得する。
メイン制御回路100のRAM103には、図16に示すように、10個の保留データエリアが設けられている。これら10個の保留データエリアには使用順序「1」〜「10」が割付けられており、CPU101は図15のステップS24でランダムカウンタR1〜R3の計測値を取得すると、ステップS25で未使用の保留データエリアのうち使用順序が最小のエリアにランダムカウンタR1〜R3の取得結果を格納する。例えば使用順序「1」〜「2」の保留データエリアにランダムカウンタR1〜R3が格納されているときには使用順序が最小の空欄の保留データエリア「3」にランダムカウンタR1〜R3が格納される。
CPU101はステップS25でランダムカウンタR1〜R3を格納すると、ステップS26でカウンタN1に「1」を加算することに基いて普通図柄遊技の保留回数を更新し、ステップS27でLED回路111に保留球表示信号を送信する。この保留球表示信号はカウンタN1の加算結果に一致する数の保留球LED74を点灯することをLED回路111に指令するものであり、LED回路111は保留球表示信号に応じた数の保留球LED74を点灯させることに基いて遊技者に普通図柄遊技の保留回数を報知する。
3−2−3.普通図柄遊技開始処理
CPU101は図17のステップS31へ移行すると、普通図柄遊技フラグの設定状態に基いて普通図柄遊技の実行状態を検出する。ここで普通図柄遊技フラグがオフ状態に設定されていることを検出したときには普通図柄遊技が停止していると判断し、ステップS32へ移行する。
CPU101はステップS32へ移行すると、第2始動口遊技フラグの設定状態に基いて第2始動口遊技の実行状態を検出する。ここで第2始動口遊技フラグがオフ状態に設定されていることを検出したときには第2始動口遊技が停止していると判断し、ステップS33へ移行する。
CPU101はステップS33へ移行すると、中央役物遊技フラグの設定状態に基いて中央役物遊技の実行状態を検出する。ここで中央役物遊技フラグがオフ状態に設定されていることを検出したときには中央役物遊技が停止していると判断し、ステップS34へ移行する。
CPU101はステップS34へ移行すると、ラウンド図柄遊技フラグの設定状態に基いてラウンド図柄遊技の実行状態を検出する。ここでラウンド図柄遊技フラグがオフ状態に設定されていることを検出したときにはラウンド図柄遊技が停止していると判断し、ステップS35へ移行する。
CPU101はステップS35へ移行すると、中央役物当り遊技フラグの設定状態に基いて中央役物当り遊技の実行状態を検出する。ここで中央役物当り遊技フラグがオフ状態に設定されていることを検出したときには中央役物当り遊技が停止していると判断し、ステップS36へ移行する。
CPU101はステップS36へ移行すると、下役物当り遊技フラグの設定状態に基いて下役物当り遊技の実行状態を検出する。ここで下役物当り遊技フラグがオフ状態に設定されていることを検出したときには下役物当り遊技が停止していると判断し、ステップS37へ移行する。即ち、普通図柄遊技開始処理は普通図柄遊技・第2始動口遊技・中央役物遊技・ラウンド図柄遊技・中央役物当り遊技・下役物当り遊技の全てが停止している場合に実行されるものである。
CPU101はステップS37へ移行すると、RAM103の保留データエリア「1」にランダムカウンタR1〜R3が格納されているか否かを判断する。ここで保留データエリア「1」にランダムカウンタR1〜R3が格納されていることを検出したときにはステップS38へ移行し、RAM103の保留データエリア「1」からランダムカウンタR1の取得結果を検出して1個の当り値「7」と比較する。この当り値はメイン制御回路100のROM102に予め記録されたものであり、CPU101はランダムカウンタR1の取得結果が当り値「7」と相違していることを検出したときには外れと判定し、ランダムカウンタR1の取得結果が当り値「7」と同一であることを検出したときには当りと判定する。即ち、当りは「1/20」の一定確率で判定されるものである。
CPU101はステップS38で当りおよび外れを判定すると、ステップS39で当りおよび外れの判定結果を検出する。ここで当りを検出したときにはステップS40へ移行し、保留データエリア「1」からランダムカウンタR3の取得結果を検出し、ランダムカウンタR3の検出結果に基いて当り図柄を設定する。この当り図柄は左列の図柄要素・中列の図柄要素・右列の図柄要素が同一の揃い数字からなるものであり、CPU101は各列の図柄要素を「R3+1」に設定する。例えばランダムカウンタR3の検出結果が「6」であるときには図柄要素「7」が設定され、当り図柄が「777」に設定される。
CPU101はステップS39で外れを検出すると、ステップS41でRAM103の保留データエリア「1」から外れリーチ判定用のランダムカウンタR2の取得結果を検出し、10個の外れリーチ値「0〜9」と比較する。これら外れリーチ値はメイン制御回路100のROM102に予め記録されたものであり、CPU101はステップS41でランダムカウンタR2の検出結果が10個の外れリーチ値のいずれかと同一であることを検出したときには外れリーチと判定し、ランダムカウンタR2の検出結果が10個の外れリーチ値のいずれとも同一でないことを検出したときには完全外れと判定する。
CPU101はステップS41で外れリーチおよび完全外れを判定すると、ステップS42で外れリーチおよび完全外れの判定結果を検出する。ここで外れリーチを検出したときにはステップS43へ移行し、RAM103の外れリーチ図柄エリアからランダムカウンタR5の格納結果を検出する。そして、ランダムカウンタR5の1桁目〜3桁目の各数字に「1」を加算し、外れリーチ図柄を設定する。例えばランダムカウンタR5の格納結果が「010」であるときには各列の数字に「1」が加算され、外れリーチ図柄が「121」に設定される。
CPU101はステップS42で完全外れを検出すると、ステップS44へ移行する。ここでRAM103の完全外れ図柄エリアからランダムカウンタR5の格納結果を検出し、ランダムカウンタR5の1桁目〜3桁目の各数字に「1」を加算することに基いて完全外れ図柄を設定する。例えばランダムカウンタR5の格納結果が「001」であるときには各列の数字に「1」が加算され、完全外れ図柄が「112」に設定される。
CPU101はステップS45へ移行すると、当り・外れリーチ・完全外れの判定結果を検出する。ここで完全外れを検出したときにはステップS46で非リーチ用のシーケンスデータを設定し、ステップS47でタイマT1にROM102に予め記録された普通図柄遊技時間をセットする。また、ステップS45で当りおよび外れリーチのいずれかを検出したときにはステップS48でリーチ用のシーケンスデータを設定し、ステップS49でタイマT1にROM102に予め記録された普通図柄遊技時間をセットする
図18の(a)は完全外れの検出時に設定される非リーチ用のシーケンスデータを示すものであり、非リーチ用のシーケンスデータには左図柄停止信号および右図柄停止信号がROM102に予め記録された固定的なタイミングt1およびt2で設定される。これら左図柄停止信号および右図柄停止信号は普通図柄の左列の図柄要素および右列の図柄要素を設定結果で変動停止させるための表示信号であり、完全外れの検出時には非リーチ用のシーケンスデータが実行され、左列の図柄要素および右列の図柄要素が当該順序で変動停止する。
図18の(b)は大当りおよび外れリーチの検出時に設定されるリーチ用のシーケンスデータを示すものであり、リーチ用のシーケンスデータには左図柄停止信号および右図柄停止信号がROM102に予め記録された固定的なタイミングt1およびt2で設定され、中図柄低速変動信号がROM102に予め記録された固定的なタイミングt3で設定される。この中図柄低速変動信号は普通図柄の中列の図柄要素を予め設定された低速度で変動表示するための表示信号であり、大当りおよび外れリーチの検出時にはリーチ用のシーケンスデータが実行され、左列の図柄要素および右列の図柄要素が当該順序で変動停止した後に中列の図柄要素が低速変動状態に切換わる。
CPU101は図17のステップS50へ移行すると、カウンタN1から「1」を減算することに基いて普通図柄遊技の保留回数を減算し、ステップS51でRAM103の保留データエリアを整理する。この処理は保留データエリア「1」のランダムカウンタR1〜R3を消去し、保留データエリア「2」を含んだ以後にランダムカウンタR1〜R3が格納されているときにはランダムカウンタR1〜R3を使用順序が1個前の保留データエリアに移動するものであり、例えば保留データエリア「1」〜「3」にランダムカウンタR1〜R3が格納されているときには保留データエリア「1」のランダムカウンタR1〜R3が消去され、保留データエリア「2」のランダムカウンタR1〜R3および保留データエリア「3」のランダムカウンタR1〜R3が1個前の保留データエリア「1」および保留データエリア「2」に移動される。
CPU101はステップS51で保留データエリアを整理すると、ステップS52でLED回路111に保留球表示信号を送信する。この保留球表示信号はカウンタN1の減算結果に一致する数の保留球LED74を点灯することをLED回路111に指令するものであり、LED回路111は保留球表示信号に応じた数の保留球LED74を点灯させることに基いて遊技者に普通図柄遊技の保留回数を報知する。
CPU101はステップS52で保留球表示信号を送信すると、ステップS53でLED回路112に変動開始信号を出力し、ステップS54で普通図柄遊技フラグをオン状態にセットする。この変動開始信号は普通図柄表示器93の左列の図柄要素・中列の図柄要素・右列の図柄要素を同時に変動開始する表示信号であり、普通図柄遊技は普通図柄が変動開始信号の出力に基いて変動開始することで始まる。
3−2−4.普通図柄遊技終了処理
CPU101は図19のステップS61へ移行すると、普通図柄遊技フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで普通図柄遊技フラグがオン状態に設定されていることを検出したときには普通図柄遊技が実行中であると判断し、ステップS62でシーケンスデータの設定結果からタイマT1の現在の計測値に応じた表示信号を検出する。そして、表示信号の検出結果をLED回路112に出力し、普通図柄表示器93にシーケンスデータの設定結果に応じた内容の表示を行うことで普通図柄遊技を実行する。
CPU101はステップS63へ移行すると、タイマT1から設定値を減算することに基いて普通図柄遊技の残り時間を更新する。そして、ステップS64へ移行し、タイマT1の減算結果を「0」と比較する。ここでタイマT1の減算結果が「0」であることを検出したときには普通図柄遊技の終了を判断し、ステップS65でLED回路112に変動停止信号を出力する。この変動停止信号は普通図柄の中列の図柄要素を設定結果で変動停止させる表示信号であり、普通図柄遊技は最終の中列の図柄要素が設定結果で変動停止することに基いて終了し、普通図柄の組合せは最終の中列の図柄要素が変動停止することに基いて確定する。
CPU101はステップS65で変動停止信号を出力すると、ステップS66で当りおよび外れの判定結果を検出する。ここで外れを検出したときにはステップS71へ移行し、普通図柄遊技フラグをオフ状態に設定することに基いて普通図柄遊技の終了を記録する。
CPU101はステップS66で当りを検出すると、ステップS67でカウンタN2にROM102に予め記録された設定値(具体的には「2」)をセットする。このカウンタN2は第2始動口30の開放回数を計測するものであり、CPU101はステップS67でカウンタN2をセットすると、ステップS68でタイマT2にROM102に予め記録された設定値(具体的には「0.5msec」)をセットする。このタイマT2は第2始動口30の開放時間を計測するものであり、CPU101はステップS68でタイマT2をセットしたときにはステップS69へ移行する。
CPU101はステップS69へ移行すると、ソレノイド回路106を通して始動口ソレノイド34を駆動することに基いて両羽根板32を開放状態に回動操作し、第2始動口30を開放する。そして、ステップS70で第2始動口遊技フラグをオン状態に設定することに基いて第2始動口遊技が実行中であることを記録し、ステップS71で普通図柄遊技フラグをオフ状態に設定する。即ち、第2始動口30は普通図柄表示器93に当り図柄が停止表示されることに基いて開放されるものである。
3−2−5.第2始動口処理
CPU101は図20のステップS81へ移行すると、第2始動口遊技フラグの設定状態に基いて第2始動口遊技の実行状態を判断する。ここで第2始動口フラグがオン状態に設定されていることを検出したときには第2始動口遊技が実行されている(第2始動口30が開放されている)と判断し、ステップS82へ移行する。
CPU101はステップS82へ移行すると、タイマT2から設定値を減算することに基いて第2始動口30の残り開放時間を更新し、ステップS83でタイマT2の減算結果を「0」と比較する。ここで「T2>0」を検出したときにはステップS84へ移行し、第2始動口センサ31からの第2始動信号の有無を判断する。
CPU101はステップS84で第2始動信号を検出すると、ステップS85で第2始動口フラグをオン状態に設定し、パチンコ球が第2始動口30に入賞したことを記録する。そして、ステップS86で払出制御回路120に賞球データPsを送信し、ステップS100で出力端子OUT2から第2始動信号を出力する。すると、払出制御回路120は賞球データPsを検出することに基いて駆動信号Dsを設定し、払出モータ125を駆動信号Dsに応じた量だけ駆動することに基いて少数個(具体的には「5個」)の賞品球を上皿6内に払出す。
CPU101はステップS83で「T2=0」を検出すると、ステップS87でソレノイド回路106を通して始動口ソレノイド34を断電することに基いて両羽根板32を閉鎖状態に回動させ、第2始動口30を閉鎖する。そして、ステップS88へ移行し、カウンタN2から「1」を減算する。このカウンタN2は第2始動口30の開放回数を計測するものであり、普通図柄遊技で当りが発生することに基いて「2」に初期設定されている。即ち、CPU101は第2始動口30の1回目の開放が終了することに基いてステップS88でカウンタN2を「2」から「1」に減算し、ステップS89で「N2=1」を検出してステップS90へ移行する。
CPU101はステップS90へ移行すると、タイマT2に設定値をセットする。そして、ステップS91で始動口ソレノイド34を駆動し、第2始動口30の2回目の開放動作を開始する。
CPU101は第2始動口30の2回目の開放状態で「T2=0」を検出すると、ステップS88でカウンタN2から「1」を減算する。この場合にはステップS89で「N2=0」を検出し、ステップS92へ移行する。ここで第2始動口フラグの設定状態を判断し、第2始動口フラグのオフを検出したときにはステップS99で第2始動口遊技フラグをオフ状態に設定し、第2始動口遊技を終える。
CPU101はステップS92で第2始動口フラグのオンを検出すると、第2始動口遊技中にパチンコ球が第2始動口30に入賞したと判断し、ステップS93でカウンタN3にROM102に予め記録された設定値(具体的には「2」)をセットする。このカウンタN3は中央可変入賞口45の開放回数を計測するものであり、CPU101はステップS93でカウンタN3をセットしたときにはステップS94へ移行する。
CPU101はステップS94へ移行すると、タイマT3にROM102に予め記録された設定値(具体的には「0.5sec」)をセットする。このタイマT3は中央可変入賞口45の開放時間を計測するものであり、CPU101はステップS94でタイマT3をセットしたときにはステップS95へ移行する。
CPU101はステップS95へ移行すると、タイマT4にROM102に予め記録された設定値(具体的には「4sec」)をセットしてステップS96へ移行する。このタイマT4は中央役物遊技時間を計測するものであり、中央可変入賞口45の開放時に中央可変入賞口45内に入賞したパチンコ球が特定領域71内に侵入するまでに必要な時間に初期設定される。
CPU101はステップS96へ移行すると、ソレノイド回路107を通して中央役物ソレノイド48を駆動し、中央可変入賞口45を開放する。そして、ステップS97で中央役物遊技フラグをオン状態に設定し、中央役物遊技が実行中であることを記録する。次に、ステップS98で第2始動口フラグをオフ状態にリセットし、ステップS99で第2始動口遊技フラグをオフ状態にリセットすることに基いて第2始動口遊技の終了を記録する。即ち、パチンコ球が第2始動口30に入賞したときには1回目の開放時であるか2回目の開放時であるかに拘らず、中央可変入賞口45が開放される。
3−2−6.第1始動口処理
CPU101は図21のステップS110へ移行すると、第1始動口センサ26からの第1始動信号の有無を判断する。ここで第1始動信号が有ることを検出したときにはステップS111で払出制御回路120に賞球データPsを送信し、ステップS123で出力端子OUT1から第1始動信号を出力する。すると、払出制御回路120は賞球データPsを検出することに基いて駆動信号Dsを設定し、払出モータ125を駆動信号Dsに応じた量だけ駆動することに基いて少数個(具体的には「5個」)の賞品球を上皿6内に払出す。
CPU101はステップS123で第1始動信号を出力すると、ステップS112で普通図柄遊技フラグの設定状態に基いて普通図柄遊技の実行状態を判断する。ここで普通図柄遊技フラグがオフ状態に設定されていることを検出したときには普通図柄遊技が停止していると判断し、ステップS113へ移行する。
CPU101はステップS113へ移行すると、第2始動口遊技フラグの設定状態に基いて第2始動口遊技の実行状態を判断する。ここで第2始動口遊技フラグがオフ状態に設定されていることを検出したときには第2始動口遊技が停止していると判断し、ステップS114へ移行する。
CPU101はステップS114へ移行すると、中央役物遊技フラグの設定状態に基いて中央役物遊技の実行状態を判断する。ここで中央役物遊技フラグがオフ状態に設定されていることを検出したときには中央役物遊技が停止していると判断し、ステップS115へ移行する。
CPU101はステップS115へ移行すると、ラウンド図柄遊技フラグの設定状態に基いてラウンド図柄遊技の実行状態を判断する。ここでラウンド図柄遊技フラグがオフ状態に設定されていることを検出したときにはラウンド図柄遊技が停止していると判断し、ステップS116へ移行する。
CPU101はステップS116へ移行すると、中央役物当り遊技フラグの設定状態に基いて中央役物当り遊技の実行状態を判断する。ここで中央役物当り遊技フラグがオフ状態に設定されていることを検出したときには中央役物当り遊技が停止していると判断し、ステップS117へ移行する。
CPU101はステップS117へ移行すると、下役物当り遊技フラグの設定状態に基いて下役物当り遊技の実行状態を判断する。ここで下役物当り遊技フラグがオフ状態に設定されていることを検出したときには下役物当り遊技が停止していると判断し、ステップS118へ移行する。
CPU101はステップS118へ移行すると、カウンタN3にROM102に予め記録された設定値(具体的には「1」)をセットする。このカウンタN3は中央可変入賞口45の開放回数を計測するものであり、パチンコ球が第1始動口25内に入賞したときには中央可変入賞口45の開放回数として「1」が設定される。
CPU101はステップS118でカウンタN3をセットすると、ステップS119でタイマT3にROM102に予め記録された設定値(具体的には「0.5sec」)をセットする。このタイマT3は中央可変入賞口45の開放時間を計測するものであり、CPU101はステップS119でタイマT3をセットしたときにはステップS120でタイマT4にROM102に予め記録された設定値(具体的には「4sec」)をセットする。このタイマT4は中央役物遊技時間を計測するものであり、上述したように、中央可変入賞口45の開放時に中央可変入賞口45内に入賞したパチンコ球が特定領域71内に侵入するまでに必要な時間に初期設定される。
CPU101はステップS120でタイマT4をセットすると、ステップS121で中央可変入賞口45を開放する。そして、ステップS122へ移行し、中央役物遊技フラグをオン状態に設定することに基いて中央役物遊技が実行中であることを記録する。即ち、普通図柄遊技・第2始動口遊技・中央役物遊技・ラウンド図柄遊技・中央役物当り遊技・下役物当り遊技の全てが停止した状態でパチンコ球が第1始動口25内に入賞したときには可変入賞口45が開放され、普通図柄遊技・第2始動口遊技・中央役物遊技・ラウンド図柄遊技・中央役物当り遊技・下役物当り遊技のいずれかが実行された状態でパチンコ球が第1始動口25内に入賞したときには可変入賞口45が開放されず、賞品球の払出しのみが行われる。
3−2−7.中央役物遊技処理
CPU101は図22のステップS131で中央役物遊技フラグがオン状態に設定されていることを検出すると、中央役物遊技が実行されていると判断する。そして、ステップS132へ移行し、入賞待ちフラグの設定状態を判断する。この入賞待ちフラグは中央可変入賞口45の最終回の開放が終了することに基いてオン状態に設定されるものであり、中央可変入賞口45の開放直後はオフ状態にリセットされている。
CPU101はステップS132で入賞待ちフラグのオフを検出すると、ステップS133でタイマT3から設定値を減算することに基いて中央可変入賞口45の残り開放時間を更新する。そして、ステップS134へ移行し、タイマT3の減算結果を「0」と比較する。ここで「T3>0」を検出したときにはステップS141へ移行し、タイマT4から設定値を減算することに基いて中央役物遊技の残り時間を更新する。
CPU101はステップS141でタイマT4を減算すると、ステップS142でタイマT4の減算結果を「0」と比較する。ここで「T4>0」を検出したときにはステップS143へ移行し、中央役物入賞信号の有無を判断する。この中央役物入賞信号はパチンコ球が中央可変入賞口45内に入賞することに基いて中央役物センサ55から出力されるものであり、CPU101はステップS143で中央役物入賞信号を検出したときにはステップS144へ移行する。
CPU101はステップS144へ移行すると、払出制御回路120に賞球データPmを送信する。すると、払出制御回路120は賞球データPmを検出することに基いて駆動信号Dmを設定し、払出モータ125を駆動信号Dmに応じた量だけ駆動することに基いて中数個(具体的には「10個」)の賞品球を上皿6内に払出す。
CPU101はステップS145へ移行すると、特定領域信号の有無を判断する。この特定領域信号はパチンコ球が特定領域71内に入賞することに基いて特定領域センサ72から出力されるものであり、CPU101はステップS145で特定領域信号を検出したときにはステップS146へ移行する。
CPU101はステップS146へ移行すると、特定領域フラグの設定状態を判断する。ここで特定領域フラグがオフ状態に設定されていることを検出したときにはステップS147へ移行し、ランダムカウンタR4の現在の計測値を取得する。そして、ステップS148へ移行し、ランダムカウンタR4の取得結果に基いてラウンド数を設定する。
図23はメイン制御回路100のROM102に予め記録されたラウンド数テーブルを示すものである。このラウンド数テーブルはランダムカウンタR4とラウンド数との関係が記録されたものであり、CPU101は図22のステップS148で図23のラウンド数テーブルからランダムカウンタR4の取得結果に応じたラウンド数を選択的に設定する。即ち、ラウンド数はパチンコ球が特定領域71内に入賞することに基いて乱数値に応じて抽選で設定されるものである。
CPU101は図22のステップS148でラウンド数を設定すると、ステップS149で特定領域フラグをオン状態に設定することに基いてパチンコ球が特定領域71内に入賞したことを記録する。従って、パチンコ球が特定領域71内に再び入賞したときにはステップS146で特定領域フラグのオンが検出されるので、ラウンド数の設定処理が繰返されない。
CPU101はステップS134で「T3=0」を検出すると、中央可変入賞口45の残り開放時間が「0」になったと判断する。そして、ステップS135で中央役物ソレノイド48を断電することに基いて中央可変入賞口45を閉鎖し、ステップS136でカウンタN3から「1」を減算する。このカウンタN3は中央可変入賞口45の開放回数を計測するものであり、パチンコ球が第1始動口25内に入賞したときには「1」に初期設定され、パチンコ球が第2始動口30に入賞したときには「2」に初期設定されている。従って、パチンコ球が第1始動口25内に入賞したときには中央可変入賞口45の1回目の開放動作が終了した時点で「1」から「0」に減算され、パチンコ球が第2始動口30内に入賞したときには中央可変入賞口45の1回目の開放動作が終了した時点で「2」から「1」に減算される。
CPU101はステップS136でカウンタN3を減算すると、ステップS137でカウンタN3の減算結果を「0」と比較する。例えばパチンコ球が第1始動口25内に入賞したときには中央可変入賞口45の1回目の開放動作が終了した時点で「1」から「0」に減算されているので、CPU101はステップS137で「N3=0」を検出してステップS140へ移行する。また、パチンコ球が第2始動口30内に入賞したときには中央可変入賞口45の1回目の開放動作が終了した時点で「2」から「1」に減算されているので、ステップS137で「N3>0」を検出する。そして、ステップS138でタイマT3を再設定し、ステップS139で中央可変入賞口45を再開放する。この状態で「T3=0」を検出したときにはステップS134からステップS135へ移行し、中央可変入賞口45を閉鎖する。次に、ステップS136でカウンタN3を「1」から「0」に減算し、ステップS137で「N3=0」を検出してステップS140へ移行する。
CPU101はステップS140へ移行すると、入賞待ちフラグをオン状態に設定する。この状態ではステップS132で入賞待ちフラグのオンが検出され、ステップS141でタイマT4が減算され、ステップS142で「T4=0」が検出されるまで特定領域信号の有無が判断される。即ち、中央可変入賞口45の最終回の開放動作が終了した後には中央可変入賞口45が閉鎖状態に保持され、パチンコ球が特定領域71内に入賞するか否かだけが判断される。
CPU101はステップS142で「T4=0」を検出すると、中央役物遊技の残り時間が「0」になったと判断する。そして、S150で入賞待ちフラグをオフ状態にリセットし、ステップS151で特定領域フラグの設定状態を判断する。ここで特定領域フラグがオフ状態に設定されていることを検出したときにはステップS155で中央役物遊技フラグをオフ状態に設定し、中央役物遊技を終える。
CPU101はステップS151で特定領域フラグがオン状態に設定されていることを検出すると、特定領域フラグをオフする。そして、ステップS152でタイマT5にROM102に予め記録された設定値(具体的には「5sec」)をセットする。このタイマT5はラウンド図柄遊技時間を計測するものであり、CPU101はステップS152でタイマT5をセットしたときにはステップS153へ移行する。
CPU101はステップS153へ移行すると、LED回路113に表示信号を出力する。この表示信号はLED回路113にラウンド図柄の変動開始を指令するものであり、LED回路113は表示信号を検出することに基いてラウンド表示器94にラウンド図柄を「2」→「5」→「7」→「15」→「2」→・・・の順序で循環的に変動表示し、ラウンド図柄遊技を開始する。
CPU101はステップS153へラウンド図柄の変動表示を開始すると、ステップS154でラウンド図柄遊技フラグをオン状態に設定することに基いてラウンド図柄遊技が実行中であることを記録する。そして、ステップS155へ移行し、中央役物遊技フラグをオフすることに基いて中央役物遊技を終える。
中央役物遊技は中央役物遊技フラグのオン状態で実行される。この中央役物遊技のオン状態でパチンコ球が第1始動口25内に入賞したときには図21のステップS114で中央役物遊技中であることが検出されるので、ステップS118〜S122が実行されず、パチンコ球が第1始動口25内に入賞したことが賞品球の払出しを除いて無効化される。しかも、中央役物遊技のオン状態では図17のステップS33で中央役物遊技中であることが検出されるので、普通図柄遊技が実行されず、第2始動口30が開放されることはない。即ち、中央役物遊技中には第1始動口25および第2始動口30の双方が実質的に無効化される。
3−2−8.ラウンド図柄遊技処理
CPU101は図24のステップS161へ移行すると、ラウンド図柄遊技フラグの設定状態に基いてラウンド図柄遊技の実行状態を判断する。ここでラウンド図柄遊技フラグがオン状態に設定されていることを検出したときにはラウンド図柄遊技中であると判断し、ステップS162へ移行する。
CPU101はステップS162へ移行すると、タイマT5から設定値を減算することに基いてラウンド図柄遊技の残り時間を更新する。そして、ステップS163へ移行し、タイマT5の減算結果を「0」と比較する。ここで「T5=0」を検出したときにはステップS164へ移行し、LED回路113に表示信号を出力する。この表示信号はラウンド表示器94のラウンド図柄をラウンド数の設定結果で停止させることを指令するものであり、LED回路113は表示信号を検出することに基いてラウンド図柄をラウンド数の設定結果で停止させ、遊技者にラウンド数を報知する。
CPU101はステップS164でラウンド図柄を停止表示すると、ステップS165でラウンド数の設定結果が中央役物当り遊技値「7,15」および下役物当り遊技値「2,5」のいずれであるかを判断する。ここでラウンド数の設定結果が下役物当り遊技値「2,5」であることを検出したときには大当り遊技内容が下役物当り遊技であると判断し、ステップS166へ移行する。
CPU101はステップS166へ移行すると、下役物当り遊技フラグをオン状態に設定する。この下役物当り遊技フラグは条件装置に相当するものであり、下役物当り遊技フラグのオン状態では図25のステップS181で下役物当り遊技フラグのオンが検出されることに基いて下役物ラウンドが実行され、下役物当り遊技フラグのオフ状態では図25のステップS181で下役物当り遊技フラグのオフが検出されることに基いて下役物ラウンドが実行されない。即ち、下役物当り遊技フラグのオンおよびオフは条件装置の作動および停止に相当するものである。
CPU101は図24のステップS166で下役物当り遊技フラグをオンすると、ステップS167でカウンタN4に下役物ラウンド数をセットする。この下役物ラウンド数とはラウンド数の設定結果を称するものであり、ステップS164でラウンド図柄表示器94にラウンド図柄として「2」が停止表示されたときにはステップS167でカウンタN4に「2」がセットされ、ステップS164でラウンド図柄表示器94にラウンド図柄として「5」が停止表示されたときにはステップS167でカウンタN4に「5」がセットされる。
CPU101はステップS167でカウンタN4をセットすると、ステップS168でカウンタN5にROM102に予め記録された設定値(具体的には「10」)をセットする。このカウンタN5はパチンコ球の下可変入賞口82に対する入賞数を計測するものであり、CPU101はステップS168でカウンタN5をセットしたときにはステップS169へ移行する。
CPU101はステップS169へ移行すると、タイマT6にROM102に予め記録された設定値(具体的には「30sec」)をセットする。このタイマT6は下可変入賞口82の開放時間を計測するものであり、CPU101はステップS169でタイマT6をセットしたときにはステップS170へ移行する。
CPU101はステップS170へ移行すると、ソレノイド回路108を通して下役物ソレノイド85を駆動することに基いて下可変入賞口82を開放する。そして、ステップS178へ移行し、ラウンド数の設定結果が「2」であるときには出力端子OUT5から第1の下役物ラウンド情報を出力し、ラウンド数の設定結果が「5」であるときには出力端子OUT6から第2の下役物ラウンド情報を出力する。次に、ステップS171へ移行し、ラウンド図柄遊技フラグをオフ状態に設定することに基いてラウンド図柄遊技を終える。
CPU101はステップS165でラウンド数の設定結果が中央役物当り遊技値「7,15」であることを検出したときには大当り遊技内容が中央役物当り遊技であると判断し、ステップS172で中央役物当り遊技フラグをオン状態に設定する。この中央役物当り遊技フラグは役物連続作動装置に相当するものであり、中央役物当り遊技フラグのオン状態では図26のステップS200で中央役物当り遊技フラグのオンが検出されることに基いて中央役物ラウンドが実行され、中央役物当り遊技フラグのオフ状態では図26のステップS200で中央役物当り遊技フラグのオフが検出されることに基いて中央役物ラウンドが実行されない。即ち、中央役物当り遊技フラグのオンおよびオフは役物連続作動装置の作動および停止に相当するものである。
CPU101は図24のステップS172で中央役物当り遊技フラグをオンすると、ステップS173でカウンタN3にROM102に予め記録された設定値(具体的には「18」)をセットする。このカウンタN3は1回の中央役物ラウンドでの中央可変入賞口45の開放回数を計測するものであり、CPU101はステップS173でカウンタN3をセットしたときにはステップS174へ移行する。
CPU101はステップS174へ移行すると、カウンタN6に中央役物ラウンド数をセットする。この中央役物ラウンド数とはラウンド数の設定結果を称するものであり、ステップS164でラウンド図柄表示器94にラウンド図柄として「7」が停止表示されたときにはステップS174でカウンタN6に「7」がセットされ、ステップS164でラウンド図柄表示器94にラウンド図柄として「15」が停止表示されたときにはステップS174でカウンタN6に「15」がセットされる。
CPU101はステップS174でカウンタN6をセットすると、ステップS175でカウンタN7にROM102に予め記録された設定値(具体的には「10」)をセットする。このカウンタN7は1回の中央役物ラウンドでのパチンコ球の中央可変入賞口45に対する入賞数を計測するものであり、CPU101はステップS175でカウンタN7をセットしたときにはステップS176へ移行する。
CPU101はステップS176へ移行すると、タイマT3にROM102に予め記録された設定値(具体的には「0.8sec」)をセットする。このタイマT3は中央可変入賞口45の開放時間を計測するものであり、CPU101はステップS176でタイマT3をセットしたときにはステップS177で中央可変入賞口45を開放し、ステップS179へ移行する。ここでラウンド数の設定結果が「7」であるときには出力端子OUT3から第1の中央役物ラウンド情報を出力し、ラウンド数の設定結果が「15」であるときには出力端子OUT4から第2の中央役物ラウンド情報を出力する。次に、ステップS171へ移行し、ラウンド図柄遊技フラグをオフ状態に設定することに基いてラウンド図柄遊技を終える。
3−2−9.下役物当り遊技処理
CPU101は図25のステップS181へ移行すると、下役物当り遊技フラグの設定状態を判断する。ここで下役物当り遊技フラグがオン状態に設定されていることを検出したときにはステップS182でタイマT6から設定値を減算し、下可変入賞口82の残り開放時間を更新する。
CPU101はステップS182でタイマT6を減算すると、ステップS183でタイマT6の減算結果を「0」と比較する。ここで「T6>0」を検出したときにはステップS184へ移行し、下役物入賞信号の有無を判断する。この下役物入賞信号はパチンコ球が下可変入賞口82内に入賞することに基いて下役物センサ86から出力されるものであり、CPU101はステップS184で下役物入賞信号を検出したときにはステップS185へ移行する。
CPU101はステップS185へ移行すると、払出制御回路120に賞球データPbを送信する。すると、払出制御回路120は賞球データPbを検出することに基いて駆動信号Dbを設定し、払出モータ125を駆動信号Dbに応じた量だけ駆動することに基いて多数個(具体的には「15個」)の賞品球を上皿6内に払出す。
CPU101はステップS185で賞球データを送信すると、ステップS186でカウンタN5から「1」を減算する。このカウンタN5は下可変入賞口82に対するパチンコ球の残り入賞個数を示すものであり、CPU101はステップS186でカウンタN5を減算したときにはステップS187でカウンタN5の減算結果を「0」と比較する。
CPU101はステップS183で「T6=0」を検出したり、ステップS187で「N5=0」を検出したときにはステップS188へ移行し、下可変入賞口82を閉鎖することに基いて下役物ランドを停止する。即ち、下役物ラウンドは下可変入賞口82内に上限個のパチンコ球が入賞する個数条件および下可変入賞口82の開放時間が上限値に達する時間条件のいずれかが成立することに基いて停止する。
CPU101はステップS188で下役物ラウンドを停止すると、ステップS189でカウンタN4から「1」を減算することに基いて下役物ラウンドの残り回数を更新する。そして、ステップS190へ移行し、カウンタN4の減算結果を「0」と比較する。
CPU101はステップS190で「N4>0」を検出すると、ステップS191でカウンタN5に設定値(具体的には「10」)をセットし、ステップS192でタイマT6に設定値(具体的には「30sec」)をセットし、ステップS193で下可変入賞口82を開放することに基いて下役物ラウンドを再開する。即ち、次回の下役物ラウンドは今回の下役物ラウンドが終了することに基いて再開されるものである。
CPU101はステップS190で「N4=0」を検出すると、ステップS194で下役物当り遊技フラグをオフすることに基いて下役物当り遊技を終える。即ち、下役物ラウンドの継続回数がラウンド数の判定結果に到達したときには下役物ラウンドが再開されず、下役物当り遊技が終了する。
3−2−10.中央役物当り遊技処理
1.中央可変入賞口45の開閉処理
CPU101は図26のステップS200へ移行すると、中央役物当り遊技フラグの設定状態を判断する。ここで中央役物当り遊技フラグがオン状態に設定されていることを検出すると、ステップS201へ移行する。
CPU101は図26のステップS201へ移行すると、入賞待ちフラグの設定状態を判断する。この入賞待ちフラグは中央可変入賞口45内に上限個のパチンコ球が入賞する個数条件および中央可変入賞口45の開放回数が上限値に到達する回数条件のいずれかが成立することに基いてステップS226でオンされるものであり、CPU101はステップS201で入賞待ちフラグのオフを検出したときにはステップS202へ移行する。
CPU101はステップS202へ移行すると、タイマT3から設定値を減算することに基いて中央可変入賞口45の残り開放時間を計測する。そして、ステップS203でタイマT3の減算結果を「0」と比較し、「T3>0」を検出したときにはステップS204へ移行する。
CPU101はステップS204へ移行すると、中央役物入賞信号の有無を判断する。この中央役物入賞信号はパチンコ球が中央可変入賞口45内に入賞することに基いて中央役物センサ55から出力されるものであり、CPU101はステップS204で中央役物入賞信号を検出したときにはステップS205へ移行する。
CPU101はステップS205へ移行すると、払出制御回路120に賞球データPmを送信する。すると、払出制御回路120は賞球データPmを検出することに基いて駆動信号Dmを設定し、払出モータ125を駆動信号Dmに応じた量だけ駆動することに基いて中数個(具体的には「10個」)の賞品球を上皿6内に払出す。
CPU101はステップS205で賞球データを送信すると、ステップS206でカウンタN7から「1」を減算する。このカウンタN7は中央可変入賞口45に対するパチンコ球の残り入賞個数を示すものであり、CPU101はステップS206でカウンタN7を減算したときにはステップS207でカウンタN7の減算結果を「0」と比較する。
CPU101はステップS207で「N7>0」を検出すると、ステップS208で特定領域信号の有無を判断する。この特定領域信号はパチンコ球が特定領域71内に入賞することに基いて特定領域センサ72から出力されるものであり、CPU101はステップS208で特定領域信号がないことを検出したときにはステップS221へ移行し、入賞待ちフラグの設定状態を判断する。
CPU101はステップS203で「T3=0」を検出すると、ステップS216で中央可変入賞口45を閉鎖し、ステップS217でカウンタN3から「1」を減算することに基いて中央可変入賞口45の残り開放回数を更新する。そして、ステップS218へ移行し、カウンタN3の減算結果を「0」と比較する。ここで「N3>0」を検出したときにはステップS219へ移行し、タイマT3に設定値(具体的には「0.8sec」)をセットする。次に、ステップS220へ移行し、中央可変入賞口45を再開放する。即ち、中央可変入賞口45はカウンタN3の初期設定値(具体的には「18」)を上限に開閉を繰返すものである。
2.中央役物ラウンドの再開処理
2−1.中央可変入賞口45の開放回数が上限値に到達する前にパチンコ球が特定領域71内に入賞した場合
CPU101はステップS208で特定領域センサ72からの特定領域信号を検出し、ステップS209へ移行する。ここで中央可変入賞口45を閉鎖し、ステップS210でカウンタN6から「1」を減算することに基いて中央役物ラウンドの残り回数を更新する。
CPU101はステップS210でカウンタN6を減算すると、ステップS211でカウンタN6の減算結果を「0」と比較する。ここで「N6>0」を検出したときにはステップS212へ移行し、開放回数計測用のカウンタN3に設定値をセットする。そして、ステップS213で入賞個数計測用のカウンタN7に設定値をセットし、ステップS214で開放時間計測用のタイマT3に設定値をセットし、ステップS215で中央可変入賞口45を再開放する。即ち、中央可変入賞口45の開放回数が上限値に到達する前にパチンコ球が特定領域71内に入賞したときには今回の中央役物ラウンドが直ちに終了し、次回の中央役物ラウンドが開始される。
2−2.中央可変入賞口45の開放回数が上限値に到達した後にパチンコ球が特定領域71内に入賞した場合
CPU101はステップS218で「N3=0」を検出する。そして、ステップS226で入賞待ちフラグをオンし、ステップS227でタイマT8にROM102に予め記録された設定値(具体的には「4sec」)をセットする。この状態ではステップS201で入賞待ちフラグのオンを検出し、ステップS208で特定領域信号の有無を判断する。ここで特定領域信号を検出したときにはステップS209〜S215へ移行し、カウンタN6の減算結果が「0」でないことを条件に中央役物ラウンドを再開する。
2−3.中央可変入賞口45に対するパチンコ球の入賞個数が上限値に到達した後にパチンコ球が特定領域71内に入賞した場合
CPU101はステップS207で「N7=0」を検出する。そして、ステップS226で入賞待ちフラグをオンし、ステップS227でタイマT8に設定値をセットする。この状態ではステップS201で入賞待ちフラグのオンを検出し、ステップS208で特定領域信号の有無を判断する。ここで特定領域信号を検出したときにはステップS209〜S215へ移行し、カウンタN6の減算結果が「0」でないことを条件に中央役物ラウンドを再開する。
3.中央役物ラウンドの終了処理
3−1.中央役物ラウンドの継続回数が上限値に到達した場合
CPU101はステップS211で「N6=0」を検出し、ステップS224で入賞待ちフラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS225で中央役物当り遊技フラグをオフ状態にリセットし、中央役物当り遊技を終える。即ち、今回の中央役物ラウンドでパチンコ球が特定領域71内に侵入した場合でも中央役物ラウンドの継続回数がラウンド数の判定結果に到達しているときには次回の中央役物ラウンドが開始されず、中央役物当り遊技が終了する。
3−2.中央役物ラウンド中に遊技球が特定領域71内に入賞しなかった場合
CPU101はステップS208で特定領域信号がないことを検出し、ステップS221で入賞待ちフラグのオンを検出する。そして、ステップS222でタイマT8を減算することに基いて残り入賞待ち時間を更新し、ステップS223でタイマT8の減算結果を「0」と比較する。ここで「T8=0」を検出したときにはステップS224で入賞待ちフラグをオフし、ステップS225で中央役物当り遊技フラグをオフすることに基いて中央役物当り遊技を終える。即ち、今回の中央役物ラウンドで個数条件および回数条件のいずれかが成立する間にパチンコ球が特定領域71内に侵入しなかったときには中央役物ラウンドの継続回数がラウンド数の判定結果に到達していなくても次回の中央役物ラウンドが開始されず、中央役物当り遊技が終了する。
上記第1実施例によれば次の効果を奏する。
パチンコ球が特定領域71内に入賞したことを条件にラウンド数を設定し、中央可変入賞口45および下可変入賞口82をラウンド数の設定結果に応じて選択的に作動させることで中央役物ラウンドおよび下役物ラウンドのいずれかを行った。このため、中央可変入賞口45および下可変入賞口82が賞品球の獲得数に直結するラウンド数に応じて選択的に作動することになるので、新たな遊技性が付与される。
中央役物大当り遊技および下役物大当り遊技がラウンド数の設定結果に基いて判定されることで中央役物当り遊技フラグおよび下役物当り遊技フラグをオン状態に設定し、中央役物ラウンドおよび下役物ラウンドを中央役物当り遊技フラグのオンおよび下役物当り遊技フラグのオンを条件に開始したので、大当りの種別に応じた内容の大当りラウンドを間違いなく行うことができる。
パチンコ球が第1始動口25および第2始動口30に入賞することに基いて第1始動信号および第2始動信号を第1始動情報出力端子171および第2始動情報出力端子172から外部に出力し、中央役物当り遊技が判定されることに基いて第1の中央役物ラウンド情報出力端子173および第2の中央役物ラウンド情報出力端子174から第1の中央役物ラウンド信号および第2の中央役物ラウンド信号を外部に出力し、下役物当り遊技が判定されることに基いて第1の下役物ラウンド情報出力端子175および第2の下役物ラウンド情報出力端子176から第1の下役物ラウンド信号および第2の下役物ラウンド信号を外部に出力した。このため、パチンコ球の第1始動口25および第2始動口30に対する入賞状況・中央役物当り遊技および下役物当り遊技の発生状況を遊技ホール側で把握することができるので、釘調整の目安情報を得ることができる。
上記実施例には特許請求の範囲に記載された発明に加えて次の[発明1]が記載されている。
[発明1]
遊技領域内に設けられた作動口と、遊技球が前記作動口に入賞することに基いて当りおよび外れを判定する当り判定手段と、識別図柄が前記当り判定手段の判定結果に応じた態様で表示される第1の図柄表示器と、拡大状態および縮小状態に変化可能に設けられ前記第1の図柄表示器に識別図柄が当りの態様で表示されることに基いて拡大状態になる可変始動口と、前記遊技領域内に設けられた始動口と、遊技球が前記始動口および前記可変始動口のいずれかに入賞することに基いて開閉される第1の大入賞口と、前記第1の大入賞口の作動中に遊技球が前記始動口および前記可変始動口のいずれかに入賞した場合に遊技球の入賞を無効化する入賞無効化手段と、前記第1の大入賞口を通って入賞した遊技球が侵入する入賞室と、前記入賞室内に設けられた通常領域および特定領域と、前記入賞室内に侵入した遊技球を前記通常領域および前記特定領域のいずれかに振分ける振分け部材と、遊技球が前記特定領域内に入賞することに基いてラウンド数を判定するラウンド数判定手段と、前記ラウンド数判定手段の判定結果が表示される第2の図柄表示器と、前記ラウンド数判定手段の判定結果に基いて第1の大当りおよび第2の大当りを判定する大当り判定手段と、開閉可能に設けられた第2の大入賞口と、前記大当り判定手段が第1の大当りを判定したことを条件に役物連続作動装置を作動させる役物連続作動装置制御手段と、前記役物連続作動装置が作動していることを条件に前記第1の大入賞口を開閉する第1の大当りラウンドを実行すると共に遊技球が今回の第1の大当りラウンド中に前記特定領域内に入賞したことを条件に次回の第1の大当りラウンドを再開する制御を第1の大当りラウンドの繰返し回数がラウンド数の判定結果に到達するまで行う第1の大当り遊技制御手段と、前記大当り判定手段が第2の大当りを判定したことを条件に条件装置を作動させる条件装置制御手段と、前記条件装置が作動していることを条件に前記第2の大入賞口を開閉する第2の大当りラウンドを実行すると共に次回の第2の大当りラウンドを今回の大当りラウンドが終了することに基いて無条件に再開する制御を第2の大当りラウンドの繰返し回数がラウンド数の判定結果に到達するまで行う第2の大当り遊技制御手段と、遊技球が前記始動口および前記可変始動口に入賞することに基いて始動情報および可変始動情報を外部に出力する始動情報出力手段および可変始動情報出力手段と、前記大当り判定手段が第1の大当りおよび第2の大当りを判定することに基いて第1の大当り情報および第2の大当り情報を外部に出力する第1の大当り情報出力手段および第2の大当り情報出力手段を備えたことを特徴とする遊技機。
[発明1]は複数の大入賞口を賞品球の獲得数に直結する興味深い条件に応じて選択的に開放することで新たな遊技性を付与することを課題とするものである。この[発明1]は遊技球が第1の大入賞口を通して特定領域内に入賞したことを条件にラウンド数を設定し、第1の大入賞口および第2の大入賞口をラウンド数の設定結果に応じて選択的に作動させることで第1の大当りラウンドおよび第2の大当りラウンドのいずれかを行うものであり、第1の大当りラウンドはラウンド数の設定結果を上限回に条件付き繰返され、第2の大当りラウンドはラウンド数の設定結果を上限回に無条件で繰返される。以下、[発明1]を用語の意義と共に説明する。
1)作動口:遊技領域内を転動する遊技球が入賞可能な入賞口を称する。この作動口は遊技球を遊技領域内から回収するポケットおよび遊技領域内に放出するゲートの双方を含む用語であり、遊技領域とは遊技球が転動可能な最大範囲である転動領域を称する。
2)当り判定手段:遊技球が作動口に入賞することに基いて当りおよび外れを判定するものである。この当り判定手段は遊技球が作動口に入賞することに基いて当り乱数値を取得し、当り乱数値の取得結果を当り値と比較することに基づいて当りおよび外れを判定するものであることが好ましい。この当り乱数値は制御プログラムが定期的に起動することを条件に更新したり、制御プログラムが非定期的にループすることを条件に更新すると良い。
3)第1の図柄表示器:当りが判定されたときには識別図柄が当りの態様で表示され、外れが判定されたときには識別図柄が外れの態様で表示されるものであり、遊技者に当りおよび外れを報知する報知器として機能するものである。
4)可変始動口:拡大状態および縮小状態に変化する遊技球の入賞口を称するものであり、遊技球を遊技領域内から回収するポケットおよび遊技領域内に放出するゲートの双方を含む。拡大状態とは縮小状態に比べて遊技球が相対的に入賞し易い遊技者有利の状態を称するものであり、第1の図柄表示器に識別図柄が当りの態様で表示されることに基いて生成される。縮小状態とは拡大状態に比べて遊技球が相対的に入賞し難い遊技者不利の状態を称するものであり、遊技球が入賞不能な完全閉鎖状態を含む。
5)始動口:遊技領域内を転動する遊技球が入賞可能な入賞口を称するものであり、遊技球を遊技領域内から回収するポケットおよび遊技領域内に放出するゲートの双方を含む。
6)第1の大入賞口:開放状態および閉鎖状態に変化可能な遊技球の入賞口を称する。この第1の大入賞口は電気的な駆動源を有するものであり、遊技球が始動口および可変始動口のいずれかに入賞することに基いて開閉される。
7)入賞無効化手段:第1の大入賞口の作動中に遊技球が始動口および可変始動口のいずれかに入賞した場合に遊技球の入賞を無効化するものである。この無効化とは遊技球の入賞を契機に第1の大入賞口を開閉する動作・第1の大入賞口の開放時間を延長する動作等を行わないことを称するものであり、賞品球の払出しは遊技球の入賞を契機に必ず行うことが好ましい。
8)入賞室:第1の大入賞口を通って入賞した遊技球が侵入する空間を称する。
9)通常領域および特定領域:相手側に対して区別された領域を称するものである。これら通常領域および特定領域は入賞室に設けられたものであり、入賞室内の遊技球は通常領域および特定領域のいずれかに侵入する。
10)振分け部材:入賞室内の遊技球を通常領域および特定領域のいずれかに振分ける機械要素を称する。この機械要素は電気的な駆動源を有するものであることが好ましく、駆動源は振分け部材を規則的に動作させるものであることが好ましい。
11)ラウンド数判定手段:遊技球が特定領域内に入賞することに基いてラウンド数を判定するものである。このラウンド数とは大当りラウンドの継続回数を称するものであり、大当りラウンドとは大入賞口の動作パターンの1つの単位を称する。
12)第2の図柄表示器:ラウンド数の判定結果が表示されるものである。このラウンド数は数値で表示しても良く、数値以外の絵柄で表示しても良く、要は遊技者にラウンド数の判定結果を認識させることが可能な表示を行う報知器であれば良い。この第2の図柄表示器は第1の図柄表示器と兼用しても良く、兼用しなくても良い。
13)第2の大入賞口:開放状態および閉鎖状態に変化可能な遊技球の入賞口を称する。この第2の大入賞口は電気的な駆動源を有するものであり、遊技球が作動口・始動口・可変始動口のいずれかに単に入賞しただけでは作動しないものである。
14)大当り判定手段:ラウンド数の判定結果に基いて第1の大当りおよび第2の大当りを判定するものである。第1の大当りとは第1の大入賞口を作動させることに基いて第1の大入賞口に遊技球が入賞することを許容する遊技者有利の第1の態様を称し、第2の大当りとは第2の大入賞口を作動させることに基いて第2の大入賞口に遊技球が入賞することを許容する遊技者有利の第2の態様を称する。
15)役物連続作動装置制御手段:役物連続作動装置を作動および停止させる制御を行うものである。この役物連続作動装置の作動は第1の大当りが判定されたことを条件に行われるものであり、役物連続作動装置とは電気的にオンオフされるハードウェア手段であっても良く、ソフトウェア的にオンオフされるソフトウェア手段であっても良い。
16)第1の大当り遊技制御手段:第1の大入賞口を開閉する第1の大当り遊技を行うものである。この第1の大当り遊技は複数の第1の大当りラウンドから組成されるものであり、1回目の第1の大当りラウンドは役物連続作動装置が作動していることを条件に実行される。この2回目以後の各回の第1の大当りラウンドは遊技球が前回の第1の大当りラウンド中に特定領域内に入賞したことを条件に再開されるものであり、第1の大当りラウンドの限度回数はラウンド数の判定結果に設定される。
17)条件装置制御手段:条件装置を作動および停止させる制御を行うものである。この条件装置の作動は第2の大当りが判定されたことを条件に行われるものであり、条件装置とは電気的にオンオフされるハードウェア手段であっても良く、ソフトウェア的にオンオフされるソフトウェア手段であっても良い。
18)第2の大当り遊技制御手段:第2の大入賞口を開閉する第2の大当り遊技を行うものである。この第2の大当り遊技は複数の第2の大当りラウンドから組成されるものであり、1回目の第2の大当りラウンドは条件装置が作動していることを条件に実行される。この2回目以後の各回の第2の大当りラウンドは前回の第2の大当りラウンドが終了したことを条件に再開されるものであり、第2の大当りラウンドの限度回数はラウンド数の判定結果に設定される。即ち、第2の大当りラウンドはラウンド数の判定結果まで無条件に継続する。
19)始動情報出力手段:遊技球が始動口に入賞することに基いて外部に始動情報を出力するものであり、始動情報とは遊技球が始動口に入賞したことを外部の識別手段で識別することができる情報を称する。
20)可変始動情報出力手段:遊技球が可変始動口に入賞することに基いて外部に可変始動情報を出力するものであり、可変始動情報とは遊技球が可変始動口に入賞したことを外部の識別手段で識別することができる情報を称する。
21)第1の大当り情報出力手段:第1の大当りが判定されることに基いて第1の大当り情報を外部に出力するものであり、第1の大当り情報とは第1の大当りが判定されたことを外部の識別手段で識別することが可能な情報を称する。
22)第2の大当り情報出力手段:第2の大当りが判定されることに基いて第2の大当り情報を外部に出力するものであり、第2の大当り情報とは第2の大当りが判定されたことを外部の識別手段で識別することが可能な情報を称する。
22は遊技領域、25は第1始動口(始動口)、28は作動口、30は第2始動口(可変始動口)、45は中央可変入賞口(第1の大入賞口)、入賞室、68は振分け部材、70は通常領域、71は特定領域、82は下可変入賞口(第2の大入賞口)、93は普通図柄表示器(第1の図柄表示器)、94はラウンド図柄表示器(第2の図柄表示器)、100はメイン制御回路(当り判定手段,入賞無効化手段,ラウンド数判定手段,大当り判定手段,役物連続作動装置制御手段,第1の大当り遊技制御手段,条件装置制御手段,第2の大当り遊技制御手段)、171は第1始動情報出力端子(始動情報出力手段)、172は第2始動情報出力端子(可変始動情報出力手段)、173は第1の中央役物ラウンド情報出力端子(第1の大当り情報出力手段)、174は第2の中央役物ラウンド情報出力端子(第1の大当り情報出力手段)、175は第1の下役物ラウンド情報出力端子(第2の大当り情報出力手段)、176は第2の下役物ラウンド情報出力端子(第2の大当り情報出力手段)を示している。