JP4232285B2 - ディスポーザー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、厨芥を粉砕、排出するディスポーザーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のディスポーザーとして実開昭57−17741号公報に記載されたものが知られている。このものは、直立円筒状本体の最上部にホッパーを設け、ホッパーの直下に一次粉砕室、一次粉砕室の直下に二次粉砕室を設けており、更に下部を排出室、送風室としている。一次粉砕室から送風室まで貫通して回転軸を同心に直立支持し、回転軸には一次粉砕室に内筒1、更に二次粉砕室と排出室、送風室を貫通して内筒2を同軸に固着されており、回転軸と内筒1、2は溝プーリとVベルトを介してモータにより回転させられる。内筒1、2には鋼集束体が遊嵌され、特に内筒2には軸方向多段に取り付けられている。一次粉砕室、二次粉砕室の内壁面には縦リブを突設してある。
【0003】
このものは、一次粉砕室に投入された生ゴミ等の処理物はモータで駆動される回転軸の回転によって水平に回転している鋼集束体と縦リブの相互作用によって破砕される。破砕物は、二次粉砕室に入り、鋼集束体と縦リブの相互作用により更に細かく破砕される。破砕物は排出口から鋼線集束体の回転と送風室からの風に乗って排出され外部の選別装置に移送される。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のディスポーザーは、被粉砕物が鋼集束体に絡み付き、粉砕効率が低下したり、また、被粉砕物が鋼集束体に不均等に絡み付いた時に振動を発するという問題点があった。
【0005】
そこで本発明はこのような従来の問題を解決するものであり、粉砕中に粉砕物が粉砕部に絡み付くのを防止し、鋼集束体が発生させる振動を防止できるディスポーザーを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、処理物を粉砕する粉砕室と、前記粉砕室の下方に設けられた排出口と、前記粉砕室に配設された回転軸と、前記回転軸を駆動するモータと、前記回転軸に取り付けられ前記粉砕室内側面に向けて伸ばされた屈曲自在な回転破砕体と、前記回転破砕体の先端に装着された破砕刃と、前記回転軸よりも上方へ突出する突起体とを備え、前記突起体は前記回転軸から2本以上突出し、前記突起体の間隔は回転軸の回転時は広がり、回転軸の停止時は狭まるものである。
【0007】
この構成により、粉砕中に粉砕物が粉砕部に絡み付くのを防止し、鋼集束体が発生させる振動を防止できるディスポーザーを実現でき、また、絡んだ繊維物等を簡単に運転停止時に除去できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、処理物を粉砕する粉砕室と、前記粉砕室の下方に設けられた排出口と、前記粉砕室に配設された回転軸と、前記回転軸を駆動するモータと、前記回転軸に取り付けられ前記粉砕室内側面に向けて伸ばされた屈曲自在な回転破砕体と、前記回転破砕体の先端に装着された破砕刃と、前記回転軸よりも上方へ突出する突起体とで構成され、前記突起体は前記回転軸から2本以上突出し、前記突起体の間隔は回転軸の回転時は広がり、回転軸の停止時は狭まることを特徴とするディスポーザーであり、厨芥に含まれる繊維物は突起体に絡むため、粉砕を担う回転破砕体に絡んでその粉砕性能が低下することがない。また、絡んだ繊維物等を簡単に運転停止時に除去できる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、前記突起体は先端へ向って先細状であることを特徴とする請求項1記載のディスポーザーであり、突起体に絡んだ繊維物等を簡単に除去できる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、前記突起体は弾性体であることを特徴とする請求項1又は2記載のディスポーザーであり、突起体が弾性体である為に、突起体に絡んだ繊維物等を除去する際には、突起体がたわむため、簡単に除去できる。
【0012】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1によるディスポーザーの側断面図である。図1において、1はモータ、2はブラケット、3は粉砕物排出路、4は破砕室の周側壁を形成する略円筒形をしたホッパーである。5はモータ1の回転軸、6は粉砕室周側壁から突出した固定刃、7は回転軸5に遊嵌された屈曲自在な回転破砕体としてのローラーチェーン、8はローラーチェーンの先端に遊嵌された破砕刃、9はブラケットに固定された底板、10はホッパー4の上部にある投入口、11は投入口10に設けられた蓋である。
【0013】
12はシンクの底で、ホッパー4の上端とシンクの底12とを結合するとディスポーザーは流し台に装備される。13は排出口で粉砕物排出路の最下部に取り付けられており、14は水道の蛇口である。15は処理物に含まれる繊維物などの粉砕が困難な処理物がチェーン等に絡まないように回転軸5よりも上方へ突出するように取り付けられた上端へ向って先細状の突起体である。突起体15は、望ましくは弾性体で形成される。なお、回転破砕体としてはローラーチェーンに限らず、チェーン等の鎖部材やワイヤーもしくはナイロン、ロープ等の可撓性を有する可撓体やゴムやバネ等の弾性体などでもよく、このようなものであれば粉砕初期や粉砕中にロックすることが少なくなる。
【0014】
以上のように構成されたディスポーザーについて、以下その動作を説明する。まず、ディスポーザーの投入口10より厨芥を投入する。次に水道の蛇口14を開けて水を流しながらモータ1を起動し、ローラーチェーン7と破砕刃8を回転状態にする。するとローラーチェーン7と破砕刃8は遠心力によってホッパー4の内側、つまり粉砕部内面と対向した状態となる。投入された厨芥はローラーチェーン7によって、回転させられ遠心力によって破砕刃8と固定刃6の方へ飛ばされる。厨芥は固定刃6と高速で回転する破砕刃8との間で切断され細かく破砕される。
【0015】
ここで、厨芥の中でもバナナのへたやトウモロコシの皮などに含まれる繊維物は非常に粉砕し難い。それらの繊維物は最も絡み易い突起体15に絡み付く。粉砕された厨芥と水は底板9と粉砕部内壁との隙間から粉砕物排出路3に流入し、排水口13から外部へ排出される。そして、粉砕が終了すると運転を止め、回転軸5が停止し、投入口10に装着された蓋11を外し、突起体15に絡み付いた繊維物は使用者によって除去される。
【0016】
ここで、回転軸5から上方へ突出した突起体15を複数本設ければ、夫々の突起体15の間に使用者が指を挿入できる為に絡んだ繊維物が除去しやすい。しかし、その際、突起体15は対称的に取り付けた方が粉砕中の振動の安定の面から好ましい。また、突起体15が弾性体であって、互いに間隔をおいて複数本設けられていれば、回転軸5が回転中は突起体15が受ける遠心力によって突起体15の特に先端は半径方向外側に広がり、その状態で繊維物は突起体15に絡み付き、回転が停止すると突起体15は元に戻る。よって、絡み付いた繊維物は突起体15から外れやすくなり、使用者は繊維物を除去しやすい。また、突起体15は先端に行くに連れて細くなる先細形状であれば、容易に繊維物を除去することが出来る。なお、突起体15を別部品として設けずに、ローラーチェーン7を軸に連結するピン20を鎖線で示すように回転軸5よりも上方まで突出させることによって突起体としてもよい。
【0017】
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2におけるディスポーザーの突起体の詳細図である。16は互いに間隔をおいて配設された左右2本の突起体15を回転軸上端部材5aに連結するピンであり、突起体15はピン16を介して回転軸5に回転自在に装着される。17は2本の突起体15を互いに内側に引き寄せる為のスプリングである。
【0018】
上記構成において、モータ1が停止している状態では突起体15はスプリング17の張力によって半径方向内側に引っ張られいる。モータ1が回転し、粉砕が開始されると突起体15は遠心力を受け、その遠心力が回転数の上昇に伴って大きくなるに連れてスプリング17の張力と釣り合いながら外側へ広がり、その時に繊維物は突起体15に絡み付く。粉砕が終了し、モータ1が停止すると突起体15はスプリング17によって内側へ傾き、突起体15が広がった状態で絡み付いた繊維物は突起体15から剥離しやすくなり、その後に使用者は繊維物を容易に除去することが出来る。ここで、本実施の形態では突起体15を内側へ引き寄せる手段としてスプリング17を用いたが、代わりにゴム、板バネ等の弾性体でもよい。
【0019】
(実施の形態3)
図3は本発明の実施の形態3におけるディスポーザーの突起体の詳細図である。突起体15’はピン16を介して回転軸上端部材5aに回転自在に連結されており、回転軸5を中心として内側、外側の両方に所定の角度だけ倒れる機構となっている。ただし、外側に倒れた時でも、突起体15’の重心位置はピン16の内側に位置しているため、重力以外の外力が働かない場合、常に内側に倒れている。
【0020】
モータ1が停止している状態では突起体15’は重力によって半径方向内側に傾いている。モータ1が回転し、粉砕が開始されると突起体15’は遠心力を受け、外側へ広がり、その時に繊維物は突起体15’に絡み付く。粉砕が終了し、モータ1が停止すると突起体15’は再び重力によって内側へ傾き、突起体15’が広がった状態で絡み付いた繊維物は突起体15’から剥離しやすくなり、その後に使用者は繊維物を容易に除去することが出来る。
【0021】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、厨芥に含まれる繊維物が突起体に絡むため、粉砕を担う回転破砕体に絡むことはなくその粉砕性能が低下するのを防止できる。
【0022】
また更に、突起体の間隔は回転軸が回転時は広がり、回転軸が停止時は狭まることによって、突起体に絡んだ繊維物等を簡単に運転停止時に除去できる。請求項2に記載の発明によれば、突起体に絡んだ繊維物等を簡単に除去できる。請求項3に記載の発明によれば、突起体が弾性体である為に、突起体に絡んだ繊維物等を簡単にできる。
【0023】
以上のように本発明によれば、厨芥中に含まれる繊維物を突起体に意図的に絡ませることによって、繊維物がチェーン等の粉砕に寄与する部分に影響を与えることなく、粉砕性能を低下させることがない。また、運転を停止した時に使用者が簡単に繊維物を除去することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるディスポーザーの側断面図
【図2】本発明の実施の形態2におけるディスポーザーの突起体の詳細図
【図3】本発明の実施の形態3におけるディスポーザーの突起体の詳細図
【符号の説明】
1 モーター
2 ブラケット
3 粉砕物排出路
4 ホッパー
5 回転軸
5a 回転軸上端部材
6 固定刃
7 ローラーチェーン
8 破砕刃
15、15’ 突起体
16 ピン
17 スプリング
20 ピン(突起体)
Claims (3)
- 処理物を粉砕する粉砕室と、前記粉砕室の下方に設けられた排出口と、前記粉砕室に配設された回転軸と、前記回転軸を駆動するモータと、前記回転軸に取り付けられ前記粉砕室内側面に向けて伸ばされた屈曲自在な回転破砕体と、前記回転破砕体の先端に装着された破砕刃と、前記回転軸よりも上方へ突出する突起体とを備え、前記突起体は前記回転軸から2本以上突出し、前記突起体の間隔は回転軸の回転時は広がり、回転軸の停止時は狭まることを特徴とするディスポーザー。
- 前記突起体は先端へ向って先細状であることを特徴とする請求項1記載のディスポーザー。
- 前記突起体は弾性体であることを特徴とする請求項1又は2記載のディスポーザー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24835899A JP4232285B2 (ja) | 1999-09-02 | 1999-09-02 | ディスポーザー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24835899A JP4232285B2 (ja) | 1999-09-02 | 1999-09-02 | ディスポーザー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001070818A JP2001070818A (ja) | 2001-03-21 |
| JP4232285B2 true JP4232285B2 (ja) | 2009-03-04 |
Family
ID=17176922
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24835899A Expired - Fee Related JP4232285B2 (ja) | 1999-09-02 | 1999-09-02 | ディスポーザー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4232285B2 (ja) |
-
1999
- 1999-09-02 JP JP24835899A patent/JP4232285B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001070818A (ja) | 2001-03-21 |
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