JP4238069B2 - 光波長合分波装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光波長合分波装置に係り、特に、光波長多重された複数の光信号を、波長に応じて分波または合波する光波長合分波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の光信号を異なる光周波数に割り当て1本の光ファイバで伝送する光波長分割多重(WDM;Wavelength Division Multiplexing)伝送システムは、伝送路の容量を大幅に増大することが可能である。既に、基幹系システムを中心に波長間隔が100GHz程度のdense−WDM(DWDM)システムが導入されてきている。
近年、光信号の波長を単純なファイバ容量増大に適用するだけでなく、ネットワークの自由度向上に用いる検討も進んでおり、その一例として、フルメッシュ光WDMネットワークがある。
図6に示すようなフルメッシュ光WDMネットワークは、N×N光合分波装置36を中心に各WDM送受信装置37を備えたノード間を、単純なスター状に光ファイバ38で接続することにより全てのノード間をフルメッシュ接続することができるため、大容量データを低遅延で高速通信することが可能となる。
フルメッシュ光WDMネットワークは、入出力ポートに対して周期的な合分波特性を有するN×N光合分波装置を利用したものであり、N×N光合分波装置としては、図7に示すアレイ導波路回折格子型光合分波回路(以下、AWGという)が用いられる。
【0003】
図7において、39は基板、40は所定の光路長ΔLを有するアレイ導波路、41はレンズ効果を有するスラブ導波路、42はN本の入力導波路、43はN本の出力導波路である。
AWGの入出力導波路本数をそれぞれN本とし、AWGの基本周期(FSR:Free Spectral Range)を合分波波長間隔Δλの入出力導波路数倍(すなわち、Δλ×N)に設計すると、入出力ポートに対して周期的な合分波特性が得られる。この特性をAWGの波長周回性と呼んであり、図8は入出力導波路数が4本の場合の例である。
4入力4出力のポート間には16(N×N)個の接続パスが形成されるが、たった4種類(N種類)の波長で全てのパスを独立に設定することが可能である。この特徴は、スター型ネットワークにおいて、全てのノード間回線を最小限の光波長数で設定できるため、光WDMシステムにおいて重要な機能である。
しかし、斜線で示した波長においては、設計回折次数と、隣接する回折次数を利用している。
そのために、実際には波長間隔のズレが生じてしまい、図8のような理想的な周期的な入出力関係が実現できない。
【0004】
そこで、従来は、図9に示すように、AWGと光カプラを組み合わせることにより周期的な入出力関係を実現していた(下記特許文献、および下記非特許文献1参照)。
図9において、44はN本の入力ポート、45はAWG、46はAWG出力ポートと光カプラを接続する光ファイバ配線、47は2×1光カプラ、48はN本の出力ポートである。
ここで、AWG45の入出力チャネル数を(2N−1)以上、言い換えれば、FSRを波長間隔Δλの(2N−1)倍以上に設定する必要がある。設計上の入出力ポート数またはFSRを大きく設定するほど、出力における損失バラツキが抑制される。
図9は、その一例として、入出力ポート数が4ポート、波長数が4波長、AWGのチャネル数が7チャネルの場合を示している。
図9に示す従来技術(第1の従来技術)の動作原理を以下に説明する。
4波多重された光信号を、AWG45の4本の入力ポート44に入力する。ここで、光信号を表すアルファベット文字は、入力ポートの位置を、下付数字は波長間隔Δλ毎の光波長を短波長側から表している。
従って、アルファベット文字が同じ光信号は同じ入力ポートに入射されたことを示し、下付数字が同じ光信号は同じ光波長であることを示す。ここでは、4種類の波長で16個の異なる光信号が伝搬していることになる。
【0005】
AWG45は、波長間隔Δλの光信号を、図9に示すような波長配置で分波するように中心波長およびチャネル間隔が設計されている。
AWG45によって分波された光信号は、次に、光ファイバ配線46によって、AWG45の出力チャネル(1)と(5)、(2)と(6)、(3)と(7)が合わさるように、2×1光カプラ47で合流される。
その結果、出力ポート48おいて、図8で説明した周期的な入出力関係が実現される。
本従来技術の場合、AWG45で分波される光信号は、全て同一の設計回折次数で分波されるため、回折次数が異なることに起因する波長間隔のズレの問題は生じない。
しかし、本従来技術では、N波の波長多重光が波長間隔Δλで連続している必要があり、同じように、4波多重光を用いた場合でも、図10に示すように、一部の波長を使用しないようなチャネル波長配置、即ち、チャネル波長に不連続性がある場合は適用できない。
チャネル波長が不連続になってしまう例としては、Corse−WDMシステム(1270〜1610nmの20nm波長間隔)において、1390nm近傍の光ファイバのOH基損失を避けた波長配置を用いる場合や、Dense−WDMシステムのC帯(1530〜1565nm)とL帯(1565〜1625nm)を利用したWDMシステムにおいて、C帯用アンプとL帯用アンプの切り換えバンド(1560〜1570nm近傍)を避けた波長配置を用いる場合等が挙げられる。
【0006】
不連続なチャネル波長配置に対応した周回性N×N光合分波装置を実現する方法としては、図11に示すように、N個の1×(N+L)AWGとN個の(N+1)×1チャネルAWGを対向させて所定のポート間を光ファイバなどで接続する方法がある(下記非特許文献2参照)。
図11において、49はN本の入力ポート、50は1×(N+L)チャネル分波用AWG、51は1×(N+L)分波用AWG50の出力ポートと(N+L)×1合波用AWG52の所定のポート間を接続する光ファイバ配線、52は(N+L)×1チャネル合波用AWG、53はN本の出力ポートである。
ここでは、使用波長がλ1、λ2、λ5、λ6の4波長、未使用波長がλ3、λ4の2波長(N=4、L=2)の場合を示している。
図11に示す従来技術(第2の従来技術)の動作原理を以下に説明する。
λ1、λ2、λ5、λ6の不連続な4波の波長多重光信号を、4個の同一特性を有するAWG50の入力チャネルに入力する。ここで、光信号の記号は、第1の従来技術例と同様である。
入力信号は、AWG50で分波され、光ファイバ配線51を用いて、合波用AWG52の所定の入力ポートに入力される。その際、出力ポート53での波長配置が、図10に示すような周期的な入出力関係を有するように、光ファイバ配線51がレイアウトされている。
【0007】
なお、本願発明に関連する先行技術文献としては以下のものがある。
【特許文献】
特開平9−105828号公報 「光周波数合分波装置」
【非特許文献1】
K.Okamoto,T.Hasegawa,O.Ishida,A.Himeno and Y.Ohmori,:"32×32 arrayed-waveguide grating multiplexer with uniform loss and cyclic frequency characteristics",Electron.Lett.,Vo.33,No.22, pp.1865-1866,1997
【非特許文献2】
F.Liu et al., "Very low crosstalk wavelength router constructi on using arrayed-waveguide grating multi/demultiplexers", Electron.Lett.,vol.35,No.10,p.839,1999。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述した第2の従来技術では、分波用AWG50と合波用AWG52の未使用波長に対応するポートを接続しなければ、不連続なチャネル波長配置でも適用可能である。
しかしながら、合計で2N個のAWGとN2本の光ファイバ接続が必要となるため、チャネル数が大きい場合は、高価なAWG部品数が増大しコストが掛かるという問題点があった。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、フルメッシュWDM伝送システムにおいて、波長チャネル配置に不連続性がある場合でも適用可能な低コスト周回性N×N光波長合分波装置を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
【0009】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
前記目的を達成するために、本発明は、複数本の入力ポートと複数本の出力ポートを有し、波長分割多重光信号を合分波する光波長合分波装置であって、前記波長分割多重信号光は、各群内において波長配置が連続し、各群の間で波長配置が不連続な複数の波長群からなり、前記各入力ポートに接続される1個の入力端子と複数の出力端子とを有し、前記波長分割多重光信号を各波長群に分波して前記複数の出力端子から出力する複数の光分波手段と、前記光分波手段とは逆の入出力特性を有するとともに、複数の入力端子と1個の出力端子とを有し、前記複数の入力端子のそれぞれが、前記複数の光分波手段の各出力端子の中の所定端子に接続される複数の光合波手段と、複数の入力端子と複数の出力端子とを有し、前記複数の入力端子が、前記複数の光分波手段の各出力端子の中の所定端子と、前記複数の光合波手段の各出力端子に接続されるアレイ導波路回折格子型合分波回路と、2個の入力端子と、前記各出力ポートに接続される1個の出力端子とを有し、前記2個の入力端子のそれぞれが、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路の複数の出力端子の中の所定の2本の出力端子に接続される複数の光合流手段とを備え、前記波長分割多重信号光は、短波長群と長波長群との2波長群から成り、使用波長数がN、未使用波長数がL(N,L≧1、N>L)の波長分割多重信号光であり、前記複数の光分波手段は、N個の光分波手段であり、前記複数の光合波手段は、(N−L)個の光合波手段であり、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路は、(N+L)個以上の入力端子と、(2N−1)個以上の出力端子とを有し、かつ、基本周期が波長間隔の(2N−1)倍以上であり、前記1番目から(N−L)番目までの光分波手段から出力される長波長群の信号光を、1番目から(N−L)番目までの光合波手段に入力し、前記(L+1)番目からN番目までの光分波手段から出力される短波長群の信号光を、1番目から(N−L)番目までの光合波手段に入力し、mを任意の整数とするとき、前記1番目からL番目までの光分波手段から出力される短波長群の信号光を、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路の(1+m)番目から(L+m)番目までの入力端子に入力し、前記1番目から(N−L)番目までの光合波手段から出力される信号光を、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路の(L+1+m)番目から(N+m)番目までの入力端子に入力し、前記(N−L+1)番目からN番目までの光分波手段から出力される長波長群の信号光を、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路の(N+1+m)番目から(N+L+m)番目までの入力端子に入力することを特徴とする。
【0010】
また、本願発明は、複数本の入力ポートと複数本の出力ポートを有し、波長分割多重光信号を合分波する光波長合分波装置であって、前記波長分割多重信号光は、各群内において波長配置が連続し、各群の間で波長配置が不連続な複数の波長群からなり、前記各入力ポートに接続される1個の入力端子と複数の出力端子とを有し、前記波長分割多重光信号を各波長群に分波して前記複数の出力端子から出力する複数の光分波手段と、複数の入力端子と複数の出力端子とを有し、前記複数の入力端子が、前記複数の光分波手段の各出力端子の中の所定端子に接続されるアレイ導波路回折格子型合分波回路と、2個の入力端子と、前記各出力ポートに接続される1個の出力端子とを有し、前記2個の入力端子のそれぞれが、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路の複数の出力端子の中の所定の2本の出力端子に接続される複数の光合流手段とを備え、前記波長分割多重信号光は、短波長群と長波長群との2波長群から成り、使用波長数がN、未使用波長数がL(N,L≧1、N≦L)の波長分割多重信号光であり、前記複数の光分波手段は、N個の光分波手段であり、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路は、(N+L)個以上の入力端子と、(2N−1)個以上の出力端子とを有し、かつ、基本周期が波長間隔の(N+L)倍以上であり、mを任意の整数とするとき、前記1番目からN番目までの光分波手段から出力される短波長群の信号光を、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路の(1+m)番目から(N+m)番目までの入力端子に入力し、前記1番目からN番目までの光分波手段から出力される長波長群の信号光を、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路の(L+1+m)番目から(N+L+m)番目までの入力端子に入力することを特徴とする。
【0011】
本発明では、前記光合波手段と光分波手段として、波長選択性を有する干渉膜フィルタ、または、平面基板上に形成された複数の光導波路を横切る溝に挿入された干渉膜フィルタが複数の光合波または光分波手段として機能するように構成された光フィルタ部品、あるいは、平面基板上の光導波路から成るラティス型光分波フィルタを用いても良い。
さらに、各要素部品間の光接続として、複数の光ファイバがフィルム形状にレイアウトされた光ファイバ配線シートを用いることもできる。
また、前記光分波手段、光合波手段、アレイ導波路回折格子型合分波回路、光合流手段、および各手段間の光配線等を、全てまたは一部が平面基板上の光導波回路として集積化して構成することもできる。
本発明によれば、フルメッシュWDM伝送システムにおいて、波長チャネル配置に不連続性がある場合でも適用可能な低コスト周回性N×N光波長合分波装置を実現することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1のN×N光波長合分波装置の概略構成を示すブロック図である。
ただし、図1では、使用波長数(N)がλ1、λ2、λ5、λ6の4波長、未使用波長数(L)がλ3、λ4の2波長の場合(N=4、L=2)の4波多重4×4光波長合分波装置を示している。
図1において、1は、4本の入力ポート、2は、光信号を短波長群λ1〜λ2と長波長群λ5〜λ6に分波する光分波フィルタ、3は、短波長群λ1〜λ2と長波長群λ5〜λ6を合波する光合波フィルタ、4は、光分波フィルタ2および光合波フィルタ3およびAWG5の所定ポート同士を接続する光ファイバ配線、5は、分波波長間隔Δλの6×8チャネルのAWG、6は光合流カプラ、7は4本の出力ポートである。
【0013】
本実施の形態では、光分波フィルタ2と光合波フィルタ3として、干渉膜フィルタによる同一の合分波フィルタを用い、入出力ポート(または、入出力端子)を逆にして利用している。
ここで、AWG5の入力チャネル(または、入力端子)数は、6チャネル(N+L)以上、出力チャネル(または、出力端子)数は7チャネル(2N−1)以上、FSRは(7チャネル×Δλ)分以上が必要となる。
しかし、AWGには中央チャネルに比較して両端チャネルでは損失が大きくなる特徴がある。したがって、両端のチャネルを用いると、N×N光波長合分波装置の挿入損失が大きくなる上、チャネル間の損失ばらつきも増大する。
このようなAWGのチャネル間損失ばらつきを低減する観点からは、チャネル数を多く、すなわちFSRの値を大きく設計して、中央付近のチャネルを利用することが有効である。
本実施の形態のAWG5では、FSRとしては、16チャネル×Δλ程度と設計して、入力側は中央付近の6本、出力側も中央付近の8本のポートを用いている。また、中心波長(入力3から入射して出力4に出力される波長)をλ4と設計した。
【0014】
以下に、本実施の形態を基に、本発明の原理について説明する。
4本の入力ポートには、それぞれ波長多重化された光信号(A1,A2,A5,A6)、(B1,B2,B5,B6)、(C1,C2,C5,C6)、(D1,D2,D5,D6)が入力される。
ここで、アルファベット文字は入力ポート位置を、下付数字は波長間隔Δλ毎の光波長を短波長側から表しており、アルファベット文字が同じ光信号は同じ入力ポートに入射されたことを示し、下付数字が同じ光信号は同じ光波長であることを示す。
したがって、ここでは、連続した6波長のうち途中の2波長を利用せずに不連続な4種類の波長が用いられる。
入力ポート1からの光信号は、それぞれ光分波フィルタ2において短波長群λ1〜λ2と、長波長群λ5〜λ6とに分波される。
その後、光分波フィルタ2の(1)〜(2)から出力される短波長群の光信号は、6×8チャネルAWG5の入力チャネル1〜2に、光分波フィルタ2の(3)〜(4)から出力される長波長群の光信号は6×8チャネルAWG5の入力チャネル5〜6に入力される。
また、光分波フィルタ2の(1)〜(2)から出力される長波長群の光信号と、光分波フィルタ2の(3)〜(4)から出力される短波長群の光信号は、光合波フィルタ3の(1)〜(2)でそれぞれ合波される。
その後、光合波フィルタ3の(1)〜(2)から出力される光信号は、それぞれ6×8チャネルAWG5の入力チャネル3〜4に入力される。
【0015】
6×8チャネルAWG5の中心波長(入力チャネル3から入射して出力チャネル4に出力される波長)はλ4と設計されているため、入力チャネル1からの光信号A1,A2は、出力4と5に、入力チャネル3からの光信号A5,A6は出力6と7に分波される。
他の光信号も同様に分波され、6×8チャネルAWG5で分波された光信号は図1に示すような波長配置となる。
その後、6×8チャネルAWG5の出力1と5、2と6、3と7、4と8が組み合わさるように光合流カプラ6の(1)〜(4)に接続される。
その結果として、出力ポート7での最終的な波長配置は、出力ポート7の▲1▼で(A6,B1,C2,D5)、出力ポート7の▲2▼で(A1,B2,C5,D6)、出力ポート7の▲3▼で(A2,B5,C6,D1)、出力ポート7の▲4▼で(A5,B6,C1,D2)となり、図8で示した周回性を有する波長配置となる。
ここで、光合流カプラ6の(4)は、必ずしも必要でないが、出力ポート7での各ポートでの損失を平均化する目的で用いている。以下の実施の形態でも同様である。
以上の説明から、不連続な波長チャネルの場合でも、波長周回性を実現できることが分かる。
本実施の形態では、光分波フィルタ2と光合波フィルタ3が付加的に必要であるが、前述したように、光分波フィルタ2と光合波フィルタ3は全て同一フィルタで良い。このように複数種類のフィルタを用意する必要がないため、付加コストは最小限に抑えられる。
【0016】
[実施の形態2]
図2は、本発明の実施の形態2のN×N光波長合分波装置の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、前述の実施の形態1と同様の使用波長において、光分波フィルタ2と光合波フィルタ3を、光導波回路9と光合分波フィルタ10を用いて一体化した場合の実施の形態である。
図2において、8は、4本の入力ポート、9は、6個の2×1ポート導波路がアレイ状に配置された光導波回路、10は、短波長群λ1〜λ2を透過して長波長群λ5〜λ6を反射する光合分波フィルタ、12は、6×8チャネルAWG、11は、光合分波フィルタ10と6×8チャネルAWG12の所定のポート同士を接続する光ファイバ配線、13は光合流カプラ、14は4本の出力ポートである。
ここで、光合分波フィルタ10は、膜厚20μm程度の多層干渉膜フィルタであり、光導波回路9の2×1導波路の導波路接続点付近に形成された幅20〜30μmの溝に挿入固定されている。
光合分波フィルタ10は、短波長群λ1〜λ2を透過して長波長群λ5〜λ6を反射するので、図2に示すように、入力ポート8と光ファイバ配線11とを接続すると、光導波回路9の(1)、(2)、(5)、(6)は光分波フィルタとして、(3)と(4)は光合波フィルタとして動作する。その他は、前述の実施の形態1と同様であるので再度の説明は省略する。
本実施の形態では、光分波および合波フィルタを一体化できるため、小型化と低コスト化の観点で有利である。
【0017】
[実施の形態3]
図3は、本発明の実施の形態3のN×N光波長合分波装置の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、使用波長数(N)がλ1,λ2,λ7,λ8の4波長、未使用波長数(L)がλ3,λ4,λ5,λ6の4波長の場合(N=4、L=4)の4波多重4×4光波長合分波装置の実施の形態である。
すなわち、連続した8波長のうち途中の4波長を利用せずに、不連続な4波長を用いた場合の例である。
図3において、15は、4本の入力ポート、16は、光信号を短波長群λ1〜λ2と長波長群λ7〜λ8に分波するフィルタが集積化されたラティス型光分波フィルタ、19は、8×8チャネルAWG、17は、ラティス型光分波フィルタ16と8×8チャネルAWG19の所定ポート同士を接続する光配線シート、18は、8×8チャネルAWG19と光合流導波回路20を集積化した集積型導波回路基板、20は、光合流導波回路、21は4本の出力ポートである。
ここで、AWG19の入力チャネル数は8チャネル(N+L)以上、出力チャネル数は7チャネル(2N−1)以上、FSRは(8チャネル×Δλ)分以上が必要となる。
本実施の形態のAWG19では、FSRとしては、16チャネル×Δλ程度と設計して、入力側は中央付近の8本、出力側も中央付近の8本のポートを用いている。また、中心波長(入力チャネル4から入射して出力5に出力される波長)をλ5と設計した。
【0018】
以下に、本実施の形態の動作原理について説明する。
4本の入力ポート15には、それぞれ波長多重化された光信号(A1,A2,A7,A8)、(B1,B2,B7,B8)、(C1,C2,C7,C8)、(D1,D2,D7,D8)が入力される。
入力ポート15からの光信号は、それぞれラティス型光分波フィルタ16において短波長群λ1〜λ2と長波長群λ7〜λ8に分波される。
その後、光配線シート17により、ラティス型光分波フィルタ16の(1)〜(4)から出力される短波長群の光信号は、8×8チャネルAWG19の入力チャネル1〜4に、ラティス型光分波フィルタの(1)〜(4)から出力される長波長群の光信号は、8×8チャネルAWG19の入力チャネル5〜8に接続される。
8×8チャネルAWG19の中心波長(入力チャネル4から入射して出力5に出力される波長)はλ5と設計されているため、入力チャネル1からの光信号A1,A2は出力4と5に、入力チャネル5からの光信号A7,A8は出力6と7に分波される。
他の光信号も同様に分波され、8×8チャネルAWG19で分波された光信号は、図3に示すような波長配置となる。
その後、8×8チャネルAWG19の出力1と5、2と6、3と7、4と8が組み合わさるように光合流導波回路20の(1)〜(4)に接続される。
その結果として、出力ポート21での最終的な波長配置は、出力ポート21の▲1▼で(A8,B1,C2,D7)、出力ポート21の▲2▼で(A1,B2,C7,D8)、出力ポート21の▲3▼で(A2,B7,C8,D1)、出力ポート21の▲4▼で(A7,B8,C1,D2)と周回性を有する波長配置となる。
ここで、光合流導波回路20の(4)は必ずしも必要でないが、出力ポート21での各ポートでの損失を平均化する目的で用いている。
本実施の形態では、光分波手段としてラティス型光分波フィルタ16を用い、光ファイバ配線として粘着シート上に所定の光配線になるように光ファイバがレイアウトされた光配線シート17を用い、AWG19と光合流導波回路手段20を集積型導波回路基板18に形成しているが、これらは、前述の実施の形態1のように個別の光部品で構成しても本発明の効果が得られることは明白である。
【0019】
[実施の形態4]
図4は、本発明の実施の形態4のN×N光波長合分波装置の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、使用波長数(N)がλ1,λ2,λ9,λ10の4波長、未使用波長数(L)がλ3,λ4,λ5,λ6,λ7,λ8の6波長の場合(N=4、L=6)の4波多重4×4光波長合分波装置の実施の形態である。
すなわち、連続した10波長のうち途中の6波長を利用せずに、不連続な4波長を用いた場合の例である。
図4において、22は、4本の入力ポート、23は、本発明の要素回路を集積化した集積型導波回路基板、24は、光信号を短波長群λ1〜λ2と長波長群λ9〜λ10に分波するラティス型光分波フィルタ、26は、10×8チャネルAWG、25は、ラティス型光分波フィルタ24と10×8チャネルAWG26の所定ポート同士を接続する光交差導波路、27は、光合流導波回路、28は、4本の出力ポートである。
ここで、AWG26の入力チャネル数は10チャネル(N+L)以上、出力チャネル数は7チャネル(2N−1)以上、FSRは(10チャネル×Δλ)分以上が必要となる。
本実施の形態のAWG26では、FSRとしては20チャネル×Δλ程度と設計して、入力側は中央付近の10本、出力側も中央付近の8本のポートを用いている。また、中心波長(入力チャネル5から入射して出力5に出力される波長)をλ6と設計した。
【0020】
以下に、本実施の形態の動作原理について説明する。
4本の入力ポート22には、それぞれ波長多重化された光信号(A1,A2,A9,A10)、(B1,B2,B9,B10)、(C1,C2,C9,C10)、(D1,D2,D9,D10)が入力される。
入力ポート22からの光信号は、それぞれラティス型光分波フィルタ24において短波長群λ1〜λ2と長波長群λ9〜λ10に分波される。
その後、光交差導波路25により、ラティス型光分波フィルタ24の(1)〜(4)から出力される短波長群の光信号は10×8チャネルAWG26の入力チャネル1〜4に、ラティス型光分波フィルタ24の(1)〜(4)から出力される長波長群の光信号は10×8チャネルAWG26の入力チャネル7〜10に接続される。
10×8チャネルAWG26の中心波長(入力チャネル5から入射して出力5に出力される波長)はλ6と設計されているため、入力チャネル1からの光信号A1,A2は出力4と5に、入力チャネル7からの光信号A9,A10は出力の6と7に分波される。
他の光信号も同様に分波され、10×8チャネルAWG26で分波された光信号は図4に示すような波長配置となる。
その後、10×8チャネルAWG26の出力1と5、2と6、3と7、4と8が組み合わさるように光合流導波回路27の(1)〜(4)に接続される。
その結果として、出力ポート28での最終的な波長配置は、出力ポート28の▲1▼で(A10,B1,C2,D9)、出力ポート28の▲2▼で(A1,B2,C9,D10)、出力ポート28の▲3▼で(A2,B9,C10,D1)、出力ポート28の▲4▼で(A9,B10,C1,D2)と周回性を有する波長配置となる。
ここで、光合流導波回路27の(4)は必ずしも必要でないが、出力ポート28での各ポートでの損失を平均化する目的で用いている。
本実施の形態では、本発明の要素回路を全て1チップ上に集積化した回路を用いたが、実施の形態1〜3の様に個別光部品や一部を集積化した光部品を構成しても本発明の効果が得られることは自明である。
【0021】
前述の説明では、不連続波長の数の異なる3種類の4×4光波長合分波装置について説明したが、一般的なN×N光波長合分波装置においても本発明が適用できることは自明であり、本実施の形態に示された組合せだけに限定されるものではない。
すなわち、波長λ1〜λiとλi+1+L〜λN+L(ただし、LとNは整数で、L≧1、且つ、N>L)のN波長の波長分割多重された光信号を扱うN×N光波長合分波装置の場合は、先ずN本の入力ポートを短波長群λ1〜λiと長波長群λi+1+L〜λN+Lに分波する同一なN個の光分波手段に接続する。
次に、前記光分波手段の(L+1)〜Nから出力される短波長群λ1〜λiの出力と、前記光分波手段の1〜(N−L)から出力される長波長群λi+1+L〜λN+Lの出力を、前記光分波手段と逆の特性を有する同一な(N−L)個の光合波手段に接続する。
その後、(N+L)本以上の入力と(2N−1)本以上の出力を有する基本周期が波長間隔の(2N−1)倍以上であるAWGに対して、前記光分波手段の1〜Lから出力される短波長群λ1〜λiの出力をAWGの入力1〜Lに、前記光合波手段の1〜(N−L)の出力をAWGの入力(L+1)〜Nに、前記(N−L+1)〜Nの長波長群λi+1+L〜λN+Lの出力をAWGの入力(N+1)〜(N+L)に接続する。
最後に、AWGの出力m(ただし、mは1〜N−1)と出力(m+N)の各出力対をN個の光合流手段に接続して、このN個の光合流手段の出力をN本の出力ポートとすれば良い。
【0022】
また、波長λ1〜λiと、λi+1+L〜λN+L(ただし、LとNは整数で、L≧1、且つ、N≦L)のN波長の波長分割多重された光信号を扱うN×N光波長合分波装置の場合は、先ずN本の入力ポートを短波長群λ1〜λiと、長波長群λi+1+L〜λN+Lに分波する同一なN個の光分波手段に接続する。
次に、(N+L)以上本の入力と(2N−1)本以上の出力を有する基本周期が波長間隔の(N+L)倍以上であるアレイ導波路回折格子型合分波回路AWGにおいて、前記光分波手段の1〜Nから出力される短波長群λ1〜λiの出力をAWGの入力1〜Nに、前記光分波手段の1〜Nから出力される長波長群λi+1+L〜λN+Lの出力をAWGの入力(L+1)〜(N+L)に接続する。
その後、AWGの出力m(ただし、mは1〜N−1)と出力(m+N)の各出力対をN個の光合流手段に接続して、この光合流手段の出力をN本の出力ポートとすれば良い。
【0023】
[実施の形態5]
図5は、本発明の実施の形態5のN×N光波長合分波装置の概略構成を示すブロック図である。
前述した各実施の形態は、波長の不連続点が1ヶ所で波長群が2つの場合である。しかし、本発明は、波長の不連続点が1ヶ所の場合に限定されるものではない。その例として、本実施の形態5において、波長の不連続点が2ヶ所で波長群が3つの実施の形態を説明する。
本実施の形態は、使用波長数(N)がλ1,λ3,λ4,λ7の4波長、未使用波長数(L)がλ2,λ5,λ6の3波長の場合(N=4、L=3、波長群数3)の4波多重4×4光波長合分波装置である。
すなわち、連続した7波長のうち途中の3波長を利用せずに、3つの波長群に分けられた連続しない4波長を用いた場合の例である。
図5において、29は、4本の入力ポート、30は、光信号を第1の波長群λ1と、第2の波長群λ3,λ4と第3の波長群λ7に分波する光分波フィルタ、32は、光合波フィルタと逆の入出力特性を有する光合波フィルタ、33は、7×8チャネルAWG、31は、光分波フィルタ30と光合波フィルタ32または7×8チャネルAWG33の所定ポート同士を接続する光ファイバ配線、34は、光合流カプラ、35は、4本の出力ポートである。
ここで、AWG33の入力チャネル数は7チャネル以上、出力チャネル数はチャネル以上、FSRは(8チャネル×Δλ)分以上が必要となる。
本実施の形態のAWG33では、FSRとしては16チャネル×Δλ程度と設計して、入力側は中央付近の7本、出力側も中央付近の8本のポートを用いている。また、中心波長(入力4から入射して出力5に出力される波長)をλ5と設計した。
【0024】
以下に、本実施の形態の動作原理について説明する。
4本の入力ポート29には、それぞれ波長多重化された光信号(A1,A3,A4,A7)、(B1,B3,B4,B7)、(C1,C3,C4,C7)、(D1,D3,D4,D7)が入力される。
入力ポート29からの光信号は、それぞれ光分波フィルタ30において第1の波長群λ1と、第2の波長群λ3,λ4と、第3の波長群λ7に分波される。
その後、光ファイバ配線31により、光分波フィルタ30の(1)から出力される第1の波長群の光信号は7×8チャネルAWG33の入力1に、光分波フィルタ30の(2)〜(4)から出力される第1の波長群の光信号は光合波フィルタ32の(1)〜(3)に、光分波フィルタ30の(1)〜(4)から出力される第2の波長群の光信号は光合波フィルタ32の(1)〜(4)に、光分波フィルタ30の(1)〜(2)から出力される第3の波長群の光信号は光合波フィルタ32の(3)〜(4)に、光分波フィルタ30の(3)〜(4)から出力される第3の波長群の光信号は7×8チャネルAWG33の入力6〜7に、光合波フィルタ32の(1)〜(4)からの光信号は、7×8チャネルAWGの入力2〜5に接続される。
7×8チャネルAWG33の中心波長(入力4から入射して出力5に出力される波長)はλ5と設計されているため、入力1からの光信号A1は出力4に、入力2からの光信号A3,A4は出力5と6に、入力4からの光信号A7は出力7に分波される。
他の光信号も同様に分波され、7×8チャネルAWG33で分波された光信号は、図5に示すような波長配置となる。
その後、7×8チャネルAWG33の出力1と5、2と6、3と7、4と8が組み合わさるように光合流導波回路34の(1)〜(4)に接続される。
【0025】
その結果として、出力ポート35での最終的な波長配置は、出力ポート35の▲1▼で(A7,B1,C3,D4)、出力ポート35の▲2▼で(A1,B3,C4,D7)、出力ポート35の▲3▼で(A3,B4,C7,D1)、出力ポート35の▲4▼で(A4,B7,C1,D3)と周回性を有する波長配置となる。
ここで、光合流導波回路34の(4)は必ずしも必要でないが、出力ポート35での各ポートでの損失を平均化する目的で用いている。
このように、本発明の効果は、波長数や波長不連続点の数(または、波長群の数)に依らず実現可能であることは自明である。
また、本実施の形態では、本発明の要素回路を個別光部品で構成したが、前述の実施の形態2〜4の様に一部または全部を集積化した光部品を構成しても本発明の効果が得られることも自明である。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明によれば、フルメッシュWDM伝送システムにおいて、波長チャネル配置に不連続性がある場合でも適用可能な低コスト周回性N×N光波長合分波装置を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のN×N光波長合分波装置(使用波長数N=4、未使用波長数L=2)の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態2のN×N光波長合分波装置(使用波長数N=4、未使用波長数L=2)の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態3のN×N光波長合分波装置(使用波長数N=4、未使用波長数L=4)の概略構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態4のN×N光波長合分波装置(使用波長数N=4、未使用波長数L=6)の概略構成を示すブロック図である。
【図5】本発明実施の形態5のN×N光波長合分波装置(使用波長数N=4、未使用波長数3、波長群数3)の概略構成を示すブロック図である。
【図6】従来のフルメッシュ光WDMネットワークの概略構成を示すブロック図である。
【図7】従来のアレイ導波路回折格子型光合分波回路を示す図である。
【図8】連続波長チャネルの場合のN×N光合分波装置(N=4)における波長配置を説明する図である。
【図9】第1の従来技術例であるアレイ導波路格子型合分波回路と光カプラを用いたN×N光合分波装置(N=4)の概略構成を示すブロック図である。
【図10】不連続波長チャネルの場合のN×N光合分波装置(N=4、L=2)における波長配置を説明する図である。
【図11】第2の従来技術例である対向する2N個の1×Nアレイ導波路格子型合分波回路を光ファイバ配線で接続した不連続波長チャネルの場合のN×N光合分波装置(N=4、L=2)の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,8,15,22,29,44,49…入力ポート、2,30…光分波フィルタ、3,32…光合波フィルタ、4,11,31,46,51…光ファイバ配線、5,12,19,26,33,45,50,52…アレイ導波路回折格子型光合分波回路(AWG)、6,13,34…光合流カプラ、7,14,21,28,35,48,53…出力ポート、9…光導波回路、10…光合分波フィルタ、16,24…ラティス型光分波フィルタ、17…光配線シート、18,23…集積型導波回路基板、20,27…光合流導波回路、25…光交差導波路、36…光合分波装置、37…WDM送受信装置、38…光ファイバ、39…基板、40…アレイ導波路、41…スラブ導波路、42…入力導波路、43…出力導波路、47…光カプラ。
Claims (11)
- 複数本の入力ポートと複数本の出力ポートを有し、波長分割多重光信号を合分波する光波長合分波装置であって、
前記波長分割多重信号光は、各群内において波長配置が連続し、各群の間で波長配置が不連続な複数の波長群からなり、
前記各入力ポートに接続される1個の入力端子と複数の出力端子とを有し、前記波長分割多重光信号を各波長群に分波して前記複数の出力端子から出力する複数の光分波手段と、
前記光分波手段とは逆の入出力特性を有するとともに、複数の入力端子と1個の出力端子とを有し、前記複数の入力端子のそれぞれが、前記複数の光分波手段の各出力端子の中の所定端子に接続される複数の光合波手段と、
複数の入力端子と複数の出力端子とを有し、前記複数の入力端子が、前記複数の光分波手段の各出力端子の中の所定端子と、前記複数の光合波手段の各出力端子に接続されるアレイ導波路回折格子型合分波回路と、
2個の入力端子と、前記各出力ポートに接続される1個の出力端子とを有し、前記2個の入力端子のそれぞれが、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路の複数の出力端子の中の所定の2本の出力端子に接続される複数の光合流手段とを備え、
前記波長分割多重信号光は、短波長群と長波長群との2波長群から成り、使用波長数がN、未使用波長数がL(N,L≧1、N>L)の波長分割多重信号光であり、
前記複数の光分波手段は、N個の光分波手段であり、
前記複数の光合波手段は、(N−L)個の光合波手段であり、
前記アレイ導波路回折格子型合分波回路は、(N+L)個以上の入力端子と、(2N−1)個以上の出力端子とを有し、かつ、基本周期が波長間隔の(2N−1)倍以上であり、
前記1番目から(N−L)番目までの光分波手段から出力される長波長群の信号光を、1番目から(N−L)番目までの光合波手段に入力し、
前記(L+1)番目からN番目までの光分波手段から出力される短波長群の信号光を、1番目から(N−L)番目までの光合波手段に入力し、
mを任意の整数とするとき、前記1番目からL番目までの光分波手段から出力される短波長群の信号光を、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路の(1+m)番目から(L+m)番目までの入力端子に入力し、
前記1番目から(N−L)番目までの光合波手段から出力される信号光を、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路の(L+1+m)番目から(N+m)番目までの入力端子に入力し、
前記(N−L+1)番目からN番目までの光分波手段から出力される長波長群の信号光を、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路の(N+1+m)番目から(N+L+m)番目までの入力端子に入力することを特徴とする光波長合分波装置。 - 前記光分波手段と前記光合波手段との間、前記光分波手段と前記アレイ導波路回折格子型合分波回路との間、前記光合波手段と前記アレイ導波路回折格子型合分波回路との間、あるいは、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路と前記光合流手段との間を、複数の光ファイバがフィルム形状にレイアウトされた光ファイバ配線シートで接続したことを特徴とする請求項1に記載の光波長合分波装置。
- 前記光分波手段、前記光合波手段、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路、前記光合流手段、および各手段間を接続する光配線の少なくとも一部は、平面基板上に形成された光導波回路で構成され、前記平面基板上に集積化されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光波長合分波装置。
- 複数本の入力ポートと複数本の出力ポートを有し、波長分割多重光信号を合分波する光波長合分波装置であって、
前記波長分割多重信号光は、各群内において波長配置が連続し、各群の間で波長配置が不連続な複数の波長群からなり、
前記各入力ポートに接続される1個の入力端子と複数の出力端子とを有し、前記波長分割多重光信号を各波長群に分波して前記複数の出力端子から出力する複数の光分波手段と、
複数の入力端子と複数の出力端子とを有し、前記複数の入力端子が、前記複数の光分波手段の各出力端子の中の所定端子に接続されるアレイ導波路回折格子型合分波回路と、
2個の入力端子と、前記各出力ポートに接続される1個の出力端子とを有し、前記2個の入力端子のそれぞれが、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路の複数の出力端子の中の所定の2本の出力端子に接続される複数の光合流手段とを備え、
前記波長分割多重信号光は、短波長群と長波長群との2波長群から成り、使用波長数がN、未使用波長数がL(N,L≧1、N≦L)の波長分割多重信号光であり、
前記複数の光分波手段は、N個の光分波手段であり、
前記アレイ導波路回折格子型合分波回路は、(N+L)個以上の入力端子と、(2N−1)個以上の出力端子とを有し、かつ、基本周期が波長間隔の(N+L)倍以上であり、
mを任意の整数とするとき、前記1番目からN番目までの光分波手段から出力される短波長群の信号光を、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路の(1+m)番目から(N+m)番目までの入力端子に入力し、
前記1番目からN番目までの光分波手段から出力される長波長群の信号光を、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路の(L+1+m)番目から(N+L+m)番目までの入力端子に入力することを特徴とする光波長合分波装置。 - 前記光分波手段と前記アレイ導波路回折格子型合分波回路との間、あるいは、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路と前記光合流手段との間を、複数の光ファイバがフィルム形状にレイアウトされた光ファイバ配線シートで接続したことを特徴とする請求項4に記載の光波長合分波装置。
- 前記光分波手段、前記アレイ導波路回折格子型合分波回路、前記光合流手段、および各手段間を接続する光配線の少なくとも一部は、平面基板上に形成された光導波回路で構成され、前記平面基板上に集積化されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の光波長合分波装置。
- 前記各光分波手段は、波長選択性を有する干渉膜フィルタで構成されることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の光波長合分波装置。
- 前記光分波手段は、平面基板上の光導波路で構成されるラティス型光分波フィルタで構成されることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の光波長合分波装置。
- 前記各光合波手段は、波長選択性を有する干渉膜フィルタで構成されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の光波長合分波装置。
- 前記光合波手段は、平面基板上の光導波路で構成されるラティス型光分波フィルタで構成されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の光波長合分波装置。
- 前記光分波手段および光合波手段は、平面基板上に形成された複数の光導波路を横切る溝に挿入され、複数の光合波または光分波手段として機能する干渉膜フィルタで構成され、前記光分波手段および光合波手段は一体に構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の光波長合分波装置。
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