JP4239122B2 - 超音波渦流量計 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体の流量を測定する超音波渦流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスの流量を測定する超音波渦流量計の一例として、被測定ガスが流れる管と、管内に設けられてカルマン渦を発生させる渦発生体と、該渦発生体の内側に外側と連通して形成され前記カルマン渦に同期した被測定ガスの流れの変化(以下、ガス流れ変化という。)を発生させる流路と、前記ガス流れ変化を流速や密度等の変化から検出する送信器及び受信器からなる超音波センサと、ガス流れ変化により受信器で受信される超音波が変調されるため該超音波センサの送・受信信号を位相比較することで変調量を求め、前記管を流れる前記被測定ガスの流量を演算するアンプ回路とを備えたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術では、超音波センサ及びアンプ回路が1組であるため、超音波センサが故障するとガス流れ変化を検出することができなくなり、また、アンプ回路が故障すると超音波センサが検出した信号に対する適切な演算処理を行えなくなり、良好な流量測定を維持できなくなってしまう虞があった。
【0004】
上述した問題点を解決し得る渦流量計として、実開昭61−139422号に示すものがある。この渦流量計は、カルマン渦による流れを分離して設けられた2つの箇所にそれぞれ作り、この2つの流れを、独立した2組のセンサにより検出する。そして、この渦流量計では、2組のセンサのうち一方のセンサが故障しても、他方のセンサにより流量検出を図ることができる。
しかしながら、上記渦流量計では、上記2つの流れが作られる部分(非検出部分)で同等の流れが発生しないと、不都合が生じる。例えば流量が少ないときに、2つの被検出部分のうちどちらか一方のみに流れが生じたり、流体の脈圧が一方のみに影響したり等したときには、2つの異なる流量値が得られどちらが正しいのか判断しかねる事態を招くことになる。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、同一の流れを対象にして2組の超音波センサによる流れ検出を行うことができる超音波渦流量計を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、2組の超音波センサを有することにより故障時の補償を図れ、かつ単一の流量値を得ることができる超音波渦流量計を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、被測定流体が流れる管と、該管内に設けられて下流側にカルマン渦を発生させると共に内部空間を有し、当該内部空間に前記カルマン渦に同期した被測定流体の流れを導入させるための孔が周壁部に設けられた渦発生体と、送信器及び受信器を1組として構成され前記渦発生体の内部空間に導入される前記被測定流体の流れによる変動領域を挟んで該送信器及び受信器を配置した2組の超音波センサと、前記各超音波センサ毎に接続され、前記送信器で送信した超音波と受信器に受信される超音波との位相差から前記管に流れる被測定流体の流量をそれぞれ求める2つの流量計測手段と、該2つの流量計測手段に接続されて前記2組の超音波センサの送信器にそれぞれ異なる周波数の超音波を送信させ、前記各受信器で受信した超音波の振幅の大きさを比較して振幅が大きくとれる超音波の周波数を抽出する周波数調整手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明の実施の形態の説明に先立って、第1参考例としての面状照明装置1を図1及び図2に基づき、第2参考例としての面状照明装置1を図3ないし図5に基づいて説明する。第1、第2参考例及び以下の実施の形態では、被測定対象の流体がガスである場合を例にする。
図1及び図2において、超音波渦流量計1(第1参考例)は、被測定ガスが流れる管2と、管2の直径方向に対向して形成された孔(以下、第1、第2の孔)3,4に挿通して管2に取り付けられ後流側にカルマン渦を発生させる長手状の渦発生体5とを備えている。
【0009】
管2の外周側における第1、第2の孔3,4が形成された部分は平坦面にされている。管2における当該平坦面が形成された2か所の部分のうち一方の部分(図1上側)は肉厚が薄く、また、他方の部分(図1下側)は肉厚が厚くなっている。肉厚が厚くなっている方に形成されている前記第2の孔4は、管2の内周側が渦発生体5を挿入し得るように大径に形成され、この大径部4aに段差をもって連接する部分(管2の外周側部分)が小径部4b(渦発生体5の内径寸法と同寸法)にされている。
【0010】
渦発生体5の一端部にはフランジ部6が形成されている。渦発生体5は、フランジ部6を図1上側(前記一方の部分)の平坦面に係止させ、かつ他端部を前記第2の孔4の大径部4aに挿通させて管2に取り付けられている。
渦発生体5には、長手方向に延びて両端部に開口する中空部7(内部空間)が形成されている。また、渦発生体5の周壁部には、中空部7とこの渦発生体5の外側とを連通する2つの孔8が所定距離あけて形成されている。この2つの孔8を通して前記カルマン渦に同期した被測定ガスの流れの変化(ガス流れ変化)が中空部7に発生するようになっている。
ここで、ガス流れ変化はカルマン渦に同期したものであり、ガス流れ変化の発生周波数(ひいては、発生周波数が流速に比例するカルマン渦の発生周波数)を検出することにより、被測定ガスの流速、ひいては流量を測定できることになる。
【0011】
超音波渦流量計1は、送信器111及び受信器112からなる第1の超音波センサ110と、送信器211及び受信器212からなる第2の超音波センサ210と、を有している。送信器111、受信器112、送信器211及び受信器212は圧電素子等により構成されそれぞれ送・受信機能を有している。
第1の超音波センサ110の送信器111及び第2の超音波センサ210の受信器212は、フランジ部6に保持したセンサ保持体9Aに所定角度θ(送信器111の中心線と受信器212の中心線とが成す角度)で取付けられている。第1の超音波センサ110の受信器112及び第2の超音波センサ210の送信器211は、孔4形成部に保持したセンサ保持体9Bに所定角度θ(受信器112の中心線と送信器211の中心線とが成す角度)で取付けられている。
上述したようにセンサ保持体9Aに送信器111及び受信器212を取付け、センサ保持体9Bに受信器112及び送信器211を取付けることにより、第1の超音波センサ110の送信器111及び受信器112はガス流れ発生領域を挟んで配置され、かつ第2の超音波センサ210の送信器211及び受信器212は同ガス流れ発生領域を挟んで配置されたものになっている。
【0012】
第1の超音波センサ110の送信器111及び受信器112を結ぶ線分と、第2の超音波センサ210の送信器211及び受信器212を結ぶ線分とが渦発生体5(中空部7)の略中心部で交差するようになっており、送信器111から送信される超音波の送信方向(図1右下方向)と送信器211から送信される超音波の送信方向(図1右上方向)とが異なったものになっている。この場合、ガス流れが図1下方向であれば、送信器111の超音波の送信方向はガス流れ方向に対して順方向、送信器211の超音波の送信方向はガス流れ方向に対して逆方向となる。また、ガス流れが図1上方向であれば、送信器111の超音波の送信方向はガス流れ方向に対して逆方向、送信器211の超音波の送信方向はガス流れ方向に対して順方向となる。すなわち、ガス流れ方向に対して送信器111,211のそれぞれの超音波の送信方向が互いに逆方向になっている。
【0013】
そして、被測定ガスが管2内を流れると、渦発生体5の後流側にカルマン渦が発生すると共に、カルマン渦発生に伴い中空部7にガス流れ変化が発生する。この際、送信器111及び送信器211からそれぞれ送信された超音波はガス流れ変化の発生周波数に応じた同等の位相変調を受けて受信器112及び受信器212に受信される。そして、上述したようにガス流れ方向に対して送信器111,211のそれぞれの超音波の送信方向が互いに逆方向になっていることにより、受信器112及び受信器212の受信信号の差分を取ってガス流れ変化で一方の受信超音波が受ける位相変調の倍の位相変調を検出することが可能になる。なお、例えば図1中、上から下へガス流れが生じているときは第1の超音波センサ110の超音波は位相進み、第2の超音波センサ210は位相遅れをおこす。
【0014】
第1の超音波センサ110の送信器111及び第2の超音波センサ210の送信器211には、それぞれに超音波を送信させる発振器400が接続されている。第1の超音波センサ110の受信器112及び第2の超音波センサ210の受信器212にはアンプ回路150Aが接続されている。アンプ回路150Aの出力側には出力回路10が接続されている。また、出力回路10には出力端子11を介して図示しない外部回路が接続されるようになっている。
【0015】
アンプ回路150Aは、受信器112及び受信器212の受信信号の差分を取り、超音波がガス流れ変化により受けた変調分を検出し、この検出結果に基づいて管2を流れる被測定ガスの流量を示す渦パルス信号を発生して出力回路10に入力する。出力回路10は、アンプ回路150Aからの渦パルス信号を出力端子11を介して図示しない外部の表示部またはプリント部等に入力するようにしている。
また、第1、第2の超音波センサ110,210のいずれかが故障したときは、こわれていない受信器112,212と発振器400の信号をアンプ回路150Aで比較し流量を計測するように構成されている。
【0016】
上述したように構成した超音波渦流量計1では、上述したようにアンプ回路150Aが、受信器112及び受信器212の受信信号の差分を取り、超音波がガス流れ変化により受けた変調分を検出し、この検出結果に基づいて管2を流れる被測定ガスの流量を示す渦パルス信号を発生する。この渦パルス信号に基づいて管2を流れる被測定ガスの流量値の表示等が行われる。そして、この第1参考例では第1の超音波センサ110(送信器111及び受信器112)及び第2の超音波センサ210(送信器211及び受信器212)を同一のガス流れ発生領域を挟んで配置している。このため、同一の流れを対象にして第1、第2の超音波センサ110,210(2組の超音波センサ)による流れ検出を行うことができる。この場合、上述のように送信器111の超音波の送信方向と送信器211の超音波の送信方向とが異なっているので受信器112,212で受信される超音波信号の差分をとることにより温度変化により発生する超音波の位相差が相殺されると共に、受信器112,212で受信される超音波の位相差(振幅)分が倍加されるので計測感度の向上を図ることができる。
【0017】
また、第1参考例では、フランジ部6に保持したセンサ保持体9Aに送信器111及び受信器212を所定角度θで取付け、かつ、孔4形成部に保持したセンサ保持体9Bに受信器112及び送信器211を所定角度θで取付けているので、超音波の伝搬路を狭くすることが可能になり、ひいては中空部7(渦発生体5)を小さくして装置形状の縮小化を図ることができる。また、第1参考例では、第1の超音波センサ110(送信器111及び受信器112)及び第2の超音波センサ210(送信器211及び受信器212)が中空部7(ガス流れ変化発生領域)を間にして配置されており、第1、第2の超音波センサ110,210を渦発生体5内に収納する場合に比して、渦発生体5の形状を小さくすることができる。
【0018】
次に、第2参考例としての超音波渦流量計1を図3ないし図5に基づき、図1及び図2を参照して説明する。第2参考例は、前記第1参考例に比して、第2の超音波センサ210の送信器211及び受信器212の取付け位置を交換し(センサ保持体9Aに送信器211を取付け、センサ保持体9Bに受信器212を取付け)、送信器111から送信される超音波の送信方向(図1右下方向)と送信器211から送信される超音波の送信方向(図1左下方向)とが略同じ下方向になっていること、受信器112,212に接続したアンプ回路150Aに代えて、送信器111及び受信器112に接続して第1の超音波センサ110と共に第1の流量計本体100を構成する第1のアンプ回路150(流量計測手段)、送信器211及び受信器212に接続して第2の超音波センサ210と共に第2の流量計本体200を構成する第2のアンプ回路250(流量計測手段)を設けたこと、及び第1、第2の超音波センサ110,210の送・受信機能は切換え設定され得るようになっている(なお、初期状態で、図3の送信器111,211が超音波送信を行い、図3の受信器112,212が超音波を受信するようにしている。)ことが主に異なっている。
【0019】
本第2参考例でも、被測定ガスが管2内を流れると、渦発生体5の後流側にカルマン渦が発生すると共に、カルマン渦発生に伴い中空部7にガス流れ変化が発生し、この際、受信器112が受信する受信超音波はガス流れ変化の発生周波数に応じた位相変調を受け、同様に受信器212が受信する受信超音波は同じガス流れ変化に応じた位相変調を受けることになる。そして、第1のアンプ回路150(第2のアンプ回路250)は送・受信器111,112(送・受信器211,212)の送・受信信号を比較することにより、この位相変調分を検出するようにしている。
【0020】
第1、第2のアンプ回路150,250は相互に相手側の送・受信器にも接続されている。第1、第2のアンプ回路150,250の出力側には出力回路10が接続されている。また、出力回路10には出力端子11を介して図示しない外部回路が接続されるようになっている。
【0021】
第1のアンプ回路150は、上述したように第1の超音波センサ110の送・受信信号を比較して受信される超音波がガス流れ変化により受けた変調分を検出し、この検出結果に基づいて管2を流れる被測定ガスの流量を示す渦パルス信号を発生して出力回路10に入力する。
第2のアンプ回路250も、第1のアンプ回路150と同様に第2の超音波センサ210の送・受信信号を比較して受信される超音波の変調分を検出し、この検出結果に基づいて管2を流れる被測定ガスの流量を示す渦パルス信号を発生して出力回路10に入力する。
【0022】
第1、第2のアンプ回路150,250は、自己及び相手側の流量計本体(超音波センサ及びアンプ回路)の各部を対象にした故障検出部を有しており、故障内容により、第1、第2の超音波センサ110,210の送・受信機能を切換え設定し得るようになっている。
例えば、第1の超音波センサ110の送信器111が故障した場合、第2の超音波センサ210の送信器211を第1、第2の超音波センサ110,210の送信器として設定し、第2のアンプ回路250では第2の超音波センサ210の送・受信器211,212の送・受信信号を比較する一方、第1のアンプ回路150では第2の超音波センサ210の送信器211の送信信号と第1の超音波センサ110の受信器112の受信信号とを比較する。
また、第2の超音波センサ210の送信器211が故障した場合、第1の超音波センサ110の送信器111を第1、第2の超音波センサ110,210の送信器として設定し、第1のアンプ回路150では第1の超音波センサ110の送・受信器111,112の送・受信信号を比較する一方、第2のアンプ回路250では第1の超音波センサ110の送信器111の送信信号と第2の超音波センサ210の受信器212の受信信号とを比較する。
【0023】
また、第1の超音波センサ110の受信器112が故障した場合、第1、第2の超音波センサ110,210の送・受信機能を切り換えて(すなわち、第2の超音波センサ210の受信器212を送信器とし、かつ送信器111,211を受信器として)、送信器1個に対して受信器2個として2つの送・受信系統を構成して送・受信信号を比較する。
第2の超音波センサ210の受信器212が故障した場合についても、上述した第1の超音波センサ110の受信器112が故障した場合に準じて送信器1個に対して受信器2個として2つの受信系統を構成して送・受信信号の比較を行うようにする。
【0024】
また、第1、第2の超音波センサ110,210の送信器111,211のうち一方の送信器と第1、第2の超音波センサ110,210の受信器112,212のうち一方の受信器とが故障した場合、故障していない方の送・受信器を用いて、第1のアンプ回路150または第2のアンプ回路250が送・受信信号の比較を行うようにする。
また、第1、第2のアンプ回路150,250のうちいずれかのアンプ回路が故障した場合、故障していない方のアンプ回路を用いて送・受信信号の比較を行う。
【0025】
出力回路10は、第1、第2のアンプ回路150,250からそれぞれ渦パルス信号を入力した場合、適宜選択して(例えば第1のアンプ回路150から入力する渦パルス信号を優先する。)選択した方の渦パルス信号を出力端子11を介して図示しない外部の表示部またはプリント部等に入力するようにしている。なお、第1、第2のアンプ回路150,250からそれぞれ渦パルス信号を入力した場合、上述したように渦パルス信号を選択するのに代えて、平均値を求めて出力するようにしてもよい。
【0026】
この第2参考例としての超音波渦流量計1では、第1の超音波センサ110の送信器111または第2の超音波センサ210の送信器211が故障した場合には、故障していない方の送信器と受信器112,212のそれぞれとの2つの送・受信系統を確保するように第1、第2の超音波センサ110,210の機能切り換えを行え、これにより2つの送・受信系統を確保できる。このため、2つの送・受信系統の送・受信信号を比較して流量計測できる。この際、同じガス流れを検出することにより、得られる2つの計測値は同等になる。
【0027】
また、第1の超音波センサ110の受信器112または第2の超音波センサ210の受信器212が故障した場合には、第1、第2の超音波センサ110,210の送・受信機能を切り換えて、故障していない1個の送信器と故障していない2個の受信器のそれぞれとの2つの送・受信系統を確保する。このため、2つの送・受信系統の送・受信信号を比較して流量計測できる。この際、同じガス流れを検出することにより、得られる2つの計測値は同等になる。
【0028】
2つの送信器111,211のうち一方の送信器と2つのの受信器112,212のうち一方の受信器とが故障した場合、故障していない方の送・受信器を用いて、第1のアンプ回路150または第2のアンプ回路250が送・受信信号の比較を行う。このため、このような故障時においても管2を流れる被測定ガスの流量を得ることができる。
【0029】
また、第1、第2の超音波センサ110,210を構成する計4個の送・受信器のうち2個の送信器の故障、または2個の受信器の故障を生じない限り(すなわち、仮に第1の超音波センサ110の送・受信器111,112の故障、第2の超音波センサ210の送・受信器211,212の故障、2個の送信器111,211のうち一方の送信器の故障及び2個の受信器112,212のうち一方の受信器の故障を生じても)、少なくとも1つの送・受信系統を確保することが可能であり(すなわち、第1、第2の超音波センサ110,210のいずれか一方が故障した場合にも、故障していない方の超音波センサでガス流れ検出を行え、故障時の補償を維持でき)、これにより、流量測定の信頼性を向上できることになる。
【0030】
また、第1、第2のアンプ回路150,250のうちいずれかのアンプ回路が故障した場合、故障していない方のアンプ回路を用いて送・受信信号の比較を行うことが可能であり、これにより、この故障時においても管2を流れる被測定ガスの流量を測定でき、流量測定の信頼性の向上が図れる。さらに、第2参考例は、前記第1参考例と同様に、第1の超音波センサ110(送信器111及び受信器112)及び第2の超音波センサ210(送信器211及び受信器212)を同一のガス流れ発生領域を挟んで配置し、同一の流れを対象にして第1、第2の超音波センサ110,210(2組の超音波センサ)による流れ検出を行うので、流れ検出値が同等になる。このため、従来技術で起こり得た2つの異なる計測値の出力を招くことがない。
【0031】
なお、第2参考例において、第1、第2のアンプ回路150,250に接続して周波数調整手段を設け、第1、第2の超音波センサ110,210の送信器111,211にそれぞれ異なる周波数の超音波を送信させ、このときに受信器112,212で受信される超音波の振幅を比較して振幅が大きくとれた方の超音波センサに接続されたアンプ回路(第1のアンプ回路150又は第2のアンプ回路250)が求めた流量を前記管2内を流れる被測定ガスの流量として出力するように構成してもよい(本発明の一実施の形態を構成する。以下、便宜上、第1実施形態という。)。この第1実施形態によれば、周波数調整手段を設けることにより、従来技術で起こり得た2つの異なる計測値の出力をより確実に防止できる。
【0032】
次に、本発明の第2実施の形態に係る超音波渦流量計を図6〜図13に基づき、図3〜図5(第2参考例)を参照して説明する。
この第2実施の形態の超音波渦流量計1は、前記第2参考例の超音波渦流量計1(図3〜図5)に比して、第1、第2のアンプ回路150,250が相互監視及び監視通信等の機能を有していることが主に異なっており、第2参考例と同等の部分、部材についての説明は適宜、省略する。
【0033】
第1、第2のアンプ回路150,250は、同等構成になっている。第1のアンプ回路150は、図6に示すように、送信器111に接続されて後述するCPU151(演算部)からの信号に応じた周波数の駆動信号Aで送信器111を駆動して駆動信号Aに応じた周波数(概ね10kHz〜10MHz)の超音波を送信させる発振回路152と、受信器112が受信した超音波信号Bを受信して受信超音波信号Cとして出力する受信回路153と、前記駆動信号A〔発振回路152が送信器に入力する信号(超音波信号)〕と前記受信超音波信号Cの位相差を取り、積分することで、超音波がガス流れ変化により受ける変調分を検出して渦信号Dとして出力する位相比較部154と、位相比較部154からの渦信号Dを増幅して増幅渦信号Eとして出力する渦増幅器155と、渦増幅器155からの増幅渦信号Eをデジタル化して、規則性をもったデューティ比が略50%の渦パルス信号Fに整形する波形整形部156と、渦パルス信号Fを入力して管2を流れる被測定ガスの流量及び瞬時流量、積算流量を示す流量信号Gを発生すると共に、自己診断及び第2のアンプ回路250との相互通信を行ってその内容を示す診断情報Hを生成するマスタ/スレーブCPU151(以下、CPU151という。)と、CPU151からの流量信号G及び診断情報Hを表示する表示部157と、から大略構成されている。第2のアンプ回路250は上述したように第1のアンプ回路150と同等構成であり、各構成部材について、便宜上、符号のみ変えて図示する。
渦増幅器155が出力する増幅渦信号E(ひいては位相比較部154が出力する渦信号D)の周波数と、管2を流れる被測定ガスの流速との関係を示すと、例えば図7に示すように比例する関係にある。なお、増幅渦信号Eの振幅は超音波が受ける変調量に相当するものであり、増幅渦信号Eの振幅及び管2を流れる被測定ガスの流速も図7に示すように比例する関係にある。
【0034】
表示部157は、流量測定時は、瞬時流量と積算流量を表示し、第1、第2のアンプ回路150,250の相互監視の結果、一方の流量計本体が故障と判定された場合には、当該一方の流量計本体が故障していることを表示する。さらに、表示部157は、発振回路152による周波数調整中は、その旨を表示する。
第1、第2のアンプ回路150,250の出力側には出力回路10が接続されている。出力回路10は、CPU151からの流量信号Gを出力端子11を介して外部に出力する。
【0035】
第1、第2のアンプ回路150,250は、各CPU151,251を介して相互に通信可能であり、後述するように一方が故障した場合、故障していない方の他方のアンプ回路(150または250)が流量出力セットを行って流量測定を行えるようにしている。
第1、第2のアンプ回路150,250の各CPU151,251では、電源がオンされる(図8ステップS1)と、発振回路152が出力する駆動信号A(ひいては送信器が送信する超音波)の周波数(基本周波数)を設定する(ステップS2)。ステップS2に続くステップS3で、マスタ、スレーブの設定をすると共に、次の▲1▼〜▲4▼の割り込み設定を行って、設定された割り込み処理が実行される。本実施の形態では、第1の流量計本体100(第1のアンプ回路150)をマスタ、第2の流量計本体200(第2のアンプ回路250)をスレーブとし、初期設定時においてマスタが流量測定及び周波数調整処理を行うようにしている。
▲1▼流量割り込み設定
▲2▼相互監視用のタイマ割り込み設定(マスタ1秒、スレーブ2秒)
▲3▼超音波基本周波数発生用のタイマ割り込み設定
▲4▼通信割り込み設定
【0036】
上記▲1▼流量割り込み設定により実行される処理内容を、図9に基づいて説明する。
まず、渦パルス信号Fの出力に応じて渦パルス信号Fのパルス数に相当する流量バッファ値の加算を行う(ステップS10 )。そして、流量バッファ値が予め定めた出力単位数以上になったか否かを判定する(ステップS11 )。ステップS11 でYES と判定すると、前記出力単位数に相当する量の流量信号Gを出力回路10に入力する(ステップS12 )。ステップS12 に続いて、流量バッファからステップS12 で出力された量に相当する出力単位数を減算する(ステップS13 )。次に、ステップS12 で出力した流量信号Gの値を流量積算値に加算し、得られた積算流量値を表示部157に表示させる(ステップS14 )。続いて、ステップS12 で得た流量信号Gに基づいて瞬時流量を求め、この瞬時流量を表示部157に表示させる。ステップS11 でNOと判定すると流量割り込み処理を終了する。
【0037】
▲2▼相互監視用のタイマ割り込み設定により、マスタ側(第1の流量計本体100)では、図10に示すように相互監視処理を行う。
まず、自己診断を行う(ステップS20 )。自己診断は、受信超音波信号C及び増幅渦信号E(振幅、周波数)を例えばそれぞれの基準値と比較して行う。受信超音波信号Cが例えば基準値と大きく異なる場合には、第1の超音波センサ110が故障したと判定することになり、また、増幅渦信号E(振幅、周波数)が例えば基準値と大きく異なる場合には、第1の超音波センサ110が故障したか、被測定ガスの流れが不安定となったか、あるいは第1の超音波センサ110側の孔8に詰りが生じたか等の要因が想定されることになる。
【0038】
次にステップS20 の自己診断結果をスレーブ(第2の流量計本体200)に送信する(ステップS21 )。
続いて、スレーブ(第2の流量計本体200)の自己診断結果を受信したか否かを判定する(ステップS22 )。ステップS22 でNOと判定した場合は、タイムアウトしたか否かを判定する(ステップS23 )。ステップS23 でNOと判定するとステップS21 に戻って再度判定処理を行う。ステップS22 またはステップS23 でYES と判定すると、このマスタ側で流量測定が可能であるか否かを判定する(ステップS24 )。
ステップS24 でYES と判定すると、流量測定はこちら(マスタ、第1の流量計本体100)で行う旨をスレーブに送信する(ステップS25 )。次に、スレーブ側が流量測定可能か否かを判定し(ステップS26 )、YES と判定すると、このマスタ側の相互監視処理を終了する。ステップS26 でNOと判定すると、スレーブ側の状態(スレーブ側が流量測定可能でないことを示す)を表示して(ステップS27 )、このマスタ側の相互監視処理を終了する。
【0039】
ステップS24 でNOと判定すると、スレーブ側が流量測定可能か否かを判定する(ステップS28 )。ステップS28 でYES と判定すると、流量測定はスレーブ側に任せる旨を送信する(ステップS29 )。次に、マスタ側の状態(マスタ側が流量測定可能でないことを示す)を表示する(ステップS30 )。ステップS30 に続いて、スレーブ側で流量測定を行う旨の設定(流量測定のセット)をし(ステップS31 )、このマスタ側の相互監視処理を終了する。
ステップS28 でNOと判定すると、マスタ側が流量測定不可である旨を送信する(ステップS32 )。次に、マスタ側が流量測定可能でないことを示す表示を行い(ステップS33 )、このマスタ側の相互監視処理を終了する。
【0040】
▲3▼超音波基本周波数発生用のタイマ割り込み設定(15分に1回程度起動される)により、マスタ側では、図11に示すように超音波の調整処理(超音波基本周波数発生処理)を行う。
まず、マスタ及びスレーブが共に測定可能(正常)か否かを判定する(ステップS40 )。ステップS40 でYES と判定すると、スレーブ側で流量測定を行う旨の設定(流量測定のセット)をする(ステップS41 )。ステップS41 に続いて、発振回路152(CPU151と共に周波数調整部を構成する。)を制御してマスタ(第1の流量計本体100)の送信器111が送信する超音波の周波数の値を大きくするか小さくするかのいずれかを行うように発振回路152を制御してセット(周波数上下方向をセット)する(ステップS42 )。
【0041】
ステップS42 に続いてステップS42 の処理に伴いスレーブの受信超音波信号Cの信号レベル(受信レベル)が上昇するか否かを判定する(ステップS43 )。ステップS43 でYES と判定すると、ステップS42 でセットした周波数上下方向に周波数の値が変化するようにマスタの発振回路152を制御する(ステップS44 )。ステップS44 に続いて、ステップS44 及び後述するステップS46 の処理回数が予め定めた規定回数に達したか否かを判定し(ステップS45 )、ステップS45 でYES と判定するとこの超音波の調整処理を終了する。ステップS43 でNOと判定すると、ステップS42 でセットした周波数上下方向を逆転し(ステップS46 )、ステップS45 に進む。ステップS45 でNOと判定するとステップS43 に戻って処理を行う。マスタ側での周波数最適処理が終了すると、マスタ側での流量測定に切換え、スレーブ側の周波数処理を行い周波数処理を終了する。
【0042】
また、スレーブ側では、マスタ側から1.5秒間、通信が来なければ、図12に示すように相互監視処理を起動するようにしている。
まず、前記ステップS20 (マスタ側)と同様に自己診断を行う(ステップS50 )。次に、スレーブが流量測定が可能であるか否かを判定する(ステップS51 )。ステップS51 でYES と判定すると、マスタ側の状態を表示し(ステップS52 )、スレーブ側で流量測定を行う旨の設定(流量出力セット)を行い(ステップS53 )、このスレーブ側の相互監視処理を終了する。
ステップS51 でNOと判定すると、流量測定が不可能である旨の表示を行い(ステップS54 )、このスレーブ側の相互監視処理を終了する。
【0043】
▲4▼通信割り込み設定(マスタ側からの通信割り込みで起動される)により、スレーブ側では、図13に示すように監視通信処理を行う。
まず、通信内容を解読し(ステップS60 )、マスタ側の自己診断内容を受信したか否かを判定する(ステップS61 )。
ステップS61 でYES と判定すると、前記ステップS50 (ステップS20 )と同様に自己診断を行い(ステップS62 )、自己診断内容をマスタ側に送信する(ステップS63 )。ステップS63 に続いて、ステップS63 についてのマスタ側からの応答(マスタ側で測定する等の情報)を待ち(ステップS64 )、この応答を受信すると、ステップS65 に進んでマスタ側で流量測定を行うか否かの判定を行う。ステップS65 でYES と判定すると、このスレーブ側の監視通信処理を終了する。ステップS65 でNOと判定すると、スレーブ側で流量測定を行う旨の設定(流量出力セット)をし(ステップS66 )、このスレーブ側の監視通信処理を終了する。
また、ステップS61 でNOと判定すると、このスレーブ側の監視通信処理を終了する。
【0044】
この第2実施の形態では、例えば第1の超音波センサ110(マスタ)が故障すると、受信超音波信号Cが基準値に比して異なるものとなる。このため、ステップS20 で得た自己診断結果による判定(ステップS24 )で、第1の超音波センサ110(マスタ)は流量測定できないと判定し、流量測定はスレーブ側(第2の超音波センサ210,第2の流量計本体200)に任せる旨の送信がスレーブ側(第2の流量計本体200)になされる(ステップS29 )。そして、ステップS29 の通信割り込みによりスレーブ側(第2の流量計本体200)は図13の監視通信処理を起動し、ステップS65 (マスタ側で流量測定を行うか否か)の判定でNOと判定し、スレーブ側(第2の流量計本体200)で流量測定を行う旨の設定(流量出力セット)をする(ステップS66 )。このため、第1の超音波センサ110が故障しても、第2の超音波センサ210(第2の流量計本体200)により流量測定を行え、流量測定の信頼性の向上を図ることができる。また、本実施の形態も、第1の超音波センサ110(送信器111及び受信器112)及び第2の超音波センサ210(送信器211及び受信器212)を同一のガス流れ発生領域を挟んで配置することは前記第2の実施の形態と同様であり、同一の流れを対象にして第1、第2の超音波センサ110,210(2組の超音波センサ)による流れ検出を行うので、流れ検出値が同等になる。このため、従来技術で起こり得た2つの異なる計測値の出力を招くことがない。
【0045】
また、第1の超音波センサ110(マスタ)が正常時に第2の超音波センサ210(スレーブ)に故障が発生した場合、マスタ側の自己診断(ステップS20 )で得た自己診断結果による判定(ステップS24 )で、YES と判定して、流量測定はマスタ側で行う旨を送信する(ステップS25 )。このステップS25 の通信割り込みによりスレーブ側はの監視通信処理を起動し、ステップS62 でスレーブ側(第2の超音波センサ210)で流量測定を行えない旨の自己診断を行い、この自己診断内容をマスタ側(第1の流量計本体100)に送信し(ステップS63 )、その応答を待つ(ステップS64 )。ステップS64 により応答を求められたマスタ側(第1の流量計本体100)からは、「流量測定はマスタ側で行う」旨の応答を得ることになり、ステップS64 に続くステップS65 (マスタ側で流量測定を行うか否か?)の判定で、YES と判定し、このスレーブ側の監視通信処理を終了し、前記マスタ側(第1の流量計本体100)の流量測定が継続されることになる。
このため、第2の超音波センサ210が故障しても、第1の超音波センサ110(第1の流量計本体100)により流量測定を継続して行え、流量測定の信頼性の向上を図ることができる。
【0046】
本実施の形態では、所定周期で周波数調整処理(図11)を行い、マスタ及びスレーブが共に測定可能である場合(ステップS40 でYES )、スレーブ側で流量測定を行う旨の設定(流量出力セット)をし(ステップS41 )、マスタの受信器が受信する超音波信号の受信レベルが大きくなるようにマスタの送信器が送信する超音波の周波数を調整する(ステップS43 ,S44 ,S45 ,S46 )。このため、受信レベルが最大のときの周波数(最適周波数)を得て、最適周波数となるように、マスタの発振回路を制御してマスタの送信器から当該周波数の超音波を送信させることが可能となり、このように送信器から最適周波数の超音波を送信することにより、精度高い流量測定値を得ることができる。
【0047】
また、この第2実施の形態では、ステップS43 でスレーブの受信超音波信号Cの信号レベル(受信レベル)が上昇するか否かを判定する場合を例にしたが、これに代えて、受信超音波信号Cのノイズが小さくなるか否かを判定するように構成してもよい。
【0048】
なお、前記第1実施の形態(段落「0031」。図3参照)及び第2実施の形態(図3参照)に代えて、図14に示すように構成(以下、便宜上、第3実施の形態という。)してもよい。第1、第2実施の形態では、センサ保持体9Aを介して渦発生体5のフランジ部6に送信器111,211を設け、センサ保持体9Bを介して管2(孔4形成部)に受信器112,212を設けるようにしていたが、この第3実施の形態は、管2に両端部が二股になった渦発生体5を嵌挿し、渦発生体5(両端の二股部)に直接送信器111,211及び受信器112,212を取付けるようにしている。
【0049】
上記各実施の形態では、超音波センサが2組である場合を例にしたが、これに代えて3組または4以上の組としてもよい。
【0051】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、被測定流体の流れによる変動領域を挟んで送信器及び受信器を配置した2組の超音波センサを有しており、同一の流れを対象にして2組の超音波センサによる流れ検出を行い、同等の値の計測値を得ることができる。また、同一の被測定流体の流れを2組の超音波センサにより検出しているので、2組の超音波センサのうち一方の組の超音波センサが故障しても、他方の組の超音波センサを用いて流量計測を行え、故障時の補償を維持できる。
【0052】
さらに、請求項1記載の発明は、2つの流量計測手段に接続されて2組の超音波センサの送信器にそれぞれ異なる周波数の超音波を送信するよう出力し、各受信器で受信した超音波の振幅を比較して振幅が大きくとれる超音波の周波数を抽出する周波数調整手段を備えており、これにより、超音波センサで送受信する超音波の周波数を最適化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1参考例としての超音波渦流量計を示す断面図である。
【図2】 図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】 第2参考例としての超音波渦流量計を模式的に示す断面図である。
【図4】 図3の超音波渦流量計の管と直交する方向に沿う断面図(図5のA−A線に沿う断面図)である。
【図5】 図3の超音波渦流量計の管の長手方向に沿う断面図である。
【図6】 本発明の第2実施の形態を示すブロック図である。
【図7】 図6の渦信号の周波数と被測定ガスの流速の対応関係を示す特性図である。
【図8】 図6の第1、第2のアンプ回路(マスタ側及びスレーブ側)の演算処理のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図9】 図6の超音波渦流量計の第1のアンプ回路(マスタ側)の流量計測処理内容を示すフローチャートである。
【図10】 図6の第1のアンプ回路(マスタ側)の相互監視処理を示すフローチャートである。
【図11】 図6の第1のアンプ回路(マスタ側)の周波数調整処理を示すフローチャートである。
【図12】 図6の第2のアンプ回路(スレーブ側)の相互監視処理を示すフローチャートである。
【図13】 図6の第2のアンプ回路(スレーブ側)の監視通信処理を示すフローチャートである。
【図14】 本発明の第3実施の形態の超音波渦流量計を模式的に示すブロック図である。
【符号の説明】
1 超音波渦流量計
2 管
5 渦発生体
110,210 第1、第2の超音波センサ
111,112 第1の超音波センサ送信器、受信器
211,212 第2の超音波センサ送信器、受信器
150,250 第1、第2のアンプ回路(流量計測手段)
151,251 CPU(周波数調整手段)
152,252 発振回路(周波数調整手段)
Claims (1)
- 被測定流体が流れる管と、
該管内に設けられて下流側にカルマン渦を発生させると共に内部空間を有し、当該内部空間に前記カルマン渦に同期した被測定流体の流れを導入させるための孔が周壁部に設けられた渦発生体と、
送信器及び受信器を1組として構成され前記渦発生体の内部空間に導入される前記被測定流体の流れによる変動領域を挟んで該送信器及び受信器を配置した2組の超音波センサと、
前記各超音波センサ毎に接続され、前記送信器で送信した超音波と受信器に受信される超音波との位相差から前記管に流れる被測定流体の流量をそれぞれ求める2つの流量計測手段と、
該2つの流量計測手段に接続されて前記2組の超音波センサの送信器にそれぞれ異なる周波数の超音波を送信させ、前記各受信器で受信した超音波の振幅の大きさを比較して振幅が大きくとれる超音波の周波数を抽出する周波数調整手段と、
を備えたことを特徴とする超音波渦流量計。
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