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JP4239751B2 - ビットインターリーブ直交偏波多重信号光の光受信方法及び装置 - Google Patents
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ビットインターリーブ直交偏波多重信号光の光受信方法及び装置 Download PDF

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本発明は、ビット毎に偏波を直交させるビットインターリーブ直交偏波多重伝送における光受信方法及び装置に関する。
光伝送システムの容量を上げるには、光パルス信号のビットレートを上げればよい。しかし、短い光パルスの発生と、受信装置における個々の光パルスの分離又は識別とを考慮すると、光パルス幅を狭くすることにも限界がある。
これに対し、時間軸上の隣接するビット間で偏波を直交させるビットインターリーブ偏波直交多重が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。ビットインターリーブ偏波直交多重では、時間軸上で隣接するビット間で光パルスの重なりを許容できるので、比較的に長い光パルスを利用できる。この結果、光パルスの発生が容易になり、ビットレートを上げやすくなる。しかし、光受信装置では、偏波に従って各ビットの光パルスを分離する手段が必要になる。
特許文献1には、次のようなビットインターリーブ偏波直交多重伝送システムが記載されている。即ち、ビットインターリーブ偏波直交多重された信号光を、偏波制御装置を介して偏光ビームスプリッタに入力する。偏波制御装置は、後述する帰還制御により、入力する光の一方の偏波成分信号光を偏光ビームスプリッタの一方の偏波方向に平行になるように制御する。偏光ビームスプリッタで分離された各偏波の信号光は受光素子により電気信号に変換され、電気受信装置に入力する。偏波制御装置を制御するため、一方の受光素子の出力から電気フィルタにより基本周波数成分を抽出し、その基本周波数成分の振幅が最大になるようになるように偏波制御装置を制御する方法が記載されている。
また、信号ビットレートが40Gbpsを超えるような高速になると、光電変換が困難になることから、送信装置において、予め一方の偏波の信号光を微弱強度変調しておき、光受信装置では、偏波分離後の一方の偏波成分を電気信号に変換し、その電気信号の強度変調の振幅が最大になるように偏波制御装置を制御する構成も記載されている。
また、特許文献2の図7には、次のような受信装置が記載されている。即ち、ビットインターリーブ偏波直交多重信号光を偏光ビームスプリッタで各偏波信号に分離した後、電気信号に変換する。また、ビットインターリーブ偏波直交多重信号光からクロックを再生する。その再生クロックにより各電気信号を高速サンプリング回路によりサンプリングする。高速サンプリング回路に印加される再生クロックの位相を、高速サンプリング回路の出力により制御する。
特許文献3には、特許文献2の高速サンプリング回路の代わりにEO変調器を使用する、偏波多重信号の分離装置及び方法が記載されている。
特開2002-344426公報 米国特許出願公開2003/0020985公報 米国特許出願公開2002/0093993公報
特許文献1に記載の構成では、光送信装置に一方の偏波の信号光の強度変調する手段が必要になる。また、本来の信号とは相関の無い又は少ない第3の信号源を用意しなければならない。
特許文献2及び3に記載の構成では、電気高速サンプリング回路又はEO変調器が、偏光ビームスプリッタから出力される特定偏波の信号から、ビットインターリーブ偏波直交多重信号光から再生されたクロックに従い、特定ビットの信号をサンプリング又は分離するので、その伝送能力が、高速サンプリング回路又はEO変調器の応答速度に制限される。即ち、160Gbpsに達するような高速な光伝送システムには適用できない。
本発明は、160Gbpsのような高速な光伝送にも適用可能な、ビットインターリーブ偏波直交多重伝送における光受信方法及び装置提示することを目的とする。
本発明に係る光受信方法は、互いに直交する直線偏波の第1信号光及び第2信号光がビット交番で時分割多重されるビットインターリーブ直交偏波多重信号光を受信する方法であって、偏波変換装置により当該ビットインターリーブ直交偏波多重信号光の偏波方向を変換する偏波変換ステップと、偏波分離装置により当該偏波変換装置の出力信号光を互いに直交する偏波の第1偏波成分と第2偏波成分に分離する偏波分離ステップと当該第1偏波成分からクロックを再生するクロック再生ステップと、当該クロック再生ステップで再生された再生クロックに従い、当該第1偏波成分の内の、当該第1信号光に対応するビット信号光を透過する第1透過ステップと当該再生クロックに従い、当該第2偏波成分の内の、当該第2信号光に対応するビット信号光を透過する第2透過ステップと、当該第1透過ステップの透過光を光電変換する第1光電変換ステップと、当該第2透過ステップの透過光を光電変換する第2光電変換ステップと、当該第1光電変換ステップにより生成される電気信号に従い、当該第1透過ステップで透過された当該ビット信号光の光パワーが大きくなるように当該偏波変換装置における偏波変換を制御する偏波変換制御ステップと、当該第1光電変換ステップにより生成される電気信号から、当該再生クロックに従い、当該第1信号光で搬送される信号を受信する第1受信ステップと当該第2光電変換ステップにより生成される電気信号から、当該再生クロックに従い、当該第2信号光で搬送される信号を受信する第2受信ステップとを具備することを特徴とする。
本発明に係る光受信装置は、互いに直交する直線偏波の第1信号光及び第2信号光がビット交番で時分割多重されるビットインターリーブ直交偏波多重信号光を受信する装置であって、当該ビットインターリーブ直交偏波多重信号光の偏波方向を変換する偏波変換装置と、当該偏波変換装置の出力信号光を互いに直交する偏波の第1偏波成分と第2偏波成分に分離する偏波分離装置と、当該第1偏波成分からクロックを再生するクロック再生装置と、当該クロック再生装置から出力される再生クロックに従い、当該第1偏波成分の内の、当該第1信号光に対応するビット信号光を透過する第1光ゲートと当該再生クロックに従い、当該第2偏波成分の内の、当該第2信号光に対応するビット信号光を透過する第2光ゲートと、当該第1光ゲートの出力光を第1電気信号に変換する第1光電変換手段と、当該第2光ゲートの出力光を第2電気信号に変換する第2光電変換手段と、当該第1光電変換手段の出力に従い、当該第1光ゲートの出力信号光パワーが大きくなるように当該偏波変換装置における偏波変換を制御する偏波変換制御装置と、当該再生クロックに従い、当該第1電気信号から当該第1信号光で搬送される信号を受信する第1受信器と、当該再生クロックに従い、当該第2電気信号から当該第2信号光で搬送される信号を受信する第2受信器とを具備することを特徴とする。
上述の構成により、本願発明では、偏波分離後の第1の偏波成分からクロストークを除く光ゲートを設け、光ゲートの出力により偏波変換装置を制御するので、より迅速且つ正確に、ビットインターリーブ直交偏波多重信号の、互いに直交する偏波で多重された第1及び第2の信号光を分離できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。ビットインターリーブ直交偏波多重信号光10が、図示しない光ファイバ伝送路から偏波変換装置12に入力する。信号光10の偶数ビットb0,b2,・・・が第1の直線偏波で搬送され、奇数ビットb1,b3,・・・が第1の直線偏波とは直交する第2の直線偏波で搬送される。ビットインターリーブ直交偏波多重信号光10はまた、偶数ビットb0,b2,・・・の第1の信号光と、奇数ビットb1,b3,・・・の第2の信号光を時分割多重した信号光であるともいえ、この点で、信号光10は、時分割多重され、且つ偏波多重された信号光である。
ビットインターリーブ直交偏波多重信号光10の隣接するビットの偏波は、送信時には直交しても、光ファイバ伝送路の偏波依存伝送特性(偏波モード分散及び偏波依存損失等)により、光ファイバ伝送路の伝送後では、第1の信号光の偏波と第2の信号光の偏波は、完全には直交しない。
偏波変換装置12は、後述する帰還制御により、入力する信号光10の奇数ビット又は偶数ビットの偏波を偏光ビームスプリッタ14の一方の偏波面に合致するように、入力する信号光10の偏波方向を変換する。この種の偏波変換装置12は、いわゆる偏波コントローラとして周知である。
偏光ビームスプリッタ(PBS)14は、偏波変換装置12の出力光を、互いに直交する2つの偏波成分(TE成分とTM成分)14a,14bに分離する。上述のように、直交偏波多重信号光10の偏波の直交性が劣化しているので、PBS14で分離される各偏波成分14a,14bは、他の偏波に含まれる信号のクロストークを含む。即ち、ビットb0,b2を主として含む偏波成分14aは、クロストークとしてビットb1,b3の微弱な光を含み、ビットb1,b3を主として含む偏波成分14bは、クロストークとしてビットb0,b2の微弱な光を含む。
光分波器16は、PBS16からの一方の偏波成分14aを2分割し、その一方をクロック再生装置18に印加し、他方を光ゲート20に印加する。クロック再生装置18は、入力光の基本周波数と同じ周波数の電気クロック(又は光クロック)を発生する。光ゲート20は、クロック再生装置18から出力されるクロックに従い、分波器16の出力光から偶数ビットb0,b2,・・・に相当するタイムスロットの光パルスを透過し、他のタイムスロットの光パルスを阻止する。光ゲート20により、奇数ビットb1,b3,・・・のクロストークを除去できる。このような光ゲート20は、たとえば、電気吸収(EA)型光変調器により実現できる。
受光器22は、光ゲート20の出力信号を電気信号に変換する。受光器22の出力信号は、ローパスフィルタ24を介して電気受信装置26に入力する。クロック再生装置18の出力クロックは、位相調整装置28により位相を調整されて、電気受信装置26に印加される。電気受信装置26は、位相調整装置28からクロックに従い、ローパスフィルタ24の出力信号から偶数ビットb0,b2,・・・で搬送される信号を復調する。制御装置30は、受光器22の出力信号に従い、受光器22の出力が最大になるように偏波変換装置12を制御する。これにより、光ゲート20の入力光に含まれる奇数ビットb1,b3,・・・のクロストーク成分が最小、理想的には0になるように、偏波変換装置12は、入力信号光10の偏波を変換する。
本実施例では、光ゲート20を設けることで、制御装置30は、奇数ビットb1,b3,・・・のクロストークの影響を受けずに、偏波変換装置12を制御することができる。仮に光ゲート20を設けなければ、隣接ビットからのクロストークの影響が大きくなり、制御装置30が制御する時間が長くなり、また、偏波変換装置12が入力信号光10を適切な偏波方向に変換するまでの時間が長くなり、その間の受信特性が劣化する。
PBS14で分離された他方の偏波の成分14b、即ち、主として奇数ビットb1,b3,・・・を含む成分14bは、受光器32に入力する。受光器32は、入力信号光を電気信号に変換する。受光器32の出力信号は、ローパスフィルタ34を介して電気受信装置36に入力する。クロック再生装置18の出力クロックは、位相調整装置38により位相を調整されて、電気受信装置36に印加される。電気受信装置36は、位相調整装置38からクロックに従い、ローパスフィルタ34の出力信号から奇数ビットb1,b3,・・・で搬送される信号を復調する。
図2は、本発明の第2実施例の概略構成ブロック図を示す。受光器32の前段に光ゲート20と同様の機能の光ゲート40を配置した。クロック再生装置18の出力クロックが、位相調整装置42を介して光ゲート40に印加される。光ゲート40は、位相調整装置42の出力クロックに従い、PBS14で分離された他方の偏波の成分14bの内、奇数ビットb1,b3,・・・に相当するタイムスロットの光パルスを透過し、他のタイムスロットの光パルスを阻止する。
図2に示す実施例では、光ゲート40を追加したことにより、PBS14で分離された他方の偏波の成分14bに含まれる偶数ビットb0,b2,・・・のクロストークを除去できる。
図1及び2に示す各実施例では、PBS14により分離された各偏波成分14a,14bを電気信号に変換しているが、TDM(時分割多重)信号光の分離装置を受光器22,32の前段に配置し、その分離装置により、より低速の複数の光信号に分離した後で、電気信号に変換してもよい。
また、図1及び図2に示す実施例では、光ゲート20と受光器22を信号受信と偏波変換装置12の制御に併用している。しかし、光ゲート20と受光器22、又は受光器22に相当する手段を、偏波変換装置12の制御のために、信号受信用とは別に設けても良い。
本発明の第1実施例の概略構成ブロック図である。 本発明の第2実施例の概略構成ブロック図である。
符号の説明
10:ビットインターリーブ直交偏波多重信号光
12:偏波変換装置
14:偏光ビームスプリッタ(PBS)
14a,14b:PBS14で分離された成分
16:光分波器
18:クロック再生装置
20:光ゲート
22:受光器
24:ローパスフィルタ
26:電気受信装置
28:位相調整装置
30:制御装置
32:受光器
34:ローパスフィルタ
36:電気受信装置
38:位相調整装置
40:光ゲート
42:位相調整装置

Claims (2)

  1. 互いに直交する直線偏波の第1信号光及び第2信号光がビット交番で時分割多重されるビットインターリーブ直交偏波多重信号光(10)を受信する方法であって、
    偏波変換装置(12)により当該ビットインターリーブ直交偏波多重信号光(10)の偏波方向を変換する偏波変換ステップと、
    偏波分離装置(14)により当該偏波変換装置(12)の出力信号光を互いに直交する偏波の第1偏波成分(14a)と第2偏波成分(14b)に分離する偏波分離ステップと
    当該第1偏波成分(14a)からクロックを再生するクロック再生ステップと、
    当該クロック再生ステップで再生された再生クロックに従い、当該第1偏波成分(14a)の内の、当該第1信号光に対応するビット信号光を透過する第1透過ステップと
    当該再生クロックに従い、当該第2偏波成分(14b)の内の、当該第2信号光に対応するビット信号光を透過する第2透過ステップと、
    当該第1透過ステップの透過光を光電変換する第1光電変換ステップと、
    当該第2透過ステップの透過光を光電変換する第2光電変換ステップと、
    当該第1光電変換ステップにより生成される電気信号に従い、当該第1透過ステップで透過された当該ビット信号光の光パワーが大きくなるように当該偏波変換装置(12)における偏波変換を制御する偏波変換制御ステップと、
    当該第1光電変換ステップにより生成される電気信号から、当該再生クロックに従い、当該第1信号光で搬送される信号を受信する第1受信ステップと
    当該第2光電変換ステップにより生成される電気信号から、当該再生クロックに従い、当該第2信号光で搬送される信号を受信する第2受信ステップ
    とを具備することを特徴とする光受信方法。
  2. 互いに直交する直線偏波の第1信号光及び第2信号光がビット交番で時分割多重されるビットインターリーブ直交偏波多重信号光(10)を受信する装置であって、
    当該ビットインターリーブ直交偏波多重信号光(10)の偏波方向を変換する偏波変換装置(12)と、
    当該偏波変換装置(12)の出力信号光を互いに直交する偏波の第1偏波成分(14a)と第2偏波成分(14b)に分離する偏波分離装置(14)と、
    当該第1偏波成分(14a)からクロックを再生するクロック再生装置(18)と、
    当該クロック再生装置(18)から出力される再生クロックに従い、当該第1偏波成分(14a)の内の、当該第1信号光に対応するビット信号光を透過する第1光ゲート(20)と
    当該再生クロックに従い、当該第2偏波成分(14b)の内の、当該第2信号光に対応するビット信号光を透過する第2光ゲート(40)と、
    当該第1光ゲートの出力光を第1電気信号に変換する第1光電変換手段(22)と、
    当該第2光ゲートの出力光を第2電気信号に変換する第2光電変換手段(32)と、
    当該第1光電変換手段(22)の出力に従い、当該第1光ゲート(20)の出力信号光パワーが大きくなるように当該偏波変換装置(12)における偏波変換を制御する偏波変換制御装置(22,30)と、
    当該再生クロックに従い、当該第1電気信号から当該第1信号光で搬送される信号を受信する第1受信器(26)と、
    当該再生クロックに従い、当該第2電気信号から当該第2信号光で搬送される信号を受信する第2受信器(36)
    とを具備することを特徴とする光受信装置。
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