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JP4241282B2 - 車両運行許可制御システム - Google Patents
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Description

本発明は、車両の正常・異常等を判断してその運行状況を適正に管理する車両運行許可制御システムに関するものである。
従来、車両には、盗難や異常等の緊急事態の発生が起きることがある。これに関連する先行技術文献としては、特開2001−307261号公報、特開平9−240432号公報、特開2002−82818号公報、特開平11−7599号公報にて開示されたものが知られている。
これらのうち、特開2001−307261号公報では、各種センサ信号に基づいて車両の緊急事態発生を判断し、緊急信号を発信する技術が示されている。
また、特開平9−240432号公報では、車両の自車位置の定期的なモニタにより、その平面的な変化、高さ位置または傾斜角度の変化が所定値以上あり、かつその時にイモビライザユニットがキーID番号の照合をしていないとき、レッカー等による盗難発生と判定して通報する技術が示されている。
そして、特開2002−82818号公報では、車両の安全走行を維持するため、車外から通信により車載コンピュータのプログラムを書換える技術が示されている。
更に、特開平11−7599号公報では、車体のエンジン番号、位置情報、イグニッションキーの正誤判断結果等のデータが無線基地局(センター)に送信され、無線基地局にてデータに基づく自動車の位置、制御状態が判断され、運転者への警告、自動車のエンジン停止制御をする技術が示されている。
特開2001−307261号公報(第2頁〜第4頁) 特開平9−240432号公報(第2頁〜第5頁) 特開2002−82818号公報(第2頁) 特開平11−7599号公報(第2頁〜第4頁)
前述のものでは、緊急事態発生時として、車両の盗難時であれば警報・警告の発生、位置追跡、スタッフ派遣等の手段しかなく、車両の異常時であれば警告灯を点灯させたりすることにより運転者の行動に任せるしかなく、精々、車両が所定速度以下で走行中であれば強制停止させることができる程度であった。
このため、緊急事態や道路環境に即座に対応することはできないばかりか、車両に搭載されたECUの一部が改ざんされると、車両の盗難時や異常時に対処するための各種制御が容易に回避されてしまうという不具合があった。
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、車両の盗難時や異常時に確実に対処でき、その運行状況を適正に管理可能な車両運行許可制御システムの提供を課題としている。
請求項1にかかる車両運行許可制御システムは、複数の車両と前記複数の車両の運行を管理するセンターとからなり、前記車両と前記センターとの間で相互通信を行うものにおいて、前記車両は、車両ID番号を有すると共に、個々に識別ID番号が付与された複数のECUを搭載し、前記識別ID番号に基づく前記複数のECUの接続情報及びそれらの作動状況を、前記車両ID番号を伴って前記センターに送信する車両側通信手段を具備し、前記センターは、前記車両からの前記車両ID番号を伴った前記識別ID番号に基づく前記複数のECUの接続情報及びそれらの作動状況を受信し、その受信内容が作動条件を満足するときには、前記車両ID番号で特定される車両の前記複数のECUの中の少なくとも1つのECUに対して、時限的な作動許可信号を送信し、また、その受信内容が作動条件を満足しないときには、前記車両ID番号で特定される車両の前記複数のECUの中の少なくとも1つのECUに対して、それらの制御機能を制限または変更または停止させる信号を送信するセンター側通信手段を具備し、前記車両のイグニッションスイッチのオンにより、前記車両側通信手段が初回の送信を行い、初回以降は前記センター側通信手段から送信された前記時限的な作動許可信号の当該時限が経過する前に、前記車両側通信手段が次の作動許可信号を受取り、連続性が維持可能な通信タイミングで送受信を行うものである。
請求項2にかかる車両運行許可制御システムの前記車両用通信手段は、請求項1に加えて、前記車両から前記センターに送信する送信内容に、前記車両の位置情報を含むものである。
請求項3にかかる車両運行許可制御システムの前記センター側通信手段は、請求項1に加えて、前記車両ID番号で特定される車両の前記識別ID番号に基づく前記複数のECUの接続情報及びそれらの作動状況の送信要求を、必要に応じて行う通信機能を有するものである。
請求項4にかかる車両運行許可制御システムの前記センター側通信手段は、請求項1に加えて、前記車両から前記センターに送信される送信内容にかかわらず、必要に応じて前記車両に対して特別の時限的な作動許可信号を送信する通信機能を有するものである。
請求項1の車両運行許可制御システムは、複数の車両とそれらの運行を管理するセンターとの間で相互通信を行うものであって、車両ID番号を伴う車両に搭載され、個々に識別ID番号が付与された複数のECUの接続情報及びそれらの作動状況が、所定タイミングでセンターに送信される。これが、車両からセンターに対する運行許可要求となり、その車両からの車両ID番号を伴った識別ID番号による複数のECUの接続情報及びそれらの作動状況がセンターにて受信され、センターにてその受信内容が作動条件を満足していると判定されると、センターから車両に対する運行許可発行として車両ID番号で特定される車両の複数のECUの中の少なくとも1つのECUに対して時限的な作動許可信号が送信される。一方、センターにて車両からの受信内容が作動条件を満足していないと判定されると、センターから車両に対する運行制限等発行として車両ID番号で特定される車両の複数のECUの中の少なくとも1つのECUに対して、それらの制御機能を制限または変更または停止させる信号が送信される。これにより、車両は通常、センターから時限的な運行許可を受けることによって、その運行状況が適正に管理され、車両の盗難や異常等の緊急事態が生じると運行制限等のそれに見合った適切な処置が直ちに実施される。
請求項2の車両運行許可制御システムは、車両からセンターに送信される送信内容に、車両の位置情報を含むことで、結果として、車両がセンターから受ける運行許可や運行制限に位置情報が加味される。これにより、車両が運行中の道が特定されるため、その道に設定された車速制限等の種々の通行規制に車両を従わせたり、車両の盗難時には運行制限等が実施されると共に、車両位置が特定されることで車両が直ちに発見される。
請求項3の車両運行許可制御システムは、車両ID番号で特定される車両の識別ID番号に基づく複数のECUの接続情報及びそれらの作動状況の送信要求が、センターから必要に応じて実施される。これにより、例えば、車両の盗難や異常事態の発生時にあっては、素早くセンター側にて車両の運行状態が把握でき、適切な処置が直ちに実施される。
請求項4の車両運行許可制御システムは、車両からセンターに送信される送信内容に関わらず、例えば、予めセンターに対して車両ID番号で特定される車両が整備工場に入庫されている間、通常の識別ID番号に基づく複数のECUの接続情報及びそれらの作動状況の送信内容が変更等されることが分かっているときには、特別な場合として車両に対する時限的な作動許可信号が送信されることで、整備工場内での各種点検整備が適切に実施される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施例にかかる車両運行許可制御システムが適用された車両及びセンターを示す概略構成図である。
図1において、10は複数の車両を運行管理するセンターであり、センター10にはホストコンピュータ20が設置されている。このホストコンピュータ20には各種データベース30、表示部40、入力部50、通信制御用コンピュータを含む無線送受信機等からなるセンター側通信部60及びそのアンテナ61、GPS(Global Positioning System)受信機等からなるGPS受信部70及びそのアンテナ71が接続され構成されている。
なお、このセンター10側におけるGPS受信部70により、複数の通信衛星80からの電波がアンテナ71を介して受信され、周知のように、センター10の位置が演算されることで、センター10が運行管理する複数の車両のそれぞれの位置精度が補正される。
一方、100はセンター10が運行管理する複数の車両のうちの1台の車両であり、車両100には複数のECU110として、例えば、E/G(内燃機関)制御用ECU110a、A/T(自動変速機)制御用ECU110b、情報制御用ECU110c、ABS制御用ECU110d、ナビ(ナビゲーション)制御用ECU110e等が車載LAN等のネットワークで相互に接続され搭載されている。これら複数のECU110(110a,110b,110c,110d,110e,…)には各種アクチュエータ120、各種センサ130が図示しないインタフェース回路を介して接続され、また、通信制御用ECUを含む無線送受信機等からなる車両側通信部140及びそのアンテナ141、GPS受信機等からなるGPS受信部150及びそのアンテナ151が接続され構成されている。
ここで、E/G制御用ECU110aには識別ID番号として“A”、Ver.(バージョン)として“α”、A/T制御用ECU110bには識別ID番号として“B”、Ver.として“β”、情報制御用ECU110cには識別ID番号として“C”、Ver.として“γ”、ABS制御用ECU110dには識別ID番号として“D”、Ver.として“δ”、ナビ制御用ECU110eには識別ID番号として“E”、Ver.として“ε”が予め付与されている。
車両100側におけるGPS受信部150により、複数の通信衛星80からの電波がアンテナ151を介して受信されることで、周知のように、ナビ制御用ECU110cにて自車の現在位置が逐次演算される。
次に、本発明の実施例にかかる車両運行許可制御システムが適用されたセンターによる車両の運行管理について説明する。なお、本実施例では、センター10により複数の車両のうちの1台の車両100が運行管理される場合が想定されている。
まず、本実施例の車両運行許可制御システムで使用されている車両側通信部140内の通信制御用ECUにおける車両情報送信制御の処理手順を示す図2のフローチャートに基づき、図1を参照して説明する。なお、この車両情報送信制御ルーチンは、初回では車両100の図示しないIGSW(イグニッションスイッチ)のオンによる、車両100に搭載されている全てのECU110に対する時限的な作動許可信号の発行に基づき実行される。この時限としては、例えば、30〔sec:秒〕に予め設定されている。この初回以降における車両情報送信制御ルーチンは、センター10からの信号割込毎に通信制御用ECUにて繰返し実行される。
図2において、まず、ステップS101で、車両情報の収集・蓄積が実行される。この車両情報としては、車両100に搭載されている全てのECU110(110a,110b,110c,110d,110e,…)の接続情報及び作動状況等である。ここで、全てのECU110の接続情報とは、センター10に予め登録されている車両ID番号を伴った車両100に搭載されている識別ID番号が付与された全てのECU110の接続パターンであり、また、全てのECU110の作動状況とは、個々のECU110の制御機能に関連する各種アクチュエータ120に対する出力状態、これに基づく各種アクチュエータ120の駆動状態を検出する各種センサ130からの出力状態等である。
次にステップS102に移行して、センター10と通信が可能であるかが判定される。ステップS102の判定条件が成立せず、即ち、センター10との通信が可能でないときにはステップS101に戻り、ステップS102でセンター10との通信が可能となるまで同様の処理が繰返し実行される。
そして、ステップS102の判定条件が成立、即ち、センター10との通信が可能となるとステップS103に移行し、ステップS101で収集・蓄積された車両情報が、車両側通信部140からアンテナ141を介してセンター10に送信され、本ルーチンを終了する。なお、後述のように、センター10から送信される車両100に搭載されている全てのECU110に対する作動許可信号は常に時限的であるため、車両100はこの時限が経過する前に次の作動許可信号を受取れるよう、車両100から車両情報がセンター10に対して送信される必要がある。
次に、本実施例の車両運行許可制御システムで使用されているセンター側通信部60内の通信制御用コンピュータにおける車両運行制御の処理手順を示す図3のフローチャートに基づき、図1を参照して説明する。なお、この車両運行制御ルーチンは、車両100から送信される運行許可要求となる上述の車両情報の信号割込毎、または所定時間毎に通信制御用コンピュータにて繰返し実行される。
図3において、まず、ステップS201で、車両ID番号で特定される車両100から送信された車両情報が読込まれる。この車両情報は、上述の車両100から送信された車両ID番号を伴った車両100の識別ID番号が付与された全てのECU110の接続パターン及び個々のECU110の各々の制御機能に関連する各種アクチュエータ120や各種センサ130の作動状況である。
次にステップS202に移行して、車両100に対する特別な作動許可条件が成立しているかが判定される。この車両100に対する特別な作動許可条件としては、例えば、車両100に対して各種作動チェックを行う必要がある車検時の整備工場への入庫等が考えられる。
ステップS202の判定条件が成立せず、即ち、車両100に対する特別な作動許可条件が成立していないときには通常の運行許可要求であるとしてステップS203に移行し、車両100に対する作動許可条件が成立しているかが判定される。この車両100に対する作動許可条件としては、例えば、盗難届なし、全てのECU110の接続パターンの合致、各種アクチュエータ120や各種センサ130の適合等が考えられる。
上記ステップS202の判定条件が成立、即ち、車検時の整備工場への入庫等であるとき、またはステップS203の判定条件が成立、即ち、車両100に対する作動許可条件が成立しているときにはステップS204に移行し、車両ID番号で特定される車両100に搭載されているECU110(110a,110b,110c,110d,110e,…)の中の少なくとも1つのECUに対する時限的な作動許可信号が、センター側通信部60のアンテナ61を介して車両ID番号で特定される車両100に対して送信され、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS203の判定条件が成立せず、即ち、車両100に対する作動許可条件のうち1つでも成立しないときには車両100に何らかの異常が発生している可能性があるためステップS205に移行する。ステップS205では、車両100に搭載されているECU110に対するECU機能制限信号が、センター側通信部60のアンテナ61を介して車両ID番号で特定される車両100に対して送信され、本ルーチンを終了する。
ここで、車両100に何らかの異常が発生している場合として、例えば、車両100に対する盗難届が予めセンター10に通知されているときを想定する。このときには、センター10から車両100に対してECU機能制限信号による車両運行停止指示が送信されることによって、例えば、車速5〔km/h〕以下となったときに燃料噴射停止、かつ、ブレーキをかけて車両100を停止させるという一連の制御が考えられる。これにより、盗難された車両100は、元の位置から所定距離範囲内で動けなくなり、そのときの車両100の位置情報がセンター10によって分かることで容易に発見されることとなる。
また、例えば、レッカーやトレーラ移動による盗難の際には、車両100に対する盗難届が予めセンター10に通知された時点から以降においては、センター10から車両100に対してECU機能制限信号による車両運行停止指示が送信される。すると、車両100は時限付の始動が実行されるのみで、通常の走行は到底不可能であり、そのときの車両100の位置情報が直ちにセンター10によって分かることで容易に発見されることとなる。
この際、レッカーやトレーラ移動により盗難された車両100が、センター10から電波の届かないエリア、例えば、海外に移送されたとすると、上述と同様に、車両100は通常の走行が全くできない状態となるため、このような窃盗行為も抑止する効果が期待できる。
更に、車両100が例えば、制限速度が30〔km/h〕であるスクールゾーンや市街地に進入した場合を想定する。このときには、センター10から車両100に対してECU機能制限信号による車両運行速度指示が送信されることによって、車両100は車速30〔km/h〕以下での走行を余儀なくされるため、結果的に、乱暴な運転による車両をそれらの範囲から排除することができる。
上述したように、本実施例の車両運行許可制御システムが適用された車両100とセンター10との間では、暗号化された車両情報や作動許可信号等の相互通信が頻繁に行われる。そして、車両100からセンター10への車両情報の送信が運行許可要求となり、この運行許可要求に応じたセンター10から車両100への常に時限的な作動許可信号の送信である運行許可に基づいて、車両100は常時運行されることとなる。このため、車両100に盗難や異常等の何か緊急事態が発生した場合には、直ちにセンター10側で把握され、適切な処置を行うことが可能となる。
このように、本実施例の車両運行許可制御システムは、複数の車両100と複数の車両100の運行を管理するセンター10とからなり、車両100とセンター10との間で相互通信を行うものにおいて、車両100は、車両ID番号を有すると共に、個々に識別ID番号が付与された複数のECU110(110a,110b,110c,110d,110e,…)を搭載し、識別ID番号に基づく複数のECU110の接続情報及びそれらの作動状況を、車両100の所定タイミングまたはセンター10からの送信要求に応じて車両ID番号を伴ってセンター10に送信する車両側通信部140、アンテナ141等にて達成される車両側通信手段を具備し、センター10は、車両100からの車両ID番号を伴った識別ID番号に基づく複数のECU110の接続情報及びそれらの作動状況を受信し、その受信内容が作動条件を満足するときには、車両ID番号で特定される車両100の複数のECU110に対して、常に時限的な作動許可信号を送信し、また、その受信内容が作動条件を満足しないときには、車両ID番号で特定される車両100の複数のECU110の中の少なくとも1つのECUに対して、それらの制御機能を制限または変更または停止させる信号を送信するセンター側通信部60、アンテナ61等にて達成されるセンター側通信手段を具備するものである。
つまり、車両ID番号を伴う車両100に搭載され、個々に識別ID番号が付与された複数のECU110の接続情報及びそれらの作動状況が、所定タイミングまたはセンター10からの送信要求に応じてセンター10に送信される。これが、車両100からセンター10に対する運行許可要求となり、その車両100からの車両ID番号を伴った識別ID番号による複数のECU110の接続情報及びそれらの作動状況がセンター10にて受信され、センター10にてその受信内容が作動条件を満足していると判定されると、センター10から車両100に対する運行許可発行として車両ID番号で特定される車両100の複数のECU110に対して常に時限的な作動許可信号が送信される。一方、センター10にて車両100からの受信内容が作動条件を満足していないと判定されると、センター10から車両100に対する運行制限等発行として車両ID番号で特定される車両100の複数のECU110に対して、それらの制御機能を制限または変更または停止させる信号が送信される。これにより、車両100は通常、センター10から常に時限的な運行許可を受けることによって、その運行状況を適正に管理され、車両100の盗難や異常等の緊急事態が生じると運行制限等のそれに見合った適切な処置を直ちに実施することができる。
また、本実施例の車両運行許可制御システムの車両側通信部140、アンテナ141等にて達成される車両通信手段は、車両100からセンター10に送信する送信内容に、車両100の位置情報を含むものである。
つまり、車両100からセンター10に送信される送信内容に、車両100の位置情報が含まれることで、結果として、車両100がセンター10から受ける運行許可や運行制限に位置情報を加味することができる。これにより、車両100が運行中の道を特定できるため、その道に設定された車速制限等の種々の通行規制に車両を従わせたり、車両の盗難時には運行制限等が実施されると共に、車両位置が特定されることで車両100を直ちに発見することができる。
そして、本実施例の車両運行許可制御システムの車両側通信部140、アンテナ141等にて達成される車両用通信手段は、車両100からの車両ID番号を伴った識別ID番号に基づく複数のECU110の接続情報及びそれらの作動状況をセンター10に送信する車両100の所定タイミングを、車両100のイグニッションスイッチのオン時、またはセンター10から送信される時限的な作動許可信号の連続性が維持可能な通信タイミングとするものである。
つまり、センター10に送信する車両100の所定タイミングを、車両100のイグニッションスイッチをオンとしたとき、またはセンター10から送信される時限的な作動許可信号によって車両100が連続運行可能となる通信タイミングとされる。これにより、車両100はイグニッションスイッチをオンとすることで発行される初回の時限的な作動許可信号により始動され、こののちでは車両100からの運行許可要求に基づきセンター10から送信される常に時限的な作動許可信号を受けることで連続運行することができる。
更に、本実施例の車両運行許可制御システムのセンター側通信部60、アンテナ61等にて達成されるセンター側通信手段は、車両ID番号で特定される車両100の識別ID番号に基づく複数のECU110の接続情報及びそれらの作動状況の送信要求を、必要に応じて行う通信機能を有するものである。
つまり、車両ID番号で特定される車両100の識別ID番号に基づく複数のECU110の接続情報及びそれらの作動状況の送信要求が、センター10から必要に応じて実施される。これにより、例えば、車両100の盗難や異常事態の発生時にあっては、素早くセンター10側にて車両100の運行状態を把握でき、適切な処置を直ちに実施することができる。
更にまた、本実施例の車両運行許可制御システムのセンター側通信部60、アンテナ61等にて達成されるセンター側通信手段は、車両100からセンター10に送信される送信内容にかかわらず、必要に応じて車両100に対して時限的な作動許可信号を送信する通信機能を有するものである。
つまり、車両100からセンター10に送信される送信内容に関わらず、例えば、予めセンター10に対して車両ID番号で特定される車両100が整備工場に入庫されている間、通常の識別ID番号に基づく複数のECU110の接続情報及びそれらの作動状況の送信内容が変更等されることが分かっているときには、特別な場合として車両100に対する時限的な作動許可信号を送信することで、整備工場内での各種点検整備を適切に実施することができる。
図1は本発明の一実施例にかかる車両運行許可制御システムが適用された車両及びセンターを示す概略構成図である。 図2は本発明の一実施例にかかる車両運行許可制御システムで使用されている車両側の通信制御用ECUにおける車両情報送信制御の処理手順を示すフローチャートである。 図3は本発明の一実施例にかかる車両運行許可制御システムで使用されているセンター側の通信制御用コンピュータにおける車両運行制御の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 センター
60 センター側通信部
100 車両
110 複数のECU
140 車両側通信部

Claims (4)

  1. 複数の車両と前記複数の車両の運行を管理するセンターとからなり、前記車両と前記センターとの間で相互通信を行う車両運行許可制御システムにおいて、
    前記車両は、車両ID番号を有すると共に、個々に識別ID番号が付与された複数のECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)を搭載し、前記識別ID番号に基づく前記複数のECUの接続情報及びそれらの作動状況を、前記車両ID番号を伴って前記センターに送信する車両側通信手段を具備し、
    前記センターは、前記車両からの前記車両ID番号を伴った前記識別ID番号に基づく前記複数のECUの接続情報及びそれらの作動状況を受信し、その受信内容が作動条件を満足するときには、前記車両ID番号で特定される車両の前記複数のECUの中の少なくとも1つのECUに対して、時限的な作動許可信号を送信し、また、その受信内容が作動条件を満足しないときには、前記車両ID番号で特定される車両の前記複数のECUの中の少なくとも1つのECUに対して、それらの制御機能を制限または変更または停止させる信号を送信するセンター側通信手段を具備し、
    前記車両のイグニッションスイッチのオンにより前記車両側通信手段が初回の送信を行い、初回以降は前記センター側通信手段から送信された前記時限的な作動許可信号の当該時限が経過する前に、前記車両側通信手段が次の作動許可信号を受取り、連続性が維持可能な通信タイミングで送受信を行うことを特徴とする車両運行許可制御システム。
  2. 前記車両側通信手段は、前記車両から前記センターに送信する送信内容に、前記車両の位置情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両運行許可制御システム。
  3. 前記センター側通信手段は、前記車両ID番号で特定される車両の前記識別ID番号に基づく前記複数のECUの接続情報及びそれらの作動状況の送信要求を、必要に応じて行う通信機能を有することを特徴とする請求項1に記載の車両運行許可制御システム。
  4. 前記センター側通信手段は、前記車両から前記センターに送信される送信内容にかかわらず、必要に応じて前記車両に対して特別の時限的な作動許可信号を送信する通信機能を有することを特徴とする請求項1に記載の車両運行許可制御システム。
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