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JP4248740B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入賞抽選を伴うスロットマシン型の遊技機や電子遊技機として実施される遊技機に係り、より詳しくは、入賞抽選の結果の演出表現手法に関する。
【0002】
【従来の技術】
スロットマシン型の遊技機の中には、遊技開始直後に行われる入賞抽選の結果がどのようなものであったかを、遊技終了前に遊技者に報知するものがある。また、入賞抽選の結果を単に遊技者に報知するだけでなく、複数態様の演出を伴うようにしたものもある。この場合の演出は、通常は、入賞抽選の結果に1対1に対応したものとなる。
【0003】
例えば、図15に示すように、入賞抽選の結果が入賞(内部当たりの状態)であり、入賞役がビッグボーナス(以下、「BB」)であった場合はA態様の演出(演出態様A)が行われ、入賞役がレギュラーボーナス(以下、「RB」)であった場合は演出態様Bが行われる。RBは一定枚数のメダルを優先的に獲得できる遊技を所定回数行える入賞役であり、BBは2〜3回のRBを行える入賞役である。図15に示した例は、入賞役と演出態様とが1対1に対応し、しかも、演出態様Aであれば必ずBB、演出態様Bであれば必ずRBが入賞する。このような演出態様による報知の形態は「完全報知」と呼ばれる。
【0004】
入賞役とは異なる役に応じた演出態様(このような形態は「偽報知」と呼ばれる)を所定確率で組み合わせる場合もある。図16(a),(b)は、この場合の確率の例を示している。図16(a)は各種ボーナスゲームの例,(b)はハズレを含むすべての抽選結果(便宜上、ハズレ等を含めた場合も入賞役という)について、偽報知を含ませた場合の例である。図16(b)の例では、演出態様Aが行われたときは60%の確率でBBとなることを示している。演出態様Fの場合は、75%の確率でハズレとなる。このように演出することにより、遊技者に内部当たり状態になっているのではないかという期待感を持たせた状態で遊技を行わせることができる。後者のような演出態様を採用した遊技機として、特開平11−244452号や特開2000−135303号公報に記載された「遊技機」がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来の遊技機における演出態様は、1回の遊技毎に独立したものとなっている。つまり、ある遊技での演出態様と、次の遊技での演出態様との間には何ら関連性がない。そのため、複数の遊技にわたって意図的に行う演出はできない。遊技機によっては、入賞抽選によってBBの内部当たりになった後、実際にBB用の図柄が揃うまで頻繁に演出がなされるものはあるが、内部当たりが発生している状態では、熟練した操作者であれば、1回の操作で図柄を揃えることができるものであり、基本的には遊技毎に独立した演出態様となる。
【0006】
スロットマシン型の遊技機の場合、遊技者は、通常は、50〜100回単位の遊技を繰り返す。演出が行われるのは、せいぜい上記単位で2〜10回あるいはそれ以下遊技のみであり、殆どは、入賞する期待感が持てない状態で遊技を続けなければならない。そのため、遊興性に欠けるという問題があった。
このような問題は、アーケード型の遊技機のみならず、抽選の結果に応じて遊技価値の払い出しを行う同種の遊技機に共通に生じる。
【0007】
本発明は、抽選の結果を報知する際の演出態様の表現の仕方を工夫することによって遊興性を高めることができる遊技機を提供することを主たる課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明は、所定の信号の入力を契機に抽選を行うとともに該抽選の結果が確定した時点で当該抽選結果を反映した動作を可能にする遊技機において、抽選の結果を遊技者に伝えるための、複数回の遊技にわたって表現される演出態様の組み合わせパターンを決定する演出態様決定手段と、各々が複数の表現形態のバリエーションを有する複数種類の演出表現機構と、演出態様決定手段で決定された組み合わせパターンに従って複数種類の演出表現機構の一部または全部を制御して前記抽選の結果が確定する前に演出態様を表現させる演出制御手段とを備え、複数の演出表現機構の一つをメカニカルな演出表現を行うメカニカル機構とし、他の演出表現機構の少なくとも一つをメカニカル機構に連動して動作する機構とした遊技機を提供する。
従来のように遊技毎に独立して演出するのではなく、複数回遊技することによって初めて抽選の結果がわかるような演出態様とするので、多数回の遊技を単位とする遊技機における遊興性を増すことができる。また、メカニカル機構をその一部に含んで演出表現するので、遊技の遊興性が増す。
【0009】
本発明は、また、所定の信号の入力を契機に抽選を行うとともに該抽選の結果に基づいてそれぞれ複数の図柄が配された複数の移動体の動きを制御し、各移動体が停止したときの図柄の組み合わせに応じて遊技価値の払い出しを可能にする遊技機において、抽選の結果を遊技者に伝えるための、複数回の遊技にわたって時系列に表現される演出態様の組み合わせパターンを決定する演出態様決定手段と、各々が複数の表現形態のバリエーションを有する複数種類の演出表現機構と、演出態様決定手段で決定された組み合わせパターンに従って複数種類の演出表現機構の一部または全部を制御して遊技価値の払い出し前に演出態様を表現させる演出制御手段とを備え、複数の演出表現機構の一つを前記移動体の動きに連動してメカニカルな演出表現を行うメカニカル機構とし、他の演出表現機構の少なくとも一つをメカニカル機構に連動して動作する機構とした遊技機を提供する。
【0010】
本発明は、さらに、それぞれ複数の図柄が配された複数の移動体と、所定の信号の入力を契機に入賞抽選を行う入賞抽選手段と、該入賞抽選の結果に基づいて複数の移動体の動きを制御するとともに各移動体が停止したときの図柄の組み合わせに応じて遊技価値の払い出しを可能にする手段とを有し、複数の移動体のいずれかが移動した後、すべての移動体が停止することをもって1回の遊技が完結するスロットマシン型の遊技機において、入賞抽選の結果を遊技者に伝えるための、複数回の遊技にわたって表現される演出態様の組み合わせパターンを決定する演出態様決定手段と、各々が複数の表現形態のバリエーションを有する複数種類の演出表現機構と、演出態様決定手段で決定された組み合わせパターンに従って複数種類の演出表現機構の一部または全部を制御して遊技価値の払い出し前に演出態様を表現させる演出制御手段とを備え、複数の演出表現機構の一つを前記移動体の動きに連動してメカニカルな演出表現を行うメカニカル機構とし、他の演出表現機構の少なくとも一つをメカニカル機構に連動して動作する機構とした遊技機を提供する。
【0011】
本発明は、また、上記の各遊技機の構成の他に、遊技の進行を計測する遊技進行計測手段を備えるようにし、個々の演出表現パターンと当該演出表現パターン内の演出態様の組み合わせとを、前記遊技進行計測手段により計測された遊技の進行状態と前記抽選の結果とに基づいて導出する遊技機を提供する。このような遊技機では、遊技の進行の把握が容易となり、演出態様を遊技毎に正確に表現できるようになる。
【0012】
上記の各遊技機において、メカニカル機構はN(Nは2以上の自然数)個の面の各々に互いに異なるシンボルが形成されたダイス及び所定の空間上で前記ダイスのころがり状態を表現させる制御手段を有するダイス機構であり、当該メカニカル機構に連動する他の演出表現機構はN個のシンボルの表示盤といずれかの前記表示盤を選択的に有効化させる手段とを有する表示制御機構である。演出制御手段は、これらの演出表現機構を複合的に制御することによって前記演出態様を表現する。
演出制御手段は、ダイスの個々のシンボルと有効化される表示盤との関係を定めた複数のダイスパターンを予め保持しておき、ダイスが稼働する場合にいずれかのダイスパターンを読み出して対応する表示盤を有効化するように構成される。これにより、ダイスと表示盤とを予め定めたダイスパターンに従って連携稼働させることができ、演出の制御が容易になる。複数種類の音のいずれかをさらに組み合わせて演出態様を表現することにより、より遊興性を増すことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を説明する。
=第1実施形態=
<外観構造及び動作>
図1は、本発明を適用した遊技機の第1実施形態となる、アーケード型のスロットマシンの外観構成図、図2は、このスロットマシンが有する制御装置の構成図である。
スロットマシン1は、その正面部に、遊技価値の一例となるメダルを投入するためのメダル投入口11a、クレジットによるベットを行うためのベットボタン11b、回転ドラムを回転させるための開始レバー12、遊技者による操作タイミングに応じて各々対応する回転ドラム停止させる3つの停止ボタン13、14、15、演出表現ユニット16、図柄を可変表示させる3組の可動表示部17、18、19、投入されたメダル数に応じた有効ラインを表示させる有効ライン表示部20、入賞確定時に入賞図柄の種類に応じてメダルを払い出すためのメダル払出機構21、メダル払出時及び/又は一般遊技のときに所定の効果音を発するためのスピーカ163,164を備えている。
【0014】
演出表現ユニット16は、各々が複数の表現形態のバリエーションを有する複数種類の演出表現機構から構成される。演出表現機構の一つはメカニカルな演出表現を行うメカニカル機構であり、他の演出表現機構の少なくとも一つはメカニカル機構に連動して動作する機構である。より具体的には、メカニカル機構は6面の各々に互いに異なるシンボルが形成されたダイス及び所定の空間上でダイスの自然なころがり状態を表現させる制御手段を有するダイス回転機構161であり、それに連動して動作する他の演出表現機構は、6つのシンボルの表示盤といずれかの表示盤を選択的に有効化させる表示制御機構(「ダイスランプ」)162及び/又は複数色の発光を伴うBGM機構(「スピーカ」)163である。他の演出表現機構は複数トーンの始動音発出機構(「スピーカ」)164である。本実施形態では、これらの複数の演出表現機構161〜164を複合的に制御することによって演出態様を表現する。なお、各演出表現機構161〜164の一部または全部を稼働させないことも、表現の一形態である。
【0015】
可動表示部17、18、19は、各々回転ドラムと一体に形成された3つのリール、回転ドラムを回転駆動するステッピングモータ、及び、リールの相対位置を検出するための位置センサを有する。リールには、それぞれ複数の図柄が円周上に連続的に配されている。円周上に配列された図柄のうち、左リール、中央リール、右リールの正面に来る図柄が、表示窓17d、18d、19dを通して移動表示されるようになっている。リールが停止したときに、表示窓17d、18d、19dにどの図柄の組み合わせが表示されているかは、位置センサの検出値によって特定できるようになっている。
【0016】
遊技者がメダルをメダル投入口11aに投入するか、あるいはベットボタン11bを押すことにより、有効ライン表示部20が点灯し、1回の遊技が開始可能になる。遊技者が開始レバー12を操作すると、リールが回転を始め、可動表示部17,18,19が可動表示状態となる。
入賞抽選が行われた後、遊技者が停止ボタン13、14、15を押すと、対応するリールがそれぞれ停止する。3つのリールがすべて停止した際に表示される図柄の組み合わせが、入賞抽選の結果に対応する図柄の組み合わせであれば、所定枚数のメダルがメダル払出機構21から払い出される。図柄によっては、追加メダルなしのリプレイが可能となる。つまり、このスロットマシン1は、3つのリールのいずれかが回転した後、すべてのリールが停止することをもって1回の遊技が完結する。入賞抽選後は、演出表現ユニット16が動作する。演出表現中に特定図柄の組み合わせになったことが確認された場合は、入賞が確定し、該当する枚数のメダルが払い出されるようになる。
【0017】
<制御装置>
スロットマシン1は、その内部に制御装置を有している。制御装置は、CPU、ROM,RAM、各種インターフェース等からなる一種のコンピュータであり、CPUが所定のプログラムコードを読み込んで実行することによって形成される所要の機能ブロックを具備している。図2は、この制御装置の機能ブロック及び周辺部品との接続関係を示した図である。
【0018】
この実施形態の制御装置CONは、入賞抽選処理部31、入賞判定部32、演出パターン決定部33、機構制御部34、演出制御部35、入賞確定判定部36、入賞動作制御部37の機能ブロックを具備している。
【0019】
入賞抽選処理部31は、所定の信号の入力を契機に入賞抽選を行う。入賞抽選は、具体的には乱数発生回路311によって乱数を発生させることにより行う。所定の信号は、メダル投入口11aへのメダル投入又はベットボタン11bの押下によって、図1には示されていないメダルカウンタ11cが動作し且つ開始レバー12が操作されたことによって入力される信号である。
【0020】
入賞判定部32は、入賞抽選の結果がROMに定められた所定の確率で定めた入賞役に該当するかどうかを判定する。入賞役は、従来のこの種のスロットマシンと同様のBB、小役1、小役2、リプレイのいずれかであり、それぞれ複数の数値が入賞役テーブル321において割り当てられている。
入賞抽選により得られた乱数の値が、上記の入賞役に割り当てられている数値に適合する場合は当該入賞役について内部当りが生じたと判定する。判定結果は、入賞役毎にフラグを設定してRAMに保存される。本実施形態では、BBフラグ、小役1,2のフラグ、リプレイのフラグが設定される。
【0021】
演出パターン決定部33は、入賞抽選の結果を遊技者に伝えるための複数遊技にわたって表現される演出態様の組み合わせパターン(以下、「演出表現パターン」)を決定する。
この決定は、ダイス回転機構161を駆動する際のパターン抽選を行う演出抽選処理部331による抽選結果と、演出態様テーブル332及びパターンテーブル333の記録内容並びに演出カウンタ341のカウント値に基づいて行われる。この決定手法については、後述する。
【0022】
機構制御部34は、開始レバー12や停止ボタン13、14、15の操作時に入力される信号に基づいて個々の回転ドラムを駆動するステッピングモータ17b、18b、19b(図1では図示を省略)を制御するとともに位置センサ17c、18c、19c(同)からの検知信号に基づいてメダル払出機構21その他の機構の制御を行う。リール17a、18a、19a(同)上の図柄表示の移動制御等は、この機構制御部34によって実現される。また、演出表現以外に使用される各種表示・出力機構は、すべてこの機構制御部34によって制御される。
【0023】
演出制御部35は、演出パターン決定部33で決定された演出表現パターンに従って演出表現ユニット16(ダイス回転機構161、ダイスランプ162、各種スピーカ163,164)を制御する。ダイス回転機構161及びダイスランプ162の駆動制御に際しては、ダイス回転機構161の個々のシンボルと、有効化されるダイスランプとの関係を定めた複数のダイスパターンを予め保持しておき、ダイス回転機構161を駆動するときにいずれかのダイスパターンに基づいて対応するダイスランプ162を有効化するようにする。この場合のダイスパターンは、演出制御部35で制御時に利用できるようにすれば良いので、その保持箇所は、任意の領域であって良い。ここでは、このダイスパターンも演出態様の一形態として、演出態様テーブル332に記録しておき、これを演出パターン決定部33を経由して読み出すようにする。
【0024】
入賞確定判定部36は、位置センサ17c,18c,19cの検出結果に基づいて入賞役に対応する図柄が揃ったかどうかを判定する。入賞動作制御部36は、また、入賞動作が確定した時点、すなわち入賞確定判定部36で入賞図柄が揃ったと判定した時点で当該入賞の種類に応じた枚数のメダルの払い出しを行う。
【0025】
<演出表現>
次に、スロットマシン1における演出表現の仕組みを詳細に説明する。
演出表現は、大きく分けて「遊技中の演出表現」と「遊技後の演出表現」とがある。「遊技後の演出表現」は、入賞抽選の確定を遊技者に知らせるため演出表現であり、遊技状態毎に予め定めた制御データにより、演出表現ユニット16を含むすべての演出表現手段を用いて華やかに演出表現される。
【0026】
「遊技中の演出表現」は入賞抽選の結果が確定するまでに行われる演出表現であり、 演出パターン決定部33で決定した演出表現パターンに基づいて演出制御部35が演出表現ユニット16を制御することにより実現される。本実施形態では、ダイス回転機構161とダイスランプ162、あるいはこれらとBGMや始動音を相互に連動させて表現する点に特徴の一つがある。
例えば、ダイス回転機構161が駆動されるときはダイスランプ162もそれに連動して点灯するが、図3に示されるように、ダイス回転機構161が停止するまでの間、点灯するダイスランプ162が、順次所定の方向に一つずつずれる。そして、ダイス回転機構161が停止した時点で、いずれかの一つのダイスランプ162が有効化される。その際、複数の始動音のいずれかを発出させる。
【0027】
ダイス回転機構161としては、例えば特開平5−285271号公報に記載された構造のものを利用することができる。
すなわち、図4に示されるように、6面の各々に「1」〜「6」のいずれかを表すシンボルが形成されたダイス本体161aと、その回転駆動機構と、回転駆動機構の制御装置161hとでダイス回転機構161を構成している。
回転駆動機構は、次のような構造となる。
ダイス本体161aの一つの角部にシャフト161bの一端が固定され、シャフト161bの他端はベベルギア161eに固定される。シャフト161bの中間部位にはベアリング内蔵の支持体161cが取り付けられる。支持体161cはアーム161dを介して駆動シャフト161gに取り付けられている。駆動シャフト161gはベベルギア161fの中心部を通じて回転可能に貫装されている。ベベルギア161eとベベルギア161fは所定の伝達比で係合している。制御装置161hには、駆動シャフト161gを回転させるためのステッピングモータと、モータ制御機構と、駆動シャフト161gの回転量を決定するための制御テーブルとが設けられる。
【0028】
制御装置161hが制御テーブルを参照して駆動シャフト161gを回転させると、その回転力が、アーム161d、支持体161c、シャフト161bを介してベベルギア161eに伝わる。これにより、ベベルギア161eがベベルギア161fと係合しながら回転する。ベベルギア161eが回転するとシャフト161bが回転する。この回転力は、ダイス本体161aに伝わる。その結果、ダイス本体161aがその対角軸のまわりに回転する。駆動シャフト161gの回転量を適切な値に選定することにより、ダイス本体161aが自然なころがっている状態を模倣することができる。一例として、アーム161dが1/4回転あるいはその倍数だけ回転したときシャフト161bがダイス本体161aの対角軸のまわりに1/3回転あるいはその倍数で、且つ3で割り切れない回転数だけ回転することにより上記の状態を模倣することができる。
なお、ベベルギア161eとベベルギア161fとがなす係合時の角度とダイス本体161aに対するシャフト161bの取付角度とを適切に選ぶことにより、駆動シャフト161gの回転が停止したときにダイス本体161aの一つの面部が正面を向くようにすることができる。この正面を向いたときのシンボルが表す数字が、「ダイス出目」となる。
モータ制御機構は、ダイスランプ162の制御機構と連動しており、ステッピングモータの回転とダイスランプ162の点灯の時期とが連動するようになっている。
【0029】
本実施形態のスロットマシン1では、前提として、遊技毎に表現すべき演出の態様を、ハズレを含めて、演出態様テーブル332において定義しておく。また、入賞抽選の結果を反映した遊技状態(BB内部当り、小役1,2、リプレイ、ハズレのいずれか)と演出表現パターンの組み合わせとの関係をパターンテーブル333に記録しておく。そして、これらを適宜読み出して演出表現の制御に用いる。
【0030】
図5、図6、図8及び図9は演出態様テーブル332である。図5及び図6は始動音、ダイスランプ、ダイス出目による複合的な演出表現パターンP11〜P54の例である。「始動音」は3種類のいずれかが設定されている。「ダイスランプ」は「ダイス出目」があるとき、つまり、ダイス回転機構161が駆動される場合のみ有効となる。ダイス回転駆動機構161を最初に駆動するときは、演出抽選処理部331で抽選を行う。
ダイス回転機構161が駆動される場合に利用されるダイスパターン例Pba〜Pbn、Psa〜Psn、Pta〜Ptn、Pra〜Prn、Pua〜Punの内容を示したのが図8及び図9である。
図7は、これらによって特定される演出表現パターンの組み合わせの一例である。
【0031】
本実施形態では、ある遊技をG1、次の遊技がG2、その次の遊技がG3というように、遊技毎の識別情報を定める。識別情報は、具体的には、演出カウンタ341でカウントされた演出カウント値Gi(iは自然数)である。識別される各遊技における演出態様は、そのときの遊技カウント値Giと遊技状態の2つの条件により導出される。
演出カウンタ341は、遊技が1回終了する度に1カウントづつ値を更新し、更新後の値が一定値に達した時点でその値を初期値に戻す。1回の遊技に対して演出態様テーブル331から読み出した演出態様データに基づく1回の演出表現が完結する。つまり、遊技カウント値Giによって、現在、ある基準位置からどの位進行した遊技が行われているか、現在のどの演出態様が表現されているかを知ることができる。
【0032】
遊技状態のうち、BB内部当りだけは、該当する図柄の組み合わせでリールが停止して入賞が確定するまで、内部当たり状態が継続されるようにする。例えば、BBの内部当りがあったとすると、図7に示されるように、最初に演出表現パターンP11が選択される。演出表現パターンP11は、図5によれば、演出態様が、遊技の進行に共に、始動音「1」のみ→始動音「2」、ダイスランプ及びダイス出目の組み合わせ→始動音「3」、ダイスランプ及びダイス出目の組み合わせの順に変化するパターンである。演出態様を表すデータが最終位置にきたときは、基本的には最初の位置に戻る。ダイス回転機構161については、終了位置まで到達した時点で再度抽選を行い、戻る位置を抽選によって決める。但し、これらは、運用に際して、任意に変更が可能である。
【0033】
BBの内部当たり状態が継続している状態でも、実際にBBに対応する図柄が揃って入賞が確定するまでは、遊技毎に入賞抽選を行い、小役1、小役2についてはその図柄が揃った場合にはメダルの払い出しを行い、リプレイについては、ベットを要しない再遊技を行えるようにし、ハズレの場合には該当動作を行う。このとき、小役1,2、リプレイ、ハズレについては、BBの演出表現パターンに代えて一定遊技回数分の小役等の演出表現パターンを使用し、一定遊技回数内に該当する図柄が揃わなかった時点でBBの演出表現パターンに戻るようにしても良いし、BBの内部当たり状態中は、小役等が入賞しても、そのための演出表現パターンを使用しないようにしても良い。
【0034】
なお、演出カウンタ341を一つのみとし、この一つの演出カウンタ341の遊技カウント値Giで演出態様のデータの位置を特定することもできるが、演出カウンタ341を遊技状態毎に設け、個々の演出カウンタ341で遊技状態毎の演出態様のデータの位置を特定する構成も可能である。前者の場合、データの位置は、単純に遊技の回数に依存する。後者の場合は、入賞抽選により遊技状態が決まると、それに応じた演出表現パターンが選択され、かつその演出態様に対応した遊技カウント値Giが1加算される。つまり、同じBB内部当たり状態でも、内部当たり後の最初の演出表現が異なる場合があり、より変化に富んだ演出表現が可能になる。
いずれの場合も、演出カウンタ341のカウント値の更新は、1回の遊技が終了する度に原則的には1ずつ進むことになるが、そのほか、2以上進む、進めない、1もしくは2以上戻るというバリエーションを設定することもできる。また、カウントの更新を1回の遊技が終了することではなく、任意の契機(電源再投入、ボーナス遊技から通常遊技状態への移行などの遊技状態の遷移等)を採用することもできる。
さらに、演出態様テーブル332を複数用意しておき、上記の任意の契機で現状の演出態様テーブルの読みとりを中止して他の演出態様テーブルへ移行する形態、演出態様テーブルからの演出態様のデータの読みとり開始の際に、先頭もしくは任意の位置から読みとりを開始する形態も可能である。複数の演出態様テーブルを用意する場合は、選択される順番を管理する総合テーブルのようなものを持つようにしても良いし、任意であっても良い。
【0035】
上記のような、始動音、ダイスランプ、ダイス回転の各々の駆動タイミングは、図10に示すとおりとなる。図10(a)はダイス回転機構161が駆動されない場合、(b)はダイス回転駆動機構161が駆動される場合のタイミング例である。なお、始動音のほかに、あるいは始動音と共にBGMを出力しても良い。この場合のBGMの駆動タイミングは、ある遊技の最初の開始レバーが操作された時点で開始し、最後のストップボタンが操作された時点で停止するようにする。
【0036】
<動作>
次に、上記のように構成されるスロットマシン1の動作を図11〜図15を参照して説明する。
図11を参照し、遊技者によるベット(BET)があり、開始レバー12が操作されると(ステップS101:Yes、S102:Yes)、入賞抽選処理部31で入選抽選処理を行う(ステップS103)。
入賞判定部32は、乱数発生回路311で発生させた乱数が、BB、小役1,2、リプレイの各々の入賞役、あるいはハズレに割り当てられている数値と一致するか否かを判定する。ハズレ以外の入賞役についてのみ数値を割り当てておき、該当する数値でなければ、すべてハズレとする運用も可能である。判定の結果、該当する入賞役と一致した場合はフラグを成立させる。
演出パターン決定部33は、入賞抽選の結果に基づいて演出表現パターンを決定し(ステップS104)、決定した演出表現パターンを演出制御部35に送る。機構制御部34は、リール回転開始処理を行う(ステップS105)。
演出制御部35は、演出表現パターンに基づいて演出表現機構16を制御する。これにより、前述の遊技中の演出表現処理が行われる(ステップS106)。
【0037】
遊技中の演出表現処理は、図13の手順で行われる。
すなわち、入賞抽選によって入賞が確定後の最初の遊技かどうかを判定し、最初の遊技の場合には、新たな入賞役に対応する演出表現パターンの組み合わせを特定する(ステップS201:Yes、S202)。また、演出態様を抽選によって決定する(ステップS203)。最初の遊技でない場合には、ステップS202,S203の処理はパスされる(ステップS201:No)。本実施形態では、演出表現パターンが8遊技のバリエーションで用意されているので、計測している遊技の進行状況から8遊技分の演出表現パターンが実行されたかどうかを判定する(ステップS204)。8遊技分の演出表現パターンが実行された場合(それでも入賞結果が確定しなかった場合)は、次の演出表現パターンに切り替える(ステップS204:Yes、S205)。切り替えの最初の演出表現パターンは、最初の位置でも良いし、抽選により定めた任意の位置であっても良い。8遊技分の演出表現パターンに満たない場合は、ステップS205の処理はパスされる(ステップS204:No)。
【0038】
表現すべき演出表現パターンが特定されると、当該遊技時の演出態様がダイス回転機構161の駆動を要するかどうかを判定する(ステップS207)。要する場合は、8番目の演出表現(図8及び図9参照)を終えたかどうかを判定し、終えた場合は最初の演出表現に戻る(ステップS207:Yes、S208:Yes、S209)。ダイス回転機構161の駆動を要しない場合はステップS208及びS209の処理はパスされ、駆動を要しても8番目の演出表現に満たない場合はステップS209の処理がパスされる(ステップS207:No、S208:No)。
【0039】
以上のようにして表現すべき演出態様が特定されると、演出制御部35は、演出態様を表現するための制御信号(ダイス駆動信号、ダイスランプ駆動信号、始動音駆動信号)を生成し、これらをダイス回転機構161、ダイスランプ162、スピーカ163に送る(ステップS210,S211)。これにより、所定の演出表現がなされる。
【0040】
図11に戻り、遊技中の演出表現処理とは別に、遊技者によって停止ボタン13,14,15が押されたことを検知した場合、機構制御部34でリール回転停止処理を行う(ステップS107)。
リール回転停止処理は、図14に示されるとおりである。すなわち、1回目の停止操作の場合は、停止操作があったリールの停止処理を行う(ステップS301:Yes、S302)。2回目の停止操作の場合は、停止操作があったリールの停止処理を行う(ステップS303:Yes、S304)。3回目の停止操作の場合は、停止操作があったリールの停止処理を行う(ステップS305:Yes、S306)。
入賞が確定した場合は、遊技後の演出表現処理を行う(ステップS108)。
【0041】
図12に移り、メダル払出し入賞の場合はメダル払出処理を行う(ステップS109:Yes、S110)。メダル払出処理は、具体的には、入賞役に対応する枚数のメダルを払い出す処理である。
BB中の場合には、BB中の一般遊技処理を行う(ステップS111:Yes、S112)。BB中の一般遊技処理とは、所定回数、例えば最大30回に限って、相対的に高確率でメダル払い出し入賞が発生させる一般遊技処理である。
BB中でない状態で、BB入賞図柄が揃った場合は、BB開始処理を行う(ステップS113:Yes、S114)。BB開始処理は、所定の演出の後、上記のBB中の一般遊技処理に移行させる処理である。
BB中でなく、BB入賞図柄でもない場合で、リプレイ図柄が揃った場合は、その旨を表す演出表現を行った後、ステップS102以降の処理を繰り返す(ステップS115:Yes)。
BB中の一般遊技処理又はBB開始処理が終了した場合、あるいは、リプレイ図柄も揃わなかった場合(ステップS115:No)は、当該遊技を終える。
【0042】
このように、本実施形態のスロットマシン1では、複数回の遊技にわたって表現される演出態様の組み合わせパターンに従う演出態様の表現を入賞抽選の結果が確定する前に実行するようにしたので、遊技者は、複数回遊技することによって初めて抽選の結果がわかるようになり、飽きのない遊技形態を実現することができる。また、入賞が確定されるまでの間、複数態様の演出が繰り返し表現され、しかも前回の遊技との関連で演出が表現されるので、それ自体で遊技者の興味をそそることが可能になる。
また、演出態様の組み合わせパターンを決定する際に、遊技の進行に従う順序で用意された同種又は異種の演出態様の組み合わせからなる演出表現パターンを複数パターン備え、入賞抽選の結果によっていずれか一の演出表現パターンを特定するようにしたので、長い間にわたって継続的に演出表現が行われることになり、遊興性を高めることができる。
また、ダイス回転機構161,ダイスランプ162及びスピーカ163のように、複数種類の演出表現機構を用いて演出表現を行うようにしたので、遊興性の高い演出が可能になる。
【0043】
また、各演出表現パターンを遊技の進行に従って時系列に連関させて組み合わせるとともに、入賞抽選の結果によって特定される演出表現パターンの組み合わせを遊技状態に応じて決定するようにしたので、より長いスパンで演出態様を表現できるようになり、遊興性をより高めることができる。
【0044】
=第2実施形態=
次に、本発明をパチスロ機に適用した場合の実施の形態を説明する。
この実施形態のパチスロ機の外観構造及びその基本動作は、第1実施形態で説明したスロットマシン1と同じなので、、異なる部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通の部分については共通の符合を付す。
【0045】
パチスロ機が上記のスロットマシン1と異なるのは、構成の一部と演出表現の仕方である。構成上は、停止ボタン13,14,15のうち少なくとも一つが入賞抽選の結果に対応した図柄を所定の有効ライン上に停止させるタイミングで操作されない場合に当該有効ライン上に当該入賞抽選の結果に対応した図柄の組み合わせを停止させない制御を行う機能を制御装置CONに持たせた点である。「有効ライン」がベットするメダルの枚数に応じて異なる点については、第1実施形態と同様である。すなわち、1枚ベットの場合は可動表示部17、18、19の中央ラインのみが有効ラインとなる。2枚ベットの場合は中央ラインとその上下ラインの3ラインが有効ラインとなる。3枚ベットの場合は、さらに、対角ラインを含めた5ラインが有効ラインとなる。
【0046】
BBでは、有効ライン上に該当図柄が揃わなくとも内部当たり状態が維持される。つまり、入賞抽選結果が維持される。従って、BBが入賞した場合の演出表現の仕方は、第1実施形態の場合と同様となる。
小役1,2、リプレイ、ハズレについては、入賞抽選後、有効ライン上に図柄が揃わなかった場合、当該抽選結果は破棄される。従って、制御装置CONは、入賞抽選の結果が小役等であった場合は、演出態様の組み合わせパターンの一部ではあるが当該遊技で完結する演出態様を表現するように演出表現ユニット16を制御する。例えばパターンテーブル333において、小役等に割り当てられた演出表現パターンの組み合わせを実行する点についてはBBの場合と同じであるが、ある遊技について演出を行った場合は、次の遊技では、同じ入賞結果が得られた場合を除き、当該演出表現パターンを継続させない。当該演出表現パターンが進むのは、何回かの遊技の後、同じ入賞結果が得られた時点とする。
例えば入賞抽選によって「小役1」が入選した場合、図7に従えば演出表現パターンの組み合わせはP23が選ばれ、P23の最初の演出表現パターンは図5に従えば始動音「1」、ダイス回転機構161が駆動しない。制御装置CONは、3つの停止ボタン13,14,15のうち最後の停止ボタンが操作されるまでの間に、このような演出態様に基づく演出表現が行われるように制御するが、当該遊技後は、直ちには図5の次の演出態様(始動音「3」、ダイス回転機構161駆動)には進まない。次の遊技の入賞抽選によって「ハズレ」が入賞した場合は、ハズレの演出表現パターンが選ばれる。いくつかの遊技を経て再び「小役1」が入賞した時点で、上記の演出態様(始動音「3」、ダイス回転機構161駆動)に進み、演出表現される。
【0047】
このようにすれば、その殆どは該当するであろう「ハズレ」と、頻繁に発生する「リプレイ」と、比較的出現する「小役1,2」と、稀に出現する「BB」の各々に割り当てられた演出表現パターンを矛盾なく効率的に管理することができるようになる。
【0048】
本発明は以上のとおりであるが、本発明の適用範囲は、上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、可変表示部としてリール等の機械的表示手段ないし液晶やCRT等の電気的表示手段を備えた弾球遊技機、電子遊技機、あるいは、ポーカー遊技機等の遊技機に対して、広く適用されるものである。
また、本実施形態では、メカニカル機構の一例としてダイス回転機構161を挙げたが、ダイス以外の機構、例えばN(Nは2以上)の面にそれぞれ異なる絵柄や数字等のシンボルが描かれた絵札ボックス、トランプボックス等であっても良い。また、メカニカル機構に連動して動作する機構も、ダイスランプ162に類するものであれば、他の機能を代用することも可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、遊興性を高めることができる遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したスロットマシンの正面外観図。
【図2】 スロットマシンが具備する制御装置の機能ブロック図。
【図3】 ダイス回転機構とそれに連動するダイスランプとの関係を示した図。
【図4】 ダイス回転機構の構造の一例を示した図。
【図5】 演出態様テーブルの内容例を示した図。
【図6】 演出態様テーブルの内容例を示した図(図5の続き)。
【図7】 パターンテーブルの内容例を示した図。
【図8】 演出態様テーブル(補助テーブル)の内容例を示した図。
【図9】 演出態様テーブル(補助テーブル)の内容例を示した図(図8の続き)。
【図10】 始動音、ダイスランプ、ダイス回転の各々の駆動タイミングを示した図で、(a)はダイス回転機構が駆動されない場合、(b)はダイス回転駆動機構が駆動される場合のタイミング例。
【図11】 本実施形態のスロットマシンの動作手順を示した図。
【図12】 本実施形態のスロットマシンの動作手順を示した図(続き)。
【図13】 遊技中の演出表現処理の詳細手順を示した図。
【図14】 回転停止処理の詳細手順を示した図。
【図15】 従来の遊技機における入賞抽選の結果の報知(完全報知)の例を示した図表。
【図16】 従来の遊技機における入賞抽選の結果の報知(所定確率での報知)の例を示した図表であり、(a)はボーナスゲームのみの場合の例、(b)は小役等を含めた場合の例である。
【符号の説明】
1 スロットマシン
11a メダル投入口
11b ベットボタン
12 開始レバー12
13、14、15 停止ボタン
16 演出表現ユニット
161 ダイス回転機構
162 ダイスランプ(表示盤)
163,164 スピーカ(発音機構)
17、18、19 可動表示部
17d、18d、19d 表示窓
20 有効ライン表示部
21 メダル払出機構
22 スピーカ
CON 制御装置
31 入賞抽選処理部
32 入賞判定部
33 演出パターン決定部
34 機構制御部
35 演出制御部
36 入賞確定判定部
37 入賞動作制御部
331 演出抽選処理部
332 演出態様テーブル
333 パターンテーブル
341 演出カウンタ

Claims (5)

  1. 所定の信号の入力を契機に入賞抽選を行うとともに所定の利益を遊技者に与える一又は複数の小役の内部当たりと前記小役以上の特別な利益を遊技者に与えるボーナス内部当たりとを定める入賞抽選手段と、
    前記小役又はボーナス内部当たりに基づいて入賞が確定した時点で当該入賞結果を反映した動作を可能にする手段と、を有し、前記ボーナス内部当たりでは、該当する図柄の組み合わせでリールが停止して入賞が確定するまで、内部当たり状態が継続される遊技機において、
    一回の遊技毎にカウント値の更新が行われるカウンタを有し、遊技の進行を計測する遊技進行計測手段と、
    一回の遊技毎に表現される演出態様を、前記カウント値および前記入賞抽選手段による抽選の結果定められた前記小役の内部当たり又は前記ボーナス内部当たりにより導出するように定義した演出態様テーブルと、
    前記入賞抽選手段による抽選の結果定められた前記小役の内部当たり又は前記ボーナス内部当たりを遊技者に伝えるために、前記小役の内部当たりと前記ボーナス内部当たりとのそれぞれに対して、一回の遊技毎に表現される前記演出態様の組み合わせであって、複数回の遊技にわたって表現される演出表現パターンを前記演出態様テーブルから決定する演出態様決定手段と、
    各々が複数の表現形態のバリエーションを有する複数種類の演出表現機構と、
    前記演出態様決定手段で決定された演出表現パターンに従って前記複数種類の演出表現機構の一部または全部を制御して前記小役の内部当たり又はボーナス内部当たりに基づいて入賞が確定する前に前記演出態様を表現させる演出制御手段とを備え、
    前記複数の演出表現機構の一つはメカニカルな演出表現を行うメカニカル機構であり、他の演出表現機構の少なくとも一つは前記メカニカル機構に連動して動作する機構であり、
    更に、前記演出態様決定手段は、前記入賞抽選の結果が前記小役の内部当たり又は前記ボーナス内部当たりであった場合前回の遊技と連関して前記カウンタの前記カウント値に従う順序で出現する前記一回の遊技毎に表現される演出態様を、当該演出態様の組み合わせからなり、複数回の遊技にわたって表現される演出表現パターン決定するとともに、前記ボーナス内部当たりの継続中では、前記小役の内部当たりが定められた場合でも、前記ボーナス内部当たりに対応する演出表現パターン使用されるものであることを特徴とする、遊技機。
  2. それぞれ複数の図柄が配された複数の移動体と、
    所定の信号の入力を契機に入賞抽選を行うとともに所定の利益を遊技者に与える一又は複数の小役の内部当たりと前記小役以上の特別な利益を遊技者に与えるボーナス内部当たりとを定める入賞抽選手段と、
    該入賞抽選の結果定められた前記小役の内部当たり又は前記ボーナス内部当たりに基づいて前記複数の移動体の動きを制御するとともに各移動体が停止したときの図柄の組み合わせに応じて遊技価値の払い出しを可能にする手段とを有し、
    前記複数の移動体のいずれかが移動した後、すべての移動体が停止することをもって1回の遊技が完結し、前記ボーナス内部当たりでは、該当する図柄の組み合わせで前記移動体が停止して入賞が確定するまで、内部当たり状態が継続されるスロットマシン型の遊技機において、
    一回の遊技毎にカウントの更新が行われるカウンタを有し、遊技の進行を計測する遊技進行計測手段と、
    一回の遊技毎に表現される演出態様を、前記カウント値および前記入賞抽選手段による抽選の結果定められた前記小役の内部当たり又は前記ボーナス内部当たりにより導出するように定義した演出態様テーブルと、
    前記入賞抽選手段による抽選の結果定められた前記小役の内部当たり又は前記ボーナス内部当たりを遊技者に伝えるために、前記小役の内部当たりと前記ボーナス内部当たりとのそれぞれに対して、一回の遊技毎に表現される前記演出態様の組み合わせであって、複数回の遊技にわたって表現される演出表現パターンを前記演出態様テーブルから決定する演出態様決定手段と、
    各々が複数の表現形態のバリエーションを有する複数種類の演出表現機構と、
    前記演出態様決定手段で決定された演出表現パターンに従って前記複数種類の演出表現機構の一部または全部を制御して前記小役の内部当たり又は前記ボーナス内部当たりに該当する図柄の組み合わせで前記移動体が停止して入賞が確定する前に前記演出態様を表現させる演出制御手段とを備え、
    前記複数の演出表現機構の一つは前記移動体の動きに連動してメカニカルな演出表現を行うメカニカル機構であり、他の演出表現機構の少なくとも一つは前記メカニカル機構に連動して動作する機構であり、
    更に、前記演出態様決定手段は、前記入賞抽選の結果が前記小役の内部当たり又は前記ボーナス内部当たりであった場合前回の遊技と連関して前記カウンタの前記カウントに従う順序で出現する前記一回の遊技毎に表現される演出態様を、当該演出態様の組み合わせからなり、複数回の遊技にわたって表現される演出表現パターンで決定するとともに、前記ボーナス内部当たりの継続中では、前記小役の内部当たりが定められた場合でも、前記ボーナス内部当たりに対応する演出表現パターンが使用されるものであることを特徴とする、遊技機。
  3. 前記メカニカル機構はN(Nは2以上の自然数)個の面の各々にシンボルが形成されたダイス及び所定の空間上で前記ダイスのころがり状態を表現させる制御手段を有するダイス機構であり、当該メカニカル機構に連動する他の演出表現機構はN個のシンボルの表示盤といずれかの前記表示盤を選択的に有効化させる手段とを有する表示制御機構であり、前記演出制御手段は、これらの演出表現機構を複合的に制御することによって前記演出態様を表現するように構成されていることを特徴とする、請求項または記載の遊技機。
  4. 前記演出制御手段は、前記ダイスの個々のシンボルと有効化される表示盤との関係を定めた複数のダイスパターンを予め保持しておき、前記ダイスが稼働する場合にいずれかのダイスパターンを読み出して対応する表示盤を有効化するように構成されていることを特徴とする、請求項記載の遊技機。
  5. 遊技者が操作する開始レバーと、遊技者による操作タイミングに応じて各々対応する移動体の動きを停止させる複数の停止ボタンと、前記複数の停止ボタンのうち少なくとも一つが前記入賞抽選の結果定められた前記小役の内部当たり又は前記ボーナス内部当たりに対応した図柄を所定の有効ライン上に停止させるタイミングで操作されない場合に当該有効ライン上に当該入賞抽選の結果定められた前記小役の内部当たり又は前記ボーナス内部当たりに対応した図柄の組み合わせを停止させない制御を行う制御手段と、をさらに備える、請求項1〜4のいずれかの項に記載の遊技機。
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