JP4257983B2 - 細径配管接続用コネクター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に自動車あるいは各種の機械、装置などに給油、給気の供給路として配設される管径、太さ40mm程度以下の比較的細径からなる金属管あるいは樹脂チューブ(以下単に配管という)の接続用コネクターに関し、さらに詳細には配管との接続の前後を問わず常時防塵効果を有するキャップ部材を装着し、かつ接続後の配管を必要に応じて容易に解放し得る細径配管接続用コネクターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、細径配管接続用のクイック・コネクターとしては各種のものが提案され実用に供されているが、その一例としては、例えば図17に示すように先端側の連結筒壁22の流通孔24に連って拡径した小径室23−1と大径室23とを貫設してなるコネクター本体21の該小径室23−1部に、シールリング部材26とブッシュ部材27とを内装せしめ、かつ大径室23の周壁に穿設した係合孔21−1の後端周部のなす掛支壁21−2の該係合孔21−1の縁部に、軸芯中央孔の周壁の組付け方向の前部にあって内方に傾斜する複数の爪壁25を有する別体のソケット体28を該爪壁25のなす基部の肩部25−1を係合した状態をもって、その後端側の環状周壁25−2部を挿着して内装せしめ、内部に組込まれた配管P0の環状膨出壁P0′部を前記爪壁25により係圧せしめて接続するように構成されていた。
【0003】
また他の例としては本出願人が提案した特開平9−280451号(特願平8−121063号)公報に示されるように、軸芯内部に、先端側の連結筒壁の流通孔に連って拡径した小径室と大径室とを貫設してなるコネクター本体の該小径室部に、シールリング部材とブッシュ部材とを内装せしめ、かつ前記大径室の周壁のなす対向部位に設けた切欠き窓部分に、それぞれ前方に突設してその中間付近を内方に傾斜した屈曲部による爪壁となして内方に付勢された弾発壁と、該弾発壁の外端部より前記コネクター本体の周壁の外側に延長する突壁とを有するソケット部材を前記コネクター本体と一体に設け、接続される配管側の環状膨出壁部に前記弾発壁を係圧せしめて接続するよう構成されていた。
なお前記公開公報では、前記小径室の周壁の外側に凸起部を設けて、左右回動自在となす筒環状の解放部材を該凸起部に係着して、該解放部材の後端側の表面にカム壁を有して前記突壁あるいはコネクター本体の外周面との相互の対向面にあって配管の接続時およびその解放時に、該解放部材の回動に伴ってその回動位置を一定にセットする一対の係止手段を設けて前記突壁を拡閉し、爪壁での係圧、解除を行うように構成して前記配管を接続状態から容易に解放状態にできるよう構成してある。
【0004】
しかしながら、いずれの従来例においても配管接続前のコネクター本体の運搬時や保管時などにコネクター本体の後端側や係合孔もしくは切欠き窓部分より塵埃やごみなどが侵入してコネクター本体内部に残留し、接続すべき配管を挿着して接続が完了後にソケット体の爪壁と配管の環状膨出壁との間の係圧部において配管側の表面処理層を摩耗させたり、さらにはシールリング部材と小径室の内周面あるいは配管の外周面との間に侵入した塵埃やごみなどが介在してそのシール性を阻害するという問題があった。さらに侵入した塵埃やごみなどが配管接続後に内部を流れる流体により下流側配管部品に移動して閉塞やカジリによる機能障害を起こすという問題もあった。
【0005】
かかる問題の発生を防止するため図18、図19のようなキャップ部材が提案された。このキャップ部材41を前記した従来の技術のうち後者に類似した構成を有するコネクター本体31に用いた例で説明すると、前記キャップ部材41は有底円筒体42と、該有底円筒体42の外方に径方向に間隔をおいて設けられた外側円筒体43と、前記有底円筒体42の開放端部から径方向で外方に延長して外側円筒体43の端面と一体となった端壁44とからなるもので、前記外側円筒体43はコネクター本体31の周壁に形成された係合孔あるいは切欠き窓31−1部分を囲繞して、該周壁の外周部に設けられた段部31−2と係合する寸法を有し、一方有底円筒体42はコネクター本体31の後端部から小径室に内装されたブッシュ部材37とシールリング部材36まで延長し、その外周面が該シールリング部材36によりシールされるよう構成され、コネクター本体31の後端側より圧入されるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記したキャップ部材は、配管接続前のコネクター本体の運搬時や保管時などに塵埃やごみなどの侵入の防止に有効であるものの配管の接続時にはコネクター本体の後端側より取外す必要があり、量産体制下ではこの作業に手間が掛り、作業性が劣り、また配管接続後においては前記キャップ部材が取外されたままで防塵手段がないため係合孔部分あるいは切欠き窓部分やコネクター本体の後端側よりコネクター本体内部に塵埃やごみが侵入し、ソケット部材の爪壁と配管の環状膨出壁との間の係圧部における配管側の表面処理層の摩耗およびシールリング部材と小径室の内周面あるいは配管の外周面との間のシール性が劣化するとともに、下流側配管部品の閉塞やカジリなどによる機能障害が発生するためその改善が求められていた。
【0007】
本発明はかかる従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、配管との接続の前後を問わず常に防塵効果を有し、かつ配管の接続作業には何らの支障もなく接続でき、さらに必要に応じて配管を容易に解放できかつ配管の接続状態の適否を目視により確認し得る細径配管接続用コネクターを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の第1の実施態様は、軸芯内部に、先端側の連結筒壁の流通孔に連なって拡径した小径室と大径室とを貫設してなるコネクター本体の該小径室部に、シールリング部材とブッシュ部材とを内装せしめ、かつ前記大径室の周壁のなす対向部位に設けられた係合孔部分あるいは切欠き窓部分に、それぞれ爪壁となして内方へ付勢された弾発壁を有するソケット部材を前記コネクター本体と別体あるいは一体に設け、前記弾発壁を接続される配管側の環状膨出壁部に係圧せしめて接続する細径配管接続用コネクターにおいて、その中心から放射状に延長しかつ前記配管の環状膨出壁の外径以上の径に亘って設けられた複数の切れ目により画定された複数の楔状部分が形成された底部を有する有底円筒体からなる弾性キャップ部材を、前記コネクター本体の後端部側より被着して前記係合孔部分あるいは切欠き窓部分をその円筒壁により囲繞するを特徴とするものであり、また前記弾性キャップ部材の底部には、コネクター本体の後端部から弾発壁の先端部の距離に対応する長さの爪状の解放部材が軸方向に突出して設けられ、さらに前記弾性キャップ部材の円筒壁には前記開放端部から始まって軸方向に延長する複数のスリットが設けられている細径配管接続用コネクターを特徴とするものである。
【0009】
そして本発明の第2の実施態様は、軸芯内部に、先端側の連結筒壁の流通孔に連なって拡径した小径室と大径室とを貫設してなるコネクター本体の該小径室部に、シールリング部材とブッシュ部材とを内装せしめ、かつ前記大径室の周壁のなす対向部位に設けられた切欠き窓部分に、それぞれ前方に突設してその中間付近の内方への傾斜した屈曲部を爪壁となして内方へ付勢された弾発壁と、該弾発壁の外端部より軸方向に延長する突壁を有するソケット部材を、前記コネクター本体と一体に設け、前記弾発壁を接続される配管側の環状膨出壁部に係圧せしめて接続する細径配管接続用コネクターにおいて、その中心から放射状に延長しかつ前記配管の環状膨出壁の外径以上の径に亘って設けられた複数の切れ目により画定された複数の楔状部分が形成された底部、および前記配管の環状膨出壁の外周の接線方向に延長するように爪状の解放部材を内壁に突設された円筒壁とを有する有底円筒体からなる弾性キャップ部材を径方向に二つ割りに形成し、前記コネクター本体の外周部に被着して前記切欠き窓部分を前記円筒壁により囲繞する細径配管接続用コネクターを特徴とするものである。
【0010】
なお本発明においては、前記弾性キャップ部材の開放端部には前記コネクター本体の外周部の段部と係合する係止部が設けら、また前記弾性キャップ部材の底部には前記配管の外径にほぼ合致する中央薄肉部が設けられ、さらに前記切れ目により画定された楔状部分の先端部の1つは前記底部の中央部に設けられた切れ目により画定されたほぼ円形あるいは多角形の中央部分と連続していることを特徴とする。そして前記中央部分はさらに切れ目により複数の小部分に画定され、該小部分はそれぞれ前記楔状部分のうち別個の先端部と連続していることが好ましい。
【0011】
また本発明では、前記弾性キャップ部材の円筒壁には前記開放端部から始まって軸方向に延長する複数のスリットが設けられ、また前記弾性キャップ部材の円筒壁には前記配管の環状膨出壁と係合して径方向に出入する確認部材が設けられていることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明を図面に基いて詳細に説明する。
図1は本発明の細径配管接続用コネクターの一実施例の接続状態を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)のI−I線上の断面図、図2は本発明に使用した弾性キャップ部材とコネクター本体との一実施例の組付け状態を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)の底面図、(c)はコネクター本体単体を90°回転させて示す長手方向の部分半截図、図3は図1に使用した弾性キャップ部材単体の一実施例を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)の底面図、図4は弾性キャップ部材単体の他の実施例を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)の底面図、図5は本発明を他の実施例に係る細径配管接続用コネクターに適用した状態を示す半截図、図6は弾性キャップ部材単体のさらに他の実施例を示し解放部材の一実施例を付設した図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)の正面図、図7は弾性キャップ部材単体のさらに別の実施例を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)の正面図、図8は図6の弾性キャップ部材を解放部材として用いた場合の一実施例の接続状態を示す図1相当図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)のVIII−VIII線上の断面図、図9は細径配管接続用コネクターのさらに別の実施例の接続状態を示し解放部材の他の実施例を付設した弾性キャップ部材を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)はコネクター本体を90°回転させて示す長手方向の部分半截図、図10は図9の実施例に係る細径配管接続用コネクターの解放状態を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)はコネクター本体を90°回転させて示す長手方向の部分半截図、図11は図9の実施例の弾性キャップ部材単体の横断面図、図12はコネクター本体のさらに他の実施例を示し確認部材の一実施例を付設した弾性キャップ部材を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)で使用した確認部材単体の側面図、(c)は(a)で使用した弾性キャップ部材の横断面図、図13はコネクター本体のさらに他の実施例を示し確認部材の他の実施例を付設した弾性キャップ部材を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)で使用した確認部材単体の正面図、(c)は(a)で使用した確認部材の側面図、(d)は(a)で使用した確認部材の平面図、図14は図13に使用されている確認部材を設けた弾性キャップ部材単体の横断面図、図15はコネクター本体のさらに別の実施例を示し確認部材のさらに他の実施例を付設した弾性キャップ部材を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)で使用した確認部材単体の正面図、(c)は(a)で使用した確認部材の側面図、図16は底部に設けられた切れ目の形状の他の例を示す図で、(a)〜(c)はそれぞれの実施例の底面図である。
【0013】
1はコネクターとしての本体であり、軸芯内部に先端側に突設した樹脂チューブ(図示せず)の差込み用の連結筒壁2の流通孔4に連って拡径した小径室3−1とその背後に大径室3とを貫設してなるものであって、該小径室3−1部にゴム材あるいは樹脂材などによる弾性シールリング部材6と筒状のブッシュ部材7とを内装せしめ、かつ大径室3側の周壁のなす対向部位に設けた切欠き窓1−1部分に、前方に突設してその中間附近の内方に傾斜した外方への屈曲部を爪壁5−1となして内側に付勢する複数の(図示の実施例では一対の)弾発壁1−2と該弾発壁の外端部より軸方向で前方に延長する突壁1−4を有するソケット体5を前記コネクター本体1の周壁と一体に形成するものであるが、前記突壁1−4は図1〜図3の実施例では省略することもできる。
【0014】
また8は合成樹脂製などからなる弾性キャップ部材であり、接続すべき配管Pの外径にほぼ合致する中央薄肉部8−1と、その中心から放射状に延長しかつ前記配管Pの環状膨出壁P′の外径以上の径に亘って設けられた複数の切れ目8−2により画定された複数の楔状部分101、102、…10nが形成された底部8−3を有する有底円筒体からなり、弾性キャップ部材8を前記コネクター本体1の後端部側より被着して前記切欠き窓1−1部分をその円筒壁8−4により囲繞するよう圧入する。
なお図示の実施例では底部8−3の中央部に薄肉部8−1を設けたものを説明するが、必要に応じて底部8−3全体を均一な厚さの薄肉部として形成したり、あるいは該底部8−3の外周部から中心部に向かって徐々に厚さが減少する断面テーパ状に形成することもできる。
【0015】
さらに前記弾性キャップ部材8の開放端部には前記コネクター本体1の外周部に設けられた大径の段部1−3と係合するよう内方に向けて突出する係止部8−5が設けられ、また前記弾性キャップ部材8の円筒壁8−4には図4のように前記開放端部から始まって好ましくは前記切欠き窓1−1部分や係合孔部分には達しない長さの軸方向に延長する複数のスリット8−6を設け、さらに該複数のスリット8−6のうち少なくとも1つの長いスリット8−7を前記開放端部から始まって前記底部8−3付近まで延長させて構成する。なお該長いスリット8−7を設けた場合には、弾性キャップ部材8をコネクター本体1に被着した状態で前記スリット8−7は前記切欠き窓1−1部分や係合孔部分には位置せず、コネクター本体1の大径室3の周壁部に位置するように前記キャップ部材8が保持されることが好ましく、このために適当な保持手段、例えば前記段部1−3と係止部8−5とのいずれか一方に突起を、他方に窪みを設けて相互に嵌合して保持するように構成する。
このようなスリット8−6や8−7を設けておくことにより、コネクター本体1への弾性キャップ部材8の被着が容易となる。
【0016】
図1〜図4に図示した実施例の動作について説明すると、配管Pの接続前で運搬あるいは保管時に、予め有底円筒体からなる弾性キャップ部材8を前記コネクター本体1の後端部側より被着して前記切欠き窓1−1部分をその円筒壁8−4により囲繞し、かつ好ましくは係止部8−5をコネクター本体1の外周部の段部1−3に係合させて弾性キャップ部材8をコネクター本体1の外周部の所定位置に保持させる。この状態で運搬、保管などをすれば弾性キャップ部材8によりコネクター本体1の後端部や切欠き窓1−1より塵埃やごみなどが侵入することが防止できるのである。
【0017】
つぎに配管Pをコネクター本体1に接続する際には、配管Pの先端部によって弾性キャップ部材8の薄肉部8−1を強く押圧すれば該薄肉部は切れ目8−2より破断され該切れ目8−2により画定された楔状部分101、102、…10nの先端部側が内方に弯曲し折り込まれ前記配管Pの外周面を摺動するので、配管Pをコネクター本体1内に挿入することが可能となり、ついで該配管Pの環状膨出壁P′により弾発壁1−2が拡開し、さらに挿入作業を継続することにより環状膨出壁P′が通過すると弾発壁1−2が元の位置に戻って爪壁5−1が環状膨出壁P′と係圧して接続が完了する。また弾性キャップ部材8により使用状態下でもコネクター本体1の後端部や切欠き窓1−1より塵埃やごみなどの侵入が防止されることになるのである。
なお上記実施例では、ソケット部材5がコネクター本体1と一体で切欠き窓1−1部分に、前方に突設してその中間付近の内方に傾斜した外方への屈曲部を爪壁5−1となして内側に付勢する弾発壁1−2を有するものについて説明したが、本発明はこのような形式のコネクターのみならず、従来の技術で紹介した図17に示すようなコネクターに適用できる。
【0018】
この適用例を図5について説明すると、コネクター本体1′の拡径室3′の周壁に穿設された係合孔1′−1の後端周部のなす掛支壁1′−2の該係合孔1′−1の縁部に、爪壁5′−1となして内方へ付勢された複数の(図示の実施例では一対の)弾発壁5′−2を有する別体のソケット部材5′の基部の肩部を係合した状態をもって、その後端側の環状周壁部を挿着して内装せしめ、内部に組込まれた配管Pの環状膨出壁P′部を前記爪壁5′−1により係圧せしめて接続するように構成されていた。そしてこのように構成されたコネクター本体1′に、前記した通り接続されるべき配管の外径にほぼ合致する中央薄肉部8−1と、その中心から放射状に延長しかつ前記配管Pの環状膨出壁P′の外径以上の径に亘って設けられた複数の切れ目8−2により画定された複数の楔状部分101、102、…10nが形成された底部8−3を有する有底円筒体からなる弾性キャップ部材8を被着するものであり、この際、該コネクター本体1′の係合孔1′−1部分は弾性キャップ部材8の円筒壁8−4により囲繞されるものである。
このように本発明は図5に示すコネクターのみならず公知の各種のクイック・コネクターにも適用可能であることはいうまでもない。
【0019】
つぎに弾性キャップ部材8を防塵手段として用いるのみならず、配管Pの解放部材として機能させる一例を図6〜図8について説明する。
図6〜図8の実施例においては、前記配管Pの環状膨出壁P′の外周の接線方向に延長するように爪状の解放部材8−8を円筒壁8−4の内壁から突設するとともに、前記切欠き窓1−1部分に、それぞれ前方に突設してその中間付近の内方への傾斜した屈曲部を爪壁5−1となして内方へ付勢された弾発壁1−2の外端部より軸方向で前方に延長する突壁1−4を有するよう形成することが必要である。換言すると、前記突壁1−4と環状膨出壁P′との間に、その自由尖端が位置するよう円筒壁8−4の内壁から爪状の解放部材8−8を突設させて構成することが必要である。
【0020】
なお図6〜図8の実施例では、弾性キャップ部材8をコネクター本体1の外周部へ被着するため、図6に図示するように該弾性キャップ部材8を径方向に二つ割りの有底半円筒体として構成し、ヒンジ8−9により開閉自在に構成したり、あるいは径方向に二つ割りに形成した弾性キャップ部材8を該二つ割りの端面部で凹凸嵌合させて有底円筒体を構成したりするものである。
この図6および図7による二つ割りの有底半円筒体として構成した弾性キャップ部材8は、爪状の解放部材8−8を設けずに図1〜図4の実施例にも適用することが可能である。
【0021】
そしてこれら実施例によれば、図1〜図4に図示した実施例と同様に配管Pの接続の前後を問わず、コネクター本体1の後端部や切欠き窓1−1部分より、該コネクター本体1内部への塵埃やごみなどの侵入が常時防止され、かつコネクター本体1へ配管Pを何らの支障もなく挿着できるのみならず、さらには配管Pのコネクター本体1への接続後に、所望に応じて配管を解放する際には図8(b)の矢印のように弾性キャップ部材8を回転させると前記爪状の解放部材8−8により弾発壁1−2の突壁1−4が外方へ拡開し配管の環状膨出壁P′との係圧が外れるために配管Pを容易に引抜くことができる。
また図6〜8に示した解放部材の他の実施例を図9〜図11について説明するが、この実施例の解放部材は図1および図5に示す実施例に係る細径配管接続用コネクターのいずれにも適用することができるものである。
【0022】
図9〜図11に示す実施例においては爪状の解放部材8−8′は、前記実施例の配管Pの環状膨出壁P′の外周の接線方向に延長するように弾性キャップ部材8の円筒壁8−4の内壁から突設するものではなく、該弾性キャップ部材8の底部8−3の中央薄肉部分8−1より外周側でかつコネクター本体1、1′の内側位置から軸方向で内方に突設せしめたものであり、コネクター本体1、1′の後端部から爪壁5−1、5′−1の先端部の距離に対応する長さに延長し、かつ前記爪壁の数に応じた数(図示の実施例では2つ)が設けられるものである。
そしてこのような解放部材8−8′を有する弾性キャップ部材8を前記したようにコネクター本体1、1′に被着する際にソケット体5、5′の爪壁5−1、5′−1の位置と解放部材8−8′の位置を位相をずらせた状態で前記コネクター本体に被着する。
【0023】
このようにコネクター本体1、1′に弾性キャップ部材8を被着した状態で配管Pを弾性キャップ部材の中央薄肉部8−1を破断して前記コネクター本体内に挿入することにより接続が完了することは前述の通りである。一方接続後に所望に応じて配管Pを解放する場合には、一旦前記弾性キャップ部材8をコネクター本体1、1′より取外す方向に移動させた後、解放部材8−8′の位置と爪壁5−1、5′−1の位置とを一致させた状態で再度コネクター本体1、1′に弾性キャップ部材8を被着させる方向に押圧する(図10参照)。この被着方向への押圧によって弾性キャップ部材内に突設する解放部材8−8′により爪壁5−1、5′−1が外方に拡開されて持ち上がり該爪壁と配管Pの環状膨出壁P′との係圧が外れて配管Pをコネクター本体1、1′から引抜くことが可能となる。
したがって図示していないが弾性キャップ部材8の外周部には解放部材8−8′の位置を示す目印を付しておくことが好ましい。
【0024】
つぎに弾性キャップ部材8をさらに配管Pのコネクター本体への接続状態の適否を目視で確認する確認部材として機能させ、必要に応じて前記した解放部材と併設して用いる実施例を図12〜図15について説明する。
まず図12の実施例においては弾性キャップ部材8の円筒壁8−4に径方向に延長する筒壁8−10を一体に突設させ、該筒壁の位置を配管Pの環状膨出壁P′の位置に一致させる。そしてこの筒壁8−10の内孔8−11に一端付近にスリット9−1を、他端にテーパ面9−2を有する例えば合成樹脂などの弾性体からなるほぼ角柱状の確認部材9を圧嵌する。なお確認部材9の形状は円柱状、楕円柱状などいずれの形状でもよいが、角柱状や楕円状などが確認部材の回転がないために好ましい。そして確認部材9は前記テーパ面9−2をコネクター本体1、1′の後端側に対向させかつ爪壁5−1、5′−1とブッシュ部材7との間に突出させるとともに、前記スリット9−1が内孔8−11内に収まるような寸法を有するものである。なお図1の実施例の細径配管接続用コネクターにかかる確認部材を用いる場合には、弾発壁1−2の外端部より軸方向に前方に延長する突壁1−4は設けないようにする。
【0025】
前記したような形状の確認部材9を円筒壁8−4の内周に突出しないよう筒壁8−10の内孔8−11に挿入した弾性キャップ部材8をコネクター本体1、1′に被着し、ついで前記スリット9−1が筒壁8−10内に位置するよう確認部材9を内孔8−11に圧嵌し、その後前記弾性キャップ部材9の薄肉部8−1を破断して配管Pをコネクター本体1、1′に挿入して環状膨出壁P′が爪壁5−1、5′−1を拡開して環状膨出壁P′が該爪壁を通過するとこの爪壁の弾性により元の位置に戻って接続が完了する。この際に環状膨出壁P′により確認部材9が径方向の外側に押圧され、前記筒壁8−10の上端よりその頂部の一部突出した状態となる。この状態となると確認部材9の頂部側がスリット9−1より開口して傾斜した形態(図12(b)参照)となるために、適正な接続が完了したことが目視にて確認できるのである。
なお確認部材9の中央部の外周面とスリット9−1側端部外周面とには複数の突起9a、9bを設けて内孔8−11内に確認部材9を圧嵌した後の保管、運搬時や確認部材9が筒壁8−10より突出した時に該確認部材が抜け落ちることを防止することが好ましい。この場合前記突起9a、9bの高さは弾性キャップ部材8や確認部材9の材質や厚さ、径などにより多少異なるが、一般的には0.1mm程度であり、また該突起間の軸方向の距離は筒壁8−11の厚さより僅かに長くし、さらに突起9a、9bの数は適宜選択でき、場合によってはそれぞれリング状に形成することもできる。
【0026】
また本発明で使用する確認部材の他の実施例を図13および図14について説明する。
この実施例では弾性キャップ部材8の円筒壁8−4の直径方向の相対する位置に径方向に延長する一対の筒壁8−10、8−10′を一体に突設し、かつ該筒壁のそれぞれの位置を配管Pの環状膨出壁P′の位置に一致させるとともに、前記筒壁8−10、8−10′の内孔の形状を外側部分を角孔8−11′、これに連なる内側部分を丸孔8−11″に形成してなるものである。
一方確認部材9は全体としてほぼC字状の形状を有し、両端部に一体となった棒状部9−3、9−3′を相互に対向するよう突設してなり、該棒状部は前記した内孔の形状に対応させて根元側の断面が角形部9−4に、また先端側の断面が丸形部9−5に形成されており、かつ先端部にはテーパ面9−6を有するものである。
【0027】
そしてこの実施例では前記したような形状の確認部材9の一対の棒状部9−3、9−3′を筒壁8−10、8−10′の内孔に圧嵌して棒状部の角形部9−4を角孔8−11′に、また丸形部9−5を丸孔8−11″に係合させかつテーパ面9−6をコネクター本体1、1′の後端側に面するよう前記弾性キャップ部材8をコネクター本体1、1′に被着し配設しておく。このように確認部材9を組付けられた弾性キャップ部材8を用いて図12と同様にして配管Pが適正位置に接続されると、環状膨出壁P′により確認部材9の棒状体9−3、9−3′が径方向の外側に押圧され、前記棒状部9−3の角形部9−4が筒壁8−10の角孔8−11′との係合から外れるためにほぼC字状の確認部材9が前記丸形部9−5を中心として回転可能となり、適正な接続が完了したことが目視のみならず、手による接触でも確認できるのである。
【0028】
さらに本発明で使用する確認部材の別の実施例を図15について説明する。
この実施例でも弾性キャップ部材8の円筒壁8−4の直径方向の相対する位置に径方向に延長する一対の筒壁8−10、8−10′を一体に突設し、かつ該筒壁のそれぞれの位置を配管Pの環状膨出壁P′の位置に一致させるとともに、前記筒壁8−10、8−10′の内孔の形状を好ましくは角孔8−12に形成してなるものである。
一方確認部材9は全体として丸みを帯びたほぼ菱形の形状を有する例えば合成樹脂などの弾性体から構成され、両端部に好ましくは断面が角形の先端部9−7、9−7′が一体に形成されており、かつ中央部のほぼ菱形の開口部9−8には一対のテーパ壁9−9を有するものである。そして前記開口部9−8は配管P自体の直径より短辺側の内径がやや大径となるように形成されている。
そしてこの実施例では前記したような形状の確認部材9の一対の断面が角形の先端部9−7、9−7′を筒壁8−10、8−10′の角孔8−12に圧嵌しかつテーパ壁9−9がコネクター本体1、1′の後端側に面するように配設しておく。このように弾性キャップ部材8をコネクター本体1、1′に被着した後組付けられた確認部材9は図12〜図14と同様にして配管Pが適正位置に接続されると、環状膨出壁P′により確認部材9のほぼ菱形の開口部9−8が径方向に押圧されて広げられ、これにより確認部材9の全長が短くなるので前記先端部9−7、9−7′が角孔8−12内に没し、適正な接続が完了したことが目視で確認できるのである。
なお9−7′aは先端部9−7に設けられたスリットであるが、このスリットは所望に応じて省略することもでき、また場合によっては両先端部9−7、9−7′の両方に設けることもできる。
【0029】
以上図12〜図15に示す確認部材の実施例では該確認部材と弾性キャップ部材との関係についてのみ説明したが、図9〜図11に示す解放部材8−8′を弾性キャップ部材8に併設することもできる。
この場合は筒壁8−10、8−10′と爪状の解放部材8−8′の位置を弾性キャップ部材8において位相をずらせて配設すればよく、図示の実施例の場合はそれぞれ90°位相をずらせてある。
なお配管Pを引抜くために一旦弾性キャップ部材8を取り外し、ついで爪壁5−1、5−1′と解放部材8−8′の位置を一致させて再度被着する必要があり、したがって弾性キャップ部材8のコネクター本体1、1′への再被着の後に確認部材は着脱自在に構成することが好ましい。
つぎに弾性キャップ部材8の底部8−3に設けられた前記切れ目8−2の形成を容易にし、かつ配管Pの挿入時にその先端部による切れ目8−2よりの破断の際に、該切れ目により画定された複数の楔状部分101、102、…10nの先端部の一部が破損して細片となりコネクター本体1内部に入り込むことによる各種の問題の発生を防止するためには図16のように切れ目を形成することが好ましい。
【0030】
すなわち前記弾性キャップ部材8の底部8−3に形成された前記切れ目8−2により画定された楔状部分101、102、…10nの先端部の1つを、前記底部8−2の中央部に設けられた切れ目8−2′により画定された図16(a)のようなほぼ円形(すなわち一部が欠けた円形)あるいは図16(b)のようなほぼ多角形(すなわち一部が欠けた多角形)の中央部分10′と、前記欠けた一部が連続するよう一体に形成して構成したものである。したがって底部8−3には切れ目8−2、8−2′によって画定された連続するほぼ「照る照る坊主」形状の部分を具備することになる。
【0031】
また図16(c)のように前記中央部分10′にさらに切れ目8−2″を設けて該切れ目により該中央部分10′を複数の小部分10′a、10′bに画定し、該小部分10′a、10′bをそれぞれ前記楔状部分101、102、…10nのうち別個の先端部と連続するように構成することもできるが、この場合には小部分の数をあまり多くすると、この小部分において配管Pの挿入時の前記した破損の問題が発生する可能性があるため、せいぜい2〜4程度とすることが好ましい。
【0032】
なお図16のように底部8−3に切れ目8−2、8−2′あるいは8−2″を形成した場合には、弾性キャップ部材8をコネクター本体1、1′に被着した状態で前記中央部分10′、小部分10′a、10′bが前記爪壁5−1、5−1′部分には位置せず、コネクター本体1の大径室3の周壁部に位置するように保持することが好ましい。その理由は前記切れ目8−2、8−2′あるいは8−2″により画定された中央部分10′または小部分10′a、10′bが前記爪壁5−1、5−1′と環状膨出壁P′との間に挟み込まれてしまうことを防止するからであり、このために前記図4の実施例と同様に適当な保持手段を設けることが望ましい。
そして所望に応じて上記実施例においては弾性キャップ部材8の底部8−3を別体として形成しておき該キャップ部材のコネクター本体への被着後に接着あるいは溶着して有底円筒体形状に形成することもでき、また切り目8−2は底部8−3の外表面または内表面あるいは両表面に設けることもできる。
【0033】
【発明の効果】
以上述べた通り本発明によれば、配管との接続の前後を問わず常に防塵効果を有し、かつ配管の接続作業には何らの支障もなく接続でき、さらに必要に応じて配管を容易に解放できかつ配管の接続状態の適否を目視により確認し得る細径配管接続用コネクターを提供することがきるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の細径配管接続用コネクターの一実施例の接続状態を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)のI−I線上の断面図である。
【図2】本発明に使用した弾性キャップ部材とコネクター本体との一実施例の組付け状態を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)の底面図、(c)はコネクター本体単体を90°回転させて示す長手方向の部分半截図である。
【図3】図1に使用した弾性キャップ部材単体の一実施例を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)の底面図である。
【図4】弾性キャップ部材単体の他の実施例を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)の底面図である。
【図5】本発明を他の実施例に係る細径配管接続用コネクターに適用した状態を示す半截図である。
【図6】弾性キャップ部材単体のさらに他の実施例を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)の正面図である。
【図7】弾性キャップ部材単体のさらに別の実施例を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)の正面図である。
【図8】図6の弾性キャップ部材を用いた場合の接続状態を示す図1相当図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)のVIII−VIII線上の断面図である。
【図9】本発明の細径配管接続用コネクターのさらに別の実施例の接続状態を示し解放部材の他の実施例を付設した弾性キャップ部材を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)はコネクター本体を90°回転させて示す長手方向の部分半截図である。
【図10】図9の実施例に係る細径配管接続用コネクターの解放状態を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)はコネクター本体を90°回転させて示す長手方向の部分半截図である。
【図11】図9の実施例の弾性キャップ部材単体の横断面図である。
【図12】本発明のコネクター本体のさらに他の実施例を示し確認部材の一実施例を付設した弾性キャップ部材を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)で使用した確認部材単体の側面図、(c)は(a)で使用した弾性キャップ部材の横断面図である。
【図13】本発明のコネクター本体のさらに他の実施例を示し確認部材の他の実施例を付設した弾性キャップ部材を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)で使用した確認部材単体の正面図、(c)は(a)で使用した確認部材の側面図、(d)は(a)で使用した確認部材の平面図である。
【図14】図13に使用されている確認部材を設けた弾性キャップ部材単体の横断面図である。
【図15】本発明のコネクター本体のさらに別の実施例を示し確認部材のさらに他の実施例を付設した弾性キャップ部材を示す図で、(a)は長手方向の半截図、(b)は(a)で使用した確認部材単体の正面図、(c)は(a)で使用した確認部材の側面図である。
【図16】弾性キャップ部材の底部に設けられた切れ目の形状の他の例を示す図で、(a)、(b)および(c)はそれぞれの実施例の底面図である。
【図17】従来の細径配管接続用コネクターの半截図である。
【図18】従来の弾性キャップ部材とコネクター本体との組付け状態を示す半截図である。
【図19】図11に示された弾性キャップ単体を示す図で、(a)は半截図、(b)は (a)の底面図である。
【符号の説明】
1、1′ コネクター本体
1−1 切欠き窓
1′−1 係合孔
1′−2 掛支壁
1−2 弾発壁
1−3 段部
1−4 突壁
2 連結筒壁
3、3′ 大径室
3−1 小径室
4 流通孔
5、5′ ソケット体
5−1、5′−1 爪壁
5′−2 弾発壁
6 弾性シールリング部材
7 筒状のブッシュ部材
8 弾性キャップ部材
8−1 中央薄肉部
8−2、8−2′、8−2″ 切れ目
8−3 底部
8−4 円筒壁
8−5 係止部
8−6 複数のスリット
8−7 長いスリット
8−8、8−8′ 爪状の解放部材
8−9 ヒンジ
8−10、8−10′ 筒壁
8−11 内孔
8−11′ 角孔
8−11″ 丸孔
8−12 角孔
9 確認部材
9−1 スリット
9−2、9−6 テーパ面
9−3、9−3′ 棒状部
9−4 角形部
9−5 丸形部
9−7、9−7′ 先端部
9−7′a スリット
9−8 開口部
9−9 テーパ壁
9a、9b 突起
101、102、…10n 楔状部分
10′ 中央部分
10′a、10′b 小部分
P 配管
P′ 環状膨出壁
Claims (9)
- 軸芯内部に、先端側の連結筒壁の流通孔に連なって拡径した小径室と大径室とを貫設してなるコネクター本体の該小径室部に、シールリング部材とブッシュ部材とを内装せしめ、かつ前記大径室の周壁のなす対向部位に設けられた係合孔部分あるいは切欠き窓部分に、それぞれ爪壁となして内方へ付勢された弾発壁を有するソケット部材を前記コネクター本体と別体あるいは一体に設け、前記弾発壁を接続される配管側の環状膨出壁部に係圧せしめて接続する細径配管接続用コネクターにおいて、その中心から放射状に延長しかつ前記配管の環状膨出壁の外径以上の径に亘って設けられた複数の切れ目により画定された複数の楔状部分が形成された底部を有する有底円筒体からなる弾性キャップ部材を、前記コネクター本体の後端部側より被着して前記係合孔部分あるいは切欠き窓部分をその円筒壁により囲繞することを特徴とする細径配管接続用コネクター。
- 前記弾性キャップ部材の底部には、コネクター本体の後端部から弾発壁の先端部の距離に対応する長さの爪状の解放部材が軸方向に突出して設けられていることを特徴とする請求項1記載の細径配管接続用コネクター。
- 前記弾性キャップ部材の円筒壁には前記開放端部から始まって軸方向に延長する複数のスリットが設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の細径配管接続用コネクター。
- 軸芯内部に、先端側の連結筒壁の流通孔に連なって拡径した小径室と大径室とを貫設してなるコネクター本体の該小径室部に、シールリング部材とブッシュ部材とを内装せしめ、かつ前記大径室の周壁のなす対向部位に設けられた切欠き窓部分に、それぞれ前方に突設してその中間付近の内方への傾斜した屈曲部を爪壁となして内方へ付勢された弾発壁と、該弾発壁の外端部より軸方向に延長する突壁を有するソケット部材を、前記コネクター本体と一体に設け、前記弾発壁を接続される配管側の環状膨出壁部に係圧せしめて接続する細径配管接続用コネクターにおいて、その中心から放射状に延長しかつ前記配管の環状膨出壁の外径以上の径に亘って設けられた複数の切れ目により画定された複数の楔状部分が形成された底部、および前記配管の環状膨出壁の外周の接線方向に延長するように爪状の解放部材を内壁に突設された円筒壁とを有する有底円筒体からなる弾性キャップ部材を径方向に二つ割りに形成し、前記コネクター本体の外周部に被着して前記切欠き窓部分を前記円筒壁により囲繞することを特徴とする細径配管接続用コネクター。
- 前記弾性キャップ部材の開放端部には前記コネクター本体の外周部の段部と係合する係止部が設けられていることを特徴とする請求項1または4記載の細径配管接続用コネクター。
- 前記弾性キャップ部材の底部には前記配管の外径にほぼ合致する中央薄肉部が設けられていることを特徴とする請求項1または4記載の細径配管接続用コネクター。
- 前記切れ目により画定された楔状部分の先端部の1つは前記底部の中央部に設けられた切れ目により画定されたほぼ円形あるいは多角形の中央部分と連続していることを特徴とする請求項1または4記載の細径配管接続用コネクター。
- 前記中央部分はさらに切れ目により複数の小部分に画定され、該小部分はそれぞれ前記楔状部分のうち別個の先端部と連続していることを特徴とする請求項7記載の細径配管接続用コネクター。
- 前記弾性キャップ部材の円筒壁には前記配管の環状膨出壁と係合して径方向に出入する確認部材が設けられていることを特徴とする請求項1または4記載の細径配管接続用コネクター。
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