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JP4258263B2 - 暖房便座 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、便器の上に設置され使用者の臀部を暖めるための暖房便座に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の暖房便座としては、人体検知により便座を暖めるようにして使用性を高めたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−299704号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、人が使用する際に素早く行動をされたのでは、便座が暖まる前に臀部が触れてしまうことがあり、この場合、不快感を感ずるという課題があった。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、人が使用する際には便座が所定温度になっていて快適使用を可能とした暖房便座を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の暖房便座は、便座が所定温度になったことを温度検知センサが検知することにより、便座開閉装置により便座蓋を開成するようにしたものである。
【0007】
これにより、人が使用する際には、すなわち便座蓋が開成すると、便座は所定温度になっていて快適使用が可能となるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、ヒータを有する便座と、この便座の便座蓋と、便座蓋を自動で開閉する便座開閉装置と、便座の温度を検知する温度検知センサとを備え、前記便座が所定温度になったことを温度検知センサが検知することにより、前記便座開閉装置により便座蓋を開成する暖房便座としたことにより、人が使用する際には、すなわち便座蓋が開成すると、便座は所定温度になっていて快適使用が可能となるものである。
【0009】
請求項2に記載の発明は、便座の少なくとも人が触れる部分を良熱伝導性材料で構成した請求項1に記載の暖房便座としたことにより、ヒータの通電加熱時に熱を素早く便座表面に伝達できるとともに、便座面全体の温度を均一にすることができため、人が使用する時のみヒータに通電する場合においても、便座を瞬間に暖かくでき省エネ性の優れた暖房便座とすることができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、良熱伝導性材料として、ステンレス鋼を用いた請求項2に記載の暖房便座としたことにより、トイレでの使用環境、例えば酸/アルカリ/水に対して高耐久性であり、衛生的にも優れている暖房便座とすることができる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、便座表面をフッ素コート処理した請求項1〜3のいずれか1項に記載の暖房便座としたことにより、ステンレス鋼のみと比べ、耐久性もよく、防汚性も優れているのでお手入れが簡単にできる暖房便座とすることができる。
【0012】
請求項5に記載の発明は、温度検知センサは便座表面に接するように便座蓋に取り付けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の暖房便座としたことにより、便座表面の温度を素早く正確に測定することができ、便座が暖まっていることを正しく判断し臀部が触れても冷たくない(或いは熱すぎない)快適な便座温度となるものである。
【0013】
請求項6に記載の発明は、温度検知センサは複数個有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の暖房便座としたことにより、さらに正確に便座表面の温度を検知することが可能となり、着座時に快適な便座を得ることができる。
【0014】
請求項7に記載の発明は、便座のヒータは正の温度特性を有する面状発熱体である請求項1〜6のいずれか1項に記載の暖房便座としたことにより、ヒータ通電時にヒータに高パワーが入り速熱性を実現でき、また、一定温度以上に上昇することを抑えることにより安全性が確保できる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図を参照しながら説明する。
【0016】
(実施例1)
図1、図2は本発明の実施例1における暖房便座を示すものである。
【0017】
図1において、1は便器、2は便器1上に装備した便座、3は便座2に対してヒンジにより回動自在に取り付けた便座蓋、4は便座2内部に取り付けられた面状発熱体よりなるヒータで、例えば、導電性材料(カーボン、金属粉等)を樹脂に混練してシート状にしたもの、フィルムの上に印刷して形成したもの、あるいは繊維状の導電性材料を織って布状にしたもの等である。5は例えば、赤外線センサ、超音波センサ、光センサなどからなる人体検知のための人体検知センサ、6は便座蓋3に設けられ便座2の温度を検知する温度検知センサ、7は便座蓋3を自動で開閉する便座開閉装置である。
【0018】
次に、図2に基づき各部の関連について説明する。人体検知センサ5からのヒータ通電制御信号8を得てヒータ4は通電される。そして、便座2の表面温度を温度検知センサ6により検知し、便座温度検知信号9を、あらかじめ便座2の温度を設定できる温度設定装置9aに送る。便座2の表面温度が所定温度になれば、便座開閉制御信号10を便座開閉装置7に送り、常には閉成している便座蓋3を自動的に開成するものである。
【0019】
上記した暖房便座の動作・作用は次のとおりである。
【0020】
最初に、人体検知センサ5によって人が使用することを直前に検知し、ヒータ通電制御信号8により便座2内部のヒータ4に通電する。このことにより便座2は所定の温度まで上昇する。便座蓋3に設けた温度検知センサ6によって便座2表面温度を検知し、温度設定装置9aによってあらかじめ設定された温度に到達すると、便座蓋開閉制御信号10により便座開閉装置7が動作して便座蓋3を開成する。このとき便座2表面の温度は、人の臀部が触れても冷たく感じないような温度となっており、快適使用ができるものである。人体を検知してから便座蓋3を開成するまでの時間は、ヒータ4の消費電力にもよるが、本実施例では1000Wの時、10秒以内で便座蓋3を開成するような設定としている。あまり開成時間が長すぎると不快に感じられるので10秒以内が適当である。また、使用していないときにはヒータ4には通電されていないので、省エネ性を得ることができるものである。
【0021】
(実施例2)
次に、図3は本発明の実施例2における暖房便座を示している。実施例1と同一要素については同一符号を付して説明を省略する。
【0022】
本実施例においては、便座2は、便座上部11と便座下部12から構成されており、ヒータ4はその空間内で便座上部11の裏面に密接して設けてある。そして、便座2の少なくとも人が触れる部分、すなわち便座上部11を良熱伝導性材料(例えば、アルミニウム、銅、マグネシウム、ステンレス、鉄等の金属、窒化アルミニウム、窒化珪素、アルミナ等のセラミックス)で構成して、ヒータ4の通電加熱時に熱を素早く便座2表面に伝達するとともに、便座2面全体の温度を均一にして、人が使用する時のみヒータ4に通電する場合においても、便座2を瞬間に暖かくでき省エネ性の優れた暖房便座としている。
【0023】
前記便座上部11の良熱伝導性材料として、特にステンレス鋼を用いれば、トイレでの使用環境、例えば酸/アルカリ/水に対して高耐久性であり、衛生的にも優れた暖房便座となる。
【0024】
さらに、便座2表面をフッ素コート処理することにより、ステンレス鋼のみと比べ、耐久性もよく、防汚性も優れているのでお手入れが簡単にできる暖房便座とすることができる。
【0025】
(実施例3)
次に、図4は本発明の実施例3における暖房便座を示している。実施例1と同一要素については同一符号を付して説明を省略する。
【0026】
本実施例においては、温度検知センサ6は便座2表面に密接するように便座蓋2の裏面に取り付けている。これにより、便座2表面の温度を素早く正確に測定することができ、便座2が暖まっていることを正しく判断し臀部が触れても冷たくない(或いは熱すぎない)快適な便座温度としているものである。
【0027】
また、温度検知センサ6は、図示したとおり、複数個に分けて配置しているものであり、これにより、温度検知センサのヒートマスを小さくし、偏りなく正確に便座表面の温度を検知することが可能となり、着座時に快適な便座を得ることができる。
【0028】
(実施例4)
次に、図5は本発明の実施例4における暖房便座のヒータ特性を示している。
【0029】
図に示すように、本実施例においては、便座2のヒータ4は正の温度特性を有する面状発熱体としたものである。これにより、便座2の表面温度が低いとき(使用する前)は抵抗値が低くヒータ4に高パワーが入力され速熱性を実現でき、また、一定温度以上に上昇することを抑え最終的に一定温度に以上にはならず安全性が向上する。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、本発明の暖房便座によれば、便座が所定温度になったことを温度検知センサが検知することにより、便座開閉装置により便座蓋を開成するようにしたものであり、人が使用する際には、すなわち便座蓋が開成すると、便座は所定温度になっていて快適使用が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における暖房便座の側面図
【図2】同暖房便座の動作を示すブロック図
【図3】本発明の実施例2における暖房便座の便座部分を示す断面斜視図
【図4】本発明の実施例3における暖房便座の便座を示す平面図
【図5】本発明の実施例4における暖房便座のヒータ特性を示す図
【符号の説明】
1 便器
2 便座
3 便座蓋
4 ヒータ
5 人体検知センサ
6 温度検知センサ
7 便座蓋開閉装置
11 便座上部

Claims (7)

  1. ヒータを有する便座と、この便座の便座蓋と、便座蓋を自動で開閉する便座開閉装置と、便座の温度を検知する温度検知センサとを備え、前記便座が所定温度になったことを温度検知センサが検知することにより、前記便座開閉装置により便座蓋を開成する暖房便座。
  2. 便座の少なくとも人が触れる部分を良熱伝導性材料で構成した請求項1に記載の暖房便座。
  3. 良熱伝導性材料として、ステンレス鋼を用いた請求項2に記載の暖房便座。
  4. 便座表面をフッ素コート処理した請求項1〜3のいずれか1項に記載の暖房便座。
  5. 温度検知センサは便座表面に接するように便座蓋に取り付けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の暖房便座。
  6. 温度検知センサは複数個有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の暖房便座。
  7. 便座のヒータは正の温度特性を有する面状発熱体である請求項1〜6のいずれか1項に記載の暖房便座。
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