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JP4259342B2 - 防雪柵 - Google Patents
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JP4259342B2 - 防雪柵 - Google Patents

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Description

本発明は、道路に沿って設置し、風雪の流れを変えることにより車両運転者の風雪による視程障害を防いだり、風上から道路に向かって流れる風の向きを道路面に吹き降ろすように偏向させて道路面に堆積した雪を吹き払う防雪柵に関する。
冬季積雪地方においては、道路に沿って、所定の間隔を隔てて支柱を立設し、この支柱間に、翼型の防雪板を横方向に取り付けた防雪柵を設置している。
この種の防雪柵は風向きを変える風路偏向板の風の吹き込み側を高くなるように傾斜を設けて、横方向に取付て柵を通過する風を斜め下向きの流れに偏向することで、道路に積もった雪を吹き払ったり、吹雪の流れを車両運転者の目の高さ以下に偏向することで、走行視界を確保できる作用がある。
特開平10−338909号公報、特開2002−227136号公報には、風向き(風路)を下向きに偏向する効果を向上する目的で、翼型風路偏向板に関する技術が開示されている。
従来の翼型風路偏向板は、例えば、図11に示すように、鋼板等のパネル材111を翼の枠材113にリベット113gやビス止めしていたので、パネルの端部が浮き上がり、枠材とパネルの間に隙間sが発生したり、パネルの最適形状を保持するのが困難であった。
特開2002−227136号公報にはFRP製の断面形状中空翼が開示してあるが、FRP製では、中空断面を形成する工数が多く、作業性も良くない。
特開平10−338909号公報 特開2002−227136号公報
本発明は、上記背景技術に内在する課題を解決すべく、翼型風路偏向板の強度が高く、組み付け性が良く、取り扱い安全性が高い防雪柵の提供を目的とする。
請求項1記載にかかる発明の防雪柵は、複数の翼型風路偏向板と、支柱とを備え、翼型風路偏向板は、上・下パネル材と前縁部材と中間部材と後縁部材とを備え、前・後縁部材は、上面側に上パネル差込部を、下面側に下パネル差込部をそれぞれパネル内側受け部と隣接する位置に有し、上パネル差込部及び下パネル差込部は、差込部開口幅がパネル材の厚みより大きく且つパネル端部を外側から係止する係止辺部を有するポケット状差込部であり、上パネル材は、その端部を前・後縁部材の上パネル差込部にそれぞれ差込んで、前縁部材と中間部材及び後縁部材の上面側に固定してあり、下パネル材は、その端部を前・後縁部材の下パネル差込部にそれぞれ差込んで、前縁部材と中間部材及び後縁部材の下面側に固定してあり、翼型風路偏向板を、上下に間隔をあけて支柱に支持してあることを特徴とする。
ここで、上パネル材とは翼の上側面を形成する板材をいい、下パネル材とは、翼の下側面を形成する板材をいう。
前縁部材とは、翼型風路偏向板の風吹き込み側の枠部材をいい、後縁部材とは翼型風路偏向板の道路側の枠部材をいう。
前縁部材及び後縁部材の上面側と下面側にはそれぞれ、上・下パネル材の端部を差し込む上・下パネル差込部を有しているので、上パネル材と下パネル材の前側端部と後側端部をそれぞれ、前縁部材及び後縁部材の上下パネル差込部に差し込み、前縁部材と後縁部材との間に位置する中間部材に、上パネル材と下パネル材とを固定することで、翼形の形状を形成することができる。
上・下パネル材の前・後端部を前・後縁部材の上・下パネル差込部に差し込んだ後は、リベットやビス等で固定する。
請求項2記載の発明にかかる防雪柵は、複数の翼型風路偏向板と、支柱とを備え、翼型風路偏向板は、上・下パネル材と前縁部材と中間部材と後縁部材とを備え、前・後縁部材は、上面側に上パネル差込部を、下面側に下パネル差込部をそれぞれ有し、上パネル材は、その端部を前・後縁部材の上パネル差込部にそれぞれ差込んで、前縁部材と中間部材及び後縁部材の上面側に固定してあり、下パネル材は、その端部を前・後縁部材の下パネル差込部にそれぞれ差込んで、前縁部材と中間部材及び後縁部材の下面側に固定してあり、翼型風路偏向板を、上下に間隔をあけて支柱に支持してあり、翼型風路偏向板の前縁部材同士又は後縁部材同士のいずれか又は両方を連結部材により連結してあると共に、最上段又は最下段の翼型風路偏向板を支柱間に掛け渡した横材に連結部材で連結してあることを特徴とする。
請求項3記載の発明にかかる防雪柵は、複数の翼型風路偏向板と、支柱とを備え、翼型風路偏向板は、上・下パネル材と前縁部材と中間部材と後縁部材とを備え、前・後縁部材は、上面側に上パネル差込部を、下面側に下パネル差込部をそれぞれ有し、中間部材は、上・下パネル材間に配置されて翼の形状を維持する役割と支柱への取付部材としての役割を兼ねるものであって、両端部に支柱への取付具を備え、上パネル材は、その端部を前・後縁部材の上パネル差込部にそれぞれ差込んで、前縁部材と中間部材及び後縁部材の上面側に固定してあり、下パネル材は、その端部を前・後縁部材の下パネル差込部にそれぞれ差込んで、前縁部材と中間部材及び後縁部材の下面側に固定してあり、翼型風路偏向板を、上下に間隔をあけて中間部材の取付具により支柱に支持してあることを特徴とする。
本発明においては、上・下パネル材を、前縁部材と中間部材と後縁部材とで湾曲させて固定し翼形状を形成する際に、上・下パネル材の前側端部を前縁部材の上・下パネル差込部に差し込み、上・下パネル材の後側端部を後縁部材の上・下パネル差込部に差し込み、前縁部材と後縁部材との間隔を狭くするように押圧して中間部材で固定するので、パネル材をプレス成形することなく、翼形状の形成を安定して得ることができ、組み立てやすい。
パネル材の端部を、前・後縁部材のパネル差込部にて隠すように覆う状態になるので、パネル材の端部が浮き上がるのを防止でき、パネル材のエッジで、怪我するような危険性もない。
さらには、パネル材の端部全長に亘って、前縁部材及後縁部材のパネル差込部で差し込み固定するので、翼の剛性が向上する。
上パネル差込部及び下パネル差込部をそれぞれパネル内側受け部と隣接する位置に有すると共に、差込部開口幅がパネル材の厚みより大きく且つパネル端部を外側から係止する係止辺部を有するポケット状差込部とすることで、パネル材の前側端部と後側端部を差込部に斜めに差し込み、パネル材を湾曲させるとパネル材の端部にパネル内側受け部が内側から当接し且つ係止辺部が外側から係止してパネル材端部が保持されるため、翼型風路偏向板の組立性及び形状安定性を一層向上できる。差込部開口幅がパネル材の厚みより大きいため、差込部にパネル材を差し込みやすい。
また、複数の風路偏向板を上下方向に、所定の間隔を隔てて立設した支柱を用いて支持した場合に、風路偏向板の前縁部材同士又は後縁部材同士を連結部材で連結すると、風路偏向板の風圧による回転を抑えることができ、複数の風路偏向板を相互に連結しているので、風路偏向板の脱落、破損を防止できる。さらに、最上段又は最下段の風路偏向板を支柱間に掛け渡した横材に連結部材で連結することで、いわゆるトラス構造になり、全体のねじれや回動及び脱落を確実に防止することができる。
中間部材を、上・下パネル材間に配置されて翼の形状を維持する役割と支柱への取付部材としての役割を兼ねるものとし、両端部に支柱への取付具を備えたものにすると、翼型風路偏向板の部品数が少なくなって組立てが一層容易になると同時に支柱間への取付が容易に行え、しかも中間部材により翼型風路偏向板の強度を確保できる
本発明の実施の形態例を以下、図面に基づいて説明する。
図1に本発明に係る防雪柵の例の外観斜視図を示す。
基礎3に支柱固定金具2を用いて支柱1、1が所定の間隔を隔てて立設している。
支柱1には風路偏向板(防雪板)10を横方向に複数枚段状に取り付けている。
なお、図1に示す例は、風路偏向板が4枚の例を示しているが、少なくとも2枚以上であれば、数に制限はない。
吹雪や、風は道路側に向かって吹いた場合に、風路偏向板10により、道路路面上に向けて、斜め下向きの風や風雪に偏向する。
これにより、道路に積もった雪が吹き飛ばされたり、吹雪が車両運転手の目の高さより下側に偏向し、視程障害の発生を防止できる。
図2に示した例は、上下の風路偏向板10の後縁部材を連結部材6で連結した例を示す。
風路偏向板10が風の吹き込み側を上にして、傾斜して支柱に取り付いているので、風が当たると回転ねじれ方向の力が働く。そこで、廻り止めや、風路偏向板の脱落を防止する目的で、複数の風路偏向板を連結したものである。
なお、図2に示す例は、後縁部材で、連結しているが、前縁部材でも良い。
また、支柱間に横材5を掛け渡し、連結部材7で、最上段又は最下段の風路偏向板を連結すると、いわゆるトラス構造になり、全体のねじれや回動及び脱落を確実に防止することができる
図9に、部分拡大図を示すように、個々の風路偏向板の上側翼形状に沿って、ブラケット16を取付、このブラケット間に連結部材6をボルト等の固定部材6aで連結固定したものである。
図3に、風路偏向板10の断面図を示す。
鋼板等の上パネル材11と下パネル材12とを、前縁部材(枠部材)13と後縁部材(枠部材)15と中間部材14で固定し翼形状を形成している。
ここで、中間部材14は、前縁部材13と後縁部材15との間に設けて翼形状を形成する趣旨であり、中央部の意味ではない。
図4〜図6に基づいて翼型風路偏向板の組み立て例を示す。
図5は、パネル材の前側端部を、アルミ押出形材等で成形した前縁部材に挿入組み付けする手順を示し、図6にパネル材の後側端部を、アルミ押出形材等で成形した後縁部材に挿入組み付けする手順を示す。
図5に示すように、前縁部材13の上面側には上パネル材の前側端部を差し込む上パネル差込部13Uを有している。
ポケット状の上パネル差込部13Uには差込凹部13cを有していて差込部開口幅dがパネル材の厚みtより大きく、図5(b)に示すように、上パネル材11の前側端部11aを斜めに挿入しやすくしてある。
図5(c)に示すように上パネル材を下方向に倒すと、パネル内側受け部13bと、パネル端部を外側から止する係止辺部13aを形成しているので、そのまま止でき、リベット等の連結部材13gで連結固定する。
なお、上パネル内側受け部13bの面形状は上パネル材の湾曲形状に沿うように形成している
図5(d)に示すように、下パネル材12も同様に組み立てる。
前縁部材13の下面側には下パネル材の前側端部を差し込む下パネル差込部13Lを有している。
また、下パネル内側受け部13eと、下パネル端部を外側から系止する係止辺部13dを形成しているのも上パネル差込部と同様の趣旨である。
図6には、後縁部材15にパネル材を組み付ける例を示す。
ポケット状の上パネル差込部15Uには差込凹部15cを形成していて、開口幅dはパネル材の厚みtより大きく、図6(b)に示すように、上パネル材11の後側端
部11bを斜めに挿入しやすくしてある。
図6(c)に示すように上パネル材を下方向に倒すと、上パネル内側受け部15bと、パネル端部を外側から止する係止辺部15aを形成しているので、そのまま止でき、リベット等の連結部材15gで連結固定する。
また、上パネル内側受け部15bの面形状は上パネル材の湾曲形状に沿うように形成している。
図6(d)に示すように、下パネル材12も同様に組み立てる。
後縁部材15には下パネル材の後側端部を差し込む差込部15Lを有している。上パネル差込部と同様に、差込部の前後に、下パネル内側受け部15eと、パネル端部を外側から止する係止辺部15dを形成している。
図4に示した例は、中間部材14の上面に上パネル材11を固定し、下面に下パネル材12を固定する方法としてブラケット16の取付を兼ねて、ボルト・ナット等の固定部材(18、18a)を用いたものであるが、ブラケットが無い状態で固定しても良い。
従って、ブラケット16は必ずしも必要ではないが、翼の形状を保持するように作用し、上下の風路偏向板を連結する連結部材を取り付けるのにも用いることができる。
風路偏向板(翼)の前縁部材13及び後縁部材115とブラケット16はそれぞれ、ボルト17、19及びナット19a等で固定する。
図7に示す例は、翼の中空部に、翼の形状を形成する中間部材の役割を兼ねた支柱への取付部材20を挿入し、ボルト等で、翼(風路偏向板)に固定している例であるが、図3に示したようにアルミ押出形材製の中間部材14で上・下パネル材を固定して翼形状を形成し、この中間部材とは別に支柱への取付金具を翼の両端に取り付けても良い。
中間部材を兼ねた支柱取付部材20の端部には取付金具21を取付、支柱1側に形成した取付ブラケット4に設けた2段の取付孔4a、4bに、この取付金具21の連結ピン21aを差込んで防雪柵となる。
ここで、取付金具21は、図8に示すように、風路偏向板に所定の傾斜を設けて支柱に取り付けるために、斜めになるように連結ピン21aを形成している。
取付金具21は取付金具の取付孔21bと、中間部材20の端部の連結孔20cとをボルト及びナット等の固定部材(20a、20b)で連結固定する。
従って、取付ブラケット4に2段に取付孔4a、4bを形成しているので、取付金具21の連結ピン21aを差込むだけで、所定の傾斜を設けて風路偏向板10を支柱に取り付けることができる。
図10には風の横方向の向きを変える整流板22、23を取り付けた例を示す。
図10(a)は、風が横方向斜めに吹いてきた場合の整流板22を翼の上面に取り付けた風路偏向板10aの例で、図10(b)は整流板23を翼の下面に取り付けた風路偏向板10bの例を示す。
なお、整流板の取り付ける枚数に制限はなく、先のブラケット16に整流作用を持たせても良く、翼の端部に取り付けても良い。
本発明に係る防雪柵の例を示す。 本発明に係る防雪柵の他の例を示す。 風路偏向板(翼)の断面図を示す。 風路偏向板(翼)へのブラケット取付例を示す。 パネル材を前縁部材に組み付ける手順を示す。 パネル材を後縁部材に組み付ける手順を示す。 風路偏向板を支柱に取り付ける例を示す。 翼の横方法の支持部材と取付金具の組み立て例を示す。 廻り止め部材の取付例を示す。 整流板の取付例を示す。 従来の翼組み立て例を示す。
符号の説明
1 支柱
2 取付金具
3 基礎
4 支柱側の取付ブラケット
5 支柱間の横材
6、7 連結部材
10 風路偏向板(翼)
11 上パネル材
12 下パネル材
13 前縁部材
14 中間部材
15 後縁部材
16 ブラケット
17、18、19 固定部材
20 翼の中間部材を兼ねた支柱取付部材

Claims (3)

  1. 複数の翼型風路偏向板と、支柱とを備え、
    翼型風路偏向板は、上・下パネル材と前縁部材と中間部材と後縁部材とを備え、
    前・後縁部材は、上面側に上パネル差込部を、下面側に下パネル差込部をそれぞれパネル内側受け部と隣接する位置に有し、
    上パネル差込部及び下パネル差込部は、差込部開口幅がパネル材の厚みより大きく且つパネル端部を外側から係止する係止辺部を有するポケット状差込部であり、
    上パネル材は、その端部を前・後縁部材の上パネル差込部にそれぞれ差込んで、前縁部材と中間部材及び後縁部材の上面側に固定してあり、
    下パネル材は、その端部を前・後縁部材の下パネル差込部にそれぞれ差込んで、前縁部材と中間部材及び後縁部材の下面側に固定してあり、
    翼型風路偏向板を、上下に間隔をあけて支柱に支持してあることを特徴とする防雪柵。
  2. 複数の翼型風路偏向板と、支柱とを備え、
    翼型風路偏向板は、上・下パネル材と前縁部材と中間部材と後縁部材とを備え、
    前・後縁部材は、上面側に上パネル差込部を、下面側に下パネル差込部をそれぞれ有し、
    上パネル材は、その端部を前・後縁部材の上パネル差込部にそれぞれ差込んで、前縁部材と中間部材及び後縁部材の上面側に固定してあり、
    下パネル材は、その端部を前・後縁部材の下パネル差込部にそれぞれ差込んで、前縁部材と中間部材及び後縁部材の下面側に固定してあり、
    翼型風路偏向板を、上下に間隔をあけて支柱に支持してあり、
    翼型風路偏向板の前縁部材同士又は後縁部材同士のいずれか又は両方を連結部材により連結してあると共に、最上段又は最下段の翼型風路偏向板を支柱間に掛け渡した横材に連結部材で連結してあることを特徴とする防雪柵。
  3. 複数の翼型風路偏向板と、支柱とを備え、
    翼型風路偏向板は、上・下パネル材と前縁部材と中間部材と後縁部材とを備え、
    前・後縁部材は、上面側に上パネル差込部を、下面側に下パネル差込部をそれぞれ有し、
    中間部材は、上・下パネル材間に配置されて翼の形状を維持する役割と支柱への取付部材としての役割を兼ねるものであって、両端部に支柱への取付具を備え、
    上パネル材は、その端部を前・後縁部材の上パネル差込部にそれぞれ差込んで、前縁部材と中間部材及び後縁部材の上面側に固定してあり、
    下パネル材は、その端部を前・後縁部材の下パネル差込部にそれぞれ差込んで、前縁部材と中間部材及び後縁部材の下面側に固定してあり、
    翼型風路偏向板を、上下に間隔をあけて中間部材の取付具により支柱に支持してあることを特徴とする防雪柵。
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