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JP4265849B2 - ブロックノイズ除去方法、ブロックノイズ除去装置およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体 - Google Patents
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JP4265849B2 - ブロックノイズ除去方法、ブロックノイズ除去装置およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体 - Google Patents

ブロックノイズ除去方法、ブロックノイズ除去装置およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像を、水平方向および垂直方向に沿った複数の画素から構成されたブロック単位で例えば圧縮(符号化)処理・伸長(復号化)処理する際に生じるブロックノイズを除去するためのブロックノイズ除去方法、ブロックノイズ除去装置およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のマルチメディア社会の急激な進展により、文書情報等に加えて、画像情報を扱う機会が大幅に増加している。この画像情報を、そのままディジタル化して例えば通信や記憶すると仮定すると、文書情報等をディジタル化して通信・記憶する場合と比較して膨大な情報量(データ量)を通信・記憶しなければならないため、ディジタル化した画像(画像データ)を圧縮して通信・記憶することにより、画像データ通信時間の短縮および画像データ記憶容量(メモリ容量)の縮小等を実現している。
【0003】
上記画像圧縮処理(画像符号化処理)方式・方法としては、2次元離散コサイン変換(DCT)に基づく符号化が多く用いられる。
【0004】
すなわち、このDCTを用いた符号化を行なう際には、前処理として、1フレームのディジタル画像(画像データ)を、例えば水平方向および垂直方向がそれぞれN画素から構成されたN×Nのブロックに領域分割する。そして、画像データを構成する各画像ブロックに対して2次元直交変換(DCT)処理および量子化処理をそれぞれ施すことにより、画像データを符号化(圧縮)している。
【0005】
また、符号化された画像データに対して、上記ブロック単位で逆量子化処理および逆DCT処理を施すことにより、画像データを復号化(復元)することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像をブロック単位で圧縮処理する画像圧縮処理方法においては、画像をブロック単位で処理しているため、隣接するブロック間の境界部分において階調差が生じ、この階調差に起因して、復調された画像における上記ブロック間の境界部分(輝度差・色差)が目だってしまうという、いわゆるブロックノイズが発生する。
【0007】
したがって、上記ブロック単位の画像圧縮処理方法を用いる際には、上記ブロックノイズを除去することが必要である。
【0008】
この点、従来では、画像全体を平滑化(スムージング)することにより、上記ブロック境界部分のブロックノイズを除去している。
【0009】
しかしながら、上記画像全体平滑化によるブロックノイズ除去方法では、画像全体が暈けてしまい、その結果、画像中の輪郭までも暈けるという問題が生じている。
【0010】
そこで、隣接するブロック間の境界を挟んで隣接する画素どうしのみを平均化して上記ブロック境界部分のブロックノイズを除去する方法が考えだされている。
【0011】
しかしながら、このブロック間の境界画素平均化によるブロックノイズ除去方法では、ブロック間の境界を挟んで隣接する画素どうしのみを平均化しているため、同一ブロック内において、平均化処理した領域(ブロックのエッジ領域に対応する画素)と平均化処理していない領域(上記ブロックのエッジ領域以外の領域の画素;ブロックの中央領域)との間で新たな境界が発生することになり、上記境界に起因したノイズ(以下、境界ノイズと呼ぶ)により、復元した画像を見辛くしている。
【0012】
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、ブロック単位の画像圧縮処理方法を用いる際において、画像全体を暈けさせることなく、かつ境界ノイズを発生させることなくブロックノイズを除去できるブロックノイズ除去方法、ブロックノイズ除去装置およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するための第1の発明によれば、水平方向および垂直方向に沿った複数の画素から構成された2次元ブロック単位で画像を処理する際に生じるブロックノイズを除去するブロックノイズ除去装置において、前記各ブロックの中心に対する当該各ブロック内の各画素と当該各画素に対して垂直方向側および水平方向側にそれぞれ隣接する隣接画素との位置関係に応じて予め設定された前記各画素およびその隣接画素それぞれの平滑化用重み付け係数を記憶する記憶手段と、前記各ブロックの各画素の画素値を、前記記憶手段に記憶された当該各画素の平滑化用重み付け係数、前記各画素の隣接画素の画素値および前記隣接画素の重み付け係数に基づいて平滑化する平滑化手段とを備えている。
【0014】
第1の発明において、前記各画素およびその隣接画素それぞれの平滑化用重み付け係数を、前記各ブロックの中心および当該各ブロック内の各画素の中心を結ぶ線分の長さと、前記線分に沿って当該各画素中心から離れる方向へ延びるベクトルの垂直成分および水平成分の大きさとに基づいて設定する設定手段を備えている。
【0015】
第1の発明において、前記設定手段は、前記各画素の中心から離れる方向に延びるベクトルの垂直成分および水平成分の大きさが等しい場合に、当該隣接画素それぞれの平滑化用重み付け係数を等しい値にそれぞれ設定し、当該ベクトルの垂直成分および水平成分の内のどちらか一方が大きい場合、成分の大きい側の隣接画素の平滑化用重み付け係数を成分の小さい側の隣接画素の平滑化用重み付け係数よりも大きく設定する手段である。
【0016】
第1の発明において、前記各ブロックを構成する複数の画素を、当該各ブロックのコーナー部に対応する第1の画素グループ、この第1の画素グループ以外で前記各ブロックの辺に対応する第2の画素グループ、前記第1・第2の画素グループ以外の第3の画素グループに分類し、前記第1の画素グループの各画素の画素値をa、当該各画素の隣接画素の画素値をaおよびa、平滑化後の第1の画素グループの各画素の画素値をaと定めると、前記設定手段により、前記各画素および隣接画素の平滑化用重み付け係数が共に1/3に設定されるとともに、前記平滑化処理手段は、前記各ブロックにおける前記第1の画素グループの各画素の画素値a、前記隣接画素の画素値a・aおよび前記平滑化用重み付け係数1/3を用いて、下式
【数6】
a=(1/3)*(a+a+a
に基づく平滑化処理を実行して前記各画素の画素値aを求める手段である。
【0017】
第1の発明において、前記第2の画素グループの各画素の画素値をb、当該各画素の隣接画素の内の成分の大きい側の第1の隣接画素の画素値をb、成分の小さい側の第2の隣接画素の画素値をb、平滑化後の前記第2の画素グループの各画素の画素値をbと定めると、前記設定手段により、前記各画素前記第1および第2の隣接画素の平滑化用重み付け係数がそれぞれ2/3、1/3および0に設定されるとともに、前記平滑化処理手段は、前記各ブロックにおける前記第2の画素グループの各画素の画素値b、前記第1の隣接画素の画素値b、平滑化用重み係数2/3および1/3を用いて、下式
【数7】
b=(1/3)*(2b+b
に基づく平滑化処理を実行して前記各画素の画素値bを求める手段である。
【0018】
第1の発明において、前記第3の画素グループの各画素の画素値をc、当該各画素の隣接画素の画素値をcおよびc、平滑化後の前記第3の画素グループの各画素の画素値をcと定めた場合において、前記各画素の中心から離れる方向に延びるベクトルの垂直成分および水平成分の内のどちらか一方が大きい際に、その成分の大きい側の第1の隣接画素の画素値をc、成分の小さい側の第2の隣接画素の画素値をcとすると、前記設定手段により、前記各画素、前記第1および第2の隣接画素の平滑化用重み付け係数がそれぞれ5/6、1/6および0に設定され、前記平滑化処理手段は、前記各ブロックにおける前記第3グループの各画素の画素値c、前記第1の隣接画素の画素値cおよび前記平滑化用重み付け係数5/6および1/6を用いて、下式
【数8】
c=(1/6)*(5c+c
に基づく平滑化処理を実行して前記各画素の画素値cを求める一方、前記各画素の中心から離れる方向に延びるベクトルの垂直成分および水平成分の大きさが等しく、かつ前記各画素が前記ブロック中心に隣接しない際に、前記設定手段により、前記各画素および隣接画素の平滑化用重み付け係数がそれぞれ4/6および1/6にそれぞれ設定され、前記平滑化処理手段は、前記各ブロックにおける前記第3グループの各画素の画素値c、前記隣接画素の画素値c・cおよび前記平滑化用重み付け係数4/6および1/6を用いて、下式
【数9】
c=(1/6)*(4c+c+c
に基づく平滑化処理を実行して前記各画素の画素値cを求めるとともに、前記各画素の中心から離れる方向に延びるベクトルの垂直成分および水平成分の大きさが等しく、かつ前記各画素が前記ブロック中心に隣接する際において、当該ブロック中心に隣接する各画素の平滑化用重み付け係数を、前記第1・第2のグループの各画素に設定された平滑化用重み付け係数および前記第3のグループにおける他の画素に設定された平滑化用重み付け係数よりも大きな値に設定する手段である。
【0019】
第1の発明において、前記水平方向および垂直方向に沿った画素数は4であり、前記各2次元ブロックは(4×4)画素から成るブロックである際に、前記設定手段により、前記第3グループのブロック中心に隣接する各画素および隣接画素の平滑化用重み付け係数がそれぞれ3/4および1/8に設定され、前記平滑化処理手段は、前記各ブロックにおける前記第3グループのブロック中心に隣接する各画素の画素値c、前記隣接画素の画素値c・cおよび前記平滑化用重み付け係数3/4および1/8を用いて、下式
【数10】
c=(1/8)*(6c+c+c
に基づく平滑化処理を実行して前記各画素の画素値cを求めるとともに、前記水平方向および垂直方向に沿った画素数は8であり、前記各2次元ブロックは(8×8)画素から成るブロックである際に、前記設定手段により、前記第3グループのブロック中心に隣接する各画素および隣接画素の平滑化用重み付け係数がそれぞれ1および0に設定され、前記平滑化処理手段は、前記各ブロックにおける前記第3グループのブロック中心に隣接する各画素の画素値cおよび平滑化用重み付け係数1に基づいて、当該画素値cを平滑化後の画素値cとして求める手段である。
【0020】
上述した目的を達成するための第2の発明によれば、水平方向および垂直方向に沿った複数の画素から構成された2次元ブロック単位で画像を処理する際に生じるブロックノイズを除去するブロックノイズ除去装置において、前記各ブロックの中心に対する当該各ブロック内の各画素と当該各画素に対して垂直方向側および水平方向側にそれぞれ隣接する隣接画素との位置関係に応じて予め設定された前記各画素およびその隣接画素それぞれの平滑化用重み付け係数を記憶し、かつ予め設定された輪郭識別用の閾値を記憶する記憶手段と、前記各ブロックの各画素の画素値およびその隣接画素の画素値間の差の絶対値を求め、求めた差の絶対値が前記閾値を超えたか否か判断する判断手段と、この判断手段により、前記差の絶対値が前記閾値を超えたと判断された隣接画素の画素値を当該各画素の画素値とみなし、前記各画素の画素値を、前記記憶手段に記憶された当該画素の平滑化用重み付け係数、当該画素の隣接画素の画素値および前記隣接画素の重み付け係数に基づいて平滑化する平滑化手段とを備えている。
【0021】
第1、第2の発明において、前記水平方向および垂直方向に沿った画素数は4であり、前記各2次元ブロックは(4×4)画素から成るブロックである。
【0022】
第1、第2の発明において、前記水平方向および垂直方向に沿った画素数は8であり、前記各2次元ブロックは(8×8)画素から成るブロックである。
【0023】
上述した目的を達成するための第3の発明によれば、水平方向および垂直方向に沿った複数の画素から構成された2次元ブロック単位で画像を処理する際に生じるブロックノイズを除去するブロックノイズ除去方法において、前記各ブロックの中心に対する当該各ブロック内の各画素と当該各画素に対して垂直方向側および水平方向側にそれぞれ隣接する隣接画素との位置関係に応じて、前記各画素およびその隣接画素それぞれの平滑化用重み付け係数を設定するステップと、前記各画素およびその隣接画素毎にそれぞれ設定された平滑化用重み付け係数をメモリに記憶するステップと、前記各ブロックの各画素の画素値を、前記メモリに記憶された当該各画素の平滑化用重み付け係数、前記各画素の隣接画素の画素値および前記隣接画素の重み付け係数に基づいて平滑化するステップとを備えている。
【0024】
さらに、上述した目的を達成するための第4の発明によれば、水平方向および垂直方向に沿った複数の画素から構成された2次元ブロック単位で画像を処理する際に生じるブロックノイズを除去する処理を実行するためのコンピュータが読取り可能な記憶媒体であって、前記各ブロックの中心に対する当該各ブロック内の各画素と当該各画素に対して垂直方向側および水平方向側にそれぞれ隣接する隣接画素との位置関係に応じて設定された前記各画素およびその隣接画素それぞれの平滑化用重み付け係数を前記コンピュータにより同記憶媒体あるいは他の記憶媒体に記憶させる手段と、前記各ブロックの各画素の画素値を、前記記憶媒体あるいは他の記憶媒体に記憶された当該各画素の平滑化用重み付け係数、前記各画素の隣接画素の画素値および前記隣接画素の重み付け係数に基づいて前記コンピュータにより平滑化させる手段とを備えている。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0026】
図1は、本実施形態に係わるブロックノイズ除去装置を含む画像処理システムの概略構成を示すブロック図である。
【0027】
図1によれば、画像処理システム1は、画像撮影装置(例えば、TVカメラ)等により撮影されたフレーム単位の画像(静止画像、動画像)に基づく例えばカラーの入力映像信号SI[(R、G、B)信号、復号映像信号{輝度信号Y、赤色色差信号(Cr)、青色色差信号(Cb)あるいは、輝度信号Y、色信号水平周波数成分U、色信号垂直周波数成分V}等]をディジタル形の複数(3値)の画像データ{(R、G、B)信号に対応する(R、G、B)画像データ、上記(Y、Cr、Cb)信号に対応する(Y、Cr、Cb)画像データ、(Y、U、V)信号に対応する(Y、U、V)画像データ等)}に変換するA/D変換器3と、A/D変換器3に変換された複数(3値)の画像データ(以下、第1〜第3の画像データと呼ぶ)をそれぞれ記憶する複数のフレームメモリF1・・・F1を有する第1の記憶部4とを備えている。
【0028】
また、画像処理システム1は、フレームメモリF1に記憶された第1〜第3の画像データを、それぞれ例えばフレームの垂直方向および水平方向に対応する垂直方向および水平方向に沿った画素数(ピクセル)が4である(4行4列:4×4)の2次元ブロックに領域分割し、分割した第1〜第3の画像データの各2次元画像ブロックに対して2次元直交変換(DCT)処理および量子化処理をそれぞれ施すことにより、第1〜第3の画像データの各ブロック画像データを符号化(圧縮)する圧縮処理部6とを備えており、この圧縮処理により得られた第1の画像データに対応する第1の圧縮画像データ(符号データ)、第2の画像データに対応する第2の圧縮画像データ(符号データ)および第3の画像データに対応する第3の圧縮画像データ(符号データ)を、伝送媒体(電話回線、光ファイバ等)7を介して伝送したり、画像記憶媒体(光記憶媒体や磁気記憶媒体等)8に記憶することにより、伝送速度の向上および画像記憶媒体の記憶容量の節約等を実現している。
【0029】
一方、画像処理システム1は、伝送媒体7を介して伝送されてきた第1〜第3の圧縮画像データ、あるいは画像記憶媒体8に記憶された第1〜第3の圧縮画像データを、上記圧縮処理部6の圧縮処理に対応する復号化処理(逆量子化処理、逆DCT処理)により復号化することにより、ブロック単位の第1〜第3の画像データ(2次元画像ブロック)を復元し、復元した第1〜第3の画像データを第2の記憶部10の複数のフレームメモリF2・・・F2にそれぞれ記憶する復号化処理部11とを備えている。
【0030】
そして、本実施形態の画像処理システム1は、複数のフレームメモリF2、F2にそれぞれ記憶された第1〜第3の画像データにそれぞれ含まれるブロックノイズを、各画像データ毎に除去するブロックノイズ除去装置12を備えている。
【0031】
さらに、画像処理システム1は、ブロックノイズが除去された第1〜第3の画像データを、(R、G、B)信号や復号映像信号{(Y、Cr、Cb)信号、(Y、U、V)信号}等の映像信号SOに変換して出力するD/A変換器13とを備えている。
【0032】
図2は、1フレーム分の画像データ(第1の画像データ、第2の画像データ、第3の画像データ)が複数の2次元ブロック(8×8の2次元ブロック)に領域分割された状態を概念的に示す図である。
【0033】
図2によれば、1フレームの画像データは、例えば垂直方向に8個、水平方向に8個(8行8列:8×8)の複数の2次元ブロックとして構成されており、図中上から第1ブロック行:第1ブロックB1、第2ブロックB2、・・・、第8ブロックB8、第2ブロック行:第9ブロックB9、第10ブロックB10、・・・、第16ブロックB16、・・・、第8ブロック行:第57ブロックB57、第58ブロックB58、・・・、第64ブロックB64となっている。
【0034】
ブロックノイズ除去装置12は、図1に示すように、後述するメモリに記憶されたプログラムに従って動作して、第2の記憶部10のフレームメモリF2に記憶された画像データ(第1の画像データ〜第3の画像データ)を、上記各ブロック毎に平滑化処理するための平滑化処理部(平滑化処理コンピュータ)20と、この平滑化処理部20の処理に必要なプログラム、データを予め記憶するとともに、平滑化処理時におけるデータを記憶するための記憶媒体(メモリ)21とを備えている。
【0035】
メモリ21には、画像データの各ブロック(B1、B2、・・・、B63、B64)の各画素およびその各画素に垂直方向側・水平方向側にそれぞれ隣接する画素(以下、隣接画素という)それぞれに対して設定された平滑化用重み付け係数が予め記憶されており、平滑化処理部20は、画像データの各ブロック(B1、B2、・・・、B63、B64)の各画素の濃度値(画素値)を、その各画素自体の画素値、メモリ21に記憶された各画素の平滑化用重み付け係数、各画素の隣接画素の画素値およびメモリ21に記憶された隣接画素の平滑化用重み付け係数に基づいて平滑化処理するようになっている。なお、メモリ21には平滑化処理用のプログラムを記憶しておき、上記各画素の平滑化用重み付け係数およ隣接画素の平滑化用重み付け係数を他の記憶媒体に記憶させておくことも可能である。
【0036】
図3は、画像データにおける、4×4(4行4列)の2次元ブロックBk(k=1、2、・・・、64)の各画素およびその2次元ブロックBkに隣接する他ブロックBk−1、Bk−n、Bk+1、Bk+nの画素をそれぞれ示す図である。
【0037】
図3によれば、2次元ブロックBkの1列1行目の画素{アドレス:Bk(1、1)}の画素値がp11に設定され、以下、Bkの1列2行目の画素{Bk(1、2)}の画素値→p12、1列3行目の画素{Bk(1、3)}の画素値→p13、・・・、4列3行目画素{Bk(4、3)}の画素値→p43、4列4行目画素{Bk(4、4)}の画素値→p44にそれぞれ設定されている。
【0038】
また、1列目の画素{Bk(1、1)〜Bk(1、4)}にそれぞれ隣接するブロックBk−1の画素{Bk−1(4、1)〜Bk−1(4、4)}の画素値がs〜s、1行目の画素{Bk(1、1)〜Bk(4、1)}にそれぞれ隣接するブロックBk−nの画素{Bk−n(1、4)〜Bk−n(4、4)}の画素値がt〜t、4列目の画素{Bk(4、1)〜Bk(4、4)}にそれぞれ隣接するブロックBk+1の画素{Bk+1(1、1)〜Bk+1(1、4)}の画素値がr〜r、4行目の画素{Bk(1、4)〜Bk(4、4)}にそれぞれ隣接するブロックBk+nの画素{Bk+n(1、1)〜Bk+n(4、1)}の画素値がb〜bにそれぞれ設定されている。
【0039】
ここで、図3に示すブロックBkの各画素Bk(1、1)〜Bk(4、4)の隣接画素を、以下のように定義する。
【0040】
【外1】
Figure 0004265849
【0041】
【外2】
Figure 0004265849
【0042】
【外3】
Figure 0004265849
【0043】
【外4】
Figure 0004265849
【0044】
【外5】
Figure 0004265849
【0045】
【外6】
Figure 0004265849
【0046】
【外7】
Figure 0004265849
【0047】
すなわち、ブロック中心点Ocに隣接する画素Bk(2、2)の平滑化用重み付け係数は、他のグループの画素に設定される平滑化用重み付け係数(1/3、2/3)よりも大きくなるように設定される。
【0048】
なお、第3の画素グループG3の他の画素Bk(3、2)、Bk(2、3)、Bk(3、3)の平滑化用重み付け係数、およびそれらの垂直側・水平側隣接画素の平滑化用重み付け係数も、同様の理由からそれぞれ“3/4”および“1/8”に設定される。
【0049】
以上のようにして、全てのブロックBk(k=1、2、・・・、64)の全画素、その全画素それぞれに対応する垂直側・水平側隣接画素、すなわち、ブロックB1の各画素B1(1、1)〜B1(4、4)および上記各画素に対応する垂直側・水平側隣接画素、ブロックB2の各画素B2(1、1)〜B2(4、4)および上記各画素に対応する垂直側・水平側隣接画素、・・・、ブロックB63の各画素B63(1、1)〜B63(4、4)および上記各画素に対応する垂直側・水平側隣接画素、ブロックB64の各画素B64(1、1)〜B64(4、4)および上記各画素に対応する垂直側・水平側隣接画素に対してそれぞれ平滑化用重み付け係数が設定される。
【0050】
上記全てのブロックBk(k=1、2、・・・、64)の全画素およびその全画素に対応する垂直側・水平側隣接画素に対する全ての平滑化用重み付け係数は、2次元ブロックを構成する垂直方向の画素数および水平方向の画素数が決定され、1フレームの画像データの全ての2次元ブロックが決定された際に、例えばブロックノイズ除去装置1の運用者によって、平滑化処理部20が読取り可能なデータとして設定されるか、あるいは平滑化処理部20の処理により自動的に設定される。
【0051】
そして、設定された全てのブロックBk(k=1、2、・・・、64)の全画素および対応する垂直側・水平側隣接画素それぞれの平滑化用重み付け係数(平滑化用重み付け係数データ)は、対応するブロックの各画素と関連付けられてそれぞれメモリ21に記憶される。
【0052】
次に本実施形態に係るブロックノイズ除去装置12の平滑化処理部20の動作について説明する。
【0053】
本実施形態において、画像撮影装置等により取得・生成されたフレーム画像に基づく映像信号SIは、A/D変換器3に入され、このA/D変換器3を介して第1〜第3の画像データに変換される。A/D変換器3に変換された第1〜第3の画像データは、第1の記憶部4のフレームメモリF1・・・F1にそれぞれ記憶される。
【0054】
そして、フレームメモリF1・・・F1に記憶された第1〜第3の画像データは、それぞれ圧縮処理部6により(4×4)の2次元ブロックB1〜B64単位で符号化(圧縮)され、圧縮された第1の画像データに対応する第1の圧縮画像データ、第2の画像データに対応する第2の圧縮画像データおよび第3の画像データに対応する第3の圧縮画像データは、それぞれ伝送媒体7を介して伝送されるか、あるいは画像記憶媒体8に記憶される。
【0055】
伝送媒体7を介して伝送されてきた第1〜第3の圧縮画像データ(あるいは、画像記憶媒体8に記憶された第1〜第3の圧縮画像データ)は、それぞれ上記圧縮処理に対応する(4×4)の2次元ブロック単位で復号化処理部11により復号化(復元)され、復元された第1〜第3の画像データは、それぞれ第2の記憶部10のフレームメモリF2・・・F2に記憶される。
【0056】
このとき、ブロックノイズ除去装置12の平滑化処理部20は、フレームメモリF2・・・F2にそれぞれ記憶された第1〜第3の画像データに対してそれぞれ図6に示す処理を行なう。なお、以下の説明では、第1の画像データに対する平滑化処理について説明するが、第2の画像データおよび第3の画像データに対する平滑化処理も同様に行なわれる。
【0057】
すなわち、平滑化処理部20は、フレームメモリF2に記憶された第1の画像データにおける第1ブロック行B1〜B8の第1行目の各画素B1(1、1)、B1(2、1)、・・・、B8(3、1)、B8(4、1)の画素値を上記画素B1(1、1)から順次読み出し、第1行目の最終画素B8(4、1)の画素値を読み出した後は次の行(第2行目)に移り、対応する各画素B1(1、2)、B1(2、2)、・・・、B8(3、2)、B8(4、2)の画素値を上記画素B1(1、2)から順次読み出し、以下、各行毎に全ての画素の画素値を順次読み出す(図6;ステップS1)。
【0058】
次いで、平滑化処理部20は、読み出した各画素に関連する平滑化用重み付け係数をメモリ21から読み出し(ステップS2)、各画素の画素値、各画素の平滑化用重み付け係数、各画素の垂直側隣接画素の画素値、垂直側隣接画素の平滑化用重み付け係数、各画素の水平側隣接画素の画素値および水平側隣接画素の平滑化用重み付け係数に基づいて平滑化処理を行ない、各画素の平滑化処理後の画素値を求める(ステップS3)。
【0059】
すなわち、前掲図3に示すブロックBk(k=1、2、・・・、64)の各画素{Bk(1、1)〜Bk(4、4)}の平滑化処理後の画素値をq11〜q44と設定すると、例えば、画素Bk(1、1)は第1の画像グループG1であるため、画素Bk(1、1)、画素Bk(1、1)の垂直側隣接画素Bk―n(1、4)および水平側隣接画素Bk―1(4、1)それぞれの平滑化用重み付け係数は“1/3”であり、平滑化処理部20は、画素Bk(1、1)の平滑化処理後の画素値q11を、画素Bk(1、1)の画素値p11、垂直側隣接画素Bk―n(1、4)の画素値t、および水平側隣接画素Bk―1(4、1)の画素値sに基づいて下式
【数11】
11=(1/3)・(p11+t+s
により求める。
【0060】
第1画素グループG1の他の画素Bk(4、1)、Bk(1、4)、Bk(4、4)の平滑処理後の画素値q41、q14、q44についても、画素Bk(1、1)の場合と同様に、下式
【数12】
Figure 0004265849
により求める。
【0061】
【外8】
Figure 0004265849
【0062】
【数13】
21=(1/3)・(2p21+t
により求める(画素値p11の平滑化重み付け係数は“0”であるため、画素値p11の項は消える)。
【0063】
第2画素グループG2における対応するベクトルの“垂直成分>水平成分”である他の画素Bk(3、1)、Bk(2、4)、Bk(3、4)の平滑処理後の画素値q31、q24、q34についても、画素Bk(2、1)の場合と同様に、下式
【数14】
Figure 0004265849
により求める。
【0064】
また、第2画素グループG2における対応するベクトルの“水平成分>垂直成分”である他の画素Bk(1、2)、Bk(1、3)、Bk(4、2)、Bk(4、3)の平滑処理後の画素値q12、q13、q42、q43については、垂直側平滑化用重み付け係数が“0”、水平側平滑化用重み付け係数が“1/3”になり、それぞれ下式
【数15】
Figure 0004265849
により求める。
【0065】
他方、例えば、画素Bk(2、2)は第3の画像グループG3であるため、画素Bk(2、2)の平滑化用重み付け係数は、“3/4”、画素Bk(2、2)の垂直側隣接画素Bk(2、1)および水平側隣接画素Bk(1、2)それぞれの平滑化用重み付け係数は“1/8”であり、平滑化処理部20は、画素Bk(2、2)の平滑化処理後の画素値q22を、画素Bk(2、2)の画素値p22、垂直側隣接画素Bk(2、1)の画素値p21、および水平側隣接画素Bk(1、2)の画素値p12に基づいて下式
【数16】
Figure 0004265849
により求める。
【0066】
第3画素グループG3の他の画素Bk(3、2)、Bk(2、3)、Bk(3、3)の平滑処理後の画素値q32、q23、q33についても、画素Bk(2、2)の場合と同様に、下式
【数17】
Figure 0004265849
により求める。
【0067】
なお、第1の画像データにおいて、最も外側に配置されたブロック(B1〜B8、B9、B16、B17、B24、B25、B32、B33、B40、B41、B48、B49、B56、B57、B58〜B64)における垂直側隣接画素、水平側隣接画素が存在しない画素{例えば、ブロックB1の画素B1(1、1)〜画素B1(4、1)等}については、上記存在しない隣接画素の画素値を自画素と同一の値として上記式に基づく演算を行なうようになっている。
【0068】
例えば、画素B1(1、1)においては、垂直側画素および水平側画素の何れも存在しないため、垂直側画素の画素値tおよび水平側画素の画素値sを何れも自画素B1(1、1)の画素値p11として、上式
【数18】
11=(1/3)・(p11+p11+p11
を用いて画素B1(1、1)の平滑化後の画素値q11を求める。
【0069】
そして、平滑化処理部20は、上述した処理により求められた平滑化処理後の画素Bk(1、1)〜画素Bk(4、4)の画素値q11〜q44を、フレームメモリF2における対応する画素Bk(1、1){アドレスBk(1、1)}〜Bk(4、4){アドレスBk(4、4)}にそれぞれ書き込み、各画素Bk(1、1)〜Bk(4、4)の画素値を、p11〜p44からq11〜q44にそれぞれ書き換える(ステップS4)。
【0070】
この結果、第1のフレーム画像データを構成する各2次元ブロックBk(k=1、2、・・・、64)全体、すなわち、各ブロックBk(k=1、2、・・・、64)の全ての画素が、対応する垂直側隣接画素および水平側隣接画素により平滑化され、隣接するブロック間の境界部分を含む各ブロック内の各画素の隣接画素に対する階調差が抑制される。この結果、上記階調差に伴う輝度差・色差等がなめらかになり、この輝度差・色差等に起因したブロックノイズが除去される。
【0071】
ブロックノイズ除去装置12は、上述した平滑化処理を、フレームメモリF2に記憶された第2〜第3の画像データに対しても同様に行なっているため、第2のフレーム画像データを構成する各ブロックBk(k=1、2、・・・、64)の全ての画素、および第3のフレーム画像データを構成する各ブロックBk(k=1、2、・・・、64)の全ての画素が、それぞれ対応する垂直側隣接画素および水平側隣接画素により平滑化され、各ブロック内の各画素の隣接画素に対する階調差が抑制される。この結果、上記階調差に伴う色変化がなめらかになり、階調差に起因したブロックノイズが除去される。
【0072】
上述したように、ブロックノイズが除去された状態でフレームメモリF2、F2にそれぞれ記憶された第1の画像データ〜第3の画像データは、D/A変換器13に送られ、このD/A変換器13のD/A変換処理により映像信号SOとして出力される。
【0073】
この結果、出力された映像信号SOを例えばディスプレイ等に表示すれば、映像信号SOに基づく表示画像には、ブロック間の階調差に起因したブロックノイズ(輝度差・色変化等)が消滅しており、圧縮・復元した画像の画質を向上させることができる。
【0074】
そして、本実施形態では、画像全体を単純に平滑化する処理を行なわずに、復元した画像から上記ブロックノイズを除去することができるため、復元画像中の輪郭を暈けさせることがなく、復元画像の画質を高く維持することができる。
【0075】
さらに、本実施形態では、ブロック境界部分のみを平滑化せずにブロック全体を平滑化の対象としているため、復元画像中に、平滑化領域と平滑化していない領域との間の境界差に起因した境界ノイズを発生させることがなく、復元画像を非常に自然な見え具合にすることができる。
【0076】
そして、本実施形態では、ブロック全体を平滑化の対象としているものの、ブロック全体(全ての画素)を、共通の重み付け係数を用いて単純に平均化するのではなく、ブロック内の各画素のブロック中心に対する位置関係に応じて最適に設定された重み付け係数を用いて、垂直側隣接画素(1画素)および水平側隣接画素(1画素)により平滑化しているため、平滑化に伴う暈けの量も1画素程度と最低限に抑制することができ、復元画像の画質および輪郭部分等の視認性を向上させることができる。
【0077】
また、例えば、大きなグラディエーション(傾き)が大きな範囲で出ているブロックを有する画像の場合においても、上記グラディエーションは、なめらかな輝度変化・色変化で表示されることになり、復元画像の画質および視認性をさらに向上させることができる。
【0078】
なお、本実施形態によれば、フレーム画像データの全ての画素に対して、垂直側隣接画素(1画素)および水平側隣接画素(1画素)に基づく平滑化処理を実行しているため、画像に含まれる輪郭が、最低限度(1画素分)だけ暈ける結果となる。
【0079】
したがって、演算対象となる各画素の画素値およびその各画素に対する隣接画素の画素値間の差の絶対値が、所定の閾値(ブロック間の輝度、色の差等よりも大きく、輪郭を識別できる所定の値)Nよりも大きい場合には、その画素および隣接画素間を、画像に含まれる物体の輪郭としてみなし、平滑化の対象にはしないこともできる。
【0080】
すなわち、平滑化処理部20は、上記ステップS2の処理に続いて、例えば第1の画素グループG1の平滑化対象画素(例えば、Bk(1、1))に対して、垂直側隣接画素Bk―n(1、4)および水平側隣接画素Bk―1(4、1)を用いて平滑化する際に、画素Bk(1、1)の画素値p11と各隣接画素Bk―n(1、4)の画素値tおよびBk―1(4、1)の画素値sとの差の絶対値|p11−t|および|p11−s|をそれぞれ求め(図7;ステップS2a)、求めた差の絶対値|p11−t|および|p11−s|がメモリ21に記憶された上記閾値Nを超えているか否か判断する(ステップS2b)。
【0081】
この判断の結果、上記差の絶対値|p11−t|および|p11−s|の内の何れか一方が閾値Nを超えている場合(ステップS2b→YES)、平滑化処理部20は、閾値Nを超えた差の絶対値(例えば、|p11−t|が超えたとする)に係わる隣接画素(Bk―n(1、4))の画素値t’を、平滑化対象画素Bk(1、1)の画素値p11とみなし(ステップS2c)、ステップS3の処理、すなわち、平滑化対象画素Bk(1、1)の平滑化処理後の画素値q11を、画素Bk(1、1)の画素値p11、垂直側隣接画素Bk―n(1、4)の画素値t’(=p11)、および水平側隣接画素Bk―1(4、1)の画素値sに基づいて下式
【数19】
11=(1/3)・(p11+t’+s
により求める(ステップS3a)。
【0082】
上記ステップS2cおよび3aの処理は、平滑化対象画素と隣接画素との差の絶対値の内の何れか一方が閾値Nを超えている全ての画素に対して行なわれる。
【0083】
一方、平滑化処理部20は、ステップS3bの判断の結果、上記差の絶対値|p11−t|および|p11−s|の内の何れも閾値Nを超えていない場合(ステップS2b→NO)、平滑化処理部20は、上述したステップS3の処理に移行する。この移行は、ステップS2bによりNOと判断された全ての平滑化対象画素に対して行なわれる。
【0084】
この結果、平滑化対象画素と隣接画素との差の絶対値が閾値Nを超えている隣接画素の画素値は、画素内の輪郭とみなして上記平滑化処理には用いられず、上記平滑化処理には平滑化対象画素の画素値を代用することができる。
【0085】
したがって、画像内の輪郭部分においては暈けが全く、すなわち1画素分でさえも発生することがなくなり、さらに画質を向上させることができる。
【0086】
なお、本実施形態においては、圧縮・復元処理するブロックを(4画素×4画素)の2次元ブロックとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、(画素×8画素)の2次元ブロックを用いた場合においても、同様のブロックノイズ除去処理を行なうことができる。
【0087】
図8は、画像データにおける、8×8(8行8列)の2次元ブロックCkの各画素およびその2次元ブロックCkにおける左上1/4の画素およびその2次元ブロックCkに隣接する他ブロックCk−1、Ck−nの画素をそれぞれ示す図である。
【0088】
図8においても、図3と同様に、2次元ブロックCkの1列1行目の画素{Ck(1、1)}の画素値→p11、画素{Ck(1、2)}の画素値→p12、画素{Ck(1、3)}の画素値→p13、・・・、画素{Ck(4、4)}の画素値→p44、画素{Ck(4、5)}の画素値→p45、・・・、画素{Ck(5、1)}の画素値→p51、画素{Ck(5、2)}の画素値→p52、・・・、画素{Ck(8、7)}の画素値→p87、画素{Ck(8、8)}の画素値→p88にそれぞれ設定されている。
【0089】
また、1列目の画素{Ck(1、1)〜Ck(1、8)}にそれぞれ隣接するブロックCk−1の画素{Ck−1(8、1)〜Bk−1(8、8)}の画素値がs〜s、1行目の画素{Ck(1、1)〜Ck(8、1)}にそれぞれ隣接するブロックCk−nの画素{Ck−n(1、8)〜Ck−n(8、8)}の画素値がt〜tにそれぞれ設定されている。
【0090】
【外9】
Figure 0004265849
【0091】
【外10】
Figure 0004265849
【0092】
【外11】
Figure 0004265849
【0093】
【外12】
Figure 0004265849
【0094】
【外13】
Figure 0004265849
【0095】
【外14】
Figure 0004265849
【0096】
【外15】
Figure 0004265849
【0097】
【外16】
Figure 0004265849
【0098】
そして、第3の画素グループG3における対応する各ベクトルの垂直成分と水平成分との大きさが等しい画素{Ck(2、2)、Ck(3、3)、Ck(4、4)}におけるブロック中心点Ocに隣接しない画素Ck(2、2)、Ck(3、3)については、画素Ck(2、2)、Ck(3、3)の重み付け係数の総和をそれぞれ“1”にすることを考慮して、画素Ck(2、2)、画素Ck(3、3)の平滑化用重み付け係数を“4/6”、垂直側・水平側の隣接画素の平滑化用重み付け係数を共に“1/6”にそれぞれ設定する。
【0099】
一方、各ベクトルの垂直成分と水平成分との大きさが等しい画素におけるブロック中心点Ocに隣接する画素Ck(4、4)については、第3のグループG3内において最もブロック中心点Ocに近接する画素であるため、隣接画素の影響を最も受けないと判断し、上記画素Ck(4、4)の重み付け係数の総和を“1”にすることを考慮して、画素Ck(4、4)の平滑化用重み付け係数を“1”、垂直側・水平側の隣接画素の平滑化用重み付け係数を共に“0”に設定する。
【0100】
すなわち、ブロック中心点Ocに隣接する画素Ck(4、4)の平滑化用重み付け係数は、他のグループの画素に設定される平滑化用重み付け係数(1/3、2/3)および第3グループの他の画素に設定される平滑化用重み付け係数(4/6、5/6)よりも大きくなるように設定される。
【0101】
なお、図8に示す左上1/4の領域以外の残りの領域のブロックCkの各画素の平滑化用重み付け係数についても、上述した左上1/4の領域の各画素に設定された方式と同一の方式によりそれぞれ設定される。
【0102】
このように設定されたブロックCkの平滑化用重み付け係数を用いて、(4×4)のブロックBkと同様の平滑化処理により、各2次元ブロックCk(k=1、2、・・・、64)全体、すなわち、各ブロックCk(k=1、2、・・・、64)の全ての画素が、対応する垂直側隣接画素および水平側隣接画素により平滑化され、隣接するブロック間の境界部分を含む各ブロック内の各画素の隣接画素に対する階調差が抑制されるため、(4×4)ブロックBkを用いた場合と同様の効果が得られる。
【0103】
そして、本実施形態においては、複数の画像データ(R、G、Bデータや輝度・色データ)の双方に対してブロックノイズ除去処理を行なっているが、どちらか一方に対してのみ行なってもよい。
【0104】
また、対象となる画像を、R、G、B信号や輝度・色信号から成るカラー画像としているが、輝度信号のみから成る白黒画像を対象とすることも可能である。
【0105】
さらに、本実施形態においては、各画素に対する平滑化処理を画像のコントラストを判断しながら行なうこともでき、また、各画素に対して平滑化処理を実行した後に、エッジエンハンスフィルタリング処理(エッジ強調処理;シャープ化、微分化)を行なうことも可能であり、さらに、輪郭成分が強調化・シャープ化された画像を得ることができる。
【0106】
本実施形態においては、ブロックノイズ除去装置12を、メモリ21に記憶されたプログラムに従って動作する平滑化処理部(平滑化処理コンピュータ)により構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ラッチ回路、ディレイ回路および係数乗算器等から構成されたハードワイヤードロジック型のディジタル回路により構成してもよい。
【0107】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のブロックノイズ除去方法、ブロックノイズ除去装置およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体によれば、ブロック境界部分のみを平滑化せずに、ブロック全体の各画素を平滑化しているため、上記ブロック境界部分のみを平滑化する方法を用いた際における平滑化領域と平滑化していない領域との間の境界差に起因した境界ノイズを発生させることがなく、復元画像の画質を向上させ、その見えやすさを非常に自然なものとすることができる。
【0108】
そして、本発明のブロックノイズ除去方法、ブロックノイズ除去装置およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体によれば、ブロック全体(全ての画素)を、ブロック内の各画素のブロック中心に対する位置関係に応じて最適に設定された重み付け係数と、1画素分の垂直側隣接画素および水平側隣接画素とを用いて平滑化しているため、平滑化に伴う暈けの量も1画素程度と最低限に抑制することができ、復元画像の画質および輪郭部分等の視認性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るブロックノイズ除去装置を含む画像処理システムの概略構成を示すブロック図。
【図2】1フレーム分の画像データが複数の2次元ブロック(8×8の2次元ブロック)に領域分割された状態を概念的に示す図。
【図3】4×4の2次元ブロックの各画素およびその2次元ブロックに隣接する他ブロックの画素をそれぞれ示す図。
【図4】本実施形態における第1および第2の画素グループの画素に対する隣接画素およびその隣接画素のブロック中心からの位置関係をそれぞれ示す図。
【図5】本実施形態における第3の画素グループの画素に対する隣接画素およびその隣接画素のブロック中心からの位置関係を示す図。
【図6】図1に示す平滑化処理部の平滑化処理の一例を示す概略フローチャート。
【図7】本実施形態の変形例に係わる平滑化処理部の処理の一例を示す概略フローチャート。
【図8】本実施形態の変形例として、8×8の2次元ブロック(左上1/4)の各画素およびその2次元ブロックに隣接する他ブロックの画素をそれぞれ示す図。
【符号の説明】
1 画像処理システム
3 A/D変換器
4 第1の記憶部
6 圧縮処理部
7 伝送媒体
8 画像記憶媒体
10 第2の記憶媒体
11 復号化処理部
12 ブロックノイズ除去装置
13 D/A変換器
20 平滑化処理部
21 メモリ

Claims (10)

  1. 水平方向および垂直方向に沿った複数の画素から構成された2次元ブロック単位で画像を処理する際に生じるブロックノイズを除去するブロックノイズ除去装置において、
    前記ブロック内の各画素と前記各画素の周囲の2画素からなる3つの画素に対する夫々の平滑化用重み係数を、前記ブロック内の画素毎に記憶する記憶手段と、
    前記夫々の平滑化用重み係数を用いて前記各画素の画素値と前記各画素の周囲の2画素の夫々の画素値を重み付け加算して平滑化する処理を、前記ブロック内の画素毎に行う平滑化処理手段と、
    前記記憶手段に記憶する前記平滑化用重み係数を予め設定する設定手段と、
    を備え、
    前記各画素の周囲の2画素は、前記各画素の水平方向に隣接する画素であって前記ブロックの中心から離れる方向側にある水平隣接画素と、前記各画素の垂直方向に隣接する画素であって前記ブロックの中心から離れる方向側にある垂直隣接画素、であり、
    前記設定手段は、
    前記ブロックの中心から前記各画素の中心を結ぶ線分に沿って、前記各画素の中心から前記ブロックの中心と反対方向に延びるベクトルの水平成分と垂直成分の大きさが等しい場合には、前記水平隣接画素に対する前記平滑化用重み係数と前記垂直隣接画素に対する前記平滑化用重み係数とを夫々等しい値に設定し、
    前記ベクトルの水平成分が垂直成分よりも大きい場合には、前記水平隣接画素に対する前記平滑化用重み係数を前記垂直隣接画素に対する前記平滑化用重み係数よりも大きい値に設定し、
    前記ベクトルの水平成分が垂直成分よりも小さい場合には、前記水平隣接画素に対する前記平滑化用重み係数を前記垂直隣接画素に対する前記平滑化用重み係数よりも小さい値に設定する、
    ことを特徴とするブロックノイズ除去装置。
  2. 前記各ブロックを構成する複数の画素を、当該各ブロックのコーナー部に対応する第1の画素グループ、この第1の画素グループ以外で前記各ブロックの辺に対応する第2の画素グループ、前記第1及び第2の画素グループ以外の第3の画素グループに分類し、前記第1の画素グループの各画素の画素値をa、前記水平隣接画素及び前記垂直隣接画素の画素値を夫々aおよびa、平滑化後の第1の画素グループの各画素の画素値をaと定めると、前記設定手段により、前記各画素、前記水平隣接画素、および前記垂直隣接画素の平滑化用重み付け係数が共に1/3に設定されるとともに、
    前記平滑化処理手段は、前記各ブロックにおける前記第1の画素グループの各画素の画素値a、前記隣接画素の画素値a・aおよび前記平滑化用重み付け係数1/3を用いて、下式
    【数1】
    a=(1/3)*(a+a+a
    に基づく平滑化処理を実行して前記各画素の画素値aを求める手段であることを特徴とする請求項1記載のブロックノイズ除去装置。
  3. 前記第2の画素グループの各画素の画素値をb、当該各画素に隣接する前記水平隣接画素及び前記垂直隣接画素の内、前記ベクトルの水平成分と垂直成分のうちの成分の大きい側の第1の隣接画素の画素値をb、成分の小さい側の第2の隣接画素の画素値をb、平滑化後の前記第2の画素グループの各画素の画素値をbと定めると、前記設定手段により、前記各画素、前記第1および第2の隣接画素の平滑化用重み付け係数がそれぞれ2/3、1/3および0に設定されるとともに、
    前記平滑化処理手段は、前記各ブロックにおける前記第2の画素グループの各画素の画素値b、前記第1の隣接画素の画素値b、平滑化用重み係数2/3および1/3を用いて、下式
    【数2】
    b=(1/3)*(2b+b
    に基づく平滑化処理を実行して前記各画素の画素値bを求める手段であることを特徴とする請求項2記載のブロックノイズ除去装置。
  4. 前記第3の画素グループの各画素の画素値をc、平滑化後の前記第3の画素グループの各画素の画素値をcと定めた場合において、
    (a)前記ベクトルの水平成分および垂直成分のどちらか一方が他方より大きい場合、
    前記各画素に隣接する前記水平隣接画素及び前記垂直隣接画素の内、前記ベクトルの水平成分と垂直成分のうちの成分の大きい側の第1の隣接画素の画素値をc、成分の小さい側の第2の隣接画素の画素値をcとするとき、
    前記設定手段により、前記各画素、前記第1および第2の隣接画素の平滑化用重み付け係数がそれぞれ5/6、1/6および0に設定され、
    前記平滑化処理手段は、前記各ブロックにおける前記第3グループの各画素の画素値c、前記第1の隣接画素の画素値cおよび前記平滑化用重み付け係数5/6および1/6を用いて、下式
    【数3】
    c=(1/6)*(5c+c
    に基づく平滑化処理を実行して前記各画素の画素値cを求める一方、
    (b)前記ベクトルの垂直成分および水平成分の大きさが等しく、かつ前記各画素が前記ブロック中心に隣接しない場合、
    前記設定手段により、前記各画素および隣接画素の平滑化用重み付け係数がそれぞれ4/6および1/6にそれぞれ設定され、
    前記平滑化処理手段は、前記各ブロックにおける前記第3グループの各画素の画素値c、前記隣接画素の画素値c・cおよび前記平滑化用重み付け係数4/6および1/6を用いて、下式
    【数4】
    c=(1/6)*(4c+c+c
    に基づく平滑化処理を実行して前記各画素の画素値cを求めるとともに、
    (c)前記ベクトルの垂直成分および水平成分の大きさが等しく、かつ前記各画素が前記ブロック中心に隣接する場合、
    当該ブロック中心に隣接する各画素の平滑化用重み付け係数を、前記第1及び第2のグループの各画素に設定された平滑化用重み付け係数および前記第3のグループにおける他の画素に設定された平滑化用重み付け係数よりも大きな値に設定する手段であることを特徴とする請求項2または3記載のブロックノイズ除去装置。
  5. 前記水平方向および垂直方向に沿った画素数は4であり、前記各2次元ブロックは(4×4)画素から成るブロックである際に、
    前記設定手段により、前記第3グループのブロック中心に隣接する各画素の平滑化用重み付け係数が3/4に設定され、前記水平隣接画素及び前記垂直隣接画素の平滑化用重み付け係数が夫々1/8に設定され、
    前記平滑化処理手段は、前記各ブロックにおける前記第3グループのブロック中心に隣接する各画素の画素値c、前記水平隣接画素及び前記垂直隣接画素の夫々の画素値c及びc、並びに前記平滑化用重み付け係数3/4及び1/8を用いて、下式
    【数5】
    c=(1/8)*(6c+c+c
    に基づく平滑化処理を実行して前記各画素の画素値cを求めるとともに、
    前記水平方向および垂直方向に沿った画素数は8であり、前記各2次元ブロックは(8×8)画素から成るブロックである際に、
    前記設定手段により、前記第3グループのブロック中心に隣接する各画素の平滑化用重み付け係数が1に設定され、前記水平隣接画素及び前記垂直隣接画素の平滑化用重み付け係数が夫々0に設定され、
    前記平滑化処理手段は、前記各ブロックにおける前記第3グループのブロック中心に隣接する各画素の画素値cおよび平滑化用重み付け係数1に基づいて、当該画素値cを平滑化後の画素値cとして求める手段であることを特徴とする請求項4記載のブロックノイズ除去装置。
  6. 水平方向および垂直方向に沿った複数の画素から構成された2次元ブロック単位で画像を処理する際に生じるブロックノイズを除去するブロックノイズ除去装置において、
    前記ブロック内の各画素と前記各画素の周囲の2画素からなる3つの画素に対する夫々の平滑化用重み係数を、前記ブロック内の画素毎に記憶すると共に、予め設定された輪郭識別用の閾値を記憶する記憶手段と、
    前記各画素の画素値と前記各画素の周囲の2画素の夫々の画素値との差の絶対値を求め、求めた夫々の前記絶対値が前記閾値を超えたか否か判断する判断手段と、
    前記夫々の平滑化用重み係数を用いて前記各画素の画素値と前記各画素の周囲の2画素の夫々の画素値を重み付け加算して平滑化する処理を、前記ブロック内の画素毎に行う平滑化処理手段と、
    前記記憶手段に記憶する前記平滑化用重み係数を予め設定する設定手段と、
    を備え、
    前記各画素の周囲の2画素は、前記各画素の水平方向に隣接する画素であって前記ブロックの中心から離れる方向側にある水平隣接画素と、前記各画素の垂直方向に隣接する画素であって前記ブロックの中心から離れる方向側にある垂直隣接画素、であり、
    前記設定手段は、
    前記ブロックの中心から前記各画素の中心を結ぶ線分に沿って、前記各画素の中心から前記ブロックの中心と反対方向に延びるベクトルの水平成分と垂直成分の大きさが等しい場合には、前記水平隣接画素に対する前記平滑化用重み係数と前記垂直隣接画素に対する前記平滑化用重み係数とを夫々等しい値に設定し、
    前記ベクトルの水平成分が垂直成分よりも大きい場合には、前記水平隣接画素に対する前記平滑化用重み係数を前記垂直隣接画素に対する前記平滑化用重み係数よりも大きい値に設定し、
    前記ベクトルの水平成分が垂直成分よりも小さい場合には、前記水平隣接画素に対する前記平滑化用重み係数を前記垂直隣接画素に対する前記平滑化用重み係数よりも小さい値に設定し、
    前記平滑化処理手段は、
    前記判断手段によって前記絶対値が前記閾値を超えたと判断された場合には、前記閾値を超えたことに対応する前記水平隣接画素及び前記垂直隣接画素の双方または一方の画素値を前記各画素の画素値とみなして平滑化処理を行う、
    ことを特徴とするブロックノイズ除去装置。
  7. 前記水平方向および垂直方向に沿った画素数は4であり、前記各2次元ブロックは(4×4)画素から成るブロックであることを特徴とする請求項1又は6記載のブロックノイズ除去装置。
  8. 前記水平方向および垂直方向に沿った画素数は8であり、前記各2次元ブロックは(8×8)画素から成るブロックであることを特徴とする請求項1又は6記載のブロックノイズ除去装置。
  9. 水平方向および垂直方向に沿った複数の画素から構成された2次元ブロック単位で画像を処理する際に生じるブロックノイズを除去するブロックノイズ除去方法において、
    前記ブロック内の各画素と前記各画素の周囲の2画素からなる3つの画素に対する夫々の平滑化用重み係数を、前記ブロック内の画素毎に記憶手段に記憶し、
    前記夫々の平滑化用重み係数を用いて前記各画素の画素値と前記各画素の周囲の2画素の夫々の画素値を重み付け加算して平滑化する処理を、前記ブロック内の画素毎に行い、
    前記記憶手段に記憶する前記平滑化用重み係数を予め設定する、
    ステップを備え、
    前記各画素の周囲の2画素は、前記各画素の水平方向に隣接する画素であって前記ブロックの中心から離れる方向側にある水平隣接画素と、前記各画素の垂直方向に隣接する画素であって前記ブロックの中心から離れる方向側にある垂直隣接画素、であり、
    前記係数を設定するステップでは、
    前記ブロックの中心から前記各画素の中心を結ぶ線分に沿って、前記各画素の中心から前記ブロックの中心と反対方向に延びるベクトルの水平成分と垂直成分の大きさが等しい場合には、前記水平隣接画素に対する前記平滑化用重み係数と前記垂直隣接画素に対する前記平滑化用重み係数とを夫々等しい値に設定し、
    前記ベクトルの水平成分が垂直成分よりも大きい場合には、前記水平隣接画素に対する前記平滑化用重み係数を前記垂直隣接画素に対する前記平滑化用重み係数よりも大きい値に設定し、
    前記ベクトルの水平成分が垂直成分よりも小さい場合には、前記水平隣接画素に対する前記平滑化用重み係数を前記垂直隣接画素に対する前記平滑化用重み係数よりも小さい値に設定する、
    ことを特徴とするブロックノイズ除去方法。
  10. 水平方向および垂直方向に沿った複数の画素から構成された2次元ブロック単位で画像を処理する際に生じるブロックノイズを除去するステップを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記憶媒体であって、
    前記ステップは、
    前記ブロック内の各画素と前記各画素の周囲の2画素からなる3つの画素に対する夫々の平滑化用重み係数を、前記ブロック内の画素毎に記憶手段に記憶し、
    前記3つの平滑化用重み係数を用いて前記各画素の画素値と前記各画素の周囲の2画素の夫々の画素値を重み付け加算して平滑化する処理を、前記ブロック内の画素毎に行い、
    前記記憶手段に記憶する前記平滑化用重み係数を予め設定する、
    ステップを備え、
    前記各画素の周囲の2画素は、前記各画素の水平方向に隣接する画素であって前記ブロックの中心から離れる方向側にある水平隣接画素と、前記各画素の垂直方向に隣接する画素であって前記ブロックの中心から離れる方向側にある垂直隣接画素、であり、
    前記係数を設定するステップでは、
    前記ブロックの中心から前記各画素の中心を結ぶ線分に沿って、前記各画素の中心から前記ブロックの中心と反対方向に延びるベクトルの水平成分と垂直成分の大きさが等しい場合には、前記水平隣接画素に対する前記平滑化用重み係数と前記垂直隣接画素に対する前記平滑化用重み係数とを夫々等しい値に設定し、
    前記ベクトルの水平成分が垂直成分よりも大きい場合には、前記水平隣接画素に対する前記平滑化用重み係数を前記垂直隣接画素に対する前記平滑化用重み係数よりも大きい値に設定し、
    前記ベクトルの水平成分が垂直成分よりも小さい場合には、前記水平隣接画素に対する前記平滑化用重み係数を前記垂直隣接画素に対する前記平滑化用重み係数よりも小さい値に設定する、
    ことを特徴とするコンピュータ読取り可能な記憶媒体。
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