JP4266426B2 - 氷蓄熱槽を備えた空気調和装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、氷蓄熱槽を備えた空気調和装置に係り、この氷蓄熱槽に蓄えられた冷熱を放熱して放冷冷房運転をする氷蓄熱槽を備えた空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、図2に示すように、圧縮機1、熱源側熱交換器2、四方弁3及び電動膨張弁4を備えた熱源側ユニット5と、氷蓄熱槽6内に冷媒管が水没状態で配設されてこの冷媒管外周に氷を生成する氷蓄熱ユニット8と、利用側熱交換器9とを組み合わせて氷蓄熱運転、放冷冷房運転及び通常冷房運転をする空気調和装置10が知られている。
【0003】
氷蓄熱運転は、圧縮機1からのガス冷媒が熱源側熱交換器2で凝縮して液冷媒となり、その後に膨張弁4を通り、氷蓄熱槽6内の冷媒管に流入して、この氷蓄熱槽6内で蒸発し、製氷した後ガス冷媒が圧縮機1へ戻される。
【0004】
放冷冷房運転は、熱源側ユニット5の圧縮機1を停止させ、氷蓄熱ユニット8に設置されて冷媒を圧送する液ポンプ又はガスポンプなどの循環ポンプ14(図2では液冷媒を圧送する液ポンプ)を稼働させることによりなされる。つまり、循環ポンプ14の稼働により、氷蓄熱ユニット8における氷蓄熱槽6の冷媒管7内で、氷に蓄熱された冷熱が冷媒に放熱され、このようにして冷熱を吸収して凝縮した液冷媒が利用側熱交換器9へ圧送され、この利用側熱交換器9において液冷媒が蒸発することにより放冷冷房運転が行われる。
【0005】
通常冷房運転は、圧縮機1から熱源側熱交換器2へ導かれて液冷媒となった冷媒を、氷蓄熱槽6の冷媒管7内へ流すことなく、利用側熱交換器9へ供給して液冷媒を蒸発し、この蒸発潜熱により冷房が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述の放冷冷房運転では、特に循環ポンプ14が液ポンプの場合に、冷媒が完全に凝縮されないで一部冷媒ガスがあるときに、この循環ポンプ14にキャビテーションが発生するおそれがある。そこで、この液ポンプを用いず、氷蓄熱槽6の冷媒管内の凝縮した液冷媒を複数(例えば2個)のサージタンク内に貯溜させ、これらのサージタンク内へ高圧ガス冷媒を交互に供給することにより、前記サージタンク内で凝縮した前記液冷媒を利用側熱交換器9へ圧送して、放冷冷房運転を実施するものが考えられる。
【0007】
しかし、この場合には、高圧ガス冷媒を複数のサージタンク内へ交互に供給させるタイミングがずれると、サージタンク内の液冷媒を利用側熱交換器9へ、滞ることなく連続的に圧送することができず、氷の冷熱を利用した放冷冷房運転を良好に実施できない恐れがある。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、氷蓄熱槽内の氷の冷熱を利用した冷房運転を良好に行える氷蓄熱槽を備えた空気調和装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、圧縮機及び熱源側熱交換器を備えた熱源側ユニットと、氷蓄熱槽内に生成する氷を用い蓄熱する機器並びに液冷媒を貯える複数のサージタンク及び小型圧縮機等を備えた氷蓄熱ユニットと、利用側熱交換器とを組み合わせて、少なくとも蓄熱運転または冷房運転をするようにした空気調和装置において、熱源側ユニットの圧縮機よりも容量の小さな小型圧縮機と、切替弁と、サージタンクと、利用側熱交換器と、氷蓄熱槽と、を冷媒管で接続して氷蓄熱利用の冷凍サイクルを構成し、小型圧縮機の吸込側に液面センサを設けると共に、この液面センサで小型圧縮機の吸込側に接続されたサージタンクの液状態を検知し、液冷媒の多いサージタンクを小型圧縮機の吐出側、液冷媒の少ないサージタンクを小型圧縮機の吸込側に接続されるように氷蓄熱利用の冷凍サイクル中の流れを切り替える切替弁を備え、この切替弁はいずれか1つのサージタンクが満液になったことをセンサが検知した際切り替えられることを特徴とする。
【0011】
請求項1に記載の発明には、次の作用がある。
【0012】
小型圧縮機の吸込側に液検知センサを設けておき、このセンサで冷媒液を検知すれば、複数のサージタンクの中のどれかのタンク内の液冷媒がほぼ満液になったと判断される。複数のサージタンクの中の1つが満液になれば、別のサージタンクに液冷媒が少なくなったと推定され、切替弁を切替えて液冷媒の多いサージタンクから利用側熱交換器へ液冷媒を圧送することにより、サージタンク内の液冷媒を連続的に且つ確実に利用側熱交換器へ圧送できる。従って、氷蓄熱槽内の氷の冷熱を利用した冷房運転ができる。
【0013】
また、タンク内の液冷媒の液面を直接する検知する液面センサをそれぞれのサージタンクに設置しないで1つのセンサを共通に使用することにより、コストの低減が図れる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は、本発明に係る氷蓄熱槽6を備えた空気調和装置10の一実施の形態を示す構成図である。
【0016】
この図1に示す空気調和装置10は、熱源側ユニット5、氷蓄熱ユニット8及び利用側ユニット11で構成される。熱源側ユニット5は氷蓄熱ユニット8介して利用側ユニット11に冷媒管で接続される。
【0017】
熱源側ユニット5は、圧縮機1、四方弁3、熱源側熱交換器2及び電動膨張弁12が順次冷媒管で接続されている。また、利用側ユニット11は、冷媒管37に利用側熱交換器9及び電動膨張弁13が配設されて構成され、この電動膨張弁13は、蒸発温度または凝縮温度が一定になるように開度が調整される。
【0018】
氷蓄熱ユニット8は、冷媒管7を内蔵した氷蓄熱槽6を備えると共に、冷媒管15に第1開閉弁16が、冷媒管17に第2開閉弁18がそれぞれ配設される。更に、冷媒管15には、第1開閉弁16の取付位置よりも利用側ユニット11側に、冷媒管19を介して冷媒管7の一端が接続され、この冷媒管19に電動膨張弁20が配設される。また、冷媒管7の他端は、第3開閉弁22を備えた冷媒管22を介して、冷媒管17の利用側ユニット11側に接続される。
【0019】
氷蓄熱槽6には水が充満され、冷媒管7がこの氷蓄熱槽6内に水没状態で配設される。この氷蓄熱槽6内の冷媒管7内には、氷蓄熱運転時に熱源側熱交換器2から液冷媒が流入して蒸発し、これにより、氷蓄熱槽6内の冷媒管7の外周に氷が生成される。
【0020】
電動膨張弁20と冷媒管7との間から冷媒管23を介して2個のサージタンク24A及び24Bが並列に接続される。これらのサージタンク24A、24Bが冷媒管25を介して、冷媒管15に取り付けた第1開閉弁16の利用側ユニット側に接続される。これにより、サージタンク24A及び24Bは、氷蓄熱槽6内の冷媒管7と利用側熱交換器9との間に配設されて、氷蓄熱槽6内の氷に蓄熱された冷熱により凝縮された液冷媒が貯溜されるようになる。
【0021】
冷媒管23には、サージタンク24A、24Bの流入側に流入側逆止弁26A、26Bが、また、冷媒管25には、サージタンク24A、24Bの流出側に流出側逆止弁27A、27Bがそれぞれ接続されている。これらの流入側逆止弁26A、26Bは、氷蓄熱槽6内の冷媒管7からサージタンク24A、24B方向へ流れる冷媒の流れを許容し、流出側逆止弁27A、27Bは、サージタンク24A、24Bから利用側熱交換器9側方向へ流れる冷媒の流れを許容する。
【0022】
冷媒管28、29、30、31は、それぞれの一端が切替弁33の各ポートに接続されると共に、冷媒管28の他端が小型圧縮機34の吐出口に接続され、冷媒管29の他端が後述する液検知タンク35の入口に接続される。冷媒管30、31の他端は、サージタンク24A、24Bにそれぞれ接続される。また、冷媒管32は、液検知タンク35の出口と接続され、他端が小型圧縮機34の吸込口に接続される。
【0023】
サージタンク24A及び24Bは、冷媒管28、29、30、31、32を介して、切替弁33、小型圧縮機34及び液検知タンク35に接続される。切替弁33の切り替え操作により、冷媒管28及び冷媒管30の連通並びに冷媒管29及び冷媒管31の連通(A側流路)と、冷媒管28及び冷媒管31の連通並びに冷媒管29及び冷媒管30の連通(B側流路)とが選択的に切り替えられる。また、小型圧縮機34は、熱源側ユニット5における圧縮機1よりも小さな容量(1/10〜1/20)の圧縮機であり、空気調和装置10の放冷冷房運転時にのみ稼働される。この小型圧縮機34から吐出される冷媒は、熱源側ユニット5の圧縮機1から吐出される冷媒と同一組成である。
【0024】
切替弁33の操作により、小型圧縮機34からの高圧ガス冷媒がサージタンク24Aまたは24B内に圧送され、貯溜された液冷媒が利用側熱交換器9へ圧送されるように構成される。
【0025】
小型圧縮機34の吸込口には冷媒管29と冷媒管32とを介してサージタンク24Aまたは24B内のどちらか一方が冷媒液で満たされたことを検知できる液検知タンク35が配設されている。この液検知タンク35には例えばフロートセンサ等のセンサ36が内蔵され、サージタンク24内の冷媒液が満たされると、この冷媒液が液検知タンク35に流入して液位が上がりタンク35が満たされて検知できるようになっている。
【0026】
制御装置38は、この検知された情報を取り込み、サージタンク24A、24B内のどちらか一方が冷媒液で満たされたことを受けて切替弁33の切り替えを行うものである。
【0027】
すなわち、切替弁33がA側流路とされているときには、サージタンク24A内に小型圧縮機34からの高圧ガス冷媒が流れ込み、サージタンク24Aに貯溜されたサージタンク24Aの液面レべルを押し下げる。サージタンク24Aに貯溜された液冷媒は利用側熱交換器9へ圧送され、ここで蒸発して冷房が行われる。利用側熱交換器9で蒸発した冷媒ガスは、氷蓄熱槽6に戻り冷媒管7内で凝縮してサージタンク24Bに液冷媒として再び貯溜される。サージタンク24Bでは冷媒ガスが小型圧縮機34に吸い込まれているので、冷媒液が溜りサージタンク24B内がほぼ満液になると、冷媒液が流出し液検知タンク35に流入する。液検知タンク35では内蔵されたセンサ36が動作し、サージタンク24Bが満液になったことが検知される。一般にはサージタンク24Aの冷媒液量とサージタンク24Bの冷媒液量との総和はほとんど変わらないので、一方のサージタンクが満液になると、他方のサージタンクには冷媒液が存在しないかまたはほとんど存在しない状態と判断され、制御装置38は液検知タンク35のセンサ36の動作に応じて、切替弁33で冷媒の流れを切り替える。これにより、小型圧縮機34からの冷媒ガスの流れが切り替わり今度は満液になった方のサージタンク(サージタンク24Aまたは24B)の液冷媒が利用側熱交換器9へ供給される。
【0028】
次に、空気調和装置10の氷蓄熱運転、放冷冷房運転、通常冷房運転を説明する。
【0029】
[A]氷蓄熱運転
空気調和装置10の氷蓄熱運転は、例えば、夜間10時から翌朝8時までの深夜電力の時間帯に、熱源側熱交換器2で凝縮された液冷媒を氷蓄熱槽6の冷媒管7内で蒸発させて、氷蓄熱槽6内に氷を作る運転である。
【0030】
この場合には、電動膨張弁13が閉弁され、第1開閉弁16、第2開閉弁18、第3開閉弁22及び電動膨張弁20が開弁操作される。
【0031】
この状態で、熱源側ユニット5の圧縮機1が稼働されると、この圧縮機1から吐出されたガス冷媒は、熱源側熱交換器2にて凝縮され、電動膨張弁12及び20を経て減圧され、氷蓄熱槽6の冷媒管内へ流入する。この冷媒管7内に流入した冷媒は蒸発して、冷媒管7の外周に氷を付着した状態で形成する。その後、氷蓄熱槽6の冷媒管7内のガス冷媒は冷媒管21及び冷媒管17を経て四方弁3へ至り、圧縮機1に戻される。
【0032】
[B]放冷冷房運転
空気調和装置10の放冷冷房運転は、例えば、気温が上昇する昼間の時間帯に、氷蓄熱槽6の冷媒管7内で氷の冷熱により液化されてサージタンク24A、24B内に貯溜された液冷媒を、利用側熱交換器9へ供給するようにして行われる。
【0033】
この場合には、第1開閉弁16、第2開閉弁18及び電動膨張弁20が閉弁され、電動膨張弁13及び第3開閉弁22が開弁操作される。また、熱源側ユニット5の圧縮機1は、停止状態にある。
【0034】
この状態で、小型圧縮機34が稼働され、液検知タンク35の液検知信号に基づき、制御装置38が切替弁33をA側流路とB側流路とに交互に切り替える。例えば、液検知タンク35のセンサ36が冷媒液を検知したときに、制御装置38は、切替弁33をB側流路からA側流路として、小型圧縮機34から吐出された高圧ガス冷媒を、冷媒管28及び冷媒管30を経てサージタンク24A内へ導く。これにより、このサージタンク24A内の貯溜液冷媒が流出側逆止弁27A、冷媒管25、冷媒管15を経て利用側熱交換器9内へ供給する。サージタンク24A内に貯溜された液冷媒は、氷蓄熱槽6の冷媒管7内を通り、氷蓄熱槽6内の氷に蓄熱された冷熱により凝縮された液冷媒であるため、利用側熱交換器9内で蒸発することにより、氷の冷熱の放熱(放冷)と冷媒の蒸発潜熱とにより室内を冷房することができる。
【0035】
利用側熱交換器9にて蒸発したガス冷媒は、第3開閉弁22及び冷媒管21を経て氷蓄熱槽6の冷媒管7内へ流入し、前述の如く、氷蓄熱槽6内の氷により凝縮して液冷媒となって、流入側逆止弁26Bを経てサージタンク24B内へ流入する。
【0036】
この時、サージタンク24A内が高圧であるため、氷蓄熱槽6の冷媒管7内の液冷媒は、サージタンク24A内へ流れることなくサージタンク24B内へ流れる。同様に、サージタンク24B内がサージタンク24Aに比べて低圧であるため、サージタンク24B内の貯溜冷媒が流出側逆止弁27Bを経て利用側熱交換器9側へ流出することもない。
【0037】
次に、液検知タンク35のセンサ36が冷媒液を検知した時に、制御装置38は、切替弁33をB側流路として、小型圧縮機34から吐出された高圧ガス冷媒を、冷媒管28及び冷媒管31を経てサージタンク24B内へ導く。すると、サージタンク24Bに貯溜された液冷媒が、流出側逆止弁27B、冷媒管25、冷媒管15及び電動膨張弁13を経て利用側熱交換器9へ流入し蒸発して、前述と同様に、放冷及び蒸発潜熱により室内を冷房する。この利用側熱交換器9からのガス冷媒は、冷媒管39及び第3開閉弁22を経て氷蓄熱槽6の冷媒管7内で氷の冷熱により凝縮されて液冷媒となり、冷媒管23及び流入側逆止弁26Aを経てサージタンク24A内へ流入する。
【0038】
制御装置38は、液検知タンク35のセンサ36が冷媒液を検知したときに切替弁33を切り替え、例えば、A側流路とし、次に液検知タンク35の液検知センサ36が冷媒液を検知したときに切替弁33をB側流路とする。初めに運転停止時の切替弁33の位置から運転を行い、液検知タンク35のセンサ36が冷媒液を検知したときに切替弁33を切り替える。前述の動作を繰り返し、放冷冷房運転を継続させる。
【0039】
[C]通常冷房運転
空気調和装置10の通常冷房運転は、氷蓄熱槽6内の氷に蓄熱された冷熱を利用しないで実施される冷房運転であり、電動膨張弁20及び第3開閉弁22が閉弁され、第1開閉弁16、第2開閉弁18並びに電動膨張弁12及び13が開弁操作される。
【0040】
この状態で、圧縮機1が稼働されると、この圧縮機1から吐出されたガス冷媒は、熱源側熱交換器2にて凝縮され、電動膨張弁12、冷媒管37及び電動膨張弁13を経て利用側熱交換器9へ流入し、この利用側熱交換器9にて蒸発して、蒸発潜熱により室内を冷房した後、冷媒管17及び四方弁3を経て圧縮機1へ戻される。
【0041】
前記実施の形態の空気調和装置10は、前述のように構成されたことから、次のような効果を奏する。
【0042】
▲1▼液検知タンク35のセンサ36を用いて、サージタンク24A、24Bから流出する冷媒液を検知することにより、サージタンク24A、24B内のどちらかに液冷媒が満たされたことを判定できる。液検知タンク35に冷媒液が流入したときに、一方のサージタンク(サージタンク24A又は24B)に液冷媒が満たされた、または満たされた直後であると判断して、他方のサージタンク(サージタンク24B又は24A)から利用側熱交換器9へ直ちに液冷媒を圧送する。この結果、サージタンク24A、24B内の液冷媒を滞ることなく連続的に、かつ確実に利用側熱交換器9へ圧送でき、従って、氷蓄熱槽6内の氷の冷熱を利用した放冷冷房運転を良好に実施できる。
【0043】
▲2▼冷媒液を検知するセンサ36をそれぞれのサージタンクに1個ずつ設置することなく、センサ1個を共通に使用してサージタンク24Aまたは24B内の液冷媒の満液状態を検知するすることから、切替制御系が簡単になり、性能の安定した放冷冷房運転が可能になる。
【0044】
以上、一実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0045】
例えば、前記実施の形態では、流入側逆止弁26A、26B、流出側逆止弁27A、27Bを流入側開閉弁39A、39B、流出側開閉弁40A、40Bにそれぞれ置き替えてもよい。この場合、これら流入側開閉弁39A、39B、流出側開閉弁40A及び40Bは、氷蓄熱運転及び通常冷房運転時には全て閉弁される。更に、放冷冷房運転時には、流入側開閉弁39A及び流出側開閉弁40Bが連動して開閉し、流入側開閉弁39B及び流出側開閉弁40Aが連動して、流入側開閉弁39A及び流出側開閉弁40Bとは逆に開閉操作する。更に、サージタンク24A、24Bは3個以上あってもよい。
【0046】
また、冷媒液を検知する液検知タンク35を小型圧縮機34のアキュームレータとして兼用しても良く、あるいはアキュームレータに冷媒液を検知するセンサ36を取り付けても良い。
【0047】
【発明の効果】
以上のように、氷蓄熱槽内の冷媒管と利用側熱交換器との間に、冷媒を貯溜する複数のサージタンクが並列状態で配設され、氷蓄熱槽内の冷媒管内で凝縮された液冷媒がサージタンク内に貯留されて、これらのサージタンク内へ交互に供給される高圧ガス冷媒により利用側熱交換器へ圧送するように構成され、高圧ガス冷媒のサージタンク内への交互の供給が、サージタンク内から流出する冷媒液を検知することに基づき切替弁の切替により切り替えられることから、一方のサージタンク内の液冷媒が満液になった時、直ちに、満液のサージタンクから利用側熱交換器へ液冷媒を圧送することができるので、氷蓄熱槽内の氷の冷熱を利用した冷房運転を良好に実施できる。
【0048】
また、一方のサージタンク内が液冷媒で満液になった時に、切替弁が切り替わるので、サージタンク内の液冷媒が十分満たされる前に切り替えられることなく切替の間隔時間を十分長くとることができ安定した放冷冷房運転が行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る氷蓄熱槽を備えた空気調和装置の一実施の形態を示す構成図である。
【図2】従来の氷蓄熱槽を備えた空気調和装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 圧縮機
2 熱源側熱交換器
5 熱源側ユニット
6 氷蓄熱槽
8 氷蓄熱ユニット
9 利用側熱交換器
10 空気調和装置
24A、24B サージタンク
33 切替弁
34 小型圧縮機
38 制御装置
Claims (1)
- 圧縮機及び熱源側熱交換器を備えた熱源側ユニットと、氷蓄熱槽内に生成する氷を用い蓄熱する機器並びに液冷媒を貯える複数のサージタンク及び小型圧縮機等を備えた氷蓄熱ユニットと、利用側熱交換器とを組み合わせて、少なくとも蓄熱運転または冷房運転をするようにした空気調和装置において、熱源側ユニットの圧縮機よりも容量の小さな小型圧縮機と、切替弁と、サージタンクと、利用側熱交換器と、氷蓄熱槽と、を冷媒管で接続して氷蓄熱利用の冷凍サイクルを構成し、小型圧縮機の吸込側に液面センサを設けると共に、この液面センサで小型圧縮機の吸込側に接続されたサージタンクの液状態を検知し、液冷媒の多いサージタンクを小型圧縮機の吐出側、液冷媒の少ないサージタンクを小型圧縮機の吸込側に接続されるように氷蓄熱利用の冷凍サイクル中の流れを切り替える切替弁を備え、この切替弁はいずれか1つのサージタンクが満液になったことをセンサが検知した際切り替えられることを特徴とする氷蓄熱槽を備えた空気調和装置。
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