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JP4269766B2 - 記録装置及び記録ヘッド - Google Patents
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JP4269766B2 - 記録装置及び記録ヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロントローラとリアローラとの間にプラテン、及びこれに対向した記録ヘッドを有し、この記録ヘッドと横並びに用紙検出センサを備えた記録装置及び記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来の記録装置を示す(特許文献1)。この記録装置は、いわゆるパスブック型のドットインパクトプリンタであり、磁気ヘッド100が磁気記録媒体(例えば磁気ストライプ)に磁気情報を記録し再生する磁気記録再生装置101を有し、また、記録ワイヤの突出動作によって記録ヘッド102が、上記磁気ストライプを備えた画像記録媒体(例えば通帳等の記録用紙)に文字等を含む画像を記録する。より詳細には、フロントローラ103とリアローラ104との間にプラテン105、及びこれに対向した上記記録ヘッド102を有し、この記録ヘッド102のリアローラ104側には横並びに用紙検出センサ106を備え、リアローラ104側には、先端部107Aが記録ヘッド102側に延出して、当該記録ヘッド102を通過した、通帳及び複写紙を含む記録用紙の先端を、リアローラ104に案内する案内部材107を備えて構成される。
【0003】
このようなプリンタは主に金融機関等で使用されており、通帳の他、一枚紙や複写紙等に対しても画像を記録することができる。
【0004】
ところで、このドットインパクトプリンタを用いて、例えば、通帳の見開き頁間に跨って画像を記録する場合等、記録ヘッド102は、見開き頁間の段差を乗り越えて走査される。この段差間の乗り移りを円滑にするため、従来、通帳(以下、記録用紙という。)上を転動する転動ローラ108が記録ヘッド102に設けられる。この構成のプリンタでは、記録用紙を挿入する場合、まず、記録ヘッド102を支持するキャリッジ109を走査して、記録ヘッド102を記録用紙挿入領域から外れた位置に退避させておき、所定の位置まで記録用紙が挿入された後、当該キャリッジ109を走査して、記録ヘッド102による画像の記録を開始する手順が一般的である。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−297798号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のように、記録ヘッドを記録用紙挿入領域から外れた位置に退避させておいて、記録用紙を挿入するとなると、図7に示すように、その挿入領域Xには記録ヘッド102がないわけであるから、フロントローラ103を乗り越えた記録用紙の先端Aを、リアローラ104側に案内することが困難になる。従来の案内部材107は、記録ヘッド102、及びこれと横並びに設けられた用紙検出センサ106の下流側に配置されるため、この案内部材107の先端部107Aは、記録ヘッド102からかなり離れた位置にある。
【0007】
図7に示すように、記録用紙の先端Aが大きくカールした場合等、この先端Aを、リアローラ104側に正確に案内するとなると、図8に示すように、案内部材107の先端部107Aの高さHは、可能な限り高い方がよく、記録ヘッド102から離れる距離Lは、可能な限り小さい方がよい。
【0008】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、記録用紙の先端が大きくカールした場合等であっても、この先端を、リアローラ側に正確に案内することができる記録装置及び記録ヘッドを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、記録用紙を搬送するフロントローラとリアローラとの間に前記記録用紙を支持するプラテン、及びこれに対向した記録ヘッドを有し、この記録ヘッドのリアローラ側には横並びに前記記録用紙が挿入されたかを検出する用紙検出センサを備え、前記リアローラの近傍には先端部が記録ヘッド側に延出して、当該記録ヘッドを通過した、通帳及び複写紙を含む記録用紙の先端を、リアローラに案内する案内部材を備えた記録装置において、前記用紙検出センサが、前記記録ヘッド、或いは当該記録ヘッドを支持するキャリッジに片持ち支持され、この片持ち支持により形成された空所内に、前記案内部材の先端部を延出させてこの先端部を用紙搬送方向と直交する面内で、前記用紙検出センサとオーバーラップさせたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項記載の発明は、請求項記載のものにおいて、前記キャリッジを走査させる場合、前記用紙検出センサが、前記案内部材の先端部と記録用紙との間を移動することを特徴とするものである。
【0013】
請求項記載の発明は、請求項1または2記載のものにおいて、前記記録ヘッドを記録用紙挿入領域から外れた位置に退避させておき、この状態で記録用紙を挿入することを特徴とする。
【0014】
請求項記載の発明は、複数の記録ワイヤと横並びに用紙検出センサを備え、この用紙検出センサが、記録ヘッドに片持ち支持され、この片持ち支持により形成された空所内に、当該記録ヘッドを通過した、通帳及び複写紙を含む記録用紙の先端をリアローラに案内する案内部材の先端部を、延出可能としたことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0016】
図1は、磁気記録再生装置を備えたパスブック型のドットインパクトプリンタを示す全体斜視図、図2は、図1のプリンタを示す側断面図である。
【0017】
これらの図1及び図2に示す記録装置としてのプリンタ10は、記録ヘッド12(図2)の多数の記録ワイヤを、インクリボン(図示せず)を介して画像記録用紙に打ち付けてドットを記録することにより、文字を含む画像を記録するパスブック型のドットインパクトプリンタであり、磁気記録再生装置11を一体に装備している。上記画像記録用紙は、通常、金融機関等で使用されている通帳や複写紙、一枚紙等であり、この通帳に貼着された磁気記録用紙としての磁気ストライプに、上記磁気記録再生装置11が磁気情報を記録し、または、この記録された磁気情報を読み取って再生する。
【0018】
プリンタ10は、図1及び図2に示すように、左サイドフレーム13、右サイドフレーム14及びベースフレームを備えた本体フレームに、キャリッジ15、上記記録ヘッド12、搬送装置(フロントローラ、リアローラ)、上記磁気記録再生装置11、及び制御装置としての制御基板部を有して構成される。
【0019】
上記搬送装置は、図2に示すように、フロントローラFR、リアローラRRからなり、フロントローラFRは、上下一対の駆動ローラ17A及び従動ローラ18Aで構成され、リアローラRRは、同じく上下一対の駆動ローラ17B及び従動ローラ18Bで構成され、これらは記録ヘッド12の上流側と下流側に一組づつ配置され、これら二組の駆動ローラ17及び従動ローラ18が、搬送案内19に載置された記録用紙等を挟持して、この記録用紙等を副走査方向(矢印A方向)に搬送する。なお、従動ローラ18は、駆動ローラ17と同様に駆動ローラであってもよい。
【0020】
リアローラRRの従動ローラ18B側には、先端部29Aが記録ヘッド12側に延出して、当該記録ヘッド12を通過した、通帳及び複写紙を含む記録用紙の先端を、リアローラRRに案内する案内部材29が設けられる。
【0021】
上記キャリッジ15は記録ヘッド12を搭載し、この記録ヘッド12を、プラテン49に沿って主走査方向(矢印Aと直交する方向)右向きまたは左向きに走行させる。この主走査方向は、搬送装置による記録用紙等の搬送方向(副走査方向)と直交する方向である。
【0022】
上記プラテン49は、付勢ばね(図示せず)を用いて、記録ヘッド12に対し接離する方向に移動自在に弾性支持される。これにより、記録ヘッド12とプラテン49との間に厚さの異なる通帳等が搬送された時に、プラテン49が通帳等の厚さ方向で、記録ヘッド12から離れる向きに移動して、記録ヘッド12と記録用紙等の表面(印字面)との間に一定のプラテンギャップが確保される。
【0023】
上記記録ヘッド12は多数の記録ワイヤ(図示せず)を備え、これらの記録ワイヤの突出方向前方で、記録ヘッド12とプラテン49との間にインクリボン(図示せず)が位置する。この記録ヘッド12は、キャリッジと共に主走査方向に走行する間に、記録ワイヤを突出させてインクリボンに打ち当て、このインクリボンのインクを、記録ヘッド12の下方に位置する記録用紙等に付着させて、この記録用紙等に文字を含む画像を記録する。
【0024】
ところで、このドットインパクトプリンタ10を用いて、例えば、通帳の見開き頁間に跨って画像を記録する場合がある。この場合、通帳は、見開いた状態で、例えば、通帳先端側からドットインパクトプリンタ10に対し、矢印A方向(図2)に挿入される。そして、通帳の見開き頁間に跨って画像を記録する場合、記録ヘッド12は、見開き頁間の段差を乗り越えて走査される。この段差間の乗り移りを円滑にするため、通帳上を転動する転動ローラ31が記録ヘッド12に設けられている。この構成のプリンタでは、通帳等の記録用紙を挿入する場合、当該記録用紙のジャムリを防止するため、まず、記録ヘッド12を支持するキャリッジ15を走査して、記録ヘッド12を記録用紙挿入領域から外れた位置に退避させておき、所定の位置まで記録用紙が挿入された後、当該キャリッジ15を走査して、記録ヘッド12による画像の記録を開始する。45は記録用紙を整列させるシャッターである。
【0025】
所定の位置まで記録用紙が挿入される場合、この記録用紙は、図2に示すフィルム33を押し退けるようにして挿入される。従って、所定の位置では、記録用紙の上に当該フィルム33が乗り、このフィルム33の上を、段差間の乗り移りを円滑にするための、上述した転動ローラ31が転動する。これによれば、転動ローラ31は、フィルム33を介して記録用紙の記帳面に接触するため、当該記録用紙の記帳面が凹んだり、或いは汚れることがない。
【0026】
図3は、キャリッジ15に搭載された記録ヘッド12を示す断面図である。この記録ヘッド12のリアローラ17B側には、ノーズ12Aと横並びに反射光により記録用紙の端を検出する用紙検出センサ35が設けられている。
【0027】
図4Aは記録ヘッド12をノーズ12A側から見て示す斜視図、図4Bは図4AのB−B断面図、図4Cは図4AのC−C断面図である。
【0028】
この用紙検出センサ35は、図4A〜図4Cに示すように、記録ヘッド12から一体的に延びる支持部12Bに対し、いわゆる片持ち式に支持されており、この用紙検出センサ35の上面(図4Aでは上下が反転している。)35Aと、キャリッジ15の下面(図4Aでは上下が反転している。)15Aとの間には、適当な大きさの空所37が形成されている。
【0029】
この空所37内には、図3に示すように、上述した案内部材29の先端部29Aが延出し、この案内部材29の先端部29Aは、用紙搬送方向と直交する面内で、用紙検出センサ35とオーバーラップしている。
【0030】
つぎに、実施形態の動作を説明する。
【0031】
このプリンタ10では、上述したように、記録用紙を挿入する場合、まず、記録ヘッド12を支持するキャリッジ15を走査して、記録ヘッド12を記録用紙挿入領域から外れた位置に退避させる。この退避した状態では、図5に示すように、その挿入領域Xに記録ヘッド12が存在しない。
【0032】
ついで、プリンタ10に記録用紙を挿入する。この場合、記録用紙は、フロントローラFRを介して搬送されるが、この記録用紙の先端Aは、一般にカールしている場合があり、このカールが大きくなると、記録用紙の先端Aが、案内部材29の先端部29Aに届かないで、それを乗り越える恐れがある。
【0033】
本実施形態では、用紙検出センサ35の上面35Aと、キャリッジ15の下面15Aとの間に空所37が形成され、この空所37内に、上述した案内部材29の先端部29Aが延出されている。すなわち、この案内部材29の先端部29Aは、用紙搬送方向と直交する面内で、用紙検出センサ35とオーバーラップするほどに大きく延出されている。このため、図5において、先端部29Aの高さHを、従来のもの(図8)と比較して高く設定でき、記録ヘッド12から離れる距離Lを、従来のもの(図8)と比較して小さく設定できるため、かなり大きなカールをした通帳等の記録用紙であっても、図5に示すように、記録用紙の先端Aを確実に捉えて、リアローラRRにほぼ正確に案内することができる。
【0034】
つぎに、所定の位置まで記録用紙が挿入された場合、キャリッジ15が走査されて、記録ヘッド12による画像の記録が開始される。この場合、この記録用紙の上にはフィルム33が乗り、このフィルム33の上を、段差間の乗り移りを円滑にするための、上述した転動ローラ31が転動する。このキャリッジ15の走査の過程で、用紙検出センサ35は、当該センサ35に対向する記録用紙の端を検出するために、案内部材29の先端部29Aの記録用紙側、すなわち、案内部材29の先端部29Aと記録用紙との間を移動する。
【0035】
別の実施形態として、案内部材29の先端部29Aを、透明材料製の部材で形成すれば、用紙検出センサ35の位置を、図3中で上方にずらし、この位置をずらした用紙検出センサ35の下方に、用紙搬送方向と直交する面内で、用紙検出センサ35とオーバーラップするように、案内部材29の先端部29Aを延出させることは可能である。この場合、用紙検出センサ35は、透明材料製の部材を介して反射する光を受光して、記録用紙を検出する。
【0036】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、用紙検出センサ35は、記録ヘッド12に固定されていたが、これに限定されず、当該記録ヘッド12を支持するキャリッジ15に固定する構成としてもよい。また、パスブック型ドットインパクトプリンタに限定されず、一般の記録装置に適用可能なことは云うまでもない。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、記録用紙の先端が大きくカールした場合であっても、この先端を、リアローラ側に正確に案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る、磁気記録再生装置を備えたパスブック型ドットインパクトプリンタを示す全体斜視図である。
【図2】図1のプリンタを示す側断面図である。
【図3】記録ヘッドを搭載したキャリッジを示す断面図である。
【図4】Aは本実施形態に係る記録ヘッドを示す斜視図、BはAのB−B断面図、CはAのC−C断面図である。
【図5】カールした記録用紙を案内部材によって案内する手順を説明するための、フロントローラ、リアローラを示す断面図である。
【図6】従来のパスブック型ドットインパクトプリンタを示す全体斜視図である。
【図7】従来の図5相当図である。
【図8】同じく従来の図5相当図である。
【符号の説明】
10 プリンタ(記録装置)
11 磁気記録再生装置
12 記録ヘッド
29 案内部材
29A 先端部
33 フィルム
31 転動ローラ
35 用紙検出センサ
37 空所
49 プラテン
FR フロントローラ
RR リアローラ

Claims (4)

  1. 記録用紙を搬送するフロントローラとリアローラとの間に前記記録用紙を支持するプラテン、及びこれに対向した記録ヘッドを有し、この記録ヘッドのリアローラ側には横並びに前記記録用紙が挿入されたかを検出する用紙検出センサを備え、前記リアローラの近傍には先端部が記録ヘッド側に延出して、当該記録ヘッドを通過した、通帳及び複写紙を含む記録用紙の先端を、リアローラに案内する案内部材を備えた記録装置において、前記用紙検出センサが、前記記録ヘッド、或いは当該記録ヘッドを支持するキャリッジに片持ち支持され、この片持ち支持により形成された空所内に、前記案内部材の先端部を延出させてこの先端部を用紙搬送方向と直交する面内で、前記用紙検出センサとオーバーラップさせたことを特徴とする記録装置。
  2. 前記キャリッジを走査させる場合、前記用紙検出センサが、前記案内部材の先端部と記録用紙との間を移動することを特徴とする請求項記載の記録装置。
  3. 前記記録ヘッドを記録用紙挿入領域から外れた位置に退避させておき、この状態で記録用紙を挿入することを特徴とする請求項1または2記載の記録装置。
  4. 複数の記録ワイヤと横並びに用紙検出センサを備え、この用紙検出センサが、記録ヘッドに片持ち支持され、この片持ち支持により形成された空所内に、当該記録ヘッドを通過した、通帳及び複写紙を含む記録用紙の先端をリアローラに案内する案内部材の先端部を、延出可能としたことを特徴とする記録ヘッド。
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