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JP4270293B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents
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JP4270293B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

本発明は、圧電アクチュエータに駆動される加圧ピストンの移動により圧力制御室の制御圧を増減させてニードルの開閉動作を制御する燃料噴射弁に関する。
従来、燃料噴射弁では、アクチュエータとして電磁弁を用いたものが一般的であるが、大流量、高応答を実現するために、発生力が大きく、且つ、応答性の高い圧電アクチュエータを用いた燃料噴射弁が提案されている。
例えば、特許文献1に示される燃料噴射弁は、図5に示す様に、電圧が印加されて変位を生じる圧電アクチュエータ100と、この圧電アクチュエータ100に駆動される加圧ピストン110と、この加圧ピストン110の外周を摺動自在に保持する外側スリーブ120と、加圧ピストン110の移動に応じて内部圧(油圧)が増減する圧力制御室130と、弁ボディ140の内部に摺動自在に保持されて、噴孔150を開閉するニードル160等より構成される。
圧力制御室130は、加圧ピストン110と、外側スリーブ120、ニードル160、および弁ボディ140とで液密に区画されており、圧電アクチュエータ100に電圧が印加されて加圧ピストン110が図示下方へ押し下げられると、圧力制御室130の容積が低減して内部圧が上昇する。
この圧力制御室130の内部圧は、ニードル160に形成された受圧面161に作用してニードル160を開弁方向(図示上方)へ付勢する開弁力として働き、ニードル160を閉弁方向へ付勢する閉弁力(スプリング170の反力)より開弁力が上回ると、ニードル160がリフトして噴孔150を開くことにより、弁ボディ140の内部に供給された高圧燃料が噴孔150よりエンジンの燃焼室180に噴射される。
国際公開第2005/075811号パンフレット
ところが、上記の燃料噴射弁は、ニードル160の開弁リフト位置を規制するストッパ機構がなく、圧電アクチュエータ100の変位量によってニードル160のリフト量が決まるため、圧電アクチュエータ100の変位バラツキにより噴射量が安定しないという問題があった。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、ニードルの開弁リフト位置を規制するストッパ機構を設けることにより、安定した噴射量を得ることができる燃料噴射弁を提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明は、電圧が印加されて変位を生じる圧電アクチュエータと、この圧電アクチュエータの変位に応じて軸方向に移動する加圧ピストンと、この加圧ピストンの移動に伴って軸方向に移動する筒状の可動スリーブと、先端部に高圧流体を噴射するための噴孔を有する弁ボディと、この弁ボディ内に摺動可能に保持されて噴孔を開閉するニードルと、このニードルの開閉動作に係わる制御圧を蓄えると共に、可動スリーブの移動によって制御圧が増減する圧力制御室と、ニードルの開弁リフト位置を規制するリフト規制手段とを備え、圧力制御室の制御圧を増減させてニードルの開閉動作を制御する燃料噴射弁であって、加圧ピストンは、圧電アクチュエータの変位を受けるヘッド部と、このヘッド部の動きを可動スリーブに伝達する伝達部とを有し、ニードルは、可動スリーブの内周に摺動自在に嵌合するニードル頭部を有し、リフト規制手段は、ニードル頭部の軸方向端面と加圧ピストンのヘッド部との間に配置される1枚のプレート部材から成り、そのプレート部材には、加圧ピストンの伝達部を遊挿する孔部が形成されると共に、ニードルが所定量リフトした時に、ニードル頭部の軸方向端面が当接するストッパ面が設けられていることを特徴とする。
上記の構成によれば、ニードルが噴孔を開く開弁リフト時に、ニードル頭部の軸方向端面がリフト規制手段のストッパ面に当接することで、ニードルの開弁リフト位置が規制される。その結果、圧電アクチュエータの変位バラツキに係わりなく、安定した噴射量を得ることができる。
また、リフト規制部材は、1枚のプレート部材から成り、そのプレート部材には、加圧ピストンの伝達部を遊挿する孔部が形成されているので、プレート部材が加圧ピストンの動きに干渉することはなく、ニードル頭部の軸方向端面と加圧ピストンのヘッド部との間に1枚のプレート部材を効果的に配置できる。これにより、リフト規制部材を新たに設けることによる燃料噴射弁の体格アップを抑制できる。
なお、「遊挿」とは、プレート部材の孔部に加圧ピストンの伝達部が隙間を有して挿通されている状態(空間的に余裕のある状態)を言う。
(請求項2の発明)
請求項1に記載した燃料噴射弁において、ニードルは、ニードル頭部が円筒形状に設けられて、その円筒内部を高圧流体が流れる流体通路を形成し、加圧ピストンは、ヘッド部に対し伝達部が周方向等間隔に複数設けられ、プレート部材には、径方向の中央部に高圧流体が通過でき、且つ、前記流体通路と連通する流路孔が形成されると共に、その流路孔の周囲にストッパ面がリング状に設けられ、且つ、ストッパ面の周囲に孔部が周方向等間隔に複数形成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、ニードル頭部が円筒形状に設けられて、その内部に流体通路が形成されるので、ニードル頭部の軸方向端面がリング形状となる。このため、プレート部材に設けられるストッパ面をリング状に形成して、そのストッパ面の内周側に流路孔を形成し、ストッパ面の周囲に複数の孔部を周方向等間隔に配置できる。これにより、1枚のプレート部材の面領域を多機能に使い分けることができる。
(請求項3の発明)
請求項2に記載した燃料噴射弁において、プレート部材に対してニードルを閉弁方向(噴孔を閉じる方向)へ付勢するスプリングを有し、プレート部材は、ストッパ面の表面部位を段差状に窪ませたその底面が、スプリングの端部を受ける座面として形成されたスプリング座面を有していることを特徴とする。
この場合、ストッパ面と流路孔との間にスプリング座面を効率的に形成できるので、1枚のプレート部材の面領域をより多機能に使い分けることができる。
また、スプリング座面をストッパ面より低く形成する、つまり、ストッパ面に対してスプリング座面が段差状に窪んでいるので、スプリング座面に係止されるスプリングの端部を確実に保持できる。
(請求項4の発明)
請求項1〜3に記載した何れかの燃料噴射弁において、弁ボディは、可動スリーブの外周を保持する円筒壁部を有し、プレート部材は、径方向の周縁部における板厚方向の一方の面が、円筒壁部の軸方向端面に当接して組み付けられ、且つ、一方の面とストッパ面とが段差の無い面一の平面状に形成されていることを特徴とする。
この場合、一方の面とストッパ面を研磨する際に、両者間に段差が無いので、一方の面とストッパ面を精度良く仕上げることができる。
(請求項5の発明)
請求項4に記載した燃料噴射弁において、プレート部材は、ストッパ面から一方の面まで板厚が同一の厚さに設けられていることを特徴とする。
この場合、一方の面とストッパ面を研磨する際に、両者間に段差が無いので、一方の面とストッパ面を精度良く仕上げることができる。また、ストッパ面を一方の面と同一面に形成できるので、ニードルの開弁リフト位置を精度良く規制できる。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1は燃料噴射弁の断面図である。
本実施例の燃料噴射弁1は、例えば、ディーゼル機関の各気筒に取り付けられて、コモンレール(図示せず)より供給される高圧燃料を筒内燃焼室に直接噴射する装置である。 この燃料噴射弁1は、図1に示す様に、弁ハウジング2、圧電アクチュエータ3、加圧ピストン4、可動スリーブ5、弁ボディ6、ニードル7、内側スリーブ8、リフト規制手段(後述する)等より構成される。
弁ハウジング2は、弁ボディ6との間に密閉された内部空間を形成すると共に、燃料配管(図示せず)を介してコモンレールに接続される燃料入口2aが設けられ、この燃料入口2aより流入する高圧燃料によって内部空間が満たされている。
圧電アクチュエータ3は、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等の圧電セラミック層と電極層とを交互に積層したコンデンサ構造を有する一般的なもので、電圧が印加されると積層方向に伸張する。この圧電アクチュエータ3は、弁ハウジング2の内部空間に配置され、積層方向の一端側(図示上側)が弁ハウジング2に固定されている。
加圧ピストン4は、弁ハウジング2の内部空間において圧電アクチュエータ3の他端側に接触して配置され、圧電アクチュエータ3の変位に応じて軸方向(図示上下方向)に移動する。この加圧ピストン4は、圧電アクチュエータ3の変位を受けるヘッド部4aと、このヘッド部4aの動きを可動スリーブ5に伝達する伝達部4bとで構成される。
ヘッド部4aには、加圧ピストン4の内側と外側とを連通して高圧燃料が通過できる連通路4cが形成されている。
伝達部4bは、ヘッド部4aの外周部において周方向等間隔に複数設けられ、ヘッド部4aから軸方向に延設されている。
可動スリーブ5は、弁ボディ6に設けられた円筒壁部6aの内周に摺動自在に挿入され、弁ボディ6との間に配設される弾性体9の反力によって加圧ピストン4の伝達部4bに押し付けられている。これにより、可動スリーブ5は、加圧ピストン4と一体に軸方向に可動する。また、加圧ピストン4は、可動スリーブ5を介して弾性体9の反力を受けることにより、ヘッド部4aが圧電アクチュエータ3の他端側に押し付けられている。
弁ボディ6は、弁ハウジング2の開口部の内周に挿入される円筒壁部6aと、ディーゼル機関の燃焼室に突き出るノズル部6bとが設けられ、リテーニングナット10によって弁ハウジング2に固定されている。また、弁ボディ6の内側には、円筒壁部6aとノズル部6bとの間に設けられる段差を利用して、ニードル7の開閉動作を制御するための圧力制御室11が形成されている。
ノズル部6bの先端には、燃料を噴射するための噴孔12が形成され、ノズル部6bの内部には、ニードル7を保持するガイド孔13が穿設されると共に、そのガイド孔13の先端部に円錐状のシート面14が形成されている。
ニードル7は、ガイド孔13に摺動自在に保持される中軸部7aと、この中軸部7aの一端側(反噴孔側)に設けられるニードル頭部7bと、中軸部7aの他端側に設けられる小径軸部7cとを有し、ニードル頭部7bから中軸部7aまで中空状に設けられて、その中空内部が燃料通路15として利用される。
ニードル頭部7bは、中軸部7aより外径が大きく形成され、可動スリーブ5の内周に摺動自在に保持されている。
小径軸部7cは、中軸部7aより外径が小さく形成され、小径軸部7cの外周とガイド孔13の内周との間に燃料溜まり16が形成されている。中軸部7aと小径軸部7cとの段差部には、上記の燃料通路15と燃料溜まり16とを連通する連通孔7dが形成されている。また、小径軸部7cの先端部には、ニードル7の閉弁時にノズル部6bのシート面14に着座するシート部7eが設けられている。
圧力制御室11は、弁ボディ6と可動スリーブ5とニードル7と内側スリーブ8とで区画された密閉空間であり、内部に高圧燃料が満たされている。この圧力制御室11は、可動スリーブ5の軸方向移動に応じて内部圧が増減し、その内部圧が、ニードル7の中軸部7aとニードル頭部7bとの間に設けられる段差(受圧面7fと呼ぶ)に作用して、ニードル7を開弁方向(図示上方)へ付勢する開弁力として働く。
内側スリーブ8は、ガイド孔13より反噴孔側(図示上方)へ突き出るニードル7の中軸部7aの外周に摺動自在に嵌合すると共に、可動スリーブ5との間に配設されるスプリング17に付勢されて、軸方向の先端部(図示下端部)が弁ボディ6の段差面に押し付けられている。この内側スリーブ8を中軸部7aの外周に配置することにより、圧力制御室11の容積を小さくコンパクトに形成きるので、ニードル7をリフトさせるために必要な開弁力(受圧面7fに作用する油圧力)を有効に得ることができる。
なお、内側スリーブ8の先端部には、最外径にエッジ部8aが形成され、このエッジ部8aが弁ボディ6の段差面に押し付けられている。
次に、本発明に係るリフト規制手段について説明する。
リフト規制手段は、ニードル頭部7bの軸方向端面(図1に示す上端面)と加圧ピストン4のヘッド部4aとの間に配置される1枚のプレート部材18から成る。このプレート部材18には、ニードル7が所定量リフトした時に、ニードル頭部7bの軸方向端面が当接するストッパ面18aと、加圧ピストン4の伝達部4bを遊挿する複数の孔部18bと、高圧燃料が通過できる流路孔18cと、ニードル7を閉弁方向へ付勢するスプリング19の端部を受けるスプリング座面18dとが形成されている(図2参照)。
ストッパ面18aは、ニードル頭部7bの端面形状がリング状であることから、それに対応してリング状に設けられている。
複数の孔部18bは、ストッパ面18aの周囲に周方向等間隔に形成されている。この孔部18bの形状は、伝達部4bの断面形状に合わせて形成される。つまり、伝達部4bの断面形状が円弧状の場合は、図2(a)、(b)に示す様に、孔部18bの形状も円弧状に形成され、伝達部4bの断面形状が円形の場合は、図2(c)、(d)に示す様に、孔部18bの形状も断面円形に形成される。
流路孔18cは、プレート部材18の径方向中央部に形成されている。この流路孔18cをプレート部材18に形成することにより、ニードル頭部7bの軸方向端面がストッパ面18aに当接した状態でも、ニードル7の内部に形成された燃料通路15がプレート部材18によって塞がれることはなく、流路孔18cを通じて燃料通路15へ高圧燃料が供給される。
スプリング座面18dは、ストッパ面18aと流路孔18cとの間にリング状に確保されている。このスプリング座面18dは、図1に示す様に、ストッパ面18aより低く形成されている。つまり、ストッパ面18aに対し凹んだ状態に形成されている。
スプリング19は、一方の端部がプレート部材18のスプリング座面18dに係止され、他方の端部がニードル頭部7bの内周に設けられた段差に係止されて、プレート部材18に対しニードル7を閉弁方向(図示下方向)へ付勢している。
このプレート部材18は、径方向の周縁部が、弁ボディ6の円筒壁部6aと、弁ハウジング2の内周に形成された段差との間に挟持されて、リテーニングナット10の締め付け力により固定されている。
また、プレート部材18は、弁ボディ6の円筒壁部6aの軸方向端面に当接する面、つまり、径方向の周縁部における板厚方向の一方の面(当接面18eと呼ぶ)と、ストッパ面18aとが段差の無い同一高さ(面一)に形成され、且つ、ストッパ面18aから当接面18eまで板厚が同一に設けられている。
次に、燃料噴射弁1の作動を説明する。
圧電アクチュエータ3に電圧が印加されていない時、つまり、圧電アクチュエータ3に変位が発生していない状態では、ニードル7に対する開弁力より閉弁力の方が上回っている。その結果、図3(a)に示す様に、ニードル7のシート部7eがノズル部6bのシート面14に着座して閉弁状態となっている。
圧電アクチュエータ3に電圧が印加されると、圧電アクチュエータ3に変位Xが発生し、その変位Xを受けて加圧ピストン4が図示下方へ押し下げられる。
加圧ピストン4の移動を受けて可動スリーブ5が図示下方へ移動すると、圧力制御室11の容積が減少して内部圧が上昇する。これにより、ニードル7の受圧面7fに掛かる油圧力(制御圧)がスプリング19による閉弁力を上回ると、ニードル7がリフトして燃料溜まり16と噴孔12との間が連通することにより、燃料溜まり16を通じて供給される高圧燃料が噴孔12よりディーゼル機関の燃焼室へ噴射される。この時、ニードル7の開弁リフト位置は、図3(b)に示す様に、ニードル頭部7bの軸方向端面がプレート部材18のストッパ面18aに当接して規制される。
その後、圧電アクチュエータ3への通電が停止されて変位が戻る(収縮する)と、弾性体9の反力で加圧ピストン4が可動スリーブ5と共に押し戻されるため、圧力制御室1116の容積が拡大して内部圧が減圧される。これにより、ニードル7の受圧面7fに掛かる油圧力が減少して、スプリング19による閉弁力より小さくなると、そのスプリング19の反力でニードル7が押し下げられ、ニードル7のシート部7eがノズル部6bのシート面14に着座して燃料溜まり16と噴孔12との間が遮断されることにより、噴射が終了する。
(実施例1の効果)
本実施例の燃料噴射弁1は、ニードル7が噴孔12を開く開弁リフト時に、ニードル頭部7bの軸方向端面がプレート部材18のストッパ面18aに当接することで、ニードル7の開弁リフト位置が規制される。その結果、圧電アクチュエータ3に変位バラツキが生じた場合でも、その変位バラツキに係わりなく、安定した噴射量を得ることができる。
また、プレート部材18は、ストッパ面18aを形成するだけでなく、加圧ピストン4の伝達部4bを遊挿する孔部18b、スプリング19の端部を受けるスプリング座面18d、および高圧燃料が通過できる流路孔18cを効率的に配置することにより、1枚のプレート部材18の面領域を多機能に使い分けることができる。これにより、リフト規制手段を新たに設けることによる燃料噴射弁1の体格アップを抑制できる。
さらに、プレート部材18に形成されたスプリング座面18dは、ストッパ面18aより低く形成され、ストッパ面18aとスプリング座面18dとの間に段差が形成されているので、スプリング座面18dに係止されるスプリング19の端部を安定して保持できる。
また、プレート部材18は、弁ボディ6の円筒壁部6aの軸方向端面に当接する当接面18eとストッパ面18aとが段差の無い同一高さ(面一)に形成されているので、当接面18e及びストッパ面18aを研磨する際に、当接面18e及びストッパ面18aを精度良く仕上げることができる。
図4は実施例2に示す燃料噴射弁1の断面図である。
本実施例の燃料噴射弁1は、図4に示す様に、弁ハウジング2と弁ボディ6との嵌合部にOリング等のシール部材20を配置した一例である。
実施例1に記載した構成では、弁ハウジング2の段差と弁ボディ6の円筒壁部6aの軸方向端面との間にプレート部材18の周縁部を挟み込んで、互いの金属面同士を密着させることにより燃料シールを実施しているため、リテーニングナット10の締め付け力(軸力)によってシール性を維持する必要がある。
これに対し、本実施例の構成では、シール部材20によって燃料シールを実施するので、実施例1の構成と比較してリテーニングナット10の締め付け力を小さくできる。その結果、リテーニングナット10の締め付けによる各部品の歪みが緩和でき、噴射特性のバラツキが抑制される。また、本実施例では、リテーニングナット10による固定方法ではなく、例えば、溶接による固定方法を採用することもできる。
(変形例)
実施例1及び実施例2に示す燃料噴射弁1は、中軸部7aの外周に内側スリーブ8を配置しているが、内側スリーブ8を廃止することもできる。
燃料噴射弁の断面図である(実施例1)。 プレート部材の平面図である(実施例1)。 (a)閉弁状態を示す燃料噴射弁の断面図、(b)開弁状態を示す燃料噴射弁の断面図である(実施例1)。 燃料噴射弁の断面図である(実施例2)。 従来技術を示す燃料噴射弁の断面図である。
符号の説明
1 燃料噴射弁
3 圧電アクチュエータ
4 加圧ピストン
4a 加圧ピストンのヘッド部
4b 加圧ピストンの伝達部
5 可動スリーブ
6 弁ボディ
6a 弁ボディの円筒壁部
7 ニードル
7b ニードル頭部
11 圧力制御室
12 噴孔
15 燃料通路(流体通路)
18 プレート部材(リフト規制手段)
18a ストッパ面
18b 孔部
18c 流路孔
18d スプリング座面
18e 当接面(一方の面)
19 スプリング

Claims (5)

  1. 電圧が印加されて変位を生じる圧電アクチュエータと、
    この圧電アクチュエータの変位に応じて軸方向に移動する加圧ピストンと、
    この加圧ピストンの移動に伴って軸方向に移動する筒状の可動スリーブと、
    先端部に高圧流体を噴射するための噴孔を有する弁ボディと、
    この弁ボディ内に摺動可能に保持されて前記噴孔を開閉するニードルと、
    このニードルの開閉動作に係わる制御圧を蓄えると共に、前記可動スリーブの移動によって制御圧が増減する圧力制御室と、
    前記ニードルの開弁リフト位置を規制するリフト規制手段とを備え、
    前記圧力制御室の制御圧を増減させて前記ニードルの開閉動作を制御する燃料噴射弁であって、
    前記加圧ピストンは、前記圧電アクチュエータの変位を受けるヘッド部と、このヘッド部の動きを前記可動スリーブに伝達する伝達部とを有し、
    前記ニードルは、前記可動スリーブの内周に摺動自在に嵌合するニードル頭部を有し、 前記リフト規制手段は、前記ニードル頭部の軸方向端面と前記加圧ピストンのヘッド部との間に配置される1枚のプレート部材から成り、そのプレート部材には、前記加圧ピストンの伝達部を遊挿する孔部が形成されると共に、前記ニードルが所定量リフトした時に、前記ニードル頭部の軸方向端面が当接するストッパ面が設けられていることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 請求項1に記載した燃料噴射弁において、
    前記ニードルは、前記ニードル頭部が円筒形状に設けられて、その円筒内部を高圧流体が流れる流体通路を形成し、
    前記加圧ピストンは、前記ヘッド部に対し前記伝達部が周方向等間隔に複数設けられ、 前記プレート部材には、径方向の中央部に高圧流体が通過でき、且つ、前記流体通路と連通する流路孔が形成されると共に、その流路孔の周囲に前記ストッパ面がリング状に設けられ、且つ、前記ストッパ面の周囲に前記孔部が周方向等間隔に複数形成されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  3. 請求項2に記載した燃料噴射弁において、
    前記プレート部材に対して前記ニードルを閉弁方向へ付勢するスプリングを有し、
    前記プレート部材は、前記ストッパ面の表面部位を段差状に窪ませたその底面が、前記スプリングの端部を受ける座面として形成されたスプリング座面を有していることを特徴とする燃料噴射弁。
  4. 請求項1〜3に記載した何れかの燃料噴射弁において、
    前記弁ボディは、前記可動スリーブの外周を保持する円筒壁部を有し、
    前記プレート部材は、径方向の周縁部における板厚方向の一方の面が、前記円筒壁部の軸方向端面に当接して組み付けられ、且つ、前記一方の面と前記ストッパ面とが段差の無い面一の平面状に形成されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  5. 請求項4に記載した燃料噴射弁において、
    前記プレート部材は、前記ストッパ面から前記一方の面まで板厚が同一の厚さに設けられていることを特徴とする燃料噴射弁。
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