JP4270643B2 - 音声記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声記録再生装置、詳しくは、外部振動体を利用して音声再生を行う音声記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マイクロホン等によって得られた音声信号をデジタル信号に変換して、例えば半導体メモリに記録しておき、再生時において、該半導体メモリからこの音声信号を読み出してアナログ信号に変換し、スピーカ等により音声として出力する、いわゆるデジタルレコーダと呼ばれているデジタル情報記録再生装置が開発されている。また、特開昭63−259700号公報には、上述したようなデジタル情報記録再生装置が開示されている。
【0003】
このようなデジタルレコーダは、近年、携帯性の利便を求めるべく益々小型軽量化の一途を辿っている。したがって装置筐体内にスピーカを内蔵することは小型化に逆行することとなり、音声再生は外部のイヤホン、スピーカ等によって実現されることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の如きスピーカを内蔵しないデジタルレコーダにおいては、音声再生は専ら外部のイヤホン等に頼るしかない。したがってイヤホン等を常に携帯しなければならず利便性が損なわると共に、音声再生の際はその度にイヤホン等を接続しなければならず、不便であった。
【0005】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、特別な音声再生手段を用いることなく、身近な振動体を音声再生手段として利用することができる、小型な音声記録再生装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明の第1の音声記録再生装置は、ペン型細長状の筐体を具備した音声記録再生装置であって、音声信号が記憶される書き換え可能な記憶媒体と、上記記憶媒体に記憶された音声信号に応じて振動する振動アクチュエータと、上記記憶媒体に記憶された音声信号に基づいて上記振動アクチュエータの振動を制御する振動アクチュエータ制御手段と、上記筐体の先端部に配置され、上記振動アクチュエータの振動を当該音声記録再生装置の外部振動体に伝達させる振動伝達手段と、上記振動伝達手段が外部振動体に押しつけられたことを検出するスイッチと、を具備し、上記振動アクチェータ制御手段は、上記スイッチの状態から上記振動伝達手段が外部振動体に押しつけられたことを検出すると、上記振動アクチュエータを音声信号に基づき振動させることを特徴とする。
【0007】
上記の目的を達成するために本発明の第2の音声記録再生装置は、上記第1、第2の音声記録再生装置において、音声入力手段を更に有し、上記音声入力手段から入力された音声信号を上記記憶媒体に記憶することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態である音声記録再生装置の電気的構成を示したブロック回路図であり、図2、図3はそれぞれ当該音声記録再生装置の外観を示した上面図、側面図である。
【0010】
本第1実施形態の音声記録再生装置は、図2、図3に示すように、その外観形状は、いわゆるペン型細長状の形態を呈している。そしてその筐体は、概略3つの本体部で構成され、当該音声記録再生装置の主たる構成部品(後述する)を内設し使用者が把持する部分となる略円筒形状を呈した第1本体部101と、同じく略円筒形状を呈し上記第1本体部101の一端側に着脱可能に接続される第2本体部102と、同じく略円筒形状を呈し上記第2本体部102の一端側に着脱可能に接続され後述するマイクロフォン1を内設するマイクロフォン本体部103と、を備えている。
【0011】
上記第1本体部101の他端側先端部、すなわちペン型形態を呈する当該音声記録再生装置のペン先に相当する先端部には、振動アクチュエータの振動を当該音声記録再生装置の外部振動体に伝達させる振動伝達手段としての振動伝達部19が第1本体部101先端開口部より振動自在に露呈している。なお、詳しくは後述する。
【0012】
図4は、上記第1本体部101、第2本体部102、マイクロフォン本体部103を分解して示した当該音声記録再生装置の分解組立図である。
【0013】
図4に示すように、第1本体部101の一端側(図4中、上部)には開口部が形成され、この開口部に第2本体部102が着脱自在に装着される。第2本体部102の他端部には第1本体部101への挿入部102aが形成されており、該挿入部102aの外周面には引張自在な凸部105が突設されている。
【0014】
また、第1本体部101の一端部の上記凸部105に対向する部分には穿孔101bが穿設されており、図5に示すように、上記第2本体部102が第1本体部101に装着された際、該凸部105が穿孔101bに係合することで位置決めされるとともに固定される。なお、上記挿入部102aの先端面には電池108(図4参照)の電極を兼ねる押さえばねが配設されている。
【0015】
なお、図示はしないが、第2本体部102の内部には、マイクロフォン1と第1本体部101内の所定の回路とを、また、後述するマイクロフォン検出部107と第1本体部101の所定回路とを電気的に接続する接続ラインが配設されている。
【0016】
図6は、上記第2本体部102の一端面を示した要部外観斜視図である。
図に示すように、第2本体部102の一端面にはマイクロフォン本体部103のプラグが装着されるジャック106が配設され、またこのジャック106の近傍にはマイクロフォン本体部103のピン部が嵌合するマイクロフォン検出部107が配設されている。
【0017】
この第2本体部102の一端面には、マイクロフォン1を内設するマイクロフォン本体部103が着脱される。マイクロフォン本体部103は、図4に示すように、上記ジャック106に係合するプラグ110が配設されている。なお、このプラグ110は、いわゆるミニプラグと称する電気的接続プラグであり、上記ジャック106は、このミニプラグに対応するミニジャックである。
【0018】
上記プラグ110はマイクロフォン1の出力端子に接続されており、マイクロフォン本体部103が第2本体部102に装着され、さらに第2本体部102が第1本体部101に装着された際に、マイクロフォン1の出力端子が第1本体部101の所定回路(後述するマイクアンプ2)に接続されるようになっている。
【0019】
また、マイクロフォン本体部103が第2本体部102に装着される際、プラグ110がジャック106に係合すると共に、マイクロフォン本体部103から突設されたピン部111が上記マイクロフォン検出部107に嵌入するようになっている。
【0020】
上記マイクロフォン検出部107には、上記ピン部111の嵌入によりオンするスイッチが内設されている。そして該スイッチの出力端は第2本体部102内の接続ラインを介して第1本体部101内の所定回路(後述するシステム制御部9)に接続されるようになっている。
【0021】
これにより、マイクロフォン本体部103が第2本体部102に装着された際、ピン部111がマイクロフォン検出部107に嵌入することで、位置決めされると共に固定され、さらに、マイクロフォン1が装着されたことを第1本体部101のシステム制御部9が認識することとなる。
【0022】
また、第2本体部102には、上記マイクロフォン本体部103の代わりに通常のイヤホン、ヘッドホンあるいは外部スピーカ用の接続コードを接続することができる。すなわち、第2本体部102の上記ジャック106にこれらイヤホン等の接続プラグ112を接続することで、第1本体部101内の所定記録媒体に記録された音声信号をこれら外部再生手段で再生することができる。
【0023】
また、上記第1本体部101の一端からは、図4に示すように、いわゆるクリップ104が延設されており、クリップを有する通常の筆記具の如く当該音声記録再生装置自体をポケット等に装着することを可能とする。なお、このクリップ104の基端部には当該音声記録再生装置の所定動作を示すインジケータ12が配設される(図2参照)。
【0024】
さらに、第1本体部101には、図2、図3に示すようにその外装面には再生ボタン15b、録音ボタン15a、停止ボタン15c、早送りボタンFF15d、早戻しボタン15e等の操作ボタンの他、当該音声記録再生装置の状態を表示する表示部14が配設されるが、詳しくは後述する。
【0025】
上述したように、第1本体部101の他端側先端部には振動伝達手段としての振動伝達部19が配設されている。以下、この振動伝達部19近傍の構成について図7を参照して説明する。
【0026】
図7は、本第1実施形態の音声記録再生装置における第1本体部の他端側先端部を、筐体部分を切り取って示した要部断面図である。
【0027】
図に示すように、第1本体部101の先端部には、該第1本体部101の内径とほぼ同径の外径を呈するアクチュエータ基部34が第1本体部101の長手方向に摺動自在に配設されている。このアクチュエータ基部34の一端側と第1本体部101の間には引張ばね31が架設され、これによりアクチュエータ基部34は先端側に付勢される。一方、第1本体部101の内周面には内向フランジ101cが突設され、上記アクチュエータ基部34の先端側への移動が規制される。
【0028】
上記アクチュエータ基部34の先端側には、上記フランジ101cの内径より小さい外径を呈する円柱形状の圧電型アクチュエータ18が一体的に固設される。なお、このアクチュエータ18は一般的な圧電型アクチュエータであり、システム制御部9の制御下にアクチュエータ制御回路17に振動駆動される。
【0029】
上記振動伝達部19は略半球形状を呈し、球面部が第1本体部101先端部に形成された開口部101dから一部露呈するように配設され、一方、平面部が上記アクチュエータ18に固着される。これにより振動伝達部19はアクチュエータ18を挟んで上記アクチュエータ基部34と一体的に配設されることとなり、アクチュエータ基部34の摺動と共に第1本体部101の長手方向に摺動自在となる一方で、アクチュエータ18の振動に応じて振動する。なお、振動伝達部19の長手方向の移動も、上記内向フランジ101cにより規制される。
【0030】
上記アクチュエータ基部34の一端面には、該アクチュエータ基部34の摺動に応じてオン、オフするリーフスイッチ32、33が配設される。このリーフスイッチ32、33は、上記アクチュエータ制御回路17に接続されており、アクチュエータ基部34が、すなわち、振動伝達部19が引張ばね31の付勢力に抗して第1本体部101内に収納(沈胴)する方向に摺動された際にオンするようになっている。
【0031】
なお、振動伝達部19が机等により押圧される状況を考慮して、図3に示すように上記第1本体部101の先端部は斜めにカットされている。これにより、使用者が当該音声記録再生装置を把持して振動伝達部19を机等に押しつける際にも、的確に振動伝達部19を摺動、沈胴させることができる。
【0032】
上記アクチュエータ制御回路17は上記リーフスイッチ32、33のオン信号を検出すると、そのときシステム制御部9から受けている音声信号に応じた交番電圧をアクチュエータ18に印加する。すなわち、振動伝達部19が外圧等によって第1本体部101内に収納される方向に摺動した際、所定の交番電圧に変換された音声信号がアクチュエータ18に印加され、該交番電圧によって振動するアクチュエータ18の振動が振動伝達部19に伝達される。
【0033】
一方、振動伝達部19にかかっている押圧力が解除され、振動伝達部19が第1本体部101より露呈する方向に摺動すると上記リーフスイッチ32、33がオフして、アクチュエータ18に印加される音声信号が遮断される。これによりアクチュエータ18の振動の停止に伴って振動伝達部19の振動も停止する。
【0034】
次に、図1を参照して、本第1実施形態の音声記録再生装置を電気的構成の観点から説明する。
【0035】
当該音声記録再生装置は、音声を電気信号に変換するマイクロホン1を上記マイクロフォン本体部103内に備え、該マイクロフォン本体部103、第2本体部102および第1本体部101が互いに接続された際に、該マイクロホン1からの音声出力は第2本体部102を介して第1本体部101内に配設されたマイクアンプ(AMP)2に入力される。
【0036】
なお、図1においては上記マイクロフォン1の出力端とマイクアンプ2の入力端とを接続する部分を概念的にコネクト部21として示す。このコネクト部21は、マイクロフォン1の出力端部であるプラグ110、該プラグ110が係合するジャック106(共に図4参照)及び第2本体部102内の図示しない接続ラインを含む。
【0037】
また、図1においては、上記マイクロフォン本体部103が第2本体部102に装着されたことを検出する、上記ピン部111とマイクロフォン検出部107とをまとめてマイク検出回路16として示す。このマイク検出回路16は、第2本体部102に接続されている部材がマイクロフォン本体部103であるかイヤホン等の外部再生手段であるか、あるいは何も接続されていないかを検出する回路である。
【0038】
すなわち、第2本体部102にマイクロフォン本体部103が装着されている場合は、プラグ110がジャック106に係合すると共に上記ピン部111がマイクロフォン検出部107に嵌入している。これによりシステム制御部9においてマイクロフォン本体部103が接続されていると判断することができる。一方、第2本体部102にイヤホン接続プラグ等の外部再生手段用の接続プラグ112が接続されている場合は、ジャック106にプラグが係合するもののマイクロフォン検出部107には何等嵌入することはないので、システム制御部9は、マイクロフォン本体部103以外の外部再生手段が接続されたことを認識できる。
【0039】
以下、信号の流れに沿って当該音声記録再生装置の構成を説明する。
マイクアンプ2に入力された音声信号は該アンプで増幅され、その出力はローパスフィルタ(LPF)3を介してA/D変換器(A/D)4に入力される、すなわち、マイクアンプ2で増幅されたアナログの音声信号は、ローパスフィルタ3でエリアシングノイズの発生を防止するため不要な周波数帯域をカットされ該A/D変換器(A/D)4に入力される。
【0040】
上記A/D変換器4においてアナログ信号である音声信号はデジタル信号に変換された後、システム制御部9に入力される。このシステム制御部9は、デジタル信号処理部を内設し、録音時には上記A/D変換器4でデジタル信号に変換された音声信号をフレーム単位で一定のフォーマットのデータに圧縮変換(符号化)して記憶媒体11に記録する。一方、再生時には上記記憶媒体11に記録されたデータをフレーム単位で伸長変換(復号化)する処理を行い、復号化されたデジタル信号は、D/A変換器(D/A)5に対して出力される。
【0041】
上記D/A変換器5でアナログ信号に変換された音声信号は、不要な周波数帯域をカットして量子化雑音を軽減するローパスフィルタ(図示せず)を介して、音声信号の再生先を切り換える切換回路6に入力される。
【0042】
この切換回路6は、システム制御部9の制御下においてマイク検出回路16で検出した検出結果に応じて音声信号の再生先を切り換える回路である。すなわち、第2本体部102にマイクロフォン本体部103が装着されているか、イヤホン、外部スピーカ8等の外部再生手段が接続されているかに応じて、音声信号の再生先を切り換える。
【0043】
具体的には、第2本体部102にマイクロフォン本体部103以外の外部再生手段が接続されている場合、システム制御部9の制御下に切換回路6は音声信号再生先として該外部再生手段(図1においては外部スピーカ8)を選択する。これにより音声信号を再生する場合、音声信号を増幅してスピーカを駆動するパワーアンプ(AMP)7、コネクト部22を経て該スピーカ8より発音する。
【0044】
なお、第2本体部102に外部スピーカ8等の外部再生手段が接続された場合、上記パワーアンプ7と外部スピーカ8との間の部分を図1においては概念的にコネクト部22として示す。このコネクト部22は第2本体部102内の図示しない接続ライン、パワーアンプ7の出力部として機能するジャック106、接続プラグ112等を含む。
【0045】
一方、第2本体部102にマイクロフォン本体部103が接続された場合、システム制御部9の制御下に切換回路6は音声信号再生先としてアクチュエータ18、振動伝達部19を選択する。この場合、再生ボタン15bの操作によりシステム制御部9は記憶媒体11に記録された音声信号をアクチュエータ制御回路17に伝送する。
【0046】
ここで、振動伝達部19に何等外部からの押圧が加わっていない状態では上記リーフスイッチ32、33はオフしたままなので、アクチュエータ18には何等電圧が印加されない。この状態より使用者が当該音声記録再生装置を把持して振動伝達部19を、例えば机に押圧すると上記リーフスイッチ32、33がオンする。これによりアクチュエータ制御回路17は上記音声信号に応じた交番電圧をアクチュエータ18に印加して、該交番電圧によって振動するアクチュエータ18の振動が振動伝達部19に伝達される。
【0047】
この結果、振動伝達部19を押圧している机等が振動体となり、該机が恰もスピーカの如く音声信号を再生する。
【0048】
上記システム制御部9は、マイクロプロセッサ(CPU)で構成され、当該音声記録再生装置の各部の動作を制御する制御手段としての役目を果たすと共に、上記記憶媒体11に記憶された音声信号に基づいて上記アクチュエータ18の振動を制御する制御手段としての役目も果たす。
【0049】
システム制御部9には、半導体で構成された記憶媒体11が接続される。この記憶媒体11は所定の音声データおよび該音声データに関するインデックス情報が各々記録される音声データ領域およびインデックス情報領域を有する記録媒体であって、たとえばフラッシュメモリで構成される。
【0050】
また、システム制御部9には、当該音声記録再生装置に係る各種情報を表示するLCD表示器14が駆動回路13を介して接続されている。このLCD表示器14は、各種動作モードに係る情報、カウンタ、ファイル番号、電池消耗状態等を表示する。なお、システム制御部9他、当該音声記録再生装置は電池10より電源を供給される。
【0051】
また上記システム制御部9には操作ボタン群15が接続されている。該操作ボタン群15は、録音ボタン(REC)15a、再生ボタン(PLAY)15b、停止ボタン(STOP)15c、早送りボタン(FF)15d、早戻しボタン(REW)15e等の各種操作ボタンで構成される。なお、これら各種操作ボタンは上述したように、第1本体部101の外装面に配設されている。
【0052】
さらに、システム制御部9には、当該音声記録再生装置の動作状況に応じて点灯する2色LEDからなるインジケータ12が接続されている。このインジケータは上記クリップ104の基端部に配設されている。
【0053】
次に、このような構成をなす本実施形態の音声記録再生装置を用いて外部振動体を利用した音声再生方法を説明する。
音声信号再生に先立って、使用者はまず、マイクロフォン本体部103を第2本体部102に接続した状態で録音ボタン15a等を操作して、予め所望の音声信号を録音する。このときシステム制御部9は入力された音声信号に適宜処理を施して記憶媒体11に記憶する。なお、このとき上記インジケータ12は赤色に点灯している。
【0054】
ここで上記記憶媒体11に記憶された音声信号を再生する一例として、机を外部振動体として利用する場合を例に挙げる。この場合使用者は、当該音声記録再生装置を図8に示す如き把持して、振動伝達部19を机に適度な力で押圧すると共に再生ボタン15bを押圧する。
【0055】
これにより、上述したようにシステム制御部9の制御下に記憶媒体11に記憶された音声信号が所定の交番電圧としてアクチュエータ18に印加され、このアクチュエータ18の振動が振動伝達部19に伝達し、該振動伝達部19が接している机から音声が再生される。すなわち、机がスピーカとなって音声信号を再生する。
【0056】
なお、上記再生ボタン15bは、上記構成で音声を再生する場合は当該ボタンを押圧しているときのみ再生動作するが、第2本体部102に外部スピーカ等が接続されている場合は、一度の押圧で継続して再生するようシステム制御部9で制御される。
【0057】
次に、上記LCD表示器14の表示例について図9を参照して説明する。
図9(a)は、録音時および再生時の一表示例を示しており、カウンタとして機能する。すなわち、一つのファイルの中で現在位置を表示する。
【0058】
図9(b)は、当該音声記録再生装置が停止状態にあるときの一表示例を示しており、現在位置と総ファイル数を表示する。図の例は、音声ファイルが3つあり、そのうちの一つ目で停止している状態を示している。
【0059】
図9(c)は、電池10の残量が少なくなったときの表示例である。この場合、上記(a)または(b)の表示に加え、“BATT”表示を点滅させる。
【0060】
図9(d)は、バッテリーロック時のときの表示例である。この場合、上記(a)または(b)の表示を消して“BATT”表示を点灯させると共に、当該音声記録再生装置の動作を停止する。
【0061】
このように本実施形態の音声記録再生装置によれば、イヤホン等、特別な外部再生手段を用いずとも、身近な振動体を音声信号再生手段として利用することができ、利便性に富む小型軽量のデジタルレコーダを提供できるという効果を奏する。
【0062】
なお、本実施形態においては、上記アクチュエータ18は圧電型アクチュエータで構成したが、これに限らず、例えばボイスコイル等、他の振動体を採用しても構わない。この場合でも上記同様の効果を得ることができる。
【0063】
また、外部の振動体を利用しての音声再生の際、振動伝達部19を押圧すると共に再生ボタン15bをオン操作することを再生の条件としたが、これに限らず。振動伝達部19の押圧に伴うスイッチのオン動作のみで再生を自動的に開始するようにしても良い。
【0064】
次に、本発明の参考例となる音声記録再生装置について説明する。
図10、図11はそれぞれ当該音声記録再生装置の外観を示した上面図、側面図である。
【0065】
本参考例の音声記録再生装置も上記第1の実施形態と同様に、その外観形状はペン型細長状の形態を呈しているが、上記第1実施形態の音声記録再生装置がペン先に相当する先端部に振動アクチュエータ部(アクチュエータ18、振動伝達部19等)を配置したのに対し、本第2実施形態の音声記録再生装置は、このペン先に相当する先端部には実際の筆記具を配設し、把持部本体201の頭頂部に上記同様の振動アクチュエータ部210を配設したことを特徴とする。
【0066】
上記把持部本体201は、その内部に上記第1の実施形態と同様の音声記録再生に係る回路を備えている。その構成、作用については上記同様であるので、ここでの詳しい説明は省略する。
【0067】
また、把持部本体201の一端側(ペン先側)には、ボールペン等の実際の筆記具204を先端に備えた筆記部本体202が着脱可能に配設される。なお、この筆記部本体202には、上記筆記具204を本体内に収納するためのボタン205が配設される。
【0068】
一方、把持部本体201の他端側(頭頂部側)には、上述したように上記第1実施形態と同様の構成、作用をなすアクチュエータ、振動伝達部等を有する振動アクチュエータ部210が配設される。
【0069】
また、把持部本体201の他端側には上記同様の役目を果たすクリップ215が延設され、該クリップ215の基端部にはマイクロフォン203が配設される。なお、このマイクロフォン203は上記第1実施形態と異なり当該音声記録再生装置の本体に固着されている。
【0070】
さらに、このクリップ215の基端部には、上記同様のインジケータ207が配設され、当該音声記録再生装置の動作に応じて点灯する。
【0071】
また把持部本体201の外周面には、上記第1実施形態と同様の操作ボタン、録音ボタン213、停止ボタン212、早送り早戻しボタン211の他、LCD表示器214が配設されるが、その作用は上記第1実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。さらに把持部本体201の外周面には、上記各種操作ボタンの入力受付を禁止するホールドボタン206が配設されるが、それ自体は公知のボタン等を同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0072】
また図12に示すように、上記筆記部本体202は把持部本体201に対して着脱可能となっており、その装着部の構成は上記第1実施形態における第2本体部102と同様である。そして電池220を交換する際には、この筆記部本体202を把持部本体201から外して行うようになっている。
【0073】
この参考例の音声記録再生装置においても、外部振動体を利用した音声再生を実施することができる。すなわち、使用者は上記第1実施形態とは逆に当該音声記録再生装置を把持し、さらに振動アクチュエータ部210を机等に適度な力で押圧して該机等をスピーカとして音声信号を再生する。
【0074】
このように本参考例の音声記録再生装置によれば、上記第1実施形態と同様の効果を奏する他に、筆記具を一体的に備えているので、いわゆる文章おこしを行う場合に、記述と音声再生とをレコーダを持ち替えることなく為し得るので、非常に便利である。
【0075】
[付記]
以上詳述した如き本発明の実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、
(1)
音声信号が記憶される書き換え可能な記憶媒体と、
上記記憶媒体に記憶された音声信号に応じて振動する振動アクチュエータと、
上記記憶媒体に記憶された音声信号に基づいて上記振動アクチュエータの振動を制御する振動アクチュエータ制御手段と、
上記振動アクチュエータの振動を当該音声記録再生装置の外部振動体に伝達させる振動伝達手段と、
を具備することを特徴とする音声記録再生装置。
【0076】
(2)
音声入力手段を更に入力し、
上記音声入力手段から入力された音声信号を上記記憶媒体に記憶することを特徴とする(1)に記載の音声記録再生装置。
【0077】
(3)
上記振動伝達手段は、第1の位置と第2の位置との間を移動可能であって、
上記振動アクチュエータは上記振動伝達手段が上記第2の位置に位置したときに上記振動アクチュエータの振動を制御することを特徴とする(1)に記載の音声記録再生装置。
【0078】
(4)
外部の再生手段に対して上記音声信号を出力する外部出力部と、
上記音声信号を上記再生手段で再生すべく外部出力部に出力するか、同音声信号に基づいて上記振動アクチュエータを振動させるかを切り換える切換手段と、
を具備することを特徴とする(1)に記載の音声記録再生装置。
【0079】
(5)
筆記具を更に備えることを特徴とする(1)に記載の音声記録再生装置。
【0080】
(6)
音声信号が記憶される書き換え可能な記憶媒体と、
上記記憶媒体に記憶された音声信号に応じて振動する振動アクチュエータと、
上記記憶媒体に記憶された音声信号に基づいて上記振動アクチュエータの振動を制御する振動アクチュエータ制御手段と、
上記振動アクチュエータの振動を当該音声記録再生装置の外部振動体に伝達させる振動伝達手段と、
を備えた筐体を具備することを特徴とする音声記録再生装置。
【0081】
(7)
上記筐体は細長状であって、
上記振動伝達手段の少なくとも一部は上記細長状筐体の一端から露出して設けられていることを特徴とする(6)に記載の音声記録再生装置。
【0082】
(8)
さらに筆記具を備え、
上記筆記具は上記細長状筐体の他端側に設けられていることを特徴とする(7)に記載の音声記録再生装置。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、特別な音声再生手段を用いることなく、身近な振動体を音声再生手段として利用することができる、小型な音声記録再生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態である音声記録再生装置の電気的構成を示したブロック回路図である。
【図2】 上記第1実施形態の音声記録再生装置の外観を示した上面図である。
【図3】 上記第1実施形態の音声記録再生装置の外観を示した側面図である。
【図4】 上記第1実施形態の音声記録再生装置における第1本体部、第2本体部、マイクロフォン本体部を分解して示した当該音声記録再生装置の分解組立図である。
【図5】 上記第1実施形態の音声記録再生装置における第1本体部と第2本体部との係合部を示した要部断面図である。
【図6】 上記第1実施形態の音声記録再生装置における第2本体部の一端面を示した要部外観斜視図である。
【図7】 上記第1実施形態の音声記録再生装置における第1本体部の他端側先端部を、筐体部分を切り取って示した要部断面図である。
【図8】 上記第1実施形態の音声記録再生装置を用いて外部振動体を利用した音声再生方法を説明する図である。
【図9】 上記第1実施形態の音声記録再生装置におけるLCD表示器の表示例を示した説明図である。
【図10】 本発明の参考例の音声記録再生装置の外観を示した上面図である。
【図11】 上記参考例の音声記録再生装置の外観を示した側面図である。
【図12】 上記参考例の音声記録再生装置における把持部本体、筆記部本体を分解して示した当該音声記録再生装置の分解組立図である。
【符号の説明】
1…マイクロフォン
2…マイクアンプ
4…A/D変換器
5…D/A変換器
6…切換回路
7…パワーアンプ
8…外部スピーカ
9…システム制御部
11…記憶媒体
14…LCD表示器
15…操作部
16…マイク検出回路
17…アクチュエータ制御回路
18…アクチュエータ
19…振動伝達部
21…コネクト部
22…コネクト部
101…第1本体部
102…第2本体部
103…マイクロフォン本体部
104…クリップ部
106…ジャック
107…マイクロフォン検出部
110…プラグ
111…ピン部
112…接続プラグ
Claims (2)
- ペン型細長状の筐体を具備した音声記録再生装置であって
音声信号が記憶される書き換え可能な記憶媒体と、
上記記憶媒体に記憶された音声信号に応じて振動する振動アクチュエータと、
上記記憶媒体に記憶された音声信号に基づいて上記振動アクチュエータの振動を制御する振動アクチュエータ制御手段と、
上記筐体の先端部に配置され、上記振動アクチュエータの振動を当該音声記録再生装置の外部振動体に伝達させる振動伝達手段と、
上記振動伝達手段が外部振動体に押しつけられたことを検出するスイッチと、
を具備し、
上記振動アクチェータ制御手段は、上記スイッチの状態から上記振動伝達手段が外部振動体に押しつけられたことを検出すると、上記振動アクチュエータを音声信号に基づき振動させる
ことを特徴とする音声記録再生装置。 - 音声入力手段を更に有し、
上記音声入力手段から入力された音声信号を上記記憶媒体に記憶することを特徴とする請求項1に記載の音声記録再生装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP12049699A JP4270643B2 (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 音声記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12049699A JP4270643B2 (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 音声記録再生装置 |
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|---|---|
| JP2000312394A JP2000312394A (ja) | 2000-11-07 |
| JP4270643B2 true JP4270643B2 (ja) | 2009-06-03 |
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ID=14787649
Family Applications (1)
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| JP12049699A Expired - Fee Related JP4270643B2 (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 音声記録再生装置 |
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| JP (1) | JP4270643B2 (ja) |
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| JP6286119B2 (ja) * | 2012-10-01 | 2018-02-28 | 京セラ株式会社 | 音発生器、音発生器用圧電振動部及び音発生システム |
-
1999
- 1999-04-27 JP JP12049699A patent/JP4270643B2/ja not_active Expired - Fee Related
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