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JP4282836B2 - ガスメータ - Google Patents
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JP4282836B2 - ガスメータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスの流量を測定して積算するガスメータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上流側(例えばガス会社)から下流側(例えばガス需要家)に供給されるガスの流量を測定して積算するガスメータは、流量範囲が定められた一つの流路を有しており、その流路を流れるガスの流量を流量センサで検知したうえ、その検知信号に基づいてガスの流量を測定し、それを積算するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のガスメータは、予め流量範囲が定められた一つの流路しか有していないため、ガス需要家のガス機器が変更されて大きな流量のガスを供給する必要が生じたような場合、ガスメータを交換しなければならない。即ち、従来のガスメータでは一台で広範囲なガス流量に対応出来ないという問題がある。
【0004】
そこで本発明では、例えばガス需要家のガス機器が変更されて大きな流量のガスを供給する必要が生じたような場合でも一台で対応可能なガスメータを提供することを解決すべき課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、特許請求の範囲の欄に記載したガスメータにより解決することができる。
請求項1記載のガスメータによれば、ガス入口からガス出口に流れるガスの流量に対応した流路を複数の流路から選択したうえ、選択した流路を開閉弁の駆動により開放し、ガスを流すことができるため、ガス流量測定範囲を広くすることができる。そのため、ガス需要家のガス機器が変更されて大きな流量のガスを供給する必要が生じたような場合でも一台で対応することが可能となる。
【0006】
請求項2記載のガスメータによれば、ガス入口からガス出口に流れるガスの流量に対応して変化するガス圧力に対応してガスを流す流路を自動的に選択することができる。
【0007】
また、請求項3記載のガスメータによれば、最小流量範囲のガスを流す一つの流路に配設された一つの流量センサの検知信号と各流路の流路特性に対応して予め設定された係数とに基づいてガス入口からガス出口に流れるガスの流量を測定して積算することができる。そのため、一つの流量センサで複数の流路に流れるガスの流量を測定することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、ガスメータ1の構成を示した断面図である。図1に示すように、ガスメータ1のケース2にはガス会社などの配管が接続されるガス入口3と、ガス需要家側などの配管が接続されるガス出口4とが設けられている。
上記ケース2の内部には、ガス入口3と連通された前室5及びガス出口4と連通された後室6が形成されている。また、前室5と後室6の間に第1の流路7及び第2の流路8が形成されている。上記第1の流路7は通常流量範囲のガスを流す流路であり、第2の流路8は第1の流路7の流量範囲の上限を超える流量のガスを流す流路である。
【0009】
上記前室5において、第1の流路7を開閉する第1の弁体9と、第2の流路8を開閉する第2の弁体10とが設けられている。また、ケース2の外側に第1の弁体9と第2の弁体10とを一体的に駆動する弁駆動装置11が取り付けられている。この弁駆動装置11は、モータの回転を直線運動に変換する駆動機構を有しており、同モータの回転によりロッド11aが軸方向に移動されるように構成されている。
上記ロッド11aの先端部に板状の弁座12が取り付けられており、弁座12に2本の弁軸13,14の基端部が固定されている。これらの弁軸13,14は先端部が開口された筒状に形成されており、弁軸13の内径部に前記第1の弁体9の図示していない軸が摺動可能に挿通され、弁軸14の内径部に前記第2の弁体10の図示していない軸が摺動可能に挿通されている。
上記弁軸13の外周部に配設されたスプリング15の基端部は弁座12に弾着され、先端部は第1の弁体9に弾着されている。また、弁軸14の外周部に配設されたスプリング16の基端部は弁座12に弾着され、先端部は第2の弁体10に弾着されている。
この構成により、第1の弁体9、第2の弁体10がそれぞれ第1の流路7、第2の流路8を閉鎖する位置に駆動された場合、スプリング15,16の弾性力により第1の弁体9、第2の弁体10が押圧されるため、各流路7,8の閉鎖が確実に行われる。
【0010】
上記のように、第1の弁体9、第2の弁体10、弁駆動装置11、弁座12、弁軸13,14、及びスプリング15,16で構成される弁駆動機構は、図1に示すように、第1の弁体9が第1の流路7を開放し、第2の弁体10が第2の流路8を開放する(ア)の弁位置と、第1の弁体9が第1の流路7を開放し、第2の弁体10が第2の流路8を閉鎖する(イ)の弁位置と、第1の弁体9が第1の流路7を閉鎖し、第2の弁体10が第2の流路8を閉鎖する(ウ)の弁位置とに位置決めする。
【0011】
図1に示すように、ガス入口から前室5に供給されるガスの圧力を検知する圧力センサ17が前室5に取り付けられている。また、第1の流路7に、ガスの流量を検知する流量センサ18が取り付けられている。
上記圧力センサ17は、例えば高分子圧電膜を用いた公知のものであり、ガス圧力に対応した信号を出力する。また、上記流量センサ18は、例えばフルイディック式や、熱式の公知のものであり、ガス流量に対応した信号を出力する。
尚、上記圧力センサ17、流量センサ18は上記のようなもに限らず、ガス圧力、ガス流量を検知できるものであればよい。
【0012】
図5は、ガスメータ1の電気的な構成を示したブロック図である。
図5に示すように、ガスメータ1は前記弁駆動装置11を制御するためにマイクロコンピュータ20を備えている。そして、マイクロコンピュータ20の入力側には前記圧力センサ17と流量センサ18が接続されており、マイクロコンピュータ20の出力側には弁駆動装置11及び後述のガス積算流量を表示する表示器21が接続されている。
【0013】
次に、ガスメータ1のガス測定作用について説明する。
ガス需要家のガス元栓が開けられると、前室5にガスが流入される。
マイクロコンピュータ20は、最初、第1の弁体9が第1の流路7を開放し、第2の弁体10が第2の流路8を閉鎖する(イ)の弁位置に第1の弁体9、第2の弁体10が位置決めされるように前記弁駆動装置11を制御する。
マイクロコンピュータ20は、上記状態で前記圧力センサ17から出力される圧力検知信号に基づくガス圧力の大きさが所定値(図2のa点)に達していない場合、第1の流路7に設けられた前記流量センサ18からの流量検知信号に基づいて後述のようにガスの流量を測定し、その流量を積算したうえ、表示器21に積算流量を表示する。
【0014】
次に、マイクロコンピュータ20は、図2に示すように第1の流路7に流れるガスの流量が大きくなり、前記圧力センサ17からの圧力検知信号に基づくガス圧力の大きさがa点に達すると、第1の流路7と第2の流路8とを開放する(ア)の弁位置に第1の弁体9、第2の弁体10を位置決めするように弁駆動装置11を制御する。
尚、上記のように、第2の流路8が開放された瞬間、ガス圧力の大きさがa点より急激に低下するが、マイクロコンピュータ20は、所定時間以内のガス圧力の変化を無視して第1の流路7、第2の流路8の開放を継続させる。
【0015】
このように、第1の流路7、第2の流路8が共に開放され、第1の流路7及び第2の流路8にガスが流れると、マイクロコンピュータ20は、後述のように前記流量センサ18からの流量検知信号に基づいて第1の流路7及び第2の流路8に流れるガスの流量を測定し、その流量を積算したうえ、表示器21に積算流量を表示する。そして、ガス需要家側に供給されるガスの流量が減少し、ガス圧力が所定のb点まで低下した場合、弁駆動装置11を制御し、第1の弁体9、第2の弁体10を(イ)の弁位置に位置決めして第2の流路8を閉鎖させる。
【0016】
図3は、マイクロコンピュータ20によるガスの流量測定及び流量積算のフローチャートである。
マイクロコンピュータ20は、最初、第1の弁体9が第1の流路7を開放し、第2の弁体10が第2の流路8を閉鎖する(イ)の弁位置に第1の弁体9、第2の弁体10を位置決めする。この状態で、前記流量センサ18からの流量検知信号及び第1の流路7の流路特性に基づいて予め設定された係数βを用いて第1の流路7に流れるガスの実際の流量を演算し、測定したうえ、その流量の積算値を表示器21に表示する。
また、第1の流路7、第2の流路8が共に開放される(ア)の弁位置に第1の弁体9、第2の弁体10を位置決めした場合、流量センサ18からの流量検知信号及び第1の流路7及び第2の流路8の流路特性に基づいて予め設定された係数αを用いて第1の流路7及び第2の流路8に流れるガスの実際の流量を演算し、測定したうえ、その流量の積算値を表示器21に表示する。
尚、第1の流路7、第2の流路8が共に閉鎖される(ウ)の弁位置に第1の弁体9、第2の弁体10を位置決めした場合、ガスの流量はゼロであるため流量積算をしない。
【0017】
図4は、異常流量のガスが流れた場合、あるいはガス漏れが発生した場合に異常を検知する安全ロジックのフローチャートである。
図4に示すように、第1の流路7、第2の流路8が共に開放される(ア)の弁位置に第1の弁体9、第2の弁体10が位置決めされた場合、及び第1の弁体9が第1の流路7を開放し、第2の弁体10が第2の流路8を閉鎖する(イ)の弁位置に第1の弁体9、第2の弁体10が位置決めされた場合、予め、安全上、設定された上限流量を超えるガスが流れると、この異常流量は前記流量センサ18により検知されるため、マイクロコンピュータ20は、上記安全ロジックを作動させて流量異常検知をする。
【0018】
また、第1の流路7、第2の流路8が共に閉鎖される(ウ)の弁位置に第1の弁体9、第2の弁体10が位置決めされた状態でガス漏れが発生すると、前記圧力センサ17により検知されるガス圧力が、予め、安全上、設定された値より低下するため、マイクロコンピュータ20は、上記安全ロジックを作動させて圧力異常検知をする。
【0019】
以上説明した実施の形態では、圧力センサ17による圧力検知に基づいて前記第2の流路8を閉鎖するか開放するかを自動制御したが、ガス需要家のガス使用機器等に供給されるガスの流量範囲が明らかである場合、図示していない手動流路選択手段で、開放する流路を予め選択設定しても良い。この場合、例えばガス需要家のガス機器が変更されて大きな流量のガスを供給する必要が生じたような場合でも一台で対応可能である。
また、流量センサ18を第1の流路7に設けたが、流量センサを各流路に設けてもよい。
た、本実施の形態では、二つの流路を設けた例を示したが、三つあるいはそれ以上の流路を設けてもよい。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、一台のガスメータで広範囲なガスの流量を測定し、積算することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスメータの断面図である。
【図2】ガスメータのガス流量とガス圧力の関係を示した作用説明図である。
【図3】ガスメータのガス流量測定作用を示したフローチャートである。
【図4】異常発生時のフローチャートである。
【図5】ガスメータの電気的な構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 ガスメータ
2 ケース
3 ガス入口
4 ガス出口
5 前室
6 後室
7 第1の流路
8 第2の流路
9 第1の弁体
10 第2の弁体
11 弁駆動装置
12 弁座
17 圧力センサ
18 流量センサ

Claims (3)

  1. ガス入口からガス出口に流れるガスの流量を測定して積算するガスメータであって、
    前記ガスを所定の流量範囲で流す複数の流路と、前記複数の流路ごとに設けられ前記複数の流路のそれぞれを開閉し且つそれぞれの開閉が段階的にずらされつつ開閉方向が同方向となるように並列的に配置される開閉弁と、前記ガス入口から前記ガス出口に流れる前記ガスの流量に対応した流路を前記複数の流路から選択する流路選択手段と、前記開閉弁のそれぞれを段階的に同方向で一体的に移動させることにより前記開閉弁を段階的にずらすように開閉させて前記流路選択手段で選択された前記流路を開放する弁駆動手段とを備えたガスメータ。
  2. 前記流路選択手段は、前記ガス入口から流入したガスの圧力を検知する圧力センサを備え、この圧力センサの検知信号に基づいて前記ガスを流す流路を選択する請求項1記載のガスメータ。
  3. 最小流量範囲で前記ガスを流す一つの流路に流量センサを配設し、この流量センサの検知信号と前記各流路の流路特性に対応して予め設定された係数とに基づいて前記ガス入口から前記ガス出口に流れる前記ガスの流量を測定して積算する手段を備えた請求項1又は2記載のガスメータ。
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