JP4283147B2 - ゴルフスウィング計測方法 - Google Patents
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Description
前記カラー動画像を構成する複数の静止画像から、アドレス、テイクバックシャフト8時、テイクバックシャフト9時、テイクバック非利き腕水平、トップ、ダウンスウィング非利き腕水平、ダウンスウィングシャフト9時、インパクト、フォローシャフト3時、フィニッシュから選択される少なくとも1つ以上のスウィング姿勢の画像をチェックポイント画像として抽出した後、
前記チェックポイント画像を前記ゴルファーが写らない背景画像で差分処理することによりゴルファーのシルエットを取得して該シルエットの輪郭抽出を行い、
前記輪郭抽出後に、下記の(1)(2)(3)のいずれかでスウィング中に動作する注目点の位置座標として特定していることを特徴とするゴルフスウィング計測方法を提供している。
(1)取得された輪郭情報のx座標あるいはy座標が極値となるピクセルを前記注目点の位置座標として特定する;
(2)取得された輪郭のうち曲率が極値となるピクセルを前記注目点の位置座標として特定する;
(3)取得された輪郭のうち曲率が−10°〜10°の範囲内のピクセルが所定の個数以上連続している箇所を直線部とし、この直線部を用いて上記注目点の位置座標を特定する:
本発明は、第二に、ゴルフクラブを把持してスウィングするゴルファーをカラー動画像で撮影してコンピュータに取り込み、該コンピュータは、
前記カラー動画像を構成する複数の静止画像から、アドレス、テイクバックシャフト8時、テイクバックシャフト9時、テイクバック非利き腕水平、トップ、ダウンスウィング非利き腕水平、ダウンスウィングシャフト9時、インパクト、フォローシャフト3時、フィニッシュから選択される少なくとも1つ以上のスウィング姿勢の画像をチェックポイント画像として抽出した後、
前記チェックポイント画像において、隣接するピクセルとの間での明るさの変化量が所定の閾値以上となっているピクセルをエッジとし、前記チェックポイント画像中のゴルファーについて前記エッジの抽出を行い、該エッジを用いてスウィング中に動作する注目点の位置座標を取得することを特徴としているゴルフスウィング計測方法を提供している。
即ち、前記注目点を主に関節等に設定することで、スウィング動作の把握に有用な情報を得ることができる。なお、注目点はゴルファーの体の部分に限定されず、ゴルフクラブシャフトに取り付けたクラブ用色付マークやボール等のようにスウィング診断に有用と思われる箇所全般を含む。
前記チェックポイント画像上で前記色付マークが存在すると予測される領域である探索範囲を設定し、かつ、画像上のピクセル色情報が前記色付マークの基準色情報と同一色であるとみなすことのできる許容範囲である色範囲を設定し、
前記探索範囲において前記色範囲内であるピクセルを前記色付マークの位置とみなすことができる。
また、上述した色付マークを用いた注目点位置の認識が失敗した際に、前記輪郭の極値を用いた注目点位置の特定方法などを使用するようにして二段構え以上にして位置座標の抽出をすれば、色付マークが腕などに隠れて見えない場合や、マークが影に入ってしまったために色が薄く若しくは暗くなってしまった場合でも、注目点位置の認識率を向上させることが可能となる。なお、x方向は画像上の水平方向で、y方向は画像上の垂直方向とする。
図2はゴルフスウィング計測システムの概略図を示し、コンピュータ16と、該コンピュータ16に接続された表示手段であるモニター17と、コンピュータ16に接続された入力手段であるキーボード18およびマウス19と、コンピュータ16に接続されゴルファー11の正面位置および飛球線後方(側面)位置に設置されたカラーCCDカメラ14、15とを備えている。
先ず、カラーCCDカメラ14、15でゴルファー11が存在しない状態の背景20のみを撮影した背景画像を読み込み、また、カラーCCDカメラ14、15からスウィング動画像の各コマ毎の静止画像をコンピュータ16に取り込んでハードディスクあるいはコンピュータ16内のメモリあるいはボード上のメモリに保存する(S10)。
前記のようにスウィング動画像の多数の静止画像から前記チェックポイント画像を抽出することで、後工程において行われるゴルファー11の色付マークM1〜M7や輪郭処理等を用いてゴルファー11の注目点の位置座標を抽出する計算を前記チェックポイント画像についてのみ行えばよい利点がある。
(アドレス画像)
先ず、アドレス画像の抽出方法について説明する。なお、アドレス画像とは、ゴルファー11がアドレス姿勢をしている状態の静止画像である。
スウィング動画像の撮影をアドレス状態から開始した場合は、初期画像をアドレス画像とする。しかし、インパクト時の打球音やインパクトセンサをトリガ信号として取得し、その前後ある一定時間内の動画像を取得した場合には、例えば、初期画像がワッグル(アドレス前に予備動作としてヘッドを前後に揺らす動作)等を含むことで、初期画像が必ずしもアドレス画像とならない。そこで、この場合には、各フレーム(静止画像)間で差分処理を実施し、差分が最小となるフレームがゴルファー11が静止している状態と考えてアドレス画像とみなす。
二値化処理の方法としては、RGB値やYIQ値を用いてもよいが、本実施形態ではクラブ用色付マークCM1〜CM3の色を最も認識しやすい色相・彩度・明度を利用している。具体的には、フレーム上の各ピクセル毎のRGB値を取得し、
ここで、色相、彩度および明度の条件としては、例えば、黄色のクラブ用色付マークM1、M3であれば色相θ=30〜60°、彩度S≧0.5、明度V≧100という閾値を設定しており、ピンク色の色付マークM2であれば色相θ=320°〜360°または0°〜10°、彩度S=0.3〜0.6、明度V≧80という閾値を設定することにより該条件を満たすピクセルをマークと同色とみなしている。
以上のような処理を行うことで、ゴルフクラブ13のシャフト13aに付されたクラブ用色付マークCM1〜CM3を精度良く自動抽出することができる。
図4に示すように、クラブ用色付マークCM1〜CM3には、クラブ用色付マークCM1〜CM3を中心として四角形の探索範囲S1〜S3を設定する。ここで、探索範囲S1〜S3とは、クラブ用色付マークCM1〜CM3の検出処理を行う計算対象となる画像上の範囲のことを言う。探索範囲S1〜S3の概念を導入すれば、画像上の探索範囲S1〜S3外にクラブ用色付マークCM1〜CM3と色が近似している箇所があっても、クラブ用色付マークCM1〜CM3の検出処理を探索範囲S1〜S3内しか行わないため誤認識が防止できると共に、フレーム内の全ピクセルを処理対象とする場合に比べ計算時間も大幅に短縮することが可能となる。本実施形態では、探索範囲S1〜S3はクラブ用色付マークCM1〜CM3を中心としてデフォルトで縦横(YX)範囲を10×10ピクセルとしている。なお、画像上では横方向をX軸、縦方向をY軸としていると共に、画像上の右向きがX座標の正方向、下向きがY座標の正方向としている。また、前記自動追尾中の探索範囲S1〜S3の配置決定は、アドレス画像取得後の2、3枚目の画像においてはシャフト13aは殆ど動かないので、1つ前の時刻の画像で自動認識したクラブ用色付マークCM1〜CM3を中心位置として設定している。
色範囲とは、クラブ用色付マークCM1〜CM3を認識する際に、画像上の対象ピクセルの色情報がクラブ用色付マークCM1〜CM3の色(基準色情報)と同一であるとみなす誤差の許容範囲をいい、本実施形態では、上述のアドレス画像で取得されたマーク色情報のR(赤)G(緑)B(青)のそれぞれについて平均値を中心として最大最小幅の半分の数値範囲を色範囲として設定している。
まず、探索範囲S1内の差分ピクセルのRGBそれぞれについて前記色範囲内であるか否かを判定し、色範囲内であるピクセルを色付マークM1を表示するピクセルとみなし、その色抽出されたピクセル群の重心位置を取得する。もし、この色範囲を用いた方法により追尾できない場合には、色情報(色相、彩度、明度)を利用して色抽出を行い追尾してもよい。これらの処理を各色付マークM1〜M3の探索範囲S1〜S3について行う。
もし、探索範囲内で複数のマーク候補領域が抽出された時には、色付マークM1について探索範囲S1内で背景画像との差分処理を行う。これにより、探索範囲S1内で背景画像が取り除かれ、後工程での色付マークM1の認識の際に、背景画像等に色付マークM1と近似した色が存在しても誤認しなくなる。
このように、オフセット移動と回転移動とを組み合せて探索範囲S2、S3の中心位置を決定することで、ダウンスウィングのようなシャフト13aの移動が速い場合でも、シャフト位置をかなり正確に予測することができ、探索範囲S2、S3の面積を追尾中に増加させる必要がなくなる。なお、図5に示すように、探索範囲S2、S3の面積は、20×20ピクセルとしている。
もし、探索範囲内で複数のマーク候補領域が抽出された時には、色付マークM1について探索範囲S1内で背景画像との差分処理を行う。これにより、探索範囲S1内で背景画像が取り除かれ、後工程での色付マークM1の認識の際に、背景画像等に色付マークM1と近似した色が存在しても誤認しなくなる。
以上のようにして、アドレスからフィニッシュまでのスウィング動作におけるクラブ用色付マークCM1〜CM3の位置座標データが取得される。
(テイクバックシャフト9時画像)
テイクバックシャフト9時画像は、クラブ用色付マークCM1〜CM3のうち2つを用いてシャフト13aの角度を算出し、シャフト13aが水平(90°)に最も近い画像を選択することで抽出する。あるいは、クラブ用色付マークCM1〜CM3のうち1つを用いる場合は、マークの移動ベクトルのX方向成分が極小になる画像を選択することで抽出してもよい。なお、ここでいう角度はシャフト13aが6時の状態を0°として時計回りを正とする。
トップ画像は、各クラブ用色付マークCM1〜CM3のうち2つを用いてシャフト13aの角度を算出し、シャフト13aの角度が最も大きくなった画像を選択することで抽出する。あるいは、クラブ用色付マークCM1〜CM3のうち1つを用いる場合は、マークの移動ベクトルのX方向成分およびY方向成分が極小になる画像を選択することで抽出してもよい。
ダウンスウイングシャフト9時画像は、クラブ用色付マークCM1〜CM3のうち2つを用いてシャフト13aの角度を算出し、シャフト13aが水平(90°)に最も近く、かつ、時刻がトップ画像よりも後である画像を選択することで抽出する。あるいは、クラブ用色付マークCM1〜CM3のうち1つを用いる場合は、マークの移動ベクトルのX成分が極小になり、かつ、時刻がトップ画像よりも後である画像を選択することで抽出してもよい。
インパクト画像は、クラブ用色付マークCM1〜CM3のうち2つを用いてシャフト13aの角度を算出し、シャフト13aの角度が0°に最も近くなった画像を選択することで抽出する。あるいは、クラブ用色付マークCM1〜CM3のうち1つを用いる場合は、マークの移動ベクトルのY方向成分が極小になる画像を選択することで抽出してもよい。また、インパクト画像は外部トリガー信号を用いて画像抽出を行ったり、インパクト時のヘッドとボールの打球音を利用してインパクト画像を抽出してもよい。
インパクト前画像は、前記抽出されたインパクト画像より予め設定された所定時間(あるいは所定フレーム数)を巻き戻して得られる画像を選択することで抽出する。
インパクト後画像は、前記抽出されたインパクト画像より予め設定された所定時間(あるいは所定フレーム数)を進めて得られる画像を選択することで抽出する。
フォローシャフト3時画像は、クラブ用色付マークCM1〜CM3のうち2つを用いてシャフト13aの角度を算出し、シャフト13aの角度が−90°に最も近くなった画像を選択することで抽出する。あるいは、クラブ用色付マークCM1〜CM3のうち1つを用いる場合は、マークの移動ベクトルのX方向成分が極小になり、かつ、時刻がインパクト画像より後の画像を選択することで抽出してもよい。
フィニッシュ画像は、クラブ用色付マークCM1〜CM3のうち2つを用いてシャフト13aの角度を算出し、シャフト13aの角度が最も小さくなった画像を選択することで抽出する。あるいは、クラブ用色付マークCM1〜CM3のうち1つを用いる場合は、マークの移動ベクトルのX方向成分およびY方向成分が極小になり、かつ、時刻がトップ画像よりも後の画像を選択することで抽出してもよい。
ここで、テイクバック左腕水平画像とは、テイクバック時に左腕の前腕部が水平状態の静止画像である。ダウンスウィング左腕水平画像とは、ダウンスウィング時に左腕の前腕部が水平状態の静止画像である。
以下、静止画像中の左腕を含むテンプレートを作成するためにゴルファー11の輪郭抽出を行う。
(グリップ位置)=(クラブ用色付マークCM1の位置)−α×(マーク間ベクトル)
によりグリップ位置を算出する。
ここで、αは、クラブ用色付マークCM1とクラブ用色付マークCM2との距離に対するクラブ用色付マークCM1とグリップとの実際の距離の割合を意味しており、本実施形態ではα=0.5としている。
ただし、ゴルファー11の輪郭が1番目からbnd_num番目(輪郭番号の最後)まで存在する場合において、移動平均を行うピクセルをn番目とすると、n<kである場合は、輪郭番号の最後の方であるbnd_num−(k−n)番目〜bnd_num番目のピクセルを利用して移動平均を行う。また、bnd_num−n<kである場合は、輪郭番号の最初の方である1番目〜k−(bnd_num−n)番目のピクセルを利用して移動平均を行っている。
対象となる輪郭の円弧の長さをS、角度をθとすると、曲率Cは以下の数式9で表される。
図8(A)に示すように、前記のようにして抽出された左肩22とグリップ23との間の領域において長方形のテンプレートTを設定し、該テンプレートTの長辺の長さL1は肩とグリップの間の距離の半分とし、短辺の長さL2は腕がテンプレートTの中に入る程度の長さ(本実施形態では20ピクセル)としている。
ダウンスウィング9時画像は、前記取得されたテイクバック左腕水平画像での左腕を含むテンプレートを利用して、そのテンプレートと最もマッチングするトップ画像以降の画像をダウンスウィング左腕水平画像として抽出する。
ここで、スウィング画像の順番を考慮すればトップ画像の後にダウンスウィング左腕水平画像が抽出されること分かっているので、トップ画像からテンプレートマッチング処理を開始してもよいが、それでは時間がかかったり、あるいは、トップで腕が全部見えるとは限らないので誤認識する可能性もある。
そこで、本実施形態では、先にダウンスウィングシャフト9時画像を抽出しておいて、その後、時刻を戻しながらテンプレートマッチングを行うことによりダウンスウィング左腕水平画像を抽出することとして計算時間の短縮化と誤認識の防止を図っている。
次に、テイクバックシャフト8時画像の抽出方法について説明する。なお、テイクバックシャフト8時画像とは、テイクバック時にシャフトを時計の針に見立てた場合に8時位置にある状態の静止画像である。
上述したシャフト6時画像でのゴルファー11のシルエットを抽出することで、体の幅(スタンス幅)を取得しておき、右足側端を通過する垂線とクラブ用色付マークM1が交差する時刻の画像をテイクバックシャフト8時画像として選択して抽出する。
以下、チェックポイント画像の夫々について、ゴルファー11のスウィング診断に必要な注目点の位置座標の取得を行う。
例えば、アドレス画像(正面)の右肩の抽出方法は、輪郭Rの曲率を上端(頭部)から反時計回りに調べ、曲率が極値となるピクセルを右首と認識し、図14に示すように、この右首を探索範囲Sの端部起点としてY方向に−40ピクセル、X方向に+40ピクセルの範囲を探索範囲Sを決定している。
この探索範囲S内において背景画像との差分処理を行い、探索範囲S内の差分ピクセルのRGBそれぞれについて、右肩の色付マークM4(青)あるいはM5(赤)の色範囲内であるか否かを判定し、色範囲内であるピクセルを色付マークM4あるいはM5を表示するピクセルとみなして色抽出し、その重心位置座標を取得する。
右足首26の抽出方法は、右足先25から輪郭の反時計回りに調べて、X座標が極小となるピクセルP1を抽出し、該ピクセルP1とY座標が同一である輪郭R上の別のピクセルP2を求め、ピクセルP1の座標とピクセルP2の座標との平均を右足首26の座標とする。
左足先27の抽出方法は、ピクセルP1から輪郭R上を反時計回りに調べて、X座標が極大となるピクセルを左足先27とする。
また、図18に示すように、トップ画像(側面)での手首29の抽出方法は、まずゴルファー11のシルエットSの初期点I(画像左上のピクセルから順に左→右、上→下に走査した場合に見つかる最初のピクセル)を取得し、この初期点IのX座標がテイクバック左腕水平画像での後述する方法で取得された後首AのX座標よりも小さいかどうかを判定する。小さい場合には、初期点Iを仮手首として初期点Iを中心として、傾きが90°〜180°となる直線部ST3と、傾きが−90°〜−180°となる直線部ST4を抽出し、直線部ST3と直線部ST4との交点を手首29とする。これで直線部が抽出できなかった場合には初期点Iを手首とする。
一方、初期点IのX座標が後首AのX座標より大きい場合には、図19に示すように、後述する肌色抽出を行ってゴルファー11の顔H1を取得後、手の肌色抽出を実施し、手の肌色領域H2の中心を手首とする。
以下、具体的にトップ画像(側面)における右膝の位置座標の抽出の手順を説明する。エッジ抽出の基本的な流れは、エッジ強度画像の作成→方向ラベリング画像の作成→非極大値抑制ラベリング画像の作成を行う。
トップ画像(側面)からSobelオペレータを利用してエッジ強度を抽出する。
ここで、Sobelオペレータとは、画像上で明るさが急激に変化しているところ(=エッジ)を取得するために、中心点の回りの明るさに重み付けをして、明るさの変化を近似的に求める手法のことであり、以下に、カラー画像のRGBそれぞれの値を利用した計算を示す。
また、ソーベル強度の方向は、Rx+Gx+Bx>0のときsign=1とし、Rx+Gx+Bx<0のときsign=−1とする。
X方向のソーベル強度Dxは
Y方向のソーベル強度Dyは
よって、カラー画像のソーベル強度(エッジ強度)DDは
方向は以下の4方向に分類する。
tangent=dy/dxとした場合に(dxはX方向のソーベル強度、dyはY方向のソーベル強度である)、
tangent<−tan(3/8π)のとき「3」とラベリングして緑色で表示し、
−tan(3/8π)≦tangent<−tan(1/8π)のとき「4」とラベリングして赤色で表示し、
−tan(1/8π)≦tangent<tan(1/8π)のとき「1」とラベリングして白色で表示し、
tangent<tan(3/8π)のとき「2」とラベリングして青色で表示し、
上記以外の場合は「3」とラベリングして緑色で表示し、図18に示す方向ラベリング画像が得られる。
非極大抑制画像とは、上記取得したエッジ強度と明るさの変化方向を利用し、強度が極大になっている箇所をエッジとして抽出した画像のことである。
非極大画像を4つの方向に分類するために、
(1)横方向(X方向)について中心ピクセルの前後と中心ピクセルのソーベル強度のうち、中心ピクセルの強度が最も大きい場合は、極大位置とみなす(白色)。
(2)斜め方向(左上・右下方向)について中心ピクセルの前後と中心ピクセルのソーベル強度のうち、中心ピクセルの強度が最も大きい場合は、極大位置とみなす(赤色)。
(3)縦方向(Y方向)について中心ピクセルの前後と中心ピクセルのソーベル強度のうち、中心ピクセルの強度が最も大きい場合は、極大位置とみなす(緑色)
(4)斜め方向(左下・右上方向)について中心ピクセルの前後と中心ピクセルのソーベル強度のうち、中心ピクセルの強度が最も大きい場合は、極大位置とみなす(青色)。
以上のようにして図22に示すエッジ抽出された非極大値抑制ラベリング画像を取得している。
最終的に右膝の位置座標の取得は、上述したように輪郭Rの直線ST1、ST2により取得された左膝の高さを通る水平線と、非極大値抑制ラベリング画像のラベルが「1」の部分(白色)との交点を右膝としている。
次に、1つのチェックポイント画像において注目点を複数のアルゴリズムを組み合せて抽出する一例として、テイクバック左腕水平画像(側面)における各注目点の位置座標を抽出する場合について代表して説明する。
(クラブ)
上述したように探索範囲Sを用いてクラブ用色付マークCM1〜CM3を色抽出して位置座標を取得する。抽出できなかった場合(S104)は失敗とし、抽出できた場合にはクラブ用色付マークCM1〜CM3の位置座標を記憶する(S105)。
前記S104でクラブ用色付マークCM1〜CM3が抽出できていなければ(S106)失敗とし、抽出できていた場合には、グリップに最も近いクラブ用色付マークCM1と次に近いクラブ用色付マークCM2とからマーク間ベクトルを求めてグリップ端およびグリップ中央を決定する(S106−2)。具体的には、
(グリップ端)=(クラブ用色付マークCM1の位置)−A×(マーク間ベクトル)
(グリップ中央)={(クラブ用色付マークCM1の位置)+(グリップ端)}/2
により算出する。
ここで、Aは、クラブ用色付マークCM1とクラブ用色付マークCM2との距離に対するクラブ用色付マークCM1とグリップ端との実際の距離の割合である。
上述した輪郭Rの最下点のピクセルの位置座標を地面とみなしている(S107)。
(後首)
ゴルファー11のシルエット領域から頭部が存在する領域を絞っておき、その領域において背景差分した後、色相θ=0〜30、R=20〜240、G=20〜180、B=180以下を満たすピクセルの集合領域を肌とみなす(S108)。なお、該領域を肌とみなす場合の面積の閾値は30〜1400ピクセルとしている。図27(A)(B)に示すように、この抽出された肌色領域HのX座標が最小の顔領域の輪郭点をOとし、点OとX座標が同一でY座標が最小の輪郭点をAとし、点OとY座標が同一でX座標が最小の輪郭点をBとすると、直線ABの傾きと垂直で点Oを通る直線を引き、この直線と輪郭との交点を後首31と特定する(S110)。
アドレス画像(側面)で後首が取得できてない場合(S111)、或いは、曲率による抽出ができなかった場合(S113)は、ゴルファー11のシルエットの下から90%位置のY座標をもつ輪郭R上のピクセルのうちX座標が最小のピクセルを後首として抽出する(S114、S110)。
先ず、探索範囲Sを、地面とゴルファーシルエット頂点の高さの平均値(Y)とシルエット重心(X)を起点としてX方向が−40〜40ピクセル、Y方向が−60〜20ピクセルの範囲となるように決定し、ベルト状の色付マークM7を色抽出して(S114−2)右腰のY座標を取得する(S115、S116)。
色抽出に失敗した時は、ゴルファー11のシルエットの下から60%の高さ位置を右腰のY座標とみなす(S117)。
(左肩)
アドレス画像(側面)の右肩を取得済みの場合は(S118)、図28(A)に示すように、その右肩を起点としてX方向に+40ピクセル、Y方向に±40ピクセルの範囲の位置に探索範囲Sを設定し、左肩の色付マークM3の色抽出を行う(S119)。色付マークM2の抽出に成功した場合には、その座標を左肩として記憶する(S120、S121)。
具体的には、首下32から時計回りに輪郭Rを調べて最初に山(極大点)が見つかれば、首下32から時計回りに30ピクセルまでの山→この山から時計回りに30ピクセルまでの谷(極小点)→この谷から時計回りに20ピクセルまでの山を左肩35としている。
一方、首下32から時計回りに輪郭Rを調べて最初に谷(極小点)が見つかった場合には、首下32から時計回りに30ピクセルまでの谷→この谷から時計回りに20ピクセルまでの山を左肩35としている。(S124、S121)
右腰が見つからなかった場合には(S125)若しくは80%〜90%で左肩が見つからない場合には、図28(D)に示すように、シルエットの下から85%の位置(L2/L1=0.85)の輪郭Rで、Xが最大のピクセルを左肩37とする(S128、S121)。
後首31が抽出できている場合は(S129)、後首31を起点としてX方向に−50ピクセル、Y方向に±20ピクセルの範囲の位置に探索範囲Sを設定し、右肩の色付マークM4の色抽出を行う(S130)。色付マークM4の抽出に成功した場合には、その座標を右肩として記憶する(S131、S132−2)。
グリップ端と左肩が抽出できていなけば(S139)失敗とし、抽出できていれば、X方向はグリップ端から左肩までの範囲で、Y方向は[左肩]から[グリップ端+40ピクセル]の範囲で探索範囲Sを設定し、左肘の色付マークM1の色抽出を行う(S140)。色付マークM1の抽出に成功した場合には、その座標を左肘として記憶する(S141、S142)。色付マークM1の抽出に失敗した場合には、左肩とグリップ端の中点を左肘とみなして抽出する(S143、S142)。
グリップ中央とアドレス画像(側面)での右腰が抽出できている場合には(S144)、グリップ中央を起点としてX方向に±50ピクセル、Y方向に±50ピクセルの範囲の位置に探索範囲Sを設定し、かつ、上述で抽出された肌色部分、シャフト付近、アドレス画像(側面)での右腰より下の領域は探索対象から除外した上で、右肘の色付マークM6の色抽出を行う(S145)。色付マークM6の抽出に成功した場合には、その座標を右肘として記憶する(S146、S147)。
左肘の抽出ができなかった場合は(S148)、シルエットの地面から−Y方向の65%でX座標が最小の輪郭点を右肘とする(S151、S147)。色抽出ができなかった場合(S150)は、2回目の色抽出で用いた探索範囲の起点を右肘とする(S147)。
図25のフローチャートに戻り、右腰、後首が抽出でき、かつ、右肩を色抽出により抽出できた場合には(S152)、右肩と右腰の間で輪郭Rに直線部STが存在すれば(S153)、その直線部を角度を保ったまま後首31を通過するようにオフセット移動すれば、スパイン軸(両腰の中心と首を結ぶ線)を取得することができる(S154、S155)。
また、S152の抽出ができなかった場合には、右腰および後首が取得できていない場合(S156)は失敗とする一方、取得できている場合は、右腰Y座標との交点のうちX座標が最小の輪郭点と後首の間の輪郭Rを用いて直線部を最小二乗法しスパイン軸とする(S157、S158、S155)。
右腰Y座標とスパイン軸が抽出できていない場合(S159)には失敗であるが、抽出できている場合は、スパイン軸上で右腰Y座標と同じY座標をもつピクセルを特定することで右腰X座標を取得することができる(S160、S161)。
12 計測用服
13 ゴルフクラブ
13a シャフト
14、15 カラーCCDカメラ
16 コンピュータ
20 背景
CM1〜CM3 クラブ用色付マーク
M1〜M7 色付マーク
S、S1〜S3 探索範囲
ST、ST1〜ST4 直線部
R 輪郭
T テンプレート
Claims (6)
- ゴルフクラブを把持してスウィングするゴルファーをカラー動画像で撮影してコンピュータに取り込み、該コンピュータは、
前記カラー動画像を構成する複数の静止画像から、アドレス、テイクバックシャフト8時、テイクバックシャフト9時、テイクバック非利き腕水平、トップ、ダウンスウィング非利き腕水平、ダウンスウィングシャフト9時、インパクト、フォローシャフト3時、フィニッシュから選択される少なくとも1つ以上のスウィング姿勢の画像をチェックポイント画像として抽出した後、
前記チェックポイント画像を前記ゴルファーが写らない背景画像で差分処理することによりゴルファーのシルエットを取得して該シルエットの輪郭抽出を行い、
前記輪郭抽出後に、下記の(1)(2)(3)のいずれかでスウィング中に動作する注目点の位置座標として特定していることを特徴とするゴルフスウィング計測方法。
(1)取得された輪郭情報のx座標あるいはy座標が極値となるピクセルを前記注目点の位置座標として特定する;
(2)取得された輪郭のうち曲率が極値となるピクセルを前記注目点の位置座標として特定する;
(3)取得された輪郭のうち曲率が−10°〜10°の範囲内のピクセルが所定の個数以上連続している箇所を直線部とし、この直線部を用いて上記注目点の位置座標を特定する: - 前記(3)において、直線部の延長線が前記輪郭と交差する位置のピクセルを前記注目点の位置座標として特定している請求項1に記載のゴルフスウィング計測方法。
- 前記(3)において、輪郭から抽出された前記直線部のうち、2つの直線部の延長線同士が交差する位置のピクセルあるいは交差する位置に最も近い輪郭点を前記注目点の位置座標として特定している請求項1または請求項2に記載のゴルフスウィング計測方法。
- ゴルフクラブを把持してスウィングするゴルファーをカラー動画像で撮影してコンピュータに取り込み、該コンピュータは、
前記カラー動画像を構成する複数の静止画像から、アドレス、テイクバックシャフト8時、テイクバックシャフト9時、テイクバック非利き腕水平、トップ、ダウンスウィング非利き腕水平、ダウンスウィングシャフト9時、インパクト、フォローシャフト3時、フィニッシュから選択される少なくとも1つ以上のスウィング姿勢の画像をチェックポイント画像として抽出した後、
前記チェックポイント画像において、隣接するピクセルとの間での明るさの変化量が所定の閾値以上となっているピクセルをエッジとし、前記チェックポイント画像中のゴルファーについて前記エッジの抽出を行い、該エッジを用いてスウィング中に動作する注目点の位置座標を取得することを特徴としているゴルフスウィング計測方法。 - 前記注目点は、前記ゴルファーの頭、首、肩、肘、腰、膝、足首、手首あるいは/および足先を含んでいる請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のゴルフスウィング計測方法。
- 少なくとも1つ以上の前記注目点には色付マークが設けられ、
該色付マークより前記チェックポイント画像を抽出している請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のゴルフスウィング計測方法。
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