JP4283472B2 - 遊技球揚送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、揚送ベルトと布ベルトとの間で摩擦によって遊技球を磨きながら揚送する遊技球揚送装置に関し、特に、整列樋に配設される自動開閉装置(自動シャッタ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、若干の間隔を有して並行に立設して対面するように揚送ベルトと布ベルトを配設し、上記間隙の下端部に遊技球を誘導して上記揚送ベルトを上向きに駆動させ、揚送ベルトと遊技球磨き用の布ベルトとの間で、摩擦によって遊技球を磨きながら揚送する遊技球揚送装置が使用されている。
【0003】
また、上記遊技球揚送装置では、整列樋が使用されている。この整列樋は、遊技球揚送装置において遊技球を導入する導入口、つまり、入り口の箇所に設けられていて、パチンコ台から回収経路によって回収された遊技球を、複数の並進する遊技球ルートに振り分ける機構を有している。この整列樋により、複数の遊技球ルートに振り分けられた遊技球は、湾曲導入樋側へ整列して送出される。
【0004】
また、上記整列樋には、パチンコ店の営業時やメンテナンス時などに、揚送ベルト側への遊技球の流れを堰き止める必要があるため、上記整列樋に流入した遊技球の流れを所定の位置で堰き止める開閉扉を有している。
【0005】
上記開閉扉は、モータなどによって駆動されて遊技球ルートを塞ぐことによって、遊技球の流れを堰き止めている。
【0006】
ここで、従来における開閉扉においては、該開閉扉が開状態から閉状態に移行する際には、上方から下方に移動し、該開閉扉が閉状態から開状態に移行する際には、下方から上方に移動するものが一般的であり、また、該開閉扉の形状も単純な平板状に形成されているものが一般的であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、開閉扉が該開閉扉が開状態から閉状態に移行する際には、上方から下方に移動する場合には、開閉扉を閉じた際に、樋と開閉扉の間に遊技球やゴミ等が挟まってしまい、開閉扉が確実に閉じない状態となることにより、開閉扉の開閉に支障を来すおそれがあり、また、開閉扉の開閉機構の故障の原因となることがあった。
【0008】
また、開閉扉の形状が平板状の場合には、整列樋に開閉扉が入り込む空間を大きく形成する必要があるため、整列樋の形状が複雑になるとともに、開閉扉の重さが重くなるため、整列樋の強度を上げる必要があり、結果として、整列樋のコストが高くなってしまう。
【0009】
そこで、遊技球揚送装置における整列樋の開閉扉の開閉機構において、開閉扉の開閉に支障を来すおそれがなく、また、開閉扉の開閉機構が故障するおそれを小さくできるとともに、整列樋のコストを低く抑えることができる遊技球揚送装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、【請求項1】揚送ベルト(YB)と遊技球磨き用の布ベルト(NB)とを対面させて遊技球を研磨しながら揚送する遊技球揚送装置であって、揚送ベルトを周回可能に支持する揚送筒本体部(20)と、該揚送筒本体部に対して開閉可能で、揚送ベルトに対面して布ベルトを支持する開閉カバー部(30)と、外部から導かれた遊技球を、揚送筒本体部と開閉カバー部との間に設けられた揚送経路に遊技球を導入するための湾曲導入樋(4)に整列して流すための整列樋(62)と、整列樋に取り付けて用いる自動開閉装置(64)と、を有し、上記整列樋が、整列樋の底面をなす底面部(62−1a)と、底面部から立設した一対の側面部(62−1b、62−1c)とにより断面略コ字状に形成され、底面部上に互いに平行に設けられた隔壁部で、遊技球が1個通過できる幅を有し遊技球を一列に流すための遊技球ルートが隣接する隔壁部間に形成された複数の隔壁部(62−2)と、各遊技球ルートに対応して底面部に遊技球ルートに沿って帯状のスリット状に形成された複数の開口部(62−4a)とを有し、上記自動開閉装置が、該整列樋内を流れる遊技球を堰き止めるための開閉扉であって、1つの櫛歯状部が1つの開口部に対応して開口部に挿通可能な間隔を介して設けられた複数の櫛歯状部(64−5b)を有し、全体に櫛状を呈する開閉扉(64−5)と、該開閉扉を上下に移動させて該開閉扉を開閉するための駆動機構部で、回転力を出力する回転力出力部(64−1)と、該回転力出力部の出力端と開閉扉との間に設けられたクランク機構部(64−3、64−4)と、を有する駆動機構部と、駆動機構部を支持するとともに、櫛歯状部を上下動可能に支持するハウジングで、整列樋の各側面部の外側に沿って設けられた略逆T字状の板状を呈する一対のハウジング側面部で、その一方(64−6b)に該回転出力部(64−1)が取り付けられるとともに、他方(64−6a)に上記開閉扉が開状態であることを検出する第1検出手段(64−7b)と、上記開閉扉が閉状態であることを検出する第2検出手段(64−7a)とが取り付けられた一対のハウジング側面部(64−6a、64−6b)と、一対のハウジング側面部の前面側を連結する前面部(64−6c)と、一対の側面部の背面側を連設する背面部(64−6d)とを有するとともにハウジングの底面側が開口し、整列樋の下側から整列樋に嵌め込まれたハウジングで、一対のハウジング側面部と前面部と背面部とで構成されたハウジングの内側に該クランク機構部を収容するハウジング(64−6)と、ハウジングにおける一対のハウジング側面部の上端を連結するとともに、整列樋の側面部の上端に懸架して設けられた板状の懸架部材(64−8)と、を有し、自動開閉装置が、整列樋の側面部の上端にぶら下がった状態で取り付けられており、上記開閉扉が、遊技球の流れを堰き止める状態である閉状態の場合には、開閉扉における櫛歯状部が整列樋の底面部に設けられた開口部に挿通されて整列樋内に上方に突出した状態となり、一方、上記開閉扉が、遊技球の流れを許容する状態である開状態の場合には、櫛歯状部が、該整列樋内から引き込んだ状態となることを特徴とする。
【0011】
この第1の構成の遊技球揚送装置においては、開閉扉が櫛状を呈しているので、整列樋の構造を簡略化することができるとともに、整列樋の強度を必要以上に上げる必要がなく、結果として、整列樋のコストを低減させることができる。つまり、例えば、開閉扉を単純な平板状とした場合では、上記整列樋にも開閉扉が入り込むことになって、構造が複雑化する必要があるおそれがあるが、本発明の場合には、櫛歯状部が挿通される開口部のみを形成すればよいので、整列樋の構造を簡略化することができる。また、開閉扉は、櫛状を呈しているので、軽量とすることができ、よって、上記整列樋の強度を必要以上に大きくする必要がなく、結果として、整列樋のコストを低く抑えることができる。また、整列樋の底面部から該櫛歯状部を上方に突出させることにより、遊技球の流れを遮断することができ、よって、整列樋の底面部と上記開閉扉との間に遊技球やゴミ等を挟んでしまうことがない。従って、上記開閉扉の開閉に支障を来すことがなく、よって、確実に遊技球の流れを堰き止めることができるとともに、開閉扉の破損や損傷を防止することができる。また、懸架部材が設けられているので、自動開閉装置の整列樋への取付けを容易とするとともに、自動開閉装置を取り付けるための特別の構造を必要としないので、多種類の整列樋に適用可能とすることができる。また、開閉扉の各櫛歯状部が、上記整列樋の一つの遊技球ルートに対応して形成されているため、確実に各遊技球ルートの遊技球の流れを堰き止めることができるとともに、各遊技球ルートの境界を仕切る隔壁には各櫛歯状部は入り込まないようにすることができ、従って、上記隔壁部分には空間部を形成する必要がないため、大幅に上記整列樋の構造を簡略化することができ、また上記整列樋の強度も十分に確保することができるとともに、開閉扉と整列樋との干渉もさらに生じにくいものとすることができる。また、第1検出手段と第2検出手段とが設けられているので、開閉扉の位置を正確に把握することができ、開閉扉の駆動制御を確実に行うことが可能となる。
【0024】
また、第2には、上記第1の構成において、遊技球揚送装置が、さらに、上記揚送ベルトを周回搬送するための揚送ベルト駆動部(50)と、該揚送ベルト駆動部と上記駆動機構部とを制御するための制御部であって、揚送作業開始時においては、該揚送ベルト駆動部を駆動させて揚送ベルトを周回搬送させた後に、該駆動機構部を駆動させて上記開閉扉を閉状態から開状態とし、一方、揚送作業終了時においては、該駆動機構部を駆動させて上記開閉扉を開状態から閉状態とした後に、該揚送ベルト駆動部の駆動を停止させて揚送ベルトの周回搬送を停止させる制御部と、を有することを特徴とする。
【0025】
この第2の構成の遊技球揚送装置においては、揚送作業開始時においては、該揚送ベルト駆動部を駆動させて揚送ベルトを周回搬送させた後に、該駆動機構部を駆動させて上記開閉扉を閉状態から開状態とするので、放流された遊技球は直ちに揚送されて排出されるため、遊技球が直ちに揚送されずに整列樋の内部で蓄積して上部等から遊技球が溢れ出てしまうのを防止することが可能になる。また、揚送作業終了時においては、該駆動機構部を駆動させて上記開閉扉を開状態から閉状態とした後に、該揚送ベルト駆動部の駆動を停止させて揚送ベルトの周回搬送を停止させるので、揚送ベルトと布ベルト間の遊技球を確実に排出しておくことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態としての実施例を図面を利用して説明する。まず、本実施例における遊技球揚送装置Aの全体の構成について説明する。遊技球揚送装置Aは、図1〜図7に示すように構成され、基台部1の上部に揚送用柱状部10が垂直状に立設されていて、揚送ベルトYBが周回するように構成され、揚送ベルトYBが周回するに伴い、遊技球が揚送用柱状部10内を研磨されながら揚送されるように構成されている。
【0027】
ここで、基台部1は、水平板部2と、支持台部3と、湾曲導入樋4等を有している。ここで、水平板部2は、板状の部材(具体的には、鋼板)であり、周囲に取付け穴部を有していて、所定の場所に設置できるようになっている。また、支持台部3は、該水平板部2の上面に取り付けられ、鋼板を組み合わせて形成されたものであり、底面部3−1と、背面部3−2と、側面部3−3とを有している。この底面部3−1は、板状を呈し、該水平板部2の上面に平行に積層している。また、背面部3−2は、遊技球揚送装置Aの背面側に設けられ、該底面部3−1上に立設している。つまり、背面部3−2は、X1−X2方向を向いている。また、側面部3−3は、遊技球揚送装置Aの一方の側面側に設けられていて、該底面部3−1上に立設している。つまり、この側面部3−3は、Y1−Y2方向を向いている。なお、背面部3−2と側面部3−3とは、連設されている。つまり、この背面部3−2と側面部3−3とを平面視した場合に、略L字状を呈している。
【0028】
また、揚送用柱状部10は、基台部1の上方に立設されていて、揚送筒本体部20と、開閉カバー部30とを有していて、該開閉カバー部30は、揚送筒本体部20に対して開閉するようになっている。つまり、開閉カバー部30は、揚送筒本体部20の端部に長手方向に沿って設けられた回動軸を中心に回動して開閉するようになっている。そして、該揚送筒本体部20と開閉カバー部30とは所定の間隔を介して互いに向き合うように配設される。また、開閉カバー部30を揚送筒本体部20に対向させた状態で掛止して固定するための掛止部12が設けられている。つまり、この掛止部12は、揚送筒本体部20に設けられていて、開閉カバー部30に設けられた突状部に着脱自在に掛止するようになっている。
【0029】
ここで、該揚送筒本体部20は、図7に示すように、断面略コ字状のフレーム22と、該フレーム22に取り付けられたローラユニット24とを有していて、このローラユニット24には、複数のローラ26が取り付けられている。つまり、該ローラ26は、横方向(つまり、X1−X2方向)に軸支されていて、複数のローラ26が、縦方向(つまり、Z1−Z2方向)に所定間隔に並べて形成されている。このローラ26は、揚送筒本体部20の開閉カバー部30側の面に設けられている。このローラ26は、揚送ベルトYBを円滑に移動させるためのものである。揚送ベルトYBは無端状であって、該揚送筒本体部20の外周を取り巻くように縦長状に配設され、その略半分の部分は、揚送筒本体部20と開閉カバー部30との間の位置に位置される。また、他の略半分の部分は、揚送筒本体部20に沿って揚送筒本体部20の外側に位置される。
【0030】
また、開閉カバー部30は、図7に示すように、断面略コ字状の柱状を呈するフレーム32と、該フレーム内に設けられた弾性部材34とを有している。ここで、該弾性部材34は、該フレーム32の内部の奥側に設けられた複数のチューブ35と、同じくフレーム32の内部に設けられた板状部36で、該チューブ35よりも揚送筒本体部20側に設けられた板状部36とから構成されている。この板状部36の裏側、つまり、チューブ35側は平面状であり、一方、表側には、断面円弧状の溝部で、直線状の溝部が、複数条平行に設けられている。この板状部36は、弾性のある素材、例えば、ゴム質の素材(例えば、ウレタンゴム)により形成されている。また、この開閉カバー部30の揚送筒本体部20側には、布ベルトNBが取り付けられるようになっている。つまり、このフレーム32の両側には、断面略コ字状の差込み部32aが設けられているので、図7に示すように、布ベルトNBの両側の端部をこの差込み部32aに差し込むことにより、布ベルトNBを開閉カバー部30の揚送筒本体部20側に取り付けることができる。つまり、布ベルトNBを遊技球の揚送経路上に設置することが可能となる。このようにして、開閉カバー部30の上端から下端にかけて揚送ベルトYBに対向する位置に布ベルトNBが配設される。また、該フレーム32の上端と下端には、それぞれローラが設けられていて、布ベルトNBの移送が円滑に行えるようになっている。
【0031】
この布ベルトNBは有端状であり、使用前の状態の布ベルトNBを開閉カバー部30の外側面に配置するとともに、布ベルトNBを開閉カバー部30に配設した状態では、布ベルトNBは、該揚送筒本体部20と開閉カバー部30の間の位置に至り、さらに、開閉カバー部30の下端位置から再び開閉カバー部30の外側に至るように配設されている。また、開閉カバー部30の外側の位置には、布ベルト回収機構部(布ベルト回収部)40が設けられている。この布ベルト回収機構部40は、使用済みの布ベルトNBを巻き取って回収するための機構である。
【0032】
なお、図7においては、断面の位置よりも下方に位置する部材(例えば、布ベルト回収機構部40等)は省略して描かれている。
【0033】
また、上記揚送用柱状部10の下方位置には、揚送ベルトYBを搬送するための駆動機構部50が設けられている。この駆動機構部50は、回転駆動部51と、揚送ベルト押え部54とを有していて、該回転駆動部51は、支持台部3における側面部3−3に固定されたモータ52と、該モータ52の外側の外周位置に取り付けられた回転プーリ53とを有している。ここで、回転プーリ53は、円柱状を呈し、円筒状の側面部53aと、端面部53bとを有していて、端面部53bとは逆側は開口した形状となっている。そして、該モータの大部分は、回転プーリ53内の空間に配設された状態となっている。また、モータの回転軸には、ホイルが取り付けられていて、回転プーリ53における端面部53bは、該ホイルに取り付けられている。
【0034】
また、揚送ベルト押え部54は、揚送ベルトYBに適切なテンションを与えるためのものである。
【0035】
なお、上記駆動機構部50、特に、回転駆動部51が、上記「上記揚送ベルトを周回搬送するための揚送ベルト駆動部」として機能する。
【0036】
また、回転駆動部51の横位置には、遊技球流入部60が設けられている。この遊技球流入部60は、揚送される遊技球の入口の位置に設けられていて、整列樋62や、自動シャッタ(自動開閉装置)64等を有している。
【0037】
また、上記揚送用柱状部10の上端位置には、遊技球排出部70が設けられている。
【0038】
なお、この遊技球揚送装置Aにおける遊技球の揚送経路は、次のようになる。つまり、整列樋62から湾曲導入樋4に至り、湾曲導入樋4の上端から揚送筒本体部20と開閉カバー部30との間の位置に至り、この揚送筒本体部20と開閉カバー部30との間の位置を上昇して、揚送用柱状部10の上端から遊技球排出部70に至る。
【0039】
また、遊技球揚送装置Aには、図6に示すようなスイッチ群を有する操作部1000が設けられている。この操作部1000は、モード切替スイッチ1002と、自動起動スイッチ1004と、自動停止スイッチ1006と、還元機駆動/停止スイッチ1008と、シャッタ駆動/停止スイッチ1010と、巻取り駆動/停止スイッチ1012とから構成されている。
【0040】
ここで、モード切替スイッチ1002は、自動モードと手動モードとを切り替えるためのスイッチである。また、自動起動スイッチ1004は、自動起動を行うためのスイッチであり、このスイッチを押すことにより、揚送作業が自動運転される。自動運転の詳細については後述する。また、自動停止スイッチ1006は、自動起動スイッチを押すことにより行われていた自動運転を停止するためのスイッチである。この自動起動スイッチ1004と自動停止スイッチ1006とは、モード切替スイッチ1002が自動モードになっている場合に限り操作できるものである。また、還元機駆動/停止スイッチ1008と、シャッタ駆動/停止スイッチ1010と、巻取り駆動/停止スイッチ1012とは、逆に、モード切替スイッチ1002が手動モードの場合にのみ操作できるものであり、還元機駆動/停止スイッチ1008を起動側に切り替えると、回転駆動部51におけるモータが駆動されて、回転プーリ53が回転し、一方、還元機駆動/停止スイッチ1008を停止側に切り替えると、回転駆動部51におけるモータが停止して、回転プーリ53の回転が停止される。また、シャッタ駆動/停止スイッチ1010を開側に切り替えると、自動シャッタ64における開閉扉が開状態となり、一方、シャッタ駆動/停止スイッチ1010を閉側に切り替えると、自動シャッタ64における開閉扉が閉状態となる。さらに、巻取り駆動/停止スイッチ1012を駆動側に切り替えると、布ベルト回収機構部40におけるモータユニットが駆動されて布ベルトNBの巻取りが行われ、一方、巻取り駆動/停止スイッチ1012を停止側に切り替えると、布ベルト回収機構部40におけるモータユニットの駆動が停止されて布ベルトNBの巻取りが停止される。なお、この巻取り駆動/停止スイッチ1012は、停止側に付勢されていて、駆動側に倒しても停止側に復帰するように構成されている。
【0041】
なお、この遊技球揚送装置Aには、各モードにおける動作を制御するための制御部が設けられている。
【0042】
次に、遊技球流入部60について説明する。上記遊技球流入部60は、図1〜5に示すように、整列樋62と、自動シャッタ(シャッタユニット、自動開閉装置)64とを有していて、該整列樋62と自動シャッタ64とは、特に、図8〜13に示すように構成されている。
【0043】
上記整列樋62は、図8及び図9に示すように、本体枠62−1と、隔壁部62−2と、遊技球ルート62−3と、スリット(開口部)62−4aとを有している。この整列樋62は、外部から導かれた遊技球を整列して流すためのもので、湾曲導入樋4に導くためのもので、いわば、外部から導かれた遊技球を整列して揚送経路に導くためのものであるといえる。また、該スリット62−4aは、上記「整列樋の底面部に設けられた開口部」として機能する。
【0044】
ここで、上記本体枠62−1が、樹脂成形によって断面略コ字状に形成されている。つまり、この本体枠(「本体部」としてもよい)62−1は、底面部62−1aと、側面部62−1b、62−1cとを有している。そして、上流側(図1のY2方向)は図示略の遊技球回収経路に接続され、下流側(図1のY1方向)は湾曲導入樋4に接続される。
【0045】
また、上記隔壁部62−2は、上記整列樋62の内部側の底面部62−1a上に立設され、上方(Z1方向)に突設されている。この隔壁部62−2は、計6本が平行に設けられている。
【0046】
上記遊技球ルート62−3は、上記本体枠62−1の内壁と6本の上記隔壁部62−2とによって区分けされた部分である。従って、上記遊技球ルート62−3は、並行して7本設定されることになる。また、各上記遊技球ルート62−3の幅は、遊技球が1個通過できる幅に形成されている。また、各遊技球ルート62−3は、それぞれ湾曲導入樋4に形成された遊技球ルートに対応する間隔に形成されている。そのため、湾曲導入樋4に形成された遊技球ルートに、好適に整列して遊技球を送出することができる。
【0047】
また、上記スリット62−4aは、上記整列樋62の底面、つまり、底面部62−1aに形成されており、一つの目的は上記整列樋62の軽量化を図るのとゴミや塵が溜まらないように排出するためである。ここで、上記スリット62−4aは、整列樋62における上流側に形成されていて、上記隔壁部62−2の間の上記整列樋62の底面に形成されている。つまり、底面部62−1aにおける隔壁部62−2間の位置に形成されている。このスリット62−4aは、後述するように、上記自動シャッタ64の櫛歯64−5bの通過が可能となっている。この櫛歯64−5bは、上記櫛歯状部として機能する。
【0048】
また、整列樋62の下流側には、図1等に示すように、手動操作により開閉する開閉扉62−5が設けられていて、平板状の扉を手動で上方に引き上げることにより開状態となって、遊技球が下流に流れるのを許容でき、一方、該扉を下方に押し下げることにより閉状態となって、遊技球の流れを堰き止めるようになっている。
【0049】
次に、自動シャッタ(自動開閉装置)64について説明する。自動シャッタ64は、図10、図11等に示すように、モータユニット64−1と、モータブラケット64−2と、クランクロータ64−3と、コンロッド64−4と、開閉扉64−5と、シャッタハウジング64−6と、マイクロスイッチ(第2検出手段)64−7aと、マイクロスイッチ(第1検出手段)64−7bと、ハンガープレート64−8とを有している。この自動シャッタ64は、上記遊技球揚送装置用自動開閉装置として機能する。
【0050】
上記モータユニット64−1は、図10に示すように、モータ部64−1aと、減速ギヤ部64−1bとを有している。上記モータ部64−1aは、出力3Wのインダクションモータを格納して有している。また、上記減速ギヤ部64−1bは、上記モータ部64−1aに連結され、減速比1/60の減速機構を格納して有している。なお、モータユニット64−1は、一方向にのみ回転するものであり、正逆回転するものではない。このモータユニット64−1は、上記回転力出力部として機能する。
【0051】
また、上記モータブラケット64−2は、図10、図13等に示すように、上記減速ギヤ部64−1bと一体的に形成されている。このモータブラケット64−2は、方形状の平板形状に形成されていて、角部に形成されている4ヶ所の挿通孔にそれぞれボルト64−2aが挿通されて4本のロッド64−2bが締結されている。また、4本のロッド64−2bの他端側は、上記シャッタハウジング64−6の内部側の所定の位置にボルト64−2c(図13参照)によって締結されている。
【0052】
従って、上記モータユニット64−1は、上記シャッタハウジング64−6に固着されることになる。なお、この場合に、図10、図13等に示すように、上記モータユニット64−1のモータ部64−1aは、上記シャッタハウジング64−6の外部側へ突出した状態であり、減速ギヤ部64−1bは、上記シャッタハウジング64−6の内部側にある状態で固着されている。
【0053】
また、上記クランクロータ64−3は、図10、図13等に示すように、外形が円盤状に形成されており、中心部に上記モータユニット64−1の出力軸を嵌合可能な嵌合孔が形成されている。また、上記クランクロータ64−3の上記嵌合孔から偏心した部分には、ピン64−3aが固着されている。
【0054】
また、上記コンロッド64−4は、図9及び図12に示すように、所定の長さの略棒状に形成されていて、棒状部64−4aと、円筒部64−4b、64−3cとを有している。該円筒部64−4bは、該棒状部64−4aの下端に設けられていて、また、円筒部64−4cは、該棒状部64−4aの上端に設けられている。これらの円筒部64−4b、64−4cは、その軸方向が同一な向き(X1−X2方向)に設定されていて、各円筒部64−4b、64−4cには、それぞれベアリングが嵌入されている。そして、後述するように、上記クランクロータ64−3と開閉扉64−5とを連接している。
【0055】
なお、上記クランクロータ64−3やコンロッド64−4は、上記クランク機構部として機能する。
【0056】
また、上記開閉扉64−5は、図10、図13等に示すように、外形略櫛状に一体に樹脂成形されている。帯状の板状の基部64ー5aと、該基部64−5aから立設して設けられた櫛歯(櫛歯状部)64−5bとを有している。この基部64−5aは、X1−X2方向に設けられている。また、櫛歯64−5bは、計7本形成されていて、各櫛歯64−5bは、遊技球ルート62−3に対応して形成されている。つまり、各櫛歯64−5bの幅と、隣接する櫛歯64−5b間の間隔は、各櫛歯64−5bが底面部62−1aに形成されたスリット62−4aに挿通できるように設定されている。
【0057】
また、基部64−5aの両端は、シャッタハウジング64−6における側面部64−6a、64−6bから突出しているが、この突出した部分を突部64−5cとする。
【0058】
そして、図10のX2側の突部64−5cに、押圧ブロック64−5dがねじによって固着される。該押圧ブロック64−5dは、上下にテーパ面が形成された略台形状に形成されており、テーパ面をY1方向側に向けた状態で、上記突部64−5cに固着されている。
【0059】
また、上記開閉扉64−5の基部64−5aの略中央部には、一対のL金具64−4dがボルトによって対向して締結されている。この場合に、一対のL金具64−4dは、対向する面の間に、上記コンロッド64−4の円筒部64−3cを挿通することができるように、間隔を有して配設されている。また、一対のL金具64−4dの対向する面には、ピン64−4eを挿通することが可能な挿通孔が形成されている。そして、このピン64−4eによって、円筒部64−3cがL金具64−4dの位置に取り付けられ、これにより、コンロッド64−4が、開閉扉64−5の下側位置に回動自在に軸支されていることになる。
【0060】
また、上記シャッタハウジング64−6は、図10、図11等に示すように、スチール板材を板金成形することによって、外形が略岡持状に形成されている。つまり、側面部64−6a、64−6bと、前面部64−6cと、背面部64−6dとを有している。
【0061】
ここで、側面部64−6a、64−6bは、X1又はX2方向から見ると、外形略逆T字状に中央部がZ1方向へ突出する形状に形成されている。この側面部64−6a、64−6bは、ともに、幅広の下側部と、幅狭の上側部とから形成されているともいえる。なお、側面部64−6bには、上記モータユニット64−1を配置するための切欠きが形成されている。
【0062】
また、該側面部64−6a、64−6bの上端部には、それぞれ2ヶ所の挿通孔64−6eが形成されている。また、該側面部64−6a、64−6bには、それぞれスリット64−6fが形成されている。該スリット64−6fは、開閉扉64−5の一対の突部64−5cを挿通して、スムーズに上下動可能となる幅で連続して形成されている。また、該スリット64−6fは、上記シャッタハウジング64−6の下端部から垂直に上方に向けて延伸しており、上記開閉扉64−5が最上部まで移動した時の突部64−5cを挿通できる位置まで延設されている。
【0063】
また、上記マイクロスイッチ64−7a及び上記マイクロスイッチ64−7bは、汎用のマイクロスイッチ(リミットスイッチとしてもよい)であり、それぞれ、上記シャッタハウジング64−6のX2側の側面、つまり、側面部64−6aに固着されている。また、上記マイクロスイッチ64−7aは上部側、上記マイクロスイッチ64−7bは下部側に配設されており、スイッチ端子がそれぞれスリット64−6f側に向けて配設されている。
【0064】
また、この場合に、上記マイクロスイッチ64−7a及び上記マイクロスイッチ64−7bの取付位置は、上記開閉扉64−5が最上部まで移動した時に上記押圧ブロック64−5dの上側のテーパ部が上記マイクロスイッチ64−7aのスイッチ端子に当接し、上記開閉扉64−5が最下部まで移動した時に上記押圧ブロック64−5dの下側のテーパ部が上記マイクロスイッチ64−7bのスイッチ端子に当接するように調節されている。
【0065】
また、上記ハンガープレート64−8は、図8、図11に示すように、略平板状にスチール鋼板を板金成形することによって形成されており、両側が折曲されてフランジ面が形成されている。つまり、平面状で水平に配設される本体部64−8aと、該本体部64−8aの両端から立設した立設部64−8bとを有している。このハンガープレート64−8の左右方向、つまり、X1−X2方向の幅は、上記シャッタハウジング64−6の側面部64−6aと側面部64−6b間の間隔と略同一に形成されている。また、該立設部64−8bには、側面部64−6a、64−6bに設けられた挿通孔64−6eと対応する位置に、挿通孔64−8cが形成されている。つまり、計4つの挿通孔64−8cが設けられている。このハンガープレート64−8は、上記「整列樋にぶら下げた状態で取り付けるための取付け手段」として機能するといえる。
【0066】
なお、上記自動シャッタ64において、このハンガープレート64−8を除いた構成を自動シャッタ本体部64−Hとする(図10、図11参照)。
【0067】
次に、本実施例の遊技球揚送装置Aにおける遊技球流入部60の組付け方法を説明する。
【0068】
まず、上記自動シャッタ64のサブアッセンブリについて説明する。上述したように、上記シャッタハウジング64−6に、スリット64−6fの下端部から開閉扉64−5の一対の突部64−5cを挿通するとともに、4本のロッド64−2bによって、上記シャッタハウジング64−6に上記モータユニット64−1を固着する。
【0069】
そして、上記モータユニット64−1の出力軸に上記クランクロータ64−3の嵌合孔を嵌合して固着する。続いて、上記クランクロータ64−3のピン64−3aを、上記コンロッド64−4の円筒部64−4b内のベアリングに挿通して止め輪によって係止する。
【0070】
続いて、上記開閉扉64−5の一対のL金具64−4dの間に、上記コンロッド64−4の上部側の円筒部64−3cを挿通し、一対のL金具64−4dの挿通孔及び円筒部64−3c内のベアリングにピン64−4eを挿通して、止め輪によって係止する。
【0071】
そして、上記開閉扉64−5のX2側の突部64−5cに、押圧ブロック64−5dをねじによって固着し、上記マイクロスイッチ64−7a及び上記マイクロスイッチ64−7bを上記シャッタハウジング64−6のX2側の側面に固着して、上記自動シャッタ64のサブアッセンブリを終了する。
【0072】
そして、そのようにサブアッセンブリされた上記自動シャッタ64を整列樋62の下側からはめ込んで、ハンガープレート64−8を配設する。つまり、該自動シャッタ64における側面部64−6a、64−6bの上側部間に整列樋62が配置されるようにし、該側面部64−6a、64−6bの上側部の上端の位置に、ハンガープレート64−8を配置させる。そして、左右の側面部64−6a、64−6bの2ヶ所の挿通孔64−6eに、外側からボルトB11を挿通し、さらに上記ハンガープレート64−8の挿通孔64−8cを挿通して、ナットN1にて締結する。従って、図11及び12に示すように、整列樋62に自動シャッタ64が吊着された状態となる。
【0073】
次に、本実施例による遊技球揚送装置Aの使用状態及び効果を説明する。まず、上記遊技球流入部60の自動シャッタ64における基本的な動きについて説明する。
【0074】
上記モータユニット64−1が駆動されると、上記クランクロータ64−3が回転し、上記コンロッド64−4を介して上記開閉扉64−5を上下に駆動する。
【0075】
そして、上記開閉扉64−5が最上部にくると、遊技球ルート62−3内に櫛歯64−5bが突出した状態となり、遊技球の堰き止めが可能となる。このように開閉扉64−5が最上部にある位置を突出位置とし、この場合には、開閉扉64−5が閉状態にあるといえる。また、上記開閉扉64−5が最下部にくると、遊技球ルート62−3から櫛歯64−5bが引き込んだ状態となり、遊技球ルート62−3内を遊技球が通過可能となる。このように開閉扉64−5が最下部にある位置を格納位置とし、この場合には、開閉扉64−5が開状態にあるといえる。
【0076】
そして、開閉扉64−5を閉状態から開状態にする場合には、制御部は、モータユニット64−1を駆動させる。すると、開閉扉64−5は、上昇していき、押圧ブロック64−5d、特に、押圧ブロック64−5dの上側のテーパ部がマイクロスイッチ64−7aのスイッチ端子に当接する。すると、制御部は、押圧ブロック64−5dがマイクロスイッチ64−7aのスイッチ端子に当接したことを検知すると、モータユニット64−1の駆動を停止させる。このようにして、開閉扉64−5は、上記突出位置となる。
【0077】
一方、開閉扉64−5を開状態から閉状態にする場合には、制御部は、モータユニット64−1を駆動させる。すると、開閉扉64−5は、下降していき、押圧ブロック64−5d、特に、押圧ブロック64−5dの下側のテーパ部がマイクロスイッチ64−7bのスイッチ端子に当接する。すると、制御部は、押圧ブロック64−5dがマイクロスイッチ64−7bのスイッチ端子に当接したことを検知すると、モータユニット64−1の駆動を停止させる。このようにして、開閉扉64−5は、上記格納位置となる。
【0078】
このように、上記開閉扉64−5の突出位置、上記開閉扉64−5の格納位置ともに検出可能となっており、容易に上記開閉扉64−5の位置を把握することができるため、上記開閉扉64−5の駆動制御をより確実なものとすることができる。つまり、確実に、上記開閉扉64−5の突出位置或いは格納位置のうち何れか所望の位置で、上記開閉扉64−5を確実に停止させることが可能になる。
【0079】
なお、モータユニット64−1は、開閉扉64−5を閉状態から開状態にする場合も開状態から閉状態にする場合も、ともに、一方向に回転するものであり、正逆回転するものではない。
【0080】
なお、上記モータユニット64−1と、モータブラケット64−2と、クランクロータ64−3と、コンロッド64−4等は、「開閉扉を開閉させるための駆動機構部」や、「開閉扉を上下に移動させて該開閉扉を開閉するための駆動機構部」として機能することになる。
【0081】
次に、遊技球揚送装置Aによる揚送について簡単に説明する。なお、揚送を行なう際には、遊技球流入部60における自動シャッタ64における開閉扉64−5は、閉状態となっていて、遊技球はこの開閉扉64−5によって堰き止められている。なお、この遊技球流入部60までの経路としては、例えば、パチンコ島台の回収経路で回収された遊技球が誘導されてこの遊技球流入部60に至るようになっている。
【0082】
まず、自動モードにおける自動運転について説明すると、モード切替スイッチ1002が自動モードになっている状態で自動起動スイッチ1004を押されると、制御部はこれを検知し、回転駆動部51におけるモータ52を駆動させるとともに、自動シャッタ64における開閉扉64−5を開状態とする。
【0083】
すると、モータ52の回転に伴い回転プーリ53が回転し、回転プーリ53の回転に伴い、揚送ベルトYBが周回する。つまり、揚送ベルトYBが周回搬送される。この場合、揚送筒本体部20と開閉カバー部30とが対向する位置においては、揚送ベルトYBは上昇し、揚送筒本体部20の外側では、揚送ベルトYBは下降する。なお、布ベルトNBは停止した状態となっている。
【0084】
また、自動シャッタ64における開閉扉64−5を開状態とすることにより、遊技球は下流側に流れて、整列樋62から湾曲導入樋4に至ることができる。なお、この自動シャッタ64における開閉扉を開状態にするタイミングは、該回転駆動部51におけるモータ52の駆動を開始してから所定時間(例えば、10秒程度)経過後とする。つまり、制御部は、自動シャッタ64における開閉扉64−5を開状態とするタイミングをそのように制御する。そのため、放流された遊技球は直ちに揚送されて排出されるため、遊技球が直ちに揚送されずに整列樋62の内部で蓄積して上部等から遊技球が溢れ出てしまうのを防止することが可能になる。
【0085】
遊技球が整列樋62から湾曲導入樋4に至ると、搬送される揚送ベルトYBとの摩擦によって、布ベルトNBと湾曲導入樋4との間の経路を移動していき、さらに、揚送筒本体部20と開閉カバー部30との間の経路を上昇していく。この揚送筒本体部20と開閉カバー部30との間の経路においては、遊技球は揚送ベルトYBと布ベルトNBとの間に挟まれた状態で上昇していくので、遊技球は布ベルトNBとの間の摩擦によって研磨されながら上昇していく。上昇していった遊技球は、遊技球排出部70から排出されて、パチンコホールにおける玉タンク等に導かれる。
【0086】
なお、この遊技球の揚送工程において、遊技球が上昇することに伴い、布ベルトNBも遊技球の搬送経路において上方に引っ張られるが、布ベルト回収機構部40において、布ベルト移送部310において、駆動ローラと一対の圧送ローラとにより挟んだ状態で布ベルトNBを固定しており、また、布ベルト巻取り部300において布ベルトNBを巻回した状態としているので、布ベルトNBが上方に移動してしまうことはない。
【0087】
自動運転中に運転を停止する場合には、自動停止スイッチ1006を押す。すると、該スイッチが押されたことを制御部が検知し、自動シャッタ64における開閉扉64−を閉状態とするとともに、回転駆動部51におけるモータ52の駆動を停止する。これにより、遊技球の揚送は停止される。なお、自動シャッタ64における開閉扉64−5を閉状態にするタイミングは、回転駆動部51におけるモータ52の駆動を停止する所定時間前(例えば、20秒前)とする。つまり、自動シャッタ64における開閉扉64−5を閉状態とした後所定時間後に、モータ52の駆動を停止させる。このようにすることにより、揚送用柱状部10内の遊技球を確実に排出しておくことができ、揚送用柱状部10内に遊技球が残存しないようにすることができる。よって、遊技球揚送装置Aのメンテナンス作業を行う場合等に開閉カバー部30を開けた場合に、残存していた遊技球が散乱する等の不都合を防止することができる。
【0088】
また、モード切替スイッチ1002が手動モードになっている場合について簡単に説明する。還元機駆動/停止スイッチ1008を駆動側に切り替えると、制御部はこれを検知し、回転駆動部51におけるモータ52を駆動させる。よって、遊技球の揚送が行われることになる。一方、還元機駆動/停止スイッチ1008を停止側に切り替えると、制御部はこれを検知し、回転駆動部51におけるモータ52の駆動を停止させる。これにより、遊技球の揚送は停止される。
【0089】
また、シャッター駆動/停止スイッチ1010を開側に切り替えると、制御部はこれを検知し、自動シャッタ64における開閉扉64−5を開状態とする。これにより、遊技球は下流側に流れることができる。一方、シャッター駆動/停止スイッチ1010を閉側に切り替えると、制御部はこれを検知し、自動シャッタ64における開閉扉64−5を閉状態とする。これにより、遊技球はこの開閉扉64−5によりせき止められる。
【0090】
また、巻取り駆動/停止スイッチ1012を駆動側に倒す操作を行うと、制御部は、これを検知して、布ベルト回収機構部40におけるモータユニットを駆動させて布ベルトNBの回収を行う。
【0091】
以上のように、本実施例の遊技球揚送装置Aによれば、上記整列樋62に流入した遊技球の流れを所定の位置で堰き止める自動シャッタ64を有しており、上記自動シャッタ64の開閉扉64−5が、外形略櫛状になされている。そのため、例えば、開閉扉を単純な平板状とした場合では、上記整列樋62の本体枠62−1や隔壁部62−2にも開閉扉64−5が入り込むことになるが、本実施例では底側のスリット62−4aのみでよい。そのため開閉扉64−5が入り込む部分を小さくすることができ、形成する空間部も小さくできる。従って、構造を簡略化することができる。また、開閉扉64−5は、櫛状を呈しているので、軽量とすることができ、よって、上記整列樋62の強度を必要以上に大きくする必要がなく、結果として、整列樋のコストを低く抑えることができる。
【0092】
また、上記開閉扉64−5が、上記整列樋62の底面部から上方に向けて突出して、上記遊技球の流れを遮断するものであるため、上方から上記底面に向けて突出する場合のように上記整列樋62の底面部と上記開閉扉64−5との間に遊技球やゴミ等を挟んでしまうことがない。従って、上記開閉扉64−5の開閉に支障を来すことがなく、よって、確実に遊技球の流れを堰き止めることができるとともに、開閉扉64−5の破損や損傷を防止することができる。
【0093】
また、外形櫛状形状に形成された上記開閉扉64−5の各櫛歯64−5bが、上記整列樋62の一つの遊技球ルート62−3に対応して形成されているため、確実に各遊技球ルート62−3の遊技球の流れを堰き止めることができるとともに、各遊技球ルート62−3の境界を仕切る隔壁部62−2には各櫛歯64−5bは入り込まないようにすることができる。従って、上記隔壁部62−2部分には空間部を形成する必要がないため、大幅に上記整列樋62の構造を簡略化することができ、また上記整列樋62の強度も十分に確保することができるとともに、開閉扉64−5と整列樋62との干渉も更に生じにくいものとすることができる。
【0094】
また、上記開閉扉64−5と上記開閉扉64−5を駆動する駆動機構(モータユニット64−1、モータブラケット64−2と、クランクロータ64−3と、コンロッド64−4、マイクロスイッチ64−7a、74−7bとを一体的に形成してシャッタユニットとしての自動シャッタ64としているため、上記開閉扉64−5の駆動の調整やメンテナンスを自動シャッタ64の状態で行うことができる。従って、上記開閉扉64−5の駆動の調整やメンテナンスを容易に行うことができる。また、自動シャッタ64の状態でサブアッセンブリを行うことが可能になるため、パチンコホールでの現場作業も低減することができる。
【0095】
また、上記自動シャッタ64が、外形が略岡持状に形成されており、上記整列樋62に吊着されるため、上記整列樋62側に上記自動シャッタ64を取り付るための特別な構造を設定する必要がないとともに、多様な機種設定のある整列樋62に容易に適用可能とすることができる。つまり、整列樋62の上端に上記懸架部材としてのハンガープレート64−8を設け、このハンガープレート64−8に自動シャッタ64における他の構成をぶら下げるようにすることにより、自動シャッタ64の整列樋62への取付けを容易とするとともに、自動シャッタ64を取り付けるための特別の構造を必要としないので、多種類の整列樋に適用可能とすることができる。
【0096】
なお、上記の説明において、整列樋62に設けられた遊技球ルート62−3は7つであり、開閉扉64−5における櫛歯64−5bの数も7つであるとして説明したが、これには限られない。
【0097】
また、上記の説明においては、モータユニット64−1は、開閉扉64−5を閉状態から開状態にする場合も開状態から閉状態にする場合も、ともに、一方向に回転するものであるとして説明したが、開閉扉64−5が閉状態から開状態になる場合と、開状態から閉状態になる場合とで、異なる方向に回転させるものであってもよい。
【0098】
【発明の効果】
本発明に基づく遊技球揚送装置によれば、開閉扉が櫛状を呈しているので、整列樋の構造を簡略化することができるとともに、整列樋の強度を必要以上に上げる必要がなく、結果として、整列樋のコストを低減させることができる。つまり、例えば、開閉扉を単純な平板状とした場合では、上記整列樋にも開閉扉が入り込むことになって、構造が複雑化する必要があるおそれがあるが、本発明の場合には、櫛歯状部が挿通される開口部のみを形成すればよいので、整列樋の構造を簡略化することができる。また、開閉扉は、櫛状を呈しているので、軽量とすることができ、よって、上記整列樋の強度を必要以上に大きくする必要がなく、結果として、整列樋のコストを低く抑えることができる。また、整列樋の底面部から該櫛歯状部を上方に突出させることにより、遊技球の流れを遮断することができ、よって、整列樋の底面部と上記開閉扉との間に遊技球やゴミ等を挟んでしまうことがない。従って、上記開閉扉の開閉に支障を来すことがなく、よって、確実に遊技球の流れを堰き止めることができるとともに、開閉扉の破損や損傷を防止することができる。また、懸架部材が設けられているので、自動開閉装置の整列樋への取付けを容易とするとともに、自動開閉装置を取り付けるための特別の構造を必要としないので、多種類の整列樋に適用可能とすることができる。また、開閉扉の各櫛歯状部が、上記整列樋の一つの遊技球ルートに対応して形成されているため、確実に各遊技球ルートの遊技球の流れを堰き止めることができるとともに、各遊技球ルートの境界を仕切る隔壁には各櫛歯状部は入り込まないようにすることができ、従って、上記隔壁部分には空間部を形成する必要がないため、大幅に上記整列樋の構造を簡略化することができ、また上記整列樋の強度も十分に確保することができるとともに、開閉扉と整列樋との干渉もさらに生じにくいものとすることができる。また、第1検出手段と第2検出手段とが設けられているので、開閉扉の位置を正確に把握することができ、開閉扉の駆動制御を確実に行うことが可能となる。
【0106】
また、特に、遊技球揚送装置が、さらに、上記揚送ベルトを周回搬送するための揚送ベルト駆動部と、該揚送ベルト駆動部と、上記駆動機構部とを制御するための制御部であって、揚送作業開始時においては、該揚送ベルト駆動部を駆動させて揚送ベルトを周回搬送させた後に、該駆動機構部を駆動させて上記開閉扉を閉状態から開状態とし、一方、揚送作業終了時においては、該駆動機構部を駆動させて上記開閉扉を開状態から閉状態とした後に、該揚送ベルト駆動部の駆動を停止させて揚送ベルトの周回搬送を停止させる制御部と、を有する場合には、揚送作業開始時においては、該揚送ベルト駆動部を駆動させて揚送ベルトを周回搬送させた後に、該駆動機構部を駆動させて上記開閉扉を閉状態から開状態とするので、放流された遊技球は直ちに揚送されて排出されるため、遊技球が直ちに揚送されずに整列樋の内部で蓄積して上部等から遊技球が溢れ出てしまうのを防止することが可能になる。また、揚送作業終了時においては、該駆動機構部を駆動させて上記開閉扉を開状態から閉状態とした後に、該揚送ベルト駆動部の駆動を停止させて揚送ベルトの周回搬送を停止させるので、揚送ベルトと布ベルト間の遊技球を確実に排出しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置を示す斜視図であり、開閉カバー部が開いた状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置を示す側面図である。
【図5】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置における操作部の構成を示す斜視図である。
【図7】揚送筒本体部の横断面図であり、特に、図4のP位置における横断面図である。
【図8】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置の要部斜視図であり、特に、遊技球流入部の構成を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置の要部平面図であり、特に、遊技球流入部の構成を示す平面図である。
【図10】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置における自動シャッタ本体部の構成を示す斜視図である。
【図11】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置の要部分解斜視図であり、特に、遊技球流入部の構成を示す分解斜視図である。
【図12】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置の要部側面図であり、特に、遊技球流入部の構成を示す側面図である。
【図13】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置の要部側面図であり、特に、遊技球流入部の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
A 遊技球揚送装置
NB 布ベルト
YB 揚送ベルト
60 遊技球流入部
62 整列樋
62−3 遊技球ルート
64 自動シャッタ
64−1 モータユニット
64−3 クランクロータ
64−4 コンロッド
64−5 開閉扉
64−5a 基部
64−5b 櫛歯
64−6 シャッタハウジング
64−7a、64−7b マイクロスイッチ
64−8 ハンガープレート
Claims (2)
- 揚送ベルト(YB)と遊技球磨き用の布ベルト(NB)とを対面させて遊技球を研磨しながら揚送する遊技球揚送装置であって、
揚送ベルトを周回可能に支持する揚送筒本体部(20)と、
該揚送筒本体部に対して開閉可能で、揚送ベルトに対面して布ベルトを支持する開閉カバー部(30)と、
外部から導かれた遊技球を、揚送筒本体部と開閉カバー部との間に設けられた揚送経路に遊技球を導入するための湾曲導入樋(4)に整列して流すための整列樋(62)と、
整列樋に取り付けて用いる自動開閉装置(64)と、を有し、
上記整列樋が、
整列樋の底面をなす底面部(62−1a)と、底面部から立設した一対の側面部(62−1b、62−1c)とにより断面略コ字状に形成され、底面部上に互いに平行に設けられた隔壁部で、遊技球が1個通過できる幅を有し遊技球を一列に流すための遊技球ルートが隣接する隔壁部間に形成された複数の隔壁部(62−2)と、各遊技球ルートに対応して底面部に遊技球ルートに沿って帯状のスリット状に形成された複数の開口部(62−4a)とを有し、
上記自動開閉装置が、
該整列樋内を流れる遊技球を堰き止めるための開閉扉であって、1つの櫛歯状部が1つの開口部に対応して開口部に挿通可能な間隔を介して設けられた複数の櫛歯状部(64−5b)を有し、全体に櫛状を呈する開閉扉(64−5)と、
該開閉扉を上下に移動させて該開閉扉を開閉するための駆動機構部で、回転力を出力する回転力出力部(64−1)と、該回転力出力部の出力端と開閉扉との間に設けられたクランク機構部(64−3、64−4)と、を有する駆動機構部と、
駆動機構部を支持するとともに、櫛歯状部を上下動可能に支持するハウジングで、整列樋の各側面部の外側に沿って設けられた略逆T字状の板状を呈する一対のハウジング側面部で、その一方(64−6b)に該回転出力部(64−1)が取り付けられるとともに、他方(64−6a)に上記開閉扉が開状態であることを検出する第1検出手段(64−7b)と、上記開閉扉が閉状態であることを検出する第2検出手段(64−7a)とが取り付けられた一対のハウジング側面部(64−6a、64−6b)と、一対のハウジング側面部の前面側を連結する前面部(64−6c)と、一対の側面部の背面側を連設する背面部(64−6d)とを有するとともにハウジングの底面側が開口し、整列樋の下側から整列樋に嵌め込まれたハウジングで、一対のハウジング側面部と前面部と背面部とで構成されたハウジングの内側に該クランク機構部を収容するハウジング(64−6)と、
ハウジングにおける一対のハウジング側面部の上端を連結するとともに、整列樋の側面部の上端に懸架して設けられた板状の懸架部材(64−8)と、を有し、自動開閉装置が、整列樋の側面部の上端にぶら下がった状態で取り付けられており、
上記開閉扉が、遊技球の流れを堰き止める状態である閉状態の場合には、開閉扉における櫛歯状部が整列樋の底面部に設けられた開口部に挿通されて整列樋内に上方に突出した状態となり、一方、上記開閉扉が、遊技球の流れを許容する状態である開状態の場合には、櫛歯状部が、該整列樋内から引き込んだ状態となることを特徴とする遊技球揚送装置。 - 遊技球揚送装置が、さらに、上記揚送ベルトを周回搬送するための揚送ベルト駆動部(50)と、該揚送ベルト駆動部と上記駆動機構部とを制御するための制御部であって、揚送作業開始時においては、該揚送ベルト駆動部を駆動させて揚送ベルトを周回搬送させた後に、該駆動機構部を駆動させて上記開閉扉を閉状態から開状態とし、一方、揚送作業終了時においては、該駆動機構部を駆動させて上記開閉扉を開状態から閉状態とした後に、該揚送ベルト駆動部の駆動を停止させて揚送ベルトの周回搬送を停止させる制御部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の遊技球揚送装置。
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