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JP4283946B2 - 押動式散布機 - Google Patents
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JP4283946B2 - 押動式散布機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動力散布機を移動台車に搭載した押動式散布機の回路の構成に関するものである。より詳しくは、押動式動力散布機に配設される駆動用モーター制御およびの電力源であるバッテリーへの充電構成である。
【0002】
【従来の技術】
従来、走行台車に背負い式動力散布機を乗せて、畦畔を押して行くもの(実開平01−124258)や、送風機のエンジンの動力を利用した自走式動力散布機(特開平8−224513)などが知られている。自走式動力散布機は、送風機のエンジン駆動力の一部が減速され、後輪を駆動する構成になっている。また、後輪への駆動の伝達はクラッチにより断接される構成になっており、貯留タンクの下方に送風機が配設されている。また、原動機は送風機の上方に配設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特開平8−224513に示す自走式動力散布機においては、駆動輪である後輪の駆動力はクラッチにより行われるため、送風機により薬剤を散布しながら自走式動力散布機の走行速度を調節することが困難である。また、比較的に重量の大きな、遠心式送風機の回転軸および原動機のクランク軸が垂直方向に向けられているため、送風機の駆動速度の変化、およびエンジンの回転数の変化により、自走式動力散布機に垂直軸周りのモーメントがかかる。このため、進行方向維持を維持するには作業者がそれに対抗する力を与える必要がある。また、貯留タンクと原動機が送風機上方に配設されるため、貯留タンクに薬剤が満たされている場合には重心位置が高くなり、安定性が低下する場合がある。そして、後輪を駆動するため、凸凹の大きな畦畔等を走行させる際に、機体を制御し難くい場合があり、スタックする可能性もある。コンクリート畔上を走行させ作業する際には、多大な注意力が必要であり、作業者に大きな負担を与える。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決し、押動式散布機の操作性および走行性を向上させるべく、次のように構成したものである。
前輪(9)と後輪(11)を有する移動台車(16)の後部上に、動力散布機(17)を配設した押動式散布機において、前記動力散布機(17)は、前方より、薬剤タンク(2)、散布管(14)、ファンケース(4)、エンジン(3)、燃料タンク(24)の順に配置し、該ファンケース(4)内にファンを内装し、前記エンジン(3)によりファンを駆動し、該ファンケース(4)にて発生した風は、導入パイプ(7)により薬剤タンク(2)の下部に導入され、薬剤と共に散布管(14)に供給され、前記前輪(9)の駆動部(21)は、前記移動台車(16)の前部の前輪(9)の上に配設し、該駆動部(21)は、モータ(10)とバッテリ(12)により構成し、該バッテリ(12)の電力によりモータ(10)を駆動し、該モータ(10)の駆動力はワンウェイクラッチ機構を介して前輪(9)を駆動し、該モータ(10)の駆動力を、人力により押動する際のアシスト駆動力として使用し、該モータ(10)に電力を供給するバッテリ(12)には、前記動力散布機(17)のファンケース(4)のファンを駆動するエンジン(3)の発電機にて発電した電力を充電し、前記モータ(10)による走行のアシスト駆動力を調節するコントロールスイッチ(6)を設け、該コントロールスイッチ(6)は、該モータ(10)の駆動の入・切、又は、該モータ(10)に掛ける電圧を調節することによりトルクを調節し、連続的な駆動力の調節を可能とし、該コントロールスイッチ(6)は、移動台車(16)のハンドル(5)に配置し、作業者は手元でモータ(10)の駆動制御を可能としたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。図1は押動式動力散布機の全体側面図、図2は同じく平面図、図3は同じく後面図、図4は押動式動力散布機の前部側面図、図5は押動式動力散布機の前部前面図、図6は押動式動力散布機の前部平面断面図、図7は押動式動力散布機の駆動装置の電気的接続を示す図、図8は押動式動力散布機の駆動を行う構成の第一実施例を示す図、図9は同じく第二実施例を示す図である。
【0006】
図1、図2および図3において、押動式動力散布機1の全体構成について説明する。押動式動力散布機1は、移動台車16および動力散布装置17により構成される。動力散布装置17は移動台車16のフレーム上に固設されている。移動台車16にはハンドル5が接続されており、該移動台車16の下部には前輪9および後輪11が配設されている。作業者はハンドル5により、移動台車16の押し引きおよび方向転換を行うものである。操向可能な移動台車16上に動力散布装置17配設するので、該動力散布装置17を作動させ、薬剤もしくは肥料を散布しながら、移動することができる。移動台車16の前部には駆動部21が構成されており、該駆動部21により前輪9を駆動できる構成になっている。そして、移動台車16の前下部には、ガイド装置22が配設されている。ガイドローラ装置22は駆動部が構成されており、ガイドローラ装置22は移動台車16の後部に配設されたガイドローラ操作レバー23により上下に回動操作できる構成になっている。
【0007】
移動台車16の構成について説明する。移動台車16は、フレーム8、前輪9および後輪11a・11bにより構成されている。フレーム8は、一本のパイプを平面視U字状に成形し、構成されており、前部は上方に向けられ、中央部および後部は水平に構成されている。フレーム8の後部には支持フレーム8bが垂直方向に立設されており、該支持フレーム8bとフレーム8に動力散布機17が固設されている。フレーム8の中央部および支持フレーム8bにはカバー8aが固設されており、フレーム8の剛性が向上するとともに、動力散布機17を保護する構成になっている。カバー8aとフレーム8の前部はステー8cにより接続されており、薬剤タンク2の導入管7との接続部を保護する構成になっている。支持フレーム8bの上部には、ハンドル5の基部が接続される構成になっている。ハンドル5は基部を支持フレーム8の上部に挿入し、ピンもしくはボルトを螺装し該ハンドル5を固設するものである。
【0008】
移動台車16の前輪9は駆動部21に接続されたチェンケース31およびフレーム8の前部に固設されたステー32により支持されている。後輪11a・11bはフレーム8の後部に接続された支持アーム33の下端間に配設されている。支持アーム33は後面視逆U字状に構成されており、該下端間には枢軸が配設されている。支持アーム33の下端間に配設された枢軸には後輪11a・11bが挿嵌され、回動自在に枢支されている。該後輪11a・11b間にはカラー11cが配設されており、該カラー11cにより後輪11a・11bの間隔が設定されている。
【0009】
次に、動力散布機17の構成について説明する。動力散布機17はファンケース4、エンジン3、薬剤タンク2、散布管14により構成されている。該動力散布機17は前記移動台車16の後部に配設されており、前方より、薬剤タンク2、散布管14、ファンケース4、エンジン3、燃料タンク24の順に配置されている。ファンケース4内には図示しないファンが内装されている。該ファンケース4の後部にはエンジン3が接続されており、該エンジン3により前記ファンが駆動される。薬剤タンク2とファンケース4は、導入パイプ7により接続されている。ファンにより発生した風は、薬剤タンク2の下部を介して、散布管14に送られる。導入パイプ7により薬剤タンク2の下部に導入された風は、薬剤薬剤とともに散布管14に送られる。これにより、薬剤タンク2内の薬剤がファンケース4内のファンよりの送気で、散布管14より圃場に散布される。散布管14の向きは左右および上下方向に回動可能であり、任意の回動位置において固定することができる。前記ハンドル5の左側にはアクセルレバー5aが配設されており、該アクセルレバー5aにより散布機17のエンジン3の出力を調節するものである。
【0010】
次に、駆動部21の構成について、図4、図5および図6を用いて説明する。駆動部21はフレーム8の前部に固設されたステー21b上に配設されている。駆動部21の配設位置は前輪9上方でもあり、駆動部21により該前輪9を駆動するものである。駆動部21はモータ10およびバッテリ12により構成されている。バッテリ12の電力によりモータ10を駆動し、該駆動力をチェンケース31に内装されるチェン31bにより前輪9に伝達するものである。モータ10の駆動力は減速機10bを介して前輪9に伝達することもできる。前輪9はチェンケース31およびステー32により支持されている。チェンケース31は断面積が大きく取れるため、高い支持剛性を得ることができる。チェンケースと前輪支持部材を1つのチェンケース31により構成するため、部品点数を減少できる。
【0011】
本実施例において、前輪9はワンウェイクラッチ機構を介して駆動されるものである。ワンウェイクラッチの配設位置としては、前述の減速機10bもしくは前輪9のハブ部分に配設することができる。これにより、モータ10の駆動力を押動式動力散布機1を押動する際のアシスト的な駆動力として使用することができる。モータ10の駆動力がアシスト的に使用されるため、消費電力を減少できる。モータ10の駆動力による、押動式動力散布機1の走行のアシストは、コントローラ6により調節できる。前輪9の走破性を向上させるため、前輪9の径を大きくすると、前輪9のモーメントが大きくなり、前輪9が転がりにくくなるが、該前輪9はモータ10により、アシストされるため、前輪9の大径化に伴うモーメントの増大を解消し、走破性を向上させながら操作性を向上できる。これにより、押動式動力散布機1を走行させる際の労力を軽減で切るとともに、該押動式動力散布機1の操作性も向上できる。更に、前輪9が駆動されるため、悪路の走破性向上し、溝、ぬかるみ、道路と田の坂道などにおける作業者の負担を軽減する。
【0012】
上記の構成においてバッテリ12は前輪9の中心より前方に配設されており、モータ10は前輪9の中心直上に配設されている。これにより、バッテリ12の荷重を前輪9に十分にかけ、前輪9の接地性を確保することができる。駆動部21を固設するステー21bは前方に張り出した構成になっており、ステー21bにより駆動部の前部が保護される。駆動部21にはカバー21cが装着されており、該カバー21cにより、バッテリ12およびモータ10を雨水、塵埃より保護するものである。
【0013】
駆動部21は前記ハンドル5により制御される。前記ハンドル5には、図2および図3に示すごとく、モータ10の駆動力を調節するコントローラ6が配設されており、該コントロールスイッチ6によりモータ10の駆動力が調節される。コントロールスイッチ6は作業者が、ハンドル5を持った際に手元に位置するように配設されている。さらに、コントロールスイッチ6においては、モータ10の駆動の入・切または連続的な駆動力の調節を行える構成になっており、作業者は手元でモータ10の駆動制御を行える構成になっている。モータ10に係ける電圧を調節することにより、モータ10のトルクを調節し、駆動力を調節できる。これにより、押動式動力散布機1の操作性を向上できるとともに、作業者に応じた駆動力調整をでき、電力の消費を低減できる。コントロールスイッチ6によるモータ10の駆動力調節方法は特に限定されるものではなく、モータ10の駆動力を調節可能であればよい。可変抵抗によりモータ10にかかる電圧を調節する方法、トランジスタのベース電圧を調節しモータ10に流れる電流を調節する方法、コントロールスイッチ6によりモータ10に接続したリレーを断続し、モータ10の駆動を制御する方法など、一般的にモータの駆動力を調節するものであればよい。
【0014】
次に、押動式動力散布機1のレイアウトについて、図1ないし図4を用いて、説明する。押動式動力散布機1は、前輪9の上方にバッテリ12およびモータ10により構成される駆動部21を配設し、中央部に薬剤タンク2を配設し、後部にエンジン3を配設している。使用状況下においては、バッテリ12、薬剤タンク2およびエンジン3は押動式動力散布機1の重量の大部分を占めるものである。これら、バッテリ12、薬剤タンク2およびエンジン3が、それぞれ押動式動力散布機1の前部、中央部、後部に配設されるため、該押動式動力散布機1の重量バランスを良くできる。薬剤タンク2は前輪9の中心をとおる垂直線に対してバッテリの反対側に、後輪11aの中心をとおる垂直線に対してエンジンの反対側に位置する。このため、バッテリ12およびエンジン3は薬剤タンク2のカウンタウェイトとなり、フレーム8の一部に過大な荷重がかかるのを防ぐものである。すなわち、前輪9の中心より上前方にバッテリ12を配設し、後輪11a後方にエンジン3を配設するため、フレーム8の一部にかかる過大な荷重を解消できる。これにより、フレーム8の耐久性を向上でき、押動式動力散布機1の耐久性を向上できる。そして、押動式動力散布機1の重量バランスを良くできるため、操作性が向上する。
【0015】
薬剤タンク2は、拘束具により下部を導入パイプ7に接続する構成になっている。散布機17の薬剤タンク17は押動式動力散布機1より取り外し可能に構成されている。薬剤タンク2の前方に配設されている駆動部21は薬液タンク2の上部より低い位置に構成されており、接続部7bの側方はカバー8aにより被装されていない。これにより、薬剤タンク2の取り外しが容易に行える。押動式動力散布機1の前方より、薬剤タンク2を取り外す際にも、駆動部21が低い位置に配設されているため、邪魔にならない。
【0016】
散布管14は薬液タンク2とエンジン3の間に位置し、支持フレーム8b近傍に位置するものである。散布管14には薬剤の吐出方向を上下左右方向に調節する機構が配設されており、散布管14の側方には薬剤の散布量を調節する調節レバー35が配設されている。調節レバー35はファンケース4より高い位置に配設されている。散布管14は薬液タンクよりハンドル5側に配設されており、エンジン3およびファンケース4は散布管14より低い位置に配設されるため、作業者が散布管14の位置調節を行う際に障害物がなく、容易に調節を行うことができる。
【0017】
次に、押動式動力散布機1の駆動の構成について、図7を用いて説明する。バッテリ12よりの電力は、制御回路42に供給され、該制御回路42によりモータ10に電力が供給される。制御回路42には、ハンドル5に配設されたスイッチ6が接続されている。該スイッチ6により、制御回路42を介してモータ10への電力の供給の入切を制御することができる。そして、モータ10の駆動力はチェン31bを介して前輪に伝達される。すなわち、スイッチ6により前輪9の駆動を制御することができる。バッテリ12には、レギュレタ41を介して動力散布機17のエンジン3の発電コイル(発電機)が接続されている。これにより、動力散布機17を始動させることにより、コイルの回転により交流電流が発生し、レギュレタ41により整流してバッテリ12に供給され、該バッテリ12が充電される。上記のごとく、動力散布機17のエンジン3に設けた発電機より発電を行い、モータ10に電力を供給するバッテリ12の充電を行うので、バッテリ12を商用電源などにより充電する必要が無く、押動式動力散布機1を効率的に使用することができる。さらに、動力散布機17を使用することによりバッテリ12が充電されるため、押動式動力散布機1を連続的に長時間使用できる。バッテリ12が過放電され、寿命が短くなる可能性が減少する。
【0018】
上記の構成において前輪9はワンウェイクラッチを介してモータ10により駆動される。このため、モータ10による前輪9の駆動力は、前輪9を前方に駆動する方向に常にかかる。前輪9を直流モータにより構成した場合に、一定電圧下では、モータのトルクは、モータの回転回転数に比例して減少する。作業者が押動式動力散布機1を押している際に路面の抵抗などにより、前輪9の回転速度が低下した際には、モータ10による駆動トルクが増す。そして、抵抗の少ない路面においては作業者が容易に押動式動力散布機1を押し動かせるため、前輪9の回転速度が速く、モータ10の駆動トルクは低下する。すなわち、モータ10により、ワンウェイクラッチを介して前輪9を駆動し、該モータ10にかかる電圧を予め設定しておくことにより、前輪9の駆動補助を前輪9の回転速度に応じて行うことができる。ワンウェイクラッチを介してモータ10により前輪9を駆動するので、簡易な構成により動力補助を行うことができる。モータ10を駆動する回路に複雑なものを使用する必要が無く、耐久性を向上でき、整備および修理を容易にすることができる。
【0019】
次に、図8を用いて押動式動力散布機1のモータ10による動力補助の、第一実施例の構成について説明する。図8において、モータ10にはスイッチ6および可変抵抗43を介して、バッテリ12が接続されている。スイッチ6を入れるとバッテリ12より電流が流れ、モータ10に電力が供給される。可変抵抗43は、モータ10に供給する電圧の調整を行うためのものであり、該可変抵抗43によりモータ10のトルクを制御できるものである。そして、動力散布機17のエンジン3に配設されているロータ44の内側には複数個の磁石45が固設されており、該ロータ44の内側にはパルサーコイル46およびコイル47が配設されている。パルサーコイル46は図示しないイグニッションコイルを介してプラグに接続されている。ロータ44はエンジン3のクランク軸の回転に伴い回動する構成となっており、該ロータ44が回転することによりパルサーコイル46とコイル47に電流がながれる。コイル47は前述のレギュレタ41を介してバッテリ12に接続されている。これにより、ロータ44の回転により発生した電力をバッテリ12に供給し、該バッテリ12に充電を行うことができる。
【0020】
コイル47より、電力が絶えず一定量が供給される場合には、モータ10は主にコイル47よりの電力により駆動される。そして、コイル47より供給される電力がバッテリ12の電圧より低くなった場合には、バッテリ12より電力がモータ10に供給される。コイル47より発生した電力がバッテリ12の電圧より高い場合には、電力がバッテリ12にも供給され、モータ10に供給される電力が安定化される。すなわち、動力散布機17のエンジン3より電力を供給することにより、モータ10を駆動して前輪10を駆動するものである。そして、動力散布機17が停止している場合には、バッテリ12によりモータ10が駆動される。バッテリ12を介して電力を供給するので、過剰な電力がバッテリ12の充電に用いられ、モータ10を安定的に駆動できる。
【0021】
次に、モータ10による駆動補助の第二実施例について、図9を用いて説明する。図9において、制御回路42は抵抗51、トランジスタ52およびリレー53により構成されている。制御回路42に接続されたスイッチ6を入にすることにより、トランジスタ52のベース電流が流れる。これにより、リレー53に電流が流れ、リレー53において、モータ10に電力を供給する側に接続が行われ、モータ10が駆動される。コイル47とバッテリ12はブリッジ式のレギュレタ41を介して接続されており、該レギュレタ41により交流が直流に整流されバッテリ12に供給される。リレー53によりモータ10への電力の供給を行うため、スイッチ6には高い電圧がかからない。このため、スイッチ6における電力損失がほとんどなくなる。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、次のような顕著な効果を奏する。
前輪(9)と後輪(11)を有する移動台車(16)の後部上に、動力散布機(17)を配設した押動式散布機において、前記動力散布機(17)は、前方より、薬剤タンク(2)、散布管(14)、ファンケース(4)、エンジン(3)、燃料タンク(24)の順に配置し、該ファンケース(4)内にファンを内装し、前記エンジン(3)によりファンを駆動し、該ファンケース(4)にて発生した風は、導入パイプ(7)により薬剤タンク(2)の下部に導入され、薬剤と共に散布管(14)に供給され、前記前輪(9)の駆動部(21)は、前記移動台車(16)の前部の前輪(9)の上に配設し、該駆動部(21)は、モータ(10)とバッテリ(12)により構成し、該バッテリ(12)の電力によりモータ(10)を駆動し、該モータ(10)の駆動力はワンウェイクラッチ機構を介して前輪(9)を駆動し、該モータ(10)の駆動力を、人力により押動する際のアシスト駆動力として使用し、該モータ(10)に電力を供給するバッテリ(12)には、前記動力散布機(17)のファンケース(4)のファンを駆動するエンジン(3)の発電機にて発電した電力を充電するので、モータの駆動制御を容易に行うことが可能であり、発電機により発電された余剰の電力はバッテリに供給されるため、モータには安定した電力が供給される。これにより、押動式散布機の駆動力が安定化される。バッテリの放電量を抑え、過放電によるバッテリの寿命の減少を防止できる。
【0023】
また、前記モータ(10)による走行のアシスト駆動力を調節するコントロールスイッチ(6)を設け、該コントロールスイッチ(6)は、該モータ(10)の駆動の入・切、又は、該モータ(10)に掛ける電圧を調節することによりトルクを調節して連続的な駆動力の調節を可能とし、該コントロールスイッチ(6)は、移動台車(16)のハンドル(5)に配置し、作業者は手元でモータ(10)の駆動制御を可能としたので、モータ10に安定的に電力を供給することができる。押動式散布機の操作性が向上する。そして、モータ10に電力を供給する回路の耐久性を向上できる。
【0024】
また、作業者は移動台車(16)のハンドル(5)の部分である手元で、モータ(10)の駆動制御を行うコントロールスイッチ(6)を操作する構成になっており、モータ(10)に掛ける電圧を調節することにより、モータ(10)のトルクを調節し、駆動力を調節できる。これにより、押動式動力散布機1の操作性を向上できるとともに、作業者に応じた駆動力調整をでき、電力の消費を低減できる。また、バッテリの放電量を抑え、過放電によるバッテリの寿命の減少を防止でき、これにより、押動式散布機の耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 押動式動力散布機の全体側面図である。
【図2】 同じく平面図である。
【図3】 同じく後面図である。
【図4】 押動式動力散布機の前部側面図である。
【図5】 押動式動力散布機の前部前面図である。
【図6】 押動式動力散布機の前部平面断面図である。
【図7】 押動式動力散布機の駆動装置の電気的接続を示す図である。
【図8】 押動式動力散布機の駆動を行う構成の第一実施例を示す図である。
【図9】 同じく第二実施例を示す図である。
【符号の説明】
2 薬剤タンク
3 エンジン
4 ファンケース
5 ハンドル
6 スイッチ
9 前輪
10 モータ
12 バッテリ
41 レギュレタ
42 制御回路
44 ロータ
45 磁石
46・47 コイル

Claims (1)

  1. 前輪(9)と後輪(11)を有する移動台車(16)の後部上に、動力散布機(17)を配設した押動式散布機において、前記動力散布機(17)は、前方より、薬剤タンク(2)、散布管(14)、ファンケース(4)、エンジン(3)、燃料タンク(24)の順に配置し、該ファンケース(4)内にファンを内装し、前記エンジン(3)によりファンを駆動し、該ファンケース(4)にて発生した風は、導入パイプ(7)により薬剤タンク(2)の下部に導入され、薬剤と共に散布管(14)に供給され、前記前輪(9)の駆動部(21)は、前記移動台車(16)の前部の前輪(9)の上に配設し、該駆動部(21)は、モータ(10)とバッテリ(12)により構成し、該バッテリ(12)の電力によりモータ(10)を駆動し、該モータ(10)の駆動力はワンウェイクラッチ機構を介して前輪(9)を駆動し、該モータ(10)の駆動力を、人力により押動する際のアシスト駆動力として使用し、該モータ(10)に電力を供給するバッテリ(12)には、前記動力散布機(17)のファンケース(4)のファンを駆動するエンジン(3)の発電機にて発電した電力を充電し、前記モータ(10)による走行のアシスト駆動力を調節するコントロールスイッチ(6)を設け、該コントロールスイッチ(6)は、該モータ(10)の駆動の入・切、又は、該モータ(10)に掛ける電圧を調節することによりトルクを調節し、連続的な駆動力の調節を可能とし、該コントロールスイッチ(6)は、移動台車(16)のハンドル(5)に配置し、作業者は手元でモータ(10)の駆動制御を可能としたことを特徴とする押動式散布機。
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