JP4285889B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、撮像装置に関し、詳細には、CCD(Charge Coupled Device )等の固体撮像素子を用いて被写体(被写体像)を撮像して得られる画像データを入力するデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等に使用される撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、デジタルカメラの小形・軽量化が進んでいる。デジタルカメラでは小形・軽量化に伴い手振れが生じやすくなる。従来より、デジタルカメラの手振れ防止方法が各種提案されている。
【0003】
例えば、特開2000−69351号公報に記載された「撮像装置」では、記録モード(動画記録モード/静止画記録モード)に応じて、画像信号処理によりコマ(画像)間の像の振れを補正する第1の手振れ補正手段と、光学的若しくは機械的手段により像の振れを補正する第2の手振れ補正手段とを択一的に選択して手振れ補正を行う技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特開2000−69351号公報に記載された「撮像装置」にあっては、記録モード(動画記録モード/静止画記録モード)に応じて、電子的な手振れ補正とメカ的もしくは光学的な手振れ補正とを切り替えているのみであるので、動画やパノラマ等の撮影モードに応じて十分な手振れ補正を行うことができない場合や、過剰な補正により余分なエネルギーを消費してしまう場合があるという問題がある。
【0005】
本発明は、各種撮影モードに適した手振れ補正を行い、撮影モードに適した高精度でかつ低消費電力な手振れ補正を行うことが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、被写体の動画を撮影するための動画撮影モードを備えた撮像装置において、被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、電子的に手振れを補正する第1の手振れ補正手段と、光学的若しくは機械的に手振れを補正する第2の手振れ補正手段とを備え、前記動画撮影モードでは、前記第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、前記第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正するものである。
【0007】
上記発明によれば、撮像手段は被写体を撮像して画像データを出力し、第1の手振れ補正手段は電子的に手振れを補正し、第2の手振れ補正手段は光学的若しくは機械的に手振れを補正し、そして、動画撮影モードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正する。
【0008】
また、本発明は、被写体を連続的に撮影するための連写撮影モードを備えた撮像装置において、被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、電子的に手振れを補正する第1の手振れ補正手段と、光学的若しくは機械的に手振れを補正する第2の手振れ補正手段とを備え、前記連写撮影モードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、前記第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正するものである。
【0009】
上記発明によれば、撮像手段は被写体を撮像して画像データを出力し、第1の手振れ補正手段は電子的に手振れを補正し、第2の手振れ補正手段は光学的若しくは機械的に手振れを補正し、さらに、連写撮影モードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、前記第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正する。
【0010】
また、本発明は、被写体を多重露出で撮影する多重露出撮影モードを備えた撮像装置において、被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、電子的に手振れを補正する第1の手振れ補正手段と、光学的若しくは機械的に手振れを補正する第2の手振れ補正手段とを備え、前記多重露出撮影モードでは、前記第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、前記第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正するものである。
【0011】
上記発明によれば、撮像手段は被写体を撮像して画像データを出力し、第1の手振れ補正手段は電子的に手振れを補正し、第2の手振れ補正手段は光学的若しくは機械的に手振れを補正し、さらに、多重露出撮影モードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正する。
【0012】
また、本発明は、1回のシャッタ操作により、遠距離および近距離の被写体を撮像して画像データを出力する夜景撮影モードを備えた撮影装置において、被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、電子的に手振れを補正する第1の手振れ補正手段と、光学的若しくは機械的に手振れを補正する第2の手振れ補正手段とを備え、前記夜景撮影モードでは、前記第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、前記第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正するものである。
【0013】
上記発明によれば、撮像手段は被写体を撮像して画像データを出力し、第1の手振れ補正手段は電子的に手振れを補正し、第2の手振れ補正手段は光学的若しくは機械的に手振れを補正し、さらに、夜景撮影モードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正する。
【0014】
また、本発明は、広角度の被写体を一定方向に連続する複数の画像データに分けて撮像してパノラマ画像を出力するパノラマ撮影モードを備えたデジタルカメラにおいて、被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、電子的に手振れを補正する第1の手振れ補正手段と、光学的若しくは機械的に手振れを補正する第2の手振れ補正手段とを備え、パノラマ撮影モードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正するものである。
【0015】
上記発明によれば、撮像手段は被写体を撮像して画像データを出力し、第1の手振れ補正手段は電子的に手振れを補正し、第する第1の手振れ補正手段と、第2の手振れ補正手段は光学的若しくは機械的に手振れを補正し、さらに、パノラマ撮影モードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正する。
【0016】
また、本発明は、さらに、モニタリング画像を表示する表示手段と、前記パノラマ撮影モードで、モニタリング画像を表示手段に表示している間は、少なくとも画像を繋ぐ方向への手振れ補正を禁止すべく制御する手振れ補正制御手段と、を備えたものである。
【0017】
上記発明によれば、手振れ補正制御手段は、パノラマ撮影モードで、モニタリング画像を表示手段に表示している間は、少なくとも画像を繋ぐ方向への手振れ補正を禁止すべく制御する。
【0018】
また、本発明は、前記手振れ補正制御手段は、前記パノラマ撮影モードでは、AF実行の指示が合った場合には、手振れ補正を許可するものである。上記発明によれば、手振れ補正制御手段は、前記パノラマ撮影モードでは、AF実行の指示が合った場合には、手振れ補正を許可する。
【0019】
また、本発明は、前記手振れ補正制御手段は、前記パノラマ撮影モードでは、基準となる初めの画像の撮影が完了するまでは、手振れ補正を許可するものである。上記発明によれば、手振れ補正制御手段は、前記パノラマ撮影モードでは、基準となる初めの画像の撮影が完了するまでは、手振れ補正を許可する。
【0020】
また、本発明は、画素ずらし撮影を行って複数の画像を合成して出力する画素ずらし撮影モードを備えた撮影装置において、被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、電子的に手振れを補正する第1の手振れ補正手段と、光学的若しくは機械的に手振れを補正する第2の手振れ補正手段とを備え、前記画素ずらし撮影モードでは、前記第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、前記第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正するものである。
【0021】
上記発明によれば、撮像手段は被写体を撮像して画像データを出力し、第1の手振れ補正手段は電子的に手振れを補正し、第2の手振れ補正手段は光学的若しくは機械的に手振れを補正し、画素ずらし撮影モードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正する。
【0022】
また、本発明は、被写体を撮像して画像データを表示部に表示するモニタリングモードを備えた撮像装置において、被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、電子的に手振れを補正する第1の手振れ補正手段と、光学的若しくは機械的に手振れを補正する第2の手振れ補正手段とを備え、前記モニタリングモードでは、前記第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、前記第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正するものである。
【0023】
上記発明によれば、撮像手段は被写体を撮像して画像データを出力し、第1の手振れ補正手段は電子的に手振れを補正し、第2の手振れ補正手段は光学的若しくは機械的に手振れを補正し、さらに、モニタリングモードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正する。
【0024】
また、本発明は、露光時以外の像の振れ補正を前記第1および前記第2の手振れ補正手段で行う一方、露光時の像の振れ補正を第2の手振れ補正手段で行うものである。上記発明によれば、露光時以外の像の振れ補正を前記第1および前記第2の手振れ補正手段で行う一方、露光時の像の振れ補正を第2の手振れ補正手段で行う。
【0025】
また、本発明は、露光時以外の像の振れ補正の場合は、前記第1の手振れ補正手段を優先的に使用するものである。上記発明によれば、露光時以外の像の振れ補正の場合は、前記第1の手振れ補正手段を優先的に使用する。
【0026】
また、本発明は、前記第1の手振れ補正手段および前記第2の手振れ補正手段は、振れを検出する1つの振れ検出手段の検出結果に基づいて、振れ補正を行うものである。上記発明によれば、第1の手振れ補正手段および前記第2の手振れ補正手段は、振れを検出する1つの振れ検出手段の検出結果に基づいて、振れ補正を行う。
【0027】
また、本発明は、前記第1の手振れ補正手段と前記第2の手振れ補正手段を切り替えるタイミングを、撮像手段の垂直同期信号のタイミングに同期させるものである。上記発明によれば、前記第1の手振れ補正手段と前記第2の手振れ補正手段を切り替えるタイミングを、撮像手段の垂直同期信号のタイミングに同期させる。
【0028】
また、本発明は、前記第1の手振れ補正手段と前記第2の手振れ補正手段を切り替えるタイミングを、撮像手段の積分開始のタイミングに同期させるものである。上記発明によれば、第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段を切り替えるタイミングを、撮像手段の積分開始のタイミングに同期させる。
【0029】
また、本発明は、前記第2の手振れ補正手段は積層型圧電素子で前記撮像手段を変位させて振れ補正を行うものである。上記発明によれば、積層型圧電素子を第2の手振れ補正手段として使用する。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に、添付図面を参照して、この発明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0031】
(実施の形態1)
図1は実施形態1に係る撮像装置を示すブロック図であり、同図において、1は撮像装置の一例であるデジタルスチルカメラ(以下にデジタルカメラと称する)を示している。
【0032】
図1に示したデジタルカメラ1は、主要な構成を大別すると、被写体(被写体像)を撮像してアナログ画像データを得る撮像ブロック2と、この撮像ブロック2で得られたアナログ画像データをデジタル化したデジタル画像データを処理して外部に出力する信号処理ブロック3とを備えている。
【0033】
このデジタルカメラ1において、撮像ブロック2と信号処理ブロック3間には、画像データをアナログ−デジタル変換するA/D変換器4が設けられ、信号処理ブロック3には、図示せぬレリーズキーやモードスイッチ等の操作に応じて信号を発生して信号処理ブロック3にその信号を出力する信号発生器5、機械的若しくは光学的な手振れを検出して補正する第2の振れ検出部7a・第2の振れ補正制御部7bや、撮像した画像を表示する表示部6が接続されている。信号発生器5のレリーズキーは半押しでレリーズ1がONとなり、全押しでレリーズ2がONとなる。レリーズ1がONされると、AF、AE、AWBが実行され、また、レリーズ2がONされると、撮影が実行される。
【0034】
撮像ブロック2は、光学レンズ20、第2の振れ補正制御部7bの制御に従って移動可能に設けられた撮像部21等を有している。撮像部21は、レンズ20に入射された光を光学的機構で遮光する絞りやメカシャッターを含むメカ機構22と、レンズ20に入射された光を受光するCCD23と、このCCD23を支持してCCD23の受光面を結像面との間で移動させ手振れ補正を行う振れ補正部24とを有している。CCD23の出力は不図示のCDS(相関2重サンプリング)回路を介して、A/D変換器4に供給される。
【0035】
信号処理ブロック3は、例えば、システムコントローラ30、センサーデータ処理部31、表示出力処理部32、記録保存部33等を有している。上記システムコントローラ30は、装置内の各部の動作の制御を行うものであり、撮像動作、A/D変換、記録動作、表示動作、メモリのリード/ライト、手振れ補正動作等を制御する。
【0036】
なお、システムコントローラ30は、マイクロコンピュータ等で構成され、ROMに予め記憶しておいた各種プログラムに従ってマイクロコンピュータを作動させることで、各ユニットの制御や演算処理を実行する。
【0037】
上記センサーデータ処理部31は、A/D変換器4の出力に結合されデジタル画像データを入力して各種信号処理{IPP処理(画像データの補間や画像データのRGB→YUV変換等)やJPEG処理(JPEG準拠の画像圧縮処理)}を行うと共に、システムコントローラ30の制御に従って入力デジタル画像データを出力する。また、センサーデータ処理部31は、内部に第1の振れ検出部31aと、第1の振れ補正部31bとを備えている。
【0038】
上記第1の振れ検出部31aは、画像信号処理により撮像した画像間(コマ間)の振れを検出する。第1の振れ補正部31bは、第1の振れ検出部31aで検出した画像間(コマ間)の振れを画像信号処理することにより補正(第1の振れ補正)する。画像間(コマ間)の振れを画像信号処理により検出・補正する方法としては種々の方法があるが、例えば、公知のフィールドメモリ制御方式(動きベクトルに応じてフィールドメモリの読み出しアドレスを制御し、出力画面を動きと逆の方向に平行移動して画面の振れを補正する)やCCD駆動制御方式等を用いることができる。以上の構成において、第1の振れ検出部31aと第1の振れ補正部31bとにより第1の手振れ補正手段が構成される。
【0039】
上記表示出力処理部32は、センサーデータ処理部31から入力されるデジタル画像データをビデオ信号に変換して表示部6に出力する。記録保存部33は、例えば、メモリカードからなり、デジタル画像データを保存するためのものである。表示部6は、例えば液晶モニタ等からなり、画像データに応じた画像を表示する。
【0040】
第2の振れ検出部7a・第2の振れ補正制御部7bは、画像(コマ)内の振れを補正(第2の振れ補正)するためのものである。上記第2の振れ検出部7aは、例えば、機械的手段(例えば、加速度センサ)からなり、デジタルカメラの機械的な振れ検出する。第2の振れ補正制御部7bは、第2の振れ検出部7aの検出結果に応じて、画像(コマ)内の振れを補正すべく振れ補正部24を駆動制御する。振れ補正部24は、例えば、アクチュエータからなりCCD23を移動させて画像の振れ補正する。なお、画像(コマ)内の補正は、上記した機械的な方法に限られるものではなく、光学的な方法を用いても良く、また、CCD23を移動させる代わりにレンズ20を移動させる方法としても良い。すなわち、画像(コマ)内の振れを補正する方法としては、公知のジンパル制御、可変頂角プリズム方式、レンズを移動して補正する方法等を用いることができる。以上の構成において、第2の振れ検出部7a、第2の振れ補正制御部7b、および振れ補正部24により第2の手振れ補正手段が構成される。
【0041】
上記したシステムコントローラ30は、取り込んだ画像を表示部6に表示するモニタリングモード(表示モード)と、取り込んだ画像を記録保存部33に記録する撮影モードとを有し、また、撮影モードとしては、静止画を記録する静止画記録モード)と、動画を記録する動画記録モードと、レリーズキーが押下されている間に被写体を連続的に撮影するための連写モードと、被写体を多重露出で撮影する多重露出モードと、1回のシャッタ操作により、遠距離および近距離の被写体を撮像して画像データを出力する夜景撮影モードと、広角度の被写体を一定方向に連続する複数の画像データに分けて撮像してパノラマ画像を出力するパノラマ撮影モードと、1回目(1枚目)と2回目(2枚目)でCCD23を変位させて撮像し、両者の画像データを合成して高画質画像を出力する画素ずらし撮影モードとを備えている。これらのモードは、信号発生器5のモードスイッチにより切り替えられる。
【0042】
また、システムコントローラ30は、信号発生器5から撮影モード(記録モード)の切替指示があった場合に、手振れ補正手段(第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段)を切り替える。
【0043】
次に、上記第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段の詳細について説明する。下記表1は、第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段の目的・手段・コマ(画像)間の振れ補正・1コマ(画像)内の振れ補正・エネルギーの消費を示す。
【0044】
【表1】
【0045】
図2および図3は、コマ(画像)間の画像の振れを補正する場合を説明するための説明図であり、特に、図2はコマ間の振れを補正しない場合を示す図、図3はコマ間の振れを補正した場合を示す図である。
【0046】
図2に示すように、コマ間の振れを補正をしない場合には、振れに伴ってコマ毎に被写体像の位置がずれる。これに対して、図3に示すように、コマ間の補正をした場合には、振れに影響されることなく被写体像の位置が正しい位置となる。
【0047】
図4および図5は、1コマ(画像)内での振れを補正する場合を説明するための説明図であり、特に、図4はコマ内で振れを補正しない場合を示す図、図5はコマ内で振れを補正した場合を示す図である。
【0048】
図4に示すように、コマ内の振れを補正をしない場合には、振れに伴ってコマ内の被写体像の位置がずれる。これに対して、図5に示すように、コマ内で振れを補正をした場合には、振れに影響されることなく被写体像の流れを補正することができる。
【0049】
図6および図7は、コマ間とコマ内の振れを説明するための説明図であり、特に、図6はコマ間とコマ内の振れを補正しない場合を説明するため図、図7はコマ間の振れを補正した場合を説明するため図である。
【0050】
図6に示すように、コマ間およびコマ内の振れを補正しない場合には、振れに伴ってコマ間およびコマ内の被写体像の位置がずれる。これに対して、図7に示すように、コマ間の振れを補正した場合には、コマ間の振れを補正することはできるが、コマ内の振れを補正することができない。
【0051】
したがって、第1の手振れ補正手段は、コマ間のずれを補正できるが、1コマ露光中の像流を補正することができない。仮にビデオ画像を静止させてプリントアウトする場合には手振れの画像となってしまう。この場合に、手振れで画質を劣化させないためには、動画の撮影でもコマ内の補正をする必要がある。
【0052】
図8〜図11は、表示部(モニタ)6に画像を表示する場合のCCD23の有効範囲を説明するための説明図である。図8は表示部6に表示する場合のCCD23の有効範囲を示す図、図9はCCD23の有効撮影範囲での振れの例を示す図、図10は表示部に表示される画像の例を示す図、図11はCCDの有効範囲で画像を表示部に表示した例を示す図である。
【0053】
本実施の形態では、図8に示すように、実際のCCD23の有効撮像範囲(a)よりも狭い範囲をモニタの表示範囲(b)とする。これにより、振れ補正をCCD駆動制御方式で行って画面を切り出しても違和感がない。具体例を示すと、露光中に例えば図9のように画像が振れたとしても、表示部6には図10のように画像が表示される。他方、撮影素子の有効範囲を全て表示部6に表示する場合に、CCD駆動方式による振れ補正をすると、図11のようにモニタ中にデータのない部分が現れてしまう。
【0054】
次に、各モード(動画撮影モード、連写撮影モード、多重露出撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モード、画素ずらし撮影モード、モニタリングモード)における手振れ補正動作を説明する。図12は動画撮影モード、連写撮影モード、多重露出撮影モードにおける手振れ補正の基本動作を説明するためのフローチャート、図13は夜景撮影モードにおける手振れ補正の基本動作を説明するためのフローチャート、図14、図15はパノラマ撮影モードにおける手振れ補正の基本動作を説明するためのフローチャート、図16は画素ずらし撮影モードにおける手振れ補正の基本動作を説明するためのフローチャート、図17はモニタリングモードにおける手振れ補正の基本動作を説明するためのフローチャート、図18は動画撮影モードにおける手振れ補正タイミングを説明するためのタイミングチャート、図19は連写撮影モードおよびパノラマ撮影モードにおける手振れ補正タイミングを説明するためのタイミングチャート、図20は多重露出撮影モード、夜景撮影モード、および画素ずらし撮影モードにおける手振れ補正タイミングを説明するためのタイミングチャートを示している。
【0055】
図18〜図20において、(A)は各シーケンス(モニタリング、露光、CDSデータ取り込み、IPP処理、JPEG処理、カード記録)のタイミング、(B)はCCD動作および垂直同期信号VDのタイミング、(C)は振れ補正タイミング(その1)、(D)は振れ補正タイミング(その2)を示している。
【0056】
まず、動画撮影モード、連写撮影モード、多重露出撮影モードにおける手振れ補正を図12および図18〜図20を参照して説明する。これら動画撮影モード、連写撮影モード、および多重露出撮影モードにおける手振れ補正はほぼ同様な方法で行われる。
【0057】
図12において、まず、信号発生器5のモードスイッチにより、動画撮影モード、連写撮影モード、多重露出撮影モードのいずれかが選択され、信号発生器5のレリーズキーのレリーズ2がオンされると、CCD23の露光が開始され(ステップS1)。そして、この露光の間に、第2の振れ検出部7aは振れを検出し(ステップS2)、第2の振れ補正制御部7bは、第2の振れ検出部7aの振れ検出結果に基づき、振れ補正部24を駆動して画像の振れの補正を行う(ステップS3)。このように、第2の手振れ補正手段による振れ検出と振れ補正は露光が行われている間行われる。
【0058】
そして、露光が終了すると(ステップS4)、CCD23から画像の読み込みを開始し(ステップS5)、この露光以外の間に、第1の振れ検出部31aは、この読み込んだ画像に基づいてコマ間(画像間)の振れを検出し(ステップS6)、第1の振れ補正部31bは、第1の振れ検出部31aの振れ検出結果に基づき、上述の画像信号処理を施して画像のコマ間の振れの補正を行う(ステップS7)。このように、第1の振れ検出手段による振れ検出と振れ補正は、露光が行われない間に行われる。そして、画像の取込が終了すると(ステップS8)、センサーデータ処理部31により、取り込んだ画像に対してIPP処理およびJPEG処理が行われ、振れ補正がなされた画像を記録保存部(カード)33に記録する(ステップS9)。
【0059】
つづいて、撮影が終了したか否かを判断し(ステップS10)、撮影が終了していない場合にはステップS1に戻り、次の画像を取り込むべく、露光が行われる一方、撮影が終了した場合には当該処理を終了する。
【0060】
なお、第2の振れ補正から第1の振れ補正に切換える際には、第2の手振れ補正手段から第1の手振れ補正手段へ振れ検出量や振れ補正量が通知され、第1の手振れ補正手段は、第1の振れ補正を行う場合に、第2の手振れ補正手段の振れ検出量や振れ補正量を反映させる。
【0061】
上述の図12のフローチャートでは、カード記録が行われている場合には、説明上、どちらの振れ検出・振れ補正とも行っていない場合を説明したが、動画撮影モードでは、図18のタイミングチャートに示すように、カード記録と次のCDSデータ取込とは並列処理されているので、カード記録(次のCDSデータ取込)の間は、第1の振れ検出と第1の振れ補正が行われている。
【0062】
また、図18に示すように、垂直同期信号VDに同期して、下記の各シーケンスが動画記録中に継続して実行される。具体的には、▲1▼露光、▲2▼CDSデータ取込(相関2重サンプリング)、▲3▼IPP処理(アパーチャー補正:エッジ強調,γ補正,色差信号処理など)、▲4▼JPEG処理(圧縮処理)、▲5▼カード記録(画像ファイル書込み)が行われる。
【0063】
モニタリング時および動画記録時は、垂直の読み出しを有効ラインに対して、間引きして読み出すので1VD期間で、1画面分のCDSデータ取込が可能となっている。また、モニタリング動作は、各処理と並列処理が可能となっている。さらに、露光,CDSデータ取込は、IPP処理,JPEG圧縮,およびカード記録と並列処理が可能となっている。
【0064】
各シーケンスでの第1の手振れ補正と第2の手振れ補正を切換えるタイミングは、同図(C)に示すタイミングと、(D)に示すタイミングの2種類が考えられる。同図(C)の場合は、垂直同期信号VDのタイミングで第1の手振れ補正と第2の手振れ補正を切換えている。また、同図(D)の場合は、CCD積分期間で第1の手振れ補正と第2の手振れ補正を切換えている。
【0065】
また、連写撮影モードにおけるタイミングは、図19に示すように、処理手順や処理タイミングは、図18に示す動画撮影モードのタイミングとほぼ同様であるが、連写撮影モードの場合には、CCD23の全画素分のデータ取込が行われるため、処理時間が1VD以上要し、その他の処理時間も長くかかる。また、連写撮影モードでは、メカシャッターが使用されるので、メカシャッターの閉成に伴いモニタリングが中断する。
【0066】
また、多重露出撮影モードにおけるタイミングは、図20に示すように、図19に示す連写撮影モードのタイミングとほぼ同様であるが、各撮影画像から画像合成処理(各画素データを使用しての画素補間演算など)が行われるため、複数の画像のCDSデータが取り込まれ、画像合成処理が終わるまでは、IPP処理、JPEG圧縮、カード記録は行われない。すなわち、多重露出撮影モードの場合は、撮影毎にカード記録は行われず、多重露出撮影が終了して画像合成が行われた後カード記録が行われる。ただし、カメラ内で画像合成処理が行われないカメラでは、図19と同様の動作となり、パノラマ撮影モードと同じように、一連の画像を関連付けするデータが追加される。また、多重露出撮影モードでは、撮影毎にAE、AF、AWBが実行されるが、露出回数により補正なしではAEがオーバーとなるため、AE補正を行うのを、露光時ではなく画像合成処理の時に行っても良い。
【0067】
以上説明したように、動画撮影モード、連写撮影モード、多重露出撮影モードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正することとしたので、各撮影モード内で実行しているシーケンスの内容によって、第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段の切替えを行うことができ、低消費電力で,高精度な手振れ補正の実現が可能となる。
【0068】
つぎに、夜景撮影モードの手振れ補正動作を図13および図20を参照して説明する。図13において、まず、信号発生器5のモードスイッチにより、夜景撮影モードが選択され、信号発生器5のレリーズキーのレリーズ2がオンされると、レンズ20のフォーカスを無限に設定し(ステップS11)、1枚目のCCD23の露光を開始する(ステップS12)。そして、この露光の間に、第2の振れ検出部7aは振れを検出し(ステップS13)、第2の振れ補正制御部7bは、振れ補正部24を駆動して画像の振れの補正を行う(ステップS14)。このように、第2の手振れ補正手段による振れ検出と振れ補正は露光が行われている間行われる。
【0069】
そして、露光が終了すると(ステップS15)、CCD23から画像の取り込みを開始し(ステップS16)、この露光以外の間に、第1の振れ検出部31aは、この読み込んだ画像に基づいて、コマ間(画像間)の振れを検出し(ステップS17)、第1の振れ補正部31bは、上述の画像信号処理することにより、画像のコマ間の振れの補正を行う(ステップS18)。このように、第1の手振れ補正手段による振れ検出と振れ補正は、露光が行われない間に行われる。
【0070】
そして、1枚目の画像の取り込みが終了すると(ステップS19)、2枚目の露光が開始される前に、レンズ20のフォーカスを人物被写体距離に設定する(ステップS20)。つづいて、CCD23の露光が開始されると(ステップS21)、この露光の間に、第2の振れ検出部7aは振れを検出し(ステップS22)、第2の振れ補正制御部7bは、振れ補正部24を駆動して画像の振れの補正を行う(ステップS23)。このように、第2の手振れ補正手段による振れ検出と振れ補正は露光が行われている間行われる。
【0071】
そして、2枚目の露光が終了すると(ステップS24)、CCD23から画像の取り込みを開始し(ステップS25)、そして、この露光以外の間に、第1の振れ検出部31aは、この読み込んだ画像に基づいて、コマ間(画像間)の振れを検出し(ステップS26)、第1の振れ補正部31bは、上述の画像信号処理することにより補正することにより、画像のコマ間の振れの補正を行う(ステップS27)。このように、第1の振れ検出手段による振れ検出と振れ補正は、露光が行われない間に行われる。
【0072】
そして、2枚目の画像の取り込みが終了すると(ステップ28)、センサーデータ処理部31により、1枚目と2枚目の画像の合成が行われた後、IPP処理およびJPEG処理が行われ、振れ補正がなされた画像が記録保存部(カード)33に記録される(ステップS29)。
【0073】
夜景撮影モードにおけるタイミングは、図20に示すように、図19に示す連写撮影モードのタイミングとほぼ同様であるが、各撮影画像から画像合成処理(各画素データを使用しての画素補間演算など)が行われるため、複数の画像のCDSデータが取り込まれ、画像合成処理が終わるまでは、IPP処理、JPEG圧縮、カード記録は行われない。すなわち、夜景撮影モードの場合は、撮影毎にカード記録は行われず、夜景撮影が終了して画像合成が行われた後、カード記録が行われる。ただし、カメラ内で画像合成処理が行われないカメラでは、図19と同様の動作となり、パノラマ撮影モードと同じように、一連の画像を関連付けするデータが追加される。また、夜景撮影モードでは、図20に示すように、各露光でフォーカスを無限と人物被写体距離に設定した後、撮影が行われる。
【0074】
以上説明したように、夜景撮影モードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正することとしたので、各撮影モード内で実行しているシーケンスの内容によって、第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段の切替えを行うことができ、低消費電力で,高精度な手振れ補正の実現が可能となる。
【0075】
つづいて、パノラマ撮影モードの手振れ補正動作を図14,図15、および図20を参照して説明する。ここでは、信号発生器5のレリーズキーのレリーズ1のON後、画像を繋ぐ方向の手振れ補正を許可する場合について説明する。
【0076】
図14において、信号発生器5のモードスイッチでパノラマ撮影モードが選択され、画像繋ぎ方向および撮影(繋ぐ)枚数の決定が行われると(ステップS41)、モニタリングモードに移行する(ステップS42)。そして、システムコントローラ30は、モニタリングモードの開始時に画像繋ぎ方向の手振れ補正を禁止する(ステップS43)。
【0077】
つづいて、CCD23の露光が開始される(ステップS44)。この露光の間に、第2の振れ検出部7aは振れを検出し(ステップS45)、第2の振れ補正制御部7bは、第2の振れ検出部7aの振れ検出結果に基づき、振れ補正部24を駆動して画像の振れの補正を行う(ステップS46)。このように、第2の手振れ補正手段による振れ検出と振れ補正は露光が行われている間行われる。
【0078】
そして、露光が終了すると(ステップS47)、CCD23から画像の取り込みを開始する(ステップS48)。そして、この露光以外の間に、第1の振れ検出部31aは、この読み込んだ画像に基づいてコマ間(画像間)の振れを検出し(ステップS49)、第1の振れ補正部31bは、上述の画像信号処理を施して画像のコマ間の振れの補正を行う(ステップS50)。このように、第1の手振れ補正手段による振れ検出と振れ補正は露光が行われている間行われる。
【0079】
そして、画像の取り込みが終了した場合には(ステップS51)、取り込んだ画像が表示部6にモニタ表示される(ステップS52)。つづいて、信号発生器5のレリーズキーのレリーズ1がオンされたか否かを判断し(ステップS53)、レリーズ1がオンされていない場合には、ステップS44に移行して同じ処理を繰り返す一方、レリーズ1がオンされた場合には、ステップS54に移行して、信号発生器5のレリーズキーのレリーズ2がオンされたか否かを判断する。レリーズ2がオンされていない場合には、ステップS55に移行して、システムコントローラ30は、画像繋ぎ方向の手振れ補正を許可し(ステップS56)、AFを実行して、AE,AF、AWBを固定する(ステップS57)。そして、処理は、ステップS44に戻る。
【0080】
他方、ステップS54でレリーズ2がされている場合には、図15のステップS59に移行し、CCD23の露光が開始される。この露光の間に、第2の振れ検出部7aは振れを検出し(ステップS60)、第2の振れ補正制御部7bは、第2の振れ検出部7aの振れ検出結果に基づき、振れ補正部24を駆動して画像の振れの補正を行う(ステップS61)。このように、第2の手振れ補正手段による振れ検出と振れ補正は露光が行われている間行われる。
【0081】
そして、露光が終了すると(ステップS62)、CCD23から画像の取り込みを開始し(ステップS63)、この露光以外の間に、第1の振れ検出部31aは、この取り込んだ画像に基づいてコマ間(画像間)の振れを検出し(ステップS64)、第1の振れ補正部31bは、第1の振れ検出部31aの振れ検出結果に基づき、上述の画像信号処理を施して画像のコマ間の振れの補正を行う(ステップS65)。このように、第1の手振れ補正手段による振れ検出と振れ補正は露光が行われていない間に行われる。
【0082】
つづいて、画像の取込が終了すると(ステップS66)、センサーデータ処理部31により、IPP処理およびJPEG処理が行われ、振れを補正した画像が記録保存部(カード)33に記録される(ステップS67)。そして、撮影が終了したか否かを判断し(ステップS68)、撮影が終了した場合には、当該フローを終了する一方、撮影が終了していない場合にはモニタリングモード(図14のステップS42)に移行する。
【0083】
パノラマ撮影モードにおけるタイミングは、図19に示すように、処理手順や処理タイミングは、図18に示す動画撮影モードのタイミングとほぼ同様であるが、パノラマ撮影モードの場合には、CCD23の全画素分のデータ取込が行われるため、処理時間が1VD以上要し、その他の処理時間も長くかかる。また、パノラマ撮影モードでは、メカシャッターが使用されるので、メカシャッターの閉成に伴いモニタリングが中断する。また、連写モードの連写中は継続して撮影が実行されるが、パノラマ撮影モードでは、1枚撮影されると次の撮影(画像を繋ぐ構図の決定)開始までは、図示しないモニタリングモードとなる。また図示はしないが、パノラマ撮影モードでは、1回目の撮影(露光)のAE,AF、AWBの条件が、一連の繋ぐ撮影画像が終了するまでは固定(保持)される。
【0084】
以上説明したように、パノラマ撮影モードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正することとしたので、パノラマ撮影モード内で実行しているシーケンスの内容によって、第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段の切替えを行うことができ、低消費電力で,高精度な手振れ補正の実現が可能となる。
【0085】
つづいて、画像ずらしモードにおける手振れ補正を図16および図20を参照して説明する。画素ずらしモードでは、レリーズ2がオンされると、AE,AF,AWBが画素ずらし撮影終了まで固定され、1枚目の撮影と2枚目の撮影の間に不図示の駆動機構により、CCD23の1画素分のずらし(移動)が行われる。
【0086】
図16において、まず、信号発生器5のモードスイッチで画素ずらしモードが選択され、レリーズキーのレリーズ2がオンされると、CCD23の1枚目(1回目)の露光が開始される(ステップS71)。そして、この露光の間に、第2の振れ検出部7aは振れを検出し(ステップS72)、第2の振れ補正制御部7bは、第2の振れ検出部7aは振れ検出結果に基づき、振れ補正部24を駆動して画像の振れの補正を行う(ステップS73)。このように、第2の手振れ補正手段による振れ検出と振れ補正は露光が行われている間に行われる。
【0087】
そして、1枚目の露光が終了すると(ステップS74)、CCD23から画像の取り込みを開始する(ステップS75)。この露光以外の間に、第1の振れ検出部31aは、この取り込んだ画像に基づいてコマ間(画像間)の振れを検出し(ステップS76)、第1の振れ補正部31bは、第1の振れ検出部31aの振れ検出結果に基づき、上述の画像信号処理を施して画像のコマ間の振れの補正を行う(ステップS77)。このように、第1の手振れ補正手段による振れ検出と振れ補正は露光が行われていない間に行われる。
【0088】
つづいて、1枚目の画像の取り込みが終了すると(ステップS78)、CCD23の画素ずらし(CCD23を1画素分変位させる)を行い(ステップS79)、この後、CCD23の2枚目の露光を開始する(ステップS80)。そして、この露光の間に、第2の振れ検出部7aは振れを検出し(ステップS81)、第2の振れ補正制御部7bは、振れ補正部24を駆動して画像の振れの補正を行う(ステップS82)。このように、第2の手振れ補正手段による振れ検出と振れ補正は露光が行われている間に行われる。
【0089】
つぎに、2枚目の露光が終了すると(ステップS83)、2枚目の画像の取り込みを開始する(ステップS84)。そして、この露光以外の間に、第1の振れ検出部31aは、この取り込んだ画像に基づいてコマ間(画像間)の振れを検出し(ステップS85)、第1の振れ補正部31bは、第1の振れ検出部31aの振れ検出結果に基づき、上述の画像信号処理を施して画像のコマ間の振れの補正を行う(ステップS86)。このように、第1の手振れ補正手段による振れ検出と振れ補正は露光が行われていない間に行われる。
【0090】
そして、2枚目の画像の取り込みが終了すると(ステップS87)、センサーデータ処理部31により、取り込んだ1枚目の画像と2枚目の画像が合成されて、高画質画像が生成された後(ステップS88)、IPP処理およびJPEG処理が行われ、振れが補正された画像が記録保存部(カード)33に記録される(ステップS89)。
【0091】
画素ずらし撮影モードにおけるタイミングは、図20に示すように、図19に示す連写撮影モードのタイミングとほぼ同様であるが、各撮影画像に基づいて画像合成処理(各画素データを使用しての画素補間演算など)が行われるため、複数の画像のCDSデータが取り込まれ、画像合成処理が終わるまでは、IPP処理、JPEG圧縮、カード記録は行われない。ただし、カメラ内で画像合成処理が行われないカメラでは、図19と同様の動作となり、パノラマ撮影モードと同じように、一連の画像を関連付けするデータが追加される。また、画素ずらし撮影モードでは、図20に示すように、CCDの画素を1画素分ずらして撮影が行われる。また、画素ずらし撮影モードでは、パノラマ撮影モードと同様に、1回目の撮影(露光)のAE,AF,AWBの条件が、合成画像に使用するずらし撮影画像の取込終了まで固定(保持)される。
【0092】
以上説明したように、画素ずらし撮影モードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正することとしたので、パノラマ撮影モード内で実行しているシーケンスの内容によって、第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段の切替えを行うことができ、低消費電力で,高精度な手振れ補正の実現が可能となる。
【0093】
つぎに、モニタリングモードにおける手振れ補正動作を図17を説明する。図17において、信号発生器5のモードスイッチでモニタリングモードが選択されると、CCD23の露光が開始される(ステップS91)。この露光の間に、第2の振れ検出部7aは振れを検出し(ステップS92)、第2の振れ補正制御部7bは、第2の振れ検出部7aの振れ検出結果に基づき、振れ振れ補正部24を駆動して画像の振れの補正を行う(ステップS93)。このように、第2の手振れ補正手段による振れ検出と振れ補正は露光が行われている間に行われる。
【0094】
そして、露光が終了すると(ステップS94)、CCD23から画像の取り込みを開始する(ステップS95)。そして、この露光以外の間に、第1の振れ検出部31aは、この取り込んだ画像に基づいてコマ間(画像間)の振れを検出し(ステップS96)、第1の振れ補正部31bは、上述の画像信号処理を施して画像のコマ間の振れの補正を行う(ステップS97)。このように、第1の手振れ補正手段による振れ検出と振れ補正は露光が行われていない間に行われる。
【0095】
つづいて、画像の取り込みが終了すると(ステップS98)、取り込んだ画像を表示部6にモニタ表示する(ステップS99)。そして、撮影が終了したか否かを判断して(ステップS100)、撮影が終了した場合には当該フローを終了する一方、撮影が終了していない場合にはステップS91に戻る。
【0096】
以上説明したように、モニタリングモードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正することとしたので、モニタリングモード内で実行しているシーケンスの内容によって、第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段の切替えを行うことができ、低消費電力で,高精度な手振れ補正の実現が可能となる。
【0097】
(実施の形態2)
図21は、実施の形態2にかかる撮像装置を示すブロック図であり、同図において、1は撮像装置の一例であるデジタルスチルカメラ(以下にデジタルカメラと称する)を示している。
【0098】
実施の形態2にかかる撮像装置が、実施の形態1(図1)と異なる構成は、振れ判定部35を備えている点である。他の部分は実施の形態1と同様の構成を用いることができる。図21において図1と同等部分は同一符号を付してある。
【0099】
振れ判定部35は、焦点距離・露光条件(明るさ等)および第2振れ検出部7aの振れの検出結果(手振れの幅・手振れの速さ)に基づき、第2の手振れ補正手段による手振れ補正が必要か否かを判断する。そして、振れ判定部35は、手振れ補正が必要であると判断した場合には、第2の振れ補正制御部7bに手振れ補正を行わせる。下記表2は、振れ判定部35の手振れ補正の要否判定の要素を示す。例えば、振れ判定部35は、振れ補正の要否判定の要素を数値化し、振れ補正の要否を判別する式に代入して振れ補正の要否を判断することにしても良い。
【0100】
【表2】
【0101】
また、振れ判定部35は、振れ補正制御を切換える時に、切換える前の振れ補正データを切換える振れ補正制御データに、一部または全部を換算(置換え)する機能も有し、振れ補正制御量を各振れ補正制御に分散することにより、可能な限りの振れ補正制御のダイナミックレンジを確保する。さらに、振れ判定部35は、その他、設定のモードやそのシーケンスの実行内容などによって、各振れ補正制御の実行優先順位や実行制御量の決定を行う。
【0102】
実施の形態2では、広いダイナミックレンジで振れ補正を行うこと目的としている。この広いダイナミックレンジが必要な理由は、個々のシーン(撮影)で必用なダイナミックレンジが変わるからである。例えば、画素ずらし撮影の場合には、振れの発生する撮影期間を分類すると、▲1▼1回目の露光中、▲2▼1回目の露光が終了してから、画像を取込んでいる期間、▲3▼2回目の露光中である。また、動画撮影の場合には、▲1▼から▲3▼が継続する。
【0103】
光学的若しくは機械的手段により、広いダイナミックレンジで高精度の補正を行うことは困難であるし、また、必要なスペースや電力消費が大きくなる。また、像振れ補正の追従性を考えても、大きな補正が必要な場合は、画像信号処理によりコマ(画像)間の像の振れを補正し、画素以下または画素程度の小さな補正を光学的若しくは機械的手段により、像の振れを補正する。他方、画像信号処理によりコマ(画像)間の像の振れ補正は、当然、露光中の像の振れ補正としては役に立たないが、露光が終了した後、画像を取込んでいる期間は、像の振れ補正として有効に機能する。
【0104】
そこで、実施の形態2では、露光時の像の振れ補正を第2の手振れ補正手段で行う一方、露光時以外の像の振れ補正を第1および第2の手振れ補正手段で行うこととした。これにより、大きな手振れ補正にも高速追従可能で、高精度,省電力,省スペース化に対応する。具体的には、上述したように、露光間の手振れの補正量が画像信号処理(第1の手振れ補正手段)のみでは補正しきれない場合に、第2の手振れ補正手段による手振れ補正も実施することにより振れ補正を行う。
【0105】
つぎに、実施の形態2における撮像装置のモニタリングモードでの手振れ補正動作を図22を参照して説明する。図22は実施の形態2における撮像装置のモニタリングモードでの手振れ補正動作を説明するためのフローチャートである。
【0106】
図22において、まず、CCD23の露光が開始される(ステップS111)。そして、この露光の間に、第2の振れ検出部7aは振れを検出し(ステップS112)、第2の振れ補正制御部7bは、第2の振れ検出部7aの振れ検出結果に基づき、振れ補正部24を駆動して画像の振れの補正を行う(ステップS113)。このように、第2の手振れ補正手段による振れ検出と振れ補正は露光が行われている間に行われる。
【0107】
そして、露光が終了すると(ステップS114)、CCD23から画像の取り込みを開始し(ステップS116)、この露光以外の間に、第1の振れ検出部31aは、この取り込んだ画像に基づいてコマ間(画像間)の振れを検出し(ステップS117)、第1の振れ補正部31bは、第1の振れ検出部31aの検出結果に基づいて、上述の画像信号処理を施して画像のコマ間の振れの補正を行う(ステップS118)。このように、第1の手振れ補正手段による振れ検出と振れ補正は露光が行われていない間に行われる。
【0108】
振れ判定部35は、上述した方法により、第2の振れ補正が必要か否かを判定し(ステップS119)、第2の振れ補正が必要であると判定した場合には、ステップS120に移行する一方、振れ補正が必要でないと判定した場合には、ステップS122に移行する。ステップS120では、第2の振れ検出部7aは振れを検出し、第2の振れ補正制御部7bは、第2の振れ検出部7aの振れ検出結果に基づき、振れ補正部24を駆動して画像の振れの補正を行い(ステップS121)、ステップS122に移行する。
【0109】
ステップS122では、画像の取込が終了したか否かを判断し、画像の取り込みが終了した場合には、表示部6にモニタ画像を表示する(ステップS123)、この後、撮影が終了したか否かを判断して(ステップS124)、撮影が終了した場合には当該フローを終了する一方、撮影が終了していない場合にはステップS166に戻る。
【0110】
ここでは、モニタリングモードでの手振れ補正動作を説明したが、実施の形態2の手振れ補正動作は、上述した動画撮影モード、連写撮影モード、多重露出撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モード、および画素ずらし撮影モードにおける手振れ補正の場合にも適用可能である。
【0111】
以上説明したように、実施の形態2においては、振れ判定部35は、露光終了後に画像取り込みが開始され、第1の振れ検出および第1の振れ補正が終了した後に、第2の振れ補正が必要か否かを判定し、第2の振れ補正が必要であると判定した場合には、第2の手振れ検出および第2の振れ補正を行うこととしたので、より低消費電力で、広いダイナミックレンジでの高精度の手振れ補正が可能となる。
【0112】
(実施の形態3)
図23は、実施の形態3に係る撮像装置を示すブロック図であり、同図において、1は撮像装置の一例であるデジタルスチルカメラ(以下にデジタルカメラと称する)を示している。
【0113】
実施の形態3にかかる撮像装置が、実施の形態1(図1)と異なる構成は、第1の振れ検出部31aを削除した点である。他の部分は実施の形態1と同様の構成を用いることができる。図23において図1と同等部分は同一符号を付してある。実施の形態3においては、第2の振れ検出部7aで検出した振れ検出結果に基づいて、第1の振れ補正部31bおよび第2の振れ補正部7bが振れ補正を行う。
【0114】
つぎに、実施の形態3における撮像装置のモニタリングモードでの手振れ補正動作を図24を参照して説明する。図24は、実施の形態3における撮像装置のモニタリングモードでの手振れ補正動作を説明するためのフローチャートである。
【0115】
図24において、まず、CCD23の露光が開始される(ステップS131)。この露光の間に、第2の振れ検出部7aは振れを検出し(ステップS132)、第2の振れ補正制御部7bは、第2の振れ検出部7aの振れ検出結果に基づき、振れ補正部24を駆動して画像の振れの補正を行う(ステップS133)。このように、第2の手振れ補正手段による振れ検出と振れ補正は露光が行われている間に行われる。
【0116】
そして、露光が終了すると(ステップS134)、CCD23から画像の取り込みを開始する(ステップS135)。そして、この露光以外の間に、第2の振れ検出部7aは、振れを検出し(ステップS136)、第1の振れ補正部31bは、第2の振れ検出部7aの検出結果に基づいて、上述の画像信号処理を施して画像のコマ間の振れの補正を行う(ステップS137)。このように、この第2の振れ検出と第1の振れ補正は、露光が行われない間行われる。
【0117】
つづいて、画像の取り込みが終了すると(ステップS138)、読み込んだ画像を表示部6にモニタ表示する(ステップS139)。そして、撮影が終了したか否かを判断して(ステップS140)、撮影が終了した場合には当該フローを終了する一方、撮影が終了していない場合にはステップS131に戻る。
【0118】
ここでは、モニタリングモードでの手振れ補正動作を説明したが、実施の形態3の手振れ補正動作は、上述した動画撮影モード、連写撮影モード、多重露出撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モード、および画素ずらし撮影モードにおける手振れ補正の場合にも適用可能である。
【0119】
以上説明したように、実施の形態3においては、第2の振れ検出部7aで検出した振れ検出結果に基づいて、第1の振れ補正部31aおよび第2の振れ補正部7bが振れ補正を行うこととしたので、振れ検出結果の相違により手振れ補正手段切替え時に、手振れ補正制御が不安定となることを防止でき、また、検出手段を簡略化(コストダウン)することが可能となる。
【0120】
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変形して実行可能である。
【0121】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、撮像手段は被写体を撮像して画像データを出力し、第1の手振れ補正手段は電子的に手振れを補正し、第2の手振れ補正手段は光学的若しくは機械的に手振れを補正し、そして、動画撮影モードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正することとしたので、動画撮影モード内で実行しているシーケンスの内容によって、第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段の切替えを行うことができ、低消費電力で,高精度な手振れ補正の実現が可能となる。
【0122】
また、本発明によれば、撮像手段は被写体を撮像して画像データを出力し、第1の手振れ補正手段は電子的に手振れを補正し、第2の手振れ補正手段は光学的若しくは機械的に手振れを補正し、さらに、連写撮影モードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、前記第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正することとしたので、連写撮影モード内で実行しているシーケンスの内容によって、第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段の切替えを行うことができ、低消費電力で,高精度な手振れ補正の実現が可能となる。
【0123】
また、本発明によれば、撮像手段は被写体を撮像して画像データを出力し、第1のい手振れ補正手段は電子的に手振れを補正し、第2の手振れ補正手段は光学的若しくは機械的に手振れを補正し、さらに、多重露出撮影モードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正することとしたので、多重露出撮影モード内で実行しているシーケンスの内容によって、第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段の切替えを行うことができ、低消費電力で,高精度な手振れ補正の実現が可能となる。
【0124】
また、本発明によれば、撮像手段は被写体を撮像して画像データを出力し、第1の手振れ補正手段は電子的に手振れを補正し、第2の手振れ補正手段は光学的若しくは機械的に手振れを補正し、さらに、夜景撮影モードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正することとしたので、多重露出撮影モード内で実行しているシーケンスの内容によって、第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段の切替えを行うことができ、低消費電力で,高精度な手振れ補正の実現が可能となる。
【0125】
また、本発明によれば、撮像手段は被写体を撮像して画像データを出力し、第1の手振れ補正手段は電子的に手振れを補正する第1の手振れ補正手段と、第2の手振れ補正手段は光学的若しくは機械的に手振れを補正し、さらに、パノラマ撮影モードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正することとしたので、パノラマ撮影モード内で実行しているシーケンスの内容によって、第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段の切替えを行うことができ、低消費電力で,高精度な手振れ補正の実現が可能となる。
【0126】
また、本発明によれば、手振れ補正制御手段は、パノラマ撮影モードで、モニタリング画像を表示手段に表示している間は、少なくとも画像を繋ぐ方向への手振れ補正を禁止すべく制御することとしたので、画像の繋ぎ目を決定する構図の設定が容易となる。
【0127】
また、本発明によれば、手振れ補正制御手段は、パノラマ撮影モードでは、AF実行の指示が合った場合には、手振れ補正を許可することとしたので、構図決定後は手振れ補正を行うことが可能となる。
【0128】
また、本発明によれば、前記パノラマ撮影モードでは、基準となる初めの画像の撮影が完了するまでは、手振れ補正を許可することとしたので、基準となる初めの画像を得る場合に手振れ補正が可能となる。
【0129】
また、本発明によれば、撮像手段は被写体を撮像して画像データを出力し、第1の手振れ補正手段は電子的に手振れを補正し、第2の手振れ補正手段は光学的若しくは機械的に手振れを補正し、画素ずらし撮影モードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正することとしたので、画素ずらし撮影モード内で実行しているシーケンスの内容によって、第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段の切替えを行うことができ、低消費電力で,高精度な手振れ補正の実現が可能となる。
【0130】
また、本発明によれば、撮像手段は被写体を撮像して画像データを出力し、第1の手振れ補正手段は電子的に手振れを補正し、第2の手振れ補正手段は光学的若しくは機械的に手振れを補正し、さらに、モニタリングモードでは、第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正することとしたので、モニタリングモード内で実行しているシーケンスの内容によって、第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段の切替えを行うことができ、低消費電力で,高精度な手振れ補正の実現が可能となる。
【0131】
また、本発明によれば、露光時以外の像の振れ補正を前記第1および前記第2の手振れ補正手段で行う一方、露光時の像の振れ補正を第2の手振れ補正手段で行うこととしたので、広いダイナミックレンジで高精度の手振れ補正が可能となる。
【0132】
また、本発明によれば、露光時以外の像の振れ補正の場合は、前記第1の手振れ補正手段を優先的に使用することとしたので、請求項11にかかる発明の効果に加えて、より低消費電力で広いダイナミックレンジで高精度の手振れ補正が可能となる。
【0133】
また、本発明によれば、第1の手振れ補正手段および第2の手振れ補正手段は、振れを検出する1つの振れ検出手段の検出結果に基づいて、振れ補正を行うこととしたので、振れ検出結果の相違により手振れ補正手段切替え時に、手振れ補正制御が不安定となることを防止でき、また、検出手段を簡略化(コストダウン)することが可能となる。
【0134】
また、本発明によれば、第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段を切り替えるタイミングを、撮像手段の垂直同期信号のタイミングに同期させることとしたので、正確なタイミングで高精度に第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段との切替えを行うことが可能となる。
【0135】
また、本発明によれば、第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段を切り替えるタイミングを、撮像手段の積分開始のタイミングに同期させることとしたので、正確なタイミングで高精度に第1の手振れ補正手段と第2の手振れ補正手段との切替えを行うことが可能となる。
【0136】
また、本発明によれば、積層型圧電素子を第2の手振れ補正手段として使用することとしたので、第2の手振れ補正手段を小型化できるとともに、応答性を向上させることができ、また、小電流駆動が可能となり、さらに、高負荷に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1にかかる撮像装置を示すブロック図である。
【図2】 コマ間(画像間)の振れを補正しない場合を説明するための説明図である。
【図3】 コマ間(画像間)の振れを補正した場合を説明するための説明図である。
【図4】 コマ内の振れを補正しない場合を説明するための説明図である。
【図5】 コマ内の振れを補正した場合を説明するための説明図である。
【図6】 コマ間とコマ内の振れを補正しない場合を説明するため説明図である。
【図7】 コマ間の振れを補正した場合を説明するための説明図である。
【図8】 表示部に表示する場合のCCDの有効範囲を示す図である。
【図9】 CCDの有効撮影範囲での画像の振れの例を説明するための図である。
【図10】 表示部に表示される画像の例を示す図である。
【図11】 CCDの有効範囲で画像を表示部に表示した例を示す図である。
【図12】 動画撮影モード、連写撮影モード、多重露出撮影モードにおける手振れ補正の基本動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】 夜景撮影モードにおける手振れ補正の基本動作を説明するためのフローチャートである。
【図14】 パノラマ撮影モードにおける手振れ補正の基本動作を説明するためのフローチャートである(その1)。
【図15】 パノラマ撮影モードにおける手振れ補正の基本動作を説明するためのフローチャートである(その2)。
【図16】 画素ずらし撮影モードにおける手振れ補正の基本動作を説明するためのフローチャートである。
【図17】 モニタリングモードにおける手振れ補正の基本動作を説明するためのフローチャートである。
【図18】 動画撮影モードにおける手振れ補正タイミングを説明するためのタイミングチャートである。
【図19】 連写撮影モード、パノラマ撮影モードにおける手振れ補正タイミングを説明するためのタイミングチャートである。
【図20】 多重露出撮影モード、夜景撮影モード、画素ずらし撮影モードにおける手振れ補正タイミングを説明するためのタイミングチャートである。
【図21】 実施の形態2にかかる撮像装置を示すブロック図である。
【図22】 実施の形態2にかかる撮像装置のモニタリングモードでの手振れ補正の基本動作を説明するためのフローチャートである。
【図23】 実施の形態3にかかる撮像装置を示すブロック図である。
【図24】 実施の形態3にかかる撮像装置のモニタリングモードでの手振れ補正の基本動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ
2 撮像ブロック
3 信号処理ブロック
4 A/D変換器
5 信号発生器
6 表示部
7a 第2の振れ検出部
7b 第2の振れ補正制御部
20 レンズ
21 撮像部
22 シャッタ機構
23 CCD
24 振れ補正部
30 システムコントローラ
31 センサーデータ処理部
31a 第1の振れ検出部
31b 第1の振れ補正部
32 表示出力処理部
33 記録保存部
35 振れ判定部
Claims (12)
- 被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、
電子的に手振れを補正する第1の手振れ補正手段と、
光学的若しくは機械的に手振れを補正する第2の手振れ補正手段と、
前記撮像手段の露光動作中は前記第2の手振れ補正手段による手振れ補正動作を、前記撮像手段の露光動作中以外には前記第1の手振れ補正手段による手振れ補正動作を行わせ、前記第1の手振れ補正手段による手振れ補正動作と前記第2の手振れ補正手段による手振れ補正動作との切り替えタイミングを、前記撮像手段の垂直同期信号のタイミングに同期させる第1の手振れ補正動作切り替え手段と、
を備え、
前記第1の手振れ補正動作切り替え手段が、前記第2の手振れ補正手段から前記第1の手振れ補正手段へ切り替える際に、前記第2の手振れ補正手段から前記第1の手振れ補正手段へ、振れ検出量と振れ補正量を通知し、前記第1の手振れ補正手段は通知された振れ検出量と振れ補正量を手振れ補正動作に反映させることを特徴とする撮影装置。 - 被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、
電子的に手振れを補正する第1の手振れ補正手段と、
光学的若しくは機械的に手振れを補正する第2の手振れ補正手段と、
前記撮像手段の露光動作中は前記第2の手振れ補正手段による手振れ補正動作を、前記撮像手段の露光動作中以外には前記第1の手振れ補正手段による手振れ補正動作を行わせ、前記第1の手振れ補正手段による手振れ補正動作から前記第2の手振れ補正手段による手振れ補正動作へ切り替えるタイミングを、前記撮像手段の積分開始のタイミングに同期させ、前記第2の手振れ補正手段による手振れ補正動作から前記第1の手振れ補正手段による手振れ補正動作へ切り替えるタイミングを、前記撮像手段の垂直同期信号のタイミングに同期させる第2の手振れ補正動作切り替え手段と、
を備え、
前記第2の手振れ補正動作切り替え手段が、前記第2の手振れ補正手段から前記第1の手振れ補正手段へ切り替える際に、前記第2の手振れ補正手段から前記第1の手振れ補正手段へ、振れ検出量と振れ補正量を通知し、前記第1の手振れ補正手段は通知された振れ検出量と振れ補正量を手振れ補正動作に反映させることを特徴とする撮影装置。 - 動画を撮影するための動画撮影モードを備え、
前記動画撮影モードでは、前記第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、前記第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正し、前記第1の手振れ補正手段と前記第2の手振れ補正手段との切り替えを、前記第1、第2の手振れ補正動作切り替え手段を用いて行うことを特徴とする請求項1または2に記載の撮影装置。 - 被写体を連続的に撮影するための連写撮影モードを備え、
前記連写撮影モードでは、前記第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、前記第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正し、前記第1の手振れ補正手段と前記第2の手振れ補正手段との切り替えを、前記第1、第2の手振れ補正動作切り替え手段を用いて行うことを特徴とする請求項1または2に記載の撮影装置。 - 被写体を多重露出で撮影する多重露出撮影モードを備え、
前記多重露出撮影モードでは、前記第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、前記第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正し、前記第1の手振れ補正手段と前記第2の手振れ補正手段との切り替えを、前記第1、第2の手振れ補正動作切り替え手段を用いて行うことを特徴とする請求項1または2に記載の撮影装置。 - 1回のシャッタ操作により、遠距離および近距離の被写体を撮像して画像データを出力する夜景撮影モードを備え、
前記夜景撮影モードでは、前記第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、前記第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正し、前記第1の手振れ補正手段と前記第2の手振れ補正手段との切り替えを、前記第1、第2の手振れ補正動作切り替え手段を用いて行うことを特徴とする請求項1または2に記載の撮影装置。 - 広角度の被写体を一定方向に連続する複数の画像データに分けて撮像してパノラマ画像を出力するパノラマ撮影モードを備え、
前記パノラマ撮影モードでは、前記第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、前記第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正し、前記第1の手振れ補正手段と前記第2の手振れ補正手段との切り替えを、前記第1、第2の手振れ補正動作切り替え手段を用いて行うことを特徴とする請求項1または2に記載の撮影装置。 - さらに、モニタリング画像を表示する表示手段と、
前記パノラマ撮影モードで、モニタリング画像を表示手段に表示している間は、少なくとも画像を繋ぐ方向への手振れ補正を禁止すべく制御する手振れ補正制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項7に記載の撮影装置。 - 前記手振れ補正制御手段は、前記パノラマ撮影モードでは、AF実行の指示が合った場合には、手振れ補正を許可することを特徴とする請求項8に記載の撮影装置。
- 前記手振れ補正制御手段は、前記パノラマ撮影モードでは、基準となる初めの画像の撮影が完了するまでは、手振れ補正を許可することを特徴とする請求項8に記載の撮影装置。
- 画素ずらし撮影を行って複数の画像を合成して出力する画素ずらし撮影モードを備え、
前記画素ずらし撮影モードでは、前記第2の手振れ補正手段により、露光中の像の振れを補正し、また、前記第1の手振れ補正手段により、コマ(画像)間の像の振れを補正し、前記第1の手振れ補正手段と前記第2の手振れ補正手段との切り替えを、前記第1、第2の手振れ補正動作切り替え手段を用いて行うことを特徴とする請求項1または2に記載の撮影装置。 - 前記第2の手振れ補正手段は積層型圧電素子で前記撮像手段を変位させて振れ補正を行うことを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1つに記載の撮影装置。
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