JP4286566B2 - 運賃精算装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、バス等の交通機関において、ICカードによる乗車運賃の精算を行う運賃精算装置に関し、特に車両内でICカードの金額の積増しを行うことができる運賃精算装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ICカードは、ICカード積増し装置に紙幣を投入し、その金額をICカードに書き込む(積増しする)ことにより、繰り返し利用することができる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−36466号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のICカード積増し装置は積増し処理専用の装置になっており、路線バスにおいて、すべての停留所またはすべての車両内にICカード積増し装置を設置することは現実的でないため、利用客がICカードの積増しを行うには、ICカード積増し装置が設置された特定の場所に出かける必要があった。
また、ICカード、磁気カードおよび現金による運賃精算が可能な運賃精算装置において、ICカード処理部を利用してICカードへの積増し処理を行う場合、ICカードの積増し処理中はICカードによる精算はもちろんのこと、磁気カードおよび現金による運賃精算ができないため、ある利用客が降車時に積増し処理を行うと、積増し処理が完了するまでの間、他の利用客の運賃精算ができないため、降車時間が長くなるという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、上記のような点に鑑みてなされたものであり、利用客が専用のICカード積増し装置が設置された場所に出向くことなく、ICカードの積増しができる運賃精算装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の運賃精算装置は、車両内に設けられ、ICカードに記録された乗車地情報および金額情報を読取るICカード読取り手段と、上記ICカード読取り手段で読取った乗車地情報と現在値情報から乗車運賃を算出する運賃算出手段と、上記ICカードの金額情報から上記算出した乗車運賃を減算処理し、その残額を新たな金額情報としてICカードに記録するICカード記録手段を有する運賃精算装置において、硬貨による運賃精算を行う硬貨処理手段と、紙幣による運賃精算または両替を行う紙幣処理手段とからなる現金処理手段と、ICカードによる運賃精算またはICカードの金額データの積増しを選択する選択手段と、現金による運賃精算かICカードによる運賃精算かを判定する精算方法判定手段と、同時に運賃精算する人数または運賃種別を入力する操作盤とを有し、上記選択手段により積増しが選択された際、上記紙幣処理手段に挿入された紙幣の金額を上記ICカード記録手段を介してICカードの積増しを行うとともに、ICカードの積増し処理が終了するまでの間、現金による運賃精算に対してのみ操作盤の入力を有効にすることを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、ICカードの積増し処理が終了するまでの間、現金による運賃精算に対してのみ操作盤の入力が有効となるため、ICカードの積増し処理と平行して現金による運賃精算が可能となる。
【0010】
請求項2に記載の運賃精算装置は、請求項1に記載の運賃精算装置において、整理券に記録された乗車地情報を読取る整理券読取り手段と、上記整理券読取り手段で読取った乗車地情報と、現在地情報とから乗車区間を判定し、上記操作盤から入力された情報に基づき乗車運賃を算出する運賃算出手段と、上記精算方法判定手段で現金による精算と判定されると、現金処理手段に投入された金額が上記運賃算出手段で算出した乗車運賃以上になると運賃収受終了と判定することを特徴とする。
【0011】
上記構成によれば、現金処理手段に投入された金額が乗車運賃以上になると運賃収受終了と判定されるとともに、ICカードの積増し処理が終了するまでの間、現金による運賃精算に対してのみ操作盤の入力が有効となるため、ICカードの積増し処理と平行して現金による運賃精算が可能となる。
【0012】
請求項3に記載の運賃精算装置は、車両内に設けられ、ICカードに記録された乗車地情報および金額情報を読取るICカード読取り手段と、上記ICカード読取り手段で読取った乗車地情報と現在値情報から乗車運賃を算出する運賃算出手段と、上記ICカードの金額情報から上記算出した乗車運賃を減算処理し、その残額を新たな金額情報としてICカードに記録するICカード記録手段を有する運賃精算装置において、硬貨による運賃精算を行う硬貨処理手段と、紙幣による運賃精算または両替を行う紙幣処理手段とからなる現金処理手段と、ICカードによる運賃精算またはICカードの金額データの積増しを選択する選択手段と、現金による運賃精算かICカードによる運賃精算か磁気カードによる運賃精算かを判定する精算方法判定手段と、同時に運賃精算する人数または運賃種別を入力する操作盤とを有し、上記選択手段により積増しが選択された際、上記紙幣処理手段に挿入された紙幣の金額を上記ICカード記録手段を介してICカードの積増しを行うとともに、ICカードの積増し処理が終了するまでの間、現金または磁気カードによる運賃精算に対してのみ操作盤の入力を有効にすることを特徴とする。
【0013】
上記構成によれば、ICカードの積増し処理が終了するまでの間、現金または磁気カードによる運賃精算に対してのみ操作盤の入力が有効となるため、ICカードの積増し処理と平行して現金または磁気カードによる運賃精算が可能となる。
【0014】
請求項4に記載の運賃精算装置は、請求項3に記載の運賃精算装置において、整理券に記録された乗車地情報を読取る整理券読取り手段と、磁気カードに記録された乗車地情報および金額情報を読取る磁気カード読取り手段と、上記運賃算出手段は、上記整理券読取り手段または上記磁気カード読取り手段で読取った乗車地情報と、現在地情報とから乗車区間を判定し、上記操作盤で入力された情報に基づき乗車運賃を算出し、上記精算方法判定手段で現金による精算と判定されると、硬貨処理手段に投入された硬貨の金額が上記運賃算出手段で算出した乗車運賃以上になると運賃収受終了と判定し、磁気カードによる精算と判定されると、上記磁気カード読取り手段で読取った磁気カードの金額情報から上記運賃算出手段で算出した乗車運賃を減算処理し、その残額を新たな金額情報として磁気カードに記録する磁気カード記録手段とを有することを特徴とする。
【0015】
上記構成によれば、現金処理手段に投入された金額が乗車運賃以上になると運賃収受終了と判定されるとともに、ICカードの積増し処理が終了するまでの間、現金または磁気カードによる運賃精算に対してのみ操作盤の入力が有効となるため、ICカードの積増し処理と平行して現金または磁気カードによる運賃精算が可能となる
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。この発明の実施例の全体の構成を図1に示す。運賃精算装置1は、ICカード、磁気カードおよび現金による運賃精算が可能な装置で、ICカードの読取りおよび記録を行うICカード処理部2、磁気カードの読取りおよび記録を行う磁気カード処理部3と、現金での運賃精算および両替を行う現金処理部4と、乗務員が操作する操作盤5と、ICカードへの積増しを行う際、利用客によって操作される積増しボタン6と、これらを制御する制御部7とからなり、バスの降車口の乗客用通路近くに設けられる。なお、上記ICカードは、この実施例では非接触式のICカードが用いられる。
【0017】
上記運賃精算装置1は、運賃精算を行う精算モードと、ICカードに記録された金額情報の加算処理を行う積増しモードとを有する。通常、運賃精算装置1は精算モードの状態にあり、上記積増しボタン6が押された場合のみ、積増しモードに移行する。
【0018】
上記操作盤5には少なくとも運行路線の系統番号を指定する系統スイッチ51、同時に運賃精算する人数を指定する人数キー52、大人、小人等を指定する種別キー53が設けられている。
【0019】
バスの運行に際し、乗務員はこれから走るべき路線の系統番号を上記操作盤5に設けられた系統スイッチ51で設定する。CPU71は系統スイッチの設定に応じて、運行メモリ73及び運賃メモリ74よりその系統番号の運行データと運賃データとを読出し、ワークメモリ72に記憶し、必要に応じて諸データの読出しができる状態を作る。
【0020】
以下に、上記ICカード処理部2について説明する。
上記ICカード処理部2は、ICカードに記録された情報を読取るICカード読取り手段21と、ICカードへの記録を行うICカード記録手段22とを有する。
降車時にICカードが運賃精算装置1に近づけられると、上記ICカード読取り手段21でICカードに記録された乗車地データおよび使用可能金額が読取られる。上記ワークメモリ72に記憶された運賃データを参照して、上記ICカードから読取った乗車地データと現在地とから乗車運賃が算出され、その算出された乗車運賃が上記使用可能金額から減算処理される。減算処理後の残額が上記ICカード記録手段22により新たな使用可能金額としてICカードに記録される。
ICカードに記録された乗車地データは乗車時に記録されるものであるが、乗車時におけるICカードの記録手段および記録方法については本発明とは直接関係がないため説明を省略する。
【0021】
なお、1枚のICカードを用いて同時に複数人の運賃精算を行う場合や小人運賃など通常の運賃種別とは異なる運賃の精算を行う場合には、ICカードに記録された情報を読取る前に乗務員にその旨連絡すると、複数人または運賃種別の指定が操作盤5の人数キー52または種別キー53を介して入力され、複数人分または運賃種別にあった乗車運賃が算出され、その乗車運賃がICカードの使用可能金額から一括して減算処理される。
【0022】
上記積増しボタン6が押されると、上記運賃精算装置1は積増しモードに移行する。ICカードの積増し処理は、ICカード処理部2にICカードが置かれた状態で行われる。ICカードがICカード処理部2に置かれると、ICカードに記録された使用可能金額がICカード読取り手段21で読取られる。さらに後述する紙幣処理部42に紙幣が挿入されると、その金額が計数され、ICカードから読取った使用可能金額に挿入された紙幣金額が加算され、加算後の金額がICカード記録手段22により新たな使用可能な金額としてICカードに記録される。
【0023】
積増しモードにおけるICカードへの記録は紙幣が紙幣処理部42に挿入される都度行われ、ICカードがICカード処理部2から離れるか、一定時間紙幣が紙幣処理部42に挿入されないと、運賃精算装置1は積増し作業が完了したものとして判断する。
なお、積増しモードにおいては、上記操作盤5からICカード処理部2への入力が無効とされる。
【0024】
次に、磁気カード処理部3について説明する。
上記磁気カード処理部3は、磁気カードに記録された情報を読取る磁気カード読取り手段31と、磁気カードへの記録を行う磁気カード記録手段32とを有する。
降車時に磁気カードが運賃精算装置1に挿入されると、上記磁気カード読取り手段21で磁気カードに記録された乗車地データおよび使用可能金額が読取られる。上記ワークメモリ72に記憶された運賃データを参照して、上記磁気カードから読取った乗車地データと現在地とから乗車運賃が算出され、その算出された乗車運賃が上記使用可能金額から減算され、減算処理後に残額が磁気カード記録手段32により新たな使用可能金額として磁気カードに記録される。
磁気カードに記録された乗車地データは乗車時に記録されるものであるが、乗車時における磁気カードの記録手段および記録方法については本発明とは直接関係がないため説明を省略する。
【0025】
なお、1枚の磁気カードを用いて同時に複数人の運賃精算を行う場合や小人運賃など通常の運賃種別とは異なる運賃の精算を行う場合には、磁気カードに記録された情報を読取る前に乗務員にその旨連絡すると、複数人または運賃種別の指定が操作盤5の人数キー52または種別キー53を介して入力され、複数人分または運賃種別にあった乗車運賃が算出され、その乗車運賃が磁気カードの使用可能金額から一括して減算処理される。
【0026】
上記実施例では、降車時に磁気カードに記録された乗車地データを磁気カード読取り手段で読取ると説明したが、乗車時に乗車地データを磁気カードに記録せずに、磁気カードの個別IDと対応させて乗車地データをワークメモリ72内に記憶しておき、降車時、磁気カードの個別IDを読取り、その個別IDに対応する乗車地データを上記ワークメモリ72から読出すことにより、乗車地を判定するようにしてもよい。
【0027】
以下に、現金処理部4について説明する。
上記現金処理部4は、硬貨処理部41と紙幣処理部42とからなる。この実施例における現金での運賃精算は、上記硬貨処理部41に硬貨が投入されることにより運賃精算されるものとする。紙幣による運賃精算については、上記紙幣処理部42によって紙幣が硬貨に両替された後、上記硬貨処理部41によって運賃精算されるものとする。
上記硬貨処理部41は、硬貨の投入を検出する硬貨検出手段41aと、硬貨と整理券とを分離する券銭分離手段41bと、硬貨を計数する硬貨計数手段41cと、整理券の記録情報を読取る整理券読取り手段41dとからなり、上記紙幣処理部42は、紙幣の挿入を検出する紙幣検出手段42aと、紙幣を計数する紙幣計数手段42bと、紙幣を保留する紙幣保留部42cと、紙幣を収納する紙幣収納部42dとからなる。
【0028】
現金による運賃精算として上記硬貨処理部41に硬貨と整理券が投入されると、上記硬貨検出手段41aにより硬貨の投入が検出され、券銭分離手段41bによって投入された硬貨と整理券は分離される。分離後の整理券は、上記整理券読取り手段41dによって整理券に記録された乗車地データが読取られ、分離後の硬貨は、上記硬貨計数手段41cによって投入金額が計数される。上記乗車地データは乗車時に整理券に記録されるものであるが、整理券発行手段については本発明とは直接関係がないため説明を省略する。
上記ワークメモリ72に記憶された運賃データを参照して、上記整理券読取り手段41dで読取った整理券の乗車地データと現在地とから乗車運賃を算出し、上記硬貨計数手段41cで計数した金額が上記乗車運賃以上になると運賃精算が終了する。上記硬貨処理部41に投入された金額が乗車運賃に満たない場合、追加投入を促す表示を図示しない表示手段を介して行う。
【0029】
なお、同時に複数人の運賃精算を行う場合や、小人運賃など通常の運賃種別とは異なる運賃の精算を行う場合には、整理券及び硬貨を上記硬貨処理部41に投入する前に乗務員にその旨連絡すると、複数人または運賃種別の指定が上記操作盤5の人数キー52または種別キー53を介して入力され、複数人分の乗車運賃が算出される。上記硬貨処理部41に投入された金額が上記算出された複数人分の乗車運賃以上になると、運賃精算が終了したものとされる。
【0030】
精算モードにおいて、上記紙幣処理部42に紙幣が挿入され、上記紙幣検出手段により紙幣の挿入が検出されると、上記紙幣処理部42は両替としての硬貨を図示しない硬貨排出口に排出するとともに、挿入された紙幣を紙幣収納部42dに収納する。
【0031】
積増しモードにおいて、上記紙幣処理部42に紙幣が挿入され、上記紙幣検出手段42aにより紙幣の挿入が検出されると、上記紙幣計数手段32bによって挿入された紙幣の金額が計数され、その金額が上記ワークメモリ72に記憶され、挿入された紙幣が紙幣保留部42cで一旦保留される。紙幣1枚に対するICカードの積増し処理が完了する都度、上記紙幣保留部42cで保留していた紙幣は上記紙幣収納部42dに収納される。
ICカードの積増し処理が正常終了しない場合、積増し処理がキャンセルされたものとして上記紙幣保留部42cで保留していた紙幣が利用客に返却される。
【0032】
なお、上記紙幣処理部42に挿入された紙幣を両替することなく、直接、紙幣による運賃精算を行ってもよい。その場合、紙幣処理部42に挿入された紙幣金額と上記算出された乗車運賃の差額が図示しない硬貨排出口から釣銭として利用客に返却される。
【0033】
以下に、運賃精算装置1の処理の流れを図2乃至図5を用いて以下に説明する。
運賃精算装置1では、ICカードへの積増し処理を行う積増しボタン6が操作されたかチェックされる(S1)。
積増しボタン6が押されていない状態では、上記運賃精算装置1は精算モードの状態にあり、上記操作盤5からの複数人または運賃種別の入力の有無がチェックされる(S2)。上記操作盤5から入力がない場合、大人1人の乗車運賃の精算を後述する流れにそって行い、上記操作盤5から入力がある場合、図3に示すように、操作盤5からの入力情報に従って複数人または運賃種別の異なる乗車運賃の精算を後述する流れにそって行う。
【0034】
精算モードにおいて、上記ICカード読取り手段21でICカードが検出されると(S3)、ICカードによる運賃精算と判定され、上記ICカード読取り手段21で乗車地データと使用可能金額が読取られると(S4)、その乗車地データと現在地とから上記ワークメモリ72に記憶された運賃データを参照して乗車運賃が算出され(S5)。その算出された乗車運賃が上記ICカードの使用可能金額から減算され(S6)、その残額が上記ICカード記録手段22により新たな使用可能金額としてICカードに記録され(S7)、運賃精算が終了する。
【0035】
精算モードにおいて、上記磁気カード読取り手段31で磁気カードが検出されると(S8)、磁気カードによる運賃精算と判定され、上記磁気カード読取り手段31で乗車地データと使用可能金額が読取られると(S9)、その乗車地データと現在地とから上記ワークメモリ72に記憶された運賃データを参照して乗車運賃が算出される(S10)。その算出された乗車運賃が上記磁気カードの使用可能金額から減算され(S11)、その残額が上記磁気カード記録手段32により新たな使用可能金額として磁気カードに記録され(S12)、運賃精算が終了する。
【0036】
精算モードにおいて、上記硬貨検出手段41aで硬貨が検出されると(S13)、現金による運賃精算と判定され、上記硬貨処理部4に投入された硬貨と整理券が上記券銭分離手段41bによって分離される(S14)。分離された整理券に記録されている乗車地データが整理券読取り手段41bで読取られると(S15)、その乗車地データと現在地とから上記ワークメモリ72に記憶された運賃データを参照して乗車運賃が算出される(S16)。上記分離された硬貨が、上記硬貨計数手段41cで計数され(S17)、計数された金額が上記算出された乗車運賃以上になったことが認識されると(S18)、運賃精算が終了する。
上記硬貨処理部4に投入された金額が上記算出された乗車運賃に満たない場合、追加投入を促す表示を図示しない表示手段を介して行う。
【0037】
精算モードにおいて、操作盤5から複数人処理等の入力があった場合、上記操作盤5からの入力の次にICカードを認識すると(S19)、ICカードによる複数人処理を行い(S20〜S23)、磁気カードを認識すると(S24)、磁気カードによる複数人処理を行い(S25〜S28)、硬貨を認識すると(S29)、現金による複数人処理を行う(S30〜S34)。
【0038】
積増しボタン6が押されると、上記運賃精算装置1は積増しモードに移行する。積増しモードにおいて、ICカード処理部2でICカードが検出されると(S35)、ICカードの使用可能金額がICカード読取り手段21で読取られる(S36)。さらに、上記紙幣処理部42に紙幣が挿入されると(S40)、その金額が上記紙幣計数手段42bで計数され(S41)、その計数された金額がICカードから読取った使用可能金額に加算され、加算処理後の金額が新たな使用可能な金額としてICカード記録手段22によりICカードに記録される(S42)。さらに紙幣が追加挿入されると、紙幣が挿入される都度、ICカードの積増し処理が繰り返される。
積増し処理後、ICカードがICカード処理部2から離れ、ICカードが検出されなくなると(S43)、あるいは一定期間、紙幣が紙幣処理部42に挿入されないと、ICカードの積増し処理は完了したものと判断される。
【0039】
上記説明では、紙幣が挿入される都度、ICカードの積増し処理がされると記載したが、積増しモードにおいて、上記紙幣処理部42の紙幣検出手段42aにより紙幣の挿入が検出されると、上記紙幣計数手段42bで計数した紙幣金額をワークメモリ72に記憶するとともに、紙幣保留部42cに紙幣を一端保留しておき、ワークメモリ72に記憶した金額を一括して積増し処理するようにしてもよい。その場合、積増し処理が完了すると、紙幣保留部42cに保留した紙幣は紙幣収納部42dに収納され、積増し処理が正常終了しなかった場合、積増し処理がキャンセルされたものとして上記紙幣保留部42cで保留されていた紙幣が利用客に返却される。
【0040】
積増しモードにおいて、上記磁気カード読取り手段31で磁気カードが検出されると(S38)、上記S9〜S12の処理と同じ磁気カードによる運賃精算処理を行う(S44〜S47)。同様に、積増しモードにおいて、上記硬貨検出手段41aで硬貨が検出されると、上記S14〜S18の処理と同じ現金による運賃精算処理を行う(S48〜S52)。
【0041】
また、積増しモードにおいて、操作盤5から複数人処理の入力があった場合(S37)、上記操作盤5からの入力の次に磁気カードが検出されると(S53)、上記S25〜S28の処理と同じ磁気カードによる複数人処理を行い(S54〜S57)、上記操作盤5からの入力の次に硬貨が検出されると(S58)、上記S30〜S34と同じ現金による複数人処理を行う(S559〜S63)。上記操作盤5からの入力の次にICカードが検出された場合、操作盤5からの入力は無効として処理する。
【0042】
上記構成にしたことにより、積増しモードにおいて磁気カードまたは硬貨を検出すると、積増し処理と平行して磁気カードまたは現金による運賃精算を行うことができる。特に、複数枚の紙幣によるICカードの積増しを行う場合は積増し処理に時間を要するが、上記構成にしたことにより、ある利用客がICカードの積増し処理を行っている間に、他の利用客が磁気カードまたは現金による運賃精算を行うことができるため、降車処理に要する時間を短縮することができる。
また、積増しモードにおいて、操作盤5からの入力があった場合、ICカードに対する操作盤の入力は無効にされるため、ICカードの積増し処理中に、誤ってICカードによる運賃精算がされることがなくなる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の運賃精算装置1によれば、ICカードの積増し処理と平行して磁気カードまたは現金による運賃精算を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による運賃精算装置のブロック図である。
【図2】運賃精算装置における大人1名精算時の制御フローチャートである。
【図3】運賃精算装置における複数人精算時の制御フローチャートである。
【図4】運賃精算装置における積増し処理時の制御フローチャートである。
【図5】運賃精算装置における積増し処理時の制御フローチャートである。
Claims (4)
- 車両内に設けられ、ICカードに記録された乗車地情報および金額情報を読取るICカード読取り手段と、
上記ICカード読取り手段で読取った乗車地情報と現在値情報から乗車運賃を算出する運賃算出手段と、
上記ICカードの金額情報から上記算出した乗車運賃を減算処理し、その残額を新たな金額情報としてICカードに記録するICカード記録手段を有する運賃精算装置において、
硬貨による運賃精算を行う硬貨処理手段と、紙幣による運賃精算または両替を行う紙幣処理手段とからなる現金処理手段と、
ICカードによる運賃精算またはICカードの金額データの積増しを選択する選択手段と、
現金による運賃精算かICカードによる運賃精算かを判定する精算方法判定手段と、
同時に運賃精算する人数または運賃種別を入力する操作盤とを有し、
上記選択手段により積増しが選択された際、上記紙幣処理手段に挿入された紙幣の金額を上記ICカード記録手段を介してICカードの積増しを行うとともに、ICカードの積増し処理が終了するまでの間、現金による運賃精算に対してのみ操作盤の入力を有効にすることを特徴とする運賃精算装置。 - 整理券に記録された乗車地情報を読取る整理券読取り手段と、
上記整理券読取り手段で読取った乗車地情報と、現在地情報とから乗車区間を判定し、上記操作盤から入力された情報に基づき乗車運賃を算出する運賃算出手段と、
上記精算方法判定手段で現金による精算と判定されると、現金処理手段に投入された金額が上記運賃算出手段で算出した乗車運賃以上になると運賃収受終了と判定することを特徴とする請求項1に記載の運賃精算装置。 - 車両内に設けられ、ICカードに記録された乗車地情報および金額情報を読取るICカード読取り手段と、
上記ICカード読取り手段で読取った乗車地情報と現在値情報から乗車運賃を算出する運賃算出手段と、
上記ICカードの金額情報から上記算出した乗車運賃を減算処理し、その残額を新たな金額情報としてICカードに記録するICカード記録手段を有する運賃精算装置において、
硬貨による運賃精算を行う硬貨処理手段と、紙幣による運賃精算または両替を行う紙幣処理手段とからなる現金処理手段と、
ICカードによる運賃精算またはICカードの金額データの積増しを選択する選択手段と、
現金による運賃精算かICカードによる運賃精算か磁気カードによる運賃精算かを判定する精算方法判定手段と、
同時に運賃精算する人数または運賃種別を入力する操作盤とを有し、
上記選択手段により積増しが選択された際、上記紙幣処理手段に挿入された紙幣の金額を上記ICカード記録手段を介してICカードの積増しを行うとともに、ICカードの積増し処理が終了するまでの間、現金または磁気カードによる運賃精算に対してのみ操作盤の入力を有効にすることを特徴とする運賃精算装置。 - 整理券に記録された乗車地情報を読取る整理券読取り手段と、
磁気カードに記録された乗車地情報および金額情報を読取る磁気カード読取り手段と、
上記運賃算出手段は、上記整理券読取り手段または上記磁気カード読取り手段で読取った乗車地情報と、現在地情報とから乗車区間を判定し、上記操作盤で入力された情報に基づき乗車運賃を算出し、
上記精算方法判定手段で現金による精算と判定されると、硬貨処理手段に投入された硬貨の金額が上記運賃算出手段で算出した乗車運賃以上になると運賃収受終了と判定し、磁気カードによる精算と判定されると、上記磁気カード読取り手段で読取った磁気カードの金額情報から上記運賃算出手段で算出した乗車運賃を減算処理し、その残額を新たな金額情報として磁気カードに記録する磁気カード記録手段とを有することを特徴とする請求項3に記載の運賃精算装置。
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Publications (2)
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