JP4289482B2 - 可換型ディスクのディスク再生装置及びその再生方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタルインターフェースを介して制御される、可換型ディスクのディスク再生装置などに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、シリアル伝送方式としてIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)1394方式が注目されている。IEEE1394方式は、従来のSCSI(small computer system interface)方式等によるコンピュータデータの伝送に代わって用いることができるだけではなく、音声や映像などのAVデータの伝送にも用いることができる。これはIEEE1394方式では、非同期通信と等時性通信の2つの通信方法が定義されているからである。
【0003】
等時性通信は、AVデータのような実時間性が要求されるデータの伝送に用いることができるデータ伝送方法である。等時性通信では、伝送の開始に先立って、データを伝送するのに必要な帯域を取得する。そして、その帯域を使ってデータの伝送を行う。これにより、データ伝送の実時間性が保証される。一方、非同期通信は、コンピュータデータの伝送のような、実時間性が要求されないデータの伝送や機器制御に用いられる伝送方法である。
【0004】
以下、本発明においては、機器制御に用いられるコマンドの授受は全てこの非同期通信を用いて行うことを前提として説明する。IEEE1394上の伝送プロトコルとして、種々の方法が提案されているが、そのうちの一つとして、AVプロトコルと呼ばれるものがある。AVプロトコルは、IEC(International Electrotechnical Commission)61883として規格化されており、実時間性が必要となるAVデータを等時性通信で送受信する方法、機器に与えるコマンドを非同期通信で送受信する方法、等が規定されている。
【0005】
さて、IEC-61883規格では、コンパクトディスク(以下、CD)やミニディスク(以下、MD)などのAV用再生機器、記録再生機器で、AVデータの入出力を扱うために、出力プラグおよび入力プラグと呼ばれる概念を用いる。プラグは、AV装置間の仮想的な接続端子であり、等時性通信データの送受信を司る。なお、複数の機能を一体化した複合装置では、それぞれの機能単位ごとにプラグを持つこともある。たとえば、CDラジカセは、CDプレーヤ、チューナ(ラジオ)、カセットテープレコーダという機能単位が複合されていると考える。このような機器では、機能単位ごとに、等時性通信データの入出力を司るプラグをもつことがある。機能単位に属するプラグには、外部からのデータの受け入れを行うデスティネーションプラグと、外部へデータを送り出すソースプラグの2つがある。これらのプラグには、その属性や動作状態がある。しかし、前述のAVプロトコルでは、これらのプラグに関する情報を扱う方法が規定されていない。これらの情報をリスト構造で保持する方法、およびそのリストを外部からアクセスする方法は、IEEE1394トレード・アソシエーション(以下、TA)における AV/C Disc Subunit General Specification(version1.0 January 26, 1999) 規格、およびその拡張である AV/C Disc Subunit Enhancements for Hard Disk Drive Specification 規格として定義されている。またこれらの規格においては、CDプレーヤやMDプレーヤ等の、メディアを交換可能な可換型ディスク装置におけるメディア識別のための情報や、ディスクの挿入状態を知るための情報がリスト構造として定義されている。
【0006】
図3から図5は、従来の可換型ディスク装置を表す図である(非特許文献1および2参照)。図3において、ディスク再生装置111は、挿入されたディスク110を再生し、テレビ113に出画する装置である。ディスク110上には番組が記録されている。個々の番組に関連する情報は、ディレクトリ構造を用いてディスク110上に記録されている。すなわち、ディレクトリ100,101および102はそれぞれ独立したディレクトリである。例えばディレクトリ100は父用、ディレクトリ101は母用、ディレクトリ102は子供用などとする事ができる。ディレクトリ100,101,102は、それぞれ、ディレクトリ属性情報103および番組リスト104を有し、それぞれ1個又は複数個の番組についての情報を有し、ディレクトリ100,101,102同士は、互いに別々の番組情報を保持している。
【0007】
ディレクトリ属性情報103には、そのディレクトリ内の情報をユーザに見せることを制限するか否かを示すプロテクトフラグ401と、制限されているときに制限を解除するのに必要な暗証番号402と、当該ディレクトリ内で管理されている番組の数を保持する番組数情報403とが含まれる。
【0008】
番組リスト104には、番組数情報403で示される数の番組情報105が含まれる。番組情報105には、番組名404と、番組長さ405と、記録日時406と、再生プロテクト情報407とが含まれる。この再生プロテクト情報407は、その番組についてユーザに見せることを許可するか否かを示す情報である。なお、プロテクトフラグ401と再生プロテクト情報407との数値の組み合わせは、プロテクトフラグ401が0の場合は再生プロテクト情報407は常に0であり、プロテクトフラグ401が1の場合は再生プロテクト情報407は0又は1であり得るようになっている。
【0009】
ディスク再生装置111は、再生制限メモリ114と、再生制限解除手段117とを備える。再生制限メモリ114は、各ディレクトリ毎にメモリを有し、それぞれのディレクトリ用メモリは、ディレクトリ保護状態情報408と、番組保護状態情報409とを有する。
【0010】
ディレクトリ保護状態情報408は、対応するディレクトリに含まれる番組情報や記録されている番組数の情報をユーザに表示することが許可されているか否かをあらわしており、値が1の場合にはユーザへ表示が許されておらず、値が0の時にはユーザへの表示が許されていることを示す。
【0011】
番組保護状態情報409は、対応するディレクトリに含まれる各番組について、各番組ごとの再生プロテクト情報407が有効か否かをあらわしており、値が0の場合には再生プロテクト情報407が有効、無効に関わらず、すなわち、再生プロテクト情報407の値にかかわらず、当該番組に関連する情報をユーザに表示することが許可されているとともに当該番組を再生することも許可されていることを示している。これに対して番組保護状態情報409の値が1の時には、各番組ごとの再生プロテクト情報407自体の情報が有効であることを示す。すなわち再生プロテクト情報407の値が1であれば、当該番組の関連情報をユーザに表示したり、当該番組を再生したりすることが制限されていることを示し、再生プロテクト情報407が0であれば、ユーザに表示し、再生することを許可することを意味する。
【0012】
今、ディスク110がディスク再生装置111に挿入されると、再生制限解除手段117は、各ディレクトリのプロテクトフラグ401を読み出し、その読み出し値をディレクトリ保護状態情報408および番組保護状態情報409の両方に書き込む。従って、その初期状態では、ディレクトリ保護状態情報408および番組保護状態情報409がともに同じ0,又はともに同じ1となる。
【0013】
そこで、ユーザがリモコン112を用いて各ディレクトリ用の暗証番号を入力すると、再生制限解除手段117は、それを受信し、各ディレクトリの暗証番号402と比較することにより再生制限状態の解除判断を行い、判断結果を再生制限メモリ114に書き込む。
【0014】
すなわち、今、ディスク110のプロテクトフラグ401が1の場合、ディレクトリ保護状態情報408および番組保護状態情報409の値にそれぞれ1が書き込まれる。その場合、ディレクトリ保護状態情報408が1なので、ディレクトリについての情報は一切表示されない。そのような初期状態の場合に、リモコン112を用いて番号を入力し、その番号が暗証番号402と一致すると、ディレクトリ保護状態情報408の方だけに値0を書き込む。これによってディレクトリ保護状態情報408は0に、番組保護状態情報409は1の状態となる。その状態では番組保護状態情報409が1なので、再生プロテクト情報407が有効となる。従って、再生プロテクト情報407が0である番組の情報は表示され、再生プロテクト情報407が1である番組の情報は隠される。
【0015】
さらに再び、リモコン112を用いて番号を入力し、その番号が暗証番号402と一致すると、今度は番組保護状態情報409に0が書き込まれる。その結果、再生プロテクト情報407が無効となり、その情報が1であれ、0であれ、いずれの番組の情報も表示される。
【0016】
なお、ディスク110のプロテクトフラグ401が0の場合は、ディレクトリ保護状態情報408および番組保護状態情報409の値にそれぞれ0が書き込まれる。従って、全てのディレクトリの情報は、再生プロテクト情報407の値にかかわらず、ユーザに表示される。
【0017】
以上のような場合の動作の例を説明する。図4は、テレビ113に映し出された番組リストの図である。ディレクトリ100、101および102に含まれる番組情報はそれぞれ、ディレクトリ#1,ディレクトリ#2およびディレクトリ#3として画面上に表示される。すなわち、ディレクトリ100の場合は、ディレクトリ100用のディレクトリ保護状態情報408が値0であり、かつ、ディレクトリ100用の番組保護状態情報409が値0であった場合であり、画面上のディレクトリ#1のように、ディレクトリ100に含まれる情報は全てユーザに表示される。
【0018】
また、ディレクトリ101の場合は、ディレクトリ101用のディレクトリ保護状態情報408が値1であった場合であり、画面上のディレクトリ#2のように、ディレクトリ101に含まれる情報は一切ユーザに表示されない。
【0019】
また、ディレクトリ102の場合は、ディレクトリ102用のディレクトリ保護状態情報408が初期状態では1であり、暗証番号照合の結果0となっており、かつ、ディレクトリ102用の番組保護状態情報409が値1のままであった場合であり、再生プロテクト情報407の値が有効になっている場合である。その場合は、画面上のディレクトリ#3のように、ディレクトリ102に含まれる情報のうち、対応する番組の再生プロテクト情報407の値が0である番組についての情報のみがユーザに表示され、対応する番組の再生プロテクト情報407の値が1である番組についての情報は一切ユーザに表示されない。
【0020】
このように、ユーザがリモコン112から暗証番号を入力することによって再生制限解除手段117が再生制限メモリ114上の値を書き換えると、書き換えに対応して画面上の表示状態は変化する。
【0021】
画面上に表示されている番組は、ユーザがリモコン112を用いてカーソル操作をすることにより再生選択が可能で、ディスク再生装置111は再生選択された番組を再生開始する。一方、画面上に表示されていない番組は、ユーザが再生選択を行うことができず、視聴することができない。
【0022】
他方、図3で示すシステムの場合は、ユーザがリモコン112を用いて色々再生制限を解除する場合であったが、図5は、ディスク再生装置111とSTB(セットトップボックス)206とがIEEE1394バス205で接続されており、コントローラとしてSTB206がディスク再生装置111の再生制限を解除する場合を示す図である。
【0023】
ルート・コンテンツ・リスト(以下、ルート・コンテンツ・リストのことをRCLと略称する)200,201および202は、特許文献1(48ページ)におけるRoot Contents Listである。図6は、RCL200およびオブジェクトエントリの構造図である。RCL200は、ディレクトリ100に対応するが、番組情報の内の再生プロテクト情報は有しない。オブジェクトエントリ204は、RCL200上のオブジェクトエントリを取り出したものである。オブジェクトエントリ204には、番組名504,番組長さ505および記録日時506が含まれるが、上述したように番組情報の内の再生プロテクト情報は存在しない。RCL200は、各番組情報に対応するオブジェクトエントリを複数個格納することが可能で、その格納個数は、前記番組数情報に対応し、ナンバ・オブ・エントリ303に格納されている。他のRCL201,202もそれぞれディレクトリ101,102に対応している。
【0024】
RCL作成手段116は、ディスク110上のディレクトリ100,101および102から読み出した情報を元にして、対応するRCL200,201および202を作成する。1394インタフェース203は、STB206からのリード・デスクリプタ・コマンドに応じて、RCL200,201および202をSTB206へと送信する。STB206は、ディスク再生装置111から読み出したRCLをもとに、番組一覧表(図示せず)を作成してユーザに表示し、一覧表の中に表示された番組の中からユーザが選択した番組に対して再生命令(図示せず)を発行することにより、目的の番組の視聴を行う。
【0025】
【非特許文献1】
IEEE1394 Trade Association規格:TA Document 2001013 AV/C Disc Subunit - DVR-Blue Media Type Specification 1.0 December 11, 2001
【非特許文献2】
IEEE1394 Trade Association規格:TA Document 2001022 AV/C Disc Subunit General Specification 1.1 February 20, 2002
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の可換型ディスク装置においては、ディレクトリのプロテクトフラグ401の値が1の時には、ディレクトリに含まれる番組情報や番組数をユーザへ表示することが許されていないため、RCL作成手段116がRCLを作成できないという課題があった。
【0027】
また上記従来の可換型ディスク装置においては、RCLを作成できたとしても、ディレクトリのプロテクトフラグ401の値が1の時にはディレクトリに含まれる番組情報や番組数をユーザへ表示することが許されていないので、ディレクトリ内の情報をユーザから隠蔽するためにナンバ・オブ・エントリ303の値が0であると表示した場合、ディレクトリに含まれる番組の数が本当に0なのか、または隠蔽のために0に見えているだけなのかが、STB206からは判断できないという課題があった。
【0028】
また上記従来の可換型ディスク装置においては、STB206がRCLの内容を読み出せた場合でも、再生制限メモリ114上の番組保護状態情報409がSTB206には読み出せないため、ディレクトリ内に含まれる全ての番組の情報がRCLに表示されているのか、はたまた一部の番組の情報が隠蔽されているのかが判断できないという課題があった。
【0029】
また上記従来の可換型ディスク装置においては、STB206がRCLの内容を読み出せた場合でも、読み出した番組全てが再生を許可されているかどうかの判断ができないという課題があった。
【0030】
また上記従来の可換型ディスク装置においては、暗証番号が正しく入力されてディレクトリ内に含まれる番組数の表示が許された場合でも、個々の番組に付属する付加情報の番組保護状態409がSTB206には読み出せないため、番組情報の表示が許されているかをSTB206が判断することができないという課題があった。
【0031】
また上記従来の可換型ディスク装置においては、STB206が、RCLの読み出しとは別の手段でディスク上のプロテクトフラグ401および再生プロテクト情報407をSTB206が読み出したとしても、STB206にはリモコン112によるプロテクトの解除状態を知ることができないため、番組情報の表示や番組の再生がSTB206にとって許されているかどうかが判断できないという課題があった。
【0032】
また上記従来の可換型ディスク装置においては、リモコン112からの暗証番号の入力によって番組情報の表示や番組の再生が許可された状態に変化したとしても、その変化をSTB206が知ることができないという課題があった。
【0033】
また上記従来の可換型ディスク装置においては、STB206が番組一覧を表示したいときに、それ以前に読み出した情報が更新されているか否かを判断することができないために、ディスク再生装置111から再度RCLの読み込みを行う必要があるかどうかの判断ができないという課題があった。
【0034】
本発明は上記従来の課題に対して、ディレクトリのプロテクトフラグ401の値が1の時にもRCLを作成することが可能な可換型ディスクのディスク再生装置を提供することを目的としている。
【0035】
また本発明は上記従来の課題に対して、ディレクトリのプロテクトフラグ401の値が1であって、ナンバ・オブ・エントリ303の値が0であると表示する場合にも、ディレクトリに含まれる番組の数が本当に0なのか、または隠蔽のために0に見えているだけなのかが判断可能な可換型ディスクのディスク再生装置を提供することを目的としている。
【0036】
また本発明は上記従来の課題に対して、STB206がRCLの内容を読み出した場合、ディレクトリ内に含まれる全ての番組の情報がRCLに表示されているのか、はたまた一部の番組の情報が隠蔽されているのかが判断可能な可換型ディスクのディスク再生装置を提供することを目的としている。
【0037】
また本発明は上記従来の課題に対して、STB206がRCLの内容を読み出せた場合に、読み出した番組全てが再生を許可されているかどうかの判断可能な可換型ディスクのディスク再生装置を提供することを目的としている。
【0038】
また本発明は上記従来の課題に対して、暗証番号が正しく入力されてディレクトリ内に含まれる番組数の表示が許された場合に、番組情報の表示が許されているかどうかを判断することが可能な可換型ディスクのディスク再生装置を提供することを目的としている。
【0039】
また本発明は上記従来の課題に対して、RCLの読み出しとは別の手段でディスク上のプロテクトフラグ401および再生プロテクト情報407をSTB206が読み出した場合、番組情報の表示や番組の再生が許されているかどうかが判断可能な可換型ディスクのディスク再生装置を提供することを目的としている。
【0040】
また本発明は上記従来の課題に対して、リモコン112からの暗証番号の入力によって番組情報の表示や番組の再生が許可された状態に変化したとき、その変化をSTB206が知ることが可能な可換型ディスクのディスク再生装置を提供することを目的としている。
【0041】
また本発明は上記従来の課題に対して、STB206が番組一覧を表示したいときに、ディスク再生装置111から再度RCLの読み込みを行う必要があるかどうかの判断をすることが可能な可換型ディスクのディスク再生装置を提供することを目的としている。
【0042】
【課題を解決するための手段】
本発明は、可換型ディスク上のディレクトリ毎にプロテクトが設定され、前記ディレクトリ毎の前記プロテクトの有無に関するプロテクトフラグが前記可換型ディスク上に記録され、前記可換型ディスクを再生または記録する、ディジタルインタフェースを有する、ディスク再生装置であって、
前記ディジタルインタフェース経由でコントローラが読み出す前記可換型ディスク上の前記ディレクトリに対応するRCLの付属情報には、少なくとも、前記プロテクトがかかっておらず表示または再生が許される第1の状態と、前記プロテクトがかけられており表示または再生が許されていない第2の状態と、前記プロテクトがかかっているが所定の操作によって解除されて表示または再生が許可された第3の状態とを識別するプロテクトステート情報が含まれ、
前記プロテクトステート情報は、前記可換型ディスク上に記録された前記プロテクトフラグおよび前記プロテクトの解除の有無の組み合わせに応じて、前記識別される状態の一の状態をとることを特徴とする、可換型ディスクのディスク再生装置である。
【0043】
また、本発明は、可換型ディスク上のディレクトリに含まれる番組毎にプロテクトが設定され、前記番組毎の前記プロテクトの有無に関する再生プロテクト情報が前記可換型ディスク上に記録され、前記可換型ディスクを再生または記録する、ディジタルインタフェースを有する、ディスク再生装置であって、
前記ディジタルインタフェース経由でコントローラが読み出す前記可換型ディスク上の前記ディレクトリの番組情報に対応する、RCLのオブジェクトエントリ毎のヘッダ情報には、少なくとも、前記プロテクトがかけられていない第1の状態と、前記プロテクトがかかっていて表示または再生が禁止である第2の状態と、前記プロテクトがかかっているが所定の操作により解除されて表示または再生が許可された第3の状態とを識別するプロテクトステート情報が含まれ、
前記プロテクトステート情報は、前記可換型ディスク上に記録された前記再生プロテクト情報および前記プロテクトの解除の有無の組み合わせに応じて、前記識別される状態のうち一の状態をとることを特徴とする、可換型ディスクのディスク再生装置である。
【0044】
また、本発明は、番組に関するデータ及び、そのデータの表示または再生を許可する識別子である再生プロテクト情報を少なくとも有する番組情報と、ディレクトリ内容の表示または再生を許可する識別子であるプロテクトフラグと、暗証番号とを少なくとも有するディレクトリの情報が、前記番組のコンテンツとともに格納された可搬型ディスクから、前記ディレクトリの情報と、前記番組のコンテンツとを読み取る読み取り手段と、
複数個のディレクトリにそれぞれ対応して設けられたディレクトリ用メモリであって、前記ディレクトリの情報の表示または再生を許可するかどうかを示す識別子であるディレクトリ保護状態情報と、前記再生プロテクト情報を有効とするか無効とするかを示す番組保護状態情報とが格納された、ディレクトリ用メモリと、
リモコンからの指示を受け、前記ディレクトリ用メモリ上の、前記ディレクトリ保護状態情報と前記番組保護状態情報を書き換える再生制限解除手段と、
を備え、前記ディレクトリ用メモリの前記ディレクトリ保護状態情報と前記番組保護状態情報を、前記読み込んだ前記ディレクトリの情報の中のプロテクトフラグの内容に従って初期化しておき、前記リモコンから入力された暗証番号と前記ディレクトリの情報の中の前記暗証番号とが一致した場合、前記ディレクトリ保護状態情報を解除状態に書き換え、前記再生プロテクト情報を有効化し、さらに前記リモコンから暗証番号が入力され、それと前記ディレクトリの情報の中の前記暗証番号とが一致した場合、前記再生プロテクト情報を無効化し解除する、可搬型ディスクのディスク再生装置であって、
外部のコントローラが読みとれるフォーマットの、前記ディレクトリに対応するRCLを作成するRCL作成手段をさらに備え、
前記RCLのヘッダ情報には、少なくとも、前記プロテクトがかかっておらずディレクトリの情報の表示または再生が許される第1の状態と、前記プロテクトがかけられておりディレクトリの情報の表示または再生が許されていない第2の状態と、前記プロテクトがかかっているが所定の操作によって解除されてディレクトリの情報の表示または再生が許可された第3の状態とを識別するプロテクトステート情報が含まれ、
前記RCL作成手段は、前記RCLのヘッダ情報を作成する際、前記プロテクトステート情報を、前記可換型ディスクから読み込まれた前記プロテクトフラグおよび前記ディレクトリ用メモリ上の前記ディレクトリ保護状態情報と前記番組保護状態情報に基づいて、前記識別される状態のうち一の状態に設定し、
さらに、前記RCLが含む、前記番組情報に対応するオブジェクトエントリには、
少なくとも、前記プロテクトがかかっておらず番組情報の表示または再生が許される第1の状態と、前記プロテクトがかけられており番組情報の表示または再生が許されていない第2の状態と、前記プロテクトがかかっているが所定の操作によって解除されて番組情報の表示または再生が許可された第3の状態とを識別する、別のプロテクトステート情報が含まれ、
前記RCL作成手段は、前記RCLのオブジェクトエントリを作成する際、前記別のプロテクトステート情報を、前記可換型ディスクから読み込まれた前記プロテクトフラグおよび前記ディレクトリ用メモリ上の前記ディレクトリ保護状態情報と前記番組保護状態情報に基づいて、前記識別される状態のうち一の状態に設定する、
可搬型ディスクのディスク再生装置である。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0046】
(第1の実施の形態)
図1に、本実施の形態の構成を示す。図1において、図5と同じ意味で用いられているものについては図5と同じ番号を付し、説明を省略する。また、ディスク110上に記録されている情報は図3と同じであるので説明を省略する。以下に本実施の形態の構成を動作とともに説明する。
【0047】
RCL作成手段116は、ディスク110上のディレクトリ100,101および102から読み出した情報と、再生制限メモリ114から読み出した情報とを元にしてRCL200,201および202を作成する。STB206は、RCL200,201および202に対してオープン・デスクリプタ・コマンド310を送付し、オープンが許可された場合に各RCLの内容を読み出すことができる。すなわち、オープンが許可されているRCLに対してのリード・デスクリプタ・コマンド311には、ディスク再生装置111が、対応するRCLの内容を返送する。オープン状態メモリ305は、各RCLのオープン状態を記憶しておくためのメモリであり、オープンされている場合には値1が書き込まれ、クローズされている場合には値0が書き込まれる。
なお、本実施の形態のディスク110は、例えばBlu−ray Discであり、ディスク再生装置111は、例えばBlu−ray DiscレコーダまたはBlu−ray Discプレーヤである。
【0048】
再生制限解除手段117は、リモコン112からの暗証番号の入力によって、個々のRCLのディレクトリ保護状態情報408または番組保護状態情報409を変化させた場合には、オープン状態メモリ305における当該RCLに対応する個所に、クローズを示す値0を書き込む。
【0049】
また図2に、本実施の形態におけるRCL300の構成とオブジェクトエントリ301の構成を示す。RCL300には、RCLの保護状態を示すプロテクトステート302が含まれる。またオブジェクトエントリ301には、オブジェクトエントリの保護状態を示すプロテクトステート304が含まれる。プロテクトステート302およびプロテクトステート304は、その値によって、次に上げる4つの状態のいずれかを示す。
【0050】
すなわち、第1の状態においては値0をとり、RCLまたはオブジェクトエントリが保護されていないこと、つまり、ディレクトリまたは個々の番組情報が保護されていないことで、読み出しや再生が許されている状態であることを示す。また第2の状態においては値1をとり、RCLまたはオブジェクトエントリが保護されていて読み出しまたは再生が許されていない状態であることを示す。また第3の状態においては値2をとり、RCLまたはオブジェクトエントリが保護されているが、暗証番号の入力によって読み出しまたは再生が許されている状態であることを示す。また第4の状態においては値3をとり、RCLまたはオブジェクトエントリの保護情報が存在しないことを示す。図4において、ディレクトリ#3の画面表示では、RCL(ディレクトリ)の表示、再生は自由に許可されている状態であり、オブジェクトエントリ(番組情報)は表示、再生が許されたものと、表示、再生が許されていないものが混在している状態を示している。
【0051】
次に、ディスク110がディスク再生装置111に挿入された時の動作について説明する。再生制限解除手段117はディスク110が挿入されると、まずオープン状態メモリ305の全ての領域にクローズ状態を示す値0を書き込む。次に再生制限解除手段117はディスク110上のディレクトリ100、101および102に含まれるプロテクトフラグ401を読み出し、その値がプロテクト状態であることを示す1であった場合には、再生制限メモリ114上の該当するディレクトリ用のディレクトリ保護状態情報408および番組保護状態情報409の両方に、保護されている状態であることを示す値1を書き込む。また、プロテクトフラグ401の値がプロテクト状態ではないことを示す0であった場合には、再生制限メモリ114上の該当するディレクトリ用のディレクトリ保護状態情報408および番組保護状態情報409の両方に、保護されている状態ではないことを示す値0を書き込む。
【0052】
ユーザがリモコン112を用いて個々のディレクトリ用の暗証番号を入力した場合には、再生制限解除手段117は該当するディレクトリ上から暗証番号402を読み出し、ユーザが入力した暗証番号と一致した場合には、再生制限メモリ114上の該当するディレクトリ用のディレクトリ保護状態情報408または番組保護状態情報409を書き換える。すなわち、ディレクトリ保護状態情報408の値が1の時に暗証番号が一致すればディレクトリ保護状態情報408の値を0に書き換え、また、2回目のリモコン操作の場合は、ディレクトリ保護状態情報408の値が0であるので、暗証番号が一致すれば番組保護状態情報409に値0を書き込む。
【0053】
RCL作成手段116は、ディスク110から読み出したディレクトリ100,101および102の情報および再生制限メモリ114の情報を用いてRCL200,201および202を作成・更新する。
【0054】
すなわち、各RCLのプロテクトステート302は以下のようになる。つまり、対応するディレクトリのプロテクトフラグ401の値が保護されていない状態を示す値0であったときには、対応するRCLのプロテクトステート302は値0をとる。また対応するディレクトリのプロテクトフラグ401の値が保護されている状態を示す値1であり、かつディレクトリ保護状態情報408の値が1であったときには、対応するRCLのプロテクトステート302は値1をとる。また対応するディレクトリのプロテクトフラグ401の値が保護されている状態を示す値1であり、かつディレクトリ保護状態情報408の値が0であったときには、対応するRCLのプロテクトステート302は値2をとる。
【0055】
また各RCLに含まれるそれぞれのオブジェクトエントリ上のプロテクトステート304は以下のようになる。つまり、対応する番組情報105の再生プロテクト情報407の値が保護されていない状態であることを示す値0であったときには、対応するオブジェクトエントリ上のプロテクトステート304の値は0となる。また、対応する番組情報105の再生プロテクト情報407の値が保護されている状態であることを示す値1であり、かつ、対応するディレクトリの番組保護状態情報409の値が1であるときには、対応するオブジェクトエントリー上のプロテクトステート304の値は1となる。また、対応する番組情報105の再生プロテクト情報407の値が保護されている状態であることを示す値1であり、かつ、対応するディレクトリの番組保護状態情報409の値が0であるときには、暗証番号の入力によって読み出しまたは再生が許されている状態で、対応するオブジェクトエントリー上のプロテクトステート304の値は2となる。
【0056】
RCL作成手段116はディスク110上のプロテクトフラグ401の値と、再生プロテクト情報407と、再生制限メモリ114上のディレクトリ保護状態情報408と、番組保護状態情報409とを常に監視して各RCLのプロテクトステート302およびプロテクトステート304を更新する。このときRCL作成手段116は、プロテクトステート302の値が1である場合にはナンバ・オブ・エントリ303に値0を書き込み、当該RCLに含まれるオブジェクトエントリの数が0であるようなRCLを作成する。また同様に、プロテクトステート302の値が0である場合には、ナンバ・オブ・エントリ303に番組数情報403と同じ値を書き込む。このとき、RCLに含まれる各オブジェクトエントリに書き込まれる番組タイトル,番組長さおよび記録日時の情報には、プロテクトステート304の値が0または2の場合には対応する番組情報105から取得した値を入れ、プロテクトステート304の値が1の場合には、無効情報を入れる。
【0057】
次に、STB206がRCLを読み出す手順について説明する。STB206は、読み出したいRCLを指定して、ディスク再生装置111にオープン・デスクリプタ・コマンド310を送付する。1394インタフェース203はオープン・デスクリプタ・コマンド310を受け取り、オープンを許可して、該当するRCLのオープン状態がオープンであることを示す値1をオープン状態メモリ305に書き込む。次にSTB206は、読み出したいRCLを指定してリード・デスクリプタ・コマンド311を送付する。このときディスク再生装置111は、リード・デスクリプタ・コマンド311で指定されたRCLのオープン状態をオープン状態メモリ305から読み出し、オープンされていれば指定されたRCLの内容をSTB206へと送付し、また、オープンされていなかった場合には、リード・デスクリプタ・コマンド311を拒絶する。STB206は、読み出したRCLをもとに、ディスク110上に記録されている番組一覧(図示せず)を作成し、ユーザに表示する。
【0058】
次に、ディスク再生装置111の操作や、リモコン112からの暗証番号入力によって、RCL作成手段116がRCLを書き換えた時の動作について説明する。RCL作成手段116は、RCLの内容を書き換えると、書き換えたRCLに対応するオープン状態メモリ305の値を0すなわちクローズ状態にする。また再生制限解除手段117は、リモコン112からの暗証番号入力によって、再生制限メモリ114の内容を書き換える際に、関連するRCLに対応するオープン状態メモリ305の値を0すなわちクローズ状態にする。
【0059】
STB206は、オープン・デスクリプタ・コマンド310を発行して一旦オープンしたRCLに関しては、リード・デスクリプタ・コマンド311を発行することによりどの部分でも、また、いつでも読み出しを行うことができるが、オープンしていたRCLがディスク再生装置111側でクローズされた場合には、リード・デスクリプタ・コマンド311が拒絶されるようになる。STB206は、リード・デスクリプタ・コマンド311が拒絶された場合には、リード・デスクリプタ・コマンド311の発行権限は無くなり、また当該RCLがクローズされたことを知り、クローズされたことから、当該RCLの内容が書き換わったことを知る。この場合STB206は、それまでに読み出していた当該RCLの内容を破棄し、新たにオープン・デスクリプタ・コマンド310を送付してオープンを行った後、さらにリード・デスクリプタ・コマンド311を新たに発行して必要な情報を読み出し直す。
【0060】
なお、必要な情報を読み出し終わっていた場合でも、一覧表示の前などに念のためリード・デスクリプタ・コマンド311を送り、拒絶されれば書き換えが生じたと認識し、格納していた必要情報を破棄し、改めて読み取り直す。
【0061】
STB206は、リード・デスクリプタ・コマンド311で読み出したRCLをユーザに表示し、ユーザはカーソル操作でオブジェクトリストに含まれる個々の番組またはオブジェクトリスト全体を指定することにより、指定した番組またはディレクトリ全体の再生を指示する。STB206はユーザに指示された番組またはディレクトリを再生対象としてディスク再生装置111に指定し、再生コマンド(図示せず)をディスク再生装置111に送付することにより再生を開始させる。
【0062】
この際にディスク再生装置111は、再生制限された状態の番組が再生対象として指定されている場合には当該再生コマンドを拒絶する。また、ディレクトリが再生対象として指定されており、対象ディレクトリの中に再生が許可されていない状態の番組が含まれている際には、再生が許可されている番組だけを順番に再生し、再生が許可されていない状態の番組は再生をスキップする。もしくはSTB206は、再生が許可されていない番組または再生が許可されていない状態の番組を含むディレクトリをユーザから再生指示された場合には、ユーザに対して暗証番号の入力をうながし、ユーザから入力された暗証番号をディスク再生装置111へディジタルインタフェース205経由で送付して再生制限を解除する。
【0063】
また、本発明は、上述した可換ディスクのディスク再生装置の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムである。さらに、本発明は、上記プログラムを記録した、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。
【0064】
以上説明したところから明らかなように本願の発明は、可換型ディスク上のオブジェクトリスト毎に暗証番号による再生プロテクトの有無が設定され、前記オブジェクトリスト毎の前記再生プロテクトの有無に関する再生制限設定が前記可換型ディスク上に記録され、前記可換型ディスクを再生または記録するディスク装置はディジタルインタフェースを備え、前記ディジタルインタフェース経由でコントローラが読み出す前記可換型ディスク上のオブジェクトリストの付加情報には、前記再生プロテクトがかかっていて再生不可能である第2の状態と、前記再生プロテクトがかかっているが解除されて再生可能な第3の状態と、前記再生プロテクトがかけられていない第1の状態とを少なくとも識別する再生制限状態情報とが含まれ、前記可換型ディスク上に記録された前記再生制限設定および前記再生プロテクトの解除状態の組み合わせの変化に応じて、前記再生制限状態情報は少なくとも前記第1,第2または第3の状態をとり、前記再生制限状態情報が前記第2の状態である場合には、前記オブジェクトリストに含まれるオブジェクトの数が0であることにより、ディレクトリのプロテクトフラグ401の値が1であって、ディレクトリに含まれる番組情報や番組数をユーザへ表示することが許されていない場合でも、RCL作成手段116がRCLを作成できるという優れた効果がある。
【0065】
また本願の発明は、可換型ディスク上のオブジェクトリスト毎に暗証番号による再生プロテクトの有無が設定され、前記オブジェクトリスト毎の前記再生プロテクトの有無に関する再生制限設定が前記可換型ディスク上に記録され、前記可換型ディスクを再生または記録するディスク装置はディジタルインタフェースを備え、前記ディジタルインタフェース経由でコントローラが読み出す前記可換型ディスク上のオブジェクトリストの付加情報には、前記再生プロテクトがかかっていて再生不可能である第2の状態と、前記再生プロテクトがかかっているが解除されて再生可能な第3の状態と、前記再生プロテクトがかけられていない第1の状態とを少なくとも識別する再生制限状態情報とが含まれ、前記可換型ディスク上に記録された前記再生制限設定および前記再生プロテクトの解除状態の組み合わせの変化に応じて、前記再生制限状態情報は少なくとも前記第1,第2または第3の状態をとることにより、ディレクトリのプロテクトフラグ401の値が1の時にはディレクトリに含まれる番組情報や番組数をユーザへ表示することが許されておらず、ディレクトリ内の情報をユーザから隠蔽するためにナンバ・オブ・エントリ303の値が0であると表示した場合にも、ディレクトリに含まれる番組の数が本当に0なのか、または隠蔽のために0に見えているだけなのかが判別可能であるという優れた効果がある。
【0066】
また本願の発明は、可換型ディスク上のオブジェクト毎に暗証番号による再生プロテクトの有無が設定され、前記オブジェクト毎の前記再生プロテクトの有無に関する再生制限設定が前記可換型ディスク上に記録され、前記可換型ディスクを再生または記録するディスク装置はディジタルインタフェースを備え、前記ディジタルインタフェース経由でコントローラが読み出す前記可換型ディスク上のオブジェクト毎の付加情報には、前記再生プロテクトがかかっていて再生不可能である第2の状態と、前記再生プロテクトがかかっているが解除されて再生可能な第3の状態と、前記再生プロテクトがかけられていない第1の状態とを少なくとも識別する再生制限状態情報とが含まれ、前記可換型ディスク上に記録された前記再生制限設定および前記再生プロテクトの解除状態の組み合わせの変化に応じて、前記再生制限状態情報は少なくとも前記第1,第2または第3の状態をとることにより、STB206がRCLの内容を読み出した場合、番組保護状態情報がSTB206には読み出せないため、ディレクトリ内に含まれる全ての番組の情報がRCLに表示されているのか、はたまた一部の番組の情報が隠蔽されているのかが判断可能であるという優れた効果がある。
【0067】
また本願の発明は、可換型ディスク上のオブジェクト毎に暗証番号による再生プロテクトの有無が設定され、前記オブジェクト毎の前記再生プロテクトの有無に関する再生制限設定が前記可換型ディスク上に記録され、前記可換型ディスクを再生または記録するディスク装置はディジタルインタフェースを備え、前記ディジタルインタフェース経由でコントローラが読み出す前記可換型ディスク上のオブジェクト毎の付加情報には、前記再生プロテクトがかかっていて再生不可能である第2の状態と、前記再生プロテクトがかかっているが解除されて再生可能な第3の状態と、前記再生プロテクトがかけられていない第1の状態とを少なくとも識別する再生制限状態情報とが含まれ、前記可換型ディスク上に記録された前記再生制限設定および前記再生プロテクトの解除状態の組み合わせの変化に応じて、前記再生制限状態情報は少なくとも前記第1,第2または第3の状態をとることにより、STB206がRCLの内容を読み出せた場合に、読み出した個々の番組が再生を許可されているかどうかの判断可能であるという優れた効果がある。
【0068】
また本願の発明は、可換型ディスク上のオブジェクト毎に暗証番号による再生プロテクトの有無が設定され、前記オブジェクト毎の前記再生プロテクトの有無に関する再生制限設定が前記可換型ディスク上に記録され、前記可換型ディスクを再生または記録するディスク装置はディジタルインタフェースを備え、前記ディジタルインタフェース経由でコントローラが読み出す前記可換型ディスク上のオブジェクト毎の付加情報には、前記再生プロテクトがかかっていて再生不可能である第2の状態と、前記再生プロテクトがかかっているが解除されて再生可能な第3の状態と、前記再生プロテクトがかけられていない第1の状態とを少なくとも識別する再生制限状態情報とが含まれ、前記可換型ディスク上に記録された前記再生制限設定および前記再生プロテクトの解除状態の組み合わせの変化に応じて、前記再生制限状態情報は少なくとも前記第1,第2または第3の状態をとり、前記再生制限状態情報が前記第1の状態である場合には、前記オブジェクト毎の付加情報は無効情報であることにより、暗証番号が正しく入力されてディレクトリ内に含まれる番組数の表示が許された場合でも、個々の番組に付属する付加情報の表示が許されているかどうかがSTB206によって判断可能であるという優れた効果がある。
【0069】
また本願の発明は、可換型ディスク上のオブジェクトリスト毎に暗証番号による再生プロテクトの有無が設定され、前記オブジェクトリスト毎の前記再生プロテクトの有無に関する再生制限設定が前記可換型ディスク上に記録され、前記可換型ディスクを再生または記録するディスク装置はディジタルインタフェースを備え、前記ディジタルインタフェース経由でコントローラが読み出す前記可換型ディスク上のオブジェクトリストの付加情報には、前記再生プロテクトがかかっていて再生不可能である第2の状態と、前記再生プロテクトがかかっているが解除されて再生可能な第3の状態と、前記再生プロテクトがかけられていない第1の状態とを少なくとも識別する再生制限状態情報とが含まれ、前記可換型ディスク上に記録された前記再生制限設定および前記再生プロテクトの解除状態の組み合わせの変化に応じて、前記再生制限状態情報は少なくとも前記第1,第2または第3の状態をとることにより、STB206がプロテクトの解除状態を知ることができるので、番組情報の表示や番組の再生がSTB206にとって許されているかどうかを判断できるという優れた効果がある。
【0070】
また本願の発明は、可換型ディスク上のオブジェクト毎に暗証番号による再生プロテクトの有無が設定され、前記オブジェクト毎の前記再生プロテクトの有無に関する再生制限設定が前記可換型ディスク上に記録され、前記可換型ディスクを再生または記録するディスク装置はディジタルインタフェースを備え、前記ディジタルインタフェース経由でコントローラが読み出す前記可換型ディスク上のオブジェクト毎の付加情報には、前記再生プロテクトがかかっていて再生不可能である第2の状態と、前記再生プロテクトがかかっているが解除されて再生可能な第3の状態と、前記再生プロテクトがかけられていない第1の状態とを少なくとも識別する再生制限状態情報とが含まれ、前記可換型ディスク上に記録された前記再生制限設定および前記再生プロテクトの解除状態の組み合わせの変化に応じて、前記再生制限状態情報は少なくとも前記第1,第2または第3の状態をとることにより、リモコン112からの暗証番号の入力によって番組情報の表示や番組の再生が許可された状態に変化した場合に、その変化をSTB206が知ることができるという優れた効果がある。
【0071】
また本願の発明は、コントローラがオープンしたオブジェクトリストは、前記再生制限状態情報が変化すると前記ディスク装置によってクローズされることにより、STB206が番組一覧を表示したいときに、それ以前に読み出した情報が更新されているか否かを判断することができ、ディスク再生装置111から再度RCLの読み込みを行う必要があるかどうかの判断が可能であるという優れた効果がある。
【0072】
また本願の発明は、コントローラは前記再生制限情報が前記第2の状態または前記第3の状態に変化したことをオープン状態により検出し、前記オブジェクト毎の付加情報の全部または一部を前記ディジタルインタフェース経由で読み出す必要があるかどうかを判断可能であるという優れた効果がある。
【0073】
なお、上記の実施例においてはディレクトリのプロテクト状態とオブジェクトのプロテクト状態の両方が独立して設定される形態について説明したが、ディレクトリのプロテクト状態のみが設定されるという運用方法であっても同様の効果が得られる。すなわち、オブジェクト毎のプロテクト情報は常に第4の状態すなわちオブジェクトエントリの保護情報が存在しないことを示し、ユーザがリモコン211を用いて一度正しい暗証番号を入力したあとは当該ディレクトリおよび当該ディレクトリに含まれる各番組の全ての情報が読み出し可能であり、かつ再生可能であるという運用を行った場合でも、同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0074】
なお、本発明は、その一部の機能、手段、ステップは、コンピュータによって、ソフトウェア的に実現してもよいし、ハード回路を利用して実現してもよい。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように本願の発明は、ディレクトリの情報や、ディレクトリに含まれる番組情報などがユーザへ表示または再生することが許されていない場合、外部のコントローラがそれを容易に把握できるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における可換型ディスク装置の構成を示す図
【図2】本発明の実施の形態における可換型ディスク装置のRCLおよびオブジェクトエントリの構成を示す図
【図3】従来の可換型ディスク装置の構成を示す図
【図4】従来の可換型ディスクにおけるテレビ画面を示す図
【図5】従来の可換型ディスク装置におけるディジタルインタフェース経由での情報の読み出しを示す図
【図6】従来の可換型ディスク装置のRCLおよびオブジェクトエントリの構成を示す図
【符号の説明】
100 ディレクトリ
101 ディレクトリ
102 ディレクトリ
103 ディレクトリ属性情報
104 番組リスト
105 番組情報
110 ディスク
111 ディスク再生装置
112 リモコン
113 テレビ
114 再生制限メモリ
116 RCL作成手段
117 再生制限解除手段
200 ルート・コンテンツ・リスト
201 ルート・コンテンツ・リスト
202 ルート・コンテンツ・リスト
204 オブジェクトエントリ
205 IEEE1394バス
206 STB(セットトップボックス)
300 RCL
301 オブジェクトエントリ
302 プロテクトステート
303 ナンバ・オブ・エントリ
304 プロテクトステート
305 オープン状態メモリ
310 オープン・デスクリプタ・コマンド
311 リード・デスクリプタ・コマンド
401 プロテクトフラグ
402 暗証番号
403 番組数情報
404 番組名
405 番組長さ
406 記録日時
407 再生プロテクト情報
408 ディレクトリ保護状態情報
409 番組保護状態情報
504 番組名
505 番組長さ
506 記録日時
Claims (17)
- 可換型ディスク上のディレクトリ毎にプロテクトが設定され、前記ディレクトリ毎の前記プロテクトの有無に関するプロテクトフラグが前記可換型ディスク上に記録され、前記可換型ディスクを再生または記録する、ディジタルインタフェースを有する、ディスク再生装置であって、
前記ディジタルインタフェース経由でコントローラが読み出す前記可換型ディスク上の前記ディレクトリに対応するRCL(ルート・コンテンツ・リスト)の付属情報には、少なくとも、前記プロテクトがかかっておらず表示または再生が許される第1の状態と、前記プロテクトがかけられており表示または再生が許されていない第2の状態と、前記プロテクトがかかっているが所定の操作によって解除されて表示または再生が許可された第3の状態とを識別するプロテクトステート情報が含まれ、
前記プロテクトステート情報は、前記可換型ディスク上に記録された前記プロテクトフラグおよび前記プロテクトの解除の有無の組み合わせに応じて、前記識別される状態のうち一の状態をとることを特徴とする、可換型ディスクのディスク再生装置。 - 前記プロテクトステート情報が前記第2の状態である場合には、前記ディレクトリに含まれる各オブジェクト毎の付加情報は無効情報であることを特徴とする、請求項1記載の可換型ディスクのディスク再生装置。
- 前記プロテクトステート情報が前記第2の状態である場合には、前記ディレクトリに含まれるオブジェクトの数が0であることを特徴とする、請求項1記載の可換型ディスクのディスク再生装置。
- 可換型ディスク上のディレクトリに含まれる番組毎にプロテクトが設定され、前記番組毎の前記プロテクトの有無に関する再生プロテクト情報が前記可換型ディスク上に記録され、前記可換型ディスクを再生または記録する、ディジタルインタフェースを有する、ディスク再生装置であって、
前記ディジタルインタフェース経由でコントローラが読み出す前記可換型ディスク上の前記ディレクトリの番組情報に対応する、RCL(ルート・コンテンツ・リスト)のオブジェクトエントリ毎のヘッダ情報には、少なくとも、前記プロテクトがかけられていない第1の状態と、前記プロテクトがかかっていて表示または再生が禁止である第2の状態と、前記プロテクトがかかっているが所定の操作により解除されて表示または再生が許可された第3の状態とを識別するプロテクトステート情報が含まれ、
前記プロテクトステート情報は、前記可換型ディスク上に記録された前記再生プロテクト情報および前記プロテクトの解除の有無の組み合わせに応じて、前記識別される状態のうち一の状態をとることを特徴とする、可換型ディスクのディスク再生装置。 - 前記プロテクトステート情報が前記第2の状態である場合には、前記オブジェクトエントリ毎の付加情報は無効情報であることを特徴とする、請求項4記載の可換型ディスクのディスク再生装置。
- 前記コントローラがオープンしたRCL(ルート・コンテンツ・リスト)は、前記プロテクトステート情報が変化すると前記ディスク再生装置によってクローズされることを特徴とする、請求項1または4記載の可換型ディスクのディスク再生装置。
- 前記コントローラは、前記プロテクトステート情報が前記第1の状態または前記第3の状態に変化したことを検出し、RCL(ルート・コンテンツ・リスト)のオブジェクトエントリ毎の付加情報の全部または一部を前記ディジタルインタフェース経由で読み出すことを特徴とする、請求項1または4記載の可換型ディスクのディスク再生装置。
- 前記ディスク再生装置は、前記ディジタルインタフェース経由で前記コントローラから前記ディレクトリの再生を指示され、前記ディレクトリ上の各番組を順番に再生するときには、前記ディレクトリに含まれる前記番組のうち、再生が許可されていない状態の前記オブジェクトの再生をスキップすることを特徴とする請求項1または4記載の可換型ディスクのディスク再生装置。
- 前記ディスク再生装置は、前記ディジタルインタフェース経由で前記コントローラから前記番組の再生を指示されたとき、前記番組の再生が許可されていない場合には、再生指示を拒絶することを特徴とする、請求項1または4記載の可換型ディスクのディスク再生装置。
- 前記コントローラは前記ディレクトリまたは前記番組情報のプロテクト状態を検出した場合には、ユーザに対して暗証番号の入力を促し、ユーザの入力した暗証番号を前記ディジタルインタフェース経由で前記ディスク再生装置に送信することを特徴とする、請求項1または4記載の可換型ディスクのディスク再生装置。
- 前記ディスク再生装置は、前記コントローラから送信された暗証番号が正しい場合には、前記プロテクトステート情報の状態を前記第2の状態から前記第3の状態へと遷移させることを特徴とする、請求項1または4記載の可換型ディスクのディスク再生装置。
- 前記ディスク再生装置は Blu-ray Disc レコーダまたは Blu-ray Disc プレーヤであることを特徴とする、請求項1または4記載の可換型ディスクのディスク再生装置。
- 番組に関するデータ及び、そのデータの表示または再生を許可する識別子である再生プロテクト情報を少なくとも有する番組情報と、ディレクトリ内容の表示または再生を許可する識別子であるプロテクトフラグと、暗証番号とを少なくとも有するディレクトリの情報が、前記番組のコンテンツとともに格納された可換型ディスクから、前記ディレクトリの情報と、前記番組のコンテンツとを読み取る読み取り手段と、
1つ以上のディレクトリにそれぞれ対応して設けられたディレクトリ用メモリであって、前記ディレクトリの情報の表示または再生を許可するかどうかを示す識別子であるディレクトリ保護状態情報と、前記再生プロテクト情報を有効とするか無効とするかを示す番組保護状態情報とが格納された、ディレクトリ用メモリと、
外部からの指示を受け、前記ディレクトリ用メモリ上の、前記ディレクトリ保護状態情報と前記番組保護状態情報を書き換える再生制限解除手段と、
を備え、前記ディレクトリ用メモリの前記ディレクトリ保護状態情報と前記番組保護状態情報を、前記読み込んだ前記ディレクトリの情報の中のプロテクトフラグの内容に従って初期化しておき、前記外部から入力された暗証番号と前記ディレクトリの情報の中の前記暗証番号とが一致した場合、前記ディレクトリ保護状態情報を解除状態に書き換え、前記再生プロテクト情報を有効化し、さらに前記外部から暗証番号が入力され、それと前記ディレクトリの情報の中の前記暗証番号とが一致した場合、前記再生プロテクト情報を無効化し解除する、可換型ディスクのディスク再生装置であって、
外部のコントローラが読みとれるフォーマットの、前記ディレクトリに対応するRCL(ルート・コンテンツ・リスト)を作成するRCL作成手段をさらに備え、
前記RCL(ルート・コンテンツ・リスト)のヘッダ情報には、少なくとも、前記プロテクトがかかっておらずディレクトリの情報の表示または再生が許される第1の状態と、前記プロテクトがかけられておりディレクトリの情報の表示または再生が許されていない第2の状態と、前記プロテクトがかかっているが所定の操作によって解除されてディレクトリの情報の表示または再生が許可された第3の状態とを識別するプロテクトステート情報が含まれ、
前記RCL作成手段は、前記RCL(ルート・コンテンツ・リスト)のヘッダ情報を作成する際、前記プロテクトステート情報を、前記可換型ディスクから読み込まれた前記プロテクトフラグおよび前記ディレクトリ用メモリ上の前記ディレクトリ保護状態情報と前記番組保護状態情報に基づいて、前記識別される状態のうち一の状態に設定し、
さらに、前記RCL(ルート・コンテンツ・リスト)が含む、前記番組情報に対応するオブジェクトエントリには、
少なくとも、前記プロテクトがかかっておらず番組情報の表示または再生が許される第1の状態と、前記プロテクトがかけられており番組情報の表示または再生が許されていない第2の状態と、前記プロテクトがかかっているが所定の操作によって解除されて番組情報の表示または再生が許可された第3の状態とを識別する、別のプロテクトステート情報が含まれ、
前記RCL作成手段は、前記RCL(ルート・コンテンツ・リスト)のオブジェクトエントリを作成する際、前記別のプロテクトステート情報を、前記可換型ディスクから読み込まれた前記プロテクトフラグおよび前記ディレクトリ用メモリ上の前記ディレクトリ保護状態情報と前記番組保護状態情報に基づいて、前記識別される状態のうち一の状態に設定する、
可換型ディスクのディスク再生装置。 - 請求項13記載の可換ディスクのディスク再生装置の、ディレクトリの情報が前記番組のコンテンツとともに格納された可換型ディスクから前記ディレクトリの情報と前記番組のコンテンツとを読み取る前記読み取り手段、外部からの指示を受け、前記ディレクトリ用メモリ上の前記ディレクトリ保護状態情報と前記番組保護状態情報を書き換える前記再生制限解除手段、外部のコントローラが読みとれるフォーマットの前記ディレクトリに対応するRCLを作成する前記RCL作成手段、としてコンピュータを機能させるプログラム。
- 請求項14記載のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体。
- 可換型ディスク上のディレクトリ毎にプロテクトが設定され、前記ディレクトリ毎の前記プロテクトの有無に関するプロテクトフラグが前記可換型ディスク上に記録され、前記可換型ディスクを再生または記録する、ディジタルインタフェースを有する、可換型ディスクのディスク再生装置の再生方法であって、
前記ディジタルインタフェース経由でコントローラが読み出す前記可換型ディスク上の前記ディレクトリに対応するRCL(ルート・コンテンツ・リスト)の付属情報には、少なくとも、前記プロテクトがかかっておらず表示または再生が許される第1の状態と、前記プロテクトがかけられており表示または再生が許されていない第2の状態と、前記プロテクトがかかっているが所定の操作によって解除されて表示または再生が許可された第3の状態とを識別するプロテクトステート情報が含まれ、
前記プロテクトステート情報は、前記可換型ディスク上に記録された前記プロテクトフラグおよび前記プロテクトの解除の有無の組み合わせに応じて、前記識別される状態のうち一の状態をとることを特徴とする、可換型ディスクのディスク再生装置の再生方法。 - 可換型ディスク上のディレクトリに含まれる番組毎にプロテクトが設定され、前記番組毎の前記プロテクトの有無に関する再生プロテクト情報が前記可換型ディスク上に記録され、前記可換型ディスクを再生または記録する、ディジタルインタフェースを有する、可換型ディスクのディスク再生装置の再生方法であって、
前記ディジタルインタフェース経由でコントローラが読み出す前記可換型ディスク上の前記ディレクトリの番組情報に対応する、RCL(ルート・コンテンツ・リスト)のオブジェクトエントリ毎のヘッダ情報には、少なくとも、前記プロテクトがかけられていない第1の状態と、前記プロテクトがかかっていて表示または再生が禁止である第2の状態と、前記プロテクトがかかっているが所定の操作により解除されて表示または再生が許可された第3の状態とを識別するプロテクトステート情報が含まれ、
前記プロテクトステート情報は、前記可換型ディスク上に記録された前記再生プロテクト情報および前記プロテクトの解除の有無の組み合わせに応じて、前記識別される状態のうち一の状態をとることを特徴とする、可換型ディスクのディスク再生装置の再生方法。
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