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JP4291121B2 - 荷物搬出入装置 - Google Patents
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Description

本発明は、荷台への荷物の搬出入を行うための荷物搬出入装置に関し、例えば貨物車輌の荷台などに設けられ、当該荷台への荷物の搬出入に利用される。
従来、荷台の天井部に沿って前後方向に上段移送手段が設けられるとともに、荷台の中段の前後方向に中段移送手段が設けられ、これら上段移送手段と中段移送手段との間でパレット台の搬出入を行いながら中段移送手段に対して荷物を搬出入するための荷物搬出入装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、上段移送手段は複数のパレット台が前後に一列状に格納可能になされており、最後方に位置するパレット台を中段移送手段側の最後方に搬送し、このパレット台上に荷物を載置する。続いて、中段移送手段上において荷物を載置したパレット台を前方に一枚分だけ移動させた後、上段移送手段から同様にしてパレット台を中段移送手段の最後方に搬送して荷物を載置する。この動作を順次繰り返すことで荷物をパレット上に載置しながら中段移送手段に積込んでいく。
また、荷物を降ろす際には、中段移送手段の最後方にあるパレット台上の荷物を降ろし、このパレット台を上段移送手段側に搬送する。この後、中段移送手段において次のパレット台を後方に一枚分だけ移動させて最後方に配置して当該パレット台上の荷物を降ろし、このパレット台を同様にして上段移送手段側に搬送する。この動作を順次繰り返すことで荷物を中段移送手段から降ろしていく。
特開2000−219078号公報
しかしながら、上記従来の荷物搬出入装置では、上段移送手段と中段移送手段との間でパレット台を搬送する搬送機構の構造が複雑であり、特に上段移送手段から中段移送手段にパレット台を搬送する際には、上段移送手段側の全体のパレット台を中段移送手段側に移動させる必要があるため時間がかかり作業性が悪いという問題があった。
また、搬送機構の構造が複雑であるため、これが故障の要因になるとともに、両者間でパレット台を円滑に搬送するためにパレット台自体を移送経路に沿った形に変形させるようにしておりパレット台の構造も複雑になっていた。
ところで、上記荷物搬出入装置の作動制御は操作装置からの操作信号に従って制御装置によりリミットスイッチや各種センサ等の検出装置からの検出結果に基づいて行われている。このため、検出装置が故障した場合や、検出装置と制御装置を電気的に接続する配線が切断した場合などには、操作装置により操作を行っても制御装置での荷物搬出入装置の作動制御ができなくなる場合がある。
このように荷物搬出入装置の作動制御ができなくなれば、荷物を中段移送手段に積み込んでいる場合には、故障の修理を終えるまでは当該中段移送手段から荷物を降ろすことができず、作業に大きな支障を来すことになる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、簡単な機構により荷物の搬出入を行うことができるとともに、検出装置に起因する故障により荷物搬出入装置の作動制御ができなくなった場合でも少なくとも荷降ろしを行うことができる荷物搬出入装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明の荷物搬出入装置は、荷台の天井部に沿って前後に設けられ、複数のパレット台が格納されるとともに、これらパレット台が前後方向に移送可能になされた上段移送手段と、荷台の上下方向略中間部に設けられ、上記複数のパレット台が載置されるとともに、これらパレット台が前後方向に移送可能になされた中段移送手段と、荷台の後端部に設けられ、少なくとも上記上段移送手段と中段移送手段との間で昇降自在になされた昇降台を通じて当該上段移送手段もしくは中段移送手段との間でパレット台が搬出入可能になされたリフト手段とを備えた荷物搬出入装置であって、前記リフト手段の昇降台が昇降中は上段移送手段及び中段移送手段の作動を禁止するとともに、上段移送手段及び中段移送手段の作動中はリフト手段の昇降台の作動を禁止する制御装置による制御のもとにおいて、中段移送手段上に荷物が積み込まれている状態で、中段移送手段から荷物を降ろす操作をしたにもかかわらず荷降ろし作動が行えない場合に、上段移送手段、中段移送手段及びリフト手段の作動操作を可能にして中段移送手段からの荷降ろし作動を可能とする応急搬送手段を備えたものである。
本発明の荷物搬出入装置によれば、リフト手段により上段移送手段と中段移送手段との間でパレット台の搬出入を行うことで、簡単な機構によってパレット台を通じて荷物の積降ろしを円滑に行うことができる。
また、検出装置が故障した場合や、検出装置と制御装置を電気的に接続する配線が切断した場合などでも、応急搬送手段により上段移送手段、中段移送手段及びリフト手段の作動操作を可能にすることで、応急的に荷物搬出入装置による荷降ろしを行うことができるので、迅速な対応ができ作業への支障を最小限にとどめることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の荷物搬出入装置の概略構成を示している。
図1において、1は車輌等に搭載された荷台であって、この荷台1には荷物搬出入装置2が設けられている。
荷物搬出入装置2は、上段移送手段3と、中段移送手段4と、リフト手段5とを備えている。
上段移送手段3は、荷台1の天井部に沿って上段左右両側に前端から後端寄りにかけて前後方向に水平に配設された左右一対の上段ガイドレール31と、左右両側の上段ガイドレール31下方に前後方向に設けられた左右一対の上段駆動チェーン32と、これら上段駆動チェーン32に設けられた複数の爪部材33とを備えている。
上段ガイドレール31は、後述する各パレット台6の左右両側に設けられた複数のガイドローラ61を案内するためのもので、これらガイドローラ61を介して各パレット台6が上段ガイドレール31に沿って前後方向に移動することができる。
上記パレット台6は、図2に示すように本体部6aの幅が荷台1の幅に対応する長さを有する矩形状に形成されており、この左右両側に例えば4個ずつガイドローラ61が設けられて上記上段ガイドレール31内を転動可能になっている。
そして、パレット台6は上段ガイドレール31の前後に沿って荷台1の上段に例えば全部で7枚を一列状に配置することで格納されるようになっている。
前記上段駆動チェーン32は、荷台1の前端に設けられた左右一対の前スプロケット34と、荷台1の後端から前記パレット台6の約一枚分前に設けられた左右一対の後スプロケット35にそれぞれ巻回されており、これら左右一対の上段駆動チェーン32でパレット台6の各ガイドローラ61を支持するようにしている。
左右の前スプロケット34は、荷台1の前端の横幅方向に軸支された駆動軸(図示省略)の両端にそれぞれ一体に設けられている。また、左右の後スプロケット35は、荷台1の後端部の左右両側にそれぞれ設けられた支持軸36にそれぞれ単独で支持されている。
従って、上記駆動軸に連繋された駆動モータ37により当該駆動軸を正逆方向に回転駆動させることで、左右の上段駆動チェーン32を同調させながら正逆方向に循環駆動させている。
また、前記支持軸36は、図示しない調整手段により前後に移動調整可能に構成されており、当該支持軸36を前後に移動させることで上段駆動チェーン32の張力を調整することができる。
前記爪部材33は、前記上段駆動チェーン32の循環駆動に伴いパレット台6のガイドローラ61に当接してこのパレット台6を前後方向に移動させるためのもので、前記パレット台6の隣接するガイドローラ61間に下方から挿入されるように所定の間隔で上段駆動チェーン32に突設されている。
この爪部材33の間隔は、各パレット台6を円滑に前後方向に移動させ、且つ後述するリフト手段5との間でのパレット台6の受け渡しが円滑に行えるように、パレット台6の各ガイドローラ61の間隔に対応して設定されている。
中段移送手段4は、荷台1の上下方向略中段の左右両側に前端から後端寄りにかけて前後方向に水平に配設された左右一対の中段ガイドレール41と、左右両側の中段ガイドレール41上に前後方向に設けられた左右一対の中段駆動チェーン42と、これら中段駆動チェーン42に設けられた複数の爪部材43とを備えており、基本的には前記上段移送手段3と同様に構成されている。
具体的には、中段ガイドレール41は、各パレット台6のガイドローラ61が転動可能になされており、これらガイドローラ61を介して各パレット台6が中段ガイドレール41に沿って前後方向に移動する。
そして、中段ガイドレール41に沿って図2に示すように全てのパレット台6を荷台1の中段に配置した際には、これらパレット台6が荷台1の前端から後端部寄りにかけて一列状に配置されて荷台1内を上下に区画するようになされている。
前記中段駆動チェーン42は、荷台1の前端に設けられた左右一対の前スプロケット44と、荷台1の後端から前記パレット台6の約一枚分前に設けられた左右一対の後スプロケット45にそれぞれ巻回されている。
左右の前スプロケット44は、図2に示すように荷台1の前端の横幅方向に軸支された駆動軸46の両端にそれぞれ一体に設けられている。また、左右の後スプロケット45は、荷台1の後端部の左右両側にそれぞれ設けられた支持軸47にそれぞれ単独で支持されている。
そして、上記駆動軸46に連繋された駆動モータ48により当該駆動軸46を回転駆動させることで、左右の中段駆動チェーン42を同調させながら正逆方向に循環駆動させている。
また、前記支持軸47は、図示しない調整手段により前後に移動調整可能に構成されており、当該支持軸47を前後に移動させることで中段駆動チェーン42の張力を調整することができる。
前記爪部材43は、前記中段駆動チェーン42の循環駆動に伴いパレット台6のガイドローラ61に当接してこのパレット台6を前後方向に移動させるためのもので、前記上段移送手段3の爪部材33と同様にパレット台6の隣接するガイドローラ61間に上方から挿入されるように所定の間隔で中段駆動チェーン42に突設されている。
前記リフト手段5は、荷台1の後端両側に沿って立設された支柱51に沿って昇降自在に配置された昇降台52と、駆動手段53とを備えている。
昇降台52は、その上面が前述した一枚のパレット台6を載置する載置面52aになされており、荷台1の幅方向に亘って配設されている。この昇降台52の両側にはスライダ54がそれぞれ設けられ、当該スライダ54が上記支柱51に沿って昇降自在に設けられている。また、左右のスライダ54には、その上下に支柱51内を転動する複数個のローラ54aが設けられており、これらローラ54aによって昇降台52が支柱1に沿って円滑に昇降できるようになっている。
前記駆動手段53は、左右一対の昇降シリンダ55と、各昇降シリンダ55と各スライダ54とに亘って配設された左右2本のワイヤ56を備えている。つまり、駆動手段53は、左右のスライダ54に対応して左右に一対設けられており、ここでは一方の駆動手段53について説明し、他方の駆動手段53についての説明は省略する。
具体的には、昇降シリンダ55は、荷台1の後端部底面にロッド端を後方にして前後方向に配置されており、このロッド端にはプーリ55aが設けられている。
ワイヤ56は、その一端がスライダ54に固設される一方、途中部が支柱51の上端に設けられたプーリ51aにより下方に折り返されて支柱51の下方に設けられたプーリ51bに導かれ、当該プーリ51bにより前方に導かれて昇降シリンダ55のプーリ55aによって後方に折り返されて荷台1側に固定されている。
従って、各伸縮シリンダ55を縮退作動させて各ワイヤ56を伸縮シリンダ55側に引き込むことで各スライダ54を介して昇降台52を支柱51に沿って上昇させ、逆に各伸縮シリンダ55を伸長作動させて各ワイヤ56を伸縮シリンダ55側から支柱1側に繰り出すことで各スライダ54を介して昇降台52を支柱51に沿って下降させることができる。
このようにして昇降動作を行う昇降台52は、前記上段移送手段3との間でパレット台6を搬出入する図1に実線で示す上段位置と、前記中段移送手段4との間でパレット台6を搬出入する図1に二点鎖線で示す中段位置と、荷物の搬出入を行う図1に一点鎖線で示す下段位置とに配置するようになされている。
ここで、昇降台52の上記各位置での位置決めは、図3に示すように前記昇降シリンダ55の伸縮量に基づいて行われている。具体的には、昇降シリンダ55側に当該昇降シリンダ55の伸縮状態を検出する2つの検出装置57、58を設けている。一方の検出装置57は、昇降シリンダ55が所定の縮退位置に達したことを検出するもので、この検出結果に基づいて昇降シリンダ55の縮退動作を停止させることによって、昇降台52の上昇動作を停止して上記上段位置で停止させる。他方の検出装置58は、昇降シリンダ55が所定の伸縮途中位置に達したことを検出するもので、この検出結果に基づいて昇降シリンダ55の伸縮動作を停止させることによって、昇降台52の昇降動作を停止して上記中段位置で停止させる。検出装置57、58としてはリミットスイッチや近接センサなどが用いられる。なお、上記下段位置での停止は、昇降シリンダ55が最も伸長したときであり、昇降シリンダ55の伸長動作自体で昇降台52を下段位置に停止させている。
また、昇降台52には、その載置面52aに面して図示しないリフト側移送手段が設けられている。リフト側移送手段は、前述した上段移送手段3または中段移送手段4との間でパレット台6の搬入出を行うためのもので、ガイドレールに相当するものは無いものの、基本的には上段移送手段3と同様に循環駆動する駆動チェーン、並びに爪部材を備えている。つまり、駆動チェーンの長さは載置面52aの前後長さに対応する長さを有し、且つ爪部材は前記爪部材33の間隔と同様にパレット台6を円滑に前後方向に移動させ、且つ後述する動作によりパレット台6の受け渡しを円滑に行えるように、パレット台6の各ガイドローラ61の間隔に対応して設定されている。
さらに、荷台1の底面には、ベルトコンベアやローラコンベアなどの適宜な底部移送手段を配設してもよいし、このような底部移送手段を配設することなく、荷台1の底面に直に荷物を載置するようにしてもよい。
次に、このように構成された荷物搬出入装置の動作について説明する。
まず、荷物搬出入装置2を使用することなく、荷台1の底面に荷物を積込む場合には、各パレット台6を上段である荷台1の天井部に前後方向にわたって一列状に格納しておく。
次に、荷物搬出入装置2により中段に配置したパレット台6上に荷物を積込む場合の動作について説明する。
まず、上段駆動チェーン32を矢符P方向に循環駆動させて所定の爪部材33を上段に格納しているパレット台6のガイドローラ61に当接させることで、複数のパレット台6全体を後方に移動させ、最後方に位置するパレット台6を昇降台52の載置面52a上に搬送する。この際、昇降台52のリフト側移送手段も上段移送手段3と所定のタイミングで同調して駆動させて爪部材により上記パレット台6を載置面52a上に引き込む。そしてパレット台6が昇降台52上の所定の途中位置まで搬送されれば上段移送手段3を停止させて、これ以後は昇降台52のリフト側移送手段によりパレット台6を移送して、昇降台52上の所定位置に配置されれば図示しないリミットスイッチ等の検出装置の検出によりリフト側移送手段が停止する。これにより上段移送手段3から昇降台52へのパレット台6の受け渡しが完了する。
続いて、昇降シリンダ55を伸長作動させて昇降台52を支柱51に沿って上段位置から下段位置まで下降させる。この際、昇降台52は、中段位置に達した際に検出装置58の検出によって一旦停止し、再度下降操作することで下段位置まで下降することになる。この状態で荷台1の後端開口を通じてパレット台6上に例えばフォークリフトなどを用いて荷物を載置することで積込む。なお、フォークリフトを用いる場合、一般的には荷物を既存のパレット上に載置した状態でフォークリフトにより当該パレットを持ち上げて行うことから、パレット台6上には既存のパレットを介して荷物が載置されることになる。
そして、このようにパレット台6上に荷物を載置すると、昇降シリンダ55を縮退作動させて昇降台52を下段位置から中段位置に配置する。これにより昇降台52上のパレット台6は中段移送手段4のガイドレール41と合致する高さに配置される。
次に、昇降台52のリフト側移送手段を駆動させてパレット台6を荷物とともに中段移送手段4側に搬送するとともに、中段移送手段4も所定のタイミングでリフト側移送手段と同調させて矢符R方向に駆動させることで、爪部材43をパレット台6のガイドローラ61に当接させてこのパレット台6を昇降台52側から中段移送手段4の最後方に搬送する。
このようにパレット台6を荷物とともに中段移送手段4の最後方に搬送すれば、昇降台52を上段位置に上昇させ、上述と同様にして上段移送手段3からその最後方のパレット台6を昇降台52上に搬送した後に再び下段位置に下降させてパレット台6上に荷物を載置する。
そして、昇降台52を上昇させて再び中段位置に配置して上述と同様にパレット台6を荷物とともに中段移送手段4の最後方に搬送する。つまり、中段移送手段4ではパレット台6を一枚分ずつ前方に移送する。
このような動作を順次繰り返すことで、上段に格納されたパレット台6が中段移送手段4に荷物を載置した状態で順次移送され、中段移送手段4全体に荷物を積込むことができる。
なお、中段移送手段4に全部のパレット6台が配置された際には、当該中段移送手段4の前端に設けた図示しないリミットスイッチ等の検出装置より最前方のパレット台6を検出することで、これ以後の中段移送手段4による前方へのパレット台6の搬送を停止するようにしており、これにより各機器の損傷や駆動モータの焼き付けなどを防止している。
次に、これとは逆に積込んだ荷物を降ろす場合には、上述と逆の動作を行えばよい。つまり、昇降台52を中段位置に配置した状態で中段移送手段4の最後方に配置されたパレット台6を昇降台52上に搬送して下段位置まで下降させ、この位置で荷物をパレット台6上から外部に降ろす。
そして、昇降台52を上段位置に上昇させて空のパレット台6を昇降台52から上段移送手段3の最後方に搬送する。なお、昇降台52を下段位置から上段位置まで上昇させる際には、当該昇降台52は、中段位置に達した際に検出装置58の検出によって一旦停止し、再度上昇操作することで上段位置まで上昇することになる。
この動作を順次繰り返すことで、中段移送手段4の荷物を順次降ろしながら空のパレット台6を順次上段移送手段3に格納することができる。
以上のように説明した荷物搬出入装置の動作は、図示しない操作装置からの操作信号と各検出装置からの検出信号に基づいて図示しない制御装置によって行われている。
なお、上段移送手段3及び中段移送手段4の各爪部材33、43を適正位置に配置していない状態で、上段移送手段3及び中段移送手段4と昇降台52との間でパレット台6の受け渡しを行うと、全てのパレット台6が上段移送手段3及び中段移送手段4にうまく収納できないことが生じる。これを回避する対策として、上段移送手段3及び中段移送手段4の所定の爪部材33、43にマーキングを施しており、この爪部材33、43を荷台1側の印に合わしながらパレット台6の受け渡しを行うようにすることで、パレット台6を上段移送手段3及び中段移送手段4に良好な状態で収納できるようにしている。
ところで、このような動作が行われる荷物搬出入装置2において、前記制御装置では、リフト手段5の昇降台52が昇降中は前記上段移送手段3及び中段移送手段4の作動を禁止するとともに、上段移送手段3及び中段移送手段4の作動中はリフト手段5の昇降台52の作動を禁止する制御が行われている。
具体的には、図4に示すように、操作装置において荷物搬出入装置2を作動させるためのメインスイッチがONになると、制御装置ではステップS1においてリフト手段5の昇降台52が昇降作動中であるか否かを判断する。この判断は、前述した検出装置57、58からの検出信号に基づいて行われる。つまり、検出装置57、58のいずれもが検出していないときにはリフト手段5の昇降台52が上段位置と中段位置にいない昇降動作中もしくは下段位置に停止中の状態であり、この場合には、ステップS2で上段移送手段3及び中段移送手段4の作動を禁止する。従って、この場合には操作装置から制御装置に上段移送手段3及び中段移送手段4の作動を行う操作信号が入力されたとしても当該制御装置ではこの操作信号を無効として上段移送手段3及び中段移送手段4の作動を行うことはない。
次に、リフト手段5の昇降台52が昇降動作中で無い場合にはステップS3に進み、上段移送手段3が作動中であるか否かを判断し、作動中であればステップS4でリフト手段5の昇降作動を禁止する。また、上段移送手段3が作動中でなければステップS5で中段移送手段4が作動中であるか否かを判断し、作動中であればステップS6でリフト手段5の昇降作動を禁止する。
つまり、検出装置57、58のいずれかが検出しており、リフト手段5の昇降台52が上段位置もしくは中段位置にあるとともに、操作装置からの操作信号により上段移送手段3もしくは中段移送手段4が作動中である場合には、操作装置からリフト手段5の昇降作動を行う操作信号が制御装置に入力されても当該制御装置ではこの操作信号を無効としてリフト手段5の昇降作動を行うことはない。
このように上段移送手段3、中段移送手段4及びリフト手段5の各作動を禁止する制御を行うことで、荷物及びパレット台6の落下やこの落下に伴う周辺部材の破損、並びに作業者の怪我などの事故を確実に防止することができ、高い安全性を確保することができる。
例えばリフト手段5の昇降台52が中段位置にいないにも係わらず誤操作により中段移送手段4を作動させてパレット台6をリフト手段5側の後方に移送できたとすると、中段移送手段4上のパレット台6及び荷物がリフト手段5に搬送されずに落下などの事故が起こるがこれを確実に防止することができる。
さらに、上述したような荷物搬出入装置2の作動制御を行う制御装置には、応急搬送手段も備えられている。応急搬送手段は、前記各種の検出装置が故障した場合や、検出装置と制御装置を電気的に接続する配線が切断した場合などでも、荷物搬出入装置2による荷降ろしを可能にするためのものである。
前述したような上段移送手段3、中段移送手段4及びリフト手段5の各作動を禁止する制御を行っていることで、例えば検出装置58が故障していると、制御装置ではリフト手段5が中段位置に配置されていないものと判断して中段移送手段4の作動を不能にすることになる。従って、このような場合には、操作装置により操作を行っても中段移送手段4に積み込んでいる荷物を降ろすことができなくなる。
そこで、応急搬送手段を備えることによってこのような場合でも、中段移送手段4に積み込んでいる荷物を応急的に降ろすことができるようにしている。
具体的には、図5に示すように、ステップS11で応急スイッチをONにする。これにより制御装置では各検出装置から入力される検出信号に係わらず、操作装置からの操作信号に基づいて上段移送手段3、中段移送手段4及びリフト手段5の作動を行う。
つまり、ステップS12で操作装置により前方への送り操作が行われたか否かを判断し、送り操作が行われれば、ステップS13で上段移送手段3及びリフト手段5のリフト側移送手段を前述と同様に作動させてパレット台6を昇降台52側から上段移送手段3に移送可能にする。
また、同様にステップS14で操作装置により後方への戻り操作が行われたか否かを判断し、戻り操作が行われれば、ステップS15で中段移送手段4及びリフト手段5のリフト側移送手段を前述と同様に作動させてパレット台6を荷物とともに中段移送手段4から昇降台52に移送可能にする。
さらに、同様にステップS16で操作装置によりリフト操作が行われたか否かを判断し、リフト操作が行われれば、ステップS17でリフト手段5の昇降台52を前述と同様にして昇降台52を上段位置、中段位置及び下段位置の間で昇降可能にする。
そして、ステップS18で応急スイッチがオフであるか否かを判断し、オフでなくオン状態のままであれば、ステップS12に戻って上述したように操作装置からの操作信号に基づいて上段移送手段3、中段移送手段4及びリフト手段5の作動を応急的に行い、中段移送手段4からの荷降ろしを可能にする。
つまり、上述した各操作を可能にすることで、昇降台52を中段位置に配置した状態で中段移送手段4の最後方に配置されたパレット台6を昇降台52上に搬送して下段位置まで下降させ、この位置で荷物をパレット台6上から外部に降ろす。そして、昇降台52を上段位置に上昇させて空のパレット台6を昇降台52から上段移送手段3の最後方に搬送する。この動作を順次繰り返すことで、中段移送手段4の荷物を順次降ろしながら空のパレット台6を順次上段移送手段3に格納する。
そして、応急スイッチがオフに操作されれば、上段移送手段3、中段移送手段4及びリフト手段5の応急的な作動制御を停止する。
このように各種の検出装置が故障した場合や、検出装置と制御装置を電気的に接続する配線が切断した場合などでも、応急搬送手段により応急的に荷物搬出入装置2による荷降ろしを行うことができるので、迅速な対応ができ作業への支障を最小限にとどめることができる。
また、応急搬送手段により荷物搬出入装置2を作動させる場合には、作業者の手動操作によって行うことから、作業者は応急時であることを十分に認識した上で不用意な誤操作を回避しながら慎重に荷降ろしを行う必要がある。
なお、応急搬送手段による応急時の以上説明した作動制御はあくまでも上段移送手段3、中段移送手段4及びリフト手段5を駆動させるための駆動モータなどの駆動系が正常であることが前提になっていることは言うまでもない。
荷物搬出入装置の構成を示す側面図である。 中段移送手段にパレット台が配置された状態を示す平面図である。 昇降シリンダの周辺部分を示す拡大の側面図である。 荷物搬出入装置の制御内容の一部を示すフローチャート図である。 本発明の主要部をなす荷物搬出入装置の制御内容を示すフローチャート図である。
符号の説明
1 荷台
2 荷物搬出入装置
3 上段移送手段
4 中段移送手段
5 リフト手段
52 昇降台
57、58 検出装置
6 パレット台

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  1. 荷台の天井部に沿って前後に設けられ、複数のパレット台が格納されるとともに、これらパレット台が前後方向に移送可能になされた上段移送手段と、荷台の上下方向略中間部に設けられ、上記複数のパレット台が載置されるとともに、これらパレット台が前後方向に移送可能になされた中段移送手段と、荷台の後端部に設けられ、少なくとも上記上段移送手段と中段移送手段との間で昇降自在になされた昇降台を通じて当該上段移送手段もしくは中段移送手段との間でパレット台が搬出入可能になされたリフト手段とを備えた荷物搬出入装置であって、前記リフト手段の昇降台が昇降中は上段移送手段及び中段移送手段の作動を禁止するとともに、上段移送手段及び中段移送手段の作動中はリフト手段の昇降台の作動を禁止する制御装置による制御のもとにおいて、中段移送手段上に荷物が積み込まれている状態で、中段移送手段から荷物を降ろす操作をしたにもかかわらず荷降ろし作動が行えない場合に、上段移送手段、中段移送手段及びリフト手段の作動操作を可能にして中段移送手段からの荷降ろし作動を可能とする応急搬送手段を備えたことを特徴とする荷物搬出入装置。
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