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JP4294966B2 - 電子時計、二次電池の蓄電状態表示方法、二次電池の蓄電状態表示プログラムおよび情報処理端末装置 - Google Patents
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JP4294966B2 - 電子時計、二次電池の蓄電状態表示方法、二次電池の蓄電状態表示プログラムおよび情報処理端末装置 - Google Patents

電子時計、二次電池の蓄電状態表示方法、二次電池の蓄電状態表示プログラムおよび情報処理端末装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、二次電池を有する電子時計および情報処理端末装置に関し、特に二次電池の蓄電状態を表示する電子時計および情報処理端末装置、二次電池の蓄電状態表示方法、二次電池の蓄電状態表示プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から光発電や機械式発電等の発電機能を有する電子時計が商品化されている。これらの電子時計は、特に太陽電池などの発電手段や外部充電器などの電力供給手段からの電力供給を受けて電力を蓄える二次電池を備えている。二次電池は、電力供給手段から出力される電力を蓄え、時計回路を動作させている。この二次電池の進歩は著しく日々蓄電容量の大きな電池が開発されている。
【0003】
図12は、二次電池における充電時の蓄電容量および電圧と蓄電時間との関係を表した図である。ここで蓄電容量の単位について説明すると、たとえば1000μAhとは、1000μAの定電流放電で1時間放電可能な蓄電量を表している。
【0004】
図12においては二次電池に電力を供給する手段として時計用のソーラーセルを使用しており、ソーラーセルに照射する明るさは40000ルクス(薄曇の屋外程度)としている。図12に一点鎖線で示したように電力供給を受けてから時間とほぼ比例して蓄電量は増加していく。また点線で示した電池電圧も同様に充電時間と比例関係で増加していくため、電池電圧に基づき二次電池の蓄電量を概ね推定することができる。
【0005】
しかしながら、電子時計などで一般的に使用されるリチウムイオン二次電池は分極作用と呼ばれる現象が生じることがある。これは比較的大電流にて充電をおこなった場合に、電池電圧のみが上昇してしまい、蓄電量との相対関係が大きく崩れてしまう現象である。したがって単に電池電圧の検出のみで蓄電量を把握しようとすると、所定の電圧を検出した時点で、未だ満充電に達していないにも関わらず満充電と判断し、充電動作を終了してしまい、その結果二次電池に電力を充分に充電できない。この問題を解決するために所定の電圧を一定時間連続検出すると所定の電圧値に到達したと判断する技術が開示されている(たとえば特許文献1参照。)。
【0006】
ところで、前述のように二次電池の進歩は著しいものがあり、同等の大きさでも蓄電容量の大きな電池が次々と開発製品化されてくる。図12に示した点線は従来の電池より蓄電容量が大きい二次電池の蓄電量変化を表したている。従来の電池が4000μAhなのに対し、新製品は5000μAhであり25%アップを実現している。
【0007】
【特許文献1】
特開平1−15679号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、従来技術にあっては、電池電圧変化曲線には大きな変化がなくほぼ同様である。したがって従来の蓄電量検出システムをそのまま利用すると、二次電池が充分に充電される前に満充電表示をおこなってしまうことになる。さらにこのような電子時計の場合、二次電池の最大電圧定格やアナログ時計用モータの駆動可能な最高電圧に限度があるため、二次電池が所定の電圧(約2.2V)となるとそれ以上上昇しないように過充電防止回路を動作させることになる。
【0010】
図12に示した電池電圧変化曲線の波形部分がこの回路の動作を示しており、間欠的な電池電圧の検出の中で2.2V以上を検出すると電力供給手段からの二次電池への電力供給を遮断することで所定値を大きく超えることがないように制御している。したがって、この回路の動作中は二次電池に電荷が蓄積されないことになる。
【0011】
図12から分かるように従来の二次電池にとってはこの過充電防止回路が動作を開始する時点がほぼ満充電状態に近かったため問題は無かったが、容量の大きな二次電池の場合はまだ電荷が充分に蓄積される前に過充電防止回路によって電荷の供給が少なくなってしまうため、従来のように単に電池電圧と時間だけで充電量を把握することが困難となっていた。
【0012】
これを解決するためには前述の過充電防止回路が動作する電圧を大きくすることで可能となるが、この値は電池の定格やモータの限界駆動電圧に起因するため容易には変更できない。
【0013】
以上の背景から、蓄電容量の大きな電池を搭載するためには電圧検出のシステムを変更したり、モータを変更して駆動可能電圧を上げたりするなどしなければ正しい満充電を検出し、表示することは不可能であった。しかし変更にはかなりのコストアップが伴うため商品化へ向けての大きな障害となっていた。
【0014】
本発明は上記課題を解決しようとするもので、簡易な構成で二次電池の蓄電状態をより正確に表示することが可能な電子時計、二次電池の蓄電状態表示方法、二次電池の蓄電状態表示プログラムおよび情報処理端末装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明にかかる電子時計は、二次電池と、前記二次電池へ電力を供給する電力供給手段と、前記電力供給手段によって電力が供給された二次電池の所定の電圧値(以下「第1の電圧値」という)を含む複数の電圧値を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段によって前記第1の電圧値以上の電圧値が連続して検出された時間を計時する第1の計時手段と、前記第1の計時手段によって計時された時間が所定の時間(以下「第1の時間」という)に達した時点から所定の時間(以下「第2の時間」という)を計時する第2の計時手段と、前記第1の時間が経過したことと、前記第2の時間が経過したことと、を表示することにより、前記二次電池の蓄電状態の表示をおこなう表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
この請求項1に記載の発明によれば、二次電池の電圧値を検出し、検出された電圧値を用いて蓄電状態を推定する場合において、急激な電圧値の変動に影響されることがない。
【0017】
また、請求項1に記載の発明において、前記表示手段が、前記第1の計時手段および前記第2の計時手段にそれぞれ対応した表示領域からなり、前記第1の計時手段によって前記第1の時間が計時された場合、または前記第2の計時手段によって前記第2の時間が計時された場合に、各前記表示領域を点灯するようにしてもよい。これによって、蓄電状態を表示領域の点灯によって表すので、蓄電状態を容易に把握できる。
【0018】
また、前記表示領域が、液晶表示画面により構成されていてもよい。これによって、少ない消費電力で表示することができるとともに、他のディジタル表示と兼用することができる。
【0019】
また、請求項2に記載の発明にかかる電子時計は、請求項1に記載の発明において、前記第2の計時手段が、前記第2の時間として、前記第1の計時手段によって計時された時間が前記第1の時間に達した時点から、前記電圧検出手段によって、前記第1の電圧値よりも高い電圧値(以下「第2の電圧値」という)以上の電圧値が連続して検出された時間を計時することを特徴とする。
【0020】
この請求項2に記載の発明によれば、二次電池の電圧値を検出し、検出された電圧値を用いて蓄電状態を推定する場合において、二次電池の電圧値が上がらなかった場合に生じるおそれがある誤表示を防止することができる。
【0021】
また、請求項3に記載の発明にかかる電子時計は、請求項1または2に記載の発明において、前記電圧検出手段によって検出された電圧値が前記第1の電圧値よりも高い所定の電圧値(以下「第3の電圧値」という)に達した場合に、前記電力供給手段から前記二次電池への過剰な電力供給を防止する防止手段と、前記第3の電圧値に達した時点から所定の時間(以下「第3の時間」という)を計時する第3の計時手段と、を備え、前記表示手段が、前記第3の時間が経過したことと、を表示することにより、前記二次電池の蓄電状態の表示をおこなうことを特徴とする。
【0022】
この請求項3に記載の発明によれば、二次電池の電圧値を検出し、検出された電圧値を用いて蓄電状態を推定する場合において、過剰な電力の供給となる電圧値に達した場合に生じるおそれがある誤表示を防止することができる。
【0023】
また、請求項3に記載の発明において、前記第3の計時手段が、前記第3の時間として、前記第3の電圧値に達した時点から、前記第3の電圧値よりも低い所定の電圧値(以下「第4の電圧値」という)以上の電圧値が連続して検出された時間を計時するようにしてもよい。これによって、二次電池の電圧値を検出し、検出された電圧値を用いて蓄電状態を推定する場合において、過剰な電力の供給を防止する際の電圧変動に伴って生じるおそれがある誤表示を防止することができる。
【0024】
また、請求項3に記載の発明において、前記電圧検出手段によって電圧が検出されている間は、前記防止手段によって、前記電力供給手段から前記二次電池への電力供給を防止するようにしてもよい。これによって、二次電池の電圧値をより正確に検出することができる。
【0025】
また、請求項4に記載の発明にかかる電子時計は、請求項3に記載の発明において、前記表示手段が、前記第3の計時手段によって計時された時間に基づいて前記二次電池の満充電の表示をおこなうことを特徴とする。
【0026】
この請求項4に記載の発明によれば、より正確に満充電の表示をおこなうことができる。
【0027】
また、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記電力供給手段が、光発電装置であってもよい。
【0028】
また、請求項5に記載の発明にかかる二次電池の蓄積状態表示方法は、二次電池の所定の電圧値(以下「第1の電圧値」という)を含む複数の電圧値を検出する電圧検出工程と、前記電圧検出工程によって前記第1の電圧値以上の電圧値が連続して検出された時間を計時する第1の計時工程と、前記第1の計時工程によって計時された時間が所定の時間(以下「第1の時間」という)に達した時点から所定の時間(以下「第2の時間」という)を計時する第2の計時工程と、前記第1の時間が経過したことと、前記第2の時間が経過したことと、を表示することにより、前記二次電池の蓄電状態の表示をおこなう表示工程と、を含んだことを特徴とする。
【0029】
この請求項5に記載の発明によれば、二次電池の電圧値を検出し、検出された電圧値を用いて蓄電状態を推定する場合において、急激な電圧値の変動に影響されることがない。
【0030】
また、請求項6に記載の発明にかかる二次電池の蓄積状態表示方法は、請求項5に記載の発明において、前記第2の計時工程が、前記第2の時間として、前記第1の計時工程によって計時された時間が前記第1の時間に達した時点から、前記電圧検出工程によって、前記第1の電圧値よりも高い電圧値(以下「第2の電圧値」という)以上の電圧値が連続して検出された時間を計時することを特徴とする。
【0031】
この請求項6に記載の発明によれば、二次電池の電圧値を検出し、検出された電圧値を用いて蓄電状態を推定する場合において、二次電池の電圧値が上がらなかった場合に生じるおそれがある誤表示を防止することができる。
【0032】
また、請求項7に記載の発明にかかる二次電池の蓄積状態表示方法は、請求項5または6に記載の発明において、前記電圧検出工程によって検出された電圧値が前記第1の電圧値よりも高い所定の電圧値(以下「第3の電圧値」という)に達した場合に、前記二次電池への過剰な電力供給を防止する防止工程と、前記第3の電圧値に達した時点から所定の時間(以下「第3の時間」という)を計時する第3の計時工程と、を含み、前記表示工程が、前記第3の時間が経過したことと、を表示することにより、前記二次電池の蓄電状態の表示をおこなうことを特徴とする。
【0033】
この請求項7に記載の発明によれば、二次電池の電圧値を検出し、検出された電圧値を用いて蓄電状態を推定する場合において、過剰な電力の供給となる電圧値に達した場合に生じるおそれがある誤表示を防止することができる。
【0034】
また、請求項7に記載の発明において、前記第3の計時工程が、前記第3の時間として、前記第3の電圧値に達した時点から、前記第3の電圧値よりも低い所定の電圧値(以下「第4の電圧値」という)以上の電圧値が連続して検出された時間を計時するようにしてもよい。これによって、二次電池の電圧値を検出し、検出された電圧値を用いて蓄電状態を推定する場合において、過剰な電力の供給を防止する際の電圧変動に伴って生じるおそれがある誤表示を防止することができる。
【0035】
また、請求項8に記載の発明にかかる二次電池の蓄積状態表示プログラムは、前記請求項5〜7のいずれか一つに記載の方法を電子時計または情報処理端末装置に実行させることを特徴とする。
【0036】
また、請求項9に記載の発明にかかる情報処理端末装置は、二次電池と、前記二次電池へ電力を供給する電力供給手段と、前記電力供給手段によって電力が供給された二次電池の所定の電圧値(以下「第1の電圧値」という)を含む複数の電圧値を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段によって前記第1の電圧値以上の電圧値が連続して検出された時間を計時する第1の計時手段と、前記第1の計時手段によって計時された時間が所定の時間(以下「第1の時間」という)に達した時点から所定の時間(以下「第2の時間という」)を計時する第2の計時手段と、 前記第1の時間が経過したことと、前記第2の時間が経過したことと、を表示することにより、前記二次電池の蓄電状態の表示をおこなう表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0037】
この請求項9に記載の発明によれば、二次電池の電圧値を検出し、検出された電圧値を用いて蓄電状態を推定する場合において、急激な電圧値の変動に影響されることがない。
【0038】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる電子時計、二次電池の蓄電状態表示方法、二次電池の蓄電状態表示プログラムおよび情報処理端末装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0039】
(電子時計の構成)
まず、この発明の本実施の形態にかかる電子時計の構成について説明する。図1は、電子時計の構成を示すブロック図である。図1において、1は光発電装置(ソーラーセル)などの発電手段であり、2はリチウムイオン二次電池等の二次電池であり、3は発電手段1の出力電圧が小さい時に二次電池2からの電流が逆流することを防止する逆流防止ダイオードであり、4は二次電池2の電圧を検出し、1.2V、1.5Vおよび1.8Vでそれぞれa〜c端子から“H”レベルの信号を出力する電圧検出回路Aであり、5は二次電池2が2.2Vを検出すると“H”レベルの信号を過充電防止信号として出力する電圧検出回路Bであり、6は電圧検出回路B,5からの“H”レベルの信号(過充電防止信号)の出力に基づいて二次電池2への過充電を防止する過充電防止回路である。
【0040】
7は、水晶振動子7aを備え、種々の周波数のパルス信号を出力するパルス作成回路であり、8はパルス作成回路7から受ける所定のパルス信号に基づいてモータ駆動用の信号を作成するモータ駆動パルス作成回路であり、9はモータであり、10はモータ9で駆動され、図示しない減速輪列を介して駆動され、時刻等を表示する指針であり、11は二次電池2の蓄電状態を表す蓄電状態表示部である。
【0041】
12はセット/リセット付フリップフロップ(以下「SRFF」という)であり、過充電防止回路6が動作するとセットされ電圧検出回路A,4が1.8Vを検出していないときはリセットされている。つまり二次電池2の電圧が1.8Vを超えてから過充電防止回路6が動作したことを記憶する回路である。13はタイマーAで電圧検出回路A,4が1.2Vを検出してから1時間経過すると“H”レベルの信号を出力する。14はタイマーBで、タイマーA,13が“H”レベルを検出後、電圧検出回路A,4が1.5Vを検出して1時間経過すると“H”レベルの信号を出力する。15はタイマーCで、SRFF12およびタイマーB,14が“H”レベルを出力し、さらに電圧検出回路A,4が1.8Vを検出して2時間経過すると“H”レベルの信号を出力する。16、17はANDゲートであり、18はORゲートである。なお、各タイマー13〜15の計時時間は、二次電池2の特性などに合わせて、任意に設定することができる。
【0042】
ここで、電圧検出回路A,4、電圧検出回路B,5は、パルス作成回路7からのサンプリング信号(“H”レベルの信号)に基づいて間欠的に電圧検出動作をおこなう。たとえば2秒おきに数ミリ秒程度の電圧検出動作をおこなう。そして、前回検出した結果に基づいて、つぎの検出タイミングまでその出力を維持する。また電圧検出タイミングでは過充電防止回路6を動作させて発電手段1からの二次電池2に電力供給されないようにしている。このように電圧検出中に二次電池2と発電手段1を切り離すのは前述した分極の影響をできるだけ受けないようにするためである。
【0043】
具体的には、電圧検出回路B,5から出力される“H”レベルの信号(過充電防止信号)、および、パルス作成回路7から電圧検出回路A,4および電圧検出回路B,5へ出力されるサンプリング信号のいずれか一方の“H”レベルの信号がORゲート18に入力されると、過充電防止回路6に“H”レベルの信号が入力され、過充電防止回路6が作動する。
【0044】
つぎに、蓄電状態表示部11の構成について説明する。図2は、この発明の本実施の形態にかかる電子時計の外観を示す上面図である。図2において、電子時計の表示盤の左下側に設けられた液晶表示画面の一部が蓄電状態表示部11である。図3は、この発明の本実施の形態にかかる電子時計の蓄電状態表示部を示す説明図であり、蓄電状態表示部11の部分のみを示している。蓄電状態表示部11は、一例として3つの表示部分(Lv1、Lv2、Lv3)からなる。
【0045】
蓄電状態表示部11は、Lv1、Lv2およびLv3がすべて点灯している場合に、二次電池2の蓄電量がレベル3、すなわち満充電であることを示す。そして、Lv3が消灯し、Lv1およびLv2のみが点灯している場合は、レベル2であることを示す。レベル2は、レベル3よりは蓄電量が少ない。また、Lv1のみが点灯している場合は、レベル1であることを示している。レベル1は、レベル2よりも蓄電量が少ないことを示している。さらに、Lv1、Lv2およびLv3がすべて消灯している場合は蓄電量がほとんどないかあるいは「0」であることを示している。図3では、Lv1とLv2のみが点灯され、Lv3が消灯された状態(レベル2)であることを示している。この状態では、未だ満充電でないことが一目でわかる。
【0046】
(電子時計の動作の概要)
つぎに、本発明の実施の形態にかかる電子時計の動作の概要について説明する。本発明の性質上二次電池2の蓄電量が0であった場合から説明する。この状態ではすべての構成は動作を停止している。ここで発電手段1が発電を開始すると、二次電池2に電力が徐々に蓄えられる。ここで二次電池2の電圧が1.1V程度になるとパルス作成回路7内の発振回路(図示を省略)が発振を開始し、モータ9が駆動して指針10も運針を開始する。しかし、電圧検出回路A,4はその出力がすべて“L”レベルであるため各タイマー13〜15はリセットされており、蓄電状態表示部11はすべて消灯している。
【0047】
さらに、二次電池2の蓄電量が増加し、1.2Vになるとパルス作成回路7から出力されるタイミングで電圧検出手段A,4のa端子から“H”レベルの信号が出力される。したがってタイマーA,13が動作を開始する。タイマーA,13はパルス作成回路7の信号を受け、1時間経過するとタイムアップして“H”レベルの信号を出力する。つまり二次電池2の電圧が1.2V以上であることを1時間連続して検出すると“H”レベルの信号を出力する。この信号は蓄電状態表示部11のLv1端子に入力され蓄電状態表示部11は“Lv1”のみ点灯する。よって使用者は二次電池2の電力状態がレベル1になったことを認識できる。
【0048】
さらに二次電池2の電圧が上昇し、1.5Vになると、電圧検出回路A,4のb端子から“H”レベルの信号が出力される。したがってANDゲート16を介してタイマーB,14はリセットを解除される。タイマーB,14もタイマーA,13と同様に1時間を計測すると“H”レベルの信号を出力し、蓄電状態表示部11は“Lv2”が点灯する。よって使用者は二次電池2の蓄電量がレベル2になったことを認識できる。
【0049】
ここでタイマーB,14のリセット(R)端子には電圧検出回路A,4の出力と、タイマーA13の出力の両方が“H”レベルとならないと、リセットが解除されないようになっている。これは急速な電圧上昇で、“Lv1”点灯後すぐに“Lv2”が点灯しないようにするためである。このような場合、使用者は二次電池2の蓄電容量が概ね充分であると判断し発電動作をやめてしまう可能性がある。すると短時間で“Lv2”表示が消灯してしまい、使用者に混乱を招く可能性があるためである。
【0050】
さらに二次電池2の電圧が上昇し、1.8Vとなると、電圧検出回路A,4のc端子が“H”レベルの信号を出力する。タイマーC15は電圧検出回路A,4、タイマーB14およびSRFF12の出力すべてが“H”レベルにならないとリセットが解除されない。SRFF12の出力はこの時点では“L”レベルなのでタイマーC15は動作を開始しない。
【0051】
さらに二次電池2の電圧値が上昇し、2.2Vとなると電圧検出回路B,5が“H”レベルの信号を出力する。この信号を受けて過充電防止回路6は動作状態となり発電手段1の発電電力を遮断する。よって二次電池2の蓄電電圧はこれ以上上昇しない。ここで電圧検出回路B,5の出力が“H”レベルになるとSRFF12がセットされ“H”レベルの信号を出力する。よってタイマーC15のリセットが解除される。この状態が2時間継続するとタイマーC15の出力は“H”レベルとなり表示部11の“Lv3”の表示が点灯し、使用者は二次電池2がレベル3つまり満充電状態であることを認識できる。
【0052】
しかし過充電防止回路6の動作により二次電池2の電圧が1.8Vを切るとSRFF12はリセットされタイマーC,15は初期状態に戻る。したがって二次電池2の分極などにより見かけ上の電圧が上昇しているだけでは満充電表示がおこなわれることはない。
【0053】
(電圧検出回路の動作の内容)
つぎに、電圧検出回路の動作の内容をより詳細に説明する。図4は、この発明の本実施の形態にかかる電子時計の電圧検出回路A,4の動作を示すフローチャートである。図4のフローチャートにおいて、まず、電圧検出回路A,4がリセットされ(ステップS401)、それによって、各出力端子(a端子、b端子、c端子)からは、すべて“L”レベルの信号を出力する(ステップS402)。
【0054】
つぎに、パルス作成回路7からサンプリング信号の入力があったか否かを判断する(ステップS403)。そして、サンプリング信号が入力されるのを待って、入力された場合(ステップS403:Yes)は、二次電池2の電圧検出処理をおこなう(ステップS404)。電圧検出処理の結果、検出された電圧が、1.2V以上であるか否かを判断する(ステップS405)。ここで、1.2V未満である場合(ステップS405:No)は、各出力端子からは、すべて“L”レベルの信号を出力し(ステップS406)、ステップS403へ戻る。
【0055】
ステップS405において、1.2V以上である場合(ステップS405:Yes)は、1.5V以上であるか否かを判断する(ステップS407)。ここで、1.5V未満である場合(ステップS407:No)は、a端子から“H”レベルの信号を出力し、b端子およびc端子からは、“L”レベルの信号を出力し(ステップS408)、ステップS403へ戻る。
【0056】
ステップS407において、1.5V以上である場合(ステップS407:Yes)は、1.8V以上であるか否かを判断する(ステップS409)。ここで、1.8V未満である場合(ステップS409:No)は、a端子およびb端子から“H”レベルの信号を出力し、c端子からは、“L”レベルの信号を出力し(ステップS410)、ステップS403へ戻る。一方、ステップS409において、1.8V以上である場合(ステップS409:Yes)は、各出力端子(a端子、b端子、c端子)からは、すべて“H”レベルの信号を出力し(ステップS411)、ステップS403へ戻る。このように、電圧検出回路A,4の各出力端子からは、検出された電圧値に基づいて“H”レベルの信号が出力されることになる。
【0057】
図5は、この発明の本実施の形態にかかる電子時計の電圧検出回路B,5の動作を示すフローチャートである。図5のフローチャートにおいて、まず、電圧検出回路B,5がリセットされ(ステップS501)、それによって、出力端子からは、“L”レベルの信号を出力する(ステップS502)。
【0058】
つぎに、パルス作成回路7からサンプリング信号の入力があったか否かを判断する(ステップS503)。そして、サンプリング信号が入力されるのを待って、入力された場合(ステップS503:Yes)は、二次電池2の電圧検出処理をおこなう(ステップS504)。電圧検出処理の結果、検出された電圧が、2.2V以上であるか否かを判断する(ステップS505)。ここで、2.2V未満である場合(ステップS505:No)は、出力端子からは、“L”レベルの信号を出力し(ステップS506)、ステップS503へ戻る。一方、ステップS505において、2.2V以上である場合(ステップS505:Yes)は、出力端子からは、“H”レベルの信号を出力し(ステップS507)、ステップS503へ戻る。この“H”レベルの信号が過充電防止信号となる。
【0059】
(SRFFの動作の内容)
つぎに、電圧検出回路の動作の内容をより詳細に説明する。図6は、この発明の本実施の形態にかかる電子時計のSRFF12の動作を示すフローチャートである。図6のフローチャートにおいて、まず、SRFF12がリセットされ(ステップS601)、それによって、出力端子からは、“L”レベルの信号を出力する(ステップS602)。
【0060】
つぎに、R端子に接続されたNOTゲートへの入力が“H”レベルの信号か否か、すなわち、電圧検出回路A,4のc端子から“H”レベルの信号が出力されているか否かを判断する(ステップS603)。ここで、NOTゲートへの入力が“L”レベルの信号である場合、すなわち電圧検出回路A,4のc端子から“L”レベルの信号が出力されている場合(ステップS603:No)は、R端子には“H”レベルの信号が入力され(ステップS609)、ステップS601へ戻って、再びリセットがなされる(ステップS601)。
【0061】
ステップS603において、NOTゲートへの入力が“H”レベルの信号である場合、すなわち電圧検出回路A,4のc端子から“H”レベルの信号が出力されている場合(ステップS603:Yes)は、R端子には“L”レベルの信号が入力され(ステップS604)、したがってリセットが解除される。つぎに、セット(S)端子に“H”レベルの信号が入力されたか否か、すなわち電圧検出回路B,5から過充電防止信号である“H”レベルの信号が出力されているか否かを判断する(ステップS605)。ここで、S端子に“L”レベルの信号が入力されている場合、すなわち電圧検出回路B,5から“L”レベルの信号が出力されている場合(ステップS605:No)は、ステップS602へ戻って、出力端子から出力される信号は“L”のままである。
【0062】
ステップS605において、S端子に“H”レベルの信号が入力されている場合、すなわち電圧検出回路B,5から“H”レベルの信号が出力されている場合(ステップS605:Yes)は、出力端子から“H”レベルの信号を出力し、ANDゲート17に入力する(ステップS606)。その後、NOTゲートへの入力が“H”レベルの信号であれば(ステップS607:Yes)、R端子への入力は、“L”レベルの信号のままであり(ステップS608)、リセットが解除され、リセットされることはない。したがって、出力端子からは、“H”レベルの信号を出力し続ける。一方、NOTゲートへの入力が“L”レベルの信号となった場合、すなわち二次電池2の電圧が1.8V未満となって、電圧検出回路A,4のc端子から“L”レベルの信号が出力された場合(ステップS607:No)は、R端子への入力が“H”レベルの信号となり(ステップS609)、ステップS601へ戻って、リセットがなされ(ステップS601)、出力端子からは、“L”レベルの信号を出力する(ステップS602)。
【0063】
このように動作することによって、二次電池2の電圧が、いったん2.2Vとなった後は、1.8V未満となるまで、出力端子からは“H”レベルの信号を出力し続ける。これによって、2.2Vになった後、過充電防止回路6によって二次電池2への充電が間欠的におこなわれ、それに対応して電圧が2.2V〜2.1V程度変動した場合(図12参照)であっても、出力端子からは“H”レベルの信号を出力し続ける。
【0064】
(タイマーの動作の内容)
つぎに、タイマーA,13、タイマーB,14およびタイマーC,15の動作の内容をより詳細に説明する。タイマーA,13、タイマーB,14およびタイマーC,15はいずれも同じ動作をするため、それら3つを「タイマー」として説明する。図7は、この発明の本実施の形態にかかる電子時計のタイマーの動作を示すフローチャートである。図7のフローチャートにおいて、まず、タイマーがリセットされ(ステップS701)、それによって、出力端子からは、“L”レベルの信号を出力する(ステップS702)とともに、計時を開始する(ステップS703)。
【0065】
つぎに、R端子に接続されたNOTゲートへの入力が“H”レベルの信号か否か、すなわち、タイマーA,13であれば、電圧検出回路A,4のa端子から“H”レベルの信号が出力されているか否か、タイマーB,14であれば、ANDゲート16の出力側から“H”レベルの信号が出力されているか否か、タイマーC,15であれば、ANDゲート17の出力側から“H”レベルの信号が出力されているか否かをそれぞれ判断する(ステップS704)。ここで、NOTゲートへの入力が“L”レベルの信号である場合(ステップS704:No)は、R端子には“H”レベルの信号が入力され(ステップS710)、ステップS701へ戻って、再びリセットがなされる(ステップS701)。
【0066】
ステップS704において、NOTゲートへの入力が“H”レベルの信号である場合、すなわち、タイマーA,13であれば、電圧検出回路A,4のa端子から“H”レベルの信号が出力されている場合、タイマーB,14であれば、ANDゲート16の出力側から“H”レベルの信号が出力されている場合、タイマーC,15であれば、ANDゲート17の出力側から“H”レベルの信号が出力されている場合(ステップS704:Yes)は、R端子には“L”レベルの信号が入力され(ステップS705)、したがって、リセットが解除され、リセットはおこなわれない。
【0067】
つぎに、所定時間(タイマーA,13およびタイマーB,14は1時間、タイマーC,15は2時間)が経過したか否かを判断する(ステップS706)。ここで、未だ所定時間が経過していない場合(ステップS706:No)は、ステップS704に戻る。そして、ステップS706において、所定時間を経過した場合(ステップS706:Yes)は、出力端子から“H”レベルの信号を出力する(ステップS707)。その後、NOTゲートへの入力が“H”レベルの信号であれば(ステップS708:Yes)、R端子への入力は、“L”レベルの信号のままであり(ステップS709)、リセットが解除され、リセットされることはない。したがって、出力端子からは、“H”レベルの信号を出力し続ける(ステップS707)。
【0068】
一方、ステップS708において、NOTゲートへの入力が“L”レベルの信号となった場合、すなわち、タイマーA,13であれば、電圧検出回路A,4のa端子から“L”レベルの信号が出力された場合、タイマーB,14であれば、ANDゲート16の出力側から“L”レベルの信号が出力された場合、タイマーC,15であれば、ANDゲート17の出力側から“L”レベルの信号が出力された場合(ステップS708:No)は、R端子への入力が“H”レベルの信号となり(ステップS710)、ステップS701へ戻って、リセットがなされ(ステップS701)、出力端子からは“L”レベルの信号を出力する(ステップS702)。
【0069】
このように動作することによって、タイマーA,13は、電圧検出回路A,4が、1.2Vを検出した後、1.2V未満になることなく、1時間連続して1.2V以上を検出した場合に、“H”レベルの信号を検出する。そして、“H”レベルの信号は、蓄積状態表示部11のLv1を点灯させる。また、タイマーB,14は、ANDゲート16によって、電圧検出回路A,4が、1.5Vを検出し、かつタイマーA,13によって1時間連続して1.2V以上を検出した後、1.5V未満になることなく、1時間連続して1.5V以上を検出した場合に、“H”レベルの信号を検出する。そして、“H”レベルの信号は、蓄積状態表示部11のLv2を点灯させる。したがって、1.2Vを検出してから、少なくとも2時間はLv2は点灯しないようになっている。
【0070】
また、タイマーC,15は、ANDゲート17によって、電圧検出回路A,4が、1.8Vを検出し、タイマーB,14によって1時間連続して1.2V以上を検出し、かつ、SRFF12によって、2.2Vを検出した後、1.8V未満になることなく、2時間連続して1.8V以上を検出した場合に、“H”レベルの信号を検出する。そして、“H”レベルの信号は、蓄積状態表示部11のLv3を点灯させる。したがって、1.5Vを検出してから少なくとも3時間、1.2Vを検出してから少なくとも4時間はLv3は点灯しないようになっている。
【0071】
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態2について説明する。実施の形態2にあっては、実施の形態1と同様の制御をプログラムを用いておこなう。ただし、実施の形態1とは、蓄積状態表示部11のLv2およびLv3の消灯のタイミングが異なる。
【0072】
(二次電池の電圧変化時の状態遷移)
まず、この発明の本実施の形態にかかる電子時計の二次電池の電圧変化時の状態遷移について説明する。図8は、この発明の本実施の形態にかかる電子時計の二次電池の電圧変化時の状態遷移を示す説明図である。また、図9、図10および図11は、この発明の本実施の形態にかかる電子時計の二次電池の電圧変化時の状態遷移を示すフローチャートである。図8において、蓄積状態表示部11のLv1、Lv2、Lv3が点灯している状態から説明をはじめることとする。
【0073】
Lv1、Lv2、Lv3が点灯している状態(図9のステップS901)において、二次電池2の電圧が1.5V未満を検出したか否かを判断する(ステップS902)。ここで、1.5V未満を検出した場合(ステップS902:Yes)は、Lv3を消灯し、Lv1とLv2のみを点灯する(ステップS903、推移(1))。一方、1.5V未満を検出しなかった場合(ステップS902:No)は、図10のフローチャートに示すステップS923へ移行する。
【0074】
つぎに、二次電池2の電圧が1.4V未満を検出したか否かを判断する(ステップS904)。ここで、1.4V未満を検出した場合(ステップS904:Yes)は、Lv2も消灯し、Lv1のみを点灯する(ステップS905、推移(2))。一方、1.4V未満を検出しなかった場合(ステップS904:No)は、図10のフローチャートに示すステップS919へ移行する。
【0075】
つぎに、二次電池2の電圧が、1.2V未満を検出したか否かを判断する(ステップS906)。ここで、1.2V未満を検出した場合(ステップS906:Yes)は、Lv1も消灯し、アナログ2秒運針にする(ステップS907、推移(3))。一方、1.2V未満を検出しなかった場合(ステップS906:No)は、図10のフローチャートに示すステップS915へ移行する。
【0076】
さらに、二次電池2の電圧が、1.1V未満を検出したか否かを判断する(ステップS908)。ここで、1.1V未満を検出した場合(ステップS908:Yes)は、図示を省略する不揮発性メモリに必要なデータを書き込んだ後、すべての運針を停止する(ステップS909、推移(4))。その後、図11のフローチャートのステップS931へ移行する。
【0077】
図10において、まず、二次電池2の電圧が1.2V以上を検出したか否かを判断する(ステップS911)。ここで、1.2V以上を検出した場合(ステップS911:Yes)は、計時を開始する(ステップS912)。そして、1時間以上連続して検出したか否かを判断する(ステップS913)。ここで、1時間以上連続して検出した場合(ステップS913:Yes)は、アナログ1秒運針へ移行し、Lv1を点灯する(ステップS914、推移(5))。一方、1.2V以上を検出しなかった場合(ステップS911:No)または1時間以上連続して検出しなかった場合(ステップS913:No)は、図9のフローチャートに示したステップS908へ移行する。
【0078】
つぎに、二次電池2の電圧が1.5V以上を検出したか否かを判断する(ステップS915)。ここで、1.5V以上を検出した場合(ステップS915:Yes)は、計時を開始する(ステップS916)。そして、1時間以上連続して検出したか否かを判断する(ステップS917)。ここで、1時間以上連続して検出した場合(ステップS917:Yes)は、Lv2を点灯する(ステップS918、推移(6))。これによって、Lv1およびLv2が点灯された状態となる。一方、1.5V以上を検出しなかった場合(ステップS915:No)または1時間以上連続して検出しなかった場合(ステップS917:No)は、図9のフローチャートに示したステップS906へ移行する。
【0079】
つぎに、二次電池2の電圧が2.2V以上を検出したか否かを判断する(ステップS919)。ここで、2.2V以上を検出するのを待って、検出した場合(ステップS919:Yes)は、計時を開始する(ステップS920)。そして、1時間以上連続して1.8V以上を検出したか否かを判断する(ステップS921)。ここで、2時間以上連続して1.8V以上を検出した場合(ステップS921:Yes)は、Lv3を点灯する(ステップS922、推移(7))。これによって、Lv1、Lv2、Lv3のすべてが点灯された状態となる。一方、2時間以上連続して検出しなかった場合(ステップS921:No)は、図9のフローチャートに示したステップS904へ移行する。
【0080】
その後さらに、2.2V以上を検出したか否かを判断する(ステップS923)。ここで、2.2V以上を検出した場合(ステップS923:Yes)は、過充電防止回路によって充電を禁止する(ステップS924、推移(8))。つぎに、2.2V未満を検出するまで充電禁止の状態を継続し、2.2V未満を検出した場合(ステップS925:Yes)は、禁止していた充電の許可をおこない(ステップS926、推移(8))、ステップS923へ戻る。以下、ステップS923〜S926の各処理を繰り返しおこなう。そして、ステップS923において、2.2V以上を検出しなかった場合(ステップS923:No)は、図9に示した、ステップS902へ移行する。
【0081】
図11において、図示を省略する不揮発性メモリに必要なデータを書き込んだ後、すべての運針を停止する(ステップS909、推移(4))した後、1.2Vを検出したか否かを判断する(ステップS931)。そして、1.2Vを検出するのを待って、検出した場合(ステップS931:Yes)は、計時を開始する(ステップS932)。そして、1時間以上連続して検出したか否かを判断する(ステップS933)。ここで、1時間以上連続して検出しなかった場合(ステップS933:No)は、ステップS931へ戻る。
【0082】
一方、ステップS933において、1時間以上連続して検出した場合(ステップS933:Yes)は、つぎに、針合わせ警告状態とし、運針は基準位置まで動いて停止する(ステップS934、推移(9))。そして、針合わせをおこなう(ステップS935)とともに、1.2V以上を検出したか否か、1.4V以上を検出したか否か、1.5V以上を検出したか否かを判断する(ステップS936、ステップS937、ステップS938)。
【0083】
ここで、1.2V以上で(ステップS936:Yes)、1.4V未満である場合(ステップS937:No)は、図9のフローチャートに示したステップS906へ移行する(推移(10))。また、1.4V以上で(ステップS937:Yes)、1.5V未満である場合(ステップS938:No)は、図9のフローチャートに示したステップS904へ移行する(推移(11))。また、1.5V以上である場合(ステップS938:Yes)は、図9のフローチャートに示したステップS902へ移行する(推移(12))。
【0084】
一方、ステップS936において、1.2V未満を検出した場合(ステップS936:No)は、電子時計のディジタル表示を消灯し、運針は基準位置で停止する(ステップS939、推移(13))。その後、1.2V以上を検出したか否かを判断する(ステップS940)。ここで、1.2V以上を検出した場合(ステップS940:Yes)は、計時を開始する(ステップS942)。そして、30分以上連続して検出したか否かを判断する(ステップS943)。ここで、30分以上連続して検出した場合(ステップS943:Yes)は、針合わせ警告状態とし、運針はその場で停止させ(ステップS944)、ステップS935へ移行する(推移(13))。
【0085】
一方、ステップS940において、1.2V以上を検出しなかった場合(ステップS940:No)、または、ステップS942において、30分以上連続して検出しなかった場合(ステップS943:No)は、1.1V未満を検出したか否かを判断する(ステップS941)。そして、1.1V未満を検出しなかった場合(ステップS941:No)は、ステップS940へ戻る。一方、1.1V未満を検出した場合(ステップS941:Yes)は、図9のフローチャートに示したステップS909へ移行する(推移(14))。
【0086】
以上説明したように、本実施の形態1,2によれば、二次電池2と、二次電池2へ電力を供給する電力供給手段としての発電手段1と、発電手段1によって電力が供給された二次電池2の所定の電圧値(たとえば1.2V)を含む複数の電圧値を検出する電圧検出回路A,4と、電圧検出回路A,4によって1.2V以上の電圧値が連続して検出された時間を計時するタイマーA,13と、タイマーA,13によって計時された時間が所定の時間(たとえば1時間)に達した時点から所定の時間(たとえば1時間)を計時するタイマーB,14と、タイマーA,13によって計時された1時間およびタイマーB,14によって計時された1時間に基づいて二次電池2の蓄電状態の表示をおこなう蓄電状態表示部11と、を備えるため、二次電池2の電圧値を検出し、検出された電圧値を用いて蓄電状態を推定する場合において、急激な電圧値の変動に影響されることがない。
【0087】
また、本実施の形態1,2によれば、蓄積状態表示部11が、タイマーA,13、タイマーB,14、タイマーC,15にそれぞれ対応した表示領域からなり、タイマーA,13によって1時間が計時された場合に、Lv1の表示領域を点灯し、タイマーB,14によって1時間が計時された場合に、Lv2の表示領域を点灯し、タイマーC,15によって2時間が計時された場合に、Lv3の表示領域を点灯するため、蓄電状態を表示領域の点灯によって表すので、蓄電状態を容易に把握できる。ここで、蓄電状態表示部11の画面が、液晶表示画面により構成されていてもよい。これによって、少ない消費電力で表示することができるとともに、他のディジタル表示と兼用することができる。
【0088】
また、本実施の形態1、2によれば、タイマーB,14が、タイマーA,13によって計時された時間が1時間に達した時点から、電圧検出回路A,4によって、1.2Vよりも高い電圧値(たとえば1.5V)以上の電圧値が連続して検出された時間を計時するため、二次電池2の電圧値を検出し、検出された電圧値を用いて蓄電状態を推定する場合において、二次電池2の電圧値が上がらなかった場合に生じるおそれがある誤表示、すなわち二次電池2の電圧が1.5Vを超えていないのにLv2を点灯してしまうことを防止することができる。
【0089】
また、本実施の形態1、2によれば、さらに、電圧検出回路A,4によって検出された電圧値が2.2Vに達した場合に、発電手段1から二次電池2への過剰な電力供給を防止する過充電防止回路6と、2.2Vに達した時点から2時間を計時するタイマーC,15と、を備え、蓄電状態表示部11が、タイマーC,15によって計時された2時間に基づいて蓄電状態表示部11のLv3の点灯をおこなうため、二次電池の電圧値を検出し、検出された電圧値を用いて蓄電状態を推定する場合において、過剰な電力の供給となる電圧値(2.2V)に達した場合に生じるおそれがある誤表示、すなわち、2.2Vを超えてしまうことで、未だ満充電ではないにもかかわらずLv3(満充電)を表示してしまうことを防止することができる。
【0090】
また、本実施の形態1、2によれば、タイマーC,15が、2.2Vに達した時点から、2.2Vよりも低い所定の電圧値(たとえば、1.8V)以上の電圧値が連続して検出された時間を計時するため、二次電池の電圧値を検出し、検出された電圧値を用いて蓄電状態を推定する場合において、過剰な電力の供給を防止する際の電圧変動に伴って生じるおそれがある誤表示を防止することができる。誤表示とは、たとえば、過充電防止回路6の作動/停止を繰り返すことによって生じる電圧変動で、2.2V以下となった場合に、タイマーC,15がリセットされてしまって、いつまで経っても2時間を計時できず、満充電になったにもかかわらずLv3が表示されない状態である。
【0091】
また、本実施の形態1、2によれば、電圧検出回路4,5によって電圧が検出されている間は、過充電防止回路6によって、発電手段1から二次電池2への電力供給を防止するため、二次電池2の電圧値をより正確に検出することができる。
【0092】
また、本実施の形態1、2によれば、タイマーC,15によって計時された時間に基づいて二次電池2の満充電の表示、すなわちLv3の表示をおこなうことによって、より正確に満充電の表示をおこなうことができる。
【0093】
なお、本実施の形態における二次電池の蓄積状態表示方法は、あらかじめ用意された、情報処理端末装置に読み取り可能なプログラムであってもよい。そしてそのプログラムを情報処理端末装置や電子時計で実行することによって実現される。このプログラムは、HD、FD、CD−ROM、MO、DVDなどの情報処理端末装置で読み取り可能な記録媒体に記録され、情報処理端末装置によって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【0094】
また、上記実施の形態においては、電子時計について説明したが、これは、腕時計、置き時計のいずれでもよい。また、電子時計に限定されるものではなく、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型パーソナルコンピュータ、各種計測装置などの情報処理端末装置であってもよい。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように、この本発明によれば、二次電池の電圧値を検出し、検出された電圧値を用いて蓄電状態を推定する場合において、急激な電圧値の変動などに影響されることがないため、簡易な構成で二次電池の蓄電状態をより正確に表示することが可能な電子時計、二次電池の蓄電状態表示方法、二次電池の蓄電状態表示プログラムおよび情報処理端末装置が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の本実施の形態にかかる電子時計の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の本実施の形態にかかる電子時計の外観を示す上面図である。
【図3】この発明の本実施の形態にかかる電子時計の蓄電状態表示部を示す説明図である。
【図4】この発明の本実施の形態にかかる電子時計の電圧検出回路Aの動作を示すフローチャートである。
【図5】この発明の本実施の形態にかかる電子時計の電圧検出回路Bの動作を示すフローチャートである。
【図6】この発明の本実施の形態にかかる電子時計のセット/リセット付きフリップフロップ(SRFF)の動作を示すフローチャートである。
【図7】この発明の本実施の形態にかかる電子時計のタイマーの動作を示すフローチャートである。
【図8】この発明の本実施の形態にかかる電子時計の二次電池の電圧変化時の状態遷移を示す説明図である。
【図9】この発明の本実施の形態にかかる電子時計の二次電池の電圧変化時の状態遷移を示すフローチャート(その1)である。
【図10】この発明の本実施の形態にかかる電子時計の二次電池の電圧変化時の状態遷移を示すフローチャート(その2)である。
【図11】この発明の本実施の形態にかかる電子時計の二次電池の電圧変化時の状態遷移を示すフローチャート(その3)である。
【図12】二次電池の充電時間と蓄電容量との関係および充電時間と電池電圧との関係を表した図である。
【符号の説明】
1 発電手段
2 二次電池
3 逆流防止ダイオード
4 電圧検出回路A
5 電圧検出回路B
6 過充電防止回路
11 蓄電状態表示部
12 セット/リセット付フリップフロップ(SRFF)
15 タイマーC
16,17 ANDゲート
18 ORゲート

Claims (11)

  1. 二次電池と、
    前記二次電池へ電力を供給する電力供給手段と、
    前記電力供給手段によって電力が供給された二次電池の所定の電圧値(以下「第1の電圧値」という)を含む複数の電圧値を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段によって前記第1の電圧値以上の電圧値が連続して検出された時間を計時する第1の計時手段と、
    前記第1の計時手段によって計時された時間が所定の時間(以下「第1の時間」という)に達した時点から所定の時間(以下「第2の時間」という)を計時する第2の計時手段と、
    前記第1の時間が経過したことと、前記第2の時間が経過したことと、を表示することにより、前記二次電池の蓄電状態の表示をおこなう表示手段と、
    を備えたことを特徴とする電子時計。
  2. 前記第2の計時手段は、前記第2の時間として、前記第1の計時手段によって計時された時間が前記第1の時間に達した時点から、前記電圧検出手段によって、前記第1の電圧値よりも高い電圧値(以下「第2の電圧値」という)以上の電圧値が連続して検出された時間を計時することを特徴とする請求項1に記載の電子時計。
  3. 前記電圧検出手段によって検出された電圧値が前記第1の電圧値よりも高い所定の電圧値(以下「第3の電圧値」という)に達した場合に、前記電力供給手段から前記二次電池への過剰な電力供給を防止する防止手段と、
    前記第3の電圧値に達した時点から所定の時間(以下「第3の時間」という)を計時する第3の計時手段と、
    を備え、
    前記表示手段は、前記第3の時間が経過したことと、を表示することにより、前記二次電池の蓄電状態の表示をおこなうことを特徴とする請求項1または2に記載の電子時計。
  4. 前記表示手段は、前記第3の計時手段によって計時された時間に基づいて前記二次電池の満充電の表示をおこなうことを特徴とする請求項3に記載の電子時計。
  5. 二次電池の所定の電圧値(以下「第1の電圧値」という)を含む複数の電圧値を検出する電圧検出工程と、
    前記電圧検出工程によって前記第1の電圧値以上の電圧値が連続して検出された時間を計時する第1の計時工程と、
    前記第1の計時工程によって計時された時間が所定の時間(以下「第1の時間」という)に達した時点から所定の時間(以下「第2の時間」という)を計時する第2の計時工程と、
    前記第1の時間が経過したことと、前記第2の時間が経過したことと、を表示することにより、前記二次電池の蓄電状態の表示をおこなう表示工程と、
    を含んだことを特徴とする二次電池の蓄積状態表示方法。
  6. 前記第2の計時工程は、前記第2の時間として、前記第1の計時工程によって計時された時間が前記第1の時間に達した時点から、前記電圧検出工程によって、前記第1の電圧値よりも高い電圧値(以下「第2の電圧値」という)以上の電圧値が連続して検出された時間を計時することを特徴とする請求項5に記載の二次電池の蓄積状態表示方法。
  7. 前記電圧検出工程によって検出された電圧値が前記第1の電圧値よりも高い所定の電圧値(以下「第3の電圧値」という)に達した場合に、前記二次電池への過剰な電力供給を防止する防止工程と、
    前記第3の電圧値に達した時点から所定の時間(以下「第3の時間」という)を計時する第3の計時工程と、
    を含み、
    前記表示工程は、前記第3の時間が経過したことと、を表示することにより、前記二次電池の蓄電状態の表示をおこなうことを特徴とする請求項5または6に記載の二次電池の蓄積状態表示方法。
  8. 前記請求項5〜7のいずれか一つに記載の方法を電子時計または情報処理端末装置に実行させることを特徴とする二次電池の蓄電状態表示プログラム。
  9. 二次電池と、
    前記二次電池へ電力を供給する電力供給手段と、
    前記電力供給手段によって電力が供給された二次電池の所定の電圧値(以下「第1の電圧値」という)を含む複数の電圧値を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段によって前記第1の電圧値以上の電圧値が連続して検出された時間を計時する第1の計時手段と、
    前記第1の計時手段によって計時された時間が所定の時間(以下「第1の時間」という)に達した時点から所定の時間(以下「第2の時間という」)を計時する第2の計時手段と、
    前記第1の時間が経過したことと、前記第2の時間が経過したことと、を表示することにより、前記二次電池の蓄電状態の表示をおこなう表示手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理端末装置。
  10. 前記表示手段は、
    前記第1の時間が経過したことを表示する第1の表示部と、
    前記第2の時間が経過したことを表示する第2の表示部と、
    を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の電子時計。
  11. 前記表示手段は、
    前記第1の時間が経過したことを表示する第1の表示部と、
    前記第2の時間が経過したことを表示する第2の表示部と、
    前記第3の時間が経過したことを表示する第3の表示部と、
    を有することを特徴とする請求項3または4に記載の電子時計。
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