JP4296866B2 - 積層貫通型コンデンサおよび積層貫通型コンデンサアレイ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、積層貫通型コンデンサおよび積層貫通型コンデンサアレイに関するもので、特に、グラウンド側内部電極からグラウンド側外部端子電極への引出し構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12には、この発明にとって興味ある従来の積層貫通型コンデンサ1が示されている(たとえば、特許文献1の図2参照)。図12は、積層貫通型コンデンサ1の内部構造を特定の断面をもって示す平面図であり、(a)と(b)とは互いに異なる断面を表している。
【0003】
積層貫通型コンデンサ1は、相対向する第1および第2の主面と、第1および第2の主面間を連結するように延びる、相対向する第1および第2の端面2および3ならびに相対向する第1および第2の側面4および5とを有する、直方体状のコンデンサ本体6を備えている。
【0004】
コンデンサ本体6の第1および第2の端面2および3上には、それぞれ、第1および第2の信号側外部端子電極7および8が形成され、他方、第1および第2の側面4および5上には、それぞれ、第1および第2のグラウンド側外部端子電極9および10が形成されている。
【0005】
コンデンサ本体6は、その主面の方向に延びかつ積層された複数の絶縁層11、ならびに絶縁層11を介して互いに対向する少なくとも1対の信号側内部電極12およびグラウンド側内部電極13を備えている。絶縁層11は、たとえば誘電体セラミックから構成される。信号側内部電極12は、積層貫通型コンデンサ1において、貫通導体を構成するものである。
【0006】
信号側内部電極12が図12(a)に示され、グラウンド側内部電極13が図12(b)に示されていることからわかるように、図12(a)は、信号側内部電極12が通る断面を示し、図12(b)は、グラウンド側内部電極13が通る断面を示している。
【0007】
図12(a)に示すように、信号側内部電極12は、第1および第2の端面2および3上にまでそれぞれ引き出される第1および第2の信号側引出し部14および15を有し、これら第1および第2の信号側引出し部14および15は、それぞれ、第1および第2の信号側外部端子電極7および8に電気的に接続される。
【0008】
他方、図12(b)に示すように、グラウンド側内部電極13は、第1および第2の側面4および5上にまでそれぞれ引き出される第1および第2のグラウンド側引出し部16および17を有し、これら第1および第2のグラウンド側引出し部16および17は、それぞれ、第1および第2のグラウンド側外部端子電極9および10に電気的に接続される。
【0009】
このような積層貫通型コンデンサ1が、たとえばバイパスコンデンサとして用いられるとき、除去されるべき高周波ノイズを含む信号が信号側内部電極12を流れるように、信号または電源ラインに信号側外部端子電極7および8が接続される。他方、グラウンド側外部端子電極9および10が接地され、それによって、グラウンド側内部電極13にグラウンド電位が与えられる。そして、信号側内部電極12からグラウンド側内部電極13にノイズ電流を流すことによって、高周波ノイズが除去される。
【0010】
他方、上述のように除去されるべきノイズのさらなる高周波化に対応するためには、ノイズ除去のために用いられる積層貫通型コンデンサの、高周波領域における挿入損失特性の劣化を防止しなければならず、そのためには、積層貫通型コンデンサの等価直列インダクタンス(ESL)をより小さくすることが望まれる。このような要望を満たし得る積層貫通型コンデンサとして、図13を参照して説明するようなものが提案されている(たとえば、特許文献1の図1参照)。
【0011】
図13は、図12(b)に対応する図である。図13において、図12(b)に示す要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0012】
図13に示した積層貫通型コンデンサ1aは、図13に示したグラウンド側内部電極13aと図12(a)に示した信号側内部電極12とが絶縁層11を介して互いに対向する状態とされたコンデンサ本体6を備えている。
【0013】
グラウンド側内部電極13aは、コンデンサ本体6の第1および第2の側面4および5の各々の全域に露出し、かつ第1および第2の端面2および3の各一部にまで露出する、第1および第2のグラウンド側引出し部16aおよび17aを有している。そして、第1および第2のグラウンド側外部端子電極9aおよび10aは、それぞれ、コンデンサ本体6の第1および第2の側面4および5の全域にわたって延び、かつ第1および第2の端面2および3の各一部にまで延びるように形成されている。
【0014】
このような構成によれば、静電容量を形成する信号側内部電極12とグラウンド側内部電極13aとの対向部分とグラウンド側外部端子電極9aおよび10aとの間の信号線路について、線路幅を広くし、かつ距離を短くできるので、ESLを小さくすることができる。
【0015】
【特許文献1】
特開2003−100552号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図13に示した積層貫通型コンデンサ1aでは、次のような解決されるべき課題がある。
【0017】
まず、信号側外部端子電極7および8とグラウンド側外部端子電極9aおよび10aとの間の距離を十分に確保することが困難であるため、積層貫通型コンデンサ1aの耐電圧特性が劣化することがある。
【0018】
また、コンデンサ本体6の製造に際して、絶縁層11となるセラミックグリーンシートを積層し、得られた積層体を焼成することが行なわれる。この場合、所定のセラミックグリーンシート上には、グラウンド側内部電極13aとなる導電性ペースト膜が形成されている。しかしながら、図13からわかるように、グラウンド側内部電極13aとなる導電性ペースト膜は、絶縁層11となるセラミックグリーンシートの大部分を覆うので、セラミックグリーンシートの積層状態において、セラミックグリーンシート間の密着力が不十分となることがある。特に、絶縁層11となるセラミックグリーンシートの周囲の大部分が、グラウンド側内部電極13aとなる導電性ペースト膜によって覆われているため、焼成前にあっては、セラミックグリーンシート間の剥がれが生じやすく、焼成後にあっては、絶縁層11間の剥がれが生じやすい。
【0019】
なお、上述した剥がれの問題は、図12に示した積層貫通型コンデンサ1においても、グラウンド側引出し部16および17が比較的幅広であるので、程度の差こそあれ、同様に遭遇し得る。
【0020】
そこで、この発明の目的は、上述のような課題を解決し得る積層貫通型コンデンサを提供しようとすることである。
【0021】
この発明の他の目的は、同様の課題を解決し得る積層貫通型コンデンサアレイを提供しようとすることである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る積層貫通型コンデンサは、相対向する第1および第2の主面と、第1および第2の主面間を連結するように延びる、相対向する第1および第2の端面ならびに相対向する第1および第2の側面とを有する、直方体状のコンデンサ本体を備えている。
【0023】
また、この積層貫通型コンデンサは、第1および第2の端面上にそれぞれ形成される、第1および第2の信号側外部端子電極と、第1および第2の側面上にそれぞれ形成される、第1および第2のグラウンド側外部端子電極とを備えている。
【0024】
上記コンデンサ本体は、上記主面の方向に延びかつ積層された複数の絶縁層、ならびに絶縁層を介して互いに対向する少なくとも1対の信号側内部電極およびグラウンド側内部電極を備えている。
【0025】
信号側内部電極は、第1および第2の端面上にまでそれぞれ引き出される第1および第2の信号側引出し部を有し、これら第1および第2の信号側引出し部は、それぞれ、前述の第1および第2の信号側外部端子電極に電気的に接続される。
【0026】
他方、グラウンド側内部電極は、第1および第2の側面上にまでそれぞれ引き出される第1および第2のグラウンド側引出し部を有し、これら第1および第2のグラウンド側引出し部は、それぞれ、前述の第1および第2のグラウンド側外部端子電極に電気的に接続される。
【0027】
このような構成を備える積層貫通型コンデンサにおいて、前述した技術的課題を解決するため、第1および第2のグラウンド側引出し部は、それぞれ、複数個あり、各複数個の第1および第2のグラウンド側引出し部が、それぞれ、隣り合うものの間で間隔を隔てた状態で、第1および第2の側面に沿って配列されていることを第1の特徴としている。
また、複数個の第1のグラウンド側引出し部のうちの端部に位置するものおよび複数個の第2のグラウンド側引出し部のうちの端部に位置するものは、グラウンド側内部電極の、側面と平行に延びる各辺の端部に配置され、それによって、一方の端部に位置する第1のグラウンド側引出し部の外側の辺と他方の端部に位置する第1のグラウンド側引出し部の外側の辺との間の距離および一方の端部に位置する第2のグラウンド側引出し部の外側の辺と他方の端部に位置する第2のグラウンド側引出し部の外側の辺との間の距離は、ともに、グラウンド側内部電極の、側面と平行に測定した幅方向寸法と等しくされていることを第2の特徴としている。
【0028】
この発明に係る積層貫通型コンデンサにおいて、第1のグラウンド側引出し部と第2のグラウンド側引出し部とは、側面と平行に延びる主面の中心線を対称軸として対称に配置されていることが好ましい。
【0030】
この発明に係る積層貫通型コンデンサにおいて、第1のグラウンド側外部端子電極は、複数個の第1のグラウンド側引出し部に共通に電気的に接続されるように幅広に形成され、第2のグラウンド側外部端子電極についても、複数個の第2のグラウンド側引出し部に共通に電気的に接続されるように幅広に形成されてもよいが、好ましくは、複数個の第1のグラウンド側引出し部の各々に電気的に接続されるように、複数個の第1のグラウンド側外部端子電極が第1の側面上に形成され、かつ、複数個の第2のグラウンド側引出し部の各々に電気的に接続されるように、複数個の第2のグラウンド側外部端子電極が第2の側面上に形成される。
【0031】
たとえば、上述の好ましい実施態様の場合のように、各々複数個の第1および第2のグラウンド側外部端子電極が形成される場合、複数個の第1のグラウンド側外部端子電極は、互いに異なる幅方向寸法を有するものを含み、複数個の第2のグラウンド側外部端子電極は、互いに異なる幅方向寸法を有するものを含んでいてもよい。
【0032】
上述の場合、各々複数個の第1および第2のグラウンド側外部端子電極は、それぞれ、第1および第2の側面の端部に位置するものが中央部に位置するものより幅方向寸法が小さくされていることが好ましい。
【0033】
この発明は、積層貫通型コンデンサアレイにも向けられる。
【0034】
この発明に係る積層貫通型コンデンサアレイは、相対向する第1および第2の主面と、第1および第2の主面間を連結するように延びる、相対向する第1および第2の端面ならびに相対向する第1および第2の側面とを有する、直方体状のコンデンサ本体と、第1および第2の端面上にそれぞれ形成される、各々複数個の第1および第2の信号側外部端子電極と、第1および第2の側面上にそれぞれ形成される、各々複数個の第1および第2のグラウンド側外部端子電極とを備えている。
【0035】
また、上記コンデンサ本体は、主面の延びる方向に延びかつ積層された複数の絶縁層、ならびに絶縁層を介して互いに対向する複数個の信号側内部電極および少なくとも1個のグラウンド側内部電極を備えている。
【0036】
ここで、複数個の信号側内部電極は、主面の方向に配列され、各信号側内部電極は、第1および第2の端面上にまでそれぞれ引き出される第1および第2の信号側引出し部を有し、第1および第2の信号側引出し部は、それぞれ、前述の第1および第2の信号側外部端子電極に電気的に接続される。
【0037】
他方、グラウンド側内部電極は、第1および第2の主面上にまでそれぞれ引き出される第1および第2のグラウンド側引出し部を有し、第1および第2のグラウンド側引出し部は、それぞれ、前述の第1および第2のグラウンド側外部端子電極に電気的に接続される。
【0038】
そして、前述した技術的課題を解決するため、第1および第2のグラウンド側引出し部は、それぞれ、複数個あり、各複数個の第1および第2のグラウンド側引出し部が、それぞれ、隣り合うものの間で間隔を隔てた状態で、第1および第2の側面に沿って配列されていることを第1の特徴としている。
また、前述した積層貫通型コンデンサに係る発明の場合と同様、複数個の第1のグラウンド側引出し部のうちの端部に位置するものおよび複数個の第2のグラウンド側引出し部のうちの端部に位置するものは、グラウンド側内部電極の、側面と平行に延びる各辺の端部に配置され、それによって、一方の端部に位置する第1のグラウンド側引出し部の外側の辺と他方の端部に位置する第1のグラウンド側引出し部の外側の辺との間の距離および一方の端部に位置する第2のグラウンド側引出し部の外側の辺と他方の端部に位置する第2のグラウンド側引出し部の外側の辺との間の距離は、ともに、グラウンド側内部電極の、側面と平行に測定した幅方向寸法と等しくされていることを第2の特徴としている。
【0039】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の第1の実施形態による積層貫通型コンデンサ21の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示した積層貫通型コンデンサ21の内部構造を特定の断面をもって示す平面図であり、(a)と(b)とは互いに異なる断面を表している。
【0040】
積層貫通型コンデンサ21は、相対向する第1および第2の主面22および23と、第1および第2の主面22および23間を連結するように延びる、相対向する第1および第2の端面24および25ならびに相対向する第1および第2の側面26および27とを有する、直方体状のコンデンサ本体28を備えている。
【0041】
コンデンサ本体28の第1および第2の端面24および25上には、それぞれ、第1および第2の信号側外部端子電極29および30が形成されている。他方、第1および第2の側面26および27上には、それぞれ、各複数個の、たとえば各4個の第1および第2のグラウンド側外部端子電極31a〜31dおよび32a〜32dが形成されている。
【0042】
これら信号側外部端子電極29および30ならびにグラウンド側外部端子電極31a〜31dおよび32a〜32dは、たとえば、導電性金属粉末およびガラスフリットを含む導電性ペーストを付与し、焼き付けることによって形成され、さらに、必要に応じて、その上にめっきが施されることもある。
【0043】
コンデンサ本体28は、その主面22および23の方向に延びかつ積層された複数の絶縁層33、ならびに絶縁層33を介して互いに対向する少なくとも1対の信号側内部電極34およびグラウンド側内部電極35を備えている。絶縁層33は、たとえば誘電体セラミックを含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。また、内部電極34および35は、導電性ペーストの焼結体から構成される。信号側内部電極34は、積層貫通型コンデンサ21において、貫通導体を構成するものである。
【0044】
信号側内部電極34が図2(a)に示され、グラウンド側内部電極35が図2(b)に示されていることからわかるように、図2(a)は、信号側内部電極34が通る断面を示し、図2(b)は、グラウンド側内部電極35が通る断面を示している。
【0045】
図2(a)に示すように、信号側内部電極34は、第1および第2の端面24および25上にまでそれぞれ引き出される第1および第2の信号側引出し部36および37を有し、これら第1および第2の信号側引出し部36および37は、それぞれ、第1および第2の信号側外部端子電極29および30に電気的に接続される。
【0046】
他方、図2(b)に示すように、グラウンド側内部電極35は、第1および第2の側面26および27上にまでそれぞれ引き出される各複数個の、たとえば各4個の第1および第2のグラウンド側引出し部38a〜38dおよび39a〜39dを有し、これら第1および第2のグラウンド側引出し部38a〜38dおよび39a〜39dは、それぞれ、第1および第2のグラウンド側外部端子電極31a〜31dおよび32a〜32dに電気的に接続される。
【0047】
上述の各複数個の第1および第2のグラウンド側引出し部38a〜38dおよび39a〜39dは、図2(b)に示すように、それぞれ、隣り合うものの間で間隔40を隔てた状態で、第1および第2の側面26および27に沿って配列されている。
【0048】
上述のように、所定の間隔40を隔てた状態で、各複数個の第1および第2のグラウンド側引出し部38a〜38dおよび39a〜39dが設けられることによって、絶縁層30となるセラミックグリーンシートの側面26および27に対応する辺に沿って、隣り合うセラミックグリーンシート間で互いに密着し得る部分が複数箇所に分布するように形成されることができる。したがって、セラミックグリーンシート間の密着力が向上し、剥がれの問題を生じさせにくくすることができる。
【0049】
この実施形態の他の特徴として、第1のグラウンド側引出し部38a〜38dと第2のグラウンド側引出し部39a〜39dとが、側面26および27と平行に延びる主面22および23の中心線を対称軸として対称に配置されていることがある。このような構成を採用することにより、高周波特性をより良好にすることができる。
【0050】
この実施形態のさらに他の特徴として、端部に位置する第1のグラウンド側引出し部38aおよび38dならびに第2のグラウンド側引出し部39aおよび39dの各位置についての特徴がある。すなわち、これら端部に位置する第1および第2のグラウンド側引出し部38aおよび38dならびに39aおよび39dは、グラウンド側内部電極35の、側面26および27と平行に延びる各辺の端部に配置されている。これによって、たとえばグラウンド側引出し部38aの左の外側の辺とグラウンド側引出し部38dの右の外側の辺との間の距離すなわち引出し最外幅W1が、グラウンド側内部電極35の、側面26および27と平行に測定した幅方向寸法と等しくされ、その結果、引出し最外幅W1を、限られた寸法内において、最も広くとることができる。同様に、グラウンド側引出し部39aの左の外側の辺とグラウンド側引出し部39dの右の外側の辺との間の距離すなわち引出し最外幅W1が、グラウンド側内部電極35の、側面26および27と平行に測定した幅方向寸法と等しくされ、その結果、引出し最外幅W1を、限られた寸法内において、最も広くとることができる。このような構成を採用すれば、高周波特性をより良好なものとすることができる。
【0051】
また、この実施形態では、各複数個のグラウンド側外部端子電極31a〜31dおよび32a〜32dが形成されている。そのため、側面26および27の各々に比較的幅広の1個のグラウンド側外部端子電極を形成する場合と比較して、その形成のために用いられる導電性ペーストの粘度をより高めることができる。比較的幅広のグラウンド側外部端子電極を形成する場合には、導電性ペーストを広い面積にわたって広げることを可能にするために、その粘度を低くしなければならない。前述のように、導電性ペーストの粘度が高められると、印刷時におけるにじみが小さくなり、グラウンド側外部端子電極31a〜31dおよび32a〜32dの各々の寸法精度を高めることができる。
【0052】
また、ガラスフリットを含む導電性ペーストが焼成されるとき、グラウンド側外部端子電極の中央部において、ガラス成分の濃度が高められる傾向がある。他方、比較的幅広のグラウンド側外部端子電極を形成するために付与される導電性ペーストは、必然的に、その厚みが増すことになる。これらのことが原因となって、グラウンド側外部端子電極の面積が広い場合、焼成後のグラウンド側外部端子電極の中央部の比較的広い領域において、ガラス成分の濃度が高い領域が形成され、その上にめっき膜を均一に析出させることが困難になることがある。
【0053】
これに対して、この実施形態のように、複数箇所に分布されたグラウンド側外部端子電極31a〜31dおよび32a〜32dによれば、上述のような問題を生じさせにくくすることができる。
【0054】
また、グラウンド側外部端子電極31a〜31dおよび32a〜32dの各々は、図1に示した状態からわかるように、第1および第2の主面22および23の各一部にまで延びる延長部41を有している。比較的幅広のグラウンド側外部端子電極が形成される場合には、その延長部において厚みのばらつきがより大きくなる傾向があり、そのため、実装面となる主面側において比較的大きな段差が形成されることがある。このような比較的大きな段差は、実装不良をもたらすことがある。
【0055】
これに対して、分割されたグラウンド側外部端子電極31a〜31dおよび32a〜32dでは、延長部41での厚みのばらつきがそれほど生じないため、実装不良をより生じさせにくくすることができる。
【0056】
上述したグラウンド側外部端子電極の形成態様に関して、次のような実施形態も可能である。
【0057】
図3は、この発明の第2の実施形態による積層貫通型コンデンサ21aの第2の側面27側を示す正面図である。図3において、図1に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0058】
図3に示した積層貫通型コンデンサ21aでは、第2の側面27側のみが図示されているが、各々複数個の第1および第2のグラウンド側外部端子電極31a〜31dおよび32a〜32dについて、それぞれ、第1および第2の側面26および27の端部に位置するものが中央部に位置するものより幅方向寸法が小さくされていることを特徴としている。より具体的には、端部に位置するグラウンド側外部端子電極31aおよび31dならびに32aおよび32dが、中央部にちするグラウンド側外部端子電極31bおよび31cならびに32b〜32cより幅方向寸法が小さくされている。
【0059】
上述のように、端部に位置するグラウンド側外部端子電極31aおよび31dならびに32aおよび32dの幅方向寸法を小さくすることにより、これらを形成するための導電性ペーストのにじみを少なくすることができ、したがって、端面24および25上に形成された信号側外部端子電極29および30との間での不所望な電気的短絡を生じさせにくくすることができる。
【0060】
図4は、この発明の第3の実施形態による積層貫通型コンデンサ21bの第2の側面27側を示す正面図である。図4において、図1に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0061】
図4に示した積層貫通型コンデンサ21bの第2の側面27側の構成について説明すると、中央部に位置する第2のグラウンド側外部端子電極32eが比較的幅広に形成されている。この中央部に位置する第2のグラウンド側外部端子電極32eは、図2(b)に示した中央に位置する2個の第2のグラウンド側引出し部39bおよび39cに共通に電気的に接続されても、図示しないが、図2(b)に示した中央に位置する2個の第2のグラウンド側引出し部39bおよび39cが1個の引出し部として形成され、この引出し部に電気的に接続されてもよい。
【0062】
また、図4に示した積層貫通型コンデンサ21bにおいても、図3に示した積層貫通型コンデンサ21aの場合と同様、端部に位置するグラウンド側外部端子電極32aおよび32dが中央部に位置するグラウンド側外部端子電極32eより幅方向寸法が小さい構成が与えられている。
【0063】
なお、図4では図示しないが、第1の側面26側に形成される第1のグラウンド側外部端子電極についても、同様の構成が採用されている。
【0064】
次に、この発明の効果を確認するために実施した実験例について説明する。
【0065】
この実験例では、試料Aとして、図5に示すようなグラウンド側内部電極35aを備えるもの、試料Bとして、図6に示すようなグラウンド側内部電極35bを備えるもの、試料Cとして、図7に示すようなグラウンド側内部電極35cを備えるもの、試料Dとして、図8に示すようなグラウンド側内部電極35dを備えるもの、および、試料Eとして、前述の図2(b)に示すようなグラウンド側内部電極35を備えるものをそれぞれ作製した。
【0066】
なお、図5ないし図8にそれぞれ示した試料A〜Dは、グラウンド側内部電極35a〜35dならびにこれに関連するグラウンド側引出し部およびグラウンド側外部端子電極についてのみ、試料Eとしての積層貫通型コンデンサ21と異なっており、たとえば信号側内部電極34等の他の構成については、積層貫通型コンデンサ21と実質的に同様である。
【0067】
試料A〜Eの各々に係る積層貫通型コンデンサでは、100層の信号側内部電極と100層のグラウンド側内部電極とを交互に積層し、隣り合う信号側内部電極とグラウンド側内部電極との間に介在する絶縁層の厚みを3.0μmとし、これら信号側内部電極およびグラウンド側内部電極が配置された積層体の上下に厚み50μmとなるように絶縁層をさらに積層した。また、得られたコンデンサ本体は、その長手方向寸法を2.0mmとし、幅方向寸法を1.2mmとし、厚み方向寸法を0.8mmとした。
【0068】
また、グラウンド側内部電極の側面方向に測定した寸法は、試料A〜Eのいずれについても、1.5mmとした。
【0069】
個々の試料について、その特徴的構成を説明すると、図5に示すように、試料Aでは、グラウンド側内部電極35aは、最も左端の第1および第2のグラウンド側引出し部38aおよび39aのみを有し、これらグラウンド側引出し部38aおよび39aの各幅W2は0.1mmとした。
【0070】
図6に示すように、試料Bでは、グラウンド側内部電極35bは、左側の各2個の第1および第2のグラウンド側引出し部38aおよび38bならびに39aおよび39bのみを有し、グラウンド側引出し部38aおよび38bならびに39aおよび39bの各々の幅W2は0.1mmとした。そして、引出し最外幅W1は0.6mmとした。
【0071】
図7に示すように、試料Cでは、グラウンド側内部電極35cは、両端の第1および第2のグラウンド側引出し部38aおよび38dならびに39aおよび39dのみを有し、これらグラウンド側引出し部38aおよび38dならびに39aおよび39dの各々の幅W2は0.1mmとした。そして、引出し最外幅W1は、グラウンド側内部電極35cの側面26および27方向の寸法と同じ1.5mmとした。
【0072】
図8に示すように、試料Dでは、グラウンド側内部電極35dは、左側の各3個の第1および第2のグラウンド側引出し部38a、38bおよび38cならびに39a、39bおよび39cのみを有し、これらグラウンド側引出し部38a、38bおよび38cならびに39a、39bおよび39cの各々の幅は0.1mmとした。そして、引出し最外幅W1は1.0mmとした。
【0073】
図2(b)に示すように、試料Eでは、グラウンド側内部電極35は、各4個の第1および第2のグラウンド側引出し部38a〜38dおよび39a〜39dを有し、これらグラウンド側引出し部38a〜38dおよび39a〜39dの各々の幅W2は0.1mmとした。そして、引出し最外幅W1は、グラウンド側内部電極35の側面26および27方向の寸法と同じ1.5mmとした。
【0074】
これら試料A〜Eのうち、試料A、BおよびDは、この発明の範囲外にある比較例であり、試料CおよびEは、この発明の範囲内のものである。
【0075】
図9には、上述の試料A〜Eの各々について、ノイズ除去効果を確認するために求められた挿入損失特性が示されている。
【0076】
図9に示すように、試料A、B、C、D、Eの順で、挿入損失特性がより向上し、ノイズ除去効果がより高められていることがわかる。
【0077】
試料B、DおよびEの間で比較すると、グラウンド側引出し部の数が増えかつ引出し最外幅W1がより広くなるほど、挿入損失特性が向上していることがわかる。これは、試料B、D、Eの順に、ESLがより小さくなっているためである。
【0078】
また、試料BとCとの間で比較すると、グラウンド側引出し部の数が互いに同じであるにも関わらず、試料Cでは、引出し最外幅W1がより広くなっている。その結果、試料Cによれば、試料Bに比べて、挿入損失特性が向上している。このことから、引出し最外幅W1がより広いほど、ESLをより小さくできることがわかる。
【0079】
また、試料CとEとを比較すると、引出し最外幅W1が互いに同じであるにも関わらず、試料Eではグラウンド側引出し部の数が多くなっている。その結果、試料Eによれば、試料Cに比べて、挿入損失特性が向上している。このことから、グラウンド側引出し部の数がより多いほど、ESLをより小さくできることがわかる。
【0080】
以上、この発明に係る積層貫通型コンデンサについて、図示した実施形態に基づいて説明したが、この発明の範囲内において、その他、種々の変形例が可能である。
【0081】
たとえば、図示の実施形態では、側面26および27は、主面22および23のより長い辺に沿って延びるものであったが、逆に、主面のより短い辺に沿って延びるものが側面とされてもよい。
【0082】
また、図示の実施形態では、第1および第2のグラウンド側外部端子電極が、それぞれ、第1および第2の主面上に別々に形成されたが、グラウンド側端子電極が、コンデンサ本体を周回するように形成され、このようなグラウンド側外部端子電極の一部分が第1のグラウンド側外部端子電極となり、他の部分が第2のグラウンド側外部端子電極となるようにされてもよい。
【0083】
また、信号側内部電極およびグラウンド側内部電極の数は、除去されるべきノイズの周波数に応じて、任意に変更することができる。
【0084】
図10は、この発明の他の実施形態としての積層貫通型コンデンサアレイ51の外観を示す斜視図であり、図11は、図10に示した積層貫通型コンデンサアレイ51の内部構造を特定の断面をもって示す平面図であり、(a)と(b)とは互いに異なる断面を表している。
【0085】
積層貫通型コンデンサアレイ51は、相対向する第1および第2の主面52および53と、第1および第2の主面52および53間を連結するように延びる、相対向する第1および第2の端面54および55ならびに相対向する第1および第2の側面56および57とを有する、直方体状のコンデンサ本体58を備えている。
【0086】
コンデンサ本体58の第1および第2の端面54および55上には、それぞれ、各複数個の、たとえば各3個の第1および第2の信号側外部端子電極59a〜59cおよび60a〜60cが形成されている。
【0087】
他方、コンデンサ本体58の第1および第2の側面56および57上には、それぞれ、各複数個の、たとえば各4個の第1および第2のグラウンド側外部端子電極61a〜61dおよび62a〜62dが形成されている。
【0088】
コンデンサ本体58は、主面52および53方向に延びかつ積層された複数の絶縁層63、ならびに絶縁層63を介して互いに対向する複数個の、たとえば3個の信号側内部電極64a〜64cならびに少なくとも1個のグラウンド側内部電極65を備えている。複数個の信号側内部電極64a〜64cは、主面52および53の方向に配列されている。
【0089】
信号側内部電極64a〜64cが図11(a)に示され、グラウンド側内部電極65が図11(b)に示されていることからわかるように、図11(a)は、信号側内部電極64a〜64cが通る断面を示し、図11(b)は、グラウンド側内部電極65が通る断面を示している。
【0090】
図11(a)に示すように、信号側内部電極64a〜64cは、第1および第2の端面54および55上にまでそれぞれ引き出される第1の信号側引出し部66a〜66cおよび第2の信号側引出し部67a〜67cを有している。第1の信号側引出し部66a〜66cは、それぞれ、第1の信号側外部端子電極59a〜59cに電気的に接続され、第2の信号側引出し部67a〜67cは、それぞれ、第2の信号側外部端子電極60a〜60cに電気的に接続される。
【0091】
他方、図11(b)に示すように、グラウンド側内部電極65は、第1および第2の側面56および57上にまでそれぞれ引き出される各複数個の、たとえば各4個の第1および第2のグラウンド側引出し部68a〜68dおよび69a〜69dを有している。これら第1のグラウンド側引出し部68a〜68dは、それぞれ、第1のグラウンド側外部端子電極61a〜61dに電気的に接続され、第2のグラウンド側引出し部69a〜69dは、それぞれ、第2のグラウンド側外部端子電極62a〜62dに電気的に接続される。
【0092】
このように、この実施形態では、各複数個の第1および第2のグラウンド側引出し部68a〜68dおよび69a〜69dが設けられ、それぞれ、隣り合うものの間で間隔70を隔てた状態で、第1および第2の側面56および57に沿って配列されていることを特徴としている。
【0093】
このような積層貫通型コンデンサアレイ51によれば、前述した積層貫通型コンデンサ21の場合と同様の効果が得られる。
【0094】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係る積層貫通型コンデンサによれば、第1および第2のグラウンド側引出し部が、それぞれ、複数個あり、各複数個の第1および第2のグラウンド側引出し部が、それぞれ、隣り合うものの間で間隔を隔てた状態で、第1および第2の側面に沿って配列されているので、引出し部の引出し最外幅をより広げたり、引出し部の数を増やしたりすることにより、ESLの低減を可能にし、挿入損失特性の向上を図れ、その結果、ノイズ除去効果を高めることができるとともに、製造工程における絶縁層となるセラミックグリーンシート間の密着力を向上させることができるので、剥がれの問題を生じさせにくくすることができる。
【0095】
また、この発明に係る積層貫通型コンデンサによれば、複数個の第1のグラウンド側引出し部のうちの端部に位置するものおよび複数個の第2のグラウンド側引出し部のうちの端部に位置するものが、グラウンド側内部電極の、側面と平行に延びる各辺の端部に配置され、それによって、一方の端部に位置する第1のグラウンド側引出し部の外側の辺と他方の端部に位置する第1のグラウンド側引出し部の外側の辺との間の距離(引出し最外幅)および一方の端部に位置する第2のグラウンド側引出し部の外側の辺と他方の端部に位置する第2のグラウンド側引出し部の外側の辺との間の距離(引出し最外幅)が、ともに、グラウンド側内部電極の、側面と平行に測定した幅方向寸法と等しくされているので、引出し最外幅を、限られた寸法内において、最も広くとることができ、その結果、ESLが低減され、挿入損失特性を向上させることができる。
この発明に係る積層貫通型コンデンサにおいて、第1のグラウンド側引出し部と第2のグラウンド側引出し部とが、側面と平行に延びる主面の中心線を対称軸として対称に配置されていると、挿入損失特性のさらなる向上を期待することができ、ノイズ除去効果をより高めることができる。
【0096】
この発明に係る積層貫通型コンデンサにおいて、各複数個の第1および第2のグラウンド側引出し部の各々に電気的に接続されるように、各複数個の第1および第2のグラウンド側外部端子電極が形成されていると、グラウンド側外部端子電極の幅方向寸法を小さくすることができ、そのため、これらグラウンド側外部端子電極を導電性ペーストをもって形成する場合、導電性ペーストの粘度を高めることが可能となり、印刷時のにじみを生じさせにくくすることができる。そのため、各グラウンド側外部端子電極の寸法精度を高めることができる。また、焼成後のグラウンド側外部端子電極において、その中央部でのガラス成分の濃度が高くなっても、それによる悪影響を低減することができ、そのため、グラウンド側外部端子電極上に適正な状態でめっき膜を形成することが可能になる。
【0097】
この発明に係る積層貫通型コンデンサにおいて、各々複数個の第1および第2のグラウンド側外部端子電極について、それぞれ、第1および第2の側面の端部に位置するものが中央部に位置するものより幅方向寸法が小さくされると、にじみの問題がたとえ生じたとしても、端面上に形成される信号側外部端子電極との間での電気的短絡の問題を生じさせにくくすることができる。
【0098】
この発明に係る積層貫通型コンデンサアレイによれば、上述した積層貫通型コンデンサと実質的に同様の特徴的構成を備えているので、実質的に同様の効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態による積層貫通型コンデンサ21の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示した積層貫通型コンデンサ21の内部構造を特定の断面をもって示す平面図であり、(a)は、信号側内部電極34が通る断面を示し、(b)は、グラウンド側内部電極35が通る断面を示している。
【図3】この発明の第2の実施形態による積層貫通型コンデンサ21aの第2の側面27側を示す正面図である。
【図4】この発明の第3の実施形態による積層貫通型コンデンサ21bの第2の側面27側を示す正面図である。
【図5】実験例において作製された試料Aのグラウンド側内部電極35aを示す、図2(b)に対応する図である。
【図6】実験例において作製された試料Bのグラウンド側内部電極35bを示す、図2(b)に対応する図である。
【図7】実験例において作製された試料Cのグラウンド側内部電極35cを示す、図2(b)に対応する図である。
【図8】実験例において作製された試料Dのグラウンド側内部電極35dを示す、図2(b)に対応する図である。
【図9】実験例によって得られた試料A〜Eの各々についてのノイズ除去効果を確認するために求められた挿入損失特性を示す図である。
【図10】この発明の他の実施形態としての積層貫通型コンデンサアレイ51の外観を示す斜視図である。
【図11】図10に示した積層貫通型コンデンサアレイ51の内部構造を特定の断面をもって示す平面図であり、(a)は、信号側内部電極64a〜64cが通る断面を示し、(b)は、グラウンド側内部電極65が通る断面を示している。
【図12】この発明にとって興味ある従来の積層貫通型コンデンサ1の内部構造を特定の断面をもって示す平面図であり、(a)は、信号側内部電極12が通る断面を示し、(b)は、グラウンド側内部電極13が通る断面を示している。
【図13】この発明にとって興味ある他の従来の積層貫通型コンデンサ1aを示す、図12(b)に対応する図である。
【符号の説明】
21,21a,21b 積層貫通型コンデンサ
22,52 第1の主面
23,53 第2の主面
24,54 第1の端面
25,55 第2の端面
26,56 第1の側面
27,57 第2の側面
28,58 コンデンサ本体
29,59a〜59c 第1の信号側外部端子電極
30,60a〜60c 第2の信号側外部端子電極
31a〜31d,61a〜61d 第1のグラウンド側外部端子電極
32a〜32d,32e,62a〜62d 第2のグラウンド側外部端子電極
33,63 絶縁層
34,64a〜64c 信号側内部電極
35,35a〜35d,65 グラウンド側内部電極
36,66a〜66c 第1の信号側引出し部
37,67a〜67c 第2の信号側引出し部
38a〜38d,68a〜68d 第1のグラウンド側引出し部
39a〜39d,69a〜69d 第2のグラウンド側引出し部
40,70 間隔
Claims (6)
- 相対向する第1および第2の主面と、前記第1および第2の主面間を連結するように延びる、相対向する第1および第2の端面ならびに相対向する第1および第2の側面とを有する、直方体状のコンデンサ本体と、
前記第1および第2の端面上にそれぞれ形成される、第1および第2の信号側外部端子電極と、
前記第1および第2の側面上にそれぞれ形成される、第1および第2のグラウンド側外部端子電極と
を備え、
前記コンデンサ本体は、前記主面の方向に延びかつ積層された複数の絶縁層、ならびに前記絶縁層を介して互いに対向する少なくとも1対の信号側内部電極およびグラウンド側内部電極を備え、
前記信号側内部電極は、前記第1および第2の端面上にまでそれぞれ引き出される第1および第2の信号側引出し部を有し、前記第1および第2の信号側引出し部は、それぞれ、前記第1および第2の信号側外部端子電極に電気的に接続され、
前記グラウンド側内部電極は、前記第1および第2の側面上にまでそれぞれ引き出される第1および第2のグラウンド側引出し部を有し、前記第1および第2のグラウンド側引出し部は、それぞれ、前記第1および第2のグラウンド側外部端子電極に電気的に接続され、
前記第1および第2のグラウンド側引出し部は、それぞれ、複数個あり、各複数個の前記第1および第2のグラウンド側引出し部が、それぞれ、隣り合うものの間で間隔を隔てた状態で、前記第1および第2の側面に沿って配列されていて、
複数個の前記第1のグラウンド側引出し部のうちの端部に位置するものおよび複数個の第2のグラウンド側引出し部のうちの端部に位置するものは、前記グラウンド側内部電極の、前記側面と平行に延びる各辺の端部に配置され、それによって、一方の端部に位置する前記第1のグラウンド側引出し部の外側の辺と他方の端部に位置する前記第1のグラウンド側引出し部の外側の辺との間の距離および一方の端部に位置する前記第2のグラウンド側引出し部の外側の辺と他方の端部に位置する前記第2のグラウンド側引出し部の外側の辺との間の距離は、ともに、前記グラウンド側内部電極の、前記側面と平行に測定した幅方向寸法と等しくされている、
積層貫通型コンデンサ。 - 前記第1のグラウンド側引出し部と前記第2のグラウンド側引出し部とは、前記側面と平行に延びる前記主面の中心線を対称軸として対称に配置されている、請求項1に記載の積層貫通型コンデンサ。
- 複数個の前記第1のグラウンド側引出し部の各々に電気的に接続されるように、複数個の前記第1のグラウンド側外部端子電極が前記第1の側面上に形成され、複数個の前記第2のグラウンド側引出し部の各々に電気的に接続されるように、複数個の前記第2のグラウンド側外部端子電極が前記第2の側面上に形成されている、請求項1または2に記載の積層貫通型コンデンサ。
- 各々複数個の前記第1および第2のグラウンド側外部端子電極が形成され、複数個の前記第1のグラウンド側外部端子電極は、互いに異なる幅方向寸法を有するものを含み、複数個の前記第2のグラウンド側外部端子電極は、互いに異なる幅方向寸法を有するものを含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の積層貫通型コンデンサ。
- 各々複数個の前記第1および第2のグラウンド側外部端子電極は、それぞれ、前記第1および第2の側面の端部に位置するものが中央部に位置するものより幅方向寸法が小さくされている、請求項4に記載の積層貫通型コンデンサ。
- 相対向する第1および第2の主面と、前記第1および第2の主面間を連結するように延びる、相対向する第1および第2の端面ならびに相対向する第1および第2の側面とを有する、直方体状のコンデンサ本体と、
前記第1および第2の端面上にそれぞれ形成される、各々複数個の第1および第2の信号側外部端子電極と、
前記第1および第2の側面上にそれぞれ形成される、各々複数個の第1および第2のグラウンド側外部端子電極と
を備え、
前記コンデンサ本体は、前記主面の方向に延びかつ積層された複数の絶縁層、ならびに前記絶縁層を介して互いに対向する複数個の信号側内部電極および少なくとも1個のグラウンド側内部電極を備え、
複数個の前記信号側内部電極は、前記主面の方向に配列され、
各前記信号側内部電極は、前記第1および第2の端面上にまでそれぞれ引き出される第1および第2の信号側引出し部を有し、前記第1および第2の信号側引出し部は、それぞれ、前記第1および第2の信号側外部端子電極に電気的に接続され、
前記グラウンド側内部電極は、前記第1および第2の側面上にまでそれぞれ引き出される第1および第2のグラウンド側引出し部を有し、前記第1および第2のグラウンド側引出し部は、それぞれ、前記第1および第2のグラウンド側外部端子電極に電気的に接続され、
前記第1および第2のグラウンド側引出し部は、それぞれ、複数個あり、各複数個の前記第1および第2のグラウンド側引出し部が、それぞれ、隣り合うものの間で間隔を隔てた状態で、前記第1および第2の側面に沿って配列されていて、
複数個の前記第1のグラウンド側引出し部のうちの端部に位置するものおよび複数個の第2のグラウンド側引出し部のうちの端部に位置するものは、前記グラウンド側内部電極の、前記側面と平行に延びる各辺の端部に配置され、それによって、一方の端部に位置する前記第1のグラウンド側引出し部の外側の辺と他方の端部に位置する前記第1のグラウンド側引出し部の外側の辺との間の距離および一方の端部に位置する前記第2のグラウンド側引出し部の外側の辺と他方の端部に位置する前記第2のグラウンド側引出し部の外側の辺との間の距離は、ともに、前記グラウンド側内部電極の、前記側面と平行に測定した幅方向寸法と等しくされている、
積層貫通型コンデンサアレイ。
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