JP4299411B2 - 監視制御パス設定方法及び監視制御システム及び監視制御装置及び通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の交換機,データ伝送装置等の通信装置を相互に接続したネットワークに於ける監視制御パス設定方法及び監視制御システム及び監視制御装置及び通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図19はネットワークの説明図であり、ノード1〜6(交換機等の通信装置)をメッシュ状に接続してネットワークを構成した場合を示し、NSPは監視制御装置、SP1〜SP6は伝送路に設定された監視制御パス、L1〜L3は監視制御パスが設定されていない伝送路を示す。実際には、更に多数のノードが接続されてネットワークを構成している。
【0003】
監視制御装置NSPは、二重線で示す監視制御パスSP1〜SP6を介してノード1〜6の状態情報等を収集してネットワークの監視を行い、又監視制御装置NSPから制御情報を指定したノードに送出して、ネットワークを制御するものである。
【0004】
図20は従来例の監視制御装置の説明図であり、監視制御装置110は、ノードとの間で通信を行う監視制御IF(インタフェース)部111と、ノードに対する監視制御データの送出や収集したノードの状態情報等の処理を行う監視制御処理部112と、処理結果等を表示する状態表示部113とを含む構成を有するものである。
【0005】
図21は従来例のノードの説明図であり、121は監視制御IF部、122は監視制御処理部、123は監視制御データ入力部、124は監視制御データ出力部、125は入力ポートと出力ポートとのポート(1)〜(N)を有する監視制御データ中継部、126は伝送路1〜(N−1)対応の監視制御データ入力部、126は伝送路1〜(N−1)対応の監視制御データ出力部を示す。なお、図19に於ける監視制御装置(NSP)110が接続されたノード1に相当する場合を示すものであるが、他のノードも同様な構成を有するものである。
【0006】
図22は従来例の監視制御データ中継部の説明図であり、130は多重部、1311 〜131N はマスク部、1321 〜132N は入力処理部、133は出力処理部、134はハードウェアスイッチ部である。なお、下方の出力ポート1〜N対応の多重部1301 〜130N の一つの多重部130の構成を示し、マスク部1311 〜131N によりマスクするか否かをハードウェアスイッチ部134により設定する。
【0007】
例えば、入力ポート1,2からの入力を多重化して出力ポート1に出力する場合、多重部1301 のマスク部1311 ,1312 を開いて、他のマスク部1313 〜130N を閉じるように、ハードウェアスイッチ部134に設定することになる。又監視制御処理部122を、監視制御データ中継部125の入力ポート1〜(N−1)と出力ポート1〜(N−1)とに接続する場合、多重部130N のマスク部131N のみをマスク処理するようにハードウェアスイッチ部134に設定することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ネットワークを構成する各ノードと、監視制御装置NSPとが監視制御パスを介して接続されることにより、監視制御装置NSPに於いて各ノードの監視制御が可能となる。その為には、監視制御データ中継部125を構成する多重部130のハードウェアスイッチ部134に、マスク部1311 〜131N に於けるマスク処理の有無を設定する必要がある。
【0009】
その場合、ポート数が多く、又ノード数が多い場合は、ハードウェアスイッチ部134の設定作業量が多くなる問題と、設定ミスが発生する問題がある。例えば、図19に於いて、ノード3とノード5との間に監視制御パスSP5が設定され、ノード3とノード6との間に監視制御パスSP6が設定されているが、ノード5とノード6との間にも監視制御パスが設定されると、例えば、監視制御データがノード3→ノード5→ノード6→ノード3の経路で周回することになる。この場合、ノード3はノード2と監視制御装置NSPとの間の中継も行うものであり、監視制御データがネットワーク全体に伝搬すると、正常なネットワークの運用ができなくなる問題がある。
【0010】
又監視制御データが周回するような監視制御パスが存在するか否かは、各ノードのハードウェアスイッチ部134の設定データを収集して判定することが考えられるが、データの周回が発生している場合には、設定データの収集もトラフィックの輻輳により困難となる。従って、監視制御パスの設定誤り等が発生すると、各ノードのハードウェアスイッチ部134の設定データの点検が必要となり、膨大な作業となる問題がある。
本発明は、監視制御装置に於いて監視制御パスの設定,変更等を一元管理することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の監視制御パス設定方法は、複数の通信装置、即ち、複数のノードを伝送路を介して接続し、監視制御装置によって各ノードを監視する為の監視制御パスを設定する方法であり、図1を参照して説明すると、伝送路を介してメッシュ状に接続された複数の通信装置、即ち、ノード1〜6と、各ノード1〜6を監視する監視制御装置(NSP)10とからなる監視制御システムに於ける監視制御パスの設定方法であって、監視制御装置10が、複数のポートP1〜P5の識別子と、ポートP1〜P5に接続される他のノード1〜6の識別子とを対応付けた各ノード1〜6毎の接続情報を基に、各ノード1〜6毎の各ポートP1〜P5間の監視制御データの中継の有無を示す中継情報を作成する手順と、監視制御装置10が中継情報をノード1〜6に送出する手順と、ノード1〜6がマスク設定によりポートP1〜P5間の監視制御データの中継経路を設定する監視制御データ中継部25に於いて、ポートP1〜P5間の中継経路を総てマスクし、且つ監視制御装置10からの中継情報を受信可能とする初期設定手順を実行した後、監視制御装置10から受信して中継情報保持部に保持した自ノードの中継情報に従ってマスク設定を行って監視制御パスを設定する手順とを含むものである。
【0012】
この中継情報を転送して監視制御パスを設定する為に、監視制御装置10からの論理距離に従った順序でノードを指定して中継情報を送出するか、又は監視制御装置10から各ノードの中継情報を一括して送出し、自ノードに対する中継情報を抽出して監視制御データ中継部25による中継経路を設定し、他のノードに中継情報を中継送出することができる。その場合、二重設定処理を回避する為に、設定済みを示す設定識別子を設けることができる。
【0013】
又通信装置、即ち、ノードを増設した場合や接続変更或いは保守等による中継情報の消失等の場合に、監視制御装置10から同報通信により初期設定を指示し、その後、論理距離に従って順次ノードを指定して中継情報を送出するか、又は各ノードに対する中継情報を一括して送出し、各ノードは自ノードの中継情報を抽出して設定し、新たな監視制御パスを設定することができる。
【0014】
又監視制御装置10に於いて作成した中継情報による監視制御パスが周回状態を形成するか否かを接続情報を参照して判定し、周回状態を形成しない場合に、前述のように各通信装置に中継情報を送出することができる。又各ノードは、受信した中継情報が正常であるか否かをチェックコード等によってチェックし、正常の場合のみ監視制御データ中継部のマスク設定を可能とすることができる。
【0015】
又本発明の監視制御システムは、伝送路を介して接続された複数の通信装置、即ち、ノードを監視する監視制御装置10を有する監視制御システムであって、監視制御装置10は、ノード1〜6の相互の接続状態を示す接続情報を保持する接続情報保持部と、監視制御パスを形成する為の中継情報を、接続情報を基に作成して保持する監視制御パス情報保持部と、ノード1〜6に中継情報の送出の制御及び前記通信装置からの情報収集を行う監視制御処理部とを有し、又各ノード1〜6は、自ノードの中継情報を保持する中継情報保持部と、中継情報に従ったマスク設定を行ってポート間の中継経路を設定する監視制御データ中継部25と、監視制御装置からの設定指示に従って監視制御データ中継部25のマスク設定を行わせる監視制御処理部Cとを有するものである。
【0016】
又本発明の監視制御装置は、ノード1〜6の相互の接続状態を示す接続情報を保持する接続情報保持部と、監視制御パスを形成する為の中継情報を、接続情報を基に作成する監視制御パス情報作成部と、この監視制御パス情報作成部により作成された中継情報を保持する中継情報保持部と、この中継情報保持部に保持されたノード1〜6対応の中継情報を、ノード1〜6に送出する制御を行う監視制御処理部とを備えている。
【0017】
又監視制御装置は、接続情報保持部に保持された接続情報を参照して、監視制御パス情報保持部に保持された中継情報をチェックし、監視制御パスが周回経路を形成しているか否かを判定する監視制御パスチェック部を備えることができる。又監視制御パス情報保持部に保持された中継情報と、各ノードから収集した中継情報とを比較し、正常に中継情報がノードに設定されたか否かを判定する監視制御パス情報比較部を備えることができる。
【0018】
又本発明の通信装置、即ち、ノードは、監視制御装置10からの中継情報を保持する中継情報保持部と、この中継情報保持部に保持された中継情報に従ったマスク設定によりポート間の中継経路を形成して監視制御パスを設定する監視制御データ中継部25と、この監視制御データ中継部25及び中継情報保持部を制御する監視制御処理部Cとを備えている。
【0019】
又通信装置は、中継情報保持部に保持された監視制御装置からの中継情報が正常であるか否かを判定し、異常の判定の時に、監視制御データ中継部25のマスク設定の変更を中止させる中継情報判定部を備えることができる。又中継情報保持部に前記監視制御装置からの中継情報を設定したか否かを示す設定識別子及び該中継情報の版数情報を保持する設定識別子/中継情報版数保持部と、中継情報を受信した時に、設定識別子が設定済みを示す時は無処理とし、設定済みを示さない時に受信した中継情報を中継情報保持に保持し、且つ設定識別子を設定済みに設定する監視制御処理部Cとを備えることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態の監視制御システムの説明図であり、1〜6はノード(ネットワークを構成する通信装置)、10はワークステーション等により構成される監視制御装置(NSP)、P1〜P5はポート、Cは監視制御処理部、IFは監視制御IF(インタフェース)部、25は監視制御データ中継部を示す。又二重線は伝送路上の監視制御パス、細線は監視制御パスが設定されていない伝送路を示す。
【0021】
各ノード1〜6は、ポートP1〜P5を有する監視制御データ中継部25と、ポートP5に接続した監視制御処理部Cと、監視制御装置10等を接続する監視制御IF部IFとを備えている。又監視制御装置10をノード1の監視制御IF部IFに接続した場合を示し、監視制御装置10は、ノード1〜6の初期設定時に於いても、ノード1の監視制御処理部Cとの間で通信が可能となる。
【0022】
監視制御装置10は、ノード1〜6の相互の接続状態を基に接続情報を作成し、この接続情報を基に監視制御バスを形成する為の各ノード1〜6対応の中継情報を作成し、この中継情報により形成される監視制御パスが周回状態となるか否かをチェックし、周回状態を形成しない場合に、この中継情報をノード1〜6に送出することになる。
【0023】
各ノード1〜6は、自ノード対応の中継情報を受信して、監視制御データ中継部25によりポート間の中継経路を設定することにより、監視制御パスを形成する。図示の構成に於いては、ノード1のポートP3とノード2のポートP1とを接続し、ノード1のポートP4とノード3のポートP1とを接続して、それぞれ二重線で示す監視制御パスを設定し、ノード2のポートP4とノード3のポートP2とを細線で示す伝送路で接続し、又ノード2のポートP3とノード4のポートP1とを接続し、ノード3のポートP3とノード5のポートP1とを接続し、ノード3のポートP4とノード6のポートP1とを接続して、それぞれ二重線で示す監視制御パスを設定し、ノード5のポートP2とノード4のポートP4とを細線で示す伝送路で接続し、ノード5のポートP4とノード6のポートP2とを細線で示す伝送路で接続する。
【0024】
従って、監視制御装置10から例えばノード6に対する監視制御データは、ノード1のポートP4→ノード3のポートP1→監視制御データ中継部25→ポートP4→ノード6のポートP1→監視制御データ中継部25→ポートP5→監視制御処理部Cに転送される。
【0025】
図2は本発明の実施の形態の監視制御装置の説明図であり、図1の監視制御装置(NSP)10の要部構成を示し、11は監視制御IF部、12は監視制御処理部、13は状態表示部、14は監視制御パス情報比較部、15は監視制御パス情報作成部、16は監視制御パスチェック部、17は監視制御パス情報保持部、18は接続情報保持部、19は接続情報作成部を示す。
【0026】
監視制御パス情報作成部15は、ネットワーク内の各ノードの相互間の接続構成を示す接続情報を基に、監視制御パスを形成する為のノード対応の中継情報を作成し、監視制御パス情報保持部17に格納する。又接続情報作成部19によりノード間の接続構成を示す前述の接続情報を作成して接続情報保持部18に格納する。
【0027】
又監視制御パスチェック部16は、監視制御パス情報保持部17に保持された各ノード対応の中継情報と、接続情報保持部18に保持された各ノード対応の接続情報とを基に、中継情報によって形成される監視制御パスが周回状態となるか否かをチェックする。チェック結果を監視制御処理部12に通知する。監視制御処理部12は、周回状態が発生しない中継情報を、監視制御IF部11を介してノードに送出する。
【0028】
状態表示部13は、監視制御処理部12による各種の処理結果等を表示する。又各ノードの状態情報を収集して表示する。或いは、監視制御処理部12の制御により、監視制御パス情報保持部17に保持されている中継情報や、接続情報保持部18に保持されいている接続情報を表示することも可能である。又監視制御処理部12は、中継情報を読出して監視制御IF部11を介してノードに送出し、又ノードに設定した中継情報を監視制御IF部11を介して収集して、監視制御パス情報保持部17に保持された中継情報と、収集した中継情報とを、監視制御パス情報比較部14に於いて比較し、比較結果を監視制御処理部12に転送する。又監視制御処理部12から状態表示部13にノードの状態情報等を表示させる。
【0029】
図3は本発明の実施の形態のノードの説明図であり、ネットワークを構成する交換機,データ伝送装置等の通信装置、即ち、図1のノード1〜6の要部構成を示し、21は監視制御IF部、22は監視制御処理部、23は監視制御データ入力部、24は監視制御データ出力部、25は監視制御データ中継部、25aはマスク設定部、26は伝送路1〜(N−1)対応の監視制御データ入力部、27は伝送路1〜(N−1)対応の監視制御データ出力部、28は中継情報保持部、29は設定識別子/中継情報版数保持部を示す。
【0030】
監視制御データ中継部25のポート(1)〜(N−1)が図1のポートP1〜P4に対応し、ポート(N)が図1のポートP5に対応し、監視制御処理部22が図1の監視制御処理部Cに対応する。従って、図3は、図1のノード1に相当して、このノードの監視制御IF部21に監視制御装置(NSP)10を接続した場合を示す。
【0031】
又中継情報保持部28は、監視制御装置10からの監視制御データの中継経路を示す中継情報を保持するもので、この中継情報を基に監視制御処理部22は、監視制御データ中継部25のマスク部25aを制御する。即ち、各ノード対応の中継情報を監視制御装置10から設定することにより、各ノードの監視制御データ中継部25のマスク部25aにマスク設定を行うことが可能となる。
【0032】
又設定識別子/中継情報版数保持部29は、マスク設定する場合の中継情報の設定済みか否かを示す設定識別子と、その場合の中継識別子による中継情報の版数等を保持するもので、監視制御処理部22は、監視制御装置から受信した中継情報の版数と保持している中継情報の版数とを比較し、同一版数の場合は既に中継情報保持部28に保持されていると判定することができる。又後述のように、設定識別子により、既に中継情報が設定済みであるか否かを簡単に判定することができる。
【0033】
図4は本発明の実施の形態の監視制御データ中継部の説明図であり、図1及び図3の監視制御データ中継部25の要部構成を示し、下方の出力ポート1〜N対応のそれぞれ同一構成の多重部301 〜30N の一つを、上方に多重部30として示す。この多重部30は、入力ポート1〜N対応のマスク部311 〜31N と、入力処理部321 〜32N と、多重化して出力する出力処理部33と、マスク設定部34(図3のマスク設定部25aに相当する)とを備えている。又22は監視制御処理部、28は中継情報保持部、35は中継情報判定部を示す。
【0034】
監視制御処理部22と監視制御データ中継部25との間は、図3に於いては監視制御データ入力部23と監視制御データ出力部24とを介して接続される構成を示すが、図4はこれらの図示を省略している。又中継情報保持部28と監視制御データ中継部25との間に、中継情報判定部35を設けている。
【0035】
又入力ポート1〜N対応のマスク部311 〜31N にマスクするか否かの情報をマスク設定部34に設定するもので、この設定は監視制御装置からの中継情報を基に前述のように監視制御処理部22により行うもので、例えば、入力ポート1と出力ポート1との間に監視制御データを中継する場合、多重部301 のマスク部311 を除く他のマスク部に対してマスク設定を行うことにより、入力ポート1からマスク部311 ,入力処理部321 ,出力処理部33を介して出力ポート1に出力される。又入力ポート1,2と出力ポート2との間に監視制御データを中継する場合、多重部302 のマスク部311 ,312 を除く他のマスク部に対してマスク設定を行う。それによって、入力ポート1,2から多重部302 のマスク部311 ,312 と入力処理部321 ,322 と出力処理部33とを介して多重化されて出力ポート2に出力される。
【0036】
なお、中継情報判定部35は、マスク設定部34に中継情報に基づいてマスク設定を行う場合、その中継情報に付加されているチェックコード等を用いてチェックし、チェック結果をマスク設定部34に通知する。正常の場合、マスク設定部34に中継情報保持部28に保持された中継情報を基にマスク設定を行う。又異常の場合、マスク設定部34は、この中継情報を基にしたマスク設定を行わない。又監視制御処理部22に通知し、監視制御処理部22から監視制御装置に中継情報が異常であることを通知し、監視制御装置から中継情報の再設定を行うように制御する。それにより誤設定を防止することができる。
【0037】
図5は監視制御パス情報の説明図であり、監視制御装置10の監視制御パス情報保持部17に保持されている監視制御パス情報の一例を示し、管理ノード数Mと、ノード1〜M対応の中継情報とを含み、各中継情報は、ノード番号と中継情報識別子(版数)とポート数と入力ポート1〜N対応にポート間の接続の有無を示すものである。
【0038】
図6は接続情報の説明図であり、監視制御装置10の接続情報保持部18に 保持されている接続情報の一例を示し、NSPからの論理距離が0となるノード番号、即ち、監視制御装置NSPが接続されるノード番号と、管理ノード数と、ノード1〜M対応の接続情報とを含み、各接続情報は、ノード番号とポート数とポート1〜N対応の入力側に接続されているノード番号と出力側に接続されているノード番号とを示すものである。
【0039】
例えば、図1に示す監視制御システムに於いては、監視制御装置10からの論理距離が0となるノードはノード1であり、論理距離が1となるノードはノード2,3である。又ノード1〜6の場合、管理ノード数M=6となる。又ノード1の接続情報は、ポートP3についてノード2が接続され、ポートP4についてノード3が接続されている情報となる。又ノード3の接続情報は、ポートP1にノード1、ポートP2にノード2、ポートP3にノード5、ポートP4にノード6がそれぞれ接続されている情報となる。
【0040】
図7はノードの初期設定の説明図であり、システム立上時や監視制御装置からの初期設定の制御により、(A)に示すように、監視制御データ中継部25は、ポート1〜4とポート5との間のみを接続し、ポート5に接続した監視制御処理部22が任意のポートとの間で通信を可能とし、(B)に示すように、監視制御データ中継部25のポート1〜4間は、×印で示すように通信できない状態とする。
【0041】
例えば、図4に於いて、監視制御処理部22が接続されるポートを出力ポート5とすると、多重部305 のマスク部311 〜315 により入力ポート1〜5をマスクしないようにマスク設定部34に設定し、他の出力ポート1〜4に対応する多重部301 〜304 のマスク部311 〜315 は、監視制御処理部22が接続される入力ポート5に対応するマスク部315 のみをマスクしないが、他のマスク部311 〜314 はマスクするように設定する。
【0042】
従って、(A)の実線矢印で示すように、監視制御処理部22が接続されたポートP5と他のポートP1〜P4との間は相互に通信可能であるが、ポートP1〜P4の相互間は、(B)に点線矢印で且つ×印で示すように通信は不可能の状態となる。
【0043】
図8は監視制御パス設定手順の説明図であり、(A)は監視制御装置NSPからの論理距離0のノード1との間に監視制御パスを設定した状態を示す。即ち、監視制御装置NSPとノード1とは、図1に示すように、監視制御IF部を介して監視制御処理部Cとが接続され、この監視制御処理部Cと監視制御データ中継部25のポートP5と接続されて、監視制御装置NSPからの監視制御データはノード1には転送される状態となる。従って、監視制御装置NSPからノード1に中継情報を送出して監視制御パスの設定を行わせると、ノード1は、監視制御装置NSPからの中継情報をノード2,3に中継送出することが可能となる。なお、他のノード2〜6はそれぞれ図7について説明したように初期設定されている。
【0044】
又図8の(B)は監視制御装置NSPからの論理距離1までの監視制御パスを設定した状態を示す。即ち、ノード1とノード2との間及びノード1とノード3との間に監視制御パスを設定した状態を示す。この状態に於いて、ノード2はノード4に対して中継情報を中継送出可能の状態となり、又ノード3はノード5,6に対して中継情報を中継送出可能の状態となる。又(C)は監視制御装置NSPから論理距離2までの監視制御パスを設定した状態を示す。即ち、ノード1とノード4との間及びノード3とノード5,6との間にそれぞれ監視制御パスを設定した状態を示す。
【0045】
図9は論理距離に従った設定シーケンス説明図であり、監視制御装置NSPとノード1,2,3,・・・6とについての監視制御パスの設定シーケンスを示し、ノード4,5については複雑化を避ける為に図示を省略している。ノード1,2,3,・・・6は、初期起動として、図7について説明した初期設定を行う。即ち、各ノード1〜6は、中継送出はしないが、ポートに入力された情報は、それぞれの監視制御処理部22により受信可能となる。
【0046】
又監視制御装置NSPは、監視制御パス情報作成と接続情報作成とを行った後、論理距離0のノード番号読出しを行う。監視制御パス情報作成は、監視制御装置NSPから各ノードを介した監視制御パスの情報であり、図2に於ける監視制御パス情報作成部15により作成して監視制御パス情報保持部17に保持する。又接続情報作成は、ネットワークのノード間の接続を示す情報であり、接続情報作成部19により作成して接続情報保持部18に保持する。
【0047】
その場合に、ノードに番号を付与し、ノード間の接続を示す接続情報を基に、監視制御装置NSPが直接的に接続されるノードを論理距離0とし、このノードに接続されるノードを論理距離1とするように、監視制御装置NSPに対する接続順を示す論理距離とノード番号とを対応させて、接続情報保持部18に保持することもできる。例えば、ノード1〜6をノード番号1〜6とし、論理距離0=ノード番号1、論理距離1=ノード番号2,3、論理距離2=ノード番号4,5,6のように設定することができる。
【0048】
そして、監視制御パスチェック部16により、接続情報保持部18に保持された接続情報を参照して、監視制御パス情報保持部17に保持された中継情報による監視制御パスが、データ周回等を生じないものであるか否か等をチェックし、チェック結果を監視制御処理部12に通知する。監視制御処理部12は、このチェック結果が正常であることを示す場合に、この監視制御パスに対応する中継情報の送信を可能とする。
【0049】
そして、論理距離0のノード番号を読出して設定指示を送出する。前述のように、論理距離とノード番号とを対応させて格納している場合は、論理距離0のノード1の番号が読出される。そして、監視制御パス情報に従ったノード1の中継情報を送信し、設定指示を行う。この中継情報は、ノード番号等による宛先と、設定指示を示す情報等を含むものである。
【0050】
ノード1に於いては、図3を参照すると、監視制御装置NSPからの中継情報は、監視制御IF部21から監視制御処理部22に転送される。監視制御処理部22は、自ノード宛の中継情報であることを宛先のノード番号等により判定し、中継情報保持部28に中継情報を格納する。そして、監視制御処理部22から監視制御データ中継部25のマスク設定部25aに設定要求を行う。マスク設定部25aは中継情報に従って多重部のマスク部に対するマスク設定を行う。この設定完了により、監視制御処理部22は設定の完了通知を監視制御装置NSP宛に送出する。
【0051】
この場合、ノード1は、ポートP5とポートP3とポートP4との間の経路で監視制御データの中継を行うことになり、初期設定の状態、即ち、図7に示すように、ポートP5と他のポートP1〜P4との間の経路の中のポートP1,P2にはノードが接続されていないので、そのまま或いはポートP1,P2に対してはマスク設定し、ポートP3,4間のマスクを解除することになる。
【0052】
監視制御装置NSPは、論理距離0のノード1からの設定の完了通知により、次の論理距離1のノード番号を読出し、設定指示を行う。例えば、論理距離1の番号2のノード2に対する中継情報を送出して設定指示を行う。ノード2は、自ノード宛の中継情報を前述のように識別して中継情報保持部28に保持し、監視制御データ中継部25のマスク部25aに中継情報に従ったマスク設定を行う。そして、設定の完了通知を監視制御装置NSPに対して行う。監視制御装置NSPは、ノード3に対する中継情報を送信し、設定指示を行う。ノード3は、自ノード宛の中継情報を同様に受信して保持し、監視制御データ中継部25のマスク部25aにマスク設定を行う。そして、設定の完了通知を監視制御装置NSPに対して行う。
【0053】
監視制御装置NSPは、論理距離1のノードに対する中継情報の送出が終了し、設定の完了通知を受信すると、次の論理距離2のノード番号を読出し、前述と同様に、順次ノードを指定して中継情報を送信して設定指示を行い、ノードからの設定の完了通知により、次のノードに対する中継情報の送信と設定指示とを順次行う。
【0054】
そして、監視制御装置NSPは、最終のノード6からの設定の完了通知を受信すると、設定完了と判定し、同報通信により情報収集を行う。それにより、各ノードは、中継情報保持部28に保持している自ノードの中継情報を監視制御処理部22の制御により送出する。監視制御装置NSPは、収集した中継情報を、監視制御パス情報比較部14に転送し、監視制御パス情報保持部17に保持されたノード対応の中継情報と比較し、比較結果を監視制御処理部12に転送する。比較一致の場合に正常終了となる。又比較不一致のノードに対しては、再設定の操作を行うことになる。このようにして、監視制御装置NSPから各ノードに監視制御データを中継する中継情報を設定することができる。
【0055】
図10は一括送信による設定シーケンス説明図であり、監視制御装置NSPとノード1,2,3,4,・・6とについて示し、監視制御装置NSPの監視制御パス情報作成と、ノード1〜6の初期起動については図9に示す場合と同様である。そして、各ノード1〜6対応の中継情報をそれぞれノード番号等により指定して一括して監視制御装置NSPからノード1に送出して設定指示を行う。
【0056】
この場合の設定指示は、各ノード1〜6が初期化状態であって、中継機能を備えていない状態であるから、ノード1のみの監視制御処理部22が受信可能の状態となっており、中継情報を受信して保持し、監視制御処理部22は自ノード1宛の中継情報を抽出して中継情報保持部28に保持し、この中継情報を基に監視制御データ中継部25のマスク部25aにマスク設定し、設定識別子/中継情報版数保持部29の設定識別子を設定済みとする。それにより、監視データ中継部25に中継経路が設定されるから、監視制御処理部22は、保持していた一括中継情報を、監視制御データ中継部25に形成された中継経路を介して次のノードに送出する。この場合、ノード1のポートP3からノード2に、又ポートP5からノード3に送出することになる。
【0057】
ノード2,3は、それぞれ監視制御処理部22が受信可能で中継経路は設定されていないが、監視制御処理部22は何れのポートの受信情報も受信可能であるから、一括中継情報の中の自ノード宛の中継情報を抽出して中継情報保持部28に保持し、マスク設定を行い、又設定識別子を設定済みとする。この中継情報の設定によりノード2,3は中継経路が監視制御データ中継部25に形成されるから、その中継経路を介して一括中継情報を中継送出する。この場合、ノード2は、ノード1,3,4に、又ノード3は、ノード1,2,5,6にそれぞれ中継情報を送出する。
【0058】
ノード1は、ノード2,3からの一括中継情報を受信すると、自ノード宛の中継情報については設定識別子が設定済みであるから、処理なしとする。又ノード4は、ノード2からの中継情報を受信して自ノード宛の中継情報を抽出して保持し、マスク設定を行い、設定識別子を設定済みとし、又ノード5,6はノード3からの中継情報をそれぞれ受信して、自ノード宛の中継情報を抽出して保持し、マスク設定を行い、設定識別子を設定済みとする。
【0059】
次に、ノード4,5,6からそれぞれ一括中継情報を送出する。この場合、ノード4からノード1〜3,5,6に、又ノード5からノード1〜4,6に、又ノード6からノード1〜5にそれぞれ一括中継情報が転送される。各ノード1〜6では、それぞれ一括中継情報を受信するが、設定識別子がそれぞれ設定済みを示すから、無処理とする。
【0060】
監視制御装置NSPは、設定指示を送出してから例えば所定時間後に情報収集指示を行う。それに対して、各ノード1〜6は、中継情報保持部28に保持している自ノードの中継情報を監視制御装置NSPに送出する。監視制御装置NSPは、収集した中継情報を、監視制御パス情報比較部14に転送し、監視制御パス情報保持部17に保持されたノード対応の中継情報と比較し、比較結果を監視制御処理部12に転送する。比較一致の場合に正常終了となる。又比較不一致のノードに対しては、そのノードを指定して中継情報の再設定の操作を行うことになる。一括中継情報による監視制御パスの設定は、全ノードの中継情報を1回送出するだけであるから、監視制御装置NSPの処理が簡単となる。
【0061】
図11は監視制御パス設定の説明図であり、(A)は図1に示すネットワーク構成であるが、ノード3とノード5,6との間に二重線で示す監視制御バスが設定されていない状態を示す。例えば、保守等の為に、ノード3に於けるパッケージ交換等を行ったことにより、中継情報の変化或いは消失となって、ノード3とノード5,6との間の監視制御パスが設定されていない状態となった場合を示す。従って、監視制御装置NSPの監視制御パス情報保持部17に保持しているノード3の中継情報と不一致の状態となった場合である。
【0062】
監視制御装置NSPは、このような状態を、ノード3からの通知或いは定期的なノード1〜6からの中継情報の収集比較等により識別することができる。その場合、監視制御装置NSPは、中継情報の不一致のノードを確認し、そのノードに対し中継情報の再設定を行い、(B)に示すように、ノード3とノード5,6との間に、二重線で示す監視制御パスを設定することができる。
【0063】
図12は監視制御パスの設定シーケンス説明図であり、監視制御装置NSPとノード1〜6とは、既に運用中であり、ノード3に於いて保守交換を行ったことにより、図11の(B)の監視制御パスの状態から、(A)の監視制御パスとなった場合であり、監視制御装置NSPは、この状態を前述のように識別すると、情報収集を行う。即ち、各ノード1〜6の中継情報の収集を行う。
【0064】
そして、監視制御装置NSPは、監視制御パス情報比較部14に於いて、監視制御処理部12から転送された収集中継情報と、監視制御パス情報保持部17に保持されている中継情報とについてノード対応に比較する。この場合、ノード3の中継情報の不一致を検出することになる。
【0065】
そして、監視制御パス情報保持部17に保持されているノード3の中継情報をノード3に対して送出し設定指示を行う。ノード3は、この中継情報を受信し、中継情報保持部28に保持し、マスク設定部25aにマスク設定し、完了通知を監視制御装置NSPに送出する。
【0066】
監視制御装置NSPは、収集指示により情報収集を再度行う。そして、各ノード1〜6から収集した中継情報と、監視制御パス情報保持部17に保持されている中継情報とを、監視制御パス情報比較部14に於いて比較し、比較一致の場合に正常確認として、監視制御パス設定の処理を終了する。
【0067】
図13はノード増設の説明図であり、(A)はノード7を、ノード3とノード6との間に増設した場合を示し、(B)はノード7を介してノード3とノード6との間に監視制御パスを設定した状態を示す。この場合、ノード3は、ノード6が接続されていたポートにノード7を接続することにより、ノード3とノード7との間に監視制御パスが設定される。しかし、ノード7は中継情報が設定されていないので、ノード7とノード6との間には監視制御パスは設定されない。そこで、監視制御装置NSPからノード7に中継情報を設定して、ノード6との間の監視制御パスを(B)に示すように設定する。
【0068】
図14はノード増設時の設定シーケンス説明図であり、監視制御装置NSPとノード1〜6とは運用中で、ノード7を新規増設し、初期起動して、ノード7の各ポートと監視制御処理部との間の送受信が可能となるように、監視制御データ中継部25のマスク部25aのマスク初期設定を行う。
【0069】
監視制御装置NSPは、ノード7の増設の情報又は定期的なノード1〜6との間の通信等により、ノード6との間の通信不可能を検出し、ノード7の増設による接続情報をもとに監視制御パス情報を作成し、ノード7に於ける中継情報を送出して設定指示を行う。ノード7は、この中継情報を受信し、中継情報保持部28に保持し、マスク設定部25aにマスク設定し、完了通知を監視制御装置NSPに送出する。
【0070】
監視制御装置NSPは、設定の完了通知を受信すると、同報通信による収集指示を送出し、各ノード1〜7から収集した中継情報と、監視制御パス情報保持部17に保持されている中継情報とを、監視制御パス情報比較部14に於いて比較し、比較一致の場合に正常確認として、監視制御パス設定の処理を終了する。即ち、図13の(A)に示すように、ノード3,6間にノード7を増設した場合、ノード7に対して中継情報を設定することにより、図13の(B)に示す監視制御パスを設定することができる。従って、各ノードに増設したノードを接続した場合も、同様にして監視制御パスを設定することができる。
【0071】
図15は監視制御パス変更の説明図であり、(A)は、図1,図8の(C),図11の(B)にそれぞれ示す監視制御パスの設定状態を示し、(B)は、ノード3,6間の監視制御パスを、ノード5,6間に設定変更した状態を示す。
【0072】
図16は同報通信による設定変更のシーケンス説明図であり、監視制御装置NSPとノード1〜6とが図15の(A)に示すように監視制御パスが設定されて運用中に於いて、ノード6に対する監視制御パスをノード3からノード5に変更する場合、監視制御装置NSPは、接続情報を基に監視制御パス情報を作成し、ノード1〜6対応の新たな中継情報を、同報通信により送出して設定指示を行う。各ノード1〜6は、既に形成されている監視制御パスを介して中継送出すると共に、自ノードの中継情報を抽出して、中継情報保持部28に保持し、監視制御データ中継部25のマスク部25aのマスク設定を行う。
【0073】
そして、監視制御装置NSPは、各ノード1〜6からの設定の完了通知又は設定指示から所定時間経過後に、情報収集指示を行い、各ノード1〜6からの中継情報を収集し、各ノード1〜6から収集した中継情報と、監視制御パス情報保持部17に保持されている中継情報とを、監視制御パス情報比較部14に於いて比較し、比較一致の場合に正常確認として、監視制御パス設定の処理を終了する。前述のように、監視制御パスの変更を、監視制御装置NSPからの中継情報の同報通信により一斉に行うことができる。
【0074】
この場合、各ノード1〜6は、受信抽出した自ノードの中継情報と、中継情報保持部28に保持されている中継情報とを監視制御処理部22に於いて比較し、比較一致の場合に、マスク設定を前回のままとすることができる。或いは、中継情報が前回と同一の場合、中継情報の版数が同一であるから、設定識別子/中継情報版数保持部29に保持されている中継情報版数と、今回の同報通信により受信した中継情報の版数とを監視制御処理部22に於いて比較し、版数が同一の場合に、設定変更の処理を終了とすることができる。
【0075】
又図10に於いては、監視制御装置NSPから各ノード1〜6に対する中継情報を一括して送出し、各ノード1〜6は、監視制御処理部による処理によって中継情報の設定及び同報通信による中継送出を行う場合を示し、論理距離に従った順序でノードに中継情報が設定され、監視制御装置NSPの処理が比較的簡単でである利点がある。これに対して、図16に於いては、監視制御装置NSPが各ノード1〜6の設定変更の中継情報を同報通信により一括して送出し、各ノード1〜6は、既に運用中の中継経路によって中継送出を行うと共に、自ノード宛の中継情報を抽出して設定変更を行うものであり、中継経路が設定されている場合の中継情報の設定が同報通信によって短時間で済む利点がある。
【0076】
図17は順次設定指示による設定変更のシーケンス説明図であり、監視制御装置NSPとノード1,2,3,・・・6とが運用中に、前述のように、監視制御パスの変更の為に、接続情報を基に監視制御パス情報を作成し、同報通信により各ノード1〜6に対して初期化を指示する。各ノード1〜6は、中継情報保持部28を初期状態としてマスク設定を行う。即ち、各ノード1〜6は、図7に示すように、監視制御処理部22が接続されたポートP5と他のポートP1〜P4との間のみが通信可能の状態に設定する。従って、各ノード1〜6は、監視制御データを中継しない状態となる。
【0077】
次に、監視制御装置NSPは、接続情報を作成し、論理距離0のノード番号を読出し、論理距離0のノード1に対する中継情報を送出して設定指示を行う。ノード1は、監視制御処理部22の制御により、受信した中継情報を中継情報保持部28に保持し、監視制御データ中継部25のマスク設定部25aにマスク設定する。そして、マスク設定の完了通知を監視制御装置NSPに送出する。
【0078】
監視制御装置NSPは、論理距離0のノードからの完了通知により、論理距離1のノード番号を読出し、論理距離1のノード2,3に対して順次中継情報を送出して設定指示を行う。ノード1はノード2又は3に対する中継情報を、先に設定された中継経路に従って中継送出する。そして、図9に示す論理距離に従った設定シーケンスと同様に、各ノードに対する中継情報の送出が終了し、設定の完了通知を受信すると、各ノードの中継情報を収集して比較し、比較一致の場合に正常終了とする。
【0079】
図18はデータ周回のチェック説明図であり、ノード1,2,3の接続情報と中継情報との一例を示す。接続情報はポートに接続されるノードを示し、又中継情報はポート間を中継するか否かを示すものである。例えば、ノード1の接続情報として、ポート3接続ノードがノード2、ポート4接続ノードがノード3で、中継情報はポート3,3間の中継を示し、又ノード2の接続情報として、ポート1接続ノードがノード1、ポート4の接続ノードがノード3で、中継情報はポート1,4間の中継を示し、又ノード3の接続情報として、ポート1接続ノードがノード1、ポート2接続ノードがノード2で、中継情報はポート1,2間の中継を示すように設定された場合を示す。
【0080】
この設定内容は、図1を参照すると、ノード1のポートP3とノード2のポートP1との間と、ノード2のポートP4とノード3のポート2との間と、ノード3のポートP1とノード1のポートP4との間に、それぞれ監視制御パスが設定されることを示すものである。従って、図18の下方に示すように、ノード1→ノード2→ノード3→ノード1の周回経路が形成されることが判る。
【0081】
このように、ノード対応の接続情報と中継情報とを基にデータ周回が発生するか否かをチェックすることができる。即ち、図2の監視制御パスチェック部16は、接続情報保持部18に保持された接続情報と、監視制御パス情報保持部17に保持された中継情報とを基に、データ周回が発生するか否かをチェックすることができる。なお、図18のノード2の中継情報のポート1←→ポート4の中継ありを中継なしに設定変更し、ノード3の中継情報のポート1←→ポート2の中継ありを中継なしに設定変更することにより、ノード2のポートP4とノード3のポート2との間の監視制御パスがなくなるから、データ周回が発生しないことになる。
【0082】
本発明は、前述の各実施の形態のみに限定されるものではなく、又監視制御装置(NSP)10の各部の機能や、通信装置(ノード)の各部の機能は、プロセッサの機能により実現することができる。又更に多数のノードがメッシュ状に接続されたネットワークに対しても適用可能である。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、監視制御装置(NSP)10からメッシュ状に接続された各ノード(通信装置)に対して監視制御パスを形成する為の中継情報を設定し、且つ監視制御装置に於いて、この中継情報により監視制御パスが周回状態を形成しないことを確認し、又ノード(通信装置)に設定した中継情報が正常に設定されたか否かを確認することができるものであり、従って、ノード(通信装置)の増設,撤去,監視制御パスの変更,追加等の場合も、監視制御装置に於いて一元管理により容易に対処することができる利点がある。又各ノード(通信装置)の監視制御データ中継部のマスク設定を監視制御装置からの中継情報に基づいて行うことから、作業性が良く、且つ誤設定が生じることがない利点がある。
【0084】
又監視制御装置から各ノード(通信装置)に対する中継情報の設定を、論理距離に基づいて順次行うことにより、大規模のネットワークに対しても、比較的少ない情報量の中継情報を順次送出し、各ノード(通信装置)に順次監視制御パスを設定することができる。又一括して全ノード(通信装置)に対して中継情報を送出することもできるもので、この場合は、順次ノード(通信装置)に於ける中継経路が設定されて、順次中継送出することになるから、監視制御装置の処理が簡単となり、且つ逐次監視制御装置から中継情報をノード(通信装置)宛に送出する場合に比較して短時間で中継情報の設定を完了することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の監視制御システムの説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の監視制御装置の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態のノードの説明図である。
【図4】本発明の実施の形態の監視制御データ中継部の説明図である。
【図5】監視制御パス情報の説明図である。
【図6】接続情報の説明図である。
【図7】ノードの初期設定の説明図である。
【図8】監視制御パス設定手順の説明図である。
【図9】論理距離に従った設定シーケンス説明図である。
【図10】一括送信による設定シーケンス説明図である。
【図11】監視制御パス設定の説明図である。
【図12】監視制御パス設定シーケンス説明図である。
【図13】ノード増設の説明図である。
【図14】ノード増設時の設定シーケンス説明図である。
【図15】監視制御パス変更の説明図である。
【図16】同報通信による設定変更のシーケンス説明図である。
【図17】順次設定指示による設定変更のシーケンス説明図である。
【図18】データ周回のチェック説明図である。
【図19】ネットワークの説明図である。
【図20】従来例の監視制御装置の説明図である。
【図21】従来例のノードの説明図である。
【図22】従来例の監視制御データ中継部の説明図である。
【符号の説明】
1〜6 ノード
10 監視制御装置(NSP)
25 監視制御データ中継部
P1〜P5 ポート
C 監視制御処理部
Claims (7)
- 伝送路を介してメッシュ状に接続された複数の通信装置と、該通信装置を監視する監視制御装置とからなる監視制御システムにより実行される監視制御パスの設定方法に於いて、
前記監視制御装置が、複数のポートの識別子と該ポートに接続される他の通信装置の識別子とを対応付けた各通信装置毎の接続情報を基に、各通信装置毎の該通信装置の各ポート間の監視制御データの中継の有無を示す中継情報を作成する手順と、
前記監視制御装置が前記中継情報を前記通信装置に送出する手順と、
前記通信装置がマスク設定によりポート間の監視制御データの中継経路を設定する監視制御データ中継部に於いて、ポート間の中継経路を総てマスクし、且つ前記監視制御装置からの中継情報を受信可能とする初期設定手順を実行した後、前記監視制御装置から受信して中継情報保持部に保持した自通信装置の中継情報に従ってマスク設定を行って監視制御パスを設定する手順と
を前記監視制御システムに実行させることを特徴とする監視制御パス設定方法。 - 前記監視制御装置は、全通信装置対応の中継情報を一括して送出し、前記通信装置は自通信装置対応の中継情報を抽出して監視制御パスの設定を行い、該設定された監視制御パスに従って前記監視制御装置からの中継情報の中継送出を行う手順を含むことを特徴とする請求項1記載の監視制御パス設定方法。
- 前記監視制御装置が中継情報を前記通信装置に送出する手順は、前記接続情報を参照して、該中継情報に従って形成される監視制御パスが複数の該通信装置間を周回して形成されないと判定された場合に実行されることを特徴とする請求項1又は2記載の監視制御パス設定方法。
- 前記監視制御装置は、該監視制御装置の監視制御処理部により収集した各通信装置の中継情報と、該監視制御装置に保持された中継情報とを比較し、比較結果が不一致である通信装置に対して中継情報の再設定を行う手順を含むことを特徴とする請求項1又は2又は3記載の監視制御パス設定方法。
- 伝送路を介してメッシュ状に接続された複数の通信装置を監視する監視制御装置を有する監視制御システムに於いて、
前記監視制御装置は、前記通信装置の相互の接続状態を示す接続情報として、前記各通信装置毎に、該通信装置の複数のポートの識別子に対応付けて該ポートに接続される他の通信装置の識別子を保持する接続情報保持部と、
監視制御パスを形成する為の中継情報として、前記各通信装置毎に、該通信装置の各ポート間の監視制御データの中継の有無を示す中継情報を、前記接続情報を基に作成する監視制御パス情報作成部と、
該監視制御パス情報作成部により作成した前記中継情報の前記通信装置への送出の制御及び該通信装置からの中継情報の収集を行う監視制御処理部とを有し、
前記通信装置は、前記監視制御装置から受信した自通信装置の前記中継情報を保持する中継情報保持部と、
前記中継情報保持部に保持した前記中継情報に従ったマスク設定を行った各ポート間の中継経路を設定する監視制御データ中継部と、
初期設定により前記監視制御データ中継部のポート間の中継経路を総てマスクし且つ前記監視制御装置からの中継情報を受信可能とした後に、前記監視制御装置からの設定指示に従って、自通信装置の前記中継情報に基づいて前記監視制御データ中継部にマスク設定を行わせる監視制御処理部とを有する
ことを特徴とする監視制御システム。 - 伝送路を介してメッシュ状に接続された複数の通信装置を監視する監視制御システムに於ける監視制御装置に於いて、
前記通信装置の相互の接続状態を示す接続情報として、前記各通信装置毎に、該通信装置の複数のポートの識別子に対応付けて該ポートに接続される他の通信装置の識別子を保持する接続情報保持部と、
監視制御パスを形成する為の中継情報として、前記各通信装置毎に、該通信装置の各ポート間の監視制御データの中継の有無を示す中継情報を、前記接続情報を基に作成する監視制御パス情報作成部と、
該監視制御パス情報作成部により作成した前記中継情報の前記通信装置への送出の制御及び該通信装置からの中継情報の収集を行う監視制御処理部と
を備えたことを特徴する監視制御装置。 - 伝送路を介してメッシュ状に接続された複数の通信装置を監視する監視制御システムに於ける通信装置に於いて、
前記監視制御装置から受信した自通信装置の各ポート間の監視制御データの中継の有無を示す中継情報を保持する中継情報保持部と、
前記中継情報に従ったマスク設定によりポート間の中継経路を形成して監視制御パスを設定する監視制御データ中継部と、
初期設定により前記監視制御データ中継部がポート間の中継経路を総てマスクし且つ前記監視制御装置からの中継情報を受信可能とした後に、前記監視制御装置からの設定指示に従って自通信装置の前記中継情報に基づいて前記監視制御データ中継部にマスク設定を行わせる監視制御処理部と
を備えたことを特徴とする通信装置。
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