以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態における写真自動販売機の外観の具体例を示す図である。
図1を参照して、本実施の形態における写真自動販売機は、筐体1、編集筐体2a,2b、背景部5、パネル、フレーム材、およびサイドカーテン40などが組合わされて構成される。本実施の形態における写真自動販売機では、前述の構成要素を組合わせることによって、主に撮影操作を行なう撮影空間3と、撮影後の画像にいわゆるお絵描きや落書きと言われるタッチペンによる画像やテキストなどの入力である編集操作を行なう複数の編集空間4a,4b(これらを代表させて編集空間4という)とが形成される。
筐体1は、その内部に、コンピュータ装置101a〜b、プリンタ12、および制御部102(基板)などの各種機器類を含む。これらの詳細については、後に図6を用いて説明する。
さらに、筐体1には、筐体1の内部の熱を逃がすためのファンや、外部装置への画像の配信、リモートメンテナンスなどの、外部装置との通信を行なうときにケーブルを差込むためのLAN(Local Area Network)ケーブル差込口などが備えられていることが好ましい。
撮影空間3は、筐体1の外面のうちの一面、パネル、およびフレーム材を含んで形成される。撮影空間3では、ユーザ6は主に撮影操作を行なう。この筐体1の一面側には、撮影操作に必要な機能が備えられ、便宜上、この面を筐体1の正面とする。また、撮影空間3内の正面に向かう側を前方、正面と反対面に向かう側を後方とする。また、筐体1の正面と対になる面(裏面)であって、写真自動販売機の外部に接する面を、筐体1の背面とする。
ユーザ6が撮影空間3内に出入りできるように写真自動販売機の側面は開放されているが、利用者のプライバシーに配慮するため、または外部光を遮断するためなどの目的で、撮影空間3の周囲には、周囲と撮影空間3とを区分するサイドカーテン40a(不図示)が備えられる。撮影空間3における撮影部の構成の詳細は、後に図2を用いて説明される。
撮影空間3内の後方には背景部5が備えられる。背景部5には様々な色や柄の背景画像を表わすロールスクリーン41が複数備えられ、それらのうちの1つのロールスクリーン41で、または複数のロールスクリーン41が組合されて、撮影時の被写体の背景となる部分が形成される。これらの詳細は、後に図5を用いて説明される。なお、背景部5の撮影空間3側の面を背景部5の正面とし、その面と対になる面(裏面)であって、写真自動販売機の外部に接する面を背景部5の背面とする。
編集空間4aは、筐体1の背面、フレーム材、および編集筐体2aを含んで形成される。編集空間4aでは、ユーザ6は主に撮影後の画像にいわゆるお絵描きや落書きと言われるタッチペンによる画像やテキストの入力である編集操作を行なう。編集空間4aの周囲には、利用者のプライバシーに配慮するためにカーテン40bが備えられる。編集空間4aにおける編集部401aの構成の詳細は、後に図3を用いて説明される。
編集空間4bは、背景部5の背面、フレーム材、および編集筐体2bを含んで形成される。編集空間4bでは、編集空間4aと同様に、ユーザ6は主に編集操作を行なう。編集空間4bの周囲には、利用者のプライバシーに配慮するためにカーテン40cが備えられる。編集空間4bにおける編集部401bの構成の詳細は、後に図4を用いて説明される。
かかる写真自動販売機を用いる際、被写体であるユーザ6は撮影空間3に入り、筐体1に相対する向き、つまり正面に向いて撮影操作を行なう。そして、撮影の後、編集空間4aまたは編集空間4bに入り、撮影した画像に、いわゆるお絵描きや落書きと呼ばれるスタンプ画像やテキストなどをタッチペン14で入力する操作を行なう。なお、ユーザ6がどちらの編集空間で編集操作を行なうかは、写真自動販売機の利用回数(n)すなわち該当するユーザ6のグループが何番目に利用したかで決定される。この処理に関しては図7を用いて後に詳細を説明する。
さらに、撮影空間3内には、被写体を背後から照明するための照明ボックス18a〜18c(これらを代表させて照明ボックス18という)が配置される。
照明ボックス18は箱体で形成され、その箱体内部にはフラッシュ29a,29bまたは蛍光灯などの照明装置30(図6参照)が含まれる。箱体内面は、フラッシュ29aなどの光源からの照明を効率よく被写体に照射するために、白色で塗装されるなど反射面としての機能を有するように形成されている。さらに、照明ボックス18の外面(撮影空間3側の面)には、フラッシュ29aなどの光源からの照明を拡散し、被写体に面状で照射するための拡散板が設けられる。
さらに図1を参照して、照明ボックス18aは撮影空間3内の略中央の上部から後方に位置する天井面に、拡散板が後方に向かうにつれて下がるように傾斜して配置される。そのため、照明ボックス18aは、撮影時には、撮影空間3の略中央に位置する被写体であるユーザ6の頭頂部後方部分を照射する。
照明ボックス18bおよび照明ボックス18cは撮影空間3内の後方の両側面(正面を向いたユーザ6の右手側および左手側)に、各々の拡散板の面が撮影空間の略中心方向を向くように配置される。また、拡散板の前には、光源からの光を擬似的に平行光とするためのグリッドと呼ばれる格子状の部材が配備される。そのため、撮影時には撮影空間3の略中央に位置する被写体であるユーザ6の左右斜め後方部分を照射する。なお、照明ボックス18bについては、図3においてもよりわかりやすく示されている。
撮影空間3の天井面には、BGMや操作方法などのアナウンスを出力するスピーカ23a,23b(不図示)が備えられる。
筐体1の一方、または両側面には、プリント取出口8が備えられる。さらに、プリント取出口8付近には、印刷ランプ9、用紙切れランプ10、およびエラーランプ11が備えられる。これらのランプが点灯あるいは点滅することによって、印刷中であることや、あるいは印刷中に用紙切れ、インク切れ、用紙詰り、メカニカルエラーなどのエラーが発生していることが外部に対して通知される。印刷ランプ9は、編集空間4aにて編集を行なった画像を印刷していることを示す印刷ランプ9と、編集空間4bで編集を行なった画像を印刷していることを示す印刷ランプ9とに分かれていてもよい。
また、写真自動販売機の外部の一方、または両側面には、撮影中ランプ7が備えられる。撮影中ランプ7は、点灯または点滅することで、現在、当該写真自動販売機が撮影中であることを外部に対して案内する。
次に、図2に、かかる写真自動販売機の筐体1の正面を、撮影操作を行なう側から見た斜視図を示す。
図2を参照して、筐体1の正面には、被写体を撮像するためのカメラ21と、カメラ21による撮影を開始する指示を受付けるためのレリーズスイッチ20と、カメラ21で撮像される映像をリアルタイムに表示してユーザに撮像される映像を視覚確認させるためのライブモニタ22と、デモ画面や撮影中の操作手順などを表示するため、およびユーザ6からの指示操作を受付けるためのタッチパネルディスプレイ24と、対価である硬貨を投入するためのコイン投入口26と、投入された不良硬貨を排出するコイン返却口27と、前面のメンテナンスなどを行なうためのフロンドア28とが備えられる。
カメラ21は、一般的にデジタルカメラが用いられる。一般的なデジタルカメラで設定できる項目(たとえばシャッタースピード、絞り値、露出補正、ホワイトバランスなど)の変更や、撮影タイミングは、コンピュータ装置101a(図6参照)から指示される。
カメラ21の周囲には、被写体を正面から照射するための照明ボックス18d〜18fが備えられる。照明ボックス18d〜18fはそれぞれ、前述の照明ボックス18a〜18cと同様に箱体で形成され、その外面(撮影空間3側の面)には拡散板が設けられる。また、照明ボックス18d〜18fは筐体1と一体的に形成されてもよい。
さらに図2を参照して、照明ボックス18dは、カメラ21の上方に、筐体1の正面から撮影空間3の後方に向かって突出して、拡散板が前方に向かうにつれて下がるように傾斜して配置される。そのため、照明ボックス18dは、撮影時には、後に説明する照明ボックス18e,18fに向くように光を照射する。
照明ボックス18eは、カメラ21の下方に、筐体1の正面から見て撮影空間3の後方に向かって、照明ボックス18dの突出している距離よりも短く突出して、拡散板が後方に向かうにつれて下がるように傾斜して配置される。そのため、撮影時には、照明ボックス18dに向くように光を照射する。
照明ボックス18eの上方の面は略水平に形成される。また、照明ボックス18eの上方の面の高さは、ユーザ6の肘程度の高さであることが好ましい。または、照明ボックス18eの上方の面の高さがユーザ6の肘程度の高さとなるよう、撮影空間3の下方(床面)に踏み台32などが備えていてもよい。このため、撮影時に、ユーザ6が肘をつくことができて、肘をついたポーズが容易に撮影できる。
照明ボックス18fは、照明ボックス18eの下方に、筐体1の正面から見て撮影空間3の後方向かって突出して、拡散板が後方に向かうにつれて、照明ボックス18eよりも水平方向の傾斜角が大きく下がるように傾斜して配置される。そのため、撮影時には、照明ボックス18dに向くように光を照射する。なお、照明ボックス18fの、筐体1の正面に相対して右側の面にはタッチパネルディスプレイ24が備えられ、その右側の面は光が通過しない部材で形成される。このため、照明バランスが左右均一になるように、照明ボックス18fの、筐体1の正面に相対して左側の面も、光を透過しないような部材で形成される。
このような照明ボックス18d〜18fの配置により、光が直接被写体に向けて照射されずに、照明ボックス18dと照明ボックス18e,18fとから出射される光が互いに干渉し合い、柔らかくソフトな印象の照明を被写体に照射する。そのため、直接被写体に光を照射する場合よりも柔らかい照明効果を実現することができ、出来上がりの美しい画像が得られる。
次に、図3に、かかる写真自動販売機を編集空間4a側から編集部401aを見た斜視図を示す。
図3を参照して、筐体1の背面には、ユーザに対し音楽や操作方法の説明などを音声で出力するスピーカ23cと編集筐体2aとが備えられる。編集筐体2aには、撮影により得られた画像を表示して画像の編集を受付ける1つまたは複数のタブレットディスプレイ13aと、画像入力を行なうための複数のタッチペン14a,14bとが備えられる。これらで編集部401aが構成される。なお、編集空間4aの周囲には利用者のプライバシーに配慮するためにカーテン40bが備えられるが、説明の便宜上図示されていない。
次に、図4に、かかる写真自動販売機を編集空間4b側から編集部401bを見た斜視図を示す。
図4を参照して、背景部5の背面には、ユーザに対し音楽や操作方法の説明などを音声で出力するスピーカ23dと編集筐体2bとが備えられる。編集筐体2bには、撮影により得られた画像を表示して画像の編集を受付ける1つまたは複数のタブレットディスプレイ13bと、画像入力を行なうための複数のタッチペン14c,14dとが備えられる。これらで編集部401bが構成される。なお、編集空間4bの周囲には利用者のプライバシーに配慮するためにカーテン40cが備えられるが、説明の便宜上図示されていない。
次に、図5に、かかる写真自動販売機の背景部5の正面から見た斜視図を示す。
図5を参照して、背景部5は、背景画像が表わされる表示媒体である1つまたは複数のロールスクリーン41と、ロールスクリーン41と対になって背景部5の上部に固定されて、該ロールスクリーン41を巻取り、繰出しするための巻取装置42と、巻取装置42を駆動するモータ(不図示)とを含んで構成される。
背景部5にロールスクリーン41が複数備えられる場合、それぞれのロールスクリーン41には異なる背景画像が表わされる。このようにすることで多様な背景画像が得られる。撮影時に用いられるロールスクリーン41は、タッチパネルディスプレイ24にてユーザ6が所望の背景を選択操作することにより自動的にセットされてもよいし、背景選択専用のボタンなどを設置し、該背景選択ボタンを押下することにより自動的にセットされてもよい。また、モータを備えず、ユーザ6が手動で操作してロールスクリーン41をセットしても構わない。
また、背景部5におけるロールスクリーン41のセット方法は、上述のような巻取り繰出し式でなくてもよく、エンドレスベルト状の輪転式などでもよい。また、引出し式など、背景カーテンをユーザ6の手動操作によりセットする形態でもよい。
次に、かかる写真自動販売機の機能構成の具体例を図6に示す。
図6を参照して、本実施の形態にかかる写真自動販売機は、本写真自動販売機を動作させるための、主に撮影処理などを実行するコンピュータ装置101aと、主に編集処理などを実行するコンピュータ装置101bと(これらを代表してコンピュータ装置101という)、基板から構成され、動作中のコンピュータ装置101からの指示を受付けて、接続されている各種装置を制御する制御部102とを備える。
コンピュータ装置101aは、カメラ21、ライブモニタ22、タッチパネルディスプレイ24、筐体1の内部にあるプリンタ12、および制御部102と接続され、それらを制御する。コンピュータ装置101bは、編集部401a,401bに備えられるタブレットディスプレイ13a,13b、タッチペン14a〜14d、外部と通信するための通信端末110、および筐体1の内部にある制御部102と接続され、それらを制御する。さらに、コンピュータ装置101aとコンピュータ装置101bとは互いに接続され、画像データや情報データなどの授受をピアツーピアで行なう。
なお、各コンピュータ装置101a,101bに各々接続される構成要素はこのような形態に限定されず、機能ごとに分かれていたり、位置ごとに分かれていたりしてもよい。さらに、コンピュータ装置101は本実施形態のような2台で構成されていなくてもよく、1台で構成されてもよいし、2台以上で構成されてもよい。
コンピュータ装置101は、コンピュータ装置101の制御を行なう演算装置であるCPU(Central Processing Unit)と、装置を動作させるためのプログラムおよびプログラムで必要なグラフィックデータ、音声データ、撮影された画像や撮影画像に対して入力した編集画像その他の各種画像などを記憶する記憶部と、プログラムの一時的な作業領域ともなるメモリと、カメラ21、プリンタ12、タブレットディスプレイ13などの周辺機器を制御するためのソフトウェアであるドライバとを含む。また、コンピュータ装置101はLANケーブルを介して外部機器と接続された場合に通信を行なう通信部を備えていてもよい。
プリンタ12は、撮影された画像を紙やシールや金属やプラスチックなどの印刷媒体に印刷するためのプリンタであって、昇華型プリンタやサーモオートクローム方式(光定着型直接感熱記録方式)等のプリンタが一般的に用いられる。なお、本実施の形態においてはプリンタ12でシールが印刷されるものとして説明を行なうが、印刷媒体はシールに限定されず、他の印刷媒体であっても同様の処理が実行される。プリンタ12は、上述の用紙切れなどの状態をコンピュータ装置101aに通知する。コンピュータ装置101aは、その状態に応じて制御部102に制御信号を送信する。
通信端末110は、本写真自動販売機で使用するために外部で用意された画像を外部装置から受信したり、本写真自動販売機で作成される画像を外部の端末やサーバなどに送信したりするための無線通信可能な端末であって、PHS(Personal Handyphone System)などが用いられる。PHSはカード型のものを用いてもよい。また、外部の端末やサーバなどとインターネット網などのネットワーク網を通じて送受信可能なものであれば、通信端末110はPHSに限定されない。
電源スイッチ31が押され、本写真自動販売機に電源プラグより電源が投入されると、上記プログラムが起動されて、コンピュータ装置101aは、接続されるカメラ21のシャッタタイミングや、ライブモニタ22での表示や、タッチパネルディスプレイ24での表示やプリンタ12での出力を制御する。コンピュータ装置101bは、接続されるタブレットディスプレイ13a,13bでの表示を制御する。
コンピュータ装置101aは、上記プログラムの実行や撮影部のタッチパネルディスプレイ24から受信した、ユーザ6の指などでタッチされることによって行なわれる入力操作にしたがった指示信号に基づいて、制御部102に対して制御信号を送信する。
また、コンピュータ装置101aは、カメラ21で撮影された画像を受信し該画像データを記憶部へ記憶する。
コンピュータ装置101bは、上記プログラムの実行や、編集部401aおよび編集部401bのタブレットディスプレイ13a,13bから受信した、タッチペン14a〜14dなどでタッチされることによって行なわれる入力操作にしたがった指示信号に基づいて、制御部102に対して制御信号を送信する。
また、コンピュータ装置101bは、携帯端末やPCなどの外部端末から送信されてくる画像データ等を、通信端末110を介して受信する。これとは逆に、コンピュータ装置101bはコンピュータ装置101bに記憶されている画像データ等を通信端末110から所定のネットワークおよびサーバを介して携帯端末やPCなどの外部端末へ送信することもできる。
また、本写真自動販売機は、電源を必要とするコンピュータ装置101、照明装置30、制御部102などの電源系統を制御する電源制御部103を備え、外部からそれらの装置に対する電源の電圧を安定させるよう制御する。さらに、そのような電源の投入および切断は、電源スイッチ31を押すことで行なわれる。しかし、電源切断によりコンピュータ装置101で動作しているプログラムを強制的に終了させることは、動作を不安定にさせる原因となる。そのため、電源が落とされても、しばらくはUPS(Uninterrupted Power Supply)104が電源をバックアップし、コンピュータ装置101に停電信号を送信する。その間に、コンピュータ装置101はプログラムの終了の手続を行ない、プログラムを正常に終了させる。一方、コンピュータ装置101を正規の手順で終了した場合は、その旨の信号がUPS104に送信される。
制御部102は、コンピュータ装置101および電源制御部103の他に、レリーズスイッチ20、フラッシュ制御部106、スピーカ23a〜23c、サービスパネル105、コイン制御部107、撮影中ランプ7、印刷ランプ9、用紙切れランプ10、エラーランプ11、および背景部5に接続される。
レリーズスイッチ20は、ユーザ6が撮影する時にユーザ所望の撮影するタイミングを指示するためのカメラ21のシャッタ動作を遠隔操作するスイッチである。ユーザ6が、レリーズスイッチ20を押下すると制御部102を介して該制御信号がコンピュータ装置101aに送信され、さらにコンピュータ装置101aから該制御信号がカメラ21に送信されることによって、カメラ21は撮影を行なう。
なお、レリーズスイッチ20と制御部102とを接続するケーブルにはLED(Light Emitting Diode)などの発光体を配備してもよい。レリーズスイッチ20を押下すると、カメラ21のシャッタ動作が行なわれるまでの間、レリーズスイッチ20側から制御部120側へ光が移相していくように見えるように発光体を点灯または点滅させ、ケーブルがすべて光った時にシャッタ動作が行なわれる。もちろん、レリーズスイッチ20側から制御部120側へ光が順次消えていくような形態でもよいし、色が変化していくような形態でもよい。このようにすることで、レリーズスイッチ20を押下すると視覚的な演出効果が得られると共に、シャッタ動作のタイミングを視覚的にユーザ6に伝えることができるため、顧客満足を向上させることができる。
フラッシュ制御部106は、カメラ21に接続され、カメラ21におけるシャッタタイミングに応じた同期信号を取得する。そして、カメラ21のシャッタタイミングに同期させて、フラッシュを発光させるように制御する。なお、フラッシュ制御部106は制御部102と接続され、発光させるフラッシュ29の選定や、フラッシュ29の発光度の設定がなされる。照明装置30も同様に制御部102と接続され、その照明度合いなどの設定がなされてもよい。
スピーカ23a〜23cは、コンピュータ装置101からの指示に従って、制御部102を介して指示信号を受信し、写真自動販売機のプレイにおける操作などの案内や、撮影時のBGMなどを出力する。なお、スピーカ23から出力する音声のボリュームを調整する音量調整つまみは、サービスパネル105に備えられる。
サービスパネル105は、投入されたコインの枚数をカウントするコインカウンタ、印刷されたプリントの枚数をカウントするプリントカウンタ、スピーカ23から出力する音声のボリュームを調整する音量調整つまみ、テストモードを行なうためのテストボタン、およびコインを投入しなくても装置が利用できるようにするためのサービスボタン等を備えるパネルであって、当該写真自動販売機の設置者が各種設定やメンテナンスの操作を行なう際に用いられる。サービスパネル105は、サービスボタンの操作などの制御操作が行なわれると、その操作にしたがった制御信号を制御部102に対して送信する。
制御部102は、コンピュータ装置101から受信した制御信号(指示コマンドなど)にしたがって、サービスパネル105に対して制御信号を送信する。サービスパネル105は、該制御信号に従って、コインカウンタやプリントカウンタを動作させる(たとえばカウンタを1インクリメントする)。
コイン制御部107は、コイン投入口26に投入されたコインの正当性を検出し、制御部102にコインが投入されたことを示す検出信号を送信する。
制御部102はコンピュータ装置101から受信した制御信号(指示コマンドなど)にしたがって、コイン制御部107に対して制御信号を送信する。コイン制御部107は、該制御信号にしたがって、コインが投入されないようにコイン投入口26をブロックすることができる。このことで、たとえば、プレイ中にコイン投入を禁止することができる。
さらに、制御部102はコンピュータ装置101から受信したコインが投入されたことを示す検出信号にしたがって、撮影中ランプ7に対して制御信号を送信し撮影中ランプ7を点灯させる。
さらに、制御部102は、コンピュータ装置101aから、プリンタ12の状態に応じた制御信号を受信し、該制御信号にしたがって、印刷中ランプ9、用紙切れランプ10、およびエラーランプ11を制御する。かかる制御信号によって、印刷中ランプ9、用紙切れランプ10、およびエラーランプ11が点灯または点滅する。
また、制御部102は、コンピュータ装置101aから、タッチパネルディスプレイ24に対してユーザ6が所望の背景を選択する入力操作にしたがった指示信号を受信し、該指示信号にしたがって背景部5のロールスクリーン41の巻取装置42を駆動するモータの動作を制御する。このようにモータの動作を制御することによって、ユーザ6が選択した背景画像が施されたロールスクリーン41が背景部5にセットされる。
なお、言うまでもなく、写真自動販売機の形態は図1〜図6に示される具体例に限定されるものではない。すなわち、図1〜図6に記載されない他の機能が備えられていてもよいし、図1〜図6に記載されている機能の必ずしもすべてが備えられていなくても構わない。たとえば、プリンタ12は写真自動販売機本体に含まれていなくてもよく、その場合、写真自動販売機は、LAN等の専用回線や無線通信等を介して印刷制御信号をプリンタ12に出力するものとする。
次に、本実施の形態にかかる写真自動販売機の処理について、図7を用いて説明する。図7のフローチャートに示される写真自動販売機の処理は、コンピュータ装置101のCPUが、記憶部に記憶されるプログラムをメモリに読出して実行することによって実現される。
図7を参照して、始めに、当該写真自動販売機に備わる電源スイッチ31が投入されて各種装置の電源が投入される。すると、コンピュータ装置101の記憶部に格納された動作プログラムが起動する。コンピュータ装置101は、各種装置が正常に接続されているかチェックし、初期化が必要な装置に対しては初期化を行なう(S100)。このとき、写真自動販売機の利用回数(n)の初期化も同時に行なわれる。たとえば、記憶部の所定のファイルに利用回数(n)の値を記憶し、その値を0にすることなどによって初期化が行なわれる。その後、当該写真自動販売機の利用を促すタイトルデモをディスプレイ24に表示し、同時に音声をスピーカ23a,23bから出力する(S105)。
タイトルデモが表示されている状態において、テストボタンの押下(S110)と所定の対価受付とが監視される(S120)。
テストボタンが押下されると(S110でYES)、当該写真自動販売機のメンテナンスを行なうためのテストモードが起動する(S115)。テストモードは、写真自動販売機の設置者が写真自動販売機を操作するためのモードであり、このモードにおいては当該写真自動販売機の利用状況(たとえばコイン投入数など)の確認や、利用回数(n)の初期化や設定、利用できる編集部の設定、カメラ21、プリンタ12など周辺機器の調整を行なうことができる。ここで写真自動販売機の設置者とは、当該写真自動販売機を設置し営業を行なっている店舗などの経営者、管理者、および従業員であり、営業中に、利用者に対応できるものである。
テストボタンが押下されておらず(S110でNO)、コイン投入口26において、当該写真自動販売機を利用するためのコインの投入(所定の対価)を受付けると(S120でYES)、受付けたコインは、コイン制御部107において正当性や枚数等が検知される。そして、正常にコインを受付けるとプレイが開始され、さらに、当該写真自動販売機の利用回数(n)がカウントされる(S125)。この利用回数(n)のカウントには、写真自動販売機を無料で利用させる機能が備わる場合、その利用回数が含められてもよいし、含められなくてもよい。
なお、利用回数(n)をカウントするタイミングは、上述のような正当な対価の検出によって行なうものに限定されるものではなく、たとえば、撮影終了時、または印刷終了時など、写真自動販売機におけるプレイが行なわれたと判定できるようなタイミングであればいつでもよい。
写真自動販売機のコンピュータ装置101のCPUは、利用回数(n)が奇数である場合には編集空間4aに、利用回数(n)が偶数の場合には編集空間4bにユーザ6を誘導するよう、処理を割当てる。または、利用回数(n)が偶数の場合には編集空間4aに、利用回数(n)が奇数の場合には編集空間4bにユーザ6を誘導するよう処理を割当ててもよい。また、編集空間4に関する処理の割当はこのような形態に限定されず、ユーザ6が編集操作で使用したい編集空間4を選択し、その選択に従って割当ててもよい。なお、編集空間4に関する処理の割当についての設定は、テストモードなどで設置者が設定可能なようにしておくことが好ましい。
さらに、テストモードにおいて、利用回数を参照しないで編集空間4のいずれか一方のみを利用可能にするような設定ができるようにしてもよい。このようにすることで、装置の故障で2つの編集空間4のいずれかが使用できないという事態が発生したとしても、故障していない方の編集空間4のみを使用するようにできる。また、装置の故障を検出したら、自動的に故障してない方の編集空間4のみを使用するように設定変更がなされるようにしてもよい。
次に、ステップS125で利用回数(n)がカウントされた後、撮影コースの選択を受付ける(S130)。本実施の形態においては、撮影方法に複数のコースがあるものとする。ステップS130では、撮影コースの選択肢をタッチパネルディスプレイ24に提示し、好みの撮影コースをユーザ6から受付ける。
具体的に撮影コースとしては「ノーマル撮影」コースと「フリー撮影」コースとがあり、タッチパネルディスプレイ24に表示される選択肢の該当領域をユーザ6の指などでタッチすることにより選択を受付ける。そして、選択された撮影コースが「ノーマル撮影」なら(S130でYES)該コースの撮影方法で撮影が開始され(S135)、選択された撮影コースが「フリー撮影」なら(S130でNO)該コースの撮影方法で撮影が開始される(S140)。各々の撮影処理については、さらにサブルーチンを挙げて後述する。
ステップS135での「ノーマル撮影」またはステップS140での「フリー撮影」が終了すると、ステップS125でカウントされた写真自動販売機の利用回数(n)が、奇数回目なら(S145でYES)、編集部401aが利用可能かどうかが監視される(S150)。先にプレイしている別グループの利用者が利用中または故障中であるなど、編集部401aが利用不可な状態であれば(S150でNO)、タッチパネルディスプレイ24に待機表示、またはエラーの案内表示をし、スピーカ23a,23bから音声で待機、またはエラーの案内を出力することにより、ユーザ6を撮影空間3で待機させるように促す(S155)。
編集部401aが利用可能な状態であれば(S150でYES)、タッチパネルディスプレイ24に編集部401aのある編集空間4aへ誘導する案内表示をし、スピーカ23a,23bから音声で誘導案内を出力することにより、ユーザ6を編集空間4aに移動させるように促す(S160)。そして、コンピュータ装置101aに記憶されている該ユーザ6の撮影画像データをコンピュータ装置101bの記憶部の編集部401aでの処理実行用の領域へ転送し(S165)、処理を編集処理へ移行する(S190)。
一方、ステップS125でカウントされた写真自動販売機の利用回数(n)が、偶数回目なら(S145でNO)、編集部401bが利用可能かどうかが監視される(S170)。先にプレイしている別グループの利用者が利用中または故障中であるなど、編集部401bが利用不可な状態であれば(S170でNO)、タッチパネルディスプレイ24に待機表示、またはエラーの案内表示をし、スピーカ23a,23bから音声で待機、またはエラーの案内を出力することにより、ユーザ6を撮影空間3で待機させるように促す(S175)。
編集部401bが利用可能な状態であれば(S170でYES)、タッチパネルディスプレイ24に編集部401bのある編集空間4bへ誘導する案内表示をし、スピーカ23a,23bから音声で誘導案内を出力することにより、ユーザ6を編集空間4bに移動させるように促す(S180)。そして、コンピュータ装置101aに記憶されている該ユーザ6の撮影画像データをコンピュータ装置101bの記憶部の編集部401bでの処理実行用の領域へ転送し(S185)、処理を編集処理へ移行する(S190)。
ユーザ6は前述のような案内に従って編集空間4aまたは編集空間4bへ移動する。そして、以降のユーザ6の操作は、編集空間4aまたは編集空間4bで行なわれる。
このように編集操作をする空間を複数用意することにより、編集時間を長くすることができたり、順番待ちの時間を短縮することができたりし、ユーザ6の顧客満足度を向上させることができる。また、順番待ちの時間を短縮できるため、本写真自動販売機の稼動回転率を向上することができる。さらに、ユーザ6を編集空間4aと編集空間4bとにおいて交互に編集させるため次々にユーザ6が入替わり、順番を待機している利用者には人気機種に写ってさらなる集客効果が得られる。
なお、ステップS190以降の編集空間4aおよび編集空間4bでの編集処理の内容は、場所や位置、装置などは異なるが、同様な構成であり、同様な処理が行なわれるため、説明の重複部分は繰返さない。各編集空間4での処理はコンピュータ装置101bによって制御される。
ステップS190においては、撮影画像に対して、ユーザ6からタッチペン14により編集入力を受付ける編集処理が行なわれる。その編集入力時間は予め設定されている。そして、タブレットディスプレイ13上に残り時間が表示されてカウントダウンされ、残り時間が0になると編集入力が終了する。または、画面に用意された「終了」ボタンを押すことで強制的に終了させることもできる。なお、ステップS190における編集処理については、後に詳述する。
ステップS190の編集入力が終了すると、撮影画像と編集入力された画像とを合成し、合成された画像をタブレットディスプレイ13に表示する。そして、ユーザ6から、シール等の印刷媒体に印刷する画像の取扱いに関する設定や、選択の変更を受付ける(S195)。また、印刷を行なう画像の選択や、編集入力に失敗した画像などを印刷しないような選択を受付けることもできる。ステップS195における印刷画像の取扱設定についても、後に詳述する。
そして、ステップS195で選択された画像の枚数に応じて、予め決められた複数の印刷レイアウトをタブレットディスプレイ13に表示し、ユーザ6の選択を受付ける(S200)。
ステップS195およびステップS200において印刷する画像の選択と印刷レイアウトの選択とを受付けると、選択された印刷レイアウトにしたがって印刷画像データが生成され、プリンタ12から印刷出力される。すなわち、生成された印刷画像データはコンピュータ装置101bからコンピュータ装置101aへ転送され(S205)、コンピュータ装置101aの制御によって該印刷画像データはプリンタ12へ出力される。さらに、ユーザ6をプリンタ12の前に誘導する案内(たとえば「シールは右から出るよ!」)を各編集空間4に配備されているスピーカ23c,23dまたはタブレットディスプレイ13a,13bより出力する。そして、プリンタ12で印刷が実行され(S205)、プリント取出口8よりユーザ6に提供される。
以上の処理が、1組のユーザ6によって本実施の形態の写真自動販売機で行なわれるプレイである。そして、上述の処理が終了すると、次にコインが投入されるまで、再度待機画面が編集空間4に配備されているスピーカ23c,23dまたはタブレットディスプレイ13a,13bより出力される。
なお、上述の実施の形態では、1組のユーザ6が利用する形態を説明したが、図1に示されるとおり、撮影を行なう撮影空間3と撮影された画像に編集を行なう編集空間4とが異なる場所に設置されていることから、2組の利用者が同時に利用することもできる。この場合、先の利用者が撮影を終了し編集空間4に移動するとディスプレイ24にはデモ画像が表示され、次の利用者のコイン投入を受付ける。そして、コインが投入されると、次の利用者の撮影が開始される。なお、本装置においては、撮影空間3と編集空間4とを異なる位置に設けるように説明したが、これに限定されるものではなく、1つの空間において、撮影および編集が行なわれるようにしてもよい。
さらに以下に、上述のプレイに含まれるいくつかの処理について、詳細な説明を行なう。
[ノーマル撮影コース]
上述のステップS135で実行される「ノーマル撮影」コースについて、図8のフローチャートを用いてその処理を説明する。
図8を参照して、図7のステップS130の撮影コース選択において「ノーマル撮影」が選択されると、タッチパネルディスプレイ24に背景選択画面を表示し、ユーザ6に背景選択を促す(S300)。ユーザ6から背景画像が選択されると、コンピュータ装置101aから制御部102へ選択された背景画像を示す指示信号が送信される。制御部102は、該指示信号に基づいて背景部5の巻取装置42を駆動するモータを動作させることによって、選択された背景画像を背景部5にセットする。
次に、ステップS300において背景が選択されると、タッチパネルディスプレイ24に明るさ選択画面を表示し、ユーザ6に明るさ選択を促す(S305)。ここで言う明るさとは撮影画像の明度を指す。ユーザ6から明るさが選択されると、コンピュータ装置101aから制御部102へ選択された明るさを示す指示信号が送信される。制御部102は、該指示信号に基づいてフラッシュ29や照明装置30やカメラ21などの設定を変更したり、コンピュータ装置101aの設定ファイルに基づいて画像処理を撮影画像に施したりすることにより、選択された明るさの撮影画像を実現する。
次に、ステップS305における明るさの選択が終了すると、図示されない写真自動販売機のタイマは計時(カウント)を開始する(S310)。カウントが開始されると所定時間に達しているかが判定され、所定時間に達するまでカウントを継続する(S315でNO)。そして、時間経過と共に「3、2、1」などのカウントダウンをタッチパネルディスプレイ24あるいはスピーカ23a,23bに出力する。カウントが終了したと判定されると(S315でYES)、撮影が行なわれる(S320)。
ステップS320での撮影は、コンピュータ装置101aからカメラ21に撮影信号が送信されることでシャッタが切られ、同時にフラッシュ制御部106によってフラッシュ29が発光することで実行される。
ステップS320での撮影処理の間、カメラ21から取得される画像はライブモニタ22にリアルタイムに表示される。ユーザ6は、ライブモニタ22に表示される画像を見ながら、好みの表情やポーズをとることができる。なお、ここではカメラ21から取得された画像をそのままライブモニタ22に表示してもかまわないし、左右に反転処理して表示してもかまわない。左右に反転処理して表示した場合、ユーザ6の姿を鏡に写す方向と同じ方向でライブモニタ22に表示することができる。そのため、ユーザ6は、ライブモニタ22を見ながら好みの表情やポーズをとることが容易になる。
1回の撮影が終了すると、連続で撮影する規定回数(ここでは2回)分撮影がされたかが判定され(S325)、規定回数に達するまでステップS320の撮影が連続して行なわれる(S325でNO)。連続で撮影する規定回数に達している場合(S325でYES)、所定のセット数(ここでは連続2回の撮影が3セット)の撮影処理が行なわれたかが判定され(S330)、所定のセット数撮影されていなければ(S330でNO)、ステップS300に処理を戻し、再び背景選択から始まる撮影処理が繰返される。そして、所定のセット数の撮影が終了すると(S330でYES)、撮影された撮影画像に対する格付けや順位付けなどの評価付け、取扱いの設定、情報の付加である画像取扱設定が行なわれる(S335)。
写真自動販売機では1回のプレイで複数回撮影されるが、複数枚の撮影画像の中でも、写りの良し悪しなどでユーザが気に入る画像と気に入らない画像とが存在する。ステップS335で実行される画像取扱設定とは、撮影した画像を気に入った順で格付け(順位付け)する設定や、撮影した画像を印刷する、携帯端末に送る、「おまけ画像」として印刷するなど利用形態などの設定を指す。すなわち、これらの設定内容を「評価」と定義すると、ステップS335での画像取扱設定は、画像に対する評価を行なう評価処理と言える。なお、ステップS335では、撮影した画像すべてを一覧で表示して、すべての画像に対して評価を受付けてもよいし、一部の画像に対してのみ評価を受付けてもよい。
図9および図10は、タッチパネルディスプレイ24に表示される「ノーマル撮影」コースでの画像取扱設定画面の具体例を示す図である。
図9を参照して、「ノーマル撮影」コースでの画像取扱設定画面は、ステップS320において撮影された撮影画像のすべて、または一部を選択可能に表示する撮影画像選択領域301と、各撮影画像についての評価の1つである、取扱上の順位(以降、取扱順位と称する)を表わす取扱順位表示領域303とを含んで構成される。
図9に示される画像取扱設定画面の撮影画像選択領域301において、A、B、C、D、E、およびFは、ステップS320において撮影された画像のすべて、または一部を表わしている。また、図9に示される画像取扱設定画面の取扱順位表示領域303において、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、および「6」は、各撮影画像の取扱順位を、その順で表わしている。
さらに、取扱順位表示領域303には、取扱順位と併せて、各撮影画像または所定の画像についての評価の1つである利用形態も表わされてもよい。たとえば取扱順位の低い5番、6番などに該当する撮影画像はシールの余白などに印刷されるおまけ画像の候補にすることができる。その場合、取扱順位表示領域303には、取扱順位だけでなく「おまけ画像」候補であることなど、その撮影画像の利用形態が表わされる表示がなされることが好ましい。
図9に示される画像取扱設定画面において、ユーザ6は、取扱順位の高い順(または低い順)に撮影画像選択領域301に表示される撮影画像A〜Fをタッチして、各撮影画像について取扱順位を指定する。すると、図10に示されるように、1番最初にタッチした撮影画像Cは取扱順位表示領域303の「1」の位置へ、2番目にタッチした撮影画像Dは「2」の位置へ、3番目にタッチした撮影画像Eは「3」の位置へ、4番目にタッチした撮影画像Fは「4」の位置へ、5番目にタッチした撮影画像Aは「5」の位置へ、6番目にタッチした撮影画像Bは「6」の位置へ表示され、取扱順位表示領域303には、タッチされた順に撮影画像A〜Fが並替えられて画像の取扱順位がわかりやすく表示される。
このように、ステップS335では画像の評価を行ない、各撮影画像について取扱順位を設定する。すなわち、ステップS335では複数の撮影画像を選択可能に表示して各撮影画像について相対的に評価する評価形態をとる。これは、所定の撮影画像について絶対評価に基づいて絞込んで所望する選択する方法と異なり、利用者の迷いを軽減することができる。そのため操作時間が短縮される。また、撮影画像をすべて有効活用できる。
なお、ユーザによっては一度決めた評価の変更を希望する場合も想定されるため、撮影画像に対して設定された評価が入替え可能であることがより好ましい。すなわち、上述の操作に応じて各撮影画像について取扱順位の割振りが完了した後に、撮影画像選択領域301に取扱順位ごとに表示される撮影画像のうちの変更したい撮影画像の選択をタッチすることで、それらが入替えられる。また、図示されないやり直しボタンをタッチすることにより、始めから各撮影画像について取扱順位を決め直すことができてもよい。なお、取扱順位の入替え方法はこのような形態に限定されるものではなく、撮影画像ごとに決定された取扱順位が入替えられる方法であれば他の方法であってもよい。
ステップS335における画像取扱設定は、図10に示される決定ボタンがタッチされるか、所定の時間に達した時点で終了し、図7のステップS145へ処理が戻る。
[フリー撮影コース]
上述のステップS140で実行される「フリー撮影」コースについて、図11のフローチャートを用いてその処理を説明する。
図11を参照して、図7のステップS130の撮影コース選択において「フリー撮影」が選択されると、写真自動販売機のタイマは、予め設定されている「フリー撮影」コースで撮影可能な撮影制限時間までの計時(カウント)を開始する(S400)。カウントが開始されると、予め定められた所定の背景画像が背景部5にセットされる(S405)。さらに、予め定められた所定の明るさの撮影画像を実現するように各種構成要素が設定され(S410)、レリーズスイッチ20を押して撮影を行なう旨の案内がタッチパネルディスプレイ24あるいはスピーカ23a,23bから出力される。
次に、ステップS410における明るさの設定が終了すると、写真自動販売機のタイマは1回の撮影制限時間までの計時(カウント)を開始する(S415)。このとき、ユーザ6によってレリーズスイッチ20が押下されたかどうかが監視され(S420)、レリーズスイッチ20が押下されたことが判定されると(S420でYES)、レリーズスイッチ20が押下されたタイミングで撮影が行なわれる(S430)。
一方、レリーズスイッチ20が押下されていない場合は(S420でNO)、ステップS415で開始された1回の撮影制限時間までのカウントが終了するまで(S425でNO)、ステップS420の監視が継続され、1回の撮影制限時間内にレリーズスイッチ20が押下されない場合には、時間経過と共に「3、2、1」などのカウントダウンがタッチパネルディスプレイ24あるいはスピーカ23a,23bから出力される。そして、1回の撮影制限時間までのカウントが終了したことが判定されると(S425でYES)、そのタイミングで撮影が行なわれる(S430)。
ステップS430での撮影は、コンピュータ装置101aからカメラ21に撮影信号が送信されることでシャッタが切られ、同時にフラッシュ制御部106によってフラッシュ29が発光することで実行される。
すなわち、「フリー撮影」コースでは、1回の撮影制限時間までのカウントの終了、またはレリーズスイッチ20の押下のいずれかにより、シャッタ動作が行なわれる。
ステップS430での撮影処理の間、カメラ21から取得される画像はライブモニタ22にリアルタイムに表示される。
1回の撮影が終了すると、引き続いて撮影された撮影画像に対する格付けや順位付けなどの評価付け、取扱いの設定、情報の付加である画像取扱設定が行なわれる(S435)。
ステップS435で行なわれる「フリー撮影」コースでの画像取扱設定では、1回の撮影ごとに撮影画像に対する感想を選択するためのボタンが表示され、その選択結果に対応して撮影画像の取扱いが設定される。
図12は、「フリー撮影」コースでの画像取扱設定の画面の具体例を示す図である。
図12を参照して、「フリー撮影」コースでの画像取扱設定の画面は、ステップS430で撮影された1つの撮影画像を表示する撮影画像表示領域305と、撮影画像表示領域305に表示される撮影画像の感想を表現する、「ぜったい!おえかきした〜い」「ふつうかな?」「ケータイに送りた〜い」「おまけならいいかも」「しっぱいした〜」などのようなわかりやすい表記の選択肢(ボタン)を選択可能に表示する感想選択領域307とを含んで構成される。
図12に示される画像取扱設定画面において、ユーザ6は、撮影画像表示領域305に表示される撮影画像の感想を、感想選択領域307に表示されるボタンをタッチして指定する。すると、選択された感想にあわせて、撮影画像の評価が決定される。具体的には、「ぜったい!おえかきした〜い」なら取扱順位がランク1、「ふつうかな?」ならランク2、「おまけならいいかも」ならランク3、「しっぱいした〜」ならランク4、「ケータイに送りたい」なら利用形態が携帯電話送信用というように、感想によって取扱順位や利用形態などの評価が予め設定されている。
たとえば、ユーザ6が8回の撮影を行ない8枚の撮影画像A〜Hを得たときに、ユーザ6によって、それぞれの撮影ごとに、撮影画像Aは「ケータイに送りた〜い」、撮影画像Bは「しっぱいしたよ」、撮影画像Cは「ふつうかな?」、撮影画像Dは「ふつうかな」、撮影画像Eは「おまけならいいかも」、撮影画像Fは「ふつうかな?」、撮影画像Gは「ぜったい!おえかきした〜い」、および撮影画像Hは「ぜったい!おえかきした〜い」という選択がなされた場合、撮影画像Aに対して「携帯電話送信用」、撮影画像Bに対して「ランク4」、撮影画像Cに対して「ランク2」、撮影画像Dに対して「ランク2」、撮影画像Eに対して「ランク3」、撮影画像Fに対して「ランク2」、撮影画像Gに対して「ランク1」、および撮影画像Hに対して「ランク1」に設定される。
これは、撮影画像に対して感想を選択する際に、すでに撮影画像に対して選択されている感想が選択できないように感想選択領域307に表示されることで、各撮影画像に対して1対1で取扱順位が割振られるようにすることができる。または、複数の撮影画像に対して同じ感想が選択された場合、後にその感想が選択された撮影画像ほど、先にその感想が選択された撮影画像よりも上の取扱順位を割振り、先にその感想が選択された撮影画像に先に割振られた取扱順位を繰下げることで、各撮影画像に対して1対1で取扱順位が割振られるようにすることができる。あるいはその逆にして、各撮影画像に対して1対1で取扱順位が割振られるようにしてもよい。
ところで、写真自動販売機のユーザ6は、複数のユーザで構成されるグループである場合も多い。ユーザ6が複数のユーザで構成されるグループである場合、グループを構成するユーザごとに1つの撮影画像に対する評価が異なる場合も想定されるため、1つの撮影画像に対して画像取扱設定を複数回受付ける構成にしてもよい。このような構成にすることにより、1つの撮影画像に対して、グループを構成するユーザごとの評価を受付けることができる。このような場合、複数のユーザによって入力された撮影画像に対する複数の評価に応じて撮影画像に得点が付与され、得点の合計によってその撮影画像の取扱順位が決定されてもよい。
また、編集画面が複数面で構成されて複数のユーザからの編集を受付ける場合、1つの撮影画像に対する画像取扱設定を、その編集画面数と同数回受付ける構成にしてもよい。具体的には、編集画面が2つの編集画面から構成される場合には、1つの撮影画像に対して2通りの画像取扱設定を受付けることができる。この、2通りの画像取扱設定は、同時に受付けられるものであってもよいし、1通りの画像取扱設定を受けた後に、他の1通りの画像取扱設定が受付けられてもよい。このような構成にすることにより、1つの撮影画像に対して、グループを構成するユーザごとの評価を受付けることができる。さらに、後述する編集時には、それぞれの編集画面にそれぞれの画像取扱設定における撮影画像の評価が反映された表示がなされるため、各ユーザは、所望する撮影画像で効率よく編集操作を行なうことができる。
このように、ステップS435では、撮影のたびごとに撮影画像を直感的に評価する評価形態をとる。これは、利用者の迷いを軽減することできる。また、選択肢の中から選択するだけでよいので操作を容易にする。このため、操作時間が短縮される。
なお、ユーザによっては一度決めた評価の変更を希望する場合も想定されるため、「フリー撮影」コースにおいてすべての撮影が終了した後に、撮影画像に設定された評価の再設定を行なうことができるようにしておくことがより好ましい。このようにすることで、よりユーザ6の意図する撮影画像の評価に近い設定を行なうことができる。
なお、「フリー撮影」コースにおいて「ノーマル撮影」コースのように撮影がすべて終了した後で順番を決定していく形態の画像取扱設定が行なわれてもよいし、同様に「ノーマル撮影」コースで「フリー撮影」コースのように撮影ごとに撮影画像の感想や格付けを選択していく形態の画像取扱設定が行なわれてもよい。
ステップS435の画像取扱設定が終了すると、S400でカウントを開始した撮影制限時間に達したかどうかが判定される(S440)。撮影制限時間に達していれば(S440でYES)、図7のステップS145へ処理が戻る。
撮影制限時間に達してなければ(S440でNO)、「フリー撮影」コースで予め設定されている所定の撮影可能回数(ここでは8枚)撮影されたかどうかが判定され(S445)、所定の回数撮影されていない場合は(S445でNO)、処理がステップS405に戻り、再び背景のセットから始まる撮影処理が繰返される。所定の回数撮影されている場合は(S445でYES)、図7のステップS145へ処理が戻る。このように、「フリー撮影」コースでは、撮影制限時間または撮影可能回数のいずれかに達するまで、撮影を繰返し行なうことができる。
[編集処理1]
上述のステップS190で実行される編集処理のうちの第1の編集処理について説明する。
ステップS190の編集処理時には、ステップS135の「ノーマル撮影」コースではステップS335において、ステップS140の「フリー撮影」コースではステップS435において撮影のたびごとに画像取扱設定で設定された撮影画像に対する評価に対応した表示がなされる。
図13は、ステップS190の編集時にタブレットディスプレイ13に表示される編集画面の具体例を示す図であって、画像取扱設定において設定された撮影画像の評価に対応した表示がなされた編集画面の具体例を示す図である。
図13を参照して、編集画面は、編集対象である撮影画像を表示して撮影画像に実際に編集入力を行なうための描画領域80と、撮影画像に編集入力するための装飾画像である編集用画像を選択するための選択領域81と、編集対象とする撮影画像を切換えるためのボタンや、編集を行なう機能を選択するための「ペン」「スタンプ」「フレーム」「落書きプレート」「落書きレイアウト」などの機能選択ボタンや、入力した画像を消すための「けしごむ」(図示せず)、入力操作を1つ前の状態に戻すための「ひとつもどる」(図示せず)、画像入力を最初からやり直すための「はじめから」(図示せず)などの処理選択ボタンを表示する選択ボタン表示領域82と、描画領域80に表示させて編集対象とすることのできる予め選択された複数の撮影画像を選択可能に表示する編集画像選択領域83とを含んで構成される。なお、選択ボタン表示領域82に表示される機能選択ボタンである「落書きプレート」および「落書きレイアウト」を選択して行なわれる編集処理については、後に、第2の編集処理および第3の編集処理として説明する。
図13に示される編集画面おいて、描画領域80、選択領域81、および選択ボタン表示領域82に表示される選択ボタンは、2つのタッチペン14で別々に編集操作できるように対で2画面構成となっている。このように画面構成されるで、複数のユーザ6で編集プレイを楽しむことができる。それぞれのタッチペン14は2画面のそれぞれに対応する。処理の説明する際、2画面構成の内の片方の画面を用いるが、もう一方の画面においても同様の処理がなされる。言うまでもなく、編集画面の構成は1画面構成または2画面以上の複数の画面構成であってもよいし、タッチペン14も1本または2本以上で構成されていても構わない。
編集処理中には、撮影された画像と編集入力された編集用画像とはそれぞれ別の画層(レイヤ)に展開され、タブレットディスプレイ13上にそれら画層が重ねて表示される。それぞれの画層のどちらが上に表示されるかは、用途により設定されている。たとえば、編集入力された画像を撮影された画像の前景画像とする場合には、編集入力された画像が上の画層となる。さらに編集入力された画像は、スタンプ画像の層、フレーム画像の層など、それぞれ複数の画層で構成されていてもよい。
図13に示される編集画面において、ユーザ6は、編集画像選択領域83に表示される複数の撮影画像の中から編集対象とする撮影画像を選択してタッチペン14でタッチする。さらに、選択ボタン表示領域82に表示される機能選択ボタンの中から編集処理で使用するツールに該当する機能選択ボタンをタッチペン14でタッチする。すると、描画領域80に編集対象とする撮影画像が表示され、選択領域81に選択されたツールで使用可能な編集用画像が表示されて、該編集用画像の色、柄、大きさなどが選択できる。そして、描画領域80に表示された編集対象とする撮影画像に対して、編集用画像を用いて編集入力を行なうことができる。
さらに、図13に示される編集画面の編集画像選択領域83では、上述の画像取扱設定で設定された評価に応じて撮影画像が表示される。たとえば、撮影画像A〜Fの各々について、評価として、上述の「ノーマル撮影」コースのステップS335において、図10に示されるような取扱順位が設定されている場合、図13に示されるように、編集画像選択領域83では、その取扱順位の通り撮影画像C,D,E,F,A,Bの順で上から順に並べられるという、評価に対応した優先表示がなされる。また、評価として、利用形態が「おまけ画像」である旨が設定されている撮影画像A,Bについては、その設定された利用形態がわかるような表示がされることが好ましい。これは、「フリー撮影」コースのステップS435において設定された評価に対しても同様で、さらに、評価として、利用形態が「携帯電話送信用」である旨が設定されている場合には、その利用形態が携帯電話送信用とわかるように「ケータイに送るよ」などのような表示がされることが好ましい。
また、編集画面が複数の編集画面から構成される場合であって、先述のように、画像取扱設定において、1つの撮影画像について、編集画面を構成する編集画面の数に応じてユーザ6から評価を受付けた場合、それぞれの編集画面での撮影画像の表示のされ方、つまり撮影画像の並び順には、各ユーザの評価が反映される。具体的には、編集画面が2つの編集画面から構成されるとき、各編集画面に含まれる編集画像選択領域83には、画像取扱設定で受付けた2通りの評価に対応した優先表示がそれぞれなされる。このようにすることにより、各ユーザは、所望する撮影画像で効率よく編集操作を行なうことができる。
なお、本実施の形態においては、撮影画像の評価である取扱順位に対応して、上から順に撮影画像を並べることによって優先表示をしているが、表示方法はこのような方法に限定されず、優先順位が高い撮影画像は他の優先順位の低い画像に比べて大きく表示する表示方法や、優先順位の低い画像の彩度を下げグレーにする表示方法など、撮影画像に設定された評価がユーザ6にわかるような表示方法であればその他の表示方法であってもよい。
編集画面においてこのような表示がなされることで、先に設定された撮影画像の評価が一目で把握できて評価の高いものを見分けやすく、気に入った撮影画像を編集対象画像として優先的に編集しやすくなり、編集における操作性が向上して編集が容易になる。
[編集処理2]
上述のステップS190で実行される編集処理のうち、図13に示される編集画面において「落書きプレート」を選択して行なわれる、落書きプレート機能を用いた編集処理である第2の編集処理について説明する。
落書きプレート機能とは、スタンプ画像やライン画像やフレーム画像などの撮影画像を装飾・編集するための編集用画像を入力する位置を示す落書きプレートを撮影画像上に仮配置し、利用者であるユーザ6にできあがりの画像を意識しやすくして編集操作をさせることができるように、編集操作を補助する機能を指す。
図14(A)〜(D)は、落書きプレートの具体例を示す図である。
図14(A)〜(D)を参照して、落書きプレートとは、編集用画像を配置する位置を示す部分501を含む画像であり、スタンプなどの編集用画像をどの配置で入力したらよいかが表現される画像である。部分501は、編集用画像を配置する位置が図形などを用いて表現される部分である。このような落書きプレートを編集対象である撮影画像の上に重ねて表示させ、その上から編集用画像を入力することにより、ユーザは所望の絵柄の編集用画像を撮影画像上にきれいな配置で入力できる。
落書きプレートに含まれる編集用画像を配置する位置を示す部分501内は透明または半透明など透過性を有するか、あるいは格子状、ディザ、ドットなどの背後の編集対象画像が確認しやすいように少なくとも一部が透過性を有するように示されることが好ましい。このようにすることで、編集用画像を入力しようとする位置の背後の撮影画像が視認可能となり、顔の上などの編集用画像を入力したくない箇所が容易に確認できる。
また、落書きプレートの部分501以外の箇所は、重ねられた撮影画像が透過されて視認できるように構成されることが好ましい。このようにすることにより、編集対象とする撮影画像を確認しながら編集用画像を入力していくことができるため、出力されるイメージを意識した入力操作が行ないやすくなる。
落書きプレートの部分501である、編集用画像を配置する位置を表わす図形には、図14(A)〜(C)に示されるいわゆる図形の他、図14(D)に示されるような文字も含まれる。写真自動販売機に手書きによるタッチペン14の軌跡に基づいて文字を入力するペン機能が備えられる場合、字があまり上手でないユーザなどはかわいい文字を書きたいが上手に書けないというような問題があった。その場合、図14(D)のような文字である部分501が含まれる落書きプレートを用いることで、手書き文字の手本となる下書きが編集対象である撮影画像上に表示され、その上からユーザ6がタッチペン14でなぞることができる。このため、かわいい文字が入力できる。
さらに、落書きプレートに含まれる文字である部分501は、ユーザ6が所望の言葉をタイプ入力していくことにより、タイプ入力に基づいて手書き文字の手本として作成されて、その上からペン入力できるようにしてもよい。この時、さらにフォントなどを選択できることが好ましい。このようにすることにより、字があまり上手でないユーザ6も、かわいい文字で所望する言葉を入力することができ、顧客満足を向上させることができる。
落書きプレート機能を用いた編集処理である第2の編集処理を、図15のフローチャートを用いて説明する。
図15を参照して、ユーザ6によって、図13に示される編集画面の選択ボタン表示領域82に選択可能に表示されている機能選択ボタンの中から、用いる機能として「落書きプレート」がタッチペン14でタッチされることにより選択されると(S600でYES)、第2の編集処理が開始される。
始めに、編集画面の選択領域81には、図16に示されるように、用いる落書きプレートを選択するための落書きプレート選択画面が表示される(S605)。
ステップS605において選択領域81に表示される落書きプレート選択画面には、選択可能な落書きプレートの選択肢と、選択された落書きプレートを編集処理において用いる落書きプレートとして決定する決定ボタン85aとが表示される。ユーザ6が選択肢の中からいずれかの落書きプレートを選択すると、落書きプレートが表示される画層がタブレットディスプレイ13に表示されることで、選択された落書きプレートが描画領域80に編集対象である撮影画像と重ねて表示される(S610)。このとき、図示されない切替ボタンにタッチしたり、選択中の落書きプレートとは別の落書きプレートの選択肢を選択したりすることにより、描画領域80の撮影画像上に表示される落書きプレートが切替わってもよい。そして、決定ボタン85aがタッチされたか否かが監視され(S615)、決定ボタン85aがタッチされるまで(S615でNO)、ステップS605,S610の落書きプレート選択処理が継続される。
決定ボタン85aがタッチされると(S615でYES)、選択されていた落書きプレートが編集処理において用いる落書きプレートとして決定され、撮影画像上に表示される。
さらに、図17に示されるように、選択領域81に、編集処理において用いるスタンプ画像などの編集用画像を選択するための編集用画像選択画面が表示される。編集用画像選択画面には、編集対象の撮影画像に入力する編集用画像の選択肢と、撮影画像上に表示された落書きプレートを消去するプレート消去ボタン86とが表示される。選択可能な編集用画像は、コンピュータ装置101の記憶部に格納されているすべての編集用画像であってもよいし、予め設置者等によって設定されている編集用画像であってもよいし、決定された落書きプレートに対応付けられて記憶部に格納されている編集用画像であってもよい。
ユーザ6は、選択領域81の編集用画像選択画面において所望の編集用画像をタッチして描画領域80上に編集用画像を入力する(S620)。このときに、描画領域80上の撮影画像上に表示されている落書きプレートの部分501を参考にしながら編集用画像を入力することで、美しく編集用画像を配置入力することができる。
なお、ここでは、決定ボタン85aをタッチして落書きプレートを決定した後に編集用画像の入力ができるものとしているが、落書きプレート選択画面に決定ボタン85aがなく、落書きプレートと編集用画像とを同時に表示しておいて順次切替えたり入力したりするような形態でも構わない。
ステップS620の編集用画像を入力の際、プレート消去ボタン86がタッチされたか否かが監視される(S625)。プレート消去ボタン86がタッチされるまで(S625でNO)、ステップS620の編集用画像入力処理が継続される。
そして、プレート消去ボタン86がタッチされると(S625でYES)、図18に示されるように落書きプレートが表示される画層をタブレットディスプレイ13に表示させないようにすることで、落書きプレートが編集画面の描画領域80上から消去される(S630)。
なお、落書きプレートは、編集画面に表示されるのみで、編集対象画像を印刷または出力するための合成時には用いられない。すなわち、印刷または出力時には落書きプレートは、消去ボタン86によって編集画面上の落書きプレートの表示が消去されていても消去されていなくても、印刷または出力する媒体には表示されない。たとえば、消去ボタン86がタッチされないまま編集時間が終了し、編集画面に落書きプレートが表示されていたとしても、印刷または出力時には表示されない。また、落書きプレートの消去ボタン86がないような構成であってもよい。
このようにステップS190での編集処理において落書きプレートが使用されることで、ユーザ6は所望の編集用画像を用いて、美しい配置の写真を効率的に作成することができる。そのため、顧客満足度を向上させることができる。
[編集処理3]
上述のステップS190で実行される編集処理のうち、図13に示される編集画面において「落書きレイアウト」を選択して行なわれる、落書きレイアウト機能を用いた編集処理である第3の編集処理について説明する。
落書きレイアウト機能とは、選択されたスタンプ画像やライン画像やフレーム画像などの装飾・編集するための編集用画像を、配置用画像として配置用画像を相応したレイアウトで配置した配置情報表示をすることによって、ユーザ6の編集入力を補助する機能である。
落書きレイアウト機能を用いた編集処理である第3の編集処理を、図19のフローチャートを用いて説明する。
図19を参照して、ユーザ6によって、図13に示される編集画面の選択ボタン表示領域82に選択可能に表示されている機能選択ボタンの中から、用いる機能として「落書きレイアウト」がタッチペン14でタッチされることにより選択されると(S700でYES)、第3の編集処理が開始される。
始めに、編集画面の選択領域81には、図20に示されるような、スタンプなどの編集用画像を配置用画像として選択するための配置用画像選択画面が表示される(S705)。
ステップS705において選択領域81に表示される配置用画像選択画面には、配置用画像として選択可能な編集用画像の選択肢と、配置用画像として選択された各編集用画像の選択状態を解除するための各編集用画像に対応した削除ボタン87a,87b(これらを代表させて削除ボタン87という)と、選択された編集用画像を配置用画像として決定する決定ボタン85bとが表示される。ユーザ6が所望の編集用画像を選択すると、選択された編集用画像が配置用画像として選択領域81に表示される(S710)。このとき、配置用画像と同時に配置用画像の近傍に削除ボタン87が表示される。このようにすることにより、編集用画像を配置用画像として一度選択してみたものの、やはり気に入らないというときなどに、その選択状態を解除することができる。そして、削除ボタン87がタッチされたか否かが監視され(S715)、削除ボタン87がタッチされていない場合には(S715でNO)、さらに、決定ボタン85bがタッチされたか否かが監視される(S725)。決定ボタン85bがタッチされるまで(S725でNO)、ステップS705〜S720の配置用画像選択処理が継続される。
削除ボタン87がタッチされると(S715でYES)、該当する配置用画像として選択されている編集用画像の選択状態が解除され、ステップS705〜S720の配置用画像選択処理が継続される。
決定ボタン85bがタッチされると(S725でYES)、図21に示されるような、選択領域81に、編集処理において用いる落書きレイアウトを選択するための落書きレイアウト選択画面が表示される。レイアウト選択画面には、ステップS725で決定された配置用画像に対応した、それらの配置用画像を利用した落書きレイアウトの選択肢と、選択された落書きレイアウトを編集処理において用いる落書きレイアウトとして決定する決定ボタン85cとが表示される。
ユーザ6は、選択領域81のレイアウト選択画面において所望の落書きレイアウトを1つタッチして選択する(S730)。ステップ730でユーザ6が選択肢の中からいずれかの落書きレイアウトを選択すると、落書きレイアウトが表示される画層がタブレットディスプレイ13に表示されることで、選択された落書きレイアウトが描画領域80に編集対象である撮影画像と重ねて表示される(S735)。このため、ユーザ6が所望する配置用画像を用いて、簡単に短時間で美しく撮影画像に落書きができる。
なお、選択していた配置用画像が気に入らない場合、落書きレイアウト選択画面に表示される「スタンプを選びなおす」ボタンがタッチされることにより、処理をステップS705に戻し、もう一度配置用画像としての編集用画像を選択し直す処理が行なわれてもよい。
また、図22に示されるように、ステップS735において描画領域80上に選択された落書きレイアウトが表示されている状態の間は、描画領域80上の各配置用画像が個別に位置移動されたり削除されたり、落書きレイアウト選択画面上において配置用画像の編集が行なえるようにしてもよい。これは、各配置用画像を異なる画層で形成しておき、タッチペン14がタッチされた領域が、1つの配置用画像の座標情報と同一または近似の範囲である時に、該当する配置用画像の画層を移動可能にしておくことで実現される。
ステップS735において描画領域80上に選択された落書きレイアウトが表示されている状態の間、選択領域81に表示されたレイアウト選択画面の決定ボタン85cがタッチされたか否かが監視される(S740)。決定ボタン85cがタッチされるまで(S740でNO)、ステップS730〜S740の落書きレイアウト選択処理が継続される。
決定ボタン85cがタッチされると(S740でYES)、現在の落書きレイアウトで配置用画像の位置が確定される(S745)。
このようにステップS190での編集処理において落書きレイアウトが使用されることで、ユーザ6は所望の編集用画像を用いて、美しい配置の写真を効率的に作成することができる。そのため顧客満足度を向上させることができる。さらに、操作時間を短縮させることができる。
なお、ステップS190での編集処理である落書きプレート処理、落書きレイアウト処理などいずれの編集処理においても、選択領域81の表示領域が狭くて操作が困難である場合は、編集画面上に別の画面を表示して該処理の操作を行なえるように構成してもよい。または、ステップS190の編集処理よりも以前の処理において落書きプレート処理、落書きレイアウト処理などの処理のための操作が行なえるようにしてもよい。
[印刷画像取扱設定]
上述のステップS195における印刷画像取扱設定について、具体的に説明する。ステップS195では、印刷画像取扱設定として、印刷対象とする画像の選択と共に、印刷対象とする画像の評価である利用形態の再設定あるいは変更を行なう。
図23(A)は、シール等の印刷媒体に印刷する画像を決定するための印刷画像設定画面の具体例を示す図である。図23(A)において、画像A〜Fは、撮影画像と編集入力された画像とを合成した合成画像を表わすサムネイル画像である。
図23(A)を参照して、印刷画像設定画面においては、印刷対象である画像が、設定されている利用形態と共に表示され、さらに画像ごとに、印刷対象を解除するための削除ボタンが表示される。具体的には、図23(A)において、「ノーマル撮影」コースの場合にはステップS335で、または「フリー撮影」コースの場合にはステップS435で、画像取扱設定時に高い評価が設定されている撮影画像から得られる合成画像C,D,E,Fは、その近傍に通常の印刷がなされることを示す「普通に印刷されるよ」が表わされた画像が付加されて表示されている。また、低い評価が設定されている撮影画像から得られる合成画像A,Bには、その近傍に「おまけ画像」として余白などに印刷がなされることを示す「おまけで小さく印刷されるよ」が表わされた画像が付加されて表示されている。
ステップS335やステップS435の画像取扱設定時に評価が低く設定されていた場合であっても、その撮影画像に対して編集入力が上手にできた場合など、撮影時と編集後とでは画像の評価が変動することもあり得る。そのため、ステップS195の印刷画像設定では、通常の印刷で印刷する合成画像と、余白などに「おまけ画像」として印刷する合成画像とを取替えることができるようにしておくなど、評価の1つとして画像に設定された利用形態を印刷前に変更あるいは再設定可能とする。
図23(A)に示された印刷画像設定画面では、印刷対象である画像に対応付けられて表示されている削除ボタンにタッチすることで、その画像を印刷対象から解除することができる。さらに、印刷対象から解除された際には、その画像に対応付けられて表示されている削除ボタンは復帰ボタンに変更され、その画像を再び印刷対象に復帰させるために用いられてもよい。
図23(B)は、図23(A)に示された印刷画像設定画面において、合成画像に設定されている利用形態の変更方法を説明する図である。
たとえば、ステップS190での編集を行なった結果、合成画像Aの方が、合成画像Aよも高い評価が設定されている合成画像Fよりもユーザ6の気に入るものとなったときなど、合成画像Fと合成画像Aとの利用形態を変更したい場合、タブレットディスプレイ13上の合成画像Fのサムネイル画像をタッチし、続いて合成画像Aのサムネイル画像をタッチすると、図23(B)に示されるように、合成画像Fと合成画像Aとの利用形態を入替える変更を行なうことができる。
また、印刷画像設定は、上述のように印刷画像を1つ1つ変更する形態でなくてもよい。図24はシール等の印刷媒体に印刷する画像を設定するための印刷画像設定画面の他の具体例を示す図である。図24においても、画像A〜Fは、撮影画像と編集入力された画像とを合成した合成画像を表わすサムネイル画像である。
図24を参照して、印刷画像設定画面においては、印刷対象とすることのできるすべての合成画像A〜Fが、「ノーマル撮影」コースの場合にはステップS335で、または「フリー撮影」コースの場合にはステップS435で、画像取扱設定時に設定された評価の高い撮影画像から得られる合成画像の順に並んで表示される。そして、画像A〜Fに示される印刷対象とすることのできるすべての合成画像の中から、印刷したい画像のみを選択することによって、印刷対象画像を決定できる。
さらに図24に示される印刷画像設定画面には、利用形態ごとに、その利用形態を設定しようとする合成画像を表わすサムネイル画像を選択入力する領域が含まれており、利用形態ごとにその利用形態で印刷したい画像のみを選択することによって、印刷対象画像とその画像の利用形態とを決定する。すなわち、ステップS190の編集入力が終了した後に印刷対象とする画像の選択を行ない再設定するような形態であってもよい。あるいは印刷対象としない画像を選択することができるようにしておいてもよい。
また、利用形態には、どのように印刷されるかだけでなく、どのように出力されるかが含まれる。たとえば、印刷するだけでなく携帯電話などに合成画像を送信できるような写真自動販売機の場合、利用形態としてどの合成画像を携帯電話に送信するのか設定できてもよい。
さらに、利用形態として、印刷する画像の大きさや位置などが評価に対応して設定されてもよい。たとえば、評価の高い画像は大きく印刷されたり、目立つ位置に印刷されたり設定されてもよい。
このようにして、印刷対象とすることのできる合成画像について、撮影画像に設定された評価に応じて利用形態を設定することができるため、より顧客の満足する印刷シールを作成することができる。このため、顧客満足が向上する。
なお、図25に、ステップS210において印刷レイアウトにしたがって生成され、シール等の印刷媒体に印刷される印刷画像データの具体例であって、具体的には、図23(B)に示される利用形態が設定された合成画像A〜Fを印刷するための印刷画像データの具体例を示す。
図25に示されるように、この場合、ステップS195において、図23(B)に示される印刷画像設定画面で通常の印刷をする旨の設定がなされた合成画像C,D,E,Aは通常の位置に配置され、「おまけ画像」として印刷をする旨の設定がなされた合成画像B,Fは「おまけ画像」として余白に配置される。
さらに、上述の写真自動販売機のコンピュータ装置101の制御方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc-Read Only Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、電気通信回線や衛星通信回線などのネットワークを介してプログラムを提供することもできる。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 筐体、2,2a,2b 編集筐体、3 撮影空間、4,4a,4b 編集空間、5 背景部、6 ユーザ、7 撮影中ランプ、8 プリント取出口、9 印刷ランプ、10 用紙切れランプ、11 エラーランプ、12 プリンタ、13,13a,13b タブレットディスプレイ、14,14a〜14d タッチペン、18,18a〜18f 照明ボックス、20 レリーズスイッチ、21 カメラ、22 ライブモニタ、23,23a〜23d スピーカ、24 タッチパネルディスプレイ、26 コイン投入口、27 コイン返却口、28 フロントドア、29,29a,29b フラッシュ、30 照明装置、31 電源スイッチ、32 踏み台、40,40a〜40c サイドカーテン、41 ロールスクリーン、42 巻取装置、80,81,83,301,303,305,307 領域、85,86,87 ボタン、101,101a,101b コンピュータ装置、102 制御部、103 電源制御部、104 UPS、105 サービスパネル、106 フラッシュ制御部、107 コイン制御部、110 通信端末、401a,401b 編集部、501 部分。