JP4306134B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイクロコンピュータを用いた加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の加熱調理器としては、例えば、特開平11―281064号公報に記載されているようなものがあった。図4は、前記公報に記載された従来の加熱調理器の構成を示すものである。
【0003】
図4において、1はマイクロコンピュータ(表示制御手段)、2はキー回路、3は表示制御回路、4は液晶ディスプレイ、5は不揮発性メモリーである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、キー回路2内に切り替え表示画面の所望画面に栞を付与するための栞付与指示手段を設け、その指示手段からの入力がなければ、表示させたい画面にジャンプすることは不可能なため、レシピの表示中に、他の調理を行いたい場合、栞付与指示手段により指示した上で、他調理を行い、また、すぐに、前画面に戻りたい場合、栞を付与した画面を選択して戻らなければならず、操作性が煩雑であるという課題を有していた。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、所要時間の長い調理のレシピを表示している際に別の調理を行いたい場合、それを可能にするとともに、その調理が終われば、自動的に、前回表示していた調理レシピの画面に戻る構成としたとした加熱調理器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、常時表示画面の位置を記憶する構成にし、途中で、別の調理等の割り込みが入った場合、表示画面制御手段により、その位置を記憶して、調理が終了、取り消された状態で、自動的に判断して前回の表示画面位置に復帰する構成としたものである。
【0007】
これによって、所要時間の長い調理中に他調理を行いたい場合、また第三者によって他調理がされても、終了時には自動的に復帰することが可能になり、煩わしいキー操作なく調理を進行することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、食品を加熱する加熱室と、前記加熱室へ高周波出力を供給する高周波発振器と、前記高周波発振器を制御する制御手段と、メニューの選択や加熱のための条件を入力する複数の入力キーを有する入力手段と、複数の画面からなる調理レシピや加熱制御状態を表示する表示手段と、あるメニューにおける複数画面中の現在表示画面を記憶する画面位置記憶手段と、前記画面位置記憶手段と前記表示手段を制御する画面位置制御手段を備えた加熱調理器において、前記画面位置制御手段は、前記入力手段により複数の画面を前記表示手段に表示させるとともに、現在表示している画面を認識し前記画面位置記憶手段に記憶させ、別の調理を選択して調理することを可能にし、該調理が終了後自動的に前回の表示画面に戻すことを特徴とするものである。これにより、複数の画面からなる調理レシピ等の表示されている画面位置を常時記憶することが可能となり、いかなる割り込みが入って表示が中断されても復帰することが可能な構成にすることができる。
【0009】
また、調理レシピ等の表示中に他の調理を行う事が可能になるとともに、その調理が終了後、自動的に前回の表示画面に戻るため、所要時間の長い調理における下ごしらえ等の間に牛乳を温めるなどの割り込み調理が簡単に行え、自動的に復帰するため、進行中の調理もとぎれることなく、行うことができ、操作性を向上することができる。
【0010】
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、画面位置記憶手段を、電源OFF時にも消去されない記憶媒体とすることにより、調理レシピ等表示中の瞬停・停電等により、電源供給が遮断されても、電源復帰時に前回表示画面を表示する事が可能になり、再度設定し直すことなく続きが行え、操作性を向上することができる。
【0011】
また請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、画面位置記憶手段を、着脱可能な記憶媒体とすることにより、調理レシピ等の表示画面を記憶した着脱可能な記憶媒体を他機器でも表示する事ができ、再度設定し直すことなく、調理の続きを行うことを可能にするため、操作性を向上することができる。
【0012】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0013】
(実施例1)
図1は、本発明の第1の実施例における加熱調理器の構成図である。また、同加熱調理器の外観図を図2に示す。図1において、高周波出力を加熱室6に照射する高周波発振器7と、制御手段8を接続し、マイクロコンピュータ9(以下マイコンと称す)により制御手段8を制御し、高周波出力を可変にしている。
【0014】
以上のように構成された加熱調理器について、以下にその動作、作用を説明する。
【0015】
まず、操作部10にある入力手段11により、メニューを選択し、選択されたメニューはマイコン9で制御され、表示手段12により、表示部13に表示される。そして、入力手段11により、調理レシピの表示を行う指示が出されると、マイコン9内の画面位置制御手段14により現在表示している画面を記憶するために、画面位置記憶手段15に信号が送られ、現在表示画面の位置が記憶される。そして、入力手段11により、順次次画面の表示に移行し、調理レシピの内容を表示手段12で、見ることが可能である。
【0016】
特に所要時間の長い調理においては、下ごしらえの表示をしている時に子供の牛乳のあたためなど、別の調理を行いたい場合がある。その場合、調理レシピを表示中であっても、そのまま、入力手段11により牛乳が設定されると、画面位置制御手段14は、現在表示画面を牛乳の表示に切り替え、表示手段12に表示させる。そして、調理が終了または取り消されると、画面位置制御手段14は、画面位置記憶手段15から前回の表示画面位置を取り込み、表示手段に自動的に前回の表示画面位置を表示させる。
【0017】
なお、表示手段としては、液晶、LED、蛍光表示管などがあり、また、ドットマトリクス式を用いることにより、調理レシピ等複雑な表示にも対応可能である。さらに、カラータイプの表示手段により、調理画像などの表示も可能にし、操作性の向上にもつながる。
【0018】
また、記憶手段としては、マイコン9の内部RAMに格納する方法、マイコン9周辺に接続された、不揮発性メモリーに格納する方法、あるいは、着脱可能なカード式の記憶媒体、フロッピーディスク等がある。
【0019】
さらに、入力手段としては、タッチパネルを用いる方法等もある。
【0020】
以上のように、本実施例においては表示画面位置を常時自動的に記憶させることにより、他調理の割り込みが入ることにより、表示が中断されても、調理終了、取り消しにより前回表示していた画面に復帰することが可能になり、所要時間の長い調理においても、煩わしい操作をすることなく調理することができる。
【0021】
また、本実施例では、記憶手段として、電源OFF時にも消去されない記憶媒体とすることにより、瞬停・停電等により電源が遮断されても前回表示画面位置を記憶しておくことができ、電源復帰時に表示させることが可能なため、調理レシピを再設定することなく、調理を進行することもできる。
【0022】
また、本実施例の記憶手段を着脱可能な記憶媒体とすることにより、特に、他機器で調理レシピ表示可能な機器において、途中画面から表示することができ、表示場所を固定することなく、調理を進行することができ、操作性を向上することができる。
【0023】
(実施例2)
図3は、本発明の第2の実施例における加熱調理器のフローチャートである。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0024】
まず、マイコン9はステップS1にて、入力手段11からの入力信号により、レシピの表示中か否かの判断を行い、レシピ表示中であれば、ステップS2に移行し、現在画面の記憶済みか否かについて判断を行う。そこで、未記憶であれば、ステップS3にて、現在画面位置を画面位置記憶手段15に記憶させる。記憶済みであれば、ステップS4に移行する。レシピ表示中でなければ、これらステップS2、S3の処理は飛ばされ、ステップS4に移行する。
【0025】
次に、ステップS4では、調理レシピ表示中に他調理が設定されれば、調理割り込み中になり、他調理割り込み中であれば、ステップS5に移行し、他調理の表示画面に移行する。ここで、他調理割り込み中でなければ、以下の処理を飛ばして、ステップS1に戻る。
【0026】
ステップS5で他調理表示に切り替えた後、ステップ6に移行し、調理終了か否かの判断を行う。調理終了までは、ステップS1に戻り、繰り返し他調理表示を行い、調理終了になれば、ステップS7に移行し、画面位置記憶手段15から、前回表示画面を呼び出し、ステップS8の処理に移行し、画面表示をレシピ表示に自動的に変更する。これらを繰り返すことにより、調理レシピ表示中に他調理が設定されても、自動的に復帰が可能な構成としている。
【0027】
なお、他調理割り込み中の判断を必要分用意することに、他調理中の他調理等、重複割り込みも可能になることは言うまでもない。また、レシピ表示中の別レシピ表示も、現在画面位置を複数個用意することで可能になる。
【0028】
さらに、レシピ表示中の判断と、他調理割り込み中の判断は、順不同でも可能で、プログラムが容易な方式にすればよい。場合によっては、判断が不要になることもあり得る。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、本発明の加熱調理器によれば、所要時間の長い調理レシピ表示中に他調理をすることが可能になり、また、調理が終了または取り消された時点で、自動的に復帰することができ、下ごしらえ等の手の汚れている最中に第三者が別調理をしても、問題なく復帰でき、操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における加熱調理器の構成図
【図2】 同加熱調理器の外観図
【図3】 本発明の実施例2における加熱調理器のフローチャート
【図4】 従来の加熱調理器の構成図
【符号の説明】
6 加熱室
7 高周波発振器
8 制御手段
11 入力手段
12 表示手段
14 画面位置制御手段
15 画面位置記憶手段
Claims (3)
- 食品を加熱する加熱室と、前記加熱室へ高周波出力を供給する高周波発振器と、前記高周波発振器を制御する制御手段と、メニューの選択や加熱のための条件を入力する複数の入力キーを有する入力手段と、複数の画面からなる調理レシピや加熱制御状態を表示する表示手段と、あるメニューにおける複数画面中の現在表示画面を記憶する画面位置記憶手段と、前記画面位置記憶手段と前記表示手段を制御する画面位置制御手段を備えた加熱調理器において、前記画面位置制御手段は、前記入力手段により複数の画面を前記表示手段に表示させるとともに、現在表示している画面を認識し前記画面位置記憶手段に記憶させ、別の調理を選択して調理することを可能にし、該調理が終了後自動的に前回の表示画面に戻すことを特徴とする加熱調理器。
- 前記画面位置記憶手段を、電源OFF時にも消去されない記憶媒体とする請求項1に記載の加熱調理器。
- 前記画面位置記憶手段を、着脱可能な記憶媒体とする請求項1に記載の加熱調理器。
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