JP4308108B2 - Drilling tool - Google Patents
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Description
本発明は、電動ドリル等の回転工具にアタッチメントとして装着して、回転工具の動力により回転軸を回転させて、天井板、壁板等に種々の径の透孔を穿孔する穿孔具に関するものである。 The present invention relates to a drilling tool that is attached to a rotary tool such as an electric drill as an attachment and rotates a rotary shaft by the power of the rotary tool to drill through holes of various diameters in a ceiling plate, a wall plate, etc. is there.
上記した穿孔具の一つとして、特許文献1に開示のものが知られている。特許文献1に開示の穿孔具において、孔径の調節は、止めねじ17を緩めて長孔20に沿ってアーム16を手でスライドさせることにより、センタードリル14から刃18までの距離を変えて行う。しかし、上記作業は、一対のアーム16をそれぞれ手動でスライドさせ、該アーム16に設けられた目盛りを所定径に合わせて、止めねじ17を緩めて固定するため、面倒で作業性も悪く、ヘッド体15に対する両アーム16の固定位置のズレが生じ易い。また、目盛りの読み違い等もある。この場合には、センタードリル14から各刃18までの距離にズレが生じ、所定径の透孔を綺麗に穿孔できない問題があった。更に、両アーム16は、センタードリル14を中心にして回動可能であるため、前記止めねじ17を緩めたり、締め付けたりする作業、アーム16のスライド作業等において、該アーム16が回動するため、孔径の調節作業が行いにくく、また刃18が不意に回動することがあり、これにより負傷することもあった。
As one of the above-described punching tools, the one disclosed in
そこで、本出願人は、対向端部に刃体を取付けた一対のアーム体をラック・ピニオン機構によって互いに逆方向に同一量だけ同期スライドさせて、一対の刃体の間隔を穿孔径となるように調節する機構を案出した。この調節機構によれば、手動でないために作業性がよく、一対のアーム体を正確な位置までスライドさせて当該位置で固定させることが可能であり、更に「止めねじ」等が突出しない構造となって、利点が多い。 Therefore, the applicant of the present invention synchronously slides a pair of arm bodies with blades attached to opposite ends by the same amount in opposite directions by a rack and pinion mechanism so that the distance between the pair of blade bodies becomes the drilling diameter. I devised a mechanism to adjust to. According to this adjustment mechanism, since it is not manual, the workability is good, the pair of arm bodies can be slid to an accurate position and fixed at the position, and the “set screw” or the like does not protrude. There are many advantages.
しかし、前記調節機構を備えた穿孔具により石膏ボード等から成る壁板に押し付けて穿孔作業を行うと、穿孔具は穿孔作業により発生する大量の切粉を全体に被り、その結果として、調節機構であるラック・ピニオン機構を構成するラック体の凹凸状のラック歯の部分に切粉が堆積することは避けられない。このため、穿孔作業を終了する毎に、ラック体の凹凸状のラック歯に堆積した切粉を綺麗に除去しないと前記ラック・ピニオン機構が作動せず、穿孔径の調節ができなくなって、非常に不便となる。
本発明は、ラック・ピニオン機構によりアーム体をスライドさせて、前記アーム体に取着された刃体による穿孔径を調節する構成の穿孔具において、前記ラック・ピニオン機構を構成するラック体の凹凸状のラック歯の部分に穿孔作業により発生する切粉が堆積するのを防止することを課題としている。 The present invention relates to an unevenness of a rack body constituting the rack and pinion mechanism in a drilling tool configured to adjust a drilling diameter by a blade body attached to the arm body by sliding the arm body by a rack and pinion mechanism. An object of the present invention is to prevent the chips generated by the drilling operation from accumulating on the rack teeth.
上記の課題を解決するための請求項1の発明は、センター軸と、該センター軸の軸方向と直交する方向に延設され、前記延設方向にスライド可能なアーム体と、該アーム体に取着された刃体と、を備えた穿孔具であって、前記アーム体は、該アーム体の延設方向に沿って連続する凹凸状のラック歯を有するラック体を有し、前記ラック歯と噛合するピニオンの回転により、前記延設方向に沿ってスライドして、前記刃体による穿孔径を調節可能な構成であり、前記ラック体には、前記刃体の穿設により発生した切粉がラック歯の間の凹部に詰まるのを防止して、前記凹部内に入り込んだ切粉を通過・排出させるべく、前記凹部におけるラック歯の反対側に向けて該凹部と連通して設けられた切粉排出路と、該切粉排出路内の切粉をラック体の外部に排出させるべく、前記ラック体の側方又はラック歯と対向する側に前記切粉排出路と連通して設けられた切粉排出口と、を備えていることを特徴としている。
The invention of
センター軸を中心に刃体を回転させて行う穿孔作業中には大量の切粉が発生して、ラック・ピニオン機構を構成するラック体の凹凸状のラック歯に降りかかって堆積しようとする。請求項1の発明においては、ラック体には、上記した切粉排出路と切粉排出口とが形成されているため、凹凸状のラック歯の表面に堆積しようとする切粉は、相隣接するラック歯の間の凹部と連通するように、前記ラック歯と反対側に向けて形成された切粉排出路を通った後に、該切粉排出路と連通する切粉排出口からラック体の外側に排出される。しかも、穿孔作業中には、穿孔具全体に振動が発生しており、この振動は切粉排出路から切粉が排出され易いように作用する。この結果、ラック体の表面の凹凸状のラック歯には切粉が堆積されなくなって、ラック・ピニオン機構により一対のアーム体を互いに逆方向に同期スライドさせて、一対の刃体の間隔を穿孔径となるように変更する作業を確実に行える。
During the drilling operation performed by rotating the blade body around the center axis, a large amount of chips are generated and tries to deposit on the uneven rack teeth of the rack body constituting the rack and pinion mechanism. In the invention of
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記切粉排出路は、前記ラック体の側部に設けられた切粉排出口から切粉の排出を容易にすべく、ラック歯の幅方向に対して傾斜した傾斜面で形成されることを特徴としている。このため、ラック体の相隣接するラック歯の間の凹部の底面を傾斜面とするのみで、切粉排出路が形成されると共に、ラック体の一側面に切粉排出口が形成され、前記凹部に入り込んだ切粉は、傾斜面で形成された切粉排出路を通った後に、ラック体の側面の切粉排出口から確実に排出される。 According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the chip discharge path is provided with a rack tooth for facilitating the discharge of the chips from a chip discharge port provided in a side portion of the rack body. It is characterized by being formed with an inclined surface inclined with respect to the width direction. For this reason, only by making the bottom surface of the recess between adjacent rack teeth of the rack body an inclined surface, a chip discharge path is formed, and a chip discharge port is formed on one side of the rack body, The chips that have entered the recess are reliably discharged from the chip discharge port on the side surface of the rack body after passing through the chip discharge path formed by the inclined surface.
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記切粉排出口が前記ラック体の側面及び底面の双方に設けられるように、前記ラック歯は、アーム体の延設方向に沿って所定間隔をおいて、該アーム体の側面から前記延設方向と直交する方向に独立して突設された多数の突出体により形成されることを特徴としている。このため、ラック歯が独立した多数の突出体により形成されていて、ラック体の側面及び底面の双方に切粉排出口が形成されているため、ラック体のラック歯の間に入り込んだ切粉は、ラック体の側面及び底面の双方の切粉排出口からラック体の外部に即座に排出される。
The invention according to
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明において、一対のアーム体を備え、該一対のアーム体に取付けられた各ラックと前記ピニオンとが噛合して、該ピニオンの回転による一対のアーム体の逆方向のスライドにより、各アーム体に取着された一対の刃体の間隔を変更して、穿孔径が調節可能になっていることを特徴としている。このため、前記ピニオンの回転により一対のアーム体が逆方向に同期スライドして、一対の刃体の間隔が変更されて、穿孔径が調節される。 According to a fourth aspect of the present invention, in any of the first to third aspects of the present invention, a pair of arm bodies is provided, and each rack attached to the pair of arm bodies meshes with the pinion to rotate the pinion. The perforation diameter can be adjusted by changing the interval between the pair of blade bodies attached to each arm body by sliding the pair of arm bodies in the reverse direction. For this reason, the pair of arm bodies are synchronously slid in the reverse direction by the rotation of the pinion, the interval between the pair of blade bodies is changed, and the drilling diameter is adjusted.
本発明によれば、ラック・ピニオン機構によりアーム体をスライドさせて、前記アーム体に取着された刃体のセンター軸からの距離を変更させて穿孔径を調節する構成の穿孔具において、前記ラック・ピニオン機構を構成するラック体の相隣接するラック歯の間の凹部に切粉排出路を前記凹部に連通させて形成すると共に、前記切粉排出路を通った切粉をラック外に排出させるための切粉排出口が前記切粉排出路に連通して形成されているので、穿孔作業中において発生する切粉が前記凹部に入り込んでも、そのまま切粉排出路及び切粉排出口を通ってラック外に排出される。よって、ラック体の前記凹部に切粉が堆積しなくなって、前記ラック・ピニオン機構によって、センター軸から刃体までの距離を変更して穿孔径を調節する作業を確実に行える。 According to the present invention, in the drilling tool configured to adjust the drilling diameter by sliding the arm body by the rack and pinion mechanism and changing the distance from the center axis of the blade body attached to the arm body, A chip discharge path is formed in the recess between adjacent rack teeth of the rack body constituting the rack and pinion mechanism, and the chip passing through the chip discharge path is discharged out of the rack. Since the chip discharge port is formed in communication with the chip discharge path, even if the chip generated during the drilling operation enters the recess, the chip discharge path and the chip discharge port are directly passed through. And discharged outside the rack. Therefore, chips do not accumulate in the recess of the rack body, and the rack and pinion mechanism can reliably perform the operation of changing the distance from the center shaft to the blade body and adjusting the drilling diameter.
以下、本発明の最良の実施形態を複数挙げて、本発明を更に詳細に説明する。 Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to a plurality of the best embodiments of the present invention.
図1は、本発明に係る穿孔具Cの一部を破断した斜視図であり、図2は、同じく平面図であり、図3は、同じく正面断面図であり、図4は、穿孔具Cの主要部(駆動軸支持ホルダーH1 及びカバーVを除いた部分)の分解斜視図である。図1ないし図4において、穿孔具Cは、先端部のみにドリル部24が形成されたセンター軸Sと、圧縮バネ1の復元力により後退方向に付勢された状態で駆動軸10を支持する略筒状の駆動軸支持ホルダーH1 と、前記駆動軸10における前記駆動軸支持ホルダーH1 から穿孔側に突出した部分に一体に取着されるブロック状のアーム体取着ホルダーH2 と、該アーム体取着ホルダーH2 の対向側面の外側に、前記センター軸Sの突出方向と直交する方向に沿ってスライド可能に取付けられる一対のアーム体Aと、該一対のアーム体Aを同期させて互いに逆方向に同一量だけスライドさせるためのラック・ピニオン機構R(図6参照)と、前記一対のアーム体Aの長手方向に沿った対向端部(反対端部)にそれぞれ取着される一対の刃体Kとを備えている。
1 is a perspective view in which a part of a punching tool C according to the present invention is broken, FIG. 2 is a plan view, FIG. 3 is a front sectional view, and FIG. it is an exploded perspective view of a main part of a (portion excluding the drive shaft supporting the holder H 1 and cover V). 1 to 4, the drilling tool C supports the
図3において、駆動軸支持ホルダーH1 は、一端部にカバー取着用鍔板部2が形成されたホルダー本体3と、該ホルダー本体3における前記鍔板部2と反対側の部分の外側に回動可能に嵌着された切削深さ調整リング4と、前記ホルダー本体3から切削深さ調整リング4の抜け出しを防止するために、ホルダー本体3における鍔板部2と反対側の端面に複数のビス(図示せず)を介して取付けられる蓋体5とを備えている。駆動軸10は、圧縮バネ1の復元力により後退方向に付勢された状態でホルダー本体3に貫通支持されている。圧縮バネ1は、ホルダー本体3の円筒部3aに内装されて、該円筒部3aの底面3bと駆動軸10に一体に取付けられたバネ受け具6との間に弾装されている。バネ受け具6には、その半径方向に沿って当接アーム6aが一体に設けられていて、駆動軸10と一緒に進退するが、駆動軸10の回転時において回転しない構造になっている。切削深さ調整リング4における中心角がほぼ180°の範囲の部分には、前記バネ受け具6に一体に設けられた当接アーム6aが当接する当接面4aが形成されていて、前記当接面4aと切削深さ調整リング4の外側端面4bとの間の距離、換言するとバネ受け具6の当接アーム6aの移動距離は、周方向に沿って徐々に変化している。この構造により、ホルダー本体3に対して切削深さ調整リング4を回動させることにより、圧縮バネ1の復帰位置を基準とする駆動軸10の突出長、即ち一対の刃体Kの切削深さが調整可能となっている。なお、ホルダー本体3の円筒部3aには、該バネ受け具6に一体に設けられた当接アーム6aが挿入されるスリット3cが駆動軸10の軸心方向に沿って形成されている。
In FIG. 3, the drive shaft support holder H 1 is rotated to the outside of the holder
また、図4において、駆動軸10における駆動軸支持ホルダーH1 から突出した部分の先端には、ブロック状のアーム体取着ホルダーH2 が一体に取付けられている。また、アーム体取着ホルダーH2 には、センター軸Sの基端部が前記駆動軸10と同心となって挿入して取付けられている。センター軸Sは、その折損等の場合には、取り替えてアーム体取着ホルダーH2 に取付けられる。アーム体取着ホルダーH2 の対向側面の外側には、一対のアーム体Aがラック・ピニオン機構Rを介して互いに逆方向に同期して同一量だけスライド可能なように取着される。一対のアーム体Aは、アーム体本体11の内側面に取付けられるラック体12の上下方向に沿った取付位置が異なる点を除いて同一構成であって、同一構成のアーム体Aが共用されている。即ち、一方のアーム体Aには、その幅方向の一端部(天井板Pを穿孔する姿勢では、上端部)にラック体12が取付けられていると共に、他方のアーム体Aには、その幅方向の他端部にラック体12が取付けられている。このため、一対のアーム体Aにそれぞれラック体12が取付けられた状態では、各ラック歯12aは、斜方向(天井板Pを穿孔する姿勢では、斜上下方向)に沿って相対向している。アーム体本体11は、アーム体取着ホルダーH2 に取着された状態でセンター軸Sと直交する方向に沿って延設されていて、アーム体本体11の幅方向の両端部には、アーム体取着ホルダーH2 の対向側面であるアーム体取着面25の上下端部に形成された各ガイド部25bに所定の隙間を有して嵌着される鍔状の被ガイド部11aが取着状態を基準にして内方に屈曲形成されている。アーム体本体11の長手方向の一端部は、取着状態を基準にして内方にほぼ直角に屈曲されて、刃体取着部11bとなっていて、該刃体取着部11bの外側面に刃体Kが上方に向けてボルト13、ワッシャ14及び座金17を介して取着されている。アーム体本体11の幅方向の中央部には、後述のピニオン軸26及び締付ボルト41を挿通するための長孔11cが長手方向に沿って形成されている。また、一対のアーム体Aの一方のアーム体本体11の内側面には、ラック歯12aが上方を向いた状態で前記長孔11cの下方に配置されたラック15がビス16を介して固着されていると共に、他方のアーム体本体11の内側面には、ラック歯12aが下方を向いた状態で前記長孔11cの上方に配置されたラック15がビス16を介して固着されている。従って、一対のアーム体Aを構成する各アーム体本体11の内側面に固着される各ラック15は、これらと噛合する同歯数であって、ピッチ円径の等しい各ピニオン27のピッチ円径分だけ上下方向に沿ってずれて配置されている。また、当然のことながら、一対のアーム体Aに取付けられる各ラック体12のピッチは、各ピニオン27のピッチと等しい。この結果、一対のアーム体Aをアーム体取着ホルダーH2 の各アーム体取着面25に対向させてスライド可能に取着した状態において、一対のアーム体Aの内側面に取付けられた各ラック体12のラック歯12aは、斜上下方向に沿って対向している。なお、図4及び図5において、18は、アーム体本体11の長手方向の両端部に相上下して形成されたビス16の挿通孔を示す。
In FIG. 4, a block-shaped arm attachment holder H 2 is integrally attached to the tip of the portion of the
また、図5は、アーム体取着ホルダーH2 にラック・ピニオン機構R及び締付ボルト41を介して一対のアーム体Aが互いに逆方向に同一量だけスライド可能に取着された状態の斜視図であり、図6は、ラック・ピニオン機構Rの分解斜視図であり、図7は、図3のX−X線断面図であり、図8は、図7のY−Y線断面図である。図4ないし図8において、アーム体取着ホルダーH2 には、センター軸貫通孔21と直交する方向に沿ってピニオン軸貫通孔22及び締付ボルト貫通孔23がそれぞれ貫設されている。即ち、センター軸貫通孔21は、アーム体取着ホルダーH2 における駆動軸支持ホルダーH1 の端面と平行な面に貫設され、ピニオン軸貫通孔22及び締付ボルト貫通孔23は、アーム体取着ホルダーH2 におけるアーム体Aが取着される面に貫設されている。図7に示されるように、ピニオン軸貫通孔22及び締付ボルト貫通孔23は、センター軸貫通孔21の両側に該貫通孔21と等間隔をおいて貫設されている。センター軸Sは、駆動軸10よりも小径となっていて、センター軸Sはアーム体取着ホルダーH2 に廻止めビス(図示せず)によって固着され、駆動軸10はアーム体取着ホルダーH2 に溶接により固定されている。
FIG. 5 is a perspective view showing a state in which a pair of arm bodies A are slidably attached to the arm body attaching holder H 2 by the same amount in opposite directions via the rack and pinion mechanism R and the
また、アーム体取着ホルダーH2 の各アーム体取着面25には、ピニオン収容凹部25aが対向して形成されている(図4及び図7参照)。図6ないし図8に示されるように、ピニオン軸貫通孔22に貫通されたピニオン軸26には、前記各ピニオン収容凹部25aに配置される各ピニオン27が所定間隔をおいて固着されて、ピニオンユニットPUを形成している。ピニオンユニットPUの各ピニオン27の外側にそれぞれアーム体Aが配置されて、各ピニオン27と一対のアーム体Aの各ラック体12のラック歯12aとが互いに噛合している。即ち、図6に示されるように、ピニオンユニットPUを構成する一対のピニオン27は、ピニオン軸26に所定間隔をおいて固着されていて、一方のピニオン27は、その上方に配置された一方のラック体12のラック歯12aに噛合していると共に、他方のピニオン27は、その下方に配置された他方のラック体12のラック歯12aに噛合している。この構成によって、センター軸Sの近接位置において該センター軸Sと直交する方向に配置されたピニオン軸26の回転により、ラック体12が内側面に一体に取付けられた一対のアーム体Aを互いに逆方向に同一量だけ同期スライドさせられる。ピニオンユニットPUを構成するピニオン軸26の両端部は、一対のアーム体Aを構成するアーム体本体11の長孔11cを貫通して突出していて、各アーム体Aは、ピニオン軸26の一端部に取付けられたノブ28の端面28aと、ピニオン軸26の他端部に取付けられた止めリング29とにより所定の隙間を有して挟まれた形態となっている。このため、アーム体取着ホルダーH2 に対して一対のアーム体Aが外れることなく、互いに逆方向に同一量だけスライド可能となっている。なお、図4、図7及び図8において31は、ピニオン軸26の一端部に外嵌された前記止めリング29が外れるのを防止するEリングを示す。
In each arm
上記のようにして、ピニオン軸26の回転により一対のアーム体Aを互いに逆方向に同一量だけスライドさせて、各アーム体Aの対向端部に取着された一対の刃体Kの間隔(D)を穿孔径と同一とすべく調節した後に、締付ボルト41を介して一対のアーム体Aをアーム体取着ホルダーH2 に固着させる。ここで、アーム体取着ホルダーH2 にはピニオン軸26が、センター軸Sに対して直交し、しかも該センター軸Sに近接した状態で貫通支持されているため、上記のようにして一対の刃体Kの間隔を調節する際において、センター軸Sを回転させようとする回転力は殆ど発生しない。このため、一対の刃体の間隔変更作業中において、一対のアーム体A、即ち一対の刃体Kが回転する恐れがなく、安全に前記調節作業を行える。また、ピニオン軸26は、各刃体Kの突出方向(センター軸Sと平行な方向)と直交しており、しかも各刃体Kの略中央部に配置されているため、作業者の指先等が各刃体Kと接触する恐れがない状態で一対の刃体Kの間隔調節作業を行えるので、この点からも安全である。なお、図2及び図7において、実線及び二点鎖線は、それぞれ一対の刃体Kの最大間隔(D1 )及び最小間隔(D2 )を示す。
As described above, by rotating the
締付ボルト41は、アーム体取着ホルダーH2 の各アーム体取着面25にそれぞれアーム体Aを配置した状態において、アーム体取着ホルダーH2 の締付ボルト貫通孔23及び各アーム体Aの長孔11cを貫通している。アーム体取着ホルダーH2 と、該ホルダーH2 の各アーム体取着面25に対向して取着された一対のアーム体Aとは、締付ボルト41の一端の頭部41aと、該締付ボルト41の他端に螺合されるノブ付ナット42の端面によって強固に挟持されて一体化される。この状態で駆動軸10が回転して、該駆動軸10の先端にアーム体取着ホルダーH2 を介して取着された一対のアーム体Aが前記駆動軸10と同心であるセンター軸Sを中心に回転することにより、一対のアーム体Aの対向端部に取着された一対の刃体Kが回転して、天井板P等の壁板に対して一対の刃体Kの間隔(D)と同一の内径の透孔Bが穿孔される。なお、図4及び図7において、43は、一方のアーム体Aの外側面とノブ付ナット42の端面との間に介装される座金を示す。
Fastening
また、図5に示されるように、各アーム体Aを構成する一対の被ガイド部11aのうちセンター軸Sのドリル部24が配置される側の被ガイド部11aには、一対の刃体Kの間隔(D)と同一の穿孔径を表示する目盛り32が施されている。アーム体取着ホルダーH2 におけるセンター軸Sが貫通している相対向する一対の面のうち前記目盛り32が施された被ガイド部11aと同一側の表面34には、目盛り32を読み取る基準位置を示す矢印33が形成されている。
Further, as shown in FIG. 5, a pair of blades K is included in the guided
また、図1ないし図3に示されるように、駆動軸支持ホルダーH1 には、穿孔時に切粉が周辺に飛散するのを防止するカバーVが着脱可能に装着されている。カバーVは、円筒状をした周壁部51と、駆動軸支持ホルダーH1 のホルダー本体3が挿通可能な挿通孔52aが中心部に形成された底壁部52とから成り、底壁部52が駆動軸支持ホルダーH1 のカバー取着用鍔板部2に着脱可能に装着される。周壁部51の開口側には、外側に向けてフランジ状の鍔部51aが一体に形成されて、該鍔部51aには、穿孔時において壁板に当接して振動等を吸収するための振動吸収体53が貼り付けられている。振動吸収体53は、ゴム等の弾性体で構成される。
Further, as shown in FIGS. 1 to 3, the drive shaft supporting the holder H 1, a cover V that chips are prevented from scattering to the periphery is mounted detachably at the perforation. Cover V includes a
ここで、ラック・ピニオン機構Rを用いて一対のアーム体Aをスライドさせる構成であると、穿孔時に発生する切粉がラック体12の各ラック歯12aの間の凹部12bに詰まって、ラック・ピニオン機構Rの操作が困難又は不能になる恐れがある。特に、壁板の材質が石膏ボード等の場合には、切粉の発生量が多いために、各ラック歯12aの間の凹部12bに切粉が詰まり易い(堆積し易い)。そこで、図6及び図9に示されるように、ラック体12は、穿孔時において発生する切粉が隣接するラック歯12aの間の凹部12bに詰まるのを防止し得る構造にしてある。即ち、相隣接する各ラック歯12aの間の凹部12bの底面は、ラック歯12aの歯厚方向Qに対して大きく傾斜する傾斜面となって、切粉排出路12cを構成しており、ラック体12の一側方は、大きく開口して切粉排出口12dとなっている。よって、天井板の穿孔時にラック歯12aが上方を向いているラック体12においては、図9に示されるように、切削時に発生してラック歯12aの部分に落下する切粉Lは、傾斜面で構成される前記切粉排出路12cに沿って落下されて、側方の切粉排出口12dからラック体12の外部にスムーズに排出されるため、相隣接するラック歯12aの間の凹部12bに切粉Lが詰まらなくなる。また、穿孔作業中において、穿孔具Cの全体に作用する振動によりラック体12に振動が加わること、及び相隣接するラック歯12aの間に前記切粉排出路12cを形成することにより、相隣接するラック歯12aの間の凹部12bの空間容積が大きくなることも、ラック歯12aの間の凹部12bに切粉Lが詰まらなくなる一因となり得る。
Here, when the pair of arm bodies A are slid using the rack and pinion mechanism R, chips generated during drilling are clogged in the
一方、天井板Pの穿孔時にラック歯12aが下方を向いているラック体12においても、穿孔時にはラック体12の姿勢からしてラック歯12aの間に切粉が詰まりにくくなるが、穿孔対象は天井板に限られず壁板の場合もあり、更に穿孔後において穿孔具の設置姿勢には、いろいろな場合がある。このため、相隣接するラック歯12aの間に形成された前記切粉排出路12cは、ラック歯12aが上方を向いている場合以外においても、切粉がラック歯12aの間の凹部12bに詰まるのを防止する機能を果たし得る。
On the other hand, even in the
また、図10に示されるラック体12には、相隣接するラック歯12aの間の凹部12bの底面には、ラック歯12aの歯厚方向Qに沿った中央部が最も高くなって、歯厚方向Qの両端部が低くなるような山形の一対の切粉排出路12cが形成されていて、ラック体12の両側面に切粉排出路12cが形成されている。この構成によっても、相隣接するラック歯12aの間の凹部12bに入り込んで、該凹部12bに堆積しようとする切粉Lは、山形の切粉排出路12cを通って、両側の切粉排出口12dからスムーズにラック体12の外部に排出される。
Further, in the
また、図11に示されるラック体12は、相隣接するラック歯12aの間の凹部12bを深くしたものであって、深い凹部12bに一時的に堆積した切粉Lは、ラック体12に作用する振動によって、ラック体12の両側面の切粉排出口12dから排出される。このため、相隣接するラック歯12aの間の凹部12bの間に切粉Lが詰まらなくなる。
Further, the
また、図12に示されるラック体12’は、アーム体Aの延設方向Mに沿って所定間隔をおいて、該アーム体Aの側面から前記延設方向Mと直交する歯厚方向Qに独立して突設された多数の突起体Nが構成されて、突起体Nによりラック歯12a’が形成されていると共に、相隣接する突起体Nの間に凹部12b’が形成され、ラック体12’の下面と両側面との計3箇所に切粉排出口12d’が形成されたものである。このラック体12’は、異なる3方向に大きな切粉排出口12d’が形成されているため、切粉排出能力が高い利点がある。
The
なお、図10ないし図12に示される各ラック体12においては、ラック体12の両側に切粉排出口12dが形成されているが、アーム体本体11におけるラック体12の切粉排出口12dの部分に、例えば排出孔を形成しておくと、該排出孔を通して切粉は、アーム体本体11の側の側方にも排出可能となる。
In each
そして、駆動軸支持ホルダーH1 にカバーVを装着して天井板Pに穿孔作業を行う場合には、図3及び図13に示されるように、天井板Pに罫書かれた穿孔中心Jに穿孔具Cのセンター軸Sの先端のドリル部24を当てがうと共に、カバーVの開口部に設けた振動吸収体53を天井板Pに押し当てた状態で、駆動軸10の基端部を電動ドリルEの駆動軸部に嵌め込んで、該センター軸Sを回転させながら、設定切削深さとなるまで電動ドリルEによってセンター軸Sを押し付ける。図3に示されるように、センター軸Sの先端は、一対の刃体Kの先端よりも各刃体Kの突出方向に沿って前方に配置されているため、最初にセンター軸Sによって穿孔中心が定められ、その後に一対の刃体Kが回転しながら徐々に切り込むことにより、芯ずれすることなく、天井板Pに設定内径(D)の透孔Bが穿孔される。穿孔時には切粉が飛散するが、穿孔部はカバーVにより密閉されているために、切粉は周辺に飛散されることなくカバーV内に収容される。
When the cover V is attached to the drive shaft support holder H 1 and the ceiling plate P is perforated, the perforation center J marked on the ceiling plate P is perforated as shown in FIGS. The base end portion of the
ここで、ラック・ピニオン機構Rを構成するラック体12の相隣接するラック歯12a(12a’)の間の凹部12b(12b’)には、切粉が入り込んで堆積しようとするが、実施例1ないし3のラック体12においては、切粉排出路12cを通過した後に、ラック体12の一方又は双方の側面に形成された切粉排出口12dからラック体12の外部に排出される。また、実施例4のラック体12’においては、ラック歯12a’を形成する突起体Nの間に形成された凹部12b’に入り込んだ切粉Lは、ラック体12’の両側方及び下方に形成された各切粉排出口12d’から速やかにラック体12’の外部に排出される。
Here, the chips try to accumulate in the
よって、ラック・ピニオン機構Rによって、一対のアーム体Aを互いに逆方向に同一量だけ同期スライドさせて、一対のアーム体Aの対向端部にそれぞれ取付けられた一対の刃体Kの間隔(D)を変更して、壁板に穿孔される透孔Bの穿孔径(D)を調節する際において、ラック体12(12’)の凹部12b(12b’)に切粉Lが堆積されていないので、ラック・ピニオン機構Rは、円滑に作動して前記調節作業を支障なく行える。
Therefore, the rack and pinion mechanism R synchronously slides the pair of arm bodies A in the opposite directions by the same amount, and the distance between the pair of blade bodies K attached to the opposite ends of the pair of arm bodies A (D ) Is changed to adjust the drilling diameter (D) of the through hole B drilled in the wall plate, the chip L is not deposited in the
また、上記実施例は、一対のアーム体Aを備えていて、ラック・ピニオン機構Rにより各アーム体Aを逆方向に同期スライドさせて、各アーム体Aに取着された各刃体Kの間隔を変更させて、穿孔径を調節する構成であるが、一つのアーム体のみ、即ち、一つの刃体のみを備えた穿孔具に対しても本発明は実施可能である。 Moreover, the said Example is equipped with a pair of arm body A, each arm body A is synchronously slid in the reverse direction by the rack and pinion mechanism R, and each blade body K attached to each arm body A is provided. Although the configuration is such that the perforation diameter is adjusted by changing the interval, the present invention can be applied to a perforation tool having only one arm body, that is, only one blade body.
また、上記実施例は、駆動軸支持ホルダーH1 に対してセンター軸Sと一対の刃体Kとが一体となって進退する構成であるため、一対の刃体Kにより壁板に対して透孔を穿孔している途中において、センター軸Sのドリル部24によって中心部も穿孔される構成である。しかし、センター軸は、一対の刃体Kにより穿孔が開始されるまでは、該一対の刃体と一体となって前進して、壁板に当接してセンター位置を定めた後においては、センター軸は壁板に当接してセンター位置を定めたままで、これ以上前進せずに、即ち壁板を穿孔せずに、一対の刃体のみが前進して透孔を穿孔する構成の穿孔具に対しても本発明は実施できる。
Further, the above embodiment, since the center axis S with respect to the drive shaft supporting the holder H 1 with a pair of blade K is configured to advance and retreat together, permeable to the wall plate by a pair of blade K In the middle of drilling the hole, the center portion is also drilled by the
A:アーム体
C:穿孔具
D:一対の刃体の間隔(穿孔径)
H1 :駆動軸支持ホルダー
H2 :アーム体取着ホルダー
K:刃体
N:ラック歯を形成する突起体
PU:ピニオンユニット
S:センター軸
11:アーム体本体
12,12’:ラック体
12a,12a’:ラック歯
12b,12b’:凹部
12c:切粉排出路
12d,12d’:切粉排出口
26:ピニオン軸
27:ピニオン
A: Arm body
C: Drilling tool
D: Distance between a pair of blades (perforation diameter)
H 1 : Drive shaft support holder
H 2 : Arm attachment holder
K: Blade
N: Protrusions that form rack teeth
PU: Pinion unit
S: Center axis
11: Arm body
12, 12 ': Rack body
12a, 12a ': rack teeth
12b, 12b ′: recess
12c: Chip discharge passage
12d, 12d ': Chip outlet
26: Pinion shaft
27: Pinion
Claims (4)
前記アーム体は、該アーム体の延設方向に沿って連続する凹凸状のラック歯を有するラック体を有し、前記ラック歯と噛合するピニオンの回転により、前記延設方向に沿ってスライドして、前記刃体による穿孔径を調節可能な構成であり、
前記ラック体には、前記刃体の穿設により発生した切粉がラック歯の間の凹部に詰まるのを防止して、前記凹部内に入り込んだ切粉を通過・排出させるべく、前記凹部におけるラック歯の反対側に向けて該凹部と連通して設けられた切粉排出路と、該切粉排出路内の切粉をラック体の外部に排出させるべく、前記ラック体の側方又はラック歯と対向する側に前記切粉排出路と連通して設けられた切粉排出口と、を備えていることを特徴とする穿孔具。 A punching tool comprising a center shaft, an arm body that extends in a direction perpendicular to the axial direction of the center shaft, and is slidable in the extending direction; and a blade body attached to the arm body. And
The arm body has a rack body having concave and convex rack teeth continuous along the extending direction of the arm body, and slides along the extending direction by rotation of a pinion meshing with the rack teeth. The diameter of drilling by the blade body can be adjusted,
In the rack body, the chip generated by drilling the blade body is prevented from being clogged in the recesses between the rack teeth, and the chips in the recesses are passed through and discharged in the recesses. A chip discharge path provided in communication with the recess toward the opposite side of the rack teeth, and a side of the rack body or a rack to discharge the chips in the chip discharge path to the outside of the rack body A punching tool comprising: a chip discharge port provided in communication with the chip discharge path on the side facing the teeth.
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