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JP4312620B2 - 電子申告システム、電子申告方法、および電子申告プログラム - Google Patents
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電子申告システム、電子申告方法、および電子申告プログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子申告システム、電子申告方法、および電子申告プログラムに関する。
現在、税金などの申告処理が電子申告に移行される動きがある。このような電子申告に則した技術として例えば、納税者クライアントと税務署サーバと外部認証局サーバと金融機関サーバを、ネットワークを介して接続したシステムであって、納税者クライアントには、税務署サーバが発行した申告受理通知と納付書番号を記憶する記憶手段と、申告情報を記憶する記憶手段と、各記憶手段から振込に必要な情報を取得して振込情報を作成し金融機関サーバに送付する手段を備え、金融機関サーバには、納税者クライアントからの振込情報を受信して振込処理を実施する手段と、振込通知を税務署サーバに送付する手段を備え、税務署サーバには、金融機関サーバからの振込通知を受信して、該サーバ内の納付状況の管理データを更新する手段を備えたことを特徴とする電子申告システムと連動した電子納付処理システム(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2002−373226号公報
ところで、電子申告が実現されていない状況下において、監督機関へ申告された申告書を申告者が第三者機関に提出しなければならない場合には、この申告者が前記監督機関の押印済みの申告書控えを監督機関より受領して提出することとなっている。
一方で、従来技術に基づいて電子申告が実現された場合、所定の監督機関への電子申告の処理がされた申告データを、例えば金融機関等の第三者機関に提出処理するといった状況に対し、申告データの真正性を担保しつつ前記提出処理を行う技術は提案されていない。つまり、電子申告された申告データを第三者機関に提出したとしても、監督機関に申告した申告データと同じものであると証明する手法が提案されていなかったのである。
そこで本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、申告データの再利用に際し真正性の保証を可能とする電子申告システム、電子申告方法、および電子申告プログラムを提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決する本発明の電子申告システムは、電子申告に関する処理を利用者に代わって行うシステムであって、利用者端末より申告処理用の財務情報データを受信する受信部と、前記財務情報データをデータベースに格納する財務情報データ格納部と、監督機関へ送信する申告データの仕様を定めたスキーマ設定部と、前記財務情報データを、前記スキーマ設定部における該当申告データの仕様にあてはめて加工するデータ加工部と、前記データ加工部によって加工された財務情報データに電子署名を施して申告データを生成し、データベースに格納する申告データ生成部と、前記申告データを監督機関の端末に送信すると共に当該監督機関の端末より申告結果を受信し、データベースにおいて該当する申告データの存在有無を判定して、該当申告データがデータベースに存在しなければ処理を終了し、該当申告データがデータベースに存在すれば該当申告データに当該申告結果を紐付けて記録する申告実行部と、利用者端末からの、前記申告データの第三者機関への提出指示に応じ、データベースにおいて該当申告データに申告結果が紐付けされていなければ処理を終了し、申告結果が紐付けされている該当申告データについては前記データベースにて特定し抽出する申告データ抽出部と、前記申告データ抽出部により抽出された、申告結果が紐付けされている申告データに、電子署名を施して、第三者機関の端末に送信する申告データ提出部と、を備えることを特徴とする電子申告システム。
また、本発明の電子申告方法は、電子申告に関する処理を利用者に代わって行うコンピュータが、利用者端末より申告処理用の財務情報データを受信するステップと、前記財務情報データをデータベースに格納するステップと、監督機関へ送信する申告データの仕様を定めるステップと、前記財務情報データを、前記申告データの仕様にあてはめて加工するステップと、前記申告データの仕様にあてはめて加工された財務情報データに電子署名を施して申告データを生成し、データベースに格納するステップと、前記申告データを監督機関の端末に送信すると共に当該監督機関の端末より申告結果を受信し、データベースにおいて該当する申告データの存在有無を判定して、該当申告データがデータベースに存在しなければ処理を終了し、該当申告データがデータベースに存在すれば該当申告データに当該申告結果を紐付けて記録するステップと、利用者端末からの、前記申告データの第三者機関への提出指示に応じ、データベースにおいて該当申告データに申告結果が紐付けされていなければ処理を終了し、申告結果が紐付けされている該当申告データについては前記データベースにて特定し抽出するステップと、前記提出指示に応じて抽出した、申告結果が紐付けされている申告データに、電子署名を施して、第三者機関の端末に送信するステップと、を実行することを特徴とする。
また、本発明の電子申告プログラムは、電子申告に関する処理を利用者に代わって行うコンピュータに、利用者端末より申告処理用の財務情報データを受信するステップと、前記財務情報データをデータベースに格納するステップと、監督機関へ送信する申告データの仕様を定めるステップと、前記財務情報データを、前記申告データの仕様にあてはめて加工するステップと、前記申告データの仕様にあてはめて加工された財務情報データに電子署名を施して申告データを生成し、データベースに格納するステップと、前記申告データを監督機関の端末に送信すると共に当該監督機関の端末より申告結果を受信し、データベースにおいて該当する申告データの存在有無を判定して、該当申告データがデータベースに存在しなければ処理を終了し、該当申告データがデータベースに存在すれば該当申告データに当該申告結果を紐付けて記録するステップと、利用者端末からの、前記申告データの第三者機関への提出指示に応じ、データベースにおいて該当申告データに申告結果が紐付けされていなければ処理を終了し、申告結果が紐付けされている該当申告データについては前記データベースにて特定し抽出するステップと、前記提出指示に応じて抽出した、申告結果が紐付けされている申告データに、電子署名を施して、第三者機関の端末に送信するステップと、を実行させることを特徴とする。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、申告データの再利用に際し真正性の保証が可能となる。
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。本実施形態においては、利用者端末より受信する申告処理用の財務情報データが、XML(Extensible Markup Language)ベースで記述された、例えばXBRL(eXtensible Business Reporting Language)形式のデータであるとして処理を行う電子申告システムを想定する。これは、XBRLが財務や経営などの用途に使用する情報を記述できるXMLベースの言語であって、企業等における財務情報データ(例:貸借対照表や損益計算書といった財務諸表や内部会計報告など)の記述に適している為である。勿論、本発明の電子申告システムを実現可能であれば、XBRL以外のデータ形式を採用することも可能である。
このXBRLでは、インスタンス文書およびタクソノミー文書という2種の文書で財務情報を記述することになる。インスタンス文書は、財務情報データを記述したXML文書であり本発明における財務情報データとなる。ここでの勘定科目名(ラベル)や各情報の表示順、処理順などは、タクソノミー文書に記述することとなっている。そのタクソノミー文書は、タクソノミー本体(XML Schema)とリンクベースとからなり、前記インスタンス文書の内容、構造、扱われ方などを定義するものとなっている。
前記タクソノミー本体(XML Schema)は、前記インスタンス文書における語彙(要素名、属性など)を定義するものであり、具体的な勘定科目名などが定義される。例えば一つの実施形態として、財務諸表では、国ごとに異なる会計基準に対応したタクソノミー、或いは業種別のタクソノミーといった具合に領域に応じて適宜定義することができる。
他方、リンクベース(XLink)は、前記インスタンス文書の文書構造、各情報の表示順・処理順などを定義するもので、前記タクソノミー本体とは別のファイルに作成することとなる。当該リンクベースでは、XLinkを用いて例えば、項目間の表示順、項目間の親子関係、項目の表示内容(ラベル)、参考文献といったリンク定義が可能となる。
上述のごときXBRLを用いたシステムの例を次に示す。図1は本実施形態の電子申告システムを含むネットワーク構成例1を示す図である。本実施形態における電子申告システム100は、例えば、電子申告に関する処理を利用者に代わって行う税理士や会計士が備えるシステムとして想定できる。前記利用者は利用者端末200を利用して財務情報データを前記システム100に送信し、当該システム100では電子申告処理を利用者に代わって国税庁などの監督機関の端末300に対し実行する。また、前記監督機関の端末300に対して行われた電子申告およびその申告結果に、システム100、つまり税理士や会計士といった公正な第三者の電子署名を付して、これを金融機関など第三者機関に対する前記利用者の融資申し込みなどに利用する。
そのため、当該電子申告システム100はシステム構成として、利用者端末200より申告処理用の財務情報データを受信する受信部101と、前記財務情報データを申告データデータベース150(以下、データベース)に格納する財務情報データ格納部102とを備える。なお、前記受信部101は、受信した財務情報データの出所が、例えば当該システム100の利用会員であるかを認証するため、会員認証用のデータを格納している会員データデータベース160の利用を行うものと出来る。
また、監督機関の端末300へ送信する申告データの仕様を定めたスキーマ設定部103と、前記財務情報データを、前記スキーマ設定部103における該当申告データの仕様にあてはめて加工するデータ加工部104と、前記データ加工部104によって加工された財務情報データに電子署名を施して申告データを生成し、データベース150に格納する申告データ生成部105とを備える。
また、前記申告データを監督機関の端末300に送信すると共に当該監督機関の端末300より申告結果を受信し、データベース150において該当する申告データに当該申告結果を紐付けて記録する申告実行部106を備える。
更に、利用者端末200からの、前記申告データの第三者機関の端末400への提出指示に応じて、申告結果が紐付けされている該当申告データを前記データベース150より抽出する申告データ抽出部107と、前記申告データ抽出部107により抽出された、申告結果が紐付けされている申告データに、電子署名を施して、第三者機関の端末400に送信する申告データ提出部108とを備える。
なお、前記財務情報データがXMLベースで記述されたデータである場合、前記財務情報データ格納部102は、前記財務情報データをXBRLにおけるインスタンス文書としてデータベース150に格納するものである。また、前記スキーマ設定部103は、前記申告データの仕様としてXBRLにおけるタクソノミー文書を設定するものである。更に、前記データ加工部104は、前記インスタンス文書たる財務情報データを、前記タクソノミー文書に記述されたインスタンス文書の内容、構造、および取り扱いに則して加工するものである。
また、前記スキーマ設定部103は、システム100の管理者等からのスキーム設定を受け付けて、申告データの仕様(図中:作成ルールデータ109)を定めるため、ルール入力部110を付帯しているものとする。
他方、前記財務情報データがXMLベースで記述されていないデータである場合、当該財務情報データをXMLベースの言語に変換するXML変換部111を備えるものとできる。
なお、図中で示す“B/S”は、「Balance Sheet」:貸借対照表であり、また、“P/L”は、「Profit and Loss Statement」:損益計算書であり、いずれも財務情報データを構成するデータ例となる。
一方、利用者端末200は、上記電子申告システム100に対して送信する財務情報データを格納しているデータベース201(図中:税務申告関連データと示す)を備える。そして、このデータベース201に格納している財務情報データを、前記電子申告システム100に送信する送信機能部202(図中:税務申告関連データ送信機能と示す)を備える。更に、金融機関等の前記第三者機関への融資申し込みの要請を、前記電子申告システム100に送信する融資申し込み機能部203を備えるものとする。
図1に基づき説明した上記電子申告システム100らの構成例とは別に、図2に示す構成例も想定できる。この場合、利用者端末200では、電子申告システム100に送信する財務情報データを事前加工する機能部204を備えて、適宜な税務申告関連データに基づき、貸借対照表データ205や損益計算書データ206を生成できるものとする。ここで生成された貸借対照表データ205や損益計算書データ206は、前記送信機能部202(図中:申告書類送受信機能と示す)でもって電子申告システム100に送信されることとなる。一方、電子申告システム100ではこれを前記受信部101にて受け付ける。受け付けた貸借対照表データ205や損益計算書データ206は、前記データ加工部104が前記スキーマ設定部103における該当申告データの仕様にあてはめて加工し、申告データ生成部105による電子署名の付与対象となす。
なお、これまで示した構成各部は、電子申告システム100においてハードウェアとして実現してもよいし、HDDなどの適宜な記憶装置に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、電子申告システム100の演算装置がプログラム実行に合わせて記憶装置より該当プログラムをメモリに読み出して、これを実行することとなる。
続いて、本実施形態における電子申告システム100が扱う各種データあるいはデータベースの構造を説明しておく。図3は本実施形態におけるB/Sデータの例を示す図であり、 図4は本実施形態におけるP/Lデータの例を示す図である。上述した通り、B/Sデータ30は、「Balance Sheet」:貸借対照表であり、図に示すように、流動資産、不動産などといったデータから構成されるものとなる。また、P/Lデータ40は、「Profit and Loss Statement」:損益計算書であり、図に示すように、売上高、各種収益といったデータから構成されるものとなる。B/S、P/Lのいずれも財務情報データを構成するデータ例となる。
また、前記会員データデータベース160の構造例は、図5に示すものとなる。例えば、ユーザIDをキーとして、パスワード、メールアドレス、電子申告システム100における申告データに対するアクセス権限といった情報が関連づけされたレコードとなる。
また、前記監督機関の端末300より電子申告システム100が受信する申告結果のデータ60は、図6に示すものとなる。この申告結果データの例は、例えば、申告番号に対して監督機関での受領番号が紐付けされたものとなる。
また、申告データデータベース150(データベース)において格納される申告データの例は、図7に示すものとなる。例えば、申告番号をキーとして、受領番号(申告済みの場合に記載)、ユーザID、B/SデータおよびP/Lデータ(前記インスタンス文書)といった情報が関連づけされたレコードとなる。
また、電子申告システム100より利用者に代わって実行される、金融機関等の第三者機関への融資申し込みに際し、融資申し込み先を特定するのが図8に示す融資申込先データ80となる。このデータ80は、電子申告システム100が適宜な記憶装置に有するものであり、金融機関名をキーとして、当該金融機関の住所、電話番号、メールアドレスといった情報が関連づけされたレコードとなっている。
また、監督機関の端末300へ送信する申告データの仕様を定めたスキーマ設定部103におけるデータ構造を図9に示す。このスキーマ設定部103には、前記財務情報データを、例えば税務申告といった各種申告データの仕様にあてはめて加工する際のルールが記述されたXBRL Taxonomy(前記タクソノミー文書)が格納されている。従って、このXBRLタクソノミーの例として、図中には、「昨年度(一期前)のインスタンスと今年度(今期)のインスタンスのB/Sの流動資産中の“有価証券”の差は、C/F(キャッシュフロー)の“有価証券の取得による支出”と“有価証券の売却による収入”の合計と同値でなければならない。」といった例を示している。勿論、ここであげたタクソノミー文書の例に本発明の適用範囲が限定されることはなく、電子申告システム100の管理者(例:税理士や会計士など)や利用者の任意の設定に従った記述内容を採用することが可能である。
なお、前記電子申告システム100と利用者端末200、或いは電子申告システム100と監督機関の端末300、または電子申告システム100と第三者機関の端末400とををネットワークで結ぶ例を想定したが、これに限定されることなく、例えば電子申告システム100に利用者端末200を一体に備えるといった例や、電子申告システム100と監督機関の端末300とが一体となった例や、電子申告システム100と第三者機関の端末400とが一体となった例も想定できる。
更に、前記ネットワークに関しては、LANやインターネットの他、専用回線やWAN(Wide Area Network)、電灯線ネットワーク、無線ネットワーク、公衆回線網、携帯電話網など様々なネットワークを採用することも出来る。また、VPNなど仮想専用ネットワーク技術を用いれば、インターネットを採用した際にセキュリティ性を高めた通信が確立され好適である。
次に、本実施形態の電子申告方法の実際手順について各フロー図および図15に示す利用者端末200における画面遷移を示す図を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する電子申告方法に対応する各種動作は、電子申告システム100におけるメモリ等の記憶手段が備えるプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されており、前記構成各部の機能を実装したものとなる。
まず、本実施形態における電子申告システム100に対して利用者端末200がアクセスし、財務情報データを提供する際の処理フローを説明する。図10は本実施形態の利用者端末200における財務情報データの入力処理を示すフロー図である。利用者端末200が電子申告システム100(以下、システム)にアクセスしてきたならば、当該システム100は、この利用者端末200にログイン画面1500(図15参照)を返す。
そして、この利用者端末200からのアクセスが、例えば当該電子申告システム100が提供する電子申告サービスの会員からのものか判定する。そのため、利用者端末200よりユーザIDとパスワードといった認証情報を取得し、前記会員データデータベース160に照合する。これによりユーザ認証を実行する(s1000)。
このユーザ認証により会員であると判定されなければ(s1000:N)、処理は終了し、一方、会員であると判定されれば(s1000:Y)、アクセス目的の種別を確認する処理に移行する(s1001)。この処理では、システム100より画面1510を利用者端末200に提示し、財務情報データの送信(データ送信)、財務情報データの閲覧(データ閲覧)、或いは融資申込のいずれかの選択を受け付ける。
例えば利用者端末200より「データ閲覧」が選択されたならば(s1001:選択)、データベース150より該当利用者に関わる財務情報データを読み込み(s1002)、閲覧対象となるデータの一覧画面を生成する(s1003)。ここで生成した画面1520は、利用者端末に送信され(s1004)、利用者による閲覧に供される。
他方、前記画面1510において、「データ送信」が選択されたならば(s1001:入力)、電子申告システム100より利用者端末200に対し、財務情報データの入力画面1540を生成し(s1005)、これを送信する(s1006)。利用者端末200での財務情報データの入力が行われて返信されてきたならば(s1007:Y)、これを受信してデータベース150に格納する(s1008)。そして、財務情報データを受領した旨を利用者端末200に返し(s1009)、処理は終了する。なお前記財務情報データがXMLベースで記述されたものであれば、当該財務情報データをXBRLにおけるインスタンス文書としてデータベース150に格納する。他方、前記財務情報データがXMLベースで記述されていないデータである場合、当該財務情報データをXMLベースの言語に変換する処理を行うものとする。
こうして財務情報データを格納する電子申告システム100は、図11に示すように、財務情報データたるB/SデータやP/Lデータを監督機関の端末300に送信して電子申告を利用者に代わって行う。また、電子申告の結果情報たる、受領番号を監督機関の端末300より受信し、対応する申告データに紐付けて記録する。このように電子申告が済んだ財務情報データらは電子署名が施された上で、例えば金融機関や信用保証機関といった第三者機関の端末400に対し、融資申し込み等の必要情報として送られる。
次に、利用者端末200より取得した財務情報データを加工して申告データを生成する処理について説明する。図12は本実施形態の電子申告方法のうち申告データの作成および送信の処理を示すフロー図である。
電子申告システム100は、データベース150において申告データに加工済みでない財務情報データの有無を判定する(s1100)。ここで、加工済みでない、つまり未処理の財務情報データが存在したならば、データベース150より該当財務情報データを読み込む(s1101)。この読み込みは、各財務情報データ毎に関連する情報の読み込みが完了するまで実行される(s1102)。
財務情報データを抽出した電子申告システム100は、財務情報データの属性あるいは申告種別に応じて前記XBRLタクソノミーの読み込みを前記スキーマ設定部103より実行する(s1103)。そして、前記財務情報データを、前記XBRLタクソノミーにあてはめて加工する(s1104)。この加工に際しては、前記インスタンス文書たる財務情報データを、前記XBRLタクソノミーに記述されたインスタンス文書の内容、構造、および取り扱いに則して加工することとなる。
こうした加工済みの財務情報データは、例えば加工結果を利用者端末200において確認させる画面情報に編集する(s1105)。電子申告システム100は、これを利用者端末200に送信し(s1106)、修正有無を確認する(s1107)。修正があれば(s1107:N)、修正データの入力を受け付けて(s1108)、これを前記加工済みの財務情報データに反映させ(s1109)、前記ステップs1105へと処理を戻す。
他方、修正がなければ(s1107:Y)、前記加工済みの財務情報データに、電子申告システム100の電子署名を施して申告データを生成し(s1110)、データベース150に格納する(s1111)。この申告データは、監督機関の端末300に送信され(s1112)、前記ステップs1100での判定を経て処理は終了する。
こうして電子申告システム100による監督機関の端末300に対する電子申告が実行された後、電子申告システム100では申告結果を受信することとなる。 図13は本実施形態の電子申告方法のうち申告結果の受信および通知の処理を示すフロー図である。
電子申告システム100は、前記申告データの送信の後、監督機関の端末300より申告結果を受信する(s1200)。そして、該当する財務情報データがデータベース150に存在するか判定し(s1201)、存在しなければ(s1201:N)処理は終了する。一方、存在するとなれば(s1201:Y)、データベース150において該当する申告データに当該申告結果を紐付けて記録する(s1202)。
また、この申告結果は該当利用者の利用者端末200に送られるものとなっていれば、電子申告システム100における適宜な記憶手段に格納されている結果通知先データベース1200を参照し、申告結果の通知先を読み込む(s1203)。そしてこの通知先に基づき前記申告結果を送信し(s1204)、処理を終了する。
図14は本実施形態の電子申告方法のうち融資申込代行の処理を示すフロー図である。電子申告の内容および結果が、第三者機関に対する各種要請に必要な証明書となりうることがある。例えば、納税の証明書が前記利用者の収入証明として利用できるため、納税に関する申告結果を金融機関等に提出し、融資の申し込みを行う状況がそれにあたる。本実施形態では一例として、利用者が電子申告システム100を代行者として金融機関に対する融資申請を行う例につき説明する。
電子申告システム100は、利用者端末200から、前記申告データの第三者機関への提出指示を受信する(s1300)。この提出指示は融資申し込みの指示として画面1530(図15参照)を通じて受信する。そして、この指示に応じて、該当会員(利用者)の財務情報データをデータベース150より読み込む(s1301)。また、融資申込者である会員の情報を取得すべく、会員データデータベース160より該当会員の会員データを読み込む(s1302)。
ここで、融資申し込みに必要な財務情報データ等が読み込みできなければ(s1303:N)、処理は終了する。他方、融資申し込みに必要な財務情報データ等が読み込みできれば(s1303:Y)、財務情報データに申告結果、つまり前記受領番号が紐付けされているか判定する(s1304)。受領番号が紐付けされていなければ(s1304:N)、未申告のデータであるから利用できず処理は終了する。他方、受領番号が紐付けされていれば(s1304:Y)、申告済みのデータであるからこれを利用するものとし、処理を進める。
電子申告システム100は、利用者端末200から指示された金融機関に該当する融資申込先データ80(図8参照)を、適宜な記憶手段に格納されているデータベースより取得する(s1305)。こうして申込先が判明したならば、融資申込に必要となる、申告結果が紐付けされている申告データに、電子申告システム100の電子署名やタイムスタンプを施す(s1306)。そしてこの申告データを、第三者機関の端末400(金融機関の端末)に送信し(s1307)、処理は終了する。
なお、第三者機関の端末400では、電子申告システム100により電子署名が付された申告データ(申告結果含む)を受信して、申告データの改ざん有無を判定したり、申告データ作成者等の情報を得て、融資審査に活用することとなる。
本発明によれば、申告データの再利用に際し真正性の保証を可能とできる。また、電子申告を行なう利用者自らが申告データを作成する手間を軽減できる一方で、監督機関等により定められた申告データの仕様に則した確実な電子申告を行うことが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施形態の電子申告システムを含むネットワーク構成例1を示す図である。 本実施形態の電子申告システムを含むネットワーク構成例2を示す図である。 本実施形態におけるB/Sデータの例を示す図である。 本実施形態におけるP/Lデータの例を示す図である。 本実施形態における会員データの構造例を示す図である。 本実施形態における申告結果データの構造例を示す図である。 本実施形態における申告データの構造例を示す図である。 本実施形態における融資申込先データの構造例を示す図である。 本実施形態におけるXBRLタクソノミーの例を示す図である。 本実施形態の利用者端末における財務情報データの入力処理を示すフロー図である。 本実施形態の電子申告方法におけるデータ授受関係を示す図である。 本実施形態の電子申告方法のうち申告データの作成および送信の処理を示すフロー図である。 本実施形態の電子申告方法のうち申告結果の受信および通知の処理を示すフロー図である。 本実施形態の電子申告方法のうち融資申込代行の処理を示すフロー図である。 本実施形態の利用者端末における画面遷移を示す図である。
符号の説明
100 電子申告システム
101 受信部
102 財務情報データ格納部
103 スキーマ設定部
104 データ加工部
105 申告データ生成部
106 申告実行部
107 申告データ抽出部
108 申告データ提出部108
150 データベース、申告データデータベース
200 利用者端末
300 監督機関の端末
400 第三者機関の端末

Claims (5)

  1. 電子申告に関する処理を利用者に代わって行うシステムであって、
    利用者端末より申告処理用の財務情報データを受信する受信部と、
    前記財務情報データをデータベースに格納する財務情報データ格納部と、
    監督機関へ送信する申告データの仕様を定めたスキーマ設定部と、
    前記財務情報データを、前記スキーマ設定部における該当申告データの仕様にあてはめて加工するデータ加工部と、
    前記データ加工部によって加工された財務情報データに電子署名を施して申告データを生成し、データベースに格納する申告データ生成部と、
    前記申告データを監督機関の端末に送信すると共に当該監督機関の端末より申告結果を受信し、データベースにおいて該当する申告データの存在有無を判定して、該当申告データがデータベースに存在しなければ処理を終了し、該当申告データがデータベースに存在すれば該当申告データに当該申告結果を紐付けて記録する申告実行部と、
    利用者端末からの、前記申告データの第三者機関への提出指示に応じ、データベースにおいて該当申告データに申告結果が紐付けされていなければ処理を終了し、申告結果が紐付けされている該当申告データについては前記データベースにて特定し抽出する申告データ抽出部と、
    前記申告データ抽出部により抽出された、申告結果が紐付けされている申告データに、電子署名を施して、第三者機関の端末に送信する申告データ提出部と、
    を備えることを特徴とする電子申告システム。
  2. 請求項1において、前記財務情報データがXMLベースで記述されたデータである場合、
    前記財務情報データ格納部は、前記財務情報データをXBRLにおけるインスタンス文書としてデータベースに格納するものであり、
    前記スキーマ設定部は、前記申告データの仕様としてXMLにおけるスキーマ文書やXBRLにおけるタクソノミー文書等を設定するものであり、
    前記データ加工部は、前記インスタンス文書たる財務情報データを、前記タクソノミー文書に記述されたインスタンス文書の内容、構造、および取り扱いに則して加工するものであることを特徴とする電子申告システム。
  3. 請求項2において、前記財務情報データがXMLベースで記述されていないデータである場合、当該財務情報データをXMLベースの言語に変換するXML変換部を備えることを特徴とする電子申告システム。
  4. 電子申告に関する処理を利用者に代わって行うコンピュータが、
    利用者端末より申告処理用の財務情報データを受信するステップと、
    前記財務情報データをデータベースに格納するステップと、
    監督機関へ送信する申告データの仕様を定めるステップと、
    前記財務情報データを、前記申告データの仕様にあてはめて加工するステップと、
    前記申告データの仕様にあてはめて加工された財務情報データに電子署名を施して申告データを生成し、データベースに格納するステップと、
    前記申告データを監督機関の端末に送信すると共に当該監督機関の端末より申告結果を受信し、データベースにおいて該当する申告データの存在有無を判定して、該当申告データがデータベースに存在しなければ処理を終了し、該当申告データがデータベースに存在すれば該当申告データに当該申告結果を紐付けて記録するステップと、
    利用者端末からの、前記申告データの第三者機関への提出指示に応じ、データベースにおいて該当申告データに申告結果が紐付けされていなければ処理を終了し、申告結果が紐付けされている該当申告データについては前記データベースにて特定し抽出するステップと、
    前記提出指示に応じて抽出した、申告結果が紐付けされている申告データに、電子署名を施して、第三者機関の端末に送信するステップと、
    実行することを特徴とする電子申告方法。
  5. 電子申告に関する処理を利用者に代わって行うコンピュータに、
    利用者端末より申告処理用の財務情報データを受信するステップと、
    前記財務情報データをデータベースに格納するステップと、
    監督機関へ送信する申告データの仕様を定めるステップと、
    前記財務情報データを、前記申告データの仕様にあてはめて加工するステップと、
    前記申告データの仕様にあてはめて加工された財務情報データに電子署名を施して申告データを生成し、データベースに格納するステップと、
    前記申告データを監督機関の端末に送信すると共に当該監督機関の端末より申告結果を受信し、データベースにおいて該当する申告データの存在有無を判定して、該当申告データがデータベースに存在しなければ処理を終了し、該当申告データがデータベースに存在すれば該当申告データに当該申告結果を紐付けて記録するステップと、
    利用者端末からの、前記申告データの第三者機関への提出指示に応じ、データベースにおいて該当申告データに申告結果が紐付けされていなければ処理を終了し、申告結果が紐付けされている該当申告データについては前記データベースにて特定し抽出するステップと、
    前記提出指示に応じて抽出した、申告結果が紐付けされている申告データに、電子署名を施して、第三者機関の端末に送信するステップと、
    実行させることを特徴とする電子申告プログラム。
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