JP4323005B2 - ガスセンサ点検具、ガス検知器及びこれらにより構成されるガスセンサ点検構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、厨房、工場などに設置されるガス検知器、ガスセンサ点検具及びこれらにより構成されるガスセンサ点検構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のガス検知器2には、図5(a)に示すように、内蔵されたガスセンサ23の作動状態を点検する際に、点検対象である前記ガスセンサ23の周辺の雰囲気に、前記ガスセンサ23の検知対象であるガス(以下「点検用ガス」という。)を導入するための点検孔22が設けられていた。この点検孔22は、前記ガスセンサ23が収容された筐体21の前面平板部に貫設されているものであって、前記点検孔22の前記筐体21表面側には、前記筐体21の外表面から前記ガスセンサ23が内蔵されている方向に向かって奥狭まりのテーパー状の係止部28、又は図5(b)に示すように前記筐体21外面側が拡径した筒状の係止部28が形成されている。
一方、前記ガスセンサ点検具3は、前記点検用ガスを収容するための収容部34と、前記点検用ガスを前記ガス検知器2の点検孔22に吐出供給するための吐出口32が先端側に形成された筒状のノズル31とで構成され、前記ノズル31の基端側は前記収容部34に前記点検用ガスを流通可能に連結されている。
前記ガスセンサ点検具3を用いて、前記ガス検知器2に内蔵されたガスセンサ23の作動状態を点検する手順は、以下の通りである。
【0003】
先ず、前記収容部34に点検用ガスを充填する。詳述すると、ガスコンロ又はライター等の燃焼炎に前記ガスセンサ点検具3のノズル31を挿入して、未燃焼ガスと燃焼ガスを含むガス(以下「燃焼ガス」という。)を吸引する。ここで、前記燃焼ガスを採取したばかりの前記ノズル31の先端部は高温になっているので、前記点検孔22の熱損傷を防止するために、前記ガスセンサ点検具3を一定時間放置する。
次いで、前記ノズル31の先端部を冷ました後に、前記ガス検知器2の前記点検孔22に、前記ノズル31の先端を挿入する。このとき、前記ガス検知器2の点検孔22に設けられた係止部28に前記ノズル31の先端が係合することによって前記ノズルの位置が定まる。このようにして、前記ノズル31から前記点検孔22を介して、前記ガス検知器2に備えられたガスセンサ23の周辺の雰囲気に前記点検用ガスを供給するための流路が形成される。この状態で、前記収容部34を押圧操作すれば、前記点検用ガスが前記ノズル31の吐出口32から前記点検孔22を通過して、前記ガスセンサ23の周辺の雰囲気に導入される。
そして、前記ガスセンサ23の周辺の雰囲気に閾値以上の濃度の前記点検用ガスが導入されると前記ガスセンサ23が作動し、これによって報知手段(図示省略)を駆動することが確認されると、前記ガス検知器2に備えられた前記ガスセンサ23の作動状態が確認され、前記ノズル31を前記ガス検知器2の点検孔22から引き抜くことによって検査が終了する。
【0004】
ここで、前記ガス検知器2は、空気より比重の小さなガス(例えば、天然ガス、水素ガス)を検知対象とする場合には高所に設置され、空気より比重の大きなガス(例えば、プロパンガス、塩素ガス)を検知対象とする場合には低所に設置されている。従って、前記ガスセンサ23の作動状態を点検するために、前記ガスセンサ点検具3の使用者は、前記ガス検知器2が低位置に設置されているときには腕を斜め下方に差し出して、又、高位置に設置されているときには腕を斜め上方に差し出して、前記ノズル31を前記点検孔22に挿入することとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図5(b)に示すように、前記点検孔22に設けられた筒状のガイドを有する係止部28に前記ノズル31の先端を挿入する際には、前記ノズル31が前記係止部28内の空間に収まるように、その挿入方向を正確に把握しておかなければならない。しかしながら、前記ガス検知器2の点検孔22及び前記ガスセンサ点検具3のノズル31は、その直径が数ミリ程度の微小な構造であり、その上、前述の如く、前記ガス検知器2の設置される位置は、前記ガスセンサ点検具3の使用者の足元又は頭上であるので、前記使用者が細かな作業を行ない難く、前記点検孔22に、前記ノズル31の挿入方向を正確に把握することは困難であった。
又、図5(a)に示すように、前記点検孔22の係止部28が奥狭まりのテーパー状に形成されていて前記ノズル31の先端部との結合角度の制限が多少緩和された場合であっても、前記ノズル31を斜め方向から前記点検孔22に挿入すれば、前記ノズル31の先端と前記係止部28との接合面が密着しないので、すき間が生じて前記点検用ガスが外部に漏洩するという問題点があった。しかし、前記使用者が、前記ノズル31の先端部が前記点検孔22の係止部28に正確に係止して前記点検用ガスが外部に漏れることなく前記ガスセンサ23の周辺の雰囲気に導入され得る状態にあるか否かを確認することも困難であった。
このような事情から、前記ガスセンサ23の点検作業を容易且つ迅速に行なうことが困難であるという問題点があった。
【0006】
本発明の目的は、上記欠点に鑑み、前記ガスセンサの作動状態の点検を容易且つ迅速に行なうことができるガスセンサ点検具、ガス検知器及びこれらにより構成されるガスセンサ点検構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための本発明に係るガスセンサ点検具の特徴構成は、
ガス検知器の筐体に設けられた点検孔に点検用ガスを吐出供給するためのノズルを設けたガスセンサ点検具であって、少なくとも前記点検孔の入り口側が広径で奥狭まりの凹状球形であり、前記点検孔に前記ノズルを嵌入可能な係止部を前記点検孔周部に設け、前記点検孔の前記筐体内部に面した側の開口部に点検用ガスをガスセンサの雰囲気に導入するためのガイドを前記ガスセンサの方向へ延設し、前記筐体の表面側に面した前記点検孔の外周部に前記ノズルの挿入角度を規制する規制部を突設したガス検知器に用いられ、前記ノズルの軸心と前記点検孔の軸心とのなす角度に関わらず、前記ノズルの先端部と前記係止部とが密接した状態で、前記ノズルを前記点検孔に嵌入可能な凸状球面体の姿勢保持部を、前記ノズル先端部周囲に設けてある点にあり、
更に、前記姿勢保持部の表面に、前記点検用ガスの流路を貫設した位置決め突起を突設してあることが好ましい。
又、この目的を達成するための本発明に係るガス検知器の特徴構成は、
点検用ガスを吐出供給するガスセンサ点検具のノズルの先端部周囲に設けられた凸状球面体の姿勢保持部を嵌入させるための点検孔を筐体に設けてあるガス検知器であって、少なくとも前記点検孔の入り口側が広径で奥狭まりの凹状球形であり、前記点検孔の軸心と前記ノズルの軸心とのなす角度に関わらず、前記点検孔の周部と前記姿勢保持部とが密接した状態で前記点検孔に前記ノズルを嵌入可能な係止部を前記点検孔周部に設けてあり、前記点検孔の前記筐体内部に面した側の開口部には点検用ガスをガスセンサの雰囲気に導入するためのガイドが前記ガスセンサの方向へ延設されており、前記筐体の表面側に面した前記点検孔の外周部には前記ノズルの挿入角度を規制する規制部が突設されている点にあり、
更に、前記点検孔の周部が耐熱性素材により構成されていることが好ましい。
そして、これらの作用効果は、以下の通りである。
【0008】
本願発明に係るガスセンサ点検具は、ガス検知器の筐体に設けられた点検孔に点検用ガスを吐出供給するためのノズルを設けたガスセンサ点検具であって、
少なくとも前記点検孔の入り口側が広径で奥狭まりの凹状球形であり、前記点検孔に前記ノズルを嵌入可能な係止部を前記点検孔周部に設け、前記点検孔の前記筐体内部に面した側の開口部に点検用ガスをガスセンサの雰囲気に導入するためのガイドを前記ガスセンサの方向へ延設し、前記筐体の表面側に面した前記点検孔の外周部に前記ノズルの挿入角度を規制する規制部を突設したガス検知器に用いられ、前記ノズルの軸心と前記点検孔の軸心とのなす角度に関わらず、前記ノズルの先端部と前記係止部とが密接した状態で、前記ノズルを前記点検孔に嵌入可能な凸状球面体の姿勢保持部を、前記ノズル先端部周囲に設けてある。
この姿勢保持部が前記筐体表面に露出した前記点検孔の縁端部又は前記係止部と当接するとき、前記点検孔の周部と前記姿勢保持部とは密接しているので、前記点検孔の内部空間と外部との間での気体の流通を遮断することが出来る。これによって、前記点検ガスを前記筐体内に吐出供給する際に、前記点検用ガスが前記筐体の外部に漏洩することを防止することができる。
又、前記ガスセンサ点検具のノズル先端部は、その軸心と前記点検孔の軸心とのなす角度に関わらず、前記点検孔の周部と密接した状態で嵌入可能に構成されているので、前記ノズルの先端部を前記点検孔に挿入する際の角度は、前記ノズルの吐出口が前記点検孔の内部空間に面していれば、特に制限されるものではない。従って、前記ガスセンサに前記点検用ガスを供給するための流路を容易に形成することが出来るので、容易且つ迅速に前記ガスセンサの作動状態を点検することが出来る。
【0009】
具体的には、前記姿勢保持部が、前記ノズル先端部周囲に設けられた凸状球面体であると、前記ノズルの軸心と、前記点検孔の軸心とのなす角度に関わらず前記点検孔に当接する部分の形状は一定となる。そのため、前記ノズルの吐出口が前記点検孔の内部空間に面するように前記点検孔に前記姿勢保持部を嵌入させさえすれば、前記点検ガスが外部に漏洩しないように前記ガスセンサ周辺の雰囲気に前記点検用ガスを供給することができる。従って、前記ガス検知器に備えられた前記ガスセンサの作動状態の点検作業を効率よく行なうことができる。
【0010】
更に、前記姿勢保持部の表面に、前記点検用ガスの流路を貫設した位置決め突起を突設して、前記位置決め突起を前記点検孔から前記筐体内部に挿入した上で、前記筐体の内側縁部に前記位置決め突起が当接するように前記姿勢保持部を前記点検孔の係止部に嵌入させると、前記ガスセンサの周辺に前記点検ガスを供給できる位置に前記ノズルの吐出口を誘導することができる。従って、確実に前記点検用ガスを前記ガスセンサの周辺の雰囲気に供給することができる。
【0011】
又、本発明に係るガス検知器は、点検用ガスを吐出供給するガスセンサ点検具のノズルの先端部周囲に設けられた凸状球面体の姿勢保持部を嵌入させるための点検孔を筐体に設けてあるガス検知器であって、少なくとも前記点検孔の入り口側が広径で奥狭まりの凹状球形であり、前記点検孔の軸心と前記ノズルの軸心とのなす角度に関わらず、前記点検孔の周部と前記姿勢保持部とが密接した状態で前記点検孔に前記ノズルを嵌入可能な係止部を前記点検孔周部に設けてあり、前記点検孔の前記筐体内部に面した側の開口部には点検用ガスをガスセンサの雰囲気に導入するためのガイドが前記ガスセンサの方向へ延設されており、前記筐体の表面側に面した前記点検孔の外周部には前記ノズルの挿入角度を規制する規制部が突設されている。このように前記点検孔周部を構成してあると、前記ガスセンサ点検具のノズル先端部を容易に挿入することができるので、前記ガスセンサの点検作業を容易に行なうことが出来るガス検知器が得られる。又、点検用ガスをガスセンサの雰囲気に導入することができる。又、前記筐体の表面側に面した前記点検孔の外周部には、前記ノズルの挿入角度を規制する規制部が突設されているので、規制部にてノズルの挿入角度を規制することができる。
【0012】
具体的には、前記係止部の入り口側が広径で奥狭まりの凹状球形に形成されていると、前記点検孔の軸心と前記ノズルの軸心とのなす角度に関わらず、前記ノズルの先端部は、前記係止部の同じ位置と接することとなる。従って、本発明に係るガスセンサ検知器の点検孔に、前記ノズルを挿入するときの角度は、前記ガスセンサの周辺の雰囲気に前記点検用ガスを供給可能でありさえすれば制限されない。
【0013】
又、ガス検知器に設けられた点検孔に奥狭まりの凹状球形の係止部を形成してあると、前記姿勢保持部を備えたガスセンサ点検具を用いて前記ガスセンサの作動状態を点検する際に、前記点検孔の湾曲面に沿って前記姿勢保持部を摺動させるように前記ガスセンサ点検具を操作して、前記姿勢保持部を前記凹状球形係止部に密に嵌合させることは容易となる。そうすると、前記点検孔の内周面と前記姿勢保持部の外周面とが面同士で当接するために安定した構造となり、前記点検用ガスの外部への漏洩を起こり難くすることができる。
従って、従来のガスセンサ点検構造においては、ごく限られた挿入角度でしか前記点検孔に前記ノズルの吐出口を挿入することが出来なかったのに対して、本発明に係るセンサ点検具とガス検知器からなるガスセンサ点検構造では、方向性を厳密に考慮すること無く両者を当接することができる。そのため、前記ガスセンサに対して、容易且つ迅速に点検用ガスを供給することができるので、容易且つ迅速に前記ガスセンサの点検を行なうことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、ノズル先端に球体、即ち凸状球面体の姿勢保持部を備えたガスセンサ点検具と、点検孔の入り口側が広径で奥狭まりの凹状球形であるガス検知器とでなるガスセンサ点検構造を例として、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
本発明に係るガス検知器2は、図1(a)に示すように、筐体21にガスセンサ23を内装していると共に、ガスセンサ点検具3のノズル31が挿入される点検孔22が形成されている。
この点検孔22は、前記ガス検知器2の筐体21の前面平板部に貫設されているものであって、前記点検孔22の前記筐体21表面側には、前記筐体21の外表面から前記ガスセンサ23が内蔵されている方向に向かって奥狭まりの凹状球形の係止部25が略球体を嵌合可能に形成されている。そして、前記筐体21の表面側に面した前記点検孔22の外周部には、前記ガスセンサ点検具3に備えられたノズル31の挿入角度を規制する規制部26が突設されていると共に、前記点検孔22の筐体21内部に面した側の開口部には、前記点検用ガスを前記ガスセンサ23の雰囲気に導入するためのガイド27が、前記ガスセンサ23の方向へ延設されている。
【0016】
尚、前記筐体21のうち、前記点検孔22周部を除く部分は合成樹脂材料から構成され、前記点検孔22の周部は、耐熱性材料から構成されている。ここで、前記耐熱性材料としては、鉄、銅、ニッケル、銀、金、チタン等の金属や、酸化アルミニウム、珪酸ナトリウム、ジルコニア、二酸化チタンなどのセラミックス等が挙げられる。
【0017】
又、前記ガスセンサに点検用ガスを供給するガスセンサ点検具3は、図2に示すように、前記点検用ガスを収容するための収容部34と、前記点検用ガスを前記ガス検知器2の点検孔22に吐出供給するための吐出口32を先端に形成してある筒状の耐熱性ノズル31を有し、前記ノズル31の基端側は前記収容部34に前記点検用ガスを流通可能に連結されている。そして、図1(b)に示すように、前記吐出口32の周囲には、略球体の姿勢保持部33が、前記ガス検知器2の前記点検孔22の係止部25に略密に嵌合可能に形成されている。
【0018】
本発明に係るガスセンサ点検構造1にあっては、前記ガス検知器2に備えられたガスセンサ23の作動状態を検査する際に、図1(b)に示すように、前記ノズル31に設けられた姿勢保持部33と前記点検孔22の係止部25が密に嵌合することによって、前記点検用ガスを前記ガスセンサ点検具3の収納部34に収納されたガスセンサ23の周辺の雰囲気に導入するための流路を形成することとなる。
ここで、前記姿勢保持部33と前記点検孔22の係止部25とは面で接しているため安定であり、一度嵌合すれば脱落し難い構造となっている。又、前記姿勢保持部33は球体であるために、前記姿勢保持部33を前記点検孔22にどの方向から挿入しても、前記点検孔の係止部25の周部に対応する円周形状で接するので方向性がない。又、前記点検孔22の係止部25も凹状球形に形成されているので、前記姿勢保持部の挿入角度を問わず、円周形状で接することとなる。従って、前記姿勢保持部33を前記点検孔22とを嵌合させることができる前記ノズル31の挿入角度の自由度は、従来品と比べて大きくなっている。
又、前記姿勢保持部33が前記係止部25に密に内嵌しているか否か目視で確認することが困難な状況であっても、前記姿勢保持部33を前記係止部25に沿って摺動させたときの感覚で、前記姿勢保持部33と前記点検孔22との位置関係を推測することができる。
【0019】
更に、本発明に係るガス検知器2の筐体21表面にあっては、前記点検孔22の周部に前記規制部26を突設してある。ここで、前記規制部26は、前記係止部25と前記姿勢保持部33が前記点検用ガスを前記ガスセンサ23の周辺の雰囲気に導入可能な角度で嵌合するように、前記ノズル31の挿入角度を当接規制するものである。
【0020】
上記構成によれば、前記点検孔22に前記姿勢保持部33を嵌合させるときに、その挿入角度・位置を正確に把握する必要がなく、前記点検孔22のおおよその位置を把握していれば、前記姿勢保持部33の前記係止部25への嵌入を手がかりに、前記ノズル31を前記点検孔22に略密に嵌合させることができる。例えば、前記ガス検知器2が厨房等の壁面の上方に設置されている場合には、図1(b)に示すように、前記ガスセンサ点検具3の前記ノズル31を上方に差し出して、前記ガス検知器2の係止部25に前記姿勢保持部33を嵌合させれば良い。又、前記ガス検知器2が厨房等の壁面の下方に設置されている場合には、図2に示すように、前記ガスセンサ点検具3の前記ノズル31を下方に差し出して、前記ガス検知器2の係止部25に前記姿勢保持部33を嵌合させれば良い。
このようにして、本発明に係るガスセンサ点検構造1を採用したガス検知器2及びガスセンサ点検具3を用いると、従来品を用いた場合と比べて、容易且つ迅速に、前記ガスセンサ23への点検用ガスの供給を行なうことができるので、容易且つ迅速に、前記ガスセンサの点検を行なうことができる。
【0021】
〔別実施形態〕
以下に別実施形態を説明する。
前記姿勢保持部33の形状として球体を例に挙げたが、前記姿勢保持部33の形状は、前記点検孔22と前記姿勢保持部33との密接状態を確保するために、これらの接触面積を増加させることができれば良く、又、前記点検孔22の軸心と前記姿勢保持部33の軸心とがなす角度の方向性を緩和することが出来れば良い。従って、前記姿勢保持部の形状は、必ずしも球体である必要はないため、楕円球状であっても良く、又、前記点検孔22と前記姿勢保持部33とが嵌合する際、前記姿勢保持部33の収容部に面した部分は両者の接合にあまり寄与しないので、その部分が欠落した球体、例えば、半球状であっても良い。
又、図3に示すように、前記ガスセンサ点検具3にあっては、前記姿勢保持部33の表面に、前記点検用ガスの流路を貫設した位置決め突起35を突設してあっても良い。前記位置決め突起35を前記点検孔22を通じて前記筐体21内部に挿入した上で、前記筐体21の内側縁部に前記位置決め突起35が当接するように前記姿勢保持部33を前記点検孔22の係止部25に嵌入させると、前記ガスセンサ23の周辺に前記点検ガスを供給できる位置に前記ノズル31の吐出口32を誘導することができる。又、前記位置決め突起35を設置する位置は、前記姿勢保持部33が前記点検孔22の縁端部と密に嵌合可能であって、且つ前記位置決め突起35が前記点検孔22の内側端部と当接可能な位置であれば良いので、前記ノズル31の延長線上に限られない。
更に又、図4に示すように、ノズル31の支持部を屈折して形成することによって、前記ガスセンサ点検具3のノズル31の挿入角度を調節して、操作性を向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るガスセンサ点検構造の要部を表わす部分断面図
【図2】 本発明に係るガスセンサ点検構造を表わす一部破断図
【図3】 本発明に係るガスセンサ点検具の別実施形態を表わす部分断面図
【図4】 本発明に係るガスセンサ点検具の別実施形態を表わす側面図
【図5】 従来のガスセンサ点検構造を表わす一部破断図
【符号の説明】
1 ガスセンサ点検構造
2 ガス検知器
3 ガスセンサ点検具
21 筐体
22 点検孔
23 ガスセンサ
25 係止部
31 ノズル
33 姿勢保持部
35 位置決め突起
Claims (5)
- ガス検知器の筐体に設けられた点検孔に点検用ガスを吐出供給するためのノズルを設けたガスセンサ点検具であって、
少なくとも前記点検孔の入り口側が広径で奥狭まりの凹状球形であり、前記点検孔に前記ノズルを嵌入可能な係止部を前記点検孔周部に設け、前記点検孔の前記筐体内部に面した側の開口部に点検用ガスをガスセンサの雰囲気に導入するためのガイドを前記ガスセンサの方向へ延設し、前記筐体の表面側に面した前記点検孔の外周部に前記ノズルの挿入角度を規制する規制部を突設したガス検知器に用いられ、
前記ノズルの軸心と前記点検孔の軸心とのなす角度に関わらず、前記ノズルの先端部と前記係止部とが密接した状態で、前記ノズルを前記点検孔に嵌入可能な凸状球面体の姿勢保持部を、前記ノズル先端部周囲に設けてあるガスセンサ点検具。 - 前記姿勢保持部の表面に、前記点検用ガスの流路を貫設した位置決め突起を突設してある請求項1に記載のガスセンサ点検具。
- 点検用ガスを吐出供給するガスセンサ点検具のノズルの先端部周囲に設けられた凸状球面体の姿勢保持部を嵌入させるための点検孔を筐体に設けてあるガス検知器であって、
少なくとも前記点検孔の入り口側が広径で奥狭まりの凹状球形であり、前記点検孔の軸心と前記ノズルの軸心とのなす角度に関わらず、前記点検孔の周部と前記姿勢保持部とが密接した状態で前記点検孔に前記ノズルを嵌入可能な係止部を前記点検孔周部に設けてあり、前記点検孔の前記筐体内部に面した側の開口部には点検用ガスをガスセンサの雰囲気に導入するためのガイドが前記ガスセンサの方向へ延設されており、前記筐体の表面側に面した前記点検孔の外周部には前記ノズルの挿入角度を規制する規制部が突設されているガス検知器。 - 前記点検孔の周部が耐熱性素材により構成されている請求項3に記載のガス検知器。
- 請求項1又は2に記載のセンサ点検具と、請求項3又は4に記載のガス検知器とでなるガスセンサ点検構造。
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| JP2000346760A (ja) | 2000-12-15 |
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