JP4324342B2 - 電子部品の整列方法及び電子部品整列装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品の整列方法及び電子部品整列装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は電子部品の斜視図でる。図8はサーモモジュールの斜視図である。図8に示すサーモモジュールは、上基板12、下基板13、複数の電子部品11により構成されるもので、電子部品のWT面と、上基板12と下基板13の電極パターン(不図示)が接続されて成るものである。
たとえば、上記サーモモジュールの組み立て工程においては、直方体形状の電子部品を所定の整列位置にならべる工程があるが、電子部品のWL面を下面にして整列するのが一般的である。従来、このような工程において、1.直方体形状の電子部品を1つずつピンセットで上下面を合わせながら並べていた。2.パーツフィーダーで直方体形状の電子部品を整列させP&Pユニットで一つずつ供給していた。3.振込プレートを用いて電子部品を振り込んだあと供給していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記1の方法では、作業者がピンセットにて1つずつ処理するため作業時間がかかってしまう。また、電子部品にキズをつけてしまうという問題があった。2の方法では、装置が高価な物になってしまいその割に生産性が低いという問題がある。3の方法では、WL面またはTL面を下面にして振込を行うのが一般的で、その方法の場合WT面を下面にするため振込後一度向きを変更する作業または装置が必要となる。
【0004】
本発明は、上記問題点を解決するものであり、電子部品などを効率よく整列させることが可能な電子部品整列方法および電子部品整列装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
横W、厚みT、長さL(ただしW≧T、W<L)の直方体形状の電子部品を整列させるための方法であって、横W、厚みTで規定されるWT面の対角寸法よりも大きく、横W、長さLのWL面の対角寸法および厚みT、長さLのTL面の対角寸法より小さい直径を有する円形の穴が所定の整列位置関係となるように複数個配設された上プレートと、横W、厚みTよりそれぞれわずかに大きな寸法を有する正方形または長方形の穴が前記所定の整列位置関係となるように複数個配設された下プレートを、整列された電子部品を支持して搬送させる搬送治具上に、前記複数の円形の穴と前記複数の正方形または長方形の穴とがそれぞれ重なり合う位置関係になるように固定する工程と、上プレートに供給された電子部品を振動または揺動させることにより、電子部品を上プレートから下プレートに振り込んで搬送治具上に整列させる工程とを具備する電子部品の整列方法とする。
【0006】
横W、厚みT、長さL(ただしW≧T、W<L)の直方体形状の電子部品を整列させるための装置であって、横W、厚みTで規定されるWT面の対角寸法よりも大きく、横W、長さLのWL面の対角寸法および厚みT、長さLのTL面の対角寸法より小さい直径を有する円形の穴が所定の整列位置関係となるように複数個配設された上プレートと、横W、厚みTよりそれぞれわずかに大きな寸法を有する正方形または長方形の穴が前記所定の整列位置関係となるように複数個配設された下プレートと、整列された電子部品を支持して搬送させる搬送治具と、前記複数の円形の穴と前記複数の正方形または長方形の穴とがそれぞれ重なり合う位置関係になるように、上プレートと下プレートを搬送治具上に固定する固定手段とを具備する電子部品を上プレートから下プレートに振り込んで搬送治具上に整列させるための電子部品整列装置とする。
【0007】
上プレート及び、下プレートの厚みが電子部品の長さLと同等かまたは、それよりわずかに大きいか小さい電子部品整列装置とする。
【0008】
少なくとも、上プレートに供給された電子部品を振動または揺動させることにより部品のWT面が上下面となるような姿勢で前記搬送治具上に整列させるための振動、揺動印加手段を備えている電子部品整列装置とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明による電子部品整列装置の斜視図、図2は平面図、図3は正面図の部分断面図である。
【0010】
電子部品11が振り込まれる穴D1が所定の整列位置関係となるように多数個配設された上プレート1と、上プレート1と同じピッチで穴D2が多数個配設された上プレート下面側に配置された下プレート2と、下プレート下面側に配置された搬送治具3と、振動手段5及び揺動手段6を備えている。
【0011】
電子部品11は、その寸法が、横がW(0.5mm)、厚みがT(0.5mm)、長さがL(0.8mm)である。
【0012】
上プレート1の厚みt1は、電子部品11の長さLとほぼ同等に設定されている。電子部品11が振り込まれる穴D1は所定の整列位置関係となるように設定されている。また下プレート2の厚みt2は、電子部品11の長さLとほぼ同等に設定されている。電子部品の振り込まれる正方形の穴D2は所定の整列位置関係となるように設定されている。上プレート1、下プレート2の厚みを電子部品11の長さLとほぼ同等に設定することにより、振り込まれた電子部品11が上プレート上1の電子部品11の動きを妨げることがなく振込の信頼性を増している。上プレート1、下プレート2は樹脂や金属で構成されている。また上プレート1、下プレート2は、加工上特に問題無ければ、一体で製作してもかまわない。
【0013】
上プレート1、下プレート2および搬送時治具3の整列位置関係を確保するため、穴の空いていない場所に位置関係を確保した基準穴1a、2a、3aをそれぞれ2カ所ずつ設け、電子部品整列装置にガイドピン4を2本設けることでそれぞれの整列位置関係を確保している。
【0014】
上記発明の実施形態の電子部品整列装置においては、上プレート1に電子部品を供給して振動手段5、揺動手段6により振動、揺動を電子部品に印加することにより上プレート1のWT面の対角寸法よりも大きくWL面、TL面の対角寸法より小さい直径を有する円形の穴D1にWT面を下面にして振り込ませることができる。
【0015】
図5は本発明の実施の形態の一つにおいて上プレート1の穴D1、下プレート2の穴D2に電子部品11を振り込む状態を示す断面図である。図6は本発明の実施の形態の一つにおいて上プレート1の穴D1に電子部品11が振り込まれた状態を示す平面図である。図7は本発明の実施の形態の一つにおいて下プレート2の穴D2に部品が振り込まれた状態を示す平面図である。
振動、揺動を継続させることにより、上プレート1の円形の穴D1に振り込まれた電子部品11は穴の側面をガイドに回転を始める。回転を始めた電子部品11は下プレートの横W、厚みTよりもわずかに大きな寸法を持つ角穴D2と角度が一致したとき下プレートの角穴に振り込まれる。まず上プレート1で電子部品をWT面を下面にして振り込ませることにより、下プレート2への振込、搬送治具3への所定の整列位置関係での整列を確実なものにしている。
【0016】
【発明の効果】
本発明の電子部品の整列方法によれば、上プレートの穴から下プレートの穴と順番に構成しているので、電子部品が安定した姿勢で振り込まれるため結果的に確実に電子部品を整列できた。
【0017】
本発明の電子部品整列装置によれば、上プレートのWT面の対角寸法よりも大きく、WL面、TL面の対角寸法よりも小さな寸法を有する穴D1の重心を下プレートのW、T寸法よりもそれぞれわずかに大きな寸法を持つ正方形又は、長方形の穴D2の重心が一致するように配設されかつ搬送治具3を備えた部品整列装置を用いることにより、請求項1の部品整列方法を確実に実施することが可能になり、所定の整列位置関係で効率良く整列させることが可能となる。
【0018】
また、振動手段、揺動手段を備えたことにより短時間で整列可能となり作業時間の短縮になった。
【0019】
直径が、WT面の対角寸法よりも大きく、WL面及びTL面の対角寸法よりも小さい上プレート1の穴D1は、確実にWT面を上下面として振込が行え、W、Tそれぞれよりわずかに大きな寸法を有する正方形または長方形の穴D2の空いた下プレート2に確実に振り込んで部品を支持、搬送治具上に所定のピッチ、向きで整列させることが可能となる。
【0020】
上プレート1の厚み方向の寸法t1および、下プレート2の厚み方向の寸法t2を電子部品の高さL寸法と同等か、またはそれより多少大きいか、小さくすることにより電子部品が上プレート1上を自由に移動して振込の確実性を上げることができる。
【0021】
上プレート1で所定のピッチで、WT面を上下面にさせる整列を行い下プレート2上面で振動または揺動で電子部品に回転を加えながら、下プレート2の正方形または長方形の方向を合わせて搬送治具3に整列させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一つを説明するための斜視図。
【図2】本発明の実施の形態の一つを説明するための平面図。
【図3】本発明の実施の形態の一つを説明するための正面図。
【図4】電子部品の斜視図。
【図5】本発明の実施の形態の一つにおいて上プレート1の穴D1、下プレート2の穴D2に電子部品を振り込む状態を示す断面図。
【図6】本発明の実施の形態の一つにおいて上プレート1の穴D1に電子部品が振り込まれた状態を示す平面図。
【図7】本発明の実施の形態の一つにおいて下プレート2の穴D2に電子部品が振り込まれた状態を示す平面図。
【図8】サーモモジュールの斜視図。
【符号の説明】
1 上プレート
2 下プレート
3 搬送治具
4 プレート固定手段
5 振動手段
6 揺動手段
11 電子部品
12 上基板
13 下基板
L 電子部品の長さ
T 電子部品の厚み
W 電子部品の幅
D1 上プレートの穴
D2 下プレートの穴
t1 上プレートの厚み
t2 下プレートの厚み
Claims (4)
- 横W、厚みT、長さL(ただしW≧T、W<L)の直方体形状の電子部品を整列させるための方法であって、横W、厚みTで規定されるWT面の対角寸法よりも大きく、横W、長さLのWL面の対角寸法および厚みT、長さLのTL面の対角寸法より小さい直径を有する円形の穴が所定の整列位置関係となるように複数個配設された上プレートと、横W、厚みTよりそれぞれわずかに大きな寸法を有する正方形または長方形の穴が前記所定の整列位置関係となるように複数個配設された下プレートを、整列された電子部品を支持して搬送させる搬送治具上に、前記複数の円形の穴と前記複数の正方形または長方形の穴とがそれぞれ重なり合う位置関係になるように固定する工程と、上プレートに供給された電子部品を振動または揺動させることにより、電子部品を上プレートから下プレートに振り込んで搬送治具上に整列させる工程とを具備することを特徴とする電子部品の整列方法。
- 横W、厚みT、長さL(ただしW≧T、W<L)の直方体形状の電子部品を整列させるための装置であって、横W、厚みTで規定されるWT面の対角寸法よりも大きく、横W、長さLのWL面の対角寸法および厚みT、長さLのTL面の対角寸法より小さい直径を有する円形の穴が所定の整列位置関係となるように複数個配設された上プレートと、横W、厚みTよりそれぞれわずかに大きな寸法を有する正方形または長方形の穴が前記所定の整列位置関係となるように複数個配設された下プレートと、整列された電子部品を支持して搬送させる搬送治具と、前記複数の円形の穴と前記複数の正方形または長方形の穴とがそれぞれ重なり合う位置関係になるように、上プレートと下プレートを搬送治具上に固定する固定手段とを具備すること特徴とする、電子部品を上プレートから下プレートに振り込んで搬送治具上に整列させるための電子部品整列装置。
- 上プレート及び、下プレートの厚みが電子部品の長さLと同等かまたは、それよりわずかに大きいか小さいことを特徴とする請求項2記載の電子部品整列装置。
- 少なくとも、上プレートに供給された電子部品を振動または揺動させることにより部品のWT面が上下面となるような姿勢で前記搬送治具上に整列させるための振動手段、揺動手段を備えていることを特徴とする請求項2又は3記載の電子部品整列装置。
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