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JP4326279B2 - エレベータの制御装置 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば展望用エレベータにおける昇降路内を清掃する場合に用いて好適なエレベータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年普及してきた展望用エレベータは、乗りかごとその乗りかごを囲う昇降路がそれぞれガラス張りになっており、乗りかご内の乗客がそのガラスを通して外の景色を見ることができるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ところが、この種の展望用エレベータでは、ガラス張りであるが故に昇降路が汚れてくると、その汚れが外から見て非常に目立ってしまう欠点があり、定期的に昇降路内を清掃する必要がある。
【0004】
従来、このような展望用エレベータの昇降路内の清掃方法として、清掃員がエレベータの保守員と共に乗りかごの上に乗り、清掃用具を用いて昇降路内を清掃すると共に、保守員が乗りかごを動かして清掃範囲を変えていくといった方法が採られていた。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−179367号公報(図8)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エレベータの乗りかごの上に乗って清掃作業を行うことは非常に危険であり、特に複数台の乗りかごが並設された群管理エレベータとなると、隣接する乗りかごや釣り合い重りが昇降しているため、細心の注意を払って清掃作業しなければならない。
【0007】
そこで、本発明は、清掃員が昇降路内の清掃作業を安全に行うことのできるエレベータの制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のエレベータの制御装置は、昇降路内に並設された複数台の乗りかごと、これらの乗りかごのうちの1台を特定階に引き戻した状態で清掃運転モードを設定する清掃運転モード設定手段と、上記特定階に引き戻された乗りかごに既に登録済みの乗り場呼びをキャンセルして他の乗りかごに応答させると共に、上記清掃モード設定手段によって清掃運転モードが設定された場合に、当該乗りかごに隣接する乗りかごの既登録済みのすべての呼びに応答した後にその隣接する乗りかごの運転を休止制御する制御手段とを具備して構成される。
【0009】
このような構成によれば、昇降路内の各乗りかごのうちの1台の乗りかごを清掃運転のために特定階に引き戻すと、当該乗りかごに既に登録済みの乗り場呼びがキャンセルされて他の乗りかごに割り当てられ、清掃運転モードの設定に伴い、当該乗りかごに隣接する乗りかごが既登録済みのすべての呼びに応答してから運転休止状態となる。したがって、清掃員が当該乗りかごの上に乗って清掃作業を行う場合に、隣の乗りかごの走行状態を気にしなくとも安全に清掃作業を行うことができる。
【0010】
また、上記構成において、上記清掃運転モード時に当該乗りかごの走行を指示するための走行スイッチを備え、上記制御手段は、上記走行スイッチが操作された際に当該乗りかごの走行速度を所定速度内に規制して運転することを特徴とする。これにより、例えば操作ミスなどにより乗りかごが急に早く動いて清掃員が振り落とされてしまう危険性を防止することができる。
【0011】
また、上記走行スイッチは、上記各乗りかご内の上記昇降路の清掃面を視認可能な位置に設置されていることを特徴とする。これにより、乗りかご内にて昇降路の清掃面を確認しながら、走行スイッチを操作して乗りかごを動かすことができる。
【0012】
また、上記各乗りかごの上には、清掃用具を取り付けるための用具取付け部が設けられており、上記用具取付け部に上記清掃用具を取り付けた状態で当該乗りかごを清掃運転することで上記昇降路内を清掃することを特徴とする。これにより、清掃員が乗りかごの上に乗って清掃作業を行わなくとも、その乗りかごの上に取り付けた清掃用具により昇降路内を自動的に清掃することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
【0016】
図1は本発明の一実施形態に係るエレベータの全体構成を示す図であり、複数台の乗りかごが並設された郡管理エレベータの構成が示されている。
【0017】
図中の10は昇降路であり、外側は展望用としてガラスシャフト10aになっている。11aは昇降路10内に設けられたエレベータの乗りかごである。この乗りかご11aの外側つまり昇降路10のガラスシャフト10aとの対向面側にはガラス窓12が設けられている。これにより、乗りかご11a内の乗客はガラス窓12と昇降路10のガラスシャフト10aを通して外の景色を見ることができる。
【0018】
なお、図1の例では、昇降路10内に1台の乗りかご11aしか示されていないが、実際には昇降路10内に複数台の乗りかご11a,11b…が並設されており、通常時にはこれらが同時に運転されている。これらの乗りかご11a,11b…は、それぞれ巻上機13の駆動によりロープ14を介して昇降動作する。14aは釣り合い重りであり、ロープ14の一端に設けられて乗りかご11aと共につるべ式に昇降動作する。
【0019】
また、このエレベータの制御装置として、各乗りかご11a,11b…毎に運転制御部15a,15b…と、これらの乗りかご11a,11b…を群管理制御するための群管理制御部16が設けられている。運転制御部15a,15b…と群管理制御部16はコンピュータによって構成され、運転制御部15a,15b…はかご呼びの登録制御やドアの開閉制御などを行い、郡管理制御部16は乗り場呼びに応答させる乗りかごの割り当て制御などを行う。なお、ここでは運転制御部15a,15b…と群管理制御部16が独立して設けられているが、例えば運転制御部15a,15b…が群管理制御部16としての機能を兼ね備えることでも良い。
【0020】
運転制御部15a,15b…は、監視室に設けられるエレベータ監視盤17に接続されている。このエレベータ監視盤17には、各乗りかご11a,11b…のうちの指定した号機の乗りかごを特定階に引き戻すためのエレベータ引き戻しスイッチ18や、各号機の乗りかご11a,11b…毎に清掃運転中であることを表示するための清掃運転表示灯19などが設けられている。
【0021】
図2は同実施形態におけるエレベータの乗りかごの構成を示す図である。なお、ここでは便宜上乗りかご11aとしての構成を示すが、他の乗りかご11b…についても同様の構成である。
【0022】
図2に示すように、乗りかご11a内には、昇降路10のガラスシャフト10aと対向する面にガラス窓12が設けられていると共に、そのガラス窓12の近傍にかご操作盤21が設けられている。このかご操作盤21は、図示せぬかごドアの近傍に設置された通常の操作盤とは異なり、エレベータの保守員が清掃運転時に上記ガラス窓12を通して乗りかご11aの外(つまり、昇降路10のガラスシャフト10a)を見ながら清掃作業を行う場合に使用されるものである。
【0023】
このかご操作盤21には、各階の行き先ボタン22の他に、ここでは清掃運転モードを設定するための清掃運転スイッチ23、乗りかご11aをアップ方向に走行させるためのUP走行スイッチ24、乗りかご11aをダウン方向に走行させるためのDOWN走行スイッチ25などが設けられている。清掃運転スイッチ23の操作により清掃運転モードが設定された状態では、乗りかご11aの走行速度が清掃運転用として所定速度内に規制され、UP走行スイッチ24やDOWN走行スイッチ25の操作に従って乗りかご11aが超低速でUP方向またはDOWN方向に移動する。
【0024】
また、乗りかご11aの上には、上記同様に清掃運転時における乗りかご11aのUP/DOWN走行を指示するための運転操作部26が設けられている。この運転操作部26に設けられたUP走行スイッチ27およびDOWN走行スイッチ28の機能は、乗りかご11a内のかご操作盤21に設けられたUP走行スイッチ24およびDOWN走行スイッチ25と同じである。
【0025】
次に、上記構成のエレベータにおける清掃運転時の動作について説明する。
【0026】
図3は同実施形態におけるエレベータの清掃運転時の動作を示すフローチャートである。
【0027】
今、ある1台の乗りかご11aを利用し、その乗りかご11aを囲う昇降路10のガラスシャフト10aを清掃する場合について説明する。
【0028】
まず、ビル管理人がこれから清掃を行う昇降路10内に存在する乗りかご11aをエレベータ監視盤17にて選択し、エレベータ引き戻しスイッチ18を操作する。このエレベータ引き戻しスイッチ18がONすると(ステップA11のYes)、運転制御部15aによって引き戻し運転が実行され、乗りかご11aが特定階(例えば1階)まで自動運転され、その特定階で清掃員とエレベータ保守員が乗り込むまで戸開した状態で待機する(ステップA12)。
【0029】
ここで、エレベータ引き戻しスイッチ18が操作されたときは、清掃専用で乗りかご11aを走行させることになるため、既に登録済みの乗り場呼び(各階の乗り場に設置された呼びボタンの操作によって登録された呼び信号)があれば、その時点でキャンセルする。この場合、引き戻し運転に指定されなかった他の号機がそのキャンセルされた乗り場呼びに応答することになる。また、登録済みのかご呼び(乗りかご内に設置された行き先階指定ボタンの操作によって登録された呼び信号)については、キャンセルせずに、そのときのかご呼びに応答させながら特定階へ走行させる。乗りかご11aが特定階に着床後、戸開して待機している間はかご呼びも登録できないようにしておく。
【0030】
次に、上記引き戻し運転により特定階に着床した乗りかご11aに保守員が乗り込み、この乗りかご11a内に設置されたかご操作盤21の清掃運転スイッチ23を操作する(ステップA13)。この清掃運転スイッチ23の操作により清掃運転モードが設定され、エレベータ監視盤17上の乗りかご11aの清掃運転表示灯19が点灯し、乗りかご11aが清掃運転中であることが表示される(ステップA14)。
【0031】
また、清掃運転モードが設定されると、その旨が運転制御部15aから群管理制御部16を介して運転制御部15bに通知される。この通知を受けた運転制御部15bでは、当該乗りかご11aに隣接する乗りかご11bの運転を休止する(ステップA15)。なお、このときの隣接号機は直ちに運転休止するのではなく、既登録済みの呼びがあれば、そのすべての呼びに応答してから運転休止とするものとする。
【0032】
清掃員は隣接号機である乗りかご11bが運転休止状態になったことを確認した上でエレベータの保守員と共に乗りかご11aの上に乗り、図4に示すように、清掃用具31を持って昇降路10のガラスシャフト10aの清掃を開始する。その際、清掃員と共に乗りかご11aの上に登った保守員が乗りかご11a上に設けられた運転操作部26のUP走行スイッチ27やDOWN走行スイッチ28を操作すると(ステップA16のYes)、乗りかご11aの走行速度が所定速度内に規制された状態で超低速で上記特定階からUP方向またはDOWN方向に走行する(ステップA17)。これにより、清掃員は乗りかご11aの上に乗りながらガラスシャフト10aを特定階から上下に効率的に清掃することができる。
【0033】
清掃後、清掃員が保守員と共に乗りかご11a上から降り、そして、乗りかご11a内の清掃運転スイッチ23をOFFすると(ステップA18のYes)、運転清掃モードが解除され、その旨が運転制御部15aを介してエレベータ監視盤17に伝えられて清掃運転表示灯19が消灯すると共に(ステップA19)、乗りかご11aが通常運転モードに復帰する(ステップA20)。また、運転清掃モードが解除されたことが群管理制御部16を介して運転制御部15bにも伝えられ、乗りかご11bの運転が再開される(ステップA21)。
【0034】
このように、清掃員が乗りかご11aの上に乗って昇降路10のガラスシャフト10aを清掃する場合に、隣接する他の乗りかご11bの運転が休止されるので、清掃員は乗りかご11aの上でも安全に清掃作業を行うことができる。また、清掃運転モードが設定された状態では、スイッチ操作による乗りかご11aの走行速度が規制されるため、乗りかご11aを動かしながら清掃作業を行う場合に、例えば操作ミスにより乗りかご11aが急に早く動き出して振り落とされるなどの危険性も防止することができる。
【0035】
なお、上記実施形態では、図4に示すように清掃員が乗りかご11aの上で清掃用具31を持って昇降路10のガラスシャフト10aを清掃するものとして説明したが、図5に示すような方法にて清掃作業を行うことも可能である。
【0036】
すなわち、図5に示すように、乗りかご11aの上には、清掃用具31を着脱自在に装着するための用具取付け部32が設置されている。この用具取付け部32の具体的な構成については特に限定されるものではないが、例えば清掃用具31の取っ手部分を乗りかご11a上の所定の位置に固定された取り付け金具に嵌め込むといったような構成になっている。
【0037】
このような用具取付け部32を備えた乗りかご11aでは、清掃員はその乗りかご11aの上に登って、清掃用具31を用具取付け部32に装着するだけで済む。以後は、乗りかご11a内に設置されたかご操作盤21のUP走行スイッチ24やDOWN走行スイッチ25の操作により乗りかご11aを走行させれば、乗りかご11a上に清掃員がいなくとも、昇降路10のガラスシャフト10aを自動的に清掃することができる。
【0038】
また、乗りかご11a内において、かご操作盤21は図5に示すようにドア33側ではなく、その反対側つまり昇降路10の清掃面であるガラスシャフト10a側に設置されている。このかご操作盤21の近傍にはガラス窓12が配設されている。この場合、通常は乗りかご11a内のドア33側に操作盤があるため、操作者(保守員または清掃員)は後ろを振り向きながら操作盤を操作しなければならないが、本実施形態のように清掃専用のかご操作盤21がガラスシャフト10a側に設置されているので、ガラス窓12を通してガラスシャフト10aの汚れ具合などを確認しながら、かご操作盤21の操作により乗りかご11aを運転しながら清掃作業を行うことができる。
【0039】
また、前記実施形態では、1台の乗りかご11aを清掃運転する場合について説明したが、他の乗りかご11b…も同時に運転して清掃作業を行うことも可能である。このときの動作を図6に示す。
【0040】
図6は本発明の他の実施形態におけるエレベータの清掃運転時の動作を示すフローチャートである。
【0041】
まず、ビル管理人が昇降路10内に存在する乗りかご11a,11b…をエレベータ監視盤17にて選択し、エレベータ引き戻しスイッチ18を操作する。このエレベータ引き戻しスイッチ18がONすると(ステップB11のYes)、運転制御部15a,15b…によって引き戻し運転が実行され、各乗りかご11a,11b…のそれぞれが特定階(例えば1階)まで自動運転され、その特定階で清掃員とエレベータ保守員が乗り込むまで戸開した状態で待機する(ステップB12)。
【0042】
この場合、エレベータ引き戻しスイッチ18が操作されたときは、清掃専用ですべての乗りかご11a,11b…を走行させることになるため、途中で乗り場呼びおよびかご呼びが登録されないように、事前に清掃運転を行う旨を乗り場や乗りかご内の利用者に通知しておくことが好ましい。
【0043】
各乗りかご11a,11b…のすべてが特定階に着床すると(ステップB13のYes)、これらのうちの所定の乗りかご11aに保守員が乗り込み、この乗りかご11a内に設置されたかご操作盤21の清掃運転スイッチ23を操作する(ステップB14)。この清掃運転スイッチ23の操作により清掃運転モードが設定され、エレベータ監視盤17上の各乗りかご11a,11b…の清掃運転表示灯19がそれぞれ点灯して各乗りかご11a,11b…が清掃運転中であることが表示される(ステップB15)。
【0044】
清掃員はエレベータの保守員と共に各乗りかご11a,11b…の上に乗り、図4に示すように、清掃用具31を持って昇降路10のガラスシャフト10aの清掃を開始する。この場合、各乗りかご11a,11b…毎に清掃員と保守員が乗り込むことになる。
【0045】
ここで、各乗りかご11a,11b…のうちの所定の乗りかご11aにおいて、その乗りかご11a上に登った保守員が運転操作部26のUP走行スイッチ27やDOWN走行スイッチ28を操作すると(ステップB16のYes)、各乗りかご11a,11b…の走行速度が所定速度内に規制された状態で、これらの乗りかご11a,11b…が連動して超低速で上記特定階からUP方向またはDOWN方向に走行する(ステップB17)。これにより、各清掃員は乗りかご11a,11b…の上に乗りながらガラスシャフト10aを特定階から上下に効率的に清掃することができる。
【0046】
清掃後、清掃員が保守員と共に乗りかご11a上から降り、そして、乗りかご11a内の清掃運転スイッチ23をOFFすると(ステップB18のYes)、運転清掃モードが解除され、その旨が運転制御部15aを介してエレベータ監視盤17に伝えられて各乗りかご11a,11bの清掃運転表示灯19が消灯すると共に(ステップB19)、乗りかご11a,11b…が通常運転モードに復帰する(ステップB20)。
【0047】
このように、各乗りかご11a,11b…を連動させて清掃運転することにより、1台ずつ乗りかごを動かす場合よりも昇降路10のガラスシャフト10aを効率的に清掃することができる。しかも、各乗りかご11a,11b…が連動しているので、清掃員がこれらの乗りかご11a,11b…の上に乗って清掃作業を行っている最中に、隣接する乗りかごが別の方向から突然走行してくることはなく、安全に清掃作業を行うことができる。
【0048】
また、このような各乗りかご11a,11b…の連動運転により清掃作業を行う場合でも、図5に示すように、各乗りかご11a,11b…上に設置された用具取付け部32に清掃用具31を取り付けておけば、各乗りかご11a,11b…を上下に走行させるだけで自動的に昇降路10のガラスシャフト10aを清掃することができて便利である。
【0049】
なお、前記各実施形態では、展望用のエレベータを例にして説明したが、本発明はこれに限るものではなく、ガラス張りでない通常のエレベータにおける昇降路内を清掃する場合でも適用可能である。
【0050】
要するに、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態で示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、「発明が解決しようとする課題」で述べた効果が解決でき、「発明の効果」の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0051】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、清掃運転モードが設定された場合に当該乗りかごに隣接する乗りかごの運転を休止制御することで、清掃員が当該乗りかご上に乗って昇降路内を清掃する場合での安全性を確保することができる。
【0052】
また、清掃運転モードが設定された場合に昇降路内の各乗りかごを連動させて清掃運転することで、清掃員がこれらの乗りかごの上に乗って清掃作業を行う場合に、隣接する乗りかごが別の方向から突然走行してくることを回避して安全に清掃作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るエレベータの全体構成を示す図であり、複数台の乗りかごが並設された郡管理エレベータの構成を示す図。
【図2】 同実施形態におけるエレベータの乗りかごの構成を示す図。
【図3】 同実施形態におけるエレベータの清掃運転時の動作を示すフローチャート。
【図4】 清掃員が乗りかごの上に乗って昇降路のガラスシャフトを清掃する場合の様子を示す図。
【図5】 乗りかご上に設けられた用具取付け部に清掃用具を取り付けて昇降路のガラスシャフトを清掃する場合の様子を示す図。
【図6】 本発明の他の実施形態におけるエレベータの清掃運転時の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…昇降路、10a…ガラスシャフト、11a,11b…乗りかご、12…ガラス窓、13…巻上機、14…ロープ、14a…釣り合い重り、15a,15b…運転制御部、16…群管理制御部、17…エレベータ監視盤、18…エレベータ引き戻しスイッチ、19…清掃運転表示灯、21…かご操作盤、22…行き先ボタン、23…清掃運転スイッチ、24…UP走行スイッチ、25…DOWN走行スイッチ、26…運転操作部、27…UP走行スイッチ、28…DOWN走行スイッチ、31…清掃用具、32…用具取付け部、33…ドア。

Claims (4)

  1. 昇降路内に並設された複数台の乗りかごと、
    これらの乗りかごのうちの1台を特定階に引き戻した状態で清掃運転モードを設定する清掃運転モード設定手段と、
    上記特定階に引き戻された乗りかごに既に登録済みの乗り場呼びをキャンセルして他の乗りかごに応答させると共に、上記清掃モード設定手段によって清掃運転モードが設定された場合に、当該乗りかごに隣接する乗りかごの既登録済みのすべての呼びに応答した後にその隣接する乗りかごの運転を休止制御する制御手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 上記清掃運転モード時に当該乗りかごの走行を指示するための走行スイッチを備え、
    上記制御手段は、上記走行スイッチが操作された際に当該乗りかごの走行速度を所定速度内に規制して運転することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
  3. 上記走行スイッチは、上記各乗りかご内の上記昇降路の清掃面を視認可能な位置に設置されていることを特徴とする請求項2記載のエレベータの制御装置。
  4. 上記各乗りかごの上には、清掃用具を取り付けるための用具取付け部が設けられており、上記用具取付け部に上記清掃用具を取り付けた状態で当該乗りかごを清掃運転することで上記昇降路内を清掃することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
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