JP4329810B2 - シリンダブロック - Google Patents
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Description
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決原理は、シリンダボア内面をシリンダライナにより形成するオープンデッキタイプのシリンダブロックに対し、デッキ面部分(シリンダヘッドに対する合わせ面及びその周辺部分)においてシリンダライナの外周側にMMC(金属基複合材料)が密着状態で配設され、このMMCの外周側がウォータジャケットに臨む構成とし、ウォータジャケットよりも内側(ボア側)の領域にあっては、デッキ面部分にシリンダヘッド本体の形成材料(アルミニウム合金等)が単独では存在しないようにしている。
具体的に、本発明は、シリンダボア内面を構成するシリンダライナを一体的に鋳込み且つオープンデッキタイプに構成されたシリンダブロックを前提とする。このシリンダブロックに対し、軸心方向の長さ寸法がシリンダライナの軸心方向の長さ寸法よりも短く設定された筒形状の多孔質体にシリンダブロック形成材料が含浸されて成る金属基複合体を、シリンダブロックデッキ面部分における上記シリンダライナの外周囲に装着させ、この金属基複合体の外面をウォータジャケットに臨ませ、且つこの金属基複合体の内面の全面をシリンダライナの外面に密着させる一方、上記シリンダライナの内面をシリンダボアに臨ませた構成としている。また、上記金属基複合体を、シリンダブロック形成材料がシリンダライナの軸線に沿う方向に流れながら多孔質体に含浸されることで成形し、この多孔質体において、シリンダブロック形成材料の溶湯が流れ込む面を、シリンダライナ側の領域がウォータジャケット側の領域よりも溶湯の流れ込み方向の下流側に位置するようにしている。
本発明の各実施形態について説明する前に参考例について説明する。
−シリンダブロックの概略構成−
図1は、本参考例に係る直列4気筒ディーゼルエンジンの各シリンダボア11,11,…及びその周辺部を示すシリンダブロック1の平面図(シリンダブロック1上部の端面図)であって、シリンダヘッドとの合わせ面であるデッキ面1a(シリンダブロック頂面)、シリンダ列、ウォータジャケット(冷却水通路)12の配置状態を示している。また、図2は、図1におけるII−II線に沿った断面図である。
次に、上記サイアミーズシリンダバレル2について説明する。上述した如く、このサイアミーズシリンダバレル2は4個のシリンダバレル21,21,…によって構成されている。各シリンダバレル21,21,…の構成は互いに略同一であるので、ここでは一つのシリンダバレル21についてのみ説明する。
次に、上記構成のシリンダブロック1を製造するための鋳造加工について説明する。
次に、本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態は、プリフォーム41の形状が上記参考例のものと異なっている。その他の構成及び鋳造加工の手法は上記参考例と同様である。従って、ここではプリフォーム41の形状について主に説明する。
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態も、プリフォーム41の形状が上記参考例及び第1実施形態のものと異なっている。その他の構成及び鋳造加工の手法は参考例及び第1実施形態と同様である。従って、ここでもプリフォーム41の形状について主に説明する。
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態も、プリフォーム41の形状が上記参考例及び各実施形態のものと異なっている。その他の構成及び鋳造加工の手法は上記参考例及び各実施形態と同様である。従って、ここではプリフォーム41の形状について主に説明する。
以上説明した各実施形態は、自動車用直列4気筒ディーゼルエンジンに使用されるサイアミーズ構造のシリンダブロック1に本発明を適用した場合について説明した。本発明はこれに限らず、その他の形式のディーゼルエンジンやガソリンエンジンにも適用可能である。また、サイアミーズ構造ではないシリンダブロックに対しても本発明は適用可能である。更に、自動車用に限らず、その他の用途に使用されるエンジンにも適用可能である。また、気筒数やエンジン形式(直列型やV型や水平対向型等の別)についても特に限定されるものではない。
1a デッキ面(頂面)
11 シリンダボア
12 ウォータジャケット
3 シリンダライナ
4 MMCリング(金属基複合体)
41 プリフォーム(多孔質体)
Claims (8)
- シリンダボア内面を構成するシリンダライナを一体的に鋳込み且つオープンデッキタイプに構成されたシリンダブロックにおいて、
軸心方向の長さ寸法がシリンダライナの軸心方向の長さ寸法よりも短く設定された筒形状の多孔質体にシリンダブロック形成材料が含浸されて成る金属基複合体が、シリンダブロックデッキ面部分における上記シリンダライナの外周囲に装着されており、この金属基複合体は、外面がウォータジャケットに臨み、且つ内面の全面がシリンダライナの外面に密着されている一方、上記シリンダライナの内面はシリンダボアに臨んだ構成とされており、
上記金属基複合体は、シリンダブロック形成材料がシリンダライナの軸線に沿う方向に流れながら多孔質体に含浸されることで成形されており、この多孔質体において、シリンダブロック形成材料の溶湯が流れ込む面は、シリンダライナ側の領域がウォータジャケット側の領域よりも溶湯の流れ込み方向の下流側に位置していることを特徴とするシリンダブロック。 - シリンダボア内面を構成するシリンダライナを一体的に鋳込み且つオープンデッキタイプに構成されたシリンダブロックにおいて、
軸心方向の長さ寸法がシリンダライナの軸心方向の長さ寸法よりも短く設定された筒形状の多孔質体をシリンダブロックデッキ面部分における上記シリンダライナの外周囲に装着した状態で鋳造加工が行われることで、シリンダブロックデッキ面部分にあっては、シリンダボアとウォータジャケットとの間に、シリンダライナ及び、上記多孔質体にシリンダブロック形成材料が含浸されて成る金属基複合体のみが存在した構成とされており、
上記金属基複合体は、シリンダブロック形成材料がシリンダライナの軸線に沿う方向に流れながら多孔質体に含浸されることで成形されており、この多孔質体において、シリンダブロック形成材料の溶湯が流れ込む面は、シリンダライナ側の領域がウォータジャケット側の領域よりも溶湯の流れ込み方向の下流側に位置していることを特徴とするシリンダブロック。 - シリンダボア内面を構成するシリンダライナを一体的に鋳込み且つオープンデッキタイプに構成されたシリンダブロックにおいて、
軸心方向の長さ寸法がシリンダライナの軸心方向の長さ寸法よりも短く設定された筒形状の多孔質体にシリンダブロック形成材料が含浸されて成る金属基複合体が、シリンダブロックデッキ面部分における上記シリンダライナの外周囲に装着されており、この金属基複合体は、外面がウォータジャケットに臨み、且つ内面の全面がシリンダライナの外面に密着されている一方、上記シリンダライナの内面はシリンダボアに臨んだ構成とされており、
上記金属基複合体は、シリンダブロック形成材料がシリンダライナの軸線に沿う方向に流れながら多孔質体に含浸されることで成形されており、この多孔質体において、シリンダブロック形成材料の溶湯が流れ込む面には、シリンダライナ側からウォータジャケット側に亘る中間部分に凹部が形成されていることを特徴とするシリンダブロック。 - シリンダボア内面を構成するシリンダライナを一体的に鋳込み且つオープンデッキタイプに構成されたシリンダブロックにおいて、
軸心方向の長さ寸法がシリンダライナの軸心方向の長さ寸法よりも短く設定された筒形状の多孔質体をシリンダブロックデッキ面部分における上記シリンダライナの外周囲に装着した状態で鋳造加工が行われることで、シリンダブロックデッキ面部分にあっては、シリンダボアとウォータジャケットとの間に、シリンダライナ及び、上記多孔質体にシリンダブロック形成材料が含浸されて成る金属基複合体のみが存在した構成とされており、
上記金属基複合体は、シリンダブロック形成材料がシリンダライナの軸線に沿う方向に流れながら多孔質体に含浸されることで成形されており、この多孔質体において、シリンダブロック形成材料の溶湯が流れ込む面には、シリンダライナ側からウォータジャケット側に亘る中間部分に凹部が形成されていることを特徴とするシリンダブロック。 - シリンダボア内面を構成するシリンダライナを一体的に鋳込み且つオープンデッキタイプに構成されたシリンダブロックにおいて、
軸心方向の長さ寸法がシリンダライナの軸心方向の長さ寸法よりも短く設定された筒形状の多孔質体にシリンダブロック形成材料が含浸されて成る金属基複合体が、シリンダブロックデッキ面部分における上記シリンダライナの外周囲に装着されており、この金属基複合体は、外面がウォータジャケットに臨み、且つ内面の全面がシリンダライナの外面に密着されている一方、上記シリンダライナの内面はシリンダボアに臨んだ構成とされており、
上記金属基複合体は、多孔質体がシリンダライナの外面に圧入により嵌合され、その後、この多孔質体にシリンダブロック形成材料が含浸されることにより成形されたものであって、上記シリンダライナの外面に嵌合される前における多孔質体の内面形状は、シリンダブロックデッキ面側の内径寸法が、反シリンダブロックデッキ面側の内径寸法よりも小径に形成されていることを特徴とするシリンダブロック。 - シリンダボア内面を構成するシリンダライナを一体的に鋳込み且つオープンデッキタイプに構成されたシリンダブロックにおいて、
軸心方向の長さ寸法がシリンダライナの軸心方向の長さ寸法よりも短く設定された筒形状の多孔質体をシリンダブロックデッキ面部分における上記シリンダライナの外周囲に装着した状態で鋳造加工が行われることで、シリンダブロックデッキ面部分にあっては、シリンダボアとウォータジャケットとの間に、シリンダライナ及び、上記多孔質体にシリンダブロック形成材料が含浸されて成る金属基複合体のみが存在した構成とされており、
上記金属基複合体は、多孔質体がシリンダライナの外面に圧入により嵌合され、その後、この多孔質体にシリンダブロック形成材料が含浸されることにより成形されたものであって、上記シリンダライナの外面に嵌合される前における多孔質体の内面形状は、シリンダブロックデッキ面側の内径寸法が、反シリンダブロックデッキ面側の内径寸法よりも小径に形成されていることを特徴とするシリンダブロック。 - シリンダボア内面を構成するシリンダライナを一体的に鋳込み且つオープンデッキタイプに構成されたシリンダブロックにおいて、
軸心方向の長さ寸法がシリンダライナの軸心方向の長さ寸法よりも短く設定された筒形状の多孔質体にシリンダブロック形成材料が含浸されて成る金属基複合体が、シリンダブロックデッキ面部分における上記シリンダライナの外周囲に装着されており、この金属基複合体は、外面がウォータジャケットに臨み、且つ内面の全面がシリンダライナの外面に密着されている一方、上記シリンダライナの内面はシリンダボアに臨んだ構成とされており、
上記金属基複合体は、多孔質体がシリンダライナの外面に圧入により嵌合され、その後、この多孔質体にシリンダブロック形成材料が含浸されることにより成形されたものであって、型締めされる前における多孔質体の外面形状は、シリンダブロックデッキ面側の外径寸法が、反シリンダブロックデッキ面側の外径寸法よりも小径に形成されていることを特徴とするシリンダブロック。 - シリンダボア内面を構成するシリンダライナを一体的に鋳込み且つオープンデッキタイプに構成されたシリンダブロックにおいて、
軸心方向の長さ寸法がシリンダライナの軸心方向の長さ寸法よりも短く設定された筒形状の多孔質体をシリンダブロックデッキ面部分における上記シリンダライナの外周囲に装着した状態で鋳造加工が行われることで、シリンダブロックデッキ面部分にあっては、シリンダボアとウォータジャケットとの間に、シリンダライナ及び、上記多孔質体にシリンダブロック形成材料が含浸されて成る金属基複合体のみが存在した構成とされており、
上記金属基複合体は、多孔質体がシリンダライナの外面に圧入により嵌合され、その後、この多孔質体にシリンダブロック形成材料が含浸されることにより成形されたものであって、型締めされる前における多孔質体の外面形状は、シリンダブロックデッキ面側の外径寸法が、反シリンダブロックデッキ面側の外径寸法よりも小径に形成されていることを特徴とするシリンダブロック。
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