JP4330485B2 - 射出発泡成形方法 - Google Patents
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Description
PR,MIN:キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の最低圧力
PR,MAX:キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の最高圧力
PE:キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂が発泡を開始する圧力
P1:キャビティ内への溶融熱可塑性樹脂の射出中あるいは射出完了時点において、樹脂可塑化・溶融手段がキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂に及ぼす圧力(背圧)
P2:キャビティ内への溶融熱可塑性樹脂の射出中あるいは射出完了時点において、栓体移動手段が栓体に及ぼす圧力(抗力)
P3:キャビティ内の熱可塑性樹脂を冷却・固化させる工程において、樹脂可塑化・溶融手段がキャビティ内の熱可塑性樹脂に及ぼす圧力
P4:キャビティ内の熱可塑性樹脂を冷却・固化させる工程において、栓体移動手段が栓体に及ぼす圧力(抗力)
VF:後述する工程(A)において栓体移動手段によって栓体をキャビティ内の前進端に位置させておくが、このときのキャビティの体積(より具体的には、栓体と、固定金型部及び可動金型部のキャビティを構成する面であるキャビティ面とによって形成される空間の体積)
VB:栓体が後進端に位置したときのキャビティの体積(より具体的には、栓体と、固定金型部及び可動金型部のキャビティを構成する面であるキャビティ面とによって形成される空間の体積)
キャビティ内への溶融熱可塑性樹脂の射出中あるいは射出完了時点において、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂には、栓体及び樹脂可塑化・溶融手段によって圧力PRが及ぼされる。ここで、キャビティ内への溶融熱可塑性樹脂の射出時、射出中あるいは射出完了時点において、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡をキャビティの全領域において抑制するためには、
PR,MIN=MIN(P1,P2)>PE
の圧力状態とする必要がある。一方、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡をキャビティの一部分の領域において抑制するためには、
PR,MAX=MAX(P1,P2)>PE
の圧力状態とする必要がある。このような圧力状態を達成するように樹脂可塑化・溶融手段及び栓体移動手段に基づき圧力制御を行う方法を、便宜上、[圧力制御・発泡抑制方法]と呼ぶ。尚、MIN(P1,P2)とは、P1≦P2の場合には、PR,MIN=P1の値をとり、P1>P2の場合には、PR,MIN=P2の値をとることを意味する。また、MAX(P1,P2)とは、P1≦P2の場合には、PR,MAX=P2の値をとり、P1>P2の場合には、PR,MAX=P1の値をとることを意味する。更には、PR,MINとPR,MAXとを総称して、PRと表現する場合がある。
キャビティ内への溶融熱可塑性樹脂の射出の初期段階において、PR>PE(より具体的には、PR,MIN>PE、あるいは又、PR,MAX>PEであり、以下においても同様である)を達成するためには、後述する工程(A)におけるキャビティの体積VFの値が略0(より具体的には、VF=0、又は、例えば、0≦VF≦0.05VB)となるように、栓体移動手段によって栓体をキャビティ内に位置させておく。そして、後述する工程(D)において、射出開始と同時に、あるいは、射出開始直後に、前進端から後進端に向けての栓体の移動を開始させれば、溶融熱可塑性樹脂のキャビティ内への射出開始時、キャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂の圧力が急激に低下することを防止することができ、キャビティ内への射出開始時からそれ以降においてキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂が発泡することを確実に抑制することができる。即ち、工程(E)におけるPR>PEの状態を確実に達成することができる。尚、VFは、金型構成上、有限な体積であり、表面外観品質が求められない部位をVFに相当する部分に含めることによってVFの値を大きな値とすることも可能である。
キャビティ内への溶融熱可塑性樹脂の射出の初期段階において、PR<PE(より具体的には、PR,MIN<PE<PR,MAX、あるいは又、PR,MAX<PEであり、以下においても同様である)の状態とするためには、後述する工程(A)におけるキャビティの体積VFの値が0<VF<VBとなるように、栓体移動手段によって栓体をキャビティ内に位置させておく。そして、後述する工程(D)において、射出開始後に前進端から後進端に向けての栓体の移動を開始させ、キャビティに充填される溶融樹脂と栓体が接触しない、又は、接触しても栓体抗力が低い場合、溶融熱可塑性樹脂のキャビティ内への射出開始時、キャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂の圧力が急激に低下する結果、溶融熱可塑性樹脂のキャビティ内への射出開始時から射出の初期段階においてキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂が、キャビティの一部において発泡し(PR,MIN<PE<PR,MAXの場合)、あるいは、キャビティの全領域に亙り発泡する(PR,MAX<PEの場合)。
あるいは又、キャビティ内への溶融熱可塑性樹脂の射出の初期段階において、PR<PEの状態とするためには、後述する工程(A)におけるキャビティの体積VFの値が0≦VF<VBとなるように、栓体移動手段によって栓体をキャビティ内に位置させておく。そして、後述する工程(D)において、射出開始前に前進端から後進端に向けての栓体の移動を開始させ、キャビティに充填される溶融樹脂と栓体が接触しない、又は、接触しても栓体抗力が低い場合、溶融熱可塑性樹脂のキャビティ内への射出開始時、キャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂の圧力が急激に低下する結果、キャビティ内への射出開始時から射出の初期段階においてキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂が、キャビティの一部において発泡し(PR,MIN<PE<PR,MAXの場合)、あるいは、キャビティの全領域に亙り発泡する(PR,MAX<PEの場合)。
あるいは又、キャビティ内への溶融熱可塑性樹脂の射出の初期段階において、PR<PEの状態とするためには、後述する工程(A)におけるキャビティの体積VFの値が略0となるように、栓体移動手段によって栓体をキャビティ内に位置させておく。そして、後述する工程(D)において、溶融熱可塑性樹脂の射出開始と同時に前進端から後進端に向けての栓体の移動を開始させるとき、圧力P1、圧力P2が、
PR,MIN=MIN(P1,P2)<PE
の状態となり、あるいは又、
PR,MAX=MAX(P1,P2)<PE
の状態となるように樹脂可塑化・溶融手段及び栓体移動手段に基づき圧力制御を行えば、キャビティ内への射出開始時から射出の初期段階においてキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂が、キャビティの一部において発泡し(PR,MIN<PE<PR,MAXの場合)、あるいは、キャビティの全領域に亙り発泡する(PR,MAX<PEの場合)。
キャビティ内への溶融熱可塑性樹脂の射出開始から、射出中あるいは射出中から射出完了まで、PR<PEの状態とするためには、上述した[射出初期段階における発泡方法(1)]あるいは[射出初期段階における発泡方法(2)]を実行し、引き続き、圧力P1、圧力P2が、
PR,MIN=MIN(P1,P2)<PE
の状態となり、あるいは又、
PR,MAX=MAX(P1,P2)<PE
の状態となるように樹脂可塑化・溶融手段及び栓体移動手段に基づき圧力制御を行えばよいし、あるいは又、[射出初期段階における発泡方法(3)]を実行し続ければよい。
キャビティ内への溶融熱可塑性樹脂の射出中、あるいは射出中から射出完了まで、PR<PEの状態とするためには、圧力P1、圧力P2が、
PR=P1−P2<PE
の状態となるように樹脂可塑化・溶融手段及び栓体移動手段に基づき圧力制御を行えばよい。
キャビティ内の熱可塑性樹脂を冷却・固化させる工程においてPR<PEとするためには、
(1)樹脂可塑化・溶融手段の制御に基づき、圧力P3を減少させる
(2)栓体移動手段の制御に基づき、圧力(抗力)P4を減少させる
といった一種の積極的な2つの方法だけでなく、
(3)溶融樹脂流路及び/又は溶融樹脂射出部内の溶融熱可塑性樹脂の冷却・固化に伴い、圧力P3の伝達が阻害される
(4)キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の冷却・固化に伴い、キャビティ内の熱可塑性樹脂の体積が収縮する
といった一種の消極的な2つの方法を挙げることができる。これらの4つの方法を纏めて、便宜上、[冷却・固化時の発泡方法]と呼び、それぞれの方法を、[冷却・固化時の発泡方法(1)]、[冷却・固化時の発泡方法(2)]、[冷却・固化時の発泡方法(3)]、[冷却・固化時の発泡方法(4)]と呼ぶ。[冷却・固化時の発泡方法]として、これらの4つの冷却・固化時の発泡方法のいずれか1つの方法を採用してもよいし、任意の複数の方法の組合せを採用してもよい。
(1−A)樹脂可塑化・溶融手段の制御に基づき、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂に圧力を加える操作(保圧操作)を停止する構成
のみならず、
(1−B)溶融樹脂射出部を機械的に閉鎖することによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂に圧力を加えることを中止する構成(例えば、溶融樹脂射出部を例えばバルブゲートとし、溶融樹脂射出部を機械的に閉鎖する具体的な手段をシャットオフピンとする構成)
(1−C)溶融樹脂流路を機械的に閉鎖することによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂に圧力を加えることを中止する構成(例えばバルブゲートとシャットオフピンの組合せに基づく)
(1−D)樹脂可塑化・溶融手段を機械的に閉鎖することによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂に圧力を加えることを中止する構成(例えばシャットオフバルブに基づく)
のいずれか1つ、あるいは、これらの(1−A)〜(1−D)の構成の任意の組合せを採用することが、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂がPR<PEの状態となってキャビティ内で確実に発泡が生じるといった観点から好ましい。
キャビティ内の熱可塑性樹脂を冷却・固化させる工程において、PR>PEを達成するためには、
(1)樹脂可塑化・溶融手段の制御に基づき、圧力P3を増加させる
(2)栓体移動手段の制御に基づき、圧力(抗力)P4を増加させる
といった2つの方法を挙げることができる。これらの2つの方法を纏めて、便宜上、[冷却・固化時における発泡抑制方法]と呼び、それぞれの方法を、[冷却・固化時における発泡抑制方法(1)]、[冷却・固化時における発泡抑制方法(2)]と呼ぶ。[冷却・固化時における発泡抑制方法]として、[冷却・固化時における発泡抑制方法(1)]、又は、[冷却・固化時における発泡抑制方法(2)]を採用してもよいし、[冷却・固化時における発泡抑制方法(1)]と[冷却・固化時における発泡抑制方法(2)]との組合せを採用してもよい。
熱可塑性樹脂を可塑化・溶融するための樹脂可塑化・溶融手段、並びに、金型組立体を備え、
金型組立体は、固定金型部、可動金型部、栓体、並びに、栓体を移動させるための栓体移動手段を備え、
金型組立体は、固定金型部と可動金型部とを型締めすることによって形成されるキャビティ、キャビティに開口した溶融樹脂射出部、並びに、溶融樹脂射出部と樹脂可塑化・溶融手段とを結ぶ溶融樹脂流路を有し、
栓体は、栓体移動手段の作動によって、溶融樹脂射出部から射出された溶融熱可塑性樹脂の流動軸線方向と略平行にキャビティ内を移動可能である射出成形装置を用いた射出発泡成形方法であって、
(A)溶融熱可塑性樹脂のキャビティ内への射出開始前、栓体移動手段によって栓体をキャビティ内の前進端に位置させておき、
(B)樹脂可塑化・溶融手段によって、熱可塑性樹脂を可塑化・溶融し、溶融熱可塑性樹脂にガスを溶解させ、且つ、溶融熱可塑性樹脂を計量した後、
(C)樹脂可塑化・溶融手段から、溶融樹脂流路及び溶融樹脂射出部を経由して、固定金型部と可動金型部とを型締めすることによって形成されたキャビティ内に、計量された溶融熱可塑性樹脂を射出し、
(D)キャビティ内への溶融熱可塑性樹脂の射出前に、若しくは、射出開始と同時に、若しくは、射出開始後、栓体移動手段及び/又はキャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂によって前進端から後進端に向けての栓体の移動を開始させ、
(E)溶融熱可塑性樹脂の射出中、栓体移動手段及び/又はキャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂によって栓体を後進端に向けて移動させ続け、
(F)溶融熱可塑性樹脂の射出を完了し、併せて、栓体移動手段及び/又はキャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂によって栓体を後進端に位置せしめ、次いで、
(G)キャビティ内の熱可塑性樹脂を冷却・固化させ、その後、
(H)固定金型部と可動金型部を型開きし、発泡成形品を取り出す、
各工程を具備し、
前記工程(H)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(F)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させることを特徴とする。
前記工程(E)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とPR<PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る、
構成とすることができる(図1のケース[1−2]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第1Bの方法と呼ぶ。
前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とPR<PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る、
構成とすることができる(図2のケース[2−2]若しくは図3のケース[3−2]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第1bの方法と呼ぶ。
前記工程(E)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させる、
構成とすることができる(図1のケース[1−3]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第1Cの方法と呼ぶ。
前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させる、
構成とすることができる(図2のケース[2−3]若しくは図3のケース[3−3]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第1cの方法と呼ぶ。
前記工程(E)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る、
構成とすることができる(図1のケース[1−4]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第1Dの方法と呼ぶ。
前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る、
構成とすることができる(図2のケース[2−4]若しくは図3のケース[3−4]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第1dの方法と呼ぶ。
前記工程(E)において、PR<PEの状態とし、
前記工程(F)において、PR>PEの状態とする代わりに、PR<PEの状態とし、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させる、
構成とすることができる(図1のケース[1−5]、図2のケース[2−5]若しくは図3のケース[3−5]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第1Eの方法と呼ぶ。この第1Eの方法にあっては、工程(G)の開始と同時にPR>PEの状態としてもよいし、工程(G)の開始直後においてはPR<PEの状態とし、その後、PR>PEの状態としてもよい。
前記工程(E)において、PR<PEの状態とし、
前記工程(F)において、PR>PEの状態とする代わりに、PR<PEの状態とし、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る、
構成とすることができる(図1のケース[1−6]、図2のケース[2−6]若しくは図3のケース[3−6]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第1Fの方法と呼ぶ。この第1Fの方法にあっても、工程(G)の開始と同時にPR>PEの状態としてもよいし、工程(G)の開始直後においてはPR<PEの状態とし、その後、PR>PEの状態としてもよい。
熱可塑性樹脂を可塑化・溶融するための樹脂可塑化・溶融手段、並びに、金型組立体を備え、
金型組立体は、固定金型部、可動金型部、栓体、並びに、栓体を移動させるための栓体移動手段を備え、
金型組立体は、固定金型部と可動金型部とを型締めすることによって形成されるキャビティ、キャビティに開口した溶融樹脂射出部、並びに、溶融樹脂射出部と樹脂可塑化・溶融手段とを結ぶ溶融樹脂流路を有し、
栓体は、栓体移動手段の作動によって、溶融樹脂射出部から射出された溶融熱可塑性樹脂の流動軸線方向と略平行にキャビティ内を移動可能である射出成形装置を用いた射出発泡成形方法であって、
(A)溶融熱可塑性樹脂のキャビティ内への射出開始前、栓体移動手段によって栓体をキャビティ内の前進端に位置させておき、
(B)樹脂可塑化・溶融手段によって、熱可塑性樹脂を可塑化・溶融し、溶融熱可塑性樹脂にガスを溶解させ、且つ、溶融熱可塑性樹脂を計量した後、
(C)樹脂可塑化・溶融手段から、溶融樹脂流路及び溶融樹脂射出部を経由して、固定金型部と可動金型部とを型締めすることによって形成されたキャビティ内に、計量された溶融熱可塑性樹脂を射出し、
(D)キャビティ内への溶融熱可塑性樹脂の射出前に、若しくは、射出開始と同時に、若しくは、射出開始後、栓体移動手段及び/又はキャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂によって前進端から後進端に向けての栓体の移動を開始させ、
(E)溶融熱可塑性樹脂の射出中、栓体移動手段及び/又はキャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂によって栓体を後進端に向けて移動させ続け、
(F)溶融熱可塑性樹脂の射出を完了させ、
(G)その後、更に、栓体移動手段及び/又はキャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂によって栓体を後進端に向けて移動させ続け、
(H)栓体移動手段及び/又はキャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂によって栓体を後進端に位置せしめ、次いで、
(I)キャビティ内の熱可塑性樹脂を冷却・固化させ、その後、
(J)固定金型部と可動金型部を型開きし、発泡成形品を取り出す、
各工程を具備し、
キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の圧力をPR、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂が発泡を開始する圧力をPEとしたとき、
前記工程(H)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させることを特徴とする。
前記工程(E)、工程(F)及び工程(G)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とPR<PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る、
構成とすることができる(図4のケース[4−2]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第2Bの方法と呼ぶ。
前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とし、前記工程(F)及び工程(G)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とPR<PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る、
構成とすることができる(図5のケース[5−2]若しくは図6のケース[6−2]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第2bの方法と呼ぶ。
前記工程(E)、工程(F)及び工程(G)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させる、
構成とすることができる(図4のケース[4−3]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第2Cの方法と呼ぶ。
前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とし、前記工程(F)及び工程(G)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させる、
構成とすることができる(図5のケース[5−3]若しくは図6のケース[6−3]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第2cの方法と呼ぶ。
前記工程(E)、工程(F)及び工程(G)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る、
構成とすることができる(図4のケース[4−4]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第2Dの方法と呼ぶ。
前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とし、前記工程(F)及び工程(G)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る、
構成とすることができる(図5のケース[5−4]若しくは図6のケース[6−4]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第2dの方法と呼ぶ。
前記工程(E)及び工程(F)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させ、
前記工程(H)において、PR>PEの状態とする代わりに、PR<PEの状態とし、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させる、
構成とすることができる(図4のケース[4−5]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第2Eの方法と呼ぶ。
前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とし、前記工程工程(F)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させ、
前記工程(H)において、PR>PEの状態とする代わりに、PR<PEの状態とし、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させる、
構成とすることができる(図5のケース[5−5]若しくは図6のケース[6−5]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第2eの方法と呼ぶ。
前記工程(E)及び工程(F)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させ、
前記工程(H)において、PR>PEの状態とする代わりに、PR<PEの状態とし、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る、
構成とすることができる(図4のケース[4−6]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第2Fの方法と呼ぶ。
前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とし、前記工程工程(F)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させ、
前記工程(H)において、PR>PEの状態とする代わりに、PR<PEの状態とし、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る、
構成とすることができる(図5のケース[5−6]若しくは図6のケース[6−6]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第2fの方法と呼ぶ。
前記工程(E)、工程(F)及び工程(G)において、PR<PEの状態とし、
前記工程(H)において、PR>PEの状態とする代わりに、PR<PEの状態とし、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させる、
構成とすることができる(図4のケース[4−7]、図5のケース[5−7]若しくは図6のケース[6−7]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第2Gの方法と呼ぶ。この第2Gの方法にあっては、工程(I)の開始と同時にPR>PEの状態としてもよいし、工程(I)の開始直後においてはPR<PEの状態とし、その後、PR>PEの状態としてもよい。
前記工程(E)、工程(F)及び工程(G)において、PR<PEの状態とし、
前記工程(H)において、PR>PEの状態とする代わりに、PR<PEの状態とし、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る、
構成とすることができる(図4のケース[4−8]、図5のケース[5−8]若しくは図6のケース[6−8]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第2Hの方法と呼ぶ。この第2Hの方法にあっても、工程(I)の開始と同時にPR>PEの状態としてもよいし、工程(I)の開始直後においてはPR<PEの状態とし、その後、PR>PEの状態としてもよい。
前記工程(E)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
その後、前記工程(I)に亙り、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る、
構成とすることができる(図4のケース[4−9]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第2Jの方法と呼ぶ。
前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
その後、前記工程(I)に亙り、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る、
構成とすることができる(図5のケース[5−9]若しくは図6のケース[6−9]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第2jの方法と呼ぶ。
前記工程(E)及び工程(F)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR>PEの状態から、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、
更には、前記工程(I)において、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る、
構成とすることができる(図4のケース[4−10]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第2Kの方法と呼ぶ。
前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とし、前記工程(F)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR>PEの状態から、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、
更には、前記工程(I)において、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る、
構成とすることができる(図5のケース[5−10]若しくは図6のケース[6−10]参照)。尚、このような構成を、便宜上、第2kの方法と呼ぶ。
0.003×(1−ρ0/ρ1)<V1/V0<1.0×(1−ρ0/ρ1) (1’)
0.005×(1−ρ0/ρ1)<V1/V0<0.8×(1−ρ0/ρ1) (1”)
V0:発泡成形品の体積
V1:発泡成形品内に存在する気泡の体積合計
ρ0:溶融熱可塑性樹脂の密度(ガス溶解前の溶融熱可塑性樹脂の密度)
ρ1:使用した熱可塑性樹脂の密度(発泡成形品の密度ではない)
である。
0.8VB≦Vi<VB
好ましくは、
0.85VB≦Vi≦0.93VB
を満足することが望ましい。
臨界温度 臨界圧力
二酸化炭素ガス 31.1゜C 7.38×106Pa
窒素ガス −147 ゜C 3.42×106Pa
PR=P1−P2>PE
を満足するように決定し、[射出初期段階における発泡方法(3)]や[射出中あるいは完了までの発泡方法(1)]、[射出中あるいは完了までの発泡方法(2)]を採用する場合にあっては、
PR=P1−P2<PE
を満足するように決定する。
樹脂温度 :280゜C
使用ガス :窒素ガス
溶解条件 :15MPaで2秒
概算溶解量 :溶融熱可塑性樹脂中の約0.1重量%
射出時金型温度 :80゜C(キャビティ面において)
射出率 :40cm3/秒
射出時間 :0.4秒
樹脂計量背圧 : 2MPa
圧力PR,MIN : 7MPa
圧力PR,MAX : 9MPa
圧力PE : 3.4MPa
圧力(背圧)P1 : 9MPa
圧力(抗力)P2 : 7MPa
圧力P3 : 2.5MPa
保圧時間 :20秒
圧力(抗力)P4 : 2.5MPa
冷却時金型温度 :80゜C
冷却・固化時間 :120秒
先ず、本発明の第1の態様に係る射出発泡成形方法における工程(A)を実行する。即ち、溶融熱可塑性樹脂のキャビティ内への射出開始前、栓体移動手段42によって栓体41をキャビティ35内の前進端に位置させておく(図8参照)。具体的には、キャビティ35の体積VFの値が略0(より具体的には、例えば、0≦VF≦0.05VB)となるように、栓体移動手段42によって栓体41をキャビティ35内に位置させた。
そして、本発明の第1の態様に係る射出発泡成形方法における工程(B)を実行する。即ち、樹脂可塑化・溶融手段によって、熱可塑性樹脂を可塑化・溶融し、溶融熱可塑性樹脂にガスを溶解させ、且つ、溶融熱可塑性樹脂を計量した。実施例1にあっては、溶融熱可塑性樹脂にガスを溶解させた後、ガス溶解状態にある溶融熱可塑性樹脂を計量した。具体的には、ホッパ16から加熱シリンダー11とスクリュー12との間に投入された熱可塑性樹脂を、加熱シリンダー11及びスクリュー12によって加熱、可塑化、溶融し、更には、ガス導入部20から導入されたガスを加熱シリンダー11内の溶融熱可塑性樹脂に溶解させた後、ガス溶解状態にある溶融熱可塑性樹脂を計量し、加熱シリンダー11の先端部(ノズルヘッド部13)とスクリュー12の先端部との間に形成された空隙13Aに蓄えた。尚、ガス溶解状態にある溶融熱可塑性樹脂を計量するとき、溶融熱可塑性樹脂の圧力(樹脂計量背圧)を5×106Pa以上とした。また、溶融熱可塑性樹脂にガスを溶解させたとき、ガスは超臨界状態にある。樹脂温度(可塑化・溶融された樹脂の温度)、ガスの溶解条件、ガスの概算溶解量、樹脂計量背圧の値を表4に示すとおりとした。
次に、本発明の第1の態様に係る射出発泡成形方法における工程(C)を実行する。即ち、樹脂可塑化・溶融手段から、溶融樹脂流路33及び溶融樹脂射出部34を経由して、固定金型部31と可動金型部32とを型締めすることによって形成されたキャビティ35内に、計量された溶融熱可塑性樹脂50を射出した(図10参照)。具体的には、樹脂可塑化・溶融手段である射出用シリンダー10を構成するスクリュー12の後端には射出ラム17が取り付けられており、射出ラム17には射出用油圧シリンダー18によって圧力が加えられる。射出用油圧シリンダー18によって射出ラム17に圧力を加えることにより、スクリュー12が前方に押し出され、溶融熱可塑性樹脂に圧力が加わる結果、空隙13Aに蓄えられたガス溶解状態にある溶融熱可塑性樹脂は、ノズルヘッド部13から高速にて押し出され、溶融樹脂流路33を経由して溶融樹脂射出部34からキャビティ35へと射出される。尚、射出時金型温度及び射出率、射出時間を表4に示すとおりとした。また、ガス溶解状態にある溶融熱可塑性樹脂の射出量(Vi)は、キャビティ35を未発泡状態の(ガス溶解状態にある)溶融熱可塑性樹脂で完全に充満するに足る量とした。即ち、Vi=VBとした。更には、射出完了時においても空隙13Aに溶融熱可塑性樹脂がクッション量として、若干、残存する量とした。
そして、本発明の第1の態様に係る射出発泡成形方法における工程(D)を実行する。即ち、キャビティ35内への溶融熱可塑性樹脂50の射出開始と同時に前進端から後進端に向けての栓体41の移動を開始させた。栓体41には、栓体移動手段42によって7MPaの圧力(抗力)P2が及ぼされている。一方、樹脂可塑化・溶融手段によってキャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂に及ぼされる圧力(背圧)P1は9MPaである。従って、栓体移動手段42及びキャビティ35内に射出された溶融熱可塑性樹脂50によって前進端から後進端に向けての栓体41の移動が開始させられる。ここで、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出開始時、キャビティ35内に射出された溶融熱可塑性樹脂50の圧力が急激に低下することがないので、キャビティ35内への射出開始時からそれ以降においてキャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂50が発泡することを確実に抑制することができる。更には、栓体41の移動中にあっては、[圧力制御・発泡抑制方法]を実行する。即ち、PR>PE(表4参照)といった条件を満足させる。これによって、キャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂50の発泡を抑制することができる。
更には、本発明の第1の態様に係る射出発泡成形方法における工程(E)を実行する。即ち、この状態を継続する。言い換えれば、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出中、栓体移動手段42及びキャビティ35内に射出された溶融熱可塑性樹脂50によって栓体41を後進端に向けて移動させ続ける(図11参照)。こうして、PR>PE(表4参照)の状態とすることによって、キャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂50の発泡を抑制することができる。
次いで、本発明の第1の態様に係る射出発泡成形方法における工程(F)を実行する。即ち、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出開始から0.4秒経過後、溶融熱可塑性樹脂50の射出を完了し、併せて、栓体移動手段42及びキャビティ35内に射出された溶融熱可塑性樹脂50によって栓体41を後進端に位置せしめた(図12参照)。この時点においても、PR>PE(表4参照)といった条件を満足させる。これによって、キャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂50の発泡を抑制することができる。
その後、本発明の第1の態様に係る射出発泡成形方法における工程(G)を実行する。即ち、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出完了から120秒間、キャビティ35内の熱可塑性樹脂を冷却・固化させた。冷却中、金型温度を表4に示す冷却時金型温度に保持した。この工程において、PR<PEの状態とすることによって、キャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させた。具体的には、[冷却・固化時の発泡方法(1)]及び[冷却・固化時の発泡方法(2)]を実行した。即ち、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出完了と同時に、樹脂可塑化・溶融手段がキャビティ内の熱可塑性樹脂に及ぼす圧力P3(表4参照)を減少させ、しかも、栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4(表4参照)を減少させた。
その後、本発明の第1の態様に係る射出発泡成形方法における工程(H)を実行する。即ち、固定金型部31と可動金型部32を型開きし、発泡成形品を取り出した。
V1/V0:0.003
ρ0 :1.34g/cm3
ρ1 :1.43g/cm3
樹脂温度 :190゜C
使用ガス :窒素ガス
溶解条件 :10MPaで10秒
概算溶解量 :溶融熱可塑性樹脂中の約5重量%
射出時金型温度 :60゜C(キャビティ面において)
射出率 :40cm3/秒
射出時間 :0.4秒
樹脂計量背圧 :1MPa
圧力PR,MIN : 7MPa
圧力PR,MAX : 9MPa
圧力PE : 3.4MPa
圧力(背圧)P1 : 9MPa
圧力(抗力)P2 : 7MPa
圧力P3 : 2.5MPa
保圧時間 :10秒
圧力(抗力)P4 : 2.5MPa
冷却時金型温度 :60゜C
冷却・固化時間 :120秒
先ず、実施例3にあっては、実施例1の[工程−100]と同様の工程において、[射出初期段階における発泡方法(1)]を実行する。即ち、キャビティ35の体積VFの値が0<VF<VBとなるように(例えば、VF=0.8VB)、栓体移動手段42によって栓体41をキャビティ35内に位置させておく。
そして、実施例1の[工程−110]〜[工程−120]と同様の工程を実行する。
次いで、[射出初期段階における発泡方法(1)]を実行する。即ち、実施例1の[工程−130]と同様にして、但し、体積がVF(=0.8VB)のキャビティ35内への溶融熱可塑性樹脂50の射出を開始する。溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出開始時、キャビティ35内に射出された溶融熱可塑性樹脂50の圧力が急激に低下する結果、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出開始時から射出の初期段階においてキャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂50が発泡する。溶融熱可塑性樹脂が体積がVF(=0.8VB)のキャビティ35内を充満した後、前進端から後進端に向けての栓体41の移動が開始する。即ち、栓体41には、栓体移動手段42によって7MPaの圧力(抗力)P2が及ぼされている。この時点において、樹脂可塑化・溶融手段によってキャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂に及ぼされる圧力(背圧)P1は9MPaである。従って、栓体移動手段42及びキャビティ35内に射出された溶融熱可塑性樹脂50によって前進端から後進端に向けての栓体41の移動が開始する。そして、栓体41の移動中にあっては、[圧力制御・発泡抑制方法]を実行する。即ち、PR>PE(表4参照)といった条件を満足させる。これによって、キャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂50にガスが再溶解され、その後の溶融熱可塑性樹脂50における発泡を抑制することができる。
そして、引き続き、実施例1の[工程−140]〜[工程−170]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例1の[工程−100]〜[工程−120]と同様の工程を実行する。
そして、[射出初期段階における発泡方法(2)]を実行する。即ち、実施例1の[工程−130]と同様にして、キャビティ35内への溶融熱可塑性樹脂50の射出を開始する。但し、実施例1の[工程−130]と異なり、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出開始前に前進端から後進端に向けての栓体移動手段42による栓体41の移動を開始させる。溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出開始時におけるキャビティ35の体積V’Fを、例えば0.8VBとすればよい。これによって、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出開始時、キャビティ35内に射出された溶融熱可塑性樹脂50の圧力が急激に低下する結果、キャビティ35内への溶融熱可塑性樹脂50の射出開始時から射出の初期段階においてキャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂50が発泡する。
そして、引き続き、実施例1の[工程−140]〜[工程−170]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例1の[工程−100]〜[工程−120]と同様の工程を実行し、更には、実施例1の[工程−130]〜[工程−150]と同様の工程において、PR>PE(表4参照)の状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制する。
そして、実施例1の[工程−160]と同様に、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出完了から120秒間、キャビティ35内の熱可塑性樹脂を冷却・固化させる。但し、PR<PEの状態とする実施例1の[工程−160]と異なり、この工程においては、PR>PEの状態とPR<PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る。
圧力P3 :10MPa
圧力(抗力)P4:10MPa
圧力P3 :1MPa
圧力(抗力)P4:1MPa
次いで、実施例1の[工程−170]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例3の[工程−300A]〜[工程−320A]と同様の工程を実行し、更に、実施例1の[工程−140]〜[工程−150]と同様の工程を実行する。
次いで、実施例1の[工程−160]と同様の工程において、[工程−410A]と同様の工程を実行した後、実施例1の[工程−170]と同様の工程を実行する。
V1/V0:0.003
ρ0 :1.34g/cm3
ρ1 :1.43g/cm3
先ず、実施例1の[工程−100]〜[工程−120]と同様の工程を実行し、更には、実施例1の[工程−130]〜[工程−150]と同様の工程において、PR>PE(表4参照)の状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制する。
そして、実施例1の[工程−160]と同様に、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出完了から120秒間、キャビティ35内の熱可塑性樹脂を冷却・固化させる。但し、PR<PEの状態とする実施例1の[工程−160]と異なり、この工程においては、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させる。
次いで、実施例1の[工程−170]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例3の[工程−300A]〜[工程−320A]と同様の工程を実行し、更に、実施例1の[工程−140]〜[工程−150]と同様の工程を実行する。あるいは又、先ず、実施例3の[工程−300B]〜[工程−310B]と同様の工程を実行し、更に、実施例1の[工程−140]〜[工程−150]と同様の工程を実行する。
次いで、実施例1の[工程−160]と同様の工程において、[工程−510A]と同様の工程を実行した後、実施例1の[工程−170]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例1の[工程−100]〜[工程−120]と同様の工程を実行し、更には、実施例1の[工程−130]〜[工程−150]と同様の工程において、PR>PE(表4参照)の状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制する。
そして、実施例5の[工程−510A]と同様にして、PR>PEの状態とすることによって(具体的には、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出完了から、5秒間、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表7に示した値とすることによって)、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制する。その後、実施例4の[工程−410A]と同様にして、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る。具体的には、5秒間、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表8に示した値とし、次の5秒間、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表7に示した値とする。そして、この操作を5回繰り返す。その後、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出完了から120秒が経過するまでの間、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表8に示した値とする。
次いで、実施例1の[工程−170]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例3の[工程−300A]〜[工程−320A]と同様の工程を実行し、更に、実施例1の[工程−140]〜[工程−150]と同様の工程を実行する。あるいは又、先ず、実施例3の[工程−300B]〜[工程−310B]と同様の工程を実行し、更に、実施例1の[工程−140]〜[工程−150]と同様の工程を実行する。
次いで、実施例1の[工程−160]と同様の工程において、[工程−610A]と同様の工程を実行した後、実施例1の[工程−170]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例3の[工程−300A]〜[工程−320A]と同様の工程を実行する。あるいは又、実施例3の[工程−300B]〜[工程−310B]と同様の工程を実行する。
圧力P1 :3MPa
圧力(抗力)P2:2MPa
その後、実施例1の[工程−140]及び[工程−150]と同様の工程において、[射出中あるいは完了までの発泡方法(2)]の実行を継続する。即ち、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出中、栓体移動手段42及びキャビティ35内に射出された溶融熱可塑性樹脂50によって栓体41を後進端に向けて移動させ続ける。こうして、PR<PEの状態を保持することによって、キャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂50の発泡を促す。具体的には、圧力P1及び圧力P2を表10に示した値とする。
次いで、実施例1の[工程−160]と同様の工程において、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出完了から、5秒間、PR<PEの状態とする。具体的には、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表8に示した値とする。その後、5秒間、PR>PEの状態とする。具体的には、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表7に示した値とする。次いで、PR<PEの状態とする。具体的には、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表8に示した値とする。そして、更には、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出完了から120秒が経過するまでの間、PR<PEの状態を保持する。具体的には、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表8に示した値に保持する。
次いで、実施例1の[工程−170]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例7の[工程−700]〜[工程−710]と同様の工程を実行する。
次いで、実施例1の[工程−160]と同様の工程において、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出完了から、5秒間、PR<PEの状態とする。具体的には、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表8に示した値とする。その後、5秒間、PR>PEの状態とする。具体的には、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表7に示した値とする。そして、この操作を5回繰り返す。その後、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出完了から120秒が経過するまでの間、PR<PEの状態を保持する。具体的には、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表8に示した値とする。
次いで、実施例1の[工程−170]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例1の[工程−100]〜[工程−120]と同様の工程を実行し、更には、実施例1の[工程−130]〜[工程−140]と同様の工程において、PR>PE(表4参照)の状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制する。即ち、[圧力制御・発泡抑制方法]及び[射出初期段階における発泡抑制方法]を実行する。
次いで、実施例1の[工程−140]と同様の工程の継続中から実施例1の[工程−150]と同様の工程において、[圧力制御・発泡抑制方法]、及び、[射出中あるいは完了までの発泡方法(2)](条件は表10参照)を実行する。これによって、PR<PEの状態とPR>PEの状態との繰り返しを達成することができる。
その後、実施例4の[工程−410A]と同様の工程を実行することによって、PR<PEの状態とPR>PEの状態との繰り返しを得ることができる。
次いで、実施例1の[工程−170]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例3の[工程−300A]〜[工程−320A]と同様の工程を実行する。あるいは又、先ず、実施例3の[工程−300B]〜[工程−310B]と同様の工程を実行する。そして、更には、実施例1の[工程−140]と同様の工程において、PR>PE(表4参照)の状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制する。即ち、[圧力制御・発泡抑制方法]を実行する。
その後、[工程−910A]〜[工程−930A]を実行する。
樹脂温度 :280゜C
使用ガス :窒素ガス
溶解条件 :15MPaで2秒
概算溶解量 :溶融熱可塑性樹脂中の約0.1重量%
射出時金型温度 :80゜C(キャビティ面において)
射出率 :40cm3/秒
射出時間 :0.4秒
樹脂計量背圧 : 2MPa
圧力PR,MIN : 7MPa
圧力PR,MAX : 9MPa
圧力PE : 3.4MPa
圧力(背圧)P1 : 9MPa
圧力(抗力)P2 : 7MPa
圧力P3 : 2.5MPa
保圧時間 :20秒
圧力(抗力)P4 : 2.5MPa
冷却時金型温度 :80゜C
冷却・固化時間 :120秒
先ず、本発明の第2の態様に係る射出発泡成形方法における工程(A)を実行する。具体的には、実施例1の[工程−100]と同様の工程を実行する。
そして、本発明の第2の態様に係る射出発泡成形方法における工程(B)を実行する。具体的には、実施例1の[工程−110]と同様の工程を実行する。但し、溶融熱可塑性樹脂にガスを溶解させたとき、ガスは超臨界状態にある。樹脂温度(可塑化・溶融された樹脂の温度)、ガスの溶解条件、ガスの概算溶解量、樹脂計量背圧の値を表11に示すとおりとした。
次に、本発明の第2の態様に係る射出発泡成形方法における工程(C)を実行する。具体的には、実施例1の[工程−120]と同様の工程を実行する。但し、射出時金型温度及び射出率、射出時間を表11に示すとおりとした。また、ガス溶解状態にある溶融熱可塑性樹脂の射出量(Vi)は、キャビティ35を未発泡状態の(ガス溶解状態にある)溶融熱可塑性樹脂で完全に充満するには不足の量とした。更には、射出完了時においても空隙13Aに溶融熱可塑性樹脂がクッション量として、若干、残存する量とした。
そして、本発明の第2の態様に係る射出発泡成形方法における工程(D)を実行する。具体的には、実施例1の[工程−130]と同様の工程を実行する。この時点においては、PR>PEといった条件を満足させる。
更には、本発明の第2の態様に係る射出発泡成形方法における工程(E)を実行する。即ち、この状態を継続する。具体的には、実施例1の[工程−140]と同様の工程を実行する。この時点においても、PR>PEといった条件を満足させる。
次いで、本発明の第2の態様に係る射出発泡成形方法における工程(F)を実行する。即ち、キャビティ35内への溶融熱可塑性樹脂50の射出を完了させる。具体的には、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出開始から0.4秒経過後、溶融熱可塑性樹脂の射出を完了した。尚、射出量Viとキャビティ35の体積VBとは、Vi=VBの関係にある。この時点においても、PR(PR_F)>PEといった条件を満足させる。
次いで、本発明の第2の態様に係る射出発泡成形方法における工程(G)を実行する。即ち、その後、更に、栓体移動手段42及び/又はキャビティ35内に射出された溶融熱可塑性樹脂50によって栓体41を後進端に向けて移動させ続けた。この時点においても、PR>PEといった条件を満足させる。
その後、本発明の第2の態様に係る射出発泡成形方法における工程(H)を実行する。即ち、栓体移動手段42及び/又はキャビティ35内に射出された溶融熱可塑性樹脂50によって栓体41を後進端に位置せしめた。具体的には、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出開始から0.4秒経過後、栓体移動手段42及びキャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂50によって栓体41を後進端に位置せしめた。この時点においても、PR(PR_H)>PEといった条件を満足させる。これによって、キャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂50の発泡を抑制することができる。
その後、本発明の第2の態様に係る射出発泡成形方法における工程(I)を実行する。即ち、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出完了から120秒間、キャビティ35内の熱可塑性樹脂を冷却・固化させた。冷却中、金型温度を表11に示す冷却時金型温度に保持した。この工程において、PR<PEの状態とすることによって、キャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させた。具体的には、[冷却・固化時の発泡方法(1)]及び[冷却・固化時の発泡方法(2)]を実行した。即ち、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出完了と同時に、樹脂可塑化・溶融手段がキャビティ内の熱可塑性樹脂に及ぼす圧力P3(表11参照)を減少させ、しかも、栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4(表11参照)を減少させた。
その後、本発明の第2の態様に係る射出発泡成形方法における工程(J)を実行する。即ち、固定金型部31と可動金型部32を型開きし、発泡成形品を取り出した。
V1/V0:0.003
ρ0 :1.34g/cm3
ρ1 :1.43g/cm3
樹脂温度 :190゜C
使用ガス :窒素ガス
溶解条件 :10MPaで10秒
概算溶解量 :溶融熱可塑性樹脂中の約5重量%
射出時金型温度 :60゜C(キャビティ面において)
射出率 :40cm3/秒
射出時間 :0.4秒
樹脂計量背圧 : 1MPa
圧力PR,MIN : 7MPa
圧力PR,MAX : 9MPa
圧力PE : 3.4MPa
圧力(背圧)P1 : 9MPa
圧力(抗力)P2 : 7MPa
圧力P3 : 2.5MPa
保圧時間 :10秒
圧力(抗力)P4 : 2.5MPa
冷却時金型温度 :60゜C
冷却・固化時間 :120秒
先ず、実施例12にあっては、実施例10の[工程−1000]と同様の工程において、[射出初期段階における発泡方法(1)]を実行する。即ち、キャビティ35の体積VFの値が0<VF<VBとなるように(例えば、VF=0.8VB)、栓体移動手段42によって栓体41をキャビティ35内に位置させておく。
そして、実施例10の[工程−1010]〜[工程−1020]と同様の工程を実行する。
次いで、[射出初期段階における発泡方法(1)]を実行する。即ち、実施例10の[工程−1030]と同様にして、但し、体積がVF(=0.8VB)のキャビティ35内への溶融熱可塑性樹脂50の射出を開始する。溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出開始時、キャビティ35内に射出された溶融熱可塑性樹脂50の圧力が急激に低下する結果、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出開始時から射出の初期段階においてキャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂50が発泡する。溶融熱可塑性樹脂が体積がVF(=0.8VB)のキャビティ35内を充満した後、前進端から後進端に向けての栓体41の移動が開始する。即ち、栓体41には、栓体移動手段42によって7MPaの圧力(抗力)P2が及ぼされている。この時点において、樹脂可塑化・溶融手段によってキャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂に及ぼされる圧力(背圧)P1は9MPaである。従って、栓体移動手段42及びキャビティ35内に射出された溶融熱可塑性樹脂50によって前進端から後進端に向けての栓体41の移動が開始する。そして、栓体41の移動中にあっては、[圧力制御・発泡抑制方法]を実行する。即ち、PR>PEといった条件(表11参照)を満足させる。これによって、キャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂50にガスが再溶解され、その後の溶融熱可塑性樹脂50における発泡を抑制することができる。
そして、引き続き、実施例10の[工程−1040]〜[工程−1090]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例10の[工程−1000]〜[工程−1020]と同様の工程を実行する。
そして、[射出初期段階における発泡方法(2)]を実行する。即ち、実施例10の[工程−1030]と同様にして、キャビティ35内への溶融熱可塑性樹脂50の射出を開始する。但し、実施例10の[工程−1030]と異なり、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出開始前に前進端から後進端に向けての栓体移動手段42による栓体41の移動を開始させる。溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出開始時におけるキャビティ35の体積V’Fを、例えば0.8VBとすればよい。これによって、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出開始時、キャビティ35内に射出された溶融熱可塑性樹脂50の圧力が急激に低下する結果、キャビティ35内への溶融熱可塑性樹脂50の射出開始時から射出の初期段階においてキャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂50が発泡する。
そして、引き続き、実施例10の[工程−1040]〜[工程−1090]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例10の[工程−1000]〜[工程−1020]と同様の工程を実行し、更には、実施例10の[工程−1030]〜[工程−1070]と同様の工程において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制する。
そして、実施例10の[工程−1080]と同様に、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出完了から120秒間、キャビティ35内の熱可塑性樹脂を冷却・固化させる。但し、PR<PEの状態とする実施例10の[工程−1080]と異なり、この工程においては、PR>PEの状態とPR<PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る。
圧力P3 :10MPa
圧力(抗力)P4:10MPa
圧力P3 :1MPa
圧力(抗力)P4:1MPa
次いで、実施例10の[工程−1090]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例12の[工程−1200A]〜[工程−1220A]と同様の工程を実行し、更に、実施例10の[工程−1040]〜[工程−1070]と同様の工程を実行する。
次いで、実施例10の[工程−1080]と同様の工程において、[工程−1310A]と同様の工程を実行した後、実施例10の[工程−1090]と同様の工程を実行する。
V1/V0:0.003
ρ0 :1.34g/cm3
ρ1 :1.43g/cm3
先ず、実施例10の[工程−1000]〜[工程−1020]と同様の工程を実行し、更には、実施例10の[工程−1030]〜[工程−1070]と同様の工程において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制する。
そして、実施例10の[工程−1080]と同様に、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出完了から120秒間、キャビティ35内の熱可塑性樹脂を冷却・固化させる。但し、PR<PEの状態とする実施例10の[工程−1080]と異なり、この工程においては、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させる。
次いで、実施例10の[工程−1090]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例12の[工程−1200A]〜[工程−1220A]と同様の工程を実行し、更に、実施例10の[工程−1040]〜[工程−1070]と同様の工程を実行する。
次いで、実施例10の[工程−1080]と同様の工程において、[工程−1410A]と同様の工程を実行した後、実施例10の[工程−1090]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例10の[工程−1000]〜[工程−1020]と同様の工程を実行し、更には、実施例10の[工程−1030]〜[工程−1070]と同様の工程において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制する。
そして、実施例14の[工程−1410A]と同様にして、PR>PEの状態とすることによって(具体的には、栓体41がその後進端に位置した時点から、5秒間、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表14に示した値とすることによって)、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制する。その後、実施例13の[工程−1310A]と同様にして、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得る。具体的には、5秒間、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表15に示した値とし、次の5秒間、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表14に示した値とする。そして、この操作を6回繰り返す。その後、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出完了から120秒が経過するまでの間、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表15に示した値とする。
次いで、実施例10の[工程−1090]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例12の[工程−1200A]〜[工程−1220A]と同様の工程を実行し、更に、実施例10の[工程−1040]〜[工程−1070]と同様の工程を実行する。
次いで、実施例10の[工程−1080]と同様の工程において、[工程−1510A]と同様の工程を実行した後、実施例10の[工程−1090]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例10の[工程−1000]〜[工程−1020]と同様の工程を実行し、更には、実施例10の[工程−1030]〜[工程−1060]と同様の工程において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制する。即ち、[圧力制御・発泡抑制方法]及び[射出初期段階における発泡抑制方法]を実行する。
その後、実施例10の[工程−1060]と同様の工程の後段、及び、[工程−1070]と同様の工程において、[射出中あるいは完了までの発泡方法(2)]の実行を実行する。即ち、栓体移動手段42及びキャビティ35内に射出された溶融熱可塑性樹脂50によって栓体41を後進端に向けて移動させ続け、後進端に位置せしめる。こうして、PR<PEの状態を保持することによって、キャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂50の発泡を促す。具体的には、圧力P1及び圧力P2を以下の表17に示す値とする。
圧力P1 :1MPa
圧力(抗力)P2:1MPa
次いで、実施例10の[工程−1080]と同様に、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出完了から120秒間、キャビティ35内の熱可塑性樹脂を冷却・固化させる。但し、PR<PEの状態とする実施例10の[工程−1080]と異なり、この工程においては、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させる。
次いで、実施例10の[工程−1090]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例12の[工程−1200A]〜[工程−1220A]と同様の工程を実行し、あるいは又、先ず、実施例12の[工程−1200B]〜[工程−1210B]と同様の工程を実行する。そして、更に、実施例10の[工程−1040]〜[工程−1060]と同様の工程を実行するが、これらの[工程−1040]〜[工程−1060]と同様の工程において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制する。即ち、[圧力制御・発泡抑制方法]及び[射出初期段階における発泡抑制方法]を実行する。
次いで、[工程−1610A]〜[工程−1630A]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例17の[工程−1600A]〜[工程−1610A]と同様の工程を実行する。
次いで、実施例10の[工程−1080]と同様に、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出完了から120秒間、キャビティ35内の熱可塑性樹脂を冷却・固化させる。但し、PR<PEの状態とする実施例10の[工程−1080]と異なり、この工程においては、実施例13の[工程−1310A]と同様の工程を実行する。
次いで、実施例10の[工程−1090]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例12の[工程−1200A]〜[工程−1220A]と同様の工程を実行し、あるいは又、先ず、実施例12の[工程−1200B]〜[工程−1210B]と同様の工程を実行する。そして、更に、実施例10の[工程−1040]〜[工程−1060]と同様の工程を実行するが、これらの[工程−1040]〜[工程−1060]と同様の工程において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制する。即ち、[圧力制御・発泡抑制方法]及び[射出初期段階における発泡抑制方法]を実行する。
次いで、[工程−1710A]〜[工程−1720A]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例12の[工程−1200A]〜[工程−1220A]と同様の工程を実行する。あるいは又、実施例12の[工程−1200B]〜[工程−1210B]と同様の工程を実行する。
その後、実施例10の[工程−1040]〜[工程−1070]と同様の工程において、[射出中あるいは完了までの発泡方法(2)]の実行を継続する。即ち、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出中、栓体移動手段42及びキャビティ35内に射出された溶融熱可塑性樹脂50によって栓体41を後進端に向けて移動させ続ける。こうして、PR<PEの状態を保持することによって、キャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂50の発泡を促す。具体的には、圧力P1及び圧力P2を表17に示した値とする。
次いで、実施例10の[工程−1080]と同様の工程において、栓体41がその後進端に位置した時点から、5秒間、PR<PEの状態とする。具体的には、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表15に示した値とする。その後、5秒間、PR>PEの状態とする。具体的には、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表14に示した値とする。次いで、PR<PEの状態とする。具体的には、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表15に示した値とする。そして、更には、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出完了から120秒が経過するまでの間、PR<PEの状態を保持する。具体的には、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表15に示した値に保持する。
次いで、実施例10の[工程−1090]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例18の[工程−1800]〜[工程−1810]と同様の工程を実行する。
次いで、実施例10の[工程−1080]と同様の工程において、栓体41がその後進端に位置した時点から、5秒間、PR<PEの状態とする。具体的には、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表15に示した値とする。その後、5秒間、PR>PEの状態とする。具体的には、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表14に示した値とする。そして、この操作を6回繰り返す。その後、溶融熱可塑性樹脂50のキャビティ35内への射出完了から120秒が経過するまでの間、PR<PEの状態を保持する。具体的には、樹脂可塑化・溶融手段が及ぼす圧力P3及び栓体移動手段42が栓体41に及ぼす圧力(抗力)P4を表15に示した値とする。
次いで、実施例10の[工程−1090]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例10の[工程−1000]〜[工程−1020]と同様の工程を実行し、更には、実施例10の[工程−1030]〜[工程−1040]と同様の工程において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制する。即ち、[圧力制御・発泡抑制方法]及び[射出初期段階における発泡抑制方法]を実行する。
次いで、実施例10の[工程−1040]と同様の工程の継続中から実施例10の[工程−1070]と同様の工程において、[圧力制御・発泡抑制方法](条件は表11参照)、及び、[射出中あるいは完了までの発泡方法(2)](条件は表17参照)を実行する。これによって、PR<PEの状態とPR>PEの状態との繰り返しを達成することができる。
その後、実施例13の[工程−1310A]と同様の工程を実行することによって、PR<PEの状態とPR>PEの状態との繰り返しを得ることができる。
次いで、実施例10の[工程−1090]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例12の[工程−1200A]〜[工程−1220A]と同様の工程を実行する。あるいは又、先ず、実施例12の[工程−1200B]〜[工程−1210B]と同様の工程を実行する。そして、更には、実施例10の[工程−1040]と同様の工程において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制する。即ち、[圧力制御・発泡抑制方法]を実行する。
その後、[工程−2010A]〜[工程−2030A]を実行する。
先ず、実施例10の[工程−1000]〜[工程−1020]と同様の工程を実行し、更には、実施例10の[工程−1030]〜[工程−1060]と同様の工程において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制する。即ち、[圧力制御・発泡抑制方法]及び[射出初期段階における発泡抑制方法]を実行する。
次いで、実施例10の[工程−1060]と同様の工程の継続中から実施例10の[工程−1070]と同様の工程において、[圧力制御・発泡抑制方法](条件は表11参照)、及び、[射出中あるいは完了までの発泡方法(2)](条件は表17参照)を実行する。これによって、PR<PEの状態とPR>PEの状態との繰り返しを達成することができる。
その後、実施例13の[工程−1310A]と同様の工程を実行することによって、PR<PEの状態とPR>PEの状態との繰り返しを得ることができる。
次いで、実施例10の[工程−1090]と同様の工程を実行する。
先ず、実施例12の[工程−1200A]〜[工程−1220A]と同様の工程を実行する。あるいは又、先ず、実施例12の[工程−1200B]〜[工程−1210B]と同様の工程を実行する。そして、更には、実施例10の[工程−1040]〜[工程−1060]と同様の工程において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制する。即ち、[圧力制御・発泡抑制方法]を実行する。
その後、[工程−2110A]〜[工程−2130A]を実行する。
射出成形装置における熱可塑性樹脂を可塑化・溶融するための樹脂可塑化・溶融手段の変形例を図13に示す。この樹脂可塑化・溶融手段は、加熱シリンダー61、及び、リザーバ70から構成されている。そして、加熱シリンダー61内で予め熱可塑性樹脂を可塑化・溶融し、かかる溶融熱可塑性樹脂をリザーバ70に移送し、リザーバ70内で溶融熱可塑性樹脂にガスを溶解させ、且つ、溶融熱可塑性樹脂を計量する。金型組立体は、例えば、実施例1において説明した金型組立体と同様とすることができる。
実施例1の[工程−160]と同様の工程において、溶融樹脂射出部34内における溶融熱可塑性樹脂の固化によってキャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂に圧力を加えることを中止するには、例えば、以下に説明する方法を採用すればよい。
実施例1の[工程−160]と同様の工程において、溶融樹脂射出部34を機械的に閉鎖することによって、キャビティ35内の溶融熱可塑性樹脂に圧力を加えることを中止することができる。例えば、固定金型部31における溶融樹脂流路をホットランナー80とし、溶融樹脂射出部34をバルブゲート83とし、溶融樹脂射出部34を機械的に閉鎖する具体的な手段をシャットオフピン84とする。溶融樹脂流路(ホットランナー80)、バルブゲート83及びシャットオフピン84の模式図を図14に示す。尚、図14中、参照番号81はランナマニホールド、参照番号82は加熱ヒータ、参照番号85は油圧シリンダーである。油圧シリンダー85の動きによって、シャットオフピン84が溶融樹脂射出部34であるバルブゲート83を開閉する。この例にあっては、例えば、溶融熱可塑性樹脂のキャビティ35内への射出完了後であって射出開始から所定の時間が経過した後、シャットオフピン84を作動させることによって、溶融樹脂射出部34であるバルブゲート83を機械的に閉鎖する。
Claims (32)
- 熱可塑性樹脂を可塑化・溶融するための樹脂可塑化・溶融手段、並びに、金型組立体を備え、
金型組立体は、固定金型部、可動金型部、栓体、並びに、栓体を移動させるための栓体移動手段を備え、
金型組立体は、固定金型部と可動金型部とを型締めすることによって形成されるキャビティ、キャビティに開口した溶融樹脂射出部、並びに、溶融樹脂射出部と樹脂可塑化・溶融手段とを結ぶ溶融樹脂流路を有し、
栓体は、栓体移動手段の作動によって、溶融樹脂射出部から射出された溶融熱可塑性樹脂の流動軸線方向と略平行にキャビティ内を移動可能である射出成形装置を用いた射出発泡成形方法であって、
(A)溶融熱可塑性樹脂のキャビティ内への射出開始前、栓体移動手段によって栓体をキャビティ内の前進端に位置させておき、
(B)樹脂可塑化・溶融手段によって、熱可塑性樹脂を可塑化・溶融し、溶融熱可塑性樹脂にガスを溶解させ、且つ、溶融熱可塑性樹脂を計量した後、
(C)樹脂可塑化・溶融手段から、溶融樹脂流路及び溶融樹脂射出部を経由して、固定金型部と可動金型部とを型締めすることによって形成されたキャビティ内に、計量された溶融熱可塑性樹脂を射出し、
(D)キャビティ内への溶融熱可塑性樹脂の射出前に、若しくは、射出開始と同時に、若しくは、射出開始後、栓体移動手段及び/又はキャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂によって前進端から後進端に向けての栓体の移動を開始させ、
(E)溶融熱可塑性樹脂の射出中、栓体移動手段及び/又はキャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂によって栓体を後進端に向けて移動させ続け、
(F)溶融熱可塑性樹脂の射出を完了し、併せて、栓体移動手段及び/又はキャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂によって栓体を後進端に位置せしめ、次いで、
(G)キャビティ内の熱可塑性樹脂を冷却・固化させ、その後、
(H)固定金型部と可動金型部を型開きし、発泡成形品を取り出す、
各工程を具備し、
キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の圧力をPR、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂が発泡を開始する圧力をPEとしたとき、
前記工程(F)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させることを特徴とする射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制することを特徴とする請求項1に記載の射出発泡成形方法。
- 前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制することを特徴とする請求項1に記載の射出発泡成形方法。
- 前記工程(E)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とPR<PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得ることを特徴とする請求項1に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とPR<PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得ることを特徴とする請求項1に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させることを特徴とする請求項1に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させることを特徴とする請求項1に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得ることを特徴とする請求項1に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得ることを特徴とする請求項1に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)において、PR<PEの状態とし、
前記工程(F)において、PR>PEの状態とする代わりに、PR<PEの状態とし、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させることを特徴とする請求項1に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)において、PR<PEの状態とし、
前記工程(F)において、PR>PEの状態とする代わりに、PR<PEの状態とし、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得ることを特徴とする請求項1に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)において、PR>PEの状態とし、その後、前記工程(G)に亙り、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得ることを特徴とする請求項1に記載の射出発泡成形方法。
- 前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とした後、前記工程(G)に亙り、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得ることを特徴とする請求項1に記載の射出発泡成形方法。
- 熱可塑性樹脂を可塑化・溶融するための樹脂可塑化・溶融手段、並びに、金型組立体を備え、
金型組立体は、固定金型部、可動金型部、栓体、並びに、栓体を移動させるための栓体移動手段を備え、
金型組立体は、固定金型部と可動金型部とを型締めすることによって形成されるキャビティ、キャビティに開口した溶融樹脂射出部、並びに、溶融樹脂射出部と樹脂可塑化・溶融手段とを結ぶ溶融樹脂流路を有し、
栓体は、栓体移動手段の作動によって、溶融樹脂射出部から射出された溶融熱可塑性樹脂の流動軸線方向と略平行にキャビティ内を移動可能である射出成形装置を用いた射出発泡成形方法であって、
(A)溶融熱可塑性樹脂のキャビティ内への射出開始前、栓体移動手段によって栓体をキャビティ内の前進端に位置させておき、
(B)樹脂可塑化・溶融手段によって、熱可塑性樹脂を可塑化・溶融し、溶融熱可塑性樹脂にガスを溶解させ、且つ、溶融熱可塑性樹脂を計量した後、
(C)樹脂可塑化・溶融手段から、溶融樹脂流路及び溶融樹脂射出部を経由して、固定金型部と可動金型部とを型締めすることによって形成されたキャビティ内に、計量された溶融熱可塑性樹脂を射出し、
(D)キャビティ内への溶融熱可塑性樹脂の射出前に、若しくは、射出開始と同時に、若しくは、射出開始後、栓体移動手段及び/又はキャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂によって前進端から後進端に向けての栓体の移動を開始させ、
(E)溶融熱可塑性樹脂の射出中、栓体移動手段及び/又はキャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂によって栓体を後進端に向けて移動させ続け、
(F)溶融熱可塑性樹脂の射出を完了させ、
(G)その後、更に、栓体移動手段及び/又はキャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂によって栓体を後進端に向けて移動させ続け、
(H)栓体移動手段及び/又はキャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂によって栓体を後進端に位置せしめ、次いで、
(I)キャビティ内の熱可塑性樹脂を冷却・固化させ、その後、
(J)固定金型部と可動金型部を型開きし、発泡成形品を取り出す、
各工程を具備し、
キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の圧力をPR、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂が発泡を開始する圧力をPEとしたとき、
前記工程(H)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させることを特徴とする射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)、工程(F)及び工程(G)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制することを特徴とする請求項14に記載の射出発泡成形方法。
- 前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とし、前記工程(F)及び工程(G)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制することを特徴とする請求項14に記載の射出発泡成形方法。
- 前記工程(E)、工程(F)及び工程(G)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とPR<PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得ることを特徴とする請求項14に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とし、前記工程(F)及び工程(G)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とPR<PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得ることを特徴とする請求項14に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)、工程(F)及び工程(G)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させることを特徴とする請求項14に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とし、前記工程(F)及び工程(G)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させることを特徴とする請求項14に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)、工程(F)及び工程(G)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得ることを特徴とする請求項14に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とし、前記工程(F)及び工程(G)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得ることを特徴とする請求項14に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)及び工程(F)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させ、
前記工程(H)において、PR>PEの状態とする代わりに、PR<PEの状態とし、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させることを特徴とする請求項14に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とし、前記工程工程(F)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させ、
前記工程(H)において、PR>PEの状態とする代わりに、PR<PEの状態とし、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させることを特徴とする請求項14に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)及び工程(F)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させ、
前記工程(H)において、PR>PEの状態とする代わりに、PR<PEの状態とし、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得ることを特徴とする請求項14に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とし、前記工程工程(F)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR<PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させ、
前記工程(H)において、PR>PEの状態とする代わりに、PR<PEの状態とし、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得ることを特徴とする請求項14に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)、工程(F)及び工程(G)において、PR<PEの状態とし、
前記工程(H)において、PR>PEの状態とする代わりに、PR<PEの状態とし、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂を発泡させることを特徴とする請求項14に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)、工程(F)及び工程(G)において、PR<PEの状態とし、
前記工程(H)において、PR>PEの状態とする代わりに、PR<PEの状態とし、
前記工程(I)において、PR<PEの状態とする代わりに、PR>PEの状態とすることによってキャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、その後、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得ることを特徴とする請求項14に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
その後、前記工程(I)に亙り、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得ることを特徴とする請求項14に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
その後、前記工程(I)に亙り、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得ることを特徴とする請求項14に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)及び工程(F)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR>PEの状態から、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、
更には、前記工程(I)において、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得ることを特徴とする請求項14に記載の射出発泡成形方法。 - 前記工程(E)において、PR<PEの状態からPR>PEの状態とし、前記工程(F)において、PR>PEの状態とすることによって、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂の発泡を抑制し、
前記工程(G)において、PR>PEの状態から、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、
更には、前記工程(I)において、PR<PEの状態とPR>PEの状態とを繰り返し、発泡成形品の深さ方向に未発泡層と発泡層とが積層された構造を得ることを特徴とする請求項14に記載の射出発泡成形方法。
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