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JP4330838B2 - ストレージ共有計算機システム - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の計算機、および複数のストレージがあり、それぞれの計算機が広域網(WAN)、およびローカル網(LAN)に接続されているストレージ管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のネットワークサービスの普及に伴ない、管理すべきデータ量は増加している。また、各サービスの重要度が増し、各サービスの信頼性、可用性の向上が求められている。
それぞれの解決方法として、ストレージエリアネットワーク(SAN)を用いた、データを一元管理できる利点を持った共通ストレージ管理方式や、複数の計算機によるクラスタリングなどの技術が適用されている。
しかし、管理すべき共通ストレージや、サービス実行計算機の増加に伴ない、各サービス実行計算機間の構成情報の管理や各計算機における設定の増加による管理の複雑度が増しており、各サービス計算機間での定義の誤りによるトラブルの発生が問題となっている。特に、試験環境とサービス実行の運用環境での整合性を保つのは容易でなく、試験環境から運用環境への切り換えにおけるデータや定義等、環境の不整合で発生するトラブルや、試験からサービス実行への切り換え時におけるサービス停止や性能の低下などが問題となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、従来のシステムではオンラインでサービスを実行している計算機を止めてトラブル追求や、システムの試験を行うことはサービス低下となり、システム間の定義の追及等が困難であるという課題がある。
特に複数計算機間でストレージを共有している場合は、ストレージのデータ整合性を取ることが困難であるという課題がある。
【0004】
この発明は上記の課題を解決するためになされたもので、サービス低下を招くことなく、しかもシステムの試験、ストレージ・データの更新が容易なストレージ共有計算機システムを得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るストレージ共有計算機システムは、広域網に接続されるストレージを共有した複数計算機がそれぞれ各サービスを実行するシステムにおいて、
広域網とは異なるローカル網に接続された制御/試験計算機と、ストレージとサービスを実行している複数計算機間に制御/試験計算機で制御されるスイッチとを備えて、
制御/試験計算機は、特定ストレージの試験に際して、特定ストレージの内容を未使用のストレージにコピーして試験し、この試験が終わるとこのコピーしたストレージを広域網でサービスを実行している計算機の特定ストレージと切り換え制御し、
サービス実行計算機は、内部に使用ストレージの監視機構をキャッシュ機構内に設けて、この監視機構が使用している特定ストレージがコピー後のストレージに切換られたことを検出すると、キャッシュ機構を無効にするようにした。
【0006】
また更に、サービスを実行している計算機及び制御/試験計算機は、ストレージからオペレーティング・システム(OS)をインストールする起動ファームウェアを備えて、
上記起動用ファームウェアにより所定のメモリにインストールされたOSがストレージから固有データをコピーしてサービスを実行または試験を行うようにした。
【0007】
また更に、サービスを実行している計算機は、監視機構が使用しているストレージである特定ストレージがコピー後のストレージに切り換えられたことを検出すると、起動用ファームウェアを起動して該切り換え後のストレージから所例のメモリにOSを再インストールして、再起動するようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
サービス実行とは切り離してシステム試験を行って確認し、しかもその確認データに基づいて直ちにサービス実行を開始するストレージ共有システムを説明する。
図1は、本実施の形態におけるシステム構成を示す図である。
図1において、サービス実行計算機0101A〜0101Nは、広域通信網(WAN)0102に接続されており、WAN上でのサービスを提供する計算機である。制御/試験計算機0103A〜0103Nは、ローカル網(LAN)0104に接続されており、データのメンテナンスや試験などを実施する計算機である。ストレージ0105A〜0105Nは、データを格納するための記憶装置であり、計算機0101A〜0101NとWAN側スイッチ0106で接続され、ストレージエリアネットワーク(WAN側SAN)0108を形成し、制御/試験計算機0103A〜0103NとLAN側スイッチ0107で接続され、ストレージエリアネットワーク(LAN側SAN)0109を形成している。
各スイッチ0106,0107は、LAN0104と接続され、制御/試験計算機0103A〜0103Nでの制御が可能となっている。
【0009】
各サービス実行計算機0101A〜0101N上のファイルシステム0201の動作を図2を用いて説明する。
図2において、サービス実行計算機0101A〜0101N、LAN0104、ストレージ0105A〜0105N、WAN側スイッチ0106は、図1と同様の構成である。ファイルシステム0201は、各計算機上で各サービスが参照するデータを管理するものである。ファイルシステム内のディスク・キャッシュ機構0202は、データのアクセスを高速化するためのものであり、ストレージ上のデータを一時的に保管する。ファイルシステム内のディスク監視機構0203は、SAN上のディスクの切り換えを監視するためのものであり、SAN上のディスクの切り換えを検知すると、ディスクキャッシュ機構0202にキャッシュ上のデータが無効であることを通知する。
【0010】
本実施の形態における運用例を、図3を用いて説明する。
図3において、サービス実行計算機0101A〜0101Nは、図1と同様のものである。計算機0103Mは、制御/試験計算機0103A〜0103Nのうちいずれかの一台であり、情報のコピー、更新、試験を実施するものである。ストレージ0105Kは、現在のサービスで参照しているものであり、ストレージ0105Lは、更新したデータを保存するためのものであり、現在未使用のディスクである。
図3(a)において、サービス実行計算機0101A〜0101Nは、ストレージ0105Kを参照してサービスの提供を行っている。あるシステムの試験を行う際には、まず、図3(b)に示すように、制御/試験計算機0103Mは、ストレージ0105Kのデータを現在未使用のストレージ0105Lにコピーする。こうして、図3(c)において、制御/試験計算機0103Mは、LAN側スイッチ0107を制御し、ストレージ0105Kとストレージ0105Lのポートを切り換え、データの更新、試験を実施する。
この試験が終わると、図3(d)において、試験計算機0103Mは、WAN側スイッチ0106を制御し、ストレージ0105Kとストレージ0105Lのポートを切り換える。WAN側の各サービス実行計算機0101A〜0101Nは、ディスク監視機構0203により、ストレージが切り換わったことを検知し、ディスク・キャッシュ機構0202を無効とする。即ち、以降は、切り換えられたストレージ0105Lからデータを読み込み、これを基に、各計算機0101A〜0101N上のサービスは、ファイルシステム0201によりデータを参照して、サービスを継続して提供することが可能である。
【0011】
上記のような構成により、サービスを継続して提供が可能となり、また、運用環境と試験環境の切り換えがスイッチの切り換えのみであるため、環境の不整合で発生するトラブルや、運用環境でのサービス停止や性能の低下などを抑えることが可能となる。
また、ここでは、WAN側スイッチ0106、LAN側スイッチ0107を1つづつの構成としているが、より可用性を高めるためにこれらを冗長化する構成としてもよい。
【0012】
実施の形態2.
サービスを実行する計算機がOSも含めてストレージからインストールされる構成を説明する。
この場合、試験計算機も同様の構成としてサービス実行と同じ環境で各種の評価や確認を行う。
図4は、本実施の形態におけるシステム構成を示す図である。
図4において、サービス実行計算機0101A〜0101N、WAN0102、ストレージ0105A〜0105N、WAN側スイッチ0106は、図1と同様な構成と機能を持っている。
起動用ファームウェア0401は、計算機の起動時に最初に実行されるものであり、ブートデバイスポート番号0402、固有データポート番号0403、オペレーティングシステムローダー(OSローダー)0404を有する。計算機の起動時にOSローダー0404は、ブートデバイスポート番号0402を参照し、SAN上のストレージからメモリ0405にOS0406をロードし、OSに実行を移す。OS0406は、固有データポート番号0403を参照し、SAN上のストレージからローカルストレージ0407に固有データをコピーし、通常の起動処理を行う。
【0013】
本実施の形態における運用例を、図5を用いて説明する。
図5において、サービス実行計算機0101A〜0101N、制御/試験計算機0103A〜0103N、ストレージ0105A〜0105Nは、図1と同様の構成と機能を持つ。
図5(a)において、WAN側の各サービス実行計算機0101A〜0101Nは、SAN上のストレージ0105A上のOSを用い、それぞれの固有データは、SAN上のストレージ0105B〜0105Nを用いて動作している。
あるシステムの試験を行うために、図5(b)において、LAN側のスイッチ0107を切り換え、制御/試験計算機0103Aは、ストレージ0105A’のOSを参照し、ストレージ0105B’の固有データを参照するようにし、OSのインストール等を実施し、計算機固有のデータを設定する。
図5(c)に示すように、LAN側スイッチ0107を切り換え、制御/試験計算機0103Bは、ストレージ0105A’のOSを参照し、ストレージ0105C’の固有データを参照するようにし、計算機固有のデータを設定する。必要台数分の設定が終了した後、LAN側で動作試験を行う。
試験が終わると、図5(d)において、WAN側スイッチ0106を切り換える。サービス実行計算機0101Aが電源を投入したときは、切り換えられたストレージ0105A’のOSを参照し、ストレージ0105B’の固有データを参照する。
同様に、サービス実行計算機0101Bは、ストレージ0105A’のOSを参照し、ストレージ0105C’の固有データを参照する。このようにして、WAN側のサービス実行計算機0101A〜0101Nは、電源投入時に、順次再起動される。
【0014】
上記のような構成により、OSのインストールやパッチの適用、固有データの修正を行う場合においても、運用環境と試験環境の切り換えがスイッチの切り換えのみであるため、環境の不整合で発生するトラブルや、運用環境でのサービス低下や、性能の低下などを抑えることができる。
【0015】
【発明の効果】
以上のようにこの発明では、サービスを実行する計算機とストレージ間に制御/試験計算機で制御されるスイッチとを備え、サービス実行計算機は監視機構が使用している特定ストレージがコピー後のストレージに切換られたことを検出するとキャッシュ機構を無効にするようにしたので、サービスの停止が防げて、かつデータの整合性がとれるストレージ共有システムが得られる効果がある。
【0016】
また更に、起動用ファームウェアを備えてOSとそのOSによる固有データをストレージからインストールするようにしたので、OSを含むサービス・アプリケーションに対してもサービスの低下が防げて、かつデータの整合性がとれるストレージ共有システムが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるストレージ共有計算機システムの構成を示す図である。
【図2】 実施の形態1における計算機の内部構成とストレージアクセスの関係を示す図である。
【図3】 実施の形態1におけるシステムの動作を説明するための図である。
【図4】 この発明の実施の形態2における計算機の内部構成とストレージアクセスの関係を示す図である。
【図5】 実施の形態2におけるシステムの動作を説明するための図である。
【符号の説明】
0101A,0101B,0101N サービス実行計算機、0102 WAN、0103A,0103B,0103N 制御/試験計算機、0104 LAN、0105A,0105B,0105C,0105C’,0105K,0105L,0105N ストレージ、0106 WAN側スイッチ、0107 LAN側スイッチ、0201 ファイルシステム、0202 ディスク・キャッシュ機構、0203 ディスク監視機構、0401 起動用ファームウェア、0405 メモリ、0404 OSローダ、0406 オペレーティング・システム(OS)。

Claims (3)

  1. 複数のサービス実行計算機を備え、各サービス実行計算機が各サービスを実行するストレージ共有計算機システムにおいて、
    上記サービスに用いるデータを更新する制御/試験計算機と、
    上記複数のサービス実行計算機が参照使用する上記サービスに用いるデータを格納し、上記制御/試験計算機と共有されるストレージと、
    上記複数のサービス実行計算機と上記ストレージとの間に設けられた第1のスイッチと、
    上記制御/試験計算機と上記ストレージとの間に設けられた第2のスイッチと、を備え、
    上記制御/試験計算機は、特定のストレージの上記サービスに用いるデータの試験に際して、上記特定のストレージの上記サービスに用いるデータを未使用のストレージにコピーし、上記第2のスイッチを経由して上記コピー後のストレージのサービスに用いるデータを更新して試験し、該試験が終ると上記第1のスイッチを制御して上記サービス実行計算機を該コピー後のストレージに接続することを特徴とするストレージ共有計算機システム。
  2. 上記サービス実行計算機は、上記第1のスイッチによるストレージの切換を監視するディスク監視機構と、ストレージにある上記サービスに用いるデータを一時的に記憶するキャッシュ機構とを備え、
    上記特定のストレージが上記コピー後のストレージに切換えられたことを上記ディスク監視機構により検出すると、上記キャッシュ機構は、一時的に記憶した上記サービスに用いるデータを無効にすることを特徴とする請求項1記載のストレージ共有計算機システム。
  3. 上記サービス実行計算機は、電源投入時にストレージからデータとしてのオペレーティング・システム(OS)をインストールする起動ファームウェアを記憶し、
    ストレージはOSを記憶し、制御/試験計算機は、コピー後の特定ストレージにあるOSを更新して試験し、サービス実行計算機は、上記起動ファームウェアにより該制御/試験計算機による試験が終了した該コピー後の特定ストレージに記憶されたOSをインストールすることを特徴とする請求項1記載のストレージ共有計算機システム。
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