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JP4339751B2 - 仮設トイレの給水ポンプのポンプ補助装置 - Google Patents
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本発明は、足踏式等の仮設トイレの給水ポンプのポンプ補助装置に関する。
従来より、建築物の新築現場や改築現場、イベント会場等に設けられる仮設トイレでは、便器を洗浄するための給水ポンプとして足踏式の給水ポンプが用いられてきた。この仮設トイレの給水ポンプは、仮設トイレの床面に設けられ、ペタルを強く踏み込むことによりタンクに貯めてある水を便器に送るものである。
具体的には、ポンプケース内に、上部開口から内底に届くゴム製の蛇腹と、蛇腹の内側に上部開口から内底に届くスプリングとを備え、蛇腹の上部開口を封止するペタルが、スプリングによって上方向に付勢されている。また、蛇腹下部には、蛇腹内部と便器及び水のタンクとを連通させる弁ケースが設けられている。弁ケースには、蛇腹内に水が入るときだけ開く給水弁を備えた給水口が設けられ、給水口はホースで水のタンクに接続されている。また、弁ケースには、蛇腹内の水を吐き出すときだけ開く吐出弁を備えた吐出口も設けられており、吐出口はホースで便器に接続されている。
そして、ペタルを踏み込むことにより、蛇腹内に蓄えられた水が吐出弁を介して便器方向に押し出される。また、ペタルから足を離すとスプリングによりペタルが上昇すると共に、蛇腹が伸長して蛇腹内の圧力が下がり蛇腹内に水が入って蓄えられる。
尚、この先行技術は、文献公知に係るものでないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
しかしながら、従来の足踏式の仮設トイレの給水ポンプでは、ペタルがスプリングにより付勢されていることに加え、送水時にペタルで蛇腹内の水を押し出す必要があることから、強い力でペタルを踏み込まないと送水されない。このため、便器に腰を下ろした状態や、体重の軽い子供や強く踏み込むことが出来ない老人では十分に送水できず、汚物が便器内に残ってしまい便器の衛生状態を確保することが困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、軽い力でペタルを押し込むことができ、便器に十分な水を送水することが可能で、また便器に腰を下ろした状態で便器への送水ができたり、足の力をより多くリンク部材に伝え確実に送水を行うことができる仮設トイレの給水ポンプのポンプ補助装置を提供することにある。
請求項1記載の仮設トイレの給水ポンプのポンプ補助装置は、ポンプ本体の外部上方向に付勢された円柱状のペタルを備え、該ペタルを前記ポンプ本体の内部方向に踏み込むことにより、該ポンプ本体内部に蓄えられた水を便器に送水する仮設トイレの給水ポンプのポンプ補助装置において、前記ポンプ本体が、ポンプケースの底面に下向きに突出状態で設けられた弁ケースと、該弁ケースに水平に突出して設けられポンプケース内の蛇腹に連通する給水口及び吐出口とを備え、前記ペタルが、前記蛇腹の上部開口を密封すると共に蛇腹内のスプリングの上端が密接する下向きの椀状の係止部を下部に備え、かつ前記ペタルの側方に起立する支柱に一端が揺動自在に横設されたリンク部材と、該リンク部材に釣支されると共に底面を該ペタルの上面と当接可能に設けられた押さえ部材とを備え、前記リンク部材の他端を下方向に揺動させることにより、前記押さえ部材が前記ペタルの上面に当接して該ペタルを押し下げ、該ペタルの前記係止部により蛇腹を圧縮して該蛇腹内部に蓄えられた水を便器に送水することを特徴とする。
請求項2記載の仮設トイレの給水ポンプのポンプ補助装置は、リンク部材の他端に操作レバーを備え、該操作レバーが用便状態で操作可能な高さに伸びることを特徴とする。
請求項3記載の仮設トイレの給水ポンプのポンプ補助装置は、リンク部材の他端に、足裏を載置可能な足踏部を備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、リンク部材が、揺動自在に横設されると共にリンク部材に釣支された押さえ部材がペタルの上面に当接することによりテコになっていることから、軽い力でペタルを押し込むことができ、便器に十分な水を送水することが可能である。
請求項2の発明によれば、操作レバーが用便状態で操作可能な高さに伸びることから、便器に腰を下ろした状態で便器への送水が可能である。
請求項3の発明によれば、リンク部材の他端に、足裏を載置可能な足踏部を備えることから、足の力をより多くリンク部材に伝え確実に送水を行うことができる。
以下、本発明の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。本発明の形態における仮設トイレの給水ポンプのポンプ補助装置は、足踏式の仮設トイレの給水ポンプの操作を補助するための装置である。具体的には、従来、給水ポンプのペタルを操作者が直接踏み込むことにより便器への送水を行っていたところを、ポンプ補助装置を介してペタルを操作することになる。
図1は、本発明の第1の実施例のポンプ補助装置の使用例を示す説明図である。図2は同ポンプ補助装置を示す右側面図、図3は同ポンプ補助装置を示す平面図、図4は同ポンプ補助装置を示す正面である。図5及び図6は、同ポンプ補助装置の動作を示す説明図である。
図において、仮設トイレ1は、建築物の新築現場や改築現場、イベント会場等に設けられる移設可能なトイレで、便器2を洗浄するための給水ポンプとして足踏式の給水ポンプ3が用いられている。給水ポンプ3は、床面4からポンプ本体30が突出するように設けられ、ポンプ本体30がポンプケース7で覆われている。ポンプ補助装置5は、ポンプ本体30の上に置かれ、ポンプ本体30にねじ止めされている。
給水ポンプ3は、コップ形状のポンプケース7内に、上部開口から内底に届くゴム製の蛇腹35と、蛇腹35の内側に上部開口から内底に届くスプリング36とを備えている。ポンプケース7の底面には、円筒状の弁ケース37が下向きに突出しており、蛇腹35の内部と連通する給水口33と吐出口34とが水平に突出して設けられている。給水口33の内側には、弁ケース37を介して蛇腹35内に水が入る場合に開放され、蛇腹35内から水が出る場合には閉鎖される給水弁38が設けられている。また、吐出口34の内側には、弁ケース37を介して蛇腹35内に水が入る場合に閉鎖され、蛇腹35内から水が出る場合には開放される吐出弁39が設けられている。
ポンプケース7の上部開口は、中央に円形の穴31aが穿設されたカバー31で塞がれている。カバー31の穴31aには、円柱状で上下に係止部32a,32bを備えるペタル32が、上下動自在に遊嵌して設けられている。ペタル32の下方の係止部32bは、下向きの椀状になっており、蛇腹35の上部開口を密封すると共に、蛇腹35内のスプリング36が密接している。スプリング36が係止部32bを押し上げることで、ペタル32が、ポンプ本体30の外部上方向に付勢された状態になっている。尚、ペタル32は、上下動に際し、係止部32a,32bがカバー31の上面又は下面に当接することにより、カバー31から脱離しない。
次に、ポンプ補助装置5の構造を説明する。まず、ポンプ補助装置5は、略正方形で中央に穴11bが穿設された基台11を有している。基台11の穴11bは、給水ポンプ3のペタル32が接することなく貫通できる径である。また、基台11の四隅にはねじ穴11aが穿設されている。さらに、基台11の正面視奥側には、門状の支柱12が設けられている。支柱12には、左右に貫通する回転軸16が設けられ、丸棒15aからなるリンク部材15が、この回転軸16によって揺動自在に支柱12に支持された状態で横設されている。具体的には、丸棒15aの一端にコ字状で支柱12よりも幅狭の支持部15bが設けられ、支柱12の側板12aと支持部15bの側板15baとが接した状態で、その接した部分に回転軸16が貫通している。尚、回転軸16の高さは、給水ポンプ3のペタル32がカバー31よりも上方に突出する高さよりも高く定めている。
リンク部材15の丸棒15aの略中央部で、基台11の穴11bの中心の略上方には、U字状の押さえ部材17が、支持軸18により揺動自在に釣支されている。押さえ部材17の底面17aは、平らで給水ポンプ3のペタル32の上面32cに当接可能な形状である。また、丸棒15aの他端の端面から正面視右方向に水平に伸びる角筒状の連結部15cが設けられている。また、連結部15cの右端の上向きの面からは、丸棒状の操作レバー10が上方に伸びている。操作レバー10の上端は、正面視手前方向に湾曲し、先端には樹脂製のグリップ10aが被嵌されている。また、支柱12の上面から基台11の正面視手前までの部分は、板状のカバー13で覆われている。尚、ポンプ補助装置3の各部は、特に指定しない限りステンレス等の金属製であるが、強度が確保されるのであれば樹脂であってもかまわない。
次に、ポンプ補助装置5を給水ポンプ3に設置する方法を説明する。まず、ポンプ補助装置5の基台11の穴11bに給水ポンプ3のペタル32が収まるように、ポンプ補助装置5を給水ポンプ3のカバー31に載置する。このとき、ポンプ補助装置5の押さえ部材17の底面17aと、ペタル31の上面32cとが面するようになる。次に、ポンプ補助装置5のリンク部材15の丸棒15aと便器2とが平行で、操作レバー10の上端が仮設トイレ1の正面視手前側に向くように、ポンプ補助装置5自体を、給水ポンプ3のカバー31上で回転させる。この位置で、給水ポンプ3のカバー31を止めるねじの位置と、基台11のねじ穴11aの位置とが一致するため、基台11の上からカバー31に向けてねじを螺合し、ポンプ補助装置5を給水ポンプ3に固定する。
次に、ポンプ補助装置5の使用方法及び動作を説明する。まず、操作者が便器2に腰を下ろして用便をする。このとき、便は、便器2の内底に設けられたフラッパー2aに乗ると同時に便の自重でフラッパー2aが下方向に押し下げられて、便器2の下方に設けられた便漕に落下する。操作者は、用便が済んだ後、便器2に腰を下ろした状態のまま、ポンプ補助装置5の操作レバー10を、操作者からみて前方に押し倒す。
操作者が操作レバー10を揺動させる前は、図5に示す状態で、給水ポンプ3のペタル32の付勢力でポンプ補助装置5の押さえ部材17を介して操作レバー10が押し上げられた状態になっている。このとき、給水ポンプ3では、蛇腹35内に水が蓄えられた状態になっている。
操作者が操作レバー10を押し倒すと、図6に示すように、連結部15cを介してリンク部材15が、回転軸16を支点に下方向に揺動する。リンク部材15が下方向に揺動すると、リンク部材15に釣止された押さえ部材17が押し下げられる。押さえ部材17の底面17aには給水ポンプ3のペタル32の上面32cが当接し、ペタル32もポンプケース7の中に押し込まれる。押し込まれたペタル32の係止部32bが、スプリング36の付勢力に抗して蛇腹35を圧縮していく。蛇腹35が縮むことで蛇腹35内の水が、吐出弁39を押し開けて、吐出口34から吐き出される。吐き出された水は、図示しないホースを通って便器2に送られ、便器2内の洗浄を行う。
次に、操作者が操作レバー10から手を離したり手の力を抜くと、押さえ部材17を押し下げる力よりペタル32の付勢力が勝り、図5に示すように、スプリング36が伸長してペタル32を押し上げていく。これと同時に蛇腹35が伸ばされて蛇腹35内の圧力が下がり、給水弁33が開いて蛇腹35内に給水される。給水口33は、図示しないホースで水が蓄えられたタンクに接続されている。
以上のように、ポンプ補助装置5のリンク部材15は、揺動自在に横設されると共に丸棒15aに釣支された押さえ部材17がペタル32の上面に当接する構造となっており、回転軸16が支点、押さえ部材17が作用点、操作レバー10が力点となるテコを構成している。このため、操作者が便器2に腰を下ろしているか否かにかかわらず、テコの原理で操作レバー10を軽い力で操作しただけでもペタル32を押し込むことができ、便器2に十分な水を送水することが可能である。
また、操作レバー10が用便状態で操作可能な高さに伸びることから、便器2に腰を下ろした状態で便器2への送水が可能である。このため、便器2の洗浄中も腰を掛けた状態で居られることから、お年寄りや体の不自由な人の体への負担を軽減することができる。
さらに、押し下げられたペタル32の付勢力で押さえ部材17を押し上げると共に、押さえ部材17を介してリンク部材15を上方向に揺動させることから、送水後にポンプ補助装置5を操作することなく送水可能な状態になり、取り扱いが容易である。
さらに、ポンプ補助装置5を給水ポンプ3のカバー31に載置した後、基台11のねじ穴11aを介してねじ止めするのみで使用可能な状態となることから、取り付けが容易であると共に、既存の仮設トイレに後付け可能である。
図7は、本発明の第2の実施例のポンプ補助装置を示す右側面図である。図8は、同ポンプ補助装置を示す平面図である。
本実施例のポンプ補助装置6は、支柱22を備える基台21、丸棒25aを横設して支持部25bを介して揺動自在に支柱22に支持された丸棒25aからなるリンク部材25とを備えている点で実施例1のポンプ補助装置5と同様である。構造上異なる点のみ説明すると、ポンプ補助装置5ではリンク部材15の連結部15cに操作レバー10が設けられているが、ポンプ補助装置6では操作レバー10は設けられていない。そして、連結部15の形状は同じであるが、ポンプ補助装置6では、足裏を載置可能な足踏部25cとなっている。
次に、ポンプ補助装置6を給水ポンプ3に設置する方法を説明する。まず、ポンプ補助装置6の基台21の穴21bに給水ポンプ3のペタル32が収まるように、ポンプ補助装置6を給水ポンプ3のカバー31に載置する。このとき、ポンプ補助装置6の押さえ部材27の底面27aと、ペタル31の上面32cとが面するようにする。この状態で、給水ポンプ3のカバー31を止めるねじの位置と、基台21のねじ穴21aの位置とをあわせて、基台21の上からカバー31に向けてねじを螺合し、ポンプ補助装置6を給水ポンプ3に固定する。
次に、ポンプ補助装置6の使用方法及び動作を説明する。まず、操作者が便器2に腰を下ろして用便をする。このとき、便は、便器2の内底に設けられたフラッパー2aに乗ると同時に便の自重でフラッパー2aが下方向に押し下げられて、便器2の下方に設けられた便漕に落下する。操作者は、用便が済んだ後、立ち上がってポンプ補助装置6の足踏部25cを足で踏み込む。操作者が足踏部25cを踏み込むことにより、実施例1のポンプ補助装置5と同様に押さえ部材27がペタル32を押し下げて便器2に送水される。
次に、操作者が足踏部25cから足を離したり足の力を抜くと、押さえ部材27を押し下げる力よりペタル32の付勢力が勝り、スプリング36が伸長してペタル32を押し上げていく。これと同時に蛇腹35が伸ばされて蛇腹35内の圧力が下がり、給水弁33が開いて蛇腹35内に給水される。
以上のように、ポンプ補助装置6は、ポンプ補助装置5と同様に、リンク部材25がテコを構成しているため、テコの原理で、足踏部25cを軽い力で踏み込んだだけでもペタル32を押し込むことができ、便器2に十分な水を送水することが可能である。
また、リンク部材25の他端に、足裏を載置可能な足踏部25cを備えることから、足の力をより多くリンク部材に伝え確実に送水を行うことができる。尚、足踏部25cは板状で足裏を確実に載置できる形状であってもよいが、本実施例のように角柱とすることで、足裏を確実に載置可能でありながら簡易な構造であることから、ポンプ補助装置6のコストを抑えることが可能である。また、角柱であることから、足が滑りにくいという利点もある。
本発明は、軽い力で仮設トイレの給水ポンプのペタルを押し込むことができ、便器に十分な水を送水することが可能で、給水ポンプの操作を補助する装置として有効である。
本発明の第1の実施例のポンプ補助装置の使用例を示す説明図である。 同ポンプ補助装置を示す右側面図である。 同ポンプ補助装置を示す平面図である。 同ポンプ補助装置を示す正面である。 同ポンプ補助装置の動作を示す説明図である。 同ポンプ補助装置の動作を示す説明図である。 本発明の第2の実施例のポンプ補助装置を示す右側面図である。 同ポンプ補助装置を示す平面図である。
符号の説明
1・・・・・・・仮設トイレ
2・・・・・・・便器
3・・・・・・・給水ポンプ
5,6・・・・・ポンプ補助装置
10・・・・・・操作レバー
11,21・・・基台
12,22・・・支柱
15,25・・・リンク部材
17,27・・・押さえ部材
30・・・・・・ポンプ本体
32・・・・・・ペタル
35・・・・・・蛇腹
36・・・・・・スプリング

Claims (3)

  1. ポンプ本体の外部上方向に付勢された円柱状のペタルを備え、該ペタルを前記ポンプ本体の内部方向に踏み込むことにより、該ポンプ本体内部に蓄えられた水を便器に送水する仮設トイレの給水ポンプのポンプ補助装置において、
    前記ポンプ本体が、ポンプケースの底面に下向きに突出状態で設けられた弁ケースと、該弁ケースに水平に突出して設けられポンプケース内の蛇腹に連通する給水口及び吐出口とを備え、前記ペタルが、前記蛇腹の上部開口を密封すると共に蛇腹内のスプリングの上端が密接する下向きの椀状の係止部を下部に備え、かつ前記ペタルの側方に起立する支柱に一端が揺動自在に横設されたリンク部材と、
    該リンク部材に釣支されると共に底面を該ペタルの上面と当接可能に設けられた押さえ部材とを備え、
    前記リンク部材の他端を下方向に揺動させることにより、前記押さえ部材が前記ペタルの上面に当接して該ペタルを押し下げ、該ペタルの前記係止部により蛇腹を圧縮して該蛇腹内部に蓄えられた水を便器に送水することを特徴とする仮設トイレの給水ポンプのポンプ補助装置。
  2. 前記リンク部材の他端に操作レバーを備え、該操作レバーが用便状態で操作可能な高さに伸びることを特徴とする請求項1記載の仮設トイレの給水ポンプのポンプ補助装置。
  3. 前記リンク部材の他端に、足裏を載置可能な足踏部を備えることを特徴とする請求項1記載の仮設トイレの給水ポンプのポンプ補助装置。
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